JPH0614965U - 渦電流探傷信号処理装置 - Google Patents

渦電流探傷信号処理装置

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JPH0614965U
JPH0614965U JP5809492U JP5809492U JPH0614965U JP H0614965 U JPH0614965 U JP H0614965U JP 5809492 U JP5809492 U JP 5809492U JP 5809492 U JP5809492 U JP 5809492U JP H0614965 U JPH0614965 U JP H0614965U
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JP
Japan
Prior art keywords
eddy current
signal
support plate
flaw detection
pipe
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Withdrawn
Application number
JP5809492U
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English (en)
Inventor
武男 神村
弘次 木寺
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0614965U publication Critical patent/JPH0614965U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管支持板信号を相殺して管の欠陥信号のみを
取出すとともに、解析チャンネル数が1/2になって処
理回路が簡単になり、管の欠陥の検出性が向上する。 【構成】 管支持板にて支持された管内に挿入され円周
上等間隔に2n個の渦電流センサーを備えたプローブの
探傷信号処理装置において、互いに180°離れた渦電
流センサー1同士のX信号,Y信号が組合わせて送られ
管支持板信号を相殺消去し欠陥信号のみを取出す減算器
3と、減算器3からの欠陥信号15X〜48Yを全波整
流して解析器5へ送る整流器4とを具えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、管支持板にて支持されている管の渦電流探傷検査における渦電流探 傷信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば熱交換器伝熱管のように管支持板にて支持されている管内に挿入される 渦電流探傷プローブは、図2(A)側面図及び(B)横断面図に示すように、管 支持板20にて支持されている管19内に挿入可能の直径を有する円柱状のプロ ーブ10には、円周上等間隔に2n個例えば8個の渦電流センサー11が配設さ れるとともに、管内挿入時の安定性を確保するためのガイド12が前後に取付け られており、また後側のガイド12には導管13が接続されて、各渦電流センサ ー11からの導線の通路となるとともに、プローブ10の挿入,引抜操作に使用 される。しかして渦電流センサー11からの探傷信号の処理にあたっては、図3 系統図に示すように、#1〜#8の各渦電流センサー11からのX,Y成分信号 は、そのまゝ探傷器14,信号処理装置15を経て解析器16に送られている。 この場合信号X,Yはプローブ10が管支持板20領域を通過すると、管支持板 信号17のように信号が変形し、この領域内に欠陥があった場合、この管支持板 信号17に欠陥信号18が重畳されて現れる。
【0003】 しかしながらこのような信号処理の仕方では、管支持板信号17の干渉により 欠陥信号18の判定に限度があって、小さい傷は判定困難であり、また8個の渦 電流センサー11に対し16個の信号処理を行う必要があり、処理回路が複雑に なり、従って検出感度向上のためのセンサー増加にも限度がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので、管支持板信号を相殺し て管の欠陥信号のみを取出すことができるとともに、解析チャンネル数が従来の 1/2になって処理回路が簡単になり、管の欠陥の検出性が向上できる渦電流探 傷信号処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために本考案は、管支持板にて支持された管内に挿入され円周上等間隔に 2n個の渦電流センサーを備えたプローブの探傷信号処理装置において、互いに 180°離れた渦電流センサー同士のX信号,Y信号が組合わせて送られ管支持 板信号を相殺消去し欠陥信号のみを取出す減算器と、上記減算器からの欠陥信号 を全波整流して解析器へ送る整流器とを具えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案渦電流探傷信号処理装置においては、管支持板の信号は各渦電流センサ ーとも同じで180°位相が異なるセンサーの信号を減算することにより、演算 後の信号は管支持板の信号を含まないものになり、従って欠陥がある場合は欠陥 信号のみを取出すことができる。また整流器を経由して解析器に送られるため、 欠陥信号はすべて同極信号になるとともに解析器へのチャンネル数がセンサー数 の半分になり、処理回路が簡単になる。
【0007】
【実施例】
本考案渦電流探傷信号処理装置の一実施例を図1系統図について説明すると、 図1において、#1〜#8の各渦電流センサー1の出力信号は、探傷器2からそ れぞれX成分,Y成分として、1X,1Y;2X,2Y;3X,3Y;4X,4 Y;5X,5Y;6X,6Y;7X,7Y;8X,8Yが出力される。そこで1 80°位相が異なる渦電流センサー1の信号、すなわち#1,#5;#2,#6 ;#3,#7;#4,#8の渦電流センサー1のそれぞれX方向,Y方向の信号 を減算器3に入れて演算し、15X,15Y;26X,26Y;37X,37Y ;48X,48Yの信号を取出すと、これらの信号には、図3に示す管支持板信 号17は相殺されて含まれてなく欠陥信号18のみが含まれる。
【0008】 この減算器3から取出した15X〜48Yの各信号をそれぞれ整流器4に導入 すると、整流器4は、15X,15Y等の信号に欠陥信号18が含まれる場合は 負の位相になる場合があるため、全波整流を行い極性を同一にして、最終的なX ,Y信号として解析器5に送る。これらX.Y信号のセットは渦電流センサー1 の数の半分になり、解析器5へのチャンネルは4回路に減少する。
【0009】 かくしてこの渦電流探傷信号処理装置によれば、互いに180°離れた渦電流 センサー1同士の信号を組合わせることにより、管支持板信号が相殺できて欠陥 信号のみが取出せるとともに、解析チャンネル数が従来の1/2になり回路が簡 単になる。また最終信号は整流器4による全波整流されるため欠陥信号はすべて 同相となり、解析波形(リサージュ波形)は第1象限のみでよい。なおこの装置 は管支持板領域だけでなく、管の円周方向に一様な障害物が存在する場合例えば 拡管部境界に対しても有効である。
【0010】
【考案の効果】
要するに本考案によれば、管支持板にて支持された管内に挿入され円周上等間 隔に2n個の渦電流センサーを備えたプローブの探傷信号処理装置において、互 いに180°離れた渦電流センサー同士のX信号,Y信号が組合わせて送られ管 支持板信号を相殺消去し欠陥信号のみを取出す減算器と、上記減算器からの欠陥 信号を全波整流して解析器へ送る整流器とを具えたことにより、管支持板信号を 相殺して管の欠陥信号のみを取出すことができるとともに、解析チャンネル数が 従来の1/2になって処理回路が簡単になり、管の欠陥の検出性が向上できる渦 電流探傷信号処理装置を得るから、本考案は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案渦電流探傷信号処理装置の一実施例の系
統図である。
【図2】公知の渦電流探傷プローブを示し、同図(A)
は側面図、同図(B)は横断面図である。
【図3】従来の信号処理装置の系統図である。
【符号の説明】
1 渦電流センサー 2 探傷器 3 減算器 4 整流器 5 解析器 17 管支持板信号 18 欠陥信号 X,Y 渦電流センサーのX,Y成分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管支持板にて支持された管内に挿入され
    円周上等間隔に2n個の渦電流センサーを備えたプロー
    ブの探傷信号処理装置において、互いに180°離れた
    渦電流センサー同士のX信号,Y信号が組合わせて送ら
    れ管支持板信号を相殺消去し欠陥信号のみを取出す減算
    器と、上記減算器からの欠陥信号を全波整流して解析器
    へ送る整流器とを具えたことを特徴とする渦電流探傷信
    号処理装置。
JP5809492U 1992-07-27 1992-07-27 渦電流探傷信号処理装置 Withdrawn JPH0614965U (ja)

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JPH0614965U true JPH0614965U (ja) 1994-02-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013511043A (ja) * 2009-11-12 2013-03-28 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 蒸気発生器のモデル化及び原子力発電所の蒸気発生器細管のデータ処理方法

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Effective date: 19961003