JPH0615329B2 - 列車群制御方式 - Google Patents

列車群制御方式

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JPH0615329B2
JPH0615329B2 JP57056608A JP5660882A JPH0615329B2 JP H0615329 B2 JPH0615329 B2 JP H0615329B2 JP 57056608 A JP57056608 A JP 57056608A JP 5660882 A JP5660882 A JP 5660882A JP H0615329 B2 JPH0615329 B2 JP H0615329B2
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欣司 森
捷二 宮本
広一 井原
宏 松丸
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ダイヤに基づいて運行される軌道輸送システ
ムにおいて、ダイヤの乱れ時、ダイヤ運行にもどす列車
群の制御を行なう列車群制御方式に関するものである。
従来の列車群制御方式としては、ダイヤ乱れ時に、列車
間時隔を調整する方式があつた。しかし、この方式は、
運行をダイヤへもどさなかつたり、また、列車群の動き
をその都度予測するシミユレーシヨンを行うため列車群
制御法の決定にぼう大な時間がかかつてしまつていた。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解決する
ため、前もつて、オフラインで各駅に停車時間の余裕を
最適に配分しておき、この余裕度合と制御パラメータの
みをもとに、オンラインで、遅延発生時に、容易に列車
群制御法が決定でき、かつ、ダイヤへの早期回復を達成
できる列車群制御方式を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、各駅の乗
降客数の予測値に基づいて、乗降時間の余裕を考えた計
画停車時間を設定しておき、この余裕時間と走行パター
ンごとに異なる調整時間のみをもとに、遅延発生に対
し、各走行パターンを取るべき列車と、走行パターンを
維持する駅数を決定することに特徴がある。
以下、本発明を実施例を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の方式を実現するシステム全体の構成の
一例を示す。列車100〜400は、軌道500,60
0上を走行し、駅1〜4で乗客を乗降させる。駅1〜4
での停車時間を調整し、列車へ走行パターンを指令する
のが駅装置10〜40で、これら駅装置10〜40から
の列車の遅延時間を収集し、これをもとに、停車時間と
走行パターンを計算するのが、中央装置5である。各駅
装置10〜40と中央装置5は、伝送路15〜45で接
続されている。
第2図は、駅装置10の構成の一例を示す。駅装置10
は、中央装置5と、伝送路15およびインターフエイス
102を介して、情報を交換する。駅装置10は軌道回
路108により、列車の駅到着および出発を検知でき
る。この軌道回路108の情報は、インターフエイス1
07を介して、処理装置101に取込まれ、送出タイミ
ング時に、処理装置101よりインターフエイス102
を経て中央装置5へ送られる。中央装置5では、この軌
道回路情報をもとに遅延を計算し、各列車の走行パター
ンと駅での停車時間を導出し、その結果を各駅装置へ伝
送する。駅装置10では、中央装置5より送られてきた
ベル鳴動、停止指令に基づきベル104を鳴動、停止さ
せる。列車は、ベル停止とともにドアを閉め、列車を出
発させる。なお、ベル指令信号は、処理装置101よ
り、インターフエイス103を経てベル104へ伝えら
れる。一方、列車の走行パターンは、処理装置101より
インターフエイス105を経て対列車通信装置106へ
送られた後、列車へ伝えられる。列車は、この走行パタ
ーンに従つて駅間の走行法を決定する。
なお、この走行パターンには、計画通り走行停車時間を
守るノーマル(Normal )走行(以下、N走行とい
う。)、計画より時間を縮め走行、停車するフアースト
(Fast)走行(以下、F走行という。)、計画より時間
を延長させて走行、停車するスロー(Slow)走行(以
下、S走行という。)がある。各列車は、指令されたこ
の走行パターンに従つて運転される。指令パターンを受
けなかつた時は、N走行する。
これらの走行パターンの選択と停車時間の調整により遅
延をなくし、計画ダイヤに全列車の運行をもどす事が、
列車群制御の目的である。遅延発生により、その遅延が
増大し、他列車の運行もダイヤから乱れる現象は、次の
理由による。
今、列車100に遅延が発生すると、前方列車との間隔
が開く。その結果、駅で待つ乗客数が増大し、乗降時間
が計画の停車時間では不足し、さらに遅延が増大する。
さらに、この列車が、次駅につく度に、遅延は増大す
る。また、後方列車も、遅延発生列車100に走行がは
ばまれ、遅延する。また遅延発生列車100の前方列車
は、端末駅1,4からの出線時、遅延発生列車の端末駅
への入線と競合し遅延を生ずることもある。このように
して、遅延が波及する。
この遅延波及を阻止するために、本発明では、前方列車
をS走行させ故意に遅らせ、かつ遅延発生列車をF走行
させ、遅延発生列車への乗客集中を防ぎ、遅延を減少さ
せる。これにより遅延波及の恐れがなくなつた後、遅延
を持つ列車をF走行させ、計画ダイヤへ運行をもどす。
ここで一番問題なのが、どの列車にいかなる走行パター
ンを指示し、その走行パターンをどこまで続けるかであ
る。この決め方を以下で示す。
なお、第3図は、遅延が列車100に発生した時、前方
列車700,800をS走行させ、自らはF走行させる
例を示したものである。この走行パターンの経過を表わ
したのが、第4図である。
すなわち、ステップ1では、列車100にF走行を指令
し、前方列車700、800にS走行を指令する。これ
により列車100は遅延を徐々に回復し、一方、列車7
00、800は遅延していく。列車800の列車900
に対する相対遅延が増大し、列車800自身が遅延波及
を生ずる原因となる直前に、列車800のS走行をN走
行に変え、相対遅延がそれ以上増大するのを防ぐ(ステ
ップ2)。以後、ステップ2の状態では、列車700の
列車800に対する相対遅延が増大していく。そこで、
列車700が遅延波及を生じる直前にS走行をN走行に
変える。また、ステップ2の状態で遅延発生列車100
と前方列車700との相対遅延が減少し、遅延波及の恐
れがなくなれば、この遅延発生列車100のF走行をN
走行に変える。このようにして全ての列車がN走行にな
った後、計画ダイヤへ運行を戻すために遅延している列
車(列車99、100、700、800)にF走行を指
令する(ステップ3)。このステツプ3を経て、計画ダ
イヤへもどつた列車から順次F走行をN走行に切換える
(ステツプ4)。なお、ステツプ1,2は、遅延波及の
可能性をなくすための制御で、遅延波及阻止走行と呼ば
れる。ステツプ3は遅延波及の可能性がなくなつた後、
ダイヤへもどす制御で、遅延回復走行と呼ばれる。
ここで、どの列車をS走行させ、どの駅間S走行を続行
させるか、また、S走行時、延長させる時間幅をどれほ
どにするかは、中央装置5において、次のように求ま
る。
計画ダイヤ運行時、各駅iでの乗降時間Twiは乗降客
数Pによつて求まる。そこで、この乗降客数Pに応
じて、各駅の停車時間余裕ΔTswi を与えておき、計画
停車時間Tswi を、 Tswi =Twi+ΔTswi …(1) と決める。この時、ΔTswi は、 と決め、各駅での余裕率Tdmax/Tを一定とする。な
お、Tは計画列車間隔である。これより、いかなる駅
でも、相対遅延Δtが Δt<Tdmax …(3) の時、乗降時間が計画停車時間Tswi より増大する事は
ない。そこで、このTdmaxを許容最大遅延時間と呼ぶ。
つまり、相対遅延Δtが ΔtTdmax …(4) なら遅延波及は生ぜず、 Δt>Tdmax …(5) なら遅延は波及する。そこで、(5)式の遅延が生じた
時、その列車をF走行させる。また、前方列車をS走行
させる。S走行させる列車は、高々Tdmax以内しか故意
に遅延させられない。そこで、1駅の停車時間の増大分
と、1駅間の走行時間の増大分を加えた時間を、N−S
時間差ΔTNSと呼ぶ。この時、S走行を続けられる駅
数mは、 となる。S走行により、列車は前方列車との相対遅延を
高々Tdmaxにできる。そこで遅延発生列車の遅延Δtに
対し、S走行指示をすべき列車数nは、 となる。
なお、許容最大遅延時間Tdmaxと計画停車時間Tswi
は、中央装置5において、オフラインにより求めておく
ことができ、そのフローは、第5図に示す通りである。
また、遅延発生時の、各列車への走行パターンの指令
は、中央装置5においてオンラインにより求められ、そ
のフローは第6図に示す通りである。
第5図に示すオフライン処理では、乗降特性、ダイヤ
(ブロツク110)に基づいて、許容最大遅延時間T
dmaxを求める。(ブロツク111) また、第6図に示すオンライン処理では、列車の遅延時
間を計算し(ブロツク120)、もし、遅延がなければ
(ブロツク121)、該当列車にN走行指令を出す(ブ
ロツク130)。もし、遅延があれば、前方列車との相
対遅延時間Δtを求め(ブロツク122)、その遅延時
間Δtと予め求めた許容最大遅延時間Tdaax とを比較
し(ブロツク123)、もし、(5)式を満足し、該当列
車が走行中でなければ(ブロツク140)、S走行必要
列車数nを遅延時間Δt,Tdmaxより求め(ブロツク1
41)、S走行すべき列車にS走行指令を発する(ブロ
ツク142)とともに、遅延発生列車にF走行指令を出
す(ブロツク143)。
また、ΔtとTdmaxを比較した結果、(4)式を満たした
時、現在の走行パターンを調べ(ブロツク124)、F
走行ならN走行指令を発し(ブロツク150)、S走行
なら、S走行続行可能かどうかを調べ(ブロツク12
5)、もし可能でないと判断できれば、N走行指令を発
する(ブロツク126)。
全列車がN走行に戻れば(ブロツク127)、F走行指
令を発する(ブロツク128)。
なお、ブロツク125に示す、S走行続行可能かどうか
を調べる場合は、例えば、(6)式を満足するかどうかを
調べ、満足すればS走行続行可能とする。
ここで、中央装置5は、オフラインで求めた許容最大遅
延時間Tdmaxと、N−S時間差ΔTNSを設定しておく
だけでよい。各列車が駅に到達、出発する毎に収集され
る遅延時間Δtと、既設定データTdmax,ΔTNSのみ
により、列車群全体の制御を行なう。
本発明により、軌道輸送システムにおいて遅延発生時、
遅延波及の阻止とダイヤへの回復を狙つた列車群制御
が、オフラインにより求めた許容最大遅延時間と、設定
したN−S走行時間差のみを用いることにより、時々刻
々の遅延に対し、容易に、かつ、高速に処理できるよう
になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実現するシステムの一例を示す構成
図、第2図は第1図の駅装置の一例の構成図、第3図お
よび第4図は本発明の方式を説明するための説明図、第
5図および第6図は第1図の中央装置での処理のフロー
の一例を示すフローチヤートである。 10,20,30,40……駅装置、5……中央装置、
100,200,300,400……列車。
フロントページの続き (72)発明者 井原 広一 神奈川県川崎市多摩区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 松丸 宏 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (56)参考文献 特開 昭53−57607(JP,A) 第19回自動制御連合講演会 前刷3052及 び3053(昭和51年11月)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイヤに基づいて運行される軌道運送シス
    テムにおいて、列車に遅延が発生したとき、該遅延発生
    列車における相対遅延時間と予め定められた許容最大遅
    延時間とを比較し、前記相対遅延時間が前記許容最大遅
    延時間を超えた場合に、前記遅延発生列車のファースト
    走行を指令すると共に、前記遅延発生列車の前を走行す
    る少なくとも1つの前方列車のスロー走行を指令し、ス
    ロー走行を指令した前方列車の相対遅延時間が前記許容
    最大遅延時間に達する前に該前方列車のノーマル走行を
    指令し、前記遅延発生列車の相対遅延時間が前記許容最
    大遅延時間以内となったとき、前記遅延発生列車のノー
    マル走行を指令し、全ての列車がノーマル走行に戻った
    後、ダイヤ回復のために全列車をファースト走行させる
    ようにしたことを特徴とする列車群制御方式。
  2. 【請求項2】前記列車遅延時間、前記許容最大遅延時間
    および1駅の停車時間の増大分と駅間の走行時間の増大
    分を加えた時間により、列車群の制御を行なうようにし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の列車群
    制御方式
  3. 【請求項3】前記許容最大遅延時間は、各駅の乗降特性
    および前記ダイヤに基づいて定められていることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の列車群制御方式。
JP57056608A 1982-04-07 1982-04-07 列車群制御方式 Expired - Lifetime JPH0615329B2 (ja)

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JPS58174060A JPS58174060A (ja) 1983-10-13
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JPS61249689A (ja) * 1985-04-30 1986-11-06 Mazda Motor Corp 複合部材の製造方法
JP2622783B2 (ja) * 1991-05-08 1997-06-18 チューナー株式会社 カセット式テーププレーヤ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5945546B2 (ja) * 1976-11-02 1984-11-07 川崎重工業株式会社 列車群運転調整方式

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第19回自動制御連合講演会前刷3052及び3053(昭和51年11月)

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