JPH06151580A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06151580A
JPH06151580A JP4327377A JP32737792A JPH06151580A JP H06151580 A JPH06151580 A JP H06151580A JP 4327377 A JP4327377 A JP 4327377A JP 32737792 A JP32737792 A JP 32737792A JP H06151580 A JPH06151580 A JP H06151580A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスク枚数を増大させることなく、メモリセ
ル領域におけるMOSトランジスタに対する寄生トラン
ジスタのしきい値電圧を増大させることが可能な半導体
装置の製造方法を提供すること。 【構成】 半導体基板2の表面に、LOCOS12を形
成した後に、フローティングゲートと成る第1ポリシリ
コン膜18を形成し、その後、第1ポリシリコン膜18
をパターン加工するレジスト膜20をマスクとして、L
OCOS12の下部に、チャネルストッパ用イオン注入
を行ない、第2チャネルストッパ領域24を形成する。
周辺回路Sの特定のトランジスタには、第2チャネルス
トッパ領域24と共に、従来と同様な第1チャネルスト
ッパ領域14を形成し、耐圧を向上させることもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フローティングゲート
を有するMOSトランジスタが形成してある半導体装置
の製造方法に係り、さらに詳しくは、マスク枚数を増大
させることなく、MOSトランジスタにおける寄生トラ
ンジスタのしきい値電圧を増大させることが可能なチャ
ネルストッパ用イオン注入の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フローティングゲートを有するMOSト
ランジスタが形成された半導体装置を製造する過程にお
いては、素子分離のために、選択酸化素子分離領域(L
OCOS)が形成されると共に、このLOCOSの下部
に、チャネルストッパ領域が形成される。チャネルスト
ッパ領域は、半導体基板の表面に対して不純物のイオン
注入を行ない、その後熱処理することにより形成され
る。
【0003】従来では、このチャネルストッパ用イオン
注入は、LOCOSの形成前に、LOCOS形成のため
の酸化阻止マスクとなる窒化シリコン膜をマスクとして
行なっていた。この方法によれば、LOCOS形成のた
めの熱処理により、チャネルストッパ用にイオン注入さ
れた不純物の拡散が同時に行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の方法では、たとえばボロン(B)を用いたN型の
チャネルストッパ用イオン注入を行なった場合に、イオ
ン注入後にLOCOS酸化が行なわれるため、ボロンの
濃度が低くなり、MOSトランジスタに生じる寄生トラ
ンジスタのしきい値電圧を上昇させる効果が薄れるなど
の問題点を有している。寄生トランジスタのしきい値電
圧が低下すると、本来のMOSトランジスタとしての特
性が低下するなどの問題を有する。また、MOSトラン
ジスタのチャネル領域にボロンが拡散するおそれがあ
り、その場合には、実効のチャネル幅が小さくなる(狭
チャネル効果)などの問題点を有する。さらに、チャネ
ルストッパ領域が、LOCOSに対して偏析して喰われ
るなどの問題も有している。
【0005】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、マスク枚数を増大させることなく、MOSトランジ
スタに対する寄生トランジスタのしきい値電圧を増大さ
せ、トランジスタの特性を向上させることが可能な半導
体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板の表
面に、選択酸化素子分離領域を形成した後に、フローテ
ィングゲートと成る第1導電膜を形成し、その後、第1
導電膜をパターン加工するレジスト膜をマスクとして、
選択酸化素子分離領域の下部に、チャネルストッパ用イ
オン注入を行なうことを特徴とする。
【0007】本発明では、メモリセル領域および特定の
周辺回路に形成された選択酸化素子分離領域に対しての
み、選択酸化素子分離領域形成後のチャネルストッパ用
イオン注入を行なうこともできる。また、特定の周辺回
路領域に存在する選択酸化素子分離領域には、この選択
酸化素子分離領域が形成される前にも、チャネルストッ
パ用のイオン注入を行なうこともできる。さらに、選択
酸化素子分離領域の形成後に行なうチャネルストッパ用
イオン注入のためのレジスト膜と、選択酸化素子分離領
域との重複幅が、メモリセル領域に比較し、周辺回路領
域において大きくすることもできる。
【0008】
【作用】本発明の半導体装置の製造方法では、選択酸化
素子分離領域を形成した後に、チャネルストッパ用イオ
ン注入を行なうので、選択酸化素子分離領域形成のため
の熱酸化時に、チャネルストッパ領域の不純物拡散層が
薄くなることはなくなる。また、このチャネルストッパ
領域の不純物が、MOSトランジスタのチャネル領域ま
で拡散することはなくなる。したがって、狭チャネル効
果を抑制することができ、MOSトランジスタの微細化
が可能となる。さらに、チャネルストッパ領域の不純物
が選択酸化素子分離領域に偏析することもなくなる。
【0009】また、本発明では、第1導電膜をパターン
加工するためのレジスト膜をマスクとして、選択酸化素
子分離領域の下部に、チャネルストッパ用イオン注入を
行なうので、マスク枚数を特別に増やす必要もない。本
発明の方法を用いてメモリ装置を製造する場合には、メ
モリセル領域と、周辺回路領域とにおいて、チャネルス
トッパ用イオン注入条件を別々に最適化することが可能
になり、各々の領域で最適なMOSトランジスタの形成
が可能になる。
【0010】特に、選択酸化素子分離領域の形成後に行
なうチャネルストッパ用イオン注入のためのレジスト膜
と、選択酸化素子分離領域との重複幅を、メモリセル領
域に比較し、周辺回路領域において大きくした本発明で
は、周辺回路領域のトランジスタにおいて、チャネル領
域とチャネルストッパ領域との距離が大きくなり、その
トランジスタの耐圧が向上する。一方、メモリセル領域
のトランジスタでは、寄生トランジスタのしきい値電圧
が向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る半導体装置の
製造方法について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1,2は本発明の一実施例に係る半導体装置の製造過
程を示す概略断面図、図3は第1導電膜を加工するため
のレジスト膜のマスクパターンの一例を示す平面図、図
4は本発明の他の実施例に係る半導体装置の製造過程を
示す概略断面図である。
【0012】本発明の一実施例に係る製造方法で製造さ
れる半導体装置は、EPROMあるいはE2 PROMの
ようなフローティングゲートを有するMOSトランジス
タが形成される半導体装置を製造するための方法であっ
て、以下に述べるプロセスで製造される。
【0013】まず図1(A)に示すように、まず半導体
基板2を準備する。半導体基板2としては、特に限定さ
れないが、たとえばP型のシリコン単結晶基板が用いら
れる。半導体基板2としては、N型のシリコン単結晶基
板であっても良い。その場合には、後述するチャネルス
トッパ用のイオン注入時に用いる不純物の導電型が逆極
性になる。
【0014】次に、半導体基板2の表面に、パッド用絶
縁膜4を、たとえば熱酸化法などで形成する。パッド用
絶縁膜4は、たとえば厚さ50nmの酸化シリコン膜な
どで構成される。このパッド用絶縁膜4の表面には、選
択酸化素子分離領域(LOCOS)を形成するための酸
化阻止膜6a,6bを所定のパターンで形成する。酸化
阻止膜6a,6bは、たとえばCVD法で成膜される窒
化シリコン膜で構成される。
【0015】次に、本実施例では、半導体基板2の表面
をレジスト膜8で覆い、メモリセル領域Mを除く、周辺
回路領域Sが開口するように、レジスト膜8をパターニ
ングする。この状態で、第1段階のチャネルストッパ用
イオン注入を行なう。すなわち、メモリセル領域M以外
の周辺回路領域では、従来と同様なLOCOS形成前の
チャネルストッパ用イオン注入を行なう。周辺回路領域
Sでは、メモリセル領域Mに比較してトランジスタが大
型であり、寄生トランジスタのしきい値電圧を増大させ
るよりも、耐圧を向上させる必要があるからである。
【0016】第1段階のチャネルストッパ用イオン注入
に用いる不純物としては、たとえばボロン(B)が用い
られ、その注入エネルギーは、たとえば25KeV程度
である。このイオン注入により、周辺回路領域Sにおけ
るLOCOSが形成される部分10に、不純物が導入さ
れる。
【0017】次に、同図(B)に示すように、レジスト
膜8を除去し、LOCOS法により、半導体基板2の表
面を熱酸化すれば、酸化阻止膜6a,6bが形成されて
いないパターンに対応したLOCOS(選択酸化素子分
離領域)12が形成される。LOCOS12の膜厚は、
たとえば400〜500nm程度である。周辺回路領域
SのLOCOS12の下部には、同図(A)に示す工程
でイオン注入した不純物が熱拡散されることで、第1チ
ャネルストッパ領域14が形成される。LOCOS工程
後には、酸化阻止膜6a,6bは除去される。
【0018】本実施例では、次に同図(C)に示すよう
に、パッド用絶縁膜4を除去してゲート絶縁膜16を、
LOCOS12間に位置する半導体基板2の表面に形成
する。ゲート絶縁膜16は、半導体基板2の表面を熱酸
化することにより形成され、たとえば厚さ10nm程度
の酸化シリコン膜で構成される。
【0019】酸化シリコン膜で構成されるゲート絶縁膜
16の表面には、フローティングゲートと成る第1導電
膜18を成膜する。第1導電膜18は、導電性のある機
能薄膜で構成され、たとえばCVDにより成膜される厚
さ100nm程度のポリシリコン膜で構成される。第1
導電膜18は、メモリセル領域Mにおいて、フローティ
ングゲートと成るために、レジスト膜20により最初の
パターン加工が成される。
【0020】本実施例では、第1導電膜18をパターン
加工するためのレジスト膜20をマスクとして、LOC
OS12の下部に、第2段階のチャネルストッパ用イオ
ン注入を行なうため、メモリセル領域Mでは、図3に示
すようなパターンで、LOCOS12上にイオン注入用
開口部22aがRIEなどのエッチングにより形成され
る。なお、図3中、符号24は、フローティングゲート
の上に中間絶縁膜を介して積層されるコントロールゲー
トのパターンを示す。第1導電膜18は、コントロール
ゲート24を構成する第2導電膜を図3に示すパターン
で加工する際に、連続してパターン加工され、最終的に
は、コントロールゲート24に沿った形状に成る。
【0021】図1(C)に示すように、レジスト膜20
により、第1導電膜18をパターン加工する際には、メ
モリセル領域Mでは、開口部22aを形成するが、周辺
回路領域Sでも、たとえば耐圧が特に要求される特定の
トランジスタのLOCOS12上には、イオン注入用開
口部22bが同時に形成される。
【0022】次に、このパターン加工に用いるレジスト
膜20をマスクとして、開口部22a,22bを通し
て、LOCOS12の下部に第2段階のチャネルストッ
パ用イオン注入を行なう。この第2段階のチャネルスト
ッパ用イオン注入時に用いる不純物の導電型は、第1段
階のチャネルストッパ用イオン注入に用いる不純物の導
電型と同じであり、たとえばボロン(B)が用いられ
る。イオン注入エネルギーは、LOCOS12下部に対
してイオン注入を行なうため、たとえば300KeV以
上の高エネルギーとなる。イオン注入される不純物のド
ーズ量は、たとえば1×1013cm-2程度である。
【0023】その後、図2に示すように、熱処理を行な
えば、第2段階のチャネルストッパ用イオン注入時にL
OCOS12下部に導入された不純物が熱拡散し、第2
チャネルストッパ領域24が形成される。第2チャネル
ストッパ領域24は、第1チャネルストッパ領域14に
比較して、濃度が濃く、しかも深い位置まで形成され
る。
【0024】その後は、フローティングゲートを有する
半導体装置の通常の製造プロセスに基づき、メモリセル
領域Mでは、中間絶縁膜およびコントロールゲートの形
成が行なわれる。また、周辺回路領域Sでは、第1導電
膜18およびゲート絶縁膜16は除去され、メモリセル
領域Mにおいて、中間絶縁膜およびコントロールゲート
を形成する際に、それらと同じ機能薄膜で、周辺回路用
トランジスタのゲート絶縁膜およびゲート電極が形成さ
れる。周辺回路領域Sにおいても、第1導電膜が周辺回
路領域Sのトランジスタのゲート電極を構成するように
しても良い。一般には、周辺回路領域Sのトランジスタ
のゲートの膜厚は、第1導電膜18よりも厚いことが好
ましいので、コントロールゲートを構成する第2導電膜
により、周辺回路領域Sにおけるトランジスタのゲート
が形成される。
【0025】本実施例では、メモリセル領域Mのメモリ
セル用トランジスタTrmを素子分離するLOCOS12
下部には、第1チャネルストッパ領域14よりも濃度が
濃くて深い第2チャネルストッパ領域24が形成され
る。そのため、メモリセル領域Mでは、メモリセル用M
OSトランジスタTrmに対して形成される寄生トランジ
スタのしきい値電圧Vthを高く設定することが可能にな
り、メモリセル用トランジスタTrmの特性が向上する。
また、周辺回路領域Sにおける特定のトランジスタT
rs1 には、第1チャネルストッパ領域14と第2チャネ
ルストッパ領域24とを重ならせて形成することがで
き、そのトランジスタの耐圧を向上させることもでき
る。なお、メモリセル領域MのトランジスタTrmには、
第2チャネルストッパ領域24しか形成されていないこ
とから、耐圧が低下するおそれがあるが、メモリセル領
域のトランジスタの耐圧としては、8〜9ボルト程度あ
れば十分であるので問題とならない。メモリセル用トラ
ンジスタでは、耐圧よりも寄生トランジスタのしきい値
電圧Vthを向上させることが重要である。
【0026】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば、上述した実施例では、図1
(A)に示す工程において、メモリセル領域Mをレジス
ト膜8でマスクし、周辺回路領域Sにのみ、第1段階の
チャネルストッパ用イオン注入を行なった。しかしなが
ら本発明では、第1段階のチャネルストッパ用イオン注
入は、必ずしも必須の工程ではなく、第1段階のチャネ
ルストッパ用イオン注入を廃止し、半導体基板2の表面
に形成される全てのLOCOS12の下部に対して、図
1(C)に示す第2段階のチャネルストッパ用イオン注
入のみを行なうようにしても良い。その実施例の場合に
は、図1(A)に示すレジスト膜5の形成およびパター
ニング工程および第1段階のチャネルストッパ用イオン
注入工程が不要となる。
【0027】また、本発明では、周辺回路領域Sとメモ
リセル領域Mとで、第1段階のチャネルストッパ用イオ
ン注入を打ち分ける実施例の変形例として、図4に示す
ような実施例が考えられる。
【0028】図4に示す実施例では、LOCOS12の
形成後に行なう第2段階のチャネルストッパ用イオン注
入のためのレジスト膜20と、LOCOS12との重複
幅ts が、メモリセル領域Mの重複幅tm に比較し、周
辺回路領域Sにおいて大きく設計してある。図4(A)
に示すように、周辺回路領域Sにおいて、重複幅ts
大きい結果、その周辺トランジスタTrs1 の耐圧は著し
く向上する。なぜなら、重複幅ts に相当する部分に
は、第1チャネルストッパ領域14が形成され、その不
純物濃度は、第2チャネルストッパ領域24よりも薄く
なるからである。また、周辺回路Sに存在する第1チャ
ネルストッパ領域14は、周辺回路トランジスタTrs1
の狭チャネル効果を抑制する作用も有する。
【0029】図4(B)に示すように、メモリセル領域
では、高集積化の要請から、重複幅tm が狭いが、第2
チャネルストッパ領域24の作用により、メモリセル用
トランジスタTrmの寄生トランジスタのしきい値電圧を
高く設定することが可能になると共に、微細化に伴う狭
チャネル効果を抑制することも可能である。
【0030】なお、図4中、符号30はメモリセル用ト
ランジスタの中間絶縁膜を示し、符号32はメモリセル
用トランジスタのコントロールゲートとなる第2導電膜
を示し、たとえばポリシリコン膜で構成される。図4に
示す例では、第2導電膜32が周辺回路領域のトランジ
スタのゲート電極となる。図4に示すその他の符号は、
図1〜3に示す実施例と共通なので、その説明は省略す
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、選択酸化素子分離領域を形成した後に、チャネルス
トッパ用イオン注入を行なうので、選択酸化素子分離領
域形成のための熱酸化時に、チャネルストッパ領域の不
純物拡散層が薄くなることはなくなる。その結果、MO
Sトランジスタにおける寄生トランジスタのしきい値電
圧が上昇し、MOSトランジスタとしての特性が劣化す
ることはない。また、チャネルストッパ領域の不純物
が、MOSトランジスタのチャネル領域まで拡散するこ
とはなくなるので、狭チャネル効果を抑制することがで
き、MOSトランジスタの微細化が可能となる。さら
に、チャネルストッパ領域の不純物が選択酸化素子分離
領域に偏析することもなくなる。
【0032】また、本発明では、第1導電膜をパターン
加工するためのレジスト膜をマスクとして、選択酸化素
子分離領域の下部に、チャネルストッパ用イオン注入を
行なうので、マスク枚数を特別に増やす必要もない。
【0033】本発明の方法を用いてメモリ装置を製造す
る場合には、メモリセル領域と、周辺回路領域とにおい
て、チャネルストッパ用イオン注入条件を別々に最適化
することが可能になり、各々の領域で最適なMOSトラ
ンジスタの形成が可能になる。また、本発明の方法を用
いれば、特にセルサイズの点で制約の大きいメモリセル
用MOSトランジスタの実効のチャネル幅を広く取れる
ため、レイアウト上のチャネル幅を小さくすることがで
き、セルサイズの縮小化が可能である。さらに、第1導
電膜のパターン加工を工夫することにより、周辺回路領
域の特定のMOSトランジスタ用選択酸化素子分離領域
に対して、選択酸化素子分離領域形成後のチャネルスト
ッパ用イオン注入が可能となり、そのトランジスタの耐
圧を向上させるなどが可能となる。したがって、プロセ
ス設計の自由度が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体装置の製造過程
を示す概略断面図である。
【図2】同実施例に係る半導体装置の製造過程を示す概
略断面図である。
【図3】第1導電膜を加工するためのレジスト膜のマス
クパターンの一例を示す平面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る半導体装置の製造過
程を示す概略断面図である。
【符号の説明】
2… 半導体基板 12… 選択酸化素子分離領域(LOCOS) 14… 第1チャネルストッパ領域 16… ゲート絶縁膜 18… 第1導電膜 20… レジスト膜 22a,22b… イオン注入用開口部 24… 第2チャネルストッパ領域 M… メモリセル領域 S… 周辺回路領域 Trm… メモリセル用トランジスタ Trs1 ,Trs2 … 周辺回路用トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/792

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティングゲートを有するMOSト
    ランジスタが形成してある半導体装置の製造方法におい
    て、 半導体基板の表面に、選択酸化素子分離領域を形成した
    後に、フローティングゲートと成る第1導電膜を形成
    し、その後、第1導電膜をパターン加工するレジスト膜
    をマスクとして、選択酸化素子分離領域の下部に、チャ
    ネルストッパ用イオン注入を行なうことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 メモリセル領域および特定の周辺回路領
    域に形成された選択酸化素子分離領域に対して、選択酸
    化素子分離領域形成後のチャネルストッパ用イオン注入
    を行なうことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 特定の周辺回路領域に存在する選択酸化
    素子分離領域には、この選択酸化素子分離領域が形成さ
    れる前にも、チャネルストッパ用のイオン注入を行なう
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 選択酸化素子分離領域の形成後に行なう
    チャネルストッパ用イオン注入のためのレジスト膜と、
    選択酸化素子分離領域との重複幅が、メモリセル領域に
    比較し、周辺回路領域において大きいことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6316314B1 (en) 1999-01-26 2001-11-13 Nec Corporation Nonvolatile semiconductor memory device and fabrication method
KR100326812B1 (ko) * 1999-12-28 2002-03-04 박종섭 반도체 소자의 제조방법

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