JPH0615119U - 変換器における操作時の破損防止構造 - Google Patents

変換器における操作時の破損防止構造

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JPH0615119U
JPH0615119U JP5897592U JP5897592U JPH0615119U JP H0615119 U JPH0615119 U JP H0615119U JP 5897592 U JP5897592 U JP 5897592U JP 5897592 U JP5897592 U JP 5897592U JP H0615119 U JPH0615119 U JP H0615119U
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JP
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bellows
operating
shaft
converter
spring member
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JP5897592U
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Inventor
栄太郎 下田
Original Assignee
栄通信工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作軸を傾倒させて操作する変換器(ジョイ
スティックコントローラ等)において、操作軸の傾倒操
作の限界点であるストッパ部に操作軸が激しく当たった
ときの破損を防止する。 【構成】 ストッパ部に操作軸が当たる際にその衝撃を
吸収する緩衝部材30を取り付ける。この緩衝部材30
は袋状のベローズ32の中にスプリング部材33を内蔵
した構造とする。操作軸による最初の大きな衝撃力に対
しては先ずこれをベローズ32の部分で吸収し、その後
はスプリング部材33によって相乗的に大きな力を吸収
することにより確実に破損が防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はジョイスティックコントローラやポテンショメータ等の変換器におい て、操作部材の操作時の破損を防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8に変換器の一例としてジョイスティックコントローラの構造を示す。 図において1はジョイスティックコントローラを全体として示し、2はその筐 体で、この筐体2の中央部には上部保持部材3と下部保持部材4に挟まれるよう にして球状体(ボール)5が転動自在に保持されており、この球状体5に操作部 材としての操作軸6が貫通して取り付けられている。
【0003】 また筐体2には球状体5を中心として半円弧状の第1の揺動板7がその両端部 に連結された軸8,9を介して揺動(回動)自在に軸支されており、一方の軸9 は筐体2の外側面に取り付けられた第1の回転型ポテンショメータ10の回転軸 に連結されている。また筐体2には上記第1の揺動板7と直交して、この第1の 揺動板7と同じ形状を有する第2の揺動板11が揺動自在に軸支されており、そ の一端は筐体2の外側面に上記第1の回転型ポテンショメータ10と直交する向 きに取り付けられた第2の回転型ポテンショメータ(図には表われていない)の 回転軸に連結されている。これら第1の揺動板7と第2の揺動板11には夫々中 央部に長手方向に溝孔7aと11aが形成されており、この溝孔7aと11aと を連通して操作軸6の下端部6aが挿通係合されている。
【0004】 そしてこのように構成されるジョイスティックコントローラにおいて、操作軸 6を傾倒させることにより、その方向及び角度に応じて第1及び第2の揺動板7 及び11が揺動し、これに伴って第1及び第2の回転型ポテンショメータが作動 して夫々の電気抵抗値が可変され、即ち操作軸6の前後左右の傾倒操作がXY方 向の電気抵抗出力に変換されることになる。
【0005】 また図9は変換器の他の例として直線摺動型ポテンショメータを示している。 図において13は直線摺動型ポテンショメータを全体として示し、14,15 ,16は夫々筐体を構成する底基板、表基板、裏基板で、これらは止め螺子17 ,18によって一体に合体固着されてなり、さらにその上面部にはカバー19が 止め螺子20によって固着されている。そしてその内部においては、底基板14 の内面に設けられた台21上にエレメント22が形成されており、これに対応し て表基板15には軸受部材23を介して操作部材としての操作軸24が往復摺動 自在に貫通支持され、この操作軸24の内側端部に摺動子25が取り付けられて これが上記エレメント22に摺接している。
【0006】 そしてこのように構成される直線摺動型ポテンショメータ13において、操作 軸24を摺動させるとこれと一体に摺動子25がエレメント22上を摺動し、こ れによって電気抵抗値が可変され、即ち操作軸24の直線摺動操作が電気抵抗出 力に変換されることになる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このように構成される従来の変換器においては、前者のジョイスティックコン トローラ1の場合、操作軸6の激しい操作や誤った操作等により、操作軸6をそ の操作範囲の限界点であるストッパ部12(この例では上部保持部材3の開口面 )に強く当ててこれを破損するという事故がしばしばあった。また後者の直線摺 動型ポテンショメータ13の場合、操作軸24を強く押し込むように操作したと きに、操作軸24がストッパ部26(裏基板16の内側面)に当たり、その衝撃 によって裏基板16とカバー19あるいは底基板14との間の螺子止め部が破損 するということもしばしばあった。 本考案はこれらの破損事故を防止することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、傾倒あるいは直線移動操作による操作 部材を有してなる変換器において、操作部材の操作範囲の限界点であるストッパ 部に操作部材が当たる際にその衝撃を吸収する緩衝部材を設ける。この緩衝部材 は、袋状のベローズの中にスプリング部材を内蔵した構造とする。
【0009】
【作用】
上記の如く構成される本考案構造においては、操作部材による最初の大きな衝 撃に対しては、緩衝部材のベローズの部分でその衝撃力を吸収し、その後はベロ ーズ内のスプリング部材で相乗的に大きな力を吸収する如く作用し、これによっ て確実に破損が防止される。
【0010】
【実施例】
以下、図1〜図7を参照して本考案の実施例について説明するに、前述した図 8及び図9の従来例と対応する部分には同一符号を付してある。
【0011】 図1はジョイスティックコントローラに本考案を適用した例で、即ちこのジョ イスティックコントローラ1においては、操作軸6の傾倒操作範囲の限界点にお いて操作軸6が当たるストッパ部12に、操作軸6と対向して緩衝部材30が取 り付けられている。尚この場合ストッパ部12に凹部31を設け、この凹部31 に緩衝部材30を取り付けてある。
【0012】 この緩衝部材30は、図5により明らかな如く中空円筒型の袋状のベローズ3 2の中に、その先端面の内側と基端面の内側との間にわたってコイル状のスプリ ング部材33を内蔵して構成されている。このベローズ32及びスプリング部材 33の材質としては、夫々金属、プラスチック、ゴム等が用いられる。またベロ ーズ32の適宜箇所には空気抜き孔34が設けられており、ベローズ32に圧縮 方向に圧力を加えるとこの空気抜き孔34から徐々に内部の空気が抜けることに よりベローズ32は緩やかに収縮されると同時にスプリング部材33も圧縮され 、圧力が解除されるとベローズ32は自らのもつ弾性復元力とスプリング部材3 3の弾性復元力とによって元の長さまで復帰伸長されるようになっている。尚、 空気抜き孔34の数、大きさはベローズ32及びスプリング部材33の衝撃吸収 力により適宜変更して形成する。またこの緩衝部材30のベローズ32の先端面 即ち操作軸6との対向面には受け板35が固定されており、これによって操作軸 6が当たった際の衝撃からベローズ32を保護している。一方ベローズ32の基 端面には取付板36が固定されており、緩衝部材30はこの取付板36を介して ストッパ部12の凹部31に接着剤等によって固着される。
【0013】 そして以上のように構成されるジョイスティックコントローラ1において操作 軸6を激しく傾倒操作した場合、操作軸6が緩衝部材30に当たってこの緩衝部 材30が圧縮され、これによって衝撃が吸収された後、操作軸6はストッパ部1 2に当たって止まる。このとき緩衝部材30は操作軸6による最初の大きな衝撃 に対しては先ずベローズ32が緩やかに収縮されることでその衝撃力を吸収し、 その後はベローズ32に内蔵されているスプリング部材33の圧縮により相乗的 に大きな力を吸収する如く作用し、これによって操作軸6の破損が確実に防止さ れることになる。また、操作軸6を傾倒状態から元の中立位置に戻すときには、 緩衝部材30はベローズ32自身の弾性復元力に加えて内部のスプリング部材3 3の弾性復元力によって速やかに元の長さに復帰伸長されるので、操作軸6の次 の動作による衝撃吸収に素早く対応できるものである。
【0014】 尚、以上の実施例では操作軸6が当たるストッパ部12側に緩衝部材30を取 り付けた例を示したが、図2に示すように操作軸6側に緩衝部材30を取り付け た構成としてもよい。さらに、緩衝部材30の形状としては、上記の如き円筒型 のベローズ形状の他にも、例えば図6に示すような先端に向って小径となる円錐 型のベローズ形状としてもよい。この円錐型のベローズの場合、操作軸6の押圧 に伴ってベローズ32による緩衝力が次第に大きくなるという特徴を有し、これ がスプリング部材33による緩衝力と相まって操作軸6の破損をより確実に防止 できる効果がある。また、ベローズ32中に内蔵されるスプリング部材33とし ては、コイル状のスプリングに限ることなく図7に示すような円筒状のスプリン グを用いてもよい。さらにこの緩衝部材30の形状としては、他種々の形状が考 えられる。
【0015】 また図3は直線摺動型ポテンショメータに本考案を適用した例で、即ちこのポ テンショメータ13においては、操作軸24を押し込む方向に操作したときにそ の限界点で操作軸24が当たるストッパ部26に、前述した如き図5の円筒型ベ ローズ32の中にスプリング部材33を内蔵してなる緩衝部材30が取り付けら れている。
【0016】 そしてこのポテンショメータ13において操作軸24を強く押し込むように操 作した場合、操作軸24が緩衝部材30に当たってこの緩衝部材30が圧縮され ることにより衝撃力が吸収され、その後操作軸24は緩衝部材30が完全に圧縮 されたところで止まる。このとき前述したように緩衝部材30は操作軸24によ る最初の大きな衝撃に対してはベローズ32でその衝撃力を吸収し、その後はベ ローズ32内のスプリング部材33で相乗的に大きな力を吸収する如く作用する ため、操作軸24の過大操作によって裏基板16とカバー19あるいは底基板1 4との間の螺子止め部が破損するといった事故を確実に防止することができる。 また操作軸24を元の位置に戻すときには、緩衝部材30はベローズ32自身の 弾性復元力とスプリング部材33の弾性復元力とによって速やかに元の長さに復 帰伸長されるので、操作軸24の次の動作に素速く対応することができる。尚、 この図3の実施例においては、操作軸24が当たるストッパ部26側に緩衝部材 30を取り付けた例を示したが、図4に示すように操作軸24側に緩衝部材30 を取り付けた構成としてもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上に説明した如く本考案によれば、操作部材がその操作範囲の限界点まで操 作されたときの衝撃力を緩衝部材のベローズとその内部のスプリング部材とで相 乗的に吸収するようにしたので、操作部材やそのストッパ部周辺の破損事故を確 実に防止でき、しかも操作部材を元の位置に戻すときには、緩衝部材は速やかに 元の長さに復元されるので、操作部材の次の動作に素早く対応できる効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジョイスティックコントローラに本考案を適用
した実施例の要部の縦断側面図である。
【図2】同、他の実施例の要部の側面図である。
【図3】直線摺動型ポテンショメータに本考案を適用し
た実施例の縦断側面図である。
【図4】同、他の実施例の縦断側面図である。
【図5】緩衝部材の縦断側面図である。
【図6】緩衝部材の他の形状例である。
【図7】緩状部材の他の形状例である。
【図8】従来例を示すジョイスティックコントローラの
縦断側面図である。
【図9】従来例を示す直線摺動型ポテンショメータの縦
断側面図である。
【符号の説明】
1 ジョイスティックコントローラ 6 操作軸 12 ストッパ部 13 ポテンショメータ 24 操作軸 26 ストッパ部 30 緩衝部材 32 ベローズ 33 スプリング部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾倒あるいは直線移動動作による操作部
    材を有してなる変換器において、上記操作部材の操作範
    囲の限界点であるストッパ部に上記操作部材が当たる際
    にその衝撃を吸収する緩衝部材が設けられ、この緩衝部
    材は、袋状のベローズの中にスプリング部材を内蔵した
    構成を有してなる変換器における操作時の破損防止構
    造。
JP5897592U 1992-07-30 1992-07-30 変換器における操作時の破損防止構造 Pending JPH0615119U (ja)

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JPH0615119U true JPH0615119U (ja) 1994-02-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003140757A (ja) * 2001-10-30 2003-05-16 Alps Electric Co Ltd ハプティック入力装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS639514U (ja) * 1986-07-08 1988-01-22

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