JPH06152604A - Lanにおける送信要求制御装置 - Google Patents

Lanにおける送信要求制御装置

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JPH06152604A
JPH06152604A JP4299831A JP29983192A JPH06152604A JP H06152604 A JPH06152604 A JP H06152604A JP 4299831 A JP4299831 A JP 4299831A JP 29983192 A JP29983192 A JP 29983192A JP H06152604 A JPH06152604 A JP H06152604A
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林 光 子 小
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LANシステム全体から見てデータの緊急度
に応じた伝送路の割当制御を達成する。 【構成】 各伝送制御局がデータ送信要求割当フレーム
をモードM1として同報通信すると、同期フレームを定
時刻に同期して送信する伝送制御局(主局)においては
トークンフレームを受信したとき、その他の伝送制御局
では同期フレームを受信したとき、各伝送制御局の持つ
自局分管理リストL1と他局分管理リストL2を合わせ
たデータ送信割当要求は各伝送制御局とも同一である。
従って、各伝送制御局はシステム全体の送信割当要求を
知っており、また、各伝送制御局は局間での共通時刻を
知っているので、管理リストL1に登録されているデー
タがシステム全体として緊急度の高いものかどうかを判
断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共通伝送路に接続され
た複数の伝送制御局間で情報交換を行うローカルエリア
ネットワーク(以下、「LAN」という)において、デ
ータ送信要求に対し、そのデータの緊急度に応じて伝送
路の割当制御を行うための送信要求制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、工場自動化においては、コンピュ
ータ、プログラマブルコントローラ、ディジタル計装コ
ントローラなどのインテリジェント機器をネットワーク
化し、実時間性を要求されるプロセス制御データや監視
データと、実時間性が要求されない生産情報などを同一
のLANにのせた連続プロセス制御システムを構築する
傾向にある。
【0003】このような状況の下で、実時間性の要求を
満たす制御用LANの方式として、予測可能な一定時間
内に各伝送制御局が送信権を獲得しデータの送出が可能
となるトークンパッシング方式のLANシステムが標準
化されている。
【0004】トークンパッシング方式のLANシステム
としては、ISO 88024 または IEEE802.4 規格のバス形
LANと、ISO 9314または ANSI X3T9.5規格のリング形
LANとがある。
【0005】これらのトークンパッシング方式では、ト
ークンと呼ばれるフレームを各ノード間で受け渡すこと
により送信権が順次各ノードに与えられる。各ノードは
トークンを受け取ると、予め設定された時間内でデータ
を送信する。こうすることにより、各ノードは、ノード
総数と各ノードの設定時間とから、自局がデータを送出
するまでに待たねばならない最大時間を計算することが
可能であり、また順番に従ってデータを送信することが
できるので、確定的な伝送路アクセスが可能である。
【0006】この種のLANシステムにおいては、送出
すべきデータに関して、通常、4種類のアクセスクラス
が設定され、アクセスクラスに応じた伝送路アクセス優
先処理が行われる。この4種類のアクセスクラスは6を
最高優先度として、4,2,0と順次優先度が低くな
り、送信待ちデータに対して4つの待行列を作ることが
できる。アクセスクラス6の送信は規定されたトークン
保持時間内に制限され、アクセスクラス4,2,0に対
しては、それぞれ各アクセスクラスが管理するタイマに
より、トークンが論理リング中を巡回するのに要する時
間を測定し、その測定値が各アクセスクラスに与えられ
た目標トークン巡回時間値に達するまで各アクセスクラ
スのデータ送信が行われる。
【0007】各ノードはトークンを受け取ると、アクセ
スクラス6では、規定されたトークン保持時間に達する
か、アクセスクラス6の待行列にデータが無くなるま
で、データ送信を行い、続いて、下位のアクセスクラス
にトークンを渡す。トークンを受け取った下位のアクセ
スクラスは、そのアクセスクラスのタイマ(時間)が目
標トークン巡回時間に達するまで、あるいはそのアクセ
スクラスの待行列にデータが無くなるまで、データ送信
を行うが、各アクセスクラスのタイマ値が目標トークン
巡回時間を超えた場合は、そのアクセスクラスのデータ
送信をすることはできず、さらに下位のアクセスクラス
にトークンが渡される。最下位のアクセスクラスの場合
は、後続ノードへトークンが渡される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、ISO 88
024 ( IEEE 802.4 )規格、あるいはISO 9314( ANSIX
3T9.5)規格のようなトークンパッシング方式では、送
信要求制御は、各伝送制御局の持つタイマによって管理
される。たとえ他局に、現在トークンを保持しているア
クセスクラスのデータよりも緊急度の高いデータがある
としても、自局のタイマ値にデータ送信の余裕があり、
かつ待行列にデータが存在するときには、タイマ値が設
定値に達するか、あるいは待行列にデータが無くなるま
でデータ送信が継続される。そのため、他局の緊急度の
高いデータが送信されないという事態が生じうる。すな
わち、システム全体から見ると、緊急度の高いデータが
存在するにもかかわらず、各伝送制御局においてより緊
急度の低いデータ送信要求が重なると、緊急度の高いデ
ータが必ずしも送信されるとは限らない、ということで
ある。
【0009】従って、本発明はトークンパッシング方式
において、システム全体から見て、データの緊急度に応
じた伝送路の割当制御を達成しうる送信要求制御装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、共通伝送路に接続された複数の伝送制御局
間で情報交換を行うローカルエリアネットワークにおけ
る送信要求制御方法であって、ある一つの伝送制御局
が、システム同期用の同期フレームを定時刻に同期して
送信し、また、データ送信権の委譲を示すトークンフレ
ームを受信すると予め定めた時間以内にトークンを解放
し、各伝送制御局は、トークンフレームを受信したとき
必要な数のデータフレームを送信できるモードM1を備
えたメディア制御手段MACと、自局のデータ送信割当
要求を管理する管理リストL1と、他局のデータ送信割
当要求を管理する管理リストL2と、データの送信要求
があったらそのデータの緊急度を示す識別子I1をデー
タに与え、その緊急度順にデータを送信要求キューQ1
に配列する手段と、定時刻の同期信号割込発生時に管理
リストL1およびL2から次にトークンフレームを受信
したときに送信するデータフレームを決定し、モードM
1以外のデータフレームがリンクする送信キューQ2に
リンクする手段と、これらの送信決定済みのデータフレ
ームを含まないデータ送信割当要求フレームを送信要求
キューQ1に基づいて作成し、モードM1に対応するデ
ータがリンクする送信キューQ3に同報通信フレームと
してリンクする手段と、トークンフレーム受信時にデー
タ送信割当要求フレームを含むモードM1のフレームを
送信し、その後送信決定済みのデータフレームをすべて
送信する手段と、フレーム送信完了時に送信済みのデー
タフレームを送信要求キューQ1から削除し、データ送
信割当要求フレームによって割当要求を行ったデータフ
レームに対応する管理リストL1を作成する手段と、他
の伝送制御局から送信されるデータ送信割当要求フレー
ムの受信を検出し、それを内部に取込んで管理リストL
2を更新する手段と、各局から送信されたデータフレー
ムを監視し、管理リストL2から送信要求情報を削除す
る手段とを備えてた、ローカルエリアネットワークにお
ける送信要求制御装置を構成したものである。
【0011】
【作用】本発明の送信要求制御装置においては、各伝送
制御局がデータ送信要求割当フレームをモードM1とし
て同報通信すると、同期フレームを定時刻に同期して送
信する伝送制御局(主局)においてはトークンフレーム
を受信したとき、その他の伝送制御局では同期フレーム
を受信したとき、各伝送制御局の持つ管理リストL1と
管理リストL2を合わせたデータ送信割当要求は各伝送
制御局とも同一である。すなわち、各伝送制御局はシス
テム全体の送信割当要求を知っており、また、各伝送制
御局は局間での共通時刻を知っているので、管理リスト
L1に登録されているデータがシステム全体として緊急
度の高いものかどうかを判断することができる。
【0012】ところで、システム同期用フレームの送信
周期から、システム全体のモードM1時間とトークン巡
回時間とを除いた残りの時間T1は、システム構成時に
計算することができる。各伝送制御局は同期信号検出時
に管理リストL1と管理リストL2に登録されているデ
ータの識別子I1から、緊急度の高い順に時間T1内で
送信できるデータフレームを選出する。ここで選出され
るデータフレームは各伝送制御局で同一である。各伝送
制御局は、その中に自局のデータフレームがあれば、ト
ークン受信時に、モードM1のデータフレームを送信し
た後、その選出された自局のデータフレームをすべて送
信してからトークンを後続局へ渡す。
【0013】このようにして、各伝送制御局はシステム
全体として緊急度の高いデータを優先的に送信すること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照しな
がら説明する。
【0015】まず図3を参照して本発明を適用する伝送
システムの一構成例について説明する。共通伝送路1に
複数(N個)の伝送制御局11,12,…,1(N−
2),1(N−1),1Nが接続されている。図にはN
個の伝送制御局のうち、11,12,13,1(N−
2),1(N−1),1Nのみが示されている。
【0016】各伝送制御局は基本的にはそれぞれ同一内
部構成を持っており、図4に示すように、制御用マイク
ロプロセッサ(MPU)27を中心として構成されてい
る。MPU27はトークンパッシング伝送制御回路22
および送受信回路21を介して共通伝送路1に接続され
ている。トークンパッシング伝送制御回路22は、モー
ドM1のフレームがリンクする送信キューQ3、モード
M1以外のフレームがリンクする送信キューQ2を含
み、モードM1のフレームを送信した後、送信キューQ
2のデータフレームをすべて送信してからトークンを解
放する機能を持っている。MPU27には、送信・受信
フレームを格納する送受信バッファRAM23、送受信
制御用RAM24、接続されたホスト機器のデータ送信
要求を受け付ける送信要求インタフェース25、システ
ム共通の時刻ないし時間の測定・管理を行う時間計測回
路26、MPU27の処理プログラムを格納しているM
PU用ROM28、およびMPU27の処理に必要なデ
ータを格納するMPU用RAM29が接続されている。
なお、複数の伝送制御局のうちの主局は各伝送制御局の
同期制御を行うための同期制御回路30を持っている。
【0017】各伝送制御局の送信要求キューQ1には、
ホストから送信要求インタフェース25を介して受信さ
れるデータ送信要求割込信号SIG1により、図5に示すよ
うな送信要求データメッセージ40が、緊急度を表す
「デッドライン」順にリンクする。デッドラインはその
データが送信されなければならない最終時刻を表し、時
間計測回路26によりシステム共通の時刻ないし時間で
表現され管理される。送信要求データメッセージ40
は、ここでは、8つのブロック41〜48からなってい
る。第1ブロック41は、そのデータの次に緊急度の高
い、すなわち、そのデータの次に早いデッドラインを持
つ送信要求データメッセージN MSG LAのアドレ
スを格納する。送信要求キューQ1内で最も遅いデッド
ラインを持つ送信要求データメッセージには、最後尾の
データメッセージであることを示す識別子ILが付加さ
れる。P MSG LAとラベルされた第2ブロック4
2には、そのデータよりも一つ緊急度の高いデータメッ
セージのアドレスを表す。すなわち、そのデータメッセ
ージがデータメッセージN MSG LAによりリンク
しているデータメッセージのN MSG LAのアドレ
スを格納する。最も早いデッドラインを持つデータメッ
セージであれば、第2ブロック42のラベルには先頭デ
ータメッセージであることを表す識別子ITが付加され
る。RMSG LAとラベルされた第3ブロック43は
前回トークン受信時に送信されたデータ送信割当要求フ
レームに登録されたデータのみをリンクするために用い
られるブロックである。ここにはデータ送信割当要求フ
レームに登録済みの送信要求データメッセージ中で、そ
のデータの次に早いデッドラインを持つデータメッセー
ジのアドレスが格納され、最も遅いデッドラインを持つ
登録済みデータには識別子ILが付加される。MSG
Dとラベルされた第4ブロック44はそのデータメッセ
ージのデッドラインを格納し、MSG Lとラベルされ
た第5ブロック45はデータメッセージのフレーム長を
格納し、第6ブロック46はホストからの送信要求デー
タのアドレスを格納し、第7ブロック47はデータメッ
セージN MSG LAのヘッダアドレスを格納するブ
ロックである。第8ブロック48はホストの送信要求デ
ータを表している。
【0018】送信要求キューQ1にデッドラインの早い
順にリンクするデータメッセージの管理は、図6に示す
ような送信要求キューQ1管理テーブル50によって行
われる。FMSGとラベルされたブロック51は送信要
求キューQ1にリンクするデータメッセージのうち、最
も早いデッドラインを持つデータメッセージN MSG
LAのあるアドレスを格納し、FMSG Dとラベル
されたブロック52はそのデッドラインを格納する。L
MSGとラベルされたブロック53は送信要求キューQ
1にリンクするデータメッセージのうち、最も遅いデッ
ドラインを持つデータメッセージのアドレスを、またL
MSG Dとラベルされたブロック54はそのデッドラ
インを格納する。すなわち、管理テーブル50は送信要
求キューQ1にリンクしている先頭データメッセージと
最後尾データメッセージを示すものであり、MPU27
(図4)は管理テーブル50と各データメッセージのア
ドレスにより、送信要求キューQ1にリンクしている送
信要求データメッセージを知ることができる。
【0019】図1に示すデータ送信要求受付処理フロー
は、ホストからのデータ送信要求割込信号SIG1をMPU
27が検出したときの処理フローを示すものである。M
PU27は送信要求データを、送信要求キューQ1内で
デッドライン順になるようにリンクする。まず、MPU
27は割込信号SIG1によって受け取った送信要求データ
メッセージMG1のデッドラインMSG D(図5)と
デッドラインFMSG D(図6)とを比較し、MSG
Dで示されるデッドラインの方が早ければ、すなわち、
この伝送制御局において最も緊急度の高いデータであれ
ば、データメッセージMG1のデータメッセージアドレ
スP MSG LAに識別子ITを、データメッセージ
アドレスN MSG LAにデータメッセージFMSG
の示すアドレスを格納し、FMSGで示されるデータメ
ッセージのP MSG LAにデータメッセージMG1
のN MSG LAのアドレスを、データメッセージF
MSGにデータメッセージMG1のN MSG LAの
アドレスを、デッドラインFMSG Dにデータメッセ
ージMG1のMSG Dの値を格納することによりデー
タメッセージMG1の送信要求キューQ1の先頭とする
(ステップS1、S2、S3)。FMSG Dで示され
るデッドラインの方が早ければMPU27はデータメッ
セージMG1のデッドラインMSG DとLMSG
を比較し、MSG Dで示されるデッドラインの方が遅
ければ、すなわち、この伝送制御局において最も緊急度
の低いデータであれば、データメッセージMG1のP
MSG LAにLMSG(図6)の値を、LMSGの示
すN MSG LAにデータメッセージMG1のN
SG LAのアドレスを格納し、LMSGにデータメッ
セージMG1のN MSG LAのアドレスを、LMS
DにMSG Dの値を格納し、データメッセージM
G1のN MSG LAに識別子ILを格納することに
よりデータメッセージMG1を送信要求キューQ1の最
後尾とする(ステップS4、S5、S6)。データメッ
セージMG1のデッドラインMSG DがFMSG
とLMSG Dとの間にある場合は、FMSGで示され
る送信要求キューQ1の先頭データメッセージのN
SG LAから、次に緊急度の高いデータメッセージの
アドレスを知り、そのデータメッセージのデッドライン
MSG DとMG1のMSG Dとを比較し、データメ
ッセージMG1のMSG Dで示されるデッドラインの方
が遅ければ、N MSG LAから次に緊急度の高いデ
ータメッセージのアドレスを知り、そのデータメッセー
ジのデッドラインMSG DとMG1のMSG Dとの
比較を、データメッセージMG1のデッドラインMSG
Dよりも遅いデッドラインを持つデータメッセージが
現れるまで繰り返す。そのようなデータメッセージMG
2が見つかった時は、データメッセージMG1のアドレ
スP MSG LAをデータメッセージMG2のアドレ
スP MSG LAの値とし、データメッセージMG2の
MSG LAで示されるデータメッセージN MS
LAをデータメッセージMG2のP MSG LAの
アドレスにし、データメッセージMG1のN MSG
LAのアドレスに、MG2のP MSG LAをMG1
のN MSG LAのアドレスにすることにより、デー
タメッセージMG1を送信要求キューQ1にリンクする
(ステップS7)。このようにして送信要求キューQ1
に、データメッセージが緊急度に高い順にリンクする。
なお、デッドラインMSG Dが同じである複数のデー
タが存在するときは、送信要求の早い方を緊急度の高い
ものとして取り扱う。
【0020】各伝送制御局は、自局のデータ送信割当要
求管理リストL1を持っている。図7にその管理リスト
L1の一構成例を示す。各伝送制御局は、トークンフレ
ーム受信時に必ずそのデッドラインを伝えるが、管理リ
スト(L1)60は最近のデータ送信割当要求フレーム
に登録されたデータ、すなわち他局へ通知された送信要
求データを管理する。管理リスト(L1)60は、前回
トークンフレーム受信時に送信したデータ送信割当要求
フレームに登録されたデータのうち、最も早いデッドラ
インを持つデータメッセージN MSG LAのアドレ
スを格納するRFMSGブロック61、そのデータのデ
ッドラインを格納するRFMSG Dブロック62、同
じデータ送信割当要求フレームに登録されたデータのう
ち、最も遅いデッドラインを持つデータメッセージのN
MSG LAのアドレスを格納するRLMSGブロッ
ク63、そのデータのデッドラインを格納するRLMS
Dブロック64により構成される。データ送信側割当
要求フレームに登録された各データは、データメッセー
ジのRMSG LAによりデッドラインの早い順にリン
クされる。RMSG LAはそのデータの次に緊急度の
高いデータN MSG LAのアドレスを格納する。管
理リストL1はこれらのリンクされたデータの先頭と最
後尾を示すものであり、MPU27は管理リストL1と
各データのRMSG LAにより、他局へ通知された送
信要求データを知ることができる。なお、MPU27の
フレーム送信処理により送信要求キューQ2へデータが
リンクしたときには、RLMSGには最後尾データのN
MSG LAのアドレスが格納され、RLMSG
には送信決定を示す識別子TXが格納される。
【0021】さらに、各伝送制御局は、他局のデータ送
信割当要求管理リストL2を持っている。図8はその管
理リストL2の一構成例を示すものである。管理リスト
(L2)70は、他の1伝送制御局のデータ送信割当要
求を管理する。管理リストL2は、どの伝送制御局の送
信要求データかを表す伝送制御局アドレス71と、管理
リストL2以外のサイズを表すレコード総数72と、最
も最近受信した伝送制御局アドレスによって示される伝
送制御局からのデータ送信割当要求フレームに登録され
ていたデータ数を表す送信要求データ数73と、図9で
示されるようなレコード74により構成される。このレ
コードはレコード総数で示される数だけあり、デッドラ
インの早い順に並んでいる。レコードは送信要求データ
のデッドラインを格納するRMSG Dブロック75
と、そのデータのフレーム長を格納するRMSG Lブ
ロック76とにより構成されている。
【0022】各伝送制御局は、他の伝送制御局分の管理
リストL2を持ち、他局のデータ送信割当要求フレーム
を受信する度に、対応する管理リストL2を更新する。
【0023】以上のように各伝送制御局は、他の伝送制
御局分の管理リストL2と自局の管理リストL1とを持
つことにより、システム全体の送信要求データ状況を把
握することができる。
【0024】図2(a)のフレーム送信処理フローは、
主局以外の各伝送制御局では同期信号割込信号SIG2をM
PU27が検出したときに、また主局ではトークンフレ
ーム正常受信完了割込信号SIG3をMPU27が検出した
ときに、それぞれMPU27が実行する処理フローであ
る。MPU27は、その時点での管理リストL1と管理
リストL2に登録されたデータを送信許可対象データと
し、デッドラインの早い順に送信を許可するが、その
際、システム同期用フレームの送信周期から、システム
全体のモードM1時間とトークン巡回時間を除いた残り
の時間T1内に送信できるデータのみが送信許可され
る。各伝送制御局は時間T1を知っており、管理リスト
L1およびL2に登録されたデータのうちデッドライン
の早い順に、そのフレームの送信時間を知ることによ
り、時間T1内で送信できるデータを決定し、送信キュ
ーQ2へリンクした最後尾のデータのN MSG LA
のアドレスとし、デッドラインRLMSG Dに送信決
定を表す識別子TXを格納することにより管理リストL
1の更新を行う(ステップS9)。MPU27が送信完
了時に管理リストL1をアクセスしたときには、管理リ
ストL1は送信済みデータを表している。次に、次回ト
ークンフレーム受信時に、モードM1のフレームとして
送信されるデータ送信割当要求フレームを作成する。ス
テップS8にて送信キューQ2へリンクしたデータ以外
の、送信要求キューQ1にリンクしているデータメッセ
ージのうち、デッドラインの早い順に、時間T1内で送
信可能な分だけ、そのデータのデッドラインとフレーム
長をデータ送信割当要求フレームの情報部とすることに
より、データ送信割当要求フレームを作成し、送信キュ
ーQ3へリンクする(ステップS10)。
【0025】図2(b)のトークンフレーム受信処理フ
ローは、各伝送制御局がトークンフレームを受信したと
きの、トークンパッシング伝送制御回路の処理フローを
表すものである。まず、送信キューQ3にリンクしてい
るモードM1のフレームを予め設定された数だけ送信す
るが、その際、データ送信割当要求フレームを同報通信
する(ステップS11)。その後、送信キューQ2のデ
ータをすべて送信する(ステップS12)。
【0026】図2(c)のフレーム送信完了処理フロー
は、MPU27がフレーム送信完了割込信号SIG4を検出
したときにMPU27が実行する処理フローである。ま
ず、管理リストL1により送信の完了したデータメッセ
ージを知り、そのすべてのデータメッセージを送信要求
キューQ1から切離す。これは、データメッセージのN
MSG LAとP MSG LAを書換えることによ
り行う。このとき、送信要求キューQ1にリンクしてい
る先頭データメッセージを切離す場合は、データメッセ
ージFMSGをその先頭データメッセージのN MSG
LAの値とし、FMSG Dをその先頭メッセージの
MSG LAの示すデータメッセージのデッドライ
ンMSG Dとし、先頭メッセージのN MSG LA
の示すデータメッセージのP MSG LAを識別子I
Tとする。送信要求キューQ1にリンクしている最後尾
データメッセージを切離す場合は、データメッセージL
MSGをその最後尾データメッセージのP MSG
Aの値とし、そのP MSG LAの示すデータメッセ
ージのデッドラインMSG DをLMSG Dに格納
し、N MSG LAに識別子ILを格納することによ
り、送信要求キューQ1管理テーブルを更新する(ステ
ップS13)。その後、送信済みのデータ送信割当要求
フレームに登録されたデータ、すなわちデッドラインと
フレーム長が他局へ同報通信されたデータを、RMSG
LAを用いてデッドラインの早い順にリンクする。こ
のとき、RFMSGを、登録されたデータのうち、最も
早いデッドラインを持つデータメッセージのN MSG
LAのアドレスとし、RFMSG Dをそのデータメ
ッセージのデッドラインMSG Dの値とし、RLMS
Gを、登録されたデータのうち最も遅いデッドラインを
持つデータメッセージのN MSG LAのアドレスと
し、RLMSG Dの値とすることにより、管理リスト
L1を更新する(ステップS14)。
【0027】図2(d)はデータ送信割当要求フレーム
受信処理フローを示すものである。このフローは、トー
クンパッシング伝送制御回路がデータ送信割当要求フレ
ームを受信したときに実行する処理である。受信された
データ送信割当要求フレームの送信元と対応する管理リ
ストL2は、このフレームの情報部により更新される
(ステップS15)。
【0028】図10は伝送路利用例を示すものである。
主局である伝送制御局1から同期フレーム90が送信さ
れると、それは伝播遅延によりある時間だけ遅れて伝送
制御局2、Nへと伝わる(同期フレーム検出91)。伝
送制御局1は同期フレーム送信後、データ送信割当要求
フレームを含む送信キューQ3のフレームを送信し、次
に送信キューQ2のフレームをすべて送信する。続いて
トークンフレームを受信する伝送制御局2,Nは、同様
にその時点の送信キューQ3のフレームを送信し、次に
送信キューQ2のフレームをすべて送信してから、管理
リストL1を更新する。各伝送制御局は、他局のデータ
送信割当要求フレームを受信すると、それらに対応する
管理リストL2を即座に更新する。再び主局がトークン
フレームを受信すると、同期フレームおよびデータフレ
ームを送信してからトークンを解放するが、ここで、主
局ではトークンフレームを受信したとき、その他の伝送
制御局では同期フレームを受信したとき、それぞれ各伝
送制御局の持つ管理リストL1および管理リストL2を
合わせた情報は同じである。そのため、主局ではトーク
ンフレームを受信したとき、その他の伝送制御局では同
期フレームを受信したとき、それぞれ次回トークン時に
送信するデータを管理リストL1,L2よりも早い順に
決定すると、システム全体として緊急度の高いデータを
送信することができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
伝送制御局がトークンフレームを受信したとき、必ず必
要な数のデータフレームを送信できるモードM1の機能
を持つメディアアクセス制御機能MACを備えた、トー
クンパッシング方式において、システム全体として、デ
ータの緊急度に応じた伝送路の割当制御を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による送信要求制御のフローチャート。
【図2】(a)は図1におけるフレーム送信処理のフロ
ーチャート、(b)は図1におけるトークンフレーム受
信処理のフローチャート、(c)は図1におけるフレー
ム送信完了処理のフローチャート、(d)は図1におけ
るデータ送信割当要求フレーム受信処理のフローチャー
ト。
【図3】伝送システムの構成例を示す系統図。
【図4】本発明による伝送制御局のハードウエア構成を
示すブロック図。
【図5】本発明による送信要求データメッセージの構成
例を示す図。
【図6】本発明による送信要求キューQ1の管理テーブ
ルの構成例を示す図。
【図7】本発明による自局のデータ送信割当要求管理リ
ストL1の構成例を示す図。
【図8】本発明による他局のデータ送信割当要求管理リ
ストL2の構成例を示す図。
【図9】本発明による管理リストL2のレコード構成例
を示す図。
【図10】本発明による伝送路利用例を示す図。
【符号の説明】
40 送信要求データメッセージ 50 送信要求Q1管理テーブル 60 自局のデータ送信割当要求管理リストL1 70 他局のデータ送信割当要求管理リストL2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通伝送路に接続された複数の伝送制御局
    間で情報交換を行うローカルエリアネットワークにおけ
    る送信要求制御方法であって、ある一つの伝送制御局
    が、システム同期用の同期フレームを定時刻に同期して
    送信し、また、データ送信権の委譲を示すトークンフレ
    ームを受信すると予め定めた時間以内にトークンを解放
    し、各伝送制御局は、トークンフレームを受信したとき
    必要な数のデータフレームを送信できるモードM1を備
    えたメディア制御手段と、自局のデータ送信割当要求を
    管理する管理リストL1と、他局のデータ送信割当要求
    を管理する管理リストL2と、データの送信要求があっ
    たらそのデータの緊急度を示す識別子I1をデータに与
    え、その緊急度順にデータを送信要求キューQ1に配列
    する手段と、定時刻の同期信号割込発生時に管理リスト
    L1およびL2から次にトークンフレームを受信したと
    きに送信するデータフレームを決定し、モードM1以外
    のデータフレームがリンクする送信キューQ2にリンク
    する手段と、これらの送信決定済みのデータフレームを
    含まないデータ送信割当要求フレームを送信要求キュー
    Q1に基づいて作成し、モードM1に対応するデータが
    リンクする送信キューQ3に同報通信フレームとしてリ
    ンクする手段と、トークンフレーム受信時にデータ送信
    割当要求フレームを含むモードM1のフレームを送信
    し、その後送信決定済みのデータフレームをすべて送信
    する手段と、フレーム送信完了時に送信済みのデータフ
    レームを送信要求キューQ1から削除し、データ送信割
    当要求フレームによって割当要求を行ったデータフレー
    ムに対応する管理リストL1を作成する手段と、他の伝
    送制御局から送信されるデータ送信割当要求フレームの
    受信を検出し、それを内部に取込んで管理リストL2を
    更新する手段と、各局から送信されたデータフレームを
    監視し、管理リストL2から送信要求情報を削除する手
    段とを備えている、ローカルエリアネットワークにおけ
    る送信要求制御装置。
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