JPH06151855A - Soi型mosトランジスタ - Google Patents

Soi型mosトランジスタ

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JPH06151855A
JPH06151855A JP32115892A JP32115892A JPH06151855A JP H06151855 A JPH06151855 A JP H06151855A JP 32115892 A JP32115892 A JP 32115892A JP 32115892 A JP32115892 A JP 32115892A JP H06151855 A JPH06151855 A JP H06151855A
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JP
Japan
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soi
mos transistor
threshold voltage
film
impurity concentration
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JP32115892A
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English (en)
Inventor
Shoichi Masui
昇一 桝井
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 しきい値電圧を精確に制御することができて
製造歩留りが高いSOI型MOSトランジスタを提供す
る。 【構成】 SOI構造を構成する単結晶シリコン薄膜1
3の不純物濃度を1×1017cm-3以下とするととも
に、MOSトランジスタのゲート電極15をシリサイド
で形成し、このMOSトランジスタのしきい値電圧の調
整は、ゲート電極15のシリサイドを構成する金属の種
類並びに単結晶シリコン薄膜13に導入する不純物の種
類及びその濃度(但し、1×1017cm-3以下)によっ
て行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁体上に単結晶シリ
コン層を有するSOI(Silicon On Insulator) 構造の
基板を用いたSOI型MOSトランジスタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】SOI構造の表面単結晶シリコン層(以
下、単に「SOI」と称する。)にMOSトランジスタ
を形成すると、バルクの単結晶シリコン基板にMOSト
ランジスタを形成した場合と比較して、接合容量の減
少、素子間分離耐圧の向上、寄生サイリスタのターンオ
ン即ちラッチアップの防止等の効果によって、回路動作
速度、集積度、更には、ソフトエラーに対する耐性が向
上する。
【0003】ところで、このSOIに形成されたMOS
トランジスタ(本発明において、「SOI型MOSトラ
ンジスタ」と称する。)のしきい値電圧は、多くのトラ
ンジスタによって構成される集積回路におけるノイズ・
マージン、消費電力、伝搬速度等の諸特性により決定さ
れるが、今後の動向をも含めて考察すると、nチャネル
SOI型MOSトランジスタでは0.3〜0.8V、p
チャネルSOI型MOSトランジスタでは−0.3〜−
0.8Vという比較的狭い範囲の値が要求される。
【0004】このSOI型MOSトランジスタのしきい
値電圧を制御する方法としては、通常のバルク単結晶シ
リコンにMOSトランジスタを形成する場合と同様、不
純物のイオン注入でSOI中の不純物濃度を調整した
り、ゲート絶縁膜の材料として酸化シリコン以外の材料
を用いたりする方法がある(例えば、「CMOS VL
SI設計の原理−システムの視点から−」富沢孝、松山
泰男監訳、丸善、p.32)。また、ゲート電極を多結
晶シリコンで形成し、その多結晶シリコンの不純物濃度
を調整する方法もある(例えば、特開平1−28636
6号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、不純物のイ
オン注入でSOI即ち基板表面の不純物濃度を調整する
方法は、バルク単結晶シリコンの場合には比較的有効で
あるが、SOI構造の基板を用いた場合には、通常、S
OI中の不純物濃度が全体的に1×1017cm-3よりも
大きくなってしまうため、そこに形成したSOI型MO
Sトランジスタのトランスコンダクタンスが低下した
り、後述する如く、そのしきい値電圧が、SOI中の不
純物濃度やその層の厚み、ゲート絶縁膜の膜厚等に影響
される割合が大きくなり、製造時の不可避的な条件変動
によるしきい値電圧の不測の変化を防止することが困難
であった。
【0006】また、ゲート絶縁膜の材料として酸化シリ
コン以外の材料を用いる方法は、その製造工程の複雑化
や困難化が避けられず、広範囲での実用化に問題があ
る。
【0007】更に、ゲート電極を多結晶シリコンで形成
し、その多結晶シリコンの不純物濃度を調整する方法で
は、通常、その不純物濃度の調整をイオン注入や拡散に
よって行うため、不純物濃度を低濃度域で精確に制御す
ることが困難であった。一方、制御の比較的容易な高濃
度域では、得られるしきい値電圧が、nチャネルSOI
型MOSトランジスタの場合、n型のゲート電極では約
0V、p型のゲート電極では約1Vになり、集積回路技
術で要求される値から外れてしまうという問題があっ
た。
【0008】そこで、本発明の目的は、しきい値電圧を
所望の値に精確に制御することができて製造歩留りの高
いSOI型MOSトランジスタを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、絶縁体上に形成された単結晶シリ
コン層にMOSトランジスタが形成されるSOI型MO
Sトランジスタにおいて、前記単結晶シリコン層の不純
物濃度が1×1017cm-3以下である。
【0010】本発明において、好ましくは、前記MOS
トランジスタのゲート電極がシリサイドを主体として構
成されており、その際、前記シリサイドを構成する金属
の種類を選定することにより前記MOSトランジスタの
しきい値電圧が制御されている。
【0011】本発明において、更に好ましくは、前記シ
リサイドを構成する金属の種類と同時に、前記単結晶シ
リコン層に導入する不純物の種類及びその濃度を選定す
ることにより前記MOSトランジスタのしきい値電圧が
制御されている。
【0012】
【作用】本発明のSOI型MOSトランジスタでは、表
面単結晶シリコン層(SOI)の不純物濃度を1×10
17cm-3以下としているので、主として製造時の条件変
動に起因するSOI中での不純物濃度やその層の厚み、
ゲート酸化膜の膜厚等の不測の変化によるしきい値電圧
の変動幅が小さい。
【0013】また、しきい値電圧の制御は、ゲート電極
にシリサイドを用い、そのシリサイドを構成する金属の
種類を選定すること並びにSOI中に導入する不純物の
種類及びその濃度(但し、1×1017cm-3以下)を選
定することで行うので、しきい値電圧を容易且つ精確に
制御することが可能である。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例につき図面を参照して
説明する。
【0015】図1(a)は、SOI構造の基板に形成さ
れたMOSトランジスタを模式的に示したものである。
このSOI型MOSトランジスタでは、シリコン基板1
1の上に絶縁膜12を介して単結晶シリコン薄膜(SO
I)13が形成され、このSOI13の上にゲート絶縁
膜14を介してゲート電極15が形成されている。そし
て、このゲート電極15の両側のSOI13中に、夫
々、ソース/ドレイン16、17を構成する拡散層が形
成され、これらのソース/ドレイン16、17の間がチ
ャネル領域18になっている。
【0016】このSOI構造の基板は、単結晶シリコン
基板11上に形成した絶縁膜12の上に多結晶シリコン
薄膜を形成し、この多結晶シリコン薄膜をレーザーや電
子ビームを用いて溶融及び再結晶化させてSOI13を
形成する方法、絶縁膜12を構成する酸化膜で覆われた
単結晶シリコン基板を別の単結晶シリコン基板11と貼
り合わせた後に前者のシリコン基板を研磨してSOI1
3にする方法、或いは、SIMOX(Separation by Im
planted Oxygen) 法を用いて形成することができる。
【0017】まず、本発明を案出するに至った経緯を、
図1(a)及び(b)を参照して説明する。
【0018】SOI13中の電荷をシート電荷で近似す
ると、図1(a)のSOI型MOSトランジスタのしき
い値電圧Vthは、
【0019】
【数1】
【0020】と表される。
【0021】ここで、φmfとφmbは、夫々、シリコンの
真性フェルミ準位を基準としたゲート電極材料と基板材
料の仕事関数差、Cfox とCbox は、夫々、ゲート絶縁
膜14と絶縁膜12により形成される単位面積当たりの
静電容量、Vb は基板電位、N及びtsiは、夫々、SO
I13の不純物濃度及び膜厚であり、ni はシリコンの
真性キャリア濃度である。また、βは、q/kTで表さ
れる量で、qは電子電荷量、kはボルツマン定数、Tは
絶対温度である。
【0022】図1(b)に、SOI13の膜厚を40n
m、ゲート絶縁膜14の膜厚を15nm、絶縁膜12の
膜厚を440nmとした場合に、SOI13の各不純物
濃度において、その濃度を10%変化させた時のしきい
値電圧の変動量を示す。同図から、SOI13の不純物
濃度が1×1017cm-3よりも大きい場合には、不純物
濃度の変化によるしきい値電圧の変動量が特に大きくな
ることが分かる。
【0023】また、SOI13の不純物濃度が4×10
16cm-3の場合と4×1017cm-3の場合について、夫
々、SOI13の膜厚とゲート絶縁膜14の膜厚を変化
させた時のしきい値電圧の変動を調べると、何れの膜厚
を変化させた時も、不純物濃度が4×1017cm-3の場
合の方が4×1016cm-3の場合に比べて10倍以上の
しきい値電圧の変動を生じることが分かった。
【0024】以上の結果から、しきい値電圧を精確に制
御するためには、SOI13の不純物濃度を1×1017
cm-3以下にすべきであることを見出した。
【0025】本発明によりSOI13の不純物濃度を1
×1017cm-3以下に設定した場合、SOI型MOSト
ランジスタのしきい値電圧は、ゲート電極15を構成す
る材料の仕事関数により制御することが望ましい。
【0026】このための一つの方法は、ゲート電極15
をシリサイドで形成し、このシリサイドを構成する金属
の種類を選定することによりしきい値電圧を制御する方
法である。
【0027】図2に、p型不純物濃度が1.5×1015
cm-3であるSOI13と種々のシリサイドからなるゲ
ート電極15とで構成したnチャネルSOI型MOSト
ランジスタのしきい値電圧を示す。同図から明らかなよ
うに、MoSi2 、TiSi2 、TaSi2 、NiS
i、Pt2 Siを用いると、0.4〜0.7Vの範囲で
しきい値電圧を調整可能なことが分かる。即ち、シリサ
イドは、それを構成する金属の種類によって仕事関数が
異なるため、その金属の種類を選定することにより、し
きい値電圧の制御が可能である。なお、これらの金属は
複合して用いてもよい。
【0028】しきい値電圧の制御幅を広げたい場合に
は、上述した如くゲート電極15をシリサイドで構成す
るとともに、SOI13中の不純物の種類及び濃度を、
その濃度が1×1017cm-3を超えない範囲で調整する
方法がある。
【0029】図3に、n型不純物濃度が1.5×1015
cm-3であるSOI13と種々のシリサイドからなるゲ
ート電極15とで構成したnチャネルSOI型MOSト
ランジスタのしきい値電圧を示す。同図から明らかなよ
うに、n型の不純物を用いることにより、p型の不純物
を用いた場合と比較して、ゲート電極15の材料が同じ
でもしきい値電圧は約0.1Vだけ低下し、0.3〜
0.6Vの範囲でしきい値電圧の調整が可能である。逆
に、しきい値電圧を上昇させたい場合には、SOI13
中の不純物をp型にし且つその濃度を高めればよい。
【0030】なお、以上の説明はnチャネルSOI型M
OSトランジスタのしきい値電圧についてのものである
が、pチャネルSOI型MOSトランジスタのしきい値
電圧についても同様の手法を用いることができる。
【0031】以上の説明から分かるように、本発明に従
えば、SOI構造の表面単結晶シリコン層(SOI)の
不純物濃度を1×1017cm-3以下にすることにより、
例えば、製造条件の不安定性に大きく影響されることな
く且つ所望のしきい値電圧を得ることができる。
【0032】次に、本発明を適用した一実施例によるn
チャネルSOI型MOSトランジスタの製造工程を図4
及び図5を参照して説明する。
【0033】まず、図4(a)に示すように、SIMO
X法を用い、膜厚が440nmの酸化シリコン膜21を
シリコン基板11中に埋め込み形成して、膜厚が70n
mのSOI13を形成する。
【0034】次に、図4(b)に示すように、膜厚が2
5nmのパッド用の酸化シリコン膜22を熱酸化により
SOI13の表面に形成し、続いて、膜厚が80nmの
窒化シリコン膜23をCVD法により酸化シリコン膜2
2の上に堆積させる。そして、ホトリソグラフィ及びエ
ッチングにより、素子形成領域以外の領域の窒化シリコ
ン膜23を除去する。なお、酸化シリコン膜22と窒化
シリコン膜23は、シリコン基板11の裏面にも形成さ
れる。
【0035】この後、窒化シリコン膜23を耐酸化膜と
したウェット酸化により、SOI13のうちで窒化シリ
コン膜22が除去された領域のSOI13を、酸化シリ
コン膜21に達する深さまで酸化し、この領域に酸化シ
リコン膜24を形成する。この結果、SOI型MOSト
ランジスタを形成すべきSOI13の素子形成領域が、
酸化シリコン膜21と24に囲まれ、シリコン基板11
及び他の素子形成領域から電気的に絶縁された状態にな
る。
【0036】次に、図4(c)に示すように、SOI1
3上及びシリコン基板11の裏面の窒化シリコン膜23
をドライエッチングにより除去し、続いて、SOI13
上及びシリコン基板11の裏面の酸化シリコン膜22を
ウェットエッチングにより除去する。
【0037】次に、チャネリングを防止するための犠牲
酸化膜として、膜厚が20nmの酸化シリコン膜(図示
せず)を熱酸化で形成し、SOI13の不純物濃度を調
整するために、この犠牲酸化膜を介して、ホウ素を15
keVの加速電圧で3×1010cm-2だけイオン注入す
る。この時のSOI13中の不純物濃度を正確に実測す
ることは困難であるが、計算機シミュレーションによれ
ば、約4×1015cm-3になっている。この程度の値で
あれば、SOI13の不純物濃度がしきい値電圧に及ぼ
す影響が小さく、従って、この段階でのしきい値電圧の
変動は無視できる。
【0038】次に、上述した犠牲酸化膜をウェットエッ
チングにより除去した後、ゲート絶縁膜14として、膜
厚が15nmの酸化シリコン膜をドライ酸化によりSO
I13の表面に形成する。
【0039】次に、図4(d)に示すように、膜厚が1
50nmでアンドーピングの多結晶シリコン膜25と、
膜厚が25nmのLTO膜26と、膜厚が80nmでチ
ャネリング防止用の窒化シリコン膜(図示せず)とを、
LPCVD法により連続的に堆積させ、ホトリソグラフ
ィ及びエッチングにより、これらの膜をゲート電極のパ
ターンに加工する。
【0040】次に、この多結晶シリコン膜25等をマス
クとして用いたセルフアライン法により、nチャネルS
OI型MOSトランジスタを形成すべき領域のSOI1
3にヒ素を50keVの加速電圧で2×1014cm-2
けイオン注入する。そして、多結晶シリコン膜25上の
窒化シリコン膜を除去した後、窒素雰囲気中で900
℃、15分間の熱処理を行い、SOI13中の不純物を
活性化させて、ソース/ドレイン16、17とこれらの
間のチャネル領域18を形成する。
【0041】次に、図5(a)に示すように、膜厚が2
50nmでアンドーピングのLTO膜を全面に堆積さ
せ、このLTO膜と多結晶シリコン膜25上のLTO膜
26を異方性エッチングして、LTO膜からなるスペー
サ27を多結晶シリコン膜25の側壁に形成する。
【0042】次に、図5(b)に示すように、膜厚が8
0nmのTi膜(図示せず)を全面に堆積させた後、6
00℃の窒素雰囲気中で熱処理することにより、ゲート
電極15を構成する多結晶シリコン膜をシリサイドであ
るTiSi2 にするとともに、ソース/ドレイン16、
17のうちでスペーサ27よりも外側の領域もTiSi
2 であるシリサイド領域31、32にする。
【0043】この時、全面に堆積させたTi膜のうちで
スペーサ27及び酸化シリコン膜24の上の部分はTi
Si2 にはならず、TiNになる。そこで、このTiN
膜を、硫酸と過酸化水素水の混合液によりエッチング除
去する。この後、800℃の窒素雰囲気中で再度熱処理
し、シリサイド領域31、32を安定化する。
【0044】次に、図5(c)に示すように、膜厚が5
00nmでアンドーピングのLTO膜33を全面に堆積
させ、このLTO膜33に、ゲート電極15及びシリサ
イド領域31、32に夫々達するコンタクト孔34を開
孔する。そして、バリアメタルである膜厚が60nmの
TiW膜(図示せず)を堆積した後、膜厚が1μmのア
ルミニウム膜を堆積させ、ホトリソグラフィ及びエッチ
ングにより、金属配線35をパターン形成する。
【0045】以上のようにして製造した本実施例のnチ
ャネルSOI型MOSトランジスタのしきい値電圧の平
均値は0.48Vであり、〔数1〕を使って計算した理
論値とよく一致した。また、しきい値電圧のばらつきは
0.06Vであり、SOI13の不純物濃度を1×10
17cm-3よりも高濃度の範囲で調整する従来の方法によ
って得られたnチャネルSOI型MOSトランジスタの
しきい値電圧のばらつきに比べて半分以下であった。
【0046】
【発明の効果】本発明のSOI型MOSトランジスタで
は、SOI構造を構成する素子形成用の表面単結晶シリ
コン層の不純物濃度を1×1017cm-3以下に設定して
いるので、この単結晶シリコン層にMOSトランジスタ
を形成した場合、特に、製造時の不可避的な条件変動に
起因するそのMOSトランジスタのしきい値電圧の変動
が少ない。
【0047】そして、しきい値電圧の制御は、例えば、
MOSトランジスタのゲート電極を構成するシリサイド
の金属種並びに単結晶シリコン層に導入する不純物の種
類及びその濃度を調整することで行うので、しきい値の
精確な制御が可能である。
【0048】従って、本発明によれば、SOI型MOS
トランジスタの製造歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はSOI型MOSトランジスタの模式
図、(b)はSOI中の不純物濃度とSOI型MOSト
ランジスタのしきい値電圧の変動量との関係を示すグラ
フである。
【図2】p型SOIと種々のシリサイドからなるゲート
電極で構成されたnチャネルSOI型MOSトランジス
タのしきい値電圧を示すグラフである。
【図3】n型SOIと種々のシリサイドからなるゲート
電極で構成されたnチャネルSOI型MOSトランジス
タのしきい値電圧を示すグラフである。
【図4】本発明の一実施例によるSOI型MOSトラン
ジスタの製造工程を示す縦断面図である。
【図5】本発明の一実施例によるSOI型MOSトラン
ジスタの製造工程を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11 シリコン基板 12 絶縁膜 13 単結晶シリコン薄膜(SOI) 14 ゲート絶縁膜 15 ゲート電極 21 酸化シリコン膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体上に形成された単結晶シリコン層
    にMOSトランジスタが形成されるSOI型MOSトラ
    ンジスタにおいて、 前記単結晶シリコン層の不純物濃度が1×1017cm-3
    以下であることを特徴とするSOI型MOSトランジス
    タ。
  2. 【請求項2】 前記MOSトランジスタのゲート電極が
    シリサイドを主体として構成されており、その際、前記
    シリサイドを構成する金属の種類を選定することにより
    前記MOSトランジスタのしきい値電圧が制御されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のSOI型MOSト
    ランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記シリサイドを構成する金属の種類と
    同時に、前記単結晶シリコン層に導入する不純物の種類
    及びその濃度を選定することにより前記MOSトランジ
    スタのしきい値電圧が制御されていることを特徴とする
    請求項2に記載のSOI型MOSトランジスタ。
JP32115892A 1992-11-05 1992-11-05 Soi型mosトランジスタ Pending JPH06151855A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100361861B1 (ko) * 1998-12-30 2003-04-18 주식회사 하이닉스반도체 에스.오.아이.소자의제조방법
US7429770B2 (en) 2004-01-30 2008-09-30 Renesas Technology Corp. Semiconductor device and manufacturing method thereof

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KR100361861B1 (ko) * 1998-12-30 2003-04-18 주식회사 하이닉스반도체 에스.오.아이.소자의제조방법
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Effective date: 20010321