JPH0614940B2 - カニューレを使用するための改良スリップ・キャップ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は獣医薬組成物を投与するためのアプリケーター
に関する。該アプリケーターは容器、該容器から伸びる
カニューレおよび該カニューレを覆うための２ピース
（ｐｉｅｃｅ）のキヤップよりなる。選ぶ順序により２
ピースのキヤップを該カニューレから取り外すことが可
能であり、該キヤップの外側のピースを取り外した場合
は、該カニューレの長さの１部分のみが露出してそれを
動物の乳房に挿入することができ、内側および外側のキ
ヤップを共に取り外した場合は、該カニューレの全長が
露出してそれを動物の乳房に挿入することができる該キ
ヤップには、漏出や汚染に対し該カニューレをシールす
るシール手段が配されている。

先行技術の記載 乳腺炎および／または乳房の他の病気の治療に有効であ
る獣医薬、例えばペニシリンを含有する獣医薬組成物
を、治療する動物の乳房中に注射することにより乳腺炎
および／または乳房の他の病気を治療することは公知で
ある。

乳首を通して乳房中に獣医薬組成物を注射するために使
用するカニューレは、好ましくは、該カニューレが該動
物の組織を削つたりまたは刺激したりしないように、滑
らかな表面を有し、非研磨で生理学的に不活性なポリエ
チレンのような合成樹脂で作られる。

該獣医薬組成物の漏出を避けるためおよびその汚染を避
けるために、該カニューレをその使用前は外気からシー
ルしておかなければならない。。従来、カニューレの外
面が摩擦で係合するスリップ型キヤップを使用すること
が通例であつた。スリップ型キヤツプは偶然に外れやす
く、所望した程の密着性シールを提供しない。本発明
は、カニューレから偶然にはより外れにくく、該カニュ
ーレに対してより密着してシールする改良スリップ型キ
ヤップを提供する。

さらに、獣医薬組成物を直接乳首中に、または別法とし
て直接動物の乳房中に注射することが必要かもしれな
い。本発明は、カニューレ用の２ピースのスリップ・キ
ヤップを提供し、かかるキヤップは、該キヤップの１の
部分を取り外した場合には該カニューレを部分的にのみ
乳首中に挿入することを可能とし、キヤップの部分を取
り外した場合には、該カニューレを完全に動物の乳房中
に挿入することを可能とする 発明の概要 本発明により、容器から伸び、かつ治療を行う動物の乳
首中または乳房中に獣医薬組成物を適用するのに適した
カニューレを有する当該容器よりなることを特徴とする
獣医薬組成物を投与するためのアプリケーターが提供さ
れる。２つの部分の、管状のスリップ・キヤップ・シス
テムまたは鞘を取り外し可能なように該カニューレに結
合しており、実質的にその全長を覆う。該スリップ・キ
ヤップ・システムの１つの部分を取り外した場合、該カ
ニューレの外側の部分のみが露出し、該カニューレを動
物の乳首中に途中までだけ挿入できる該スリップ・キヤ
ップ・システムの両部分を取り外した場合、該カニュー
レの全長が露出し、該カニューレの全長を乳房中に挿入
できる。該スリップ・キヤップ・システムは、該カニユ
ーレの外部表面に取り外し可能にシール係合する内部シ
ール構造を有し、それにより獣医薬組成物が該カニユー
レから漏出するのを防ぎ、該カニユーレおよび該容器の
内容物の汚染を防ぐ。

本発明の好ましい具体例において、該カニユーレは、約
０．９１〜約０．９４の密度を有する比較的弾力的に変
形できる低密度ポリエチレンから作る。少なくとも該ス
リツプ・キヤップ・システムの内側部分または基底キヤ
ップは、約０．９４〜約０．９６５で、該カニューレを
作る低密度ポリエチレンの密度より高い密度を有する高
密度ポリエチレンから作る。該スリップ・キヤップ・シ
ステムの外側部分または先端キヤップは、高密度ポリエ
チレンまたは低密度ポリエチレンのいずれかから作る。
該スリップ・キヤップ・システムの基底キヤップを作製
するのに使用する高密度ポリエチレンはより高い強度お
よびより大きな硬度を有し、該カニューレを作る低密度
ポリエチレンほど容易に弾力的には変形しない該スリッ
プ・キヤップ・システムの外側部分または先端キヤップ
は、該カニューレの外部表面と干渉して適合する内部環
状リングまたは隆起部を有する。該スリップ・キヤップ
・システムの外側部分または先端キヤップは、該カニュ
ーレの軸方向外側端部上にプレスばめし、その結果、該
リングが該カニューレの外部壁を弾力的に変形させてシ
ールして係合し、これにより、該カニューレから物質が
漏出するのを防ぎ、該カニューレの汚染を防ぐ。

【図面の簡単な説明】

図１は、本発明における、カニューレおよび該カニュー
レについて２つの部分のスリップ・キヤップ・システム
を有する容器の分解図あり、 図２は、図１の該カニューレおよびスリップ・キヤップ
の中央断面図であり、 図３は、図２の上部の拡大図であり、 図４は、図２と同様の図であり、本発明の修飾を示す。 好ましい具体例の記載 図１を参照し、本発明によるアプリケーター１０は一般
に、そこから軸方向に伸びたカニューレ１２を有する細
長い容器１１ならびに本体または基底キヤップ１４およ
び先端キヤップ１６からなる２つの部分のスリップ・キ
ヤップ・システムまたは鞘１３よりなることを特徴とす
る。 容器１１は、獣医薬組成物を非経口投与するのに適した
いずれの型式とすることもでき、該獣医薬組成物の必要
投与量を保持するのに十分なサイズとする。例えば、容
器１１は、低密度ポリエチレンでできた無菌で使い捨て
可能な皮下注射器筒であってもよい。該容器１１はその
一端に、軸方向外向きに伸びる必須のハブ１７を有す
る。ハブ１７はその外部表面上に、横方向外側に突出す
る環状リブ１８（図１および２）を有し、かつ長手方向
にそれを貫通して伸びる中央開口１９を有する。ハブ１
７は、リブ１８から下方向に少し距離を置いて平坦な壁
２０を有し、リブと一緒になつて溝２５を形成する。開
口１９は容器１１の内室に連絡する。カニューレ１２
は、容器１１から離れる方向にハブ１７から軸方向に伸
びる。カニューレ１２は細長い、滑らかな面の、管状部
材であり、ハブ１７中の開口１９から縦に伸びる中央開
口２１を有する。該カニューレ中の開口２１はその長手
方向外側末端で開いている。開口２１の長手方向内側末
端はハブ１７中の開口１９に、したがつて容器１１の内
室に連絡しており、その結果該容器の内容物をカニュー
レ１２を通して適用できる。カニューレ１２は、治療す
べき動物の乳房中へ、最も深く貫通させる意図に必要な
程度の長さでなければならない。カニューレ１２は、好
ましくは、その外壁がカニューレの縦軸に対して約２℃
の角度で伸びるように縦外方向にテーパーをつける。こ
れはカニューレの挿入および取り出しを容易にする。 容器１１、ハブ１７およびカニューレ１２は、好ましく
は、本明細書中以下にさらに詳細に記載するように、低
密度ポリエチレンからできた、一体の、モノリシツク
な、成形形状付与した部品である。 ２ピースのスリップキヤップシステム１３の本体または
基底キヤップ１４は一般に円筒形でかつ細長く、容器１
１のハブ１７を包囲しかつ取り外し可能にそれを締める
横方向に拡大した内側セクシヨン２６を有する。好まし
くは、本体１４は、容器１１から離れる方向にテーパー
を付す。本体１４の拡大した内側セクシヨン２６は、そ
の縦方向内側末端に環状で、横方向内側に突出する輪２
７および末端壁３０を有する。内側の、環状の、軸方向
に伸びた溝２８は、隆起部２７の隣接から軸方向外側に
伸びる。本体１４が取り外し可能にカニューレ１２を締
めている場合、本体１４の末端壁３０はハブ１７の平坦
な壁２０に接し、ハブ１７上の環状リブ１８は溝２８中
に取容され、隆起部２７はリブ１８の下に位置して、ス
ナップ−ロック効果（ｓｎａｐ−ｌｏｃｋ ｅｆｆｅｃ
ｔ）により、取り外し可能にキヤップ１３の本体１４を
ハブ１７に固定している。キヤップ１３の本体１４の軸
方向外側末端は、カニューレ１２の軸方向外側末端部分
３１が貫通して伸びる開口を形成する、横方向内側に伸
びるショルダー２９を有する。該キヤップを取り外すの
に必要なので、本体１４の内壁は、隆起部２７およびシ
ョルダー２９の個所を除き、カニューレ１２の外壁から
間隔を設けてあり、これによりこれらの部分は互いによ
り容易に屈曲できる 先端キヤップ１６は、本体１４の軸方向外側部分の鞘と
なる軸方向内側管状スリーブ部３３およびカニューレ１
２の軸方向外側末端部分３１の鞘となる直径の減少した
軸方向外側部分３４を有する。３４の部分はその外側末
端で閉じており、それはカニューレ１２の軸方向外側末
端部分３１を覆う。先端キヤップ１６のスリーブ部分３
３の内側表面には、本体１４上の、環状の、横方向外側
に突出する、ロツク・リング３６と取り外し可能に係合
させるために、環状の、内側方向に突出する保持リング
３５がその軸方向内側末端に設けられており、これによ
り、先端キヤップ１６を、スナップ・ロック型（ｓｎａ
ｐ−ｌｏｃｋ ｔｙｐｅ）カツプリングにより、カニュ
ーレ１２の本体１４上の所定の場所に、取り外し可能に
係合させて保持できる。この位置において、図３に示す
ように、先端キヤップ１６のショルダー３７は、３１部
分と３４部分との間に横方向に伸びており、スリップ・
キヤップ・システム１３の本体１４上のショルダー２９
に接する。 横方向外側に突出するフランジ３８は、先端キヤップ１
６の軸方向内側末端に設けられる。容器１１の内容物を
適用しようとする場合、使用者は手動でフランジ３８を
手指または親指と係合させることができ、先端キヤップ
１６を本体１４から指でひっばり取ることができ、これ
により、該カニューレの末端部分３１が露出し、容器１
１の内容物を適用できる。スリップ・キヤップ・システ
ム１３の全体を取り外してカニューレ１２の全長を露出
させようとする場合、使用者は本体１４をつかんで、そ
れを屈曲させて隆起部２７およびリブ１８の係合を解
き、ついで、スリップ・キヤップ・システム１３全体を
該カニューレから軸方向に滑らせてはずすことができ
る。 先端キヤップ１６の軸方向外側部分３４の内側表面は、
カニューレ１２の軸外側部分３１の外壁の対向部分を弾
力的に変形させる環状の、横方向内側に突出するシール
・リング４１を有し、これによりカニューレ１２中に相
補的な溝４２を形成する。このように、リング４１およ
び溝４２は、先端キヤップ１６とカニューレ１２の軸方
向外側末端部分３１との間を効果的、弾力的にシールす
る。これは、容器１１の内容物の漏出を防ぎ、前記内容
物を滅菌状態に保つ作用をする。この目的のために、カ
ニューレ１２は、好ましくは、約０．９１〜約０．９４
の密度を有する低密度ポリエチレンから作る。先端キヤ
ップ１６は、前記低密度ポリエチレンまたは約０．９４
０〜約０．９６５の密度を有する高密度ポリエチレンか
ら作る。高密度ポリエチレンは低密度ポリエチレンより
高い強度および硬度を有するため、先端キヤップ１６を
高密度ポリエチレンから作製しそれをカニューレ１２の
軸方向外側末端上に置き軸方向内側にそれに沿つて押し
込んだ場合、先端キヤップ１６上のシール・リング４１
は、ショルダー３７がショルダー３９に接するまで移動
しながら、カニューレ１２の末端部分３１の外壁の連続
部分を弾力的に変形させる。その位置で、リング４１は
溝４２を形成し、前記リングおよび溝の対向壁部分は弾
力的に相互に押し合つて、その部分間に密着シールを形
成し、先端キヤップ１６を所定の位置に保持する。先端
キヤップ１６を低密度ポリエチレンで作製した場合、リ
ング４１は弾力により歪が解消され溝４２はさほど深く
はならないが、リング４１および溝４２の対向壁はな
お、相互に押し合つて、先端キヤップ１６とカニューレ
１２との間に密着シールを形成する。 カニューレ１２の軸方向外側末端３１の外径が約２．５
０ｍｍであり、該カニューレの壁の厚さが約０．５ｍｍ
である本発明の典型的な環境において、シール・リング
４１の径方向深さＤは約０．２２ｍｍである。この例に
おいて、先端キヤップ１６は、「マーテックス・ビーエ
ムエヌ・テイーアール８８０（ＭＡＲＴＥＸ ＢＭＮ
ＴＲ８８０）」の名で商業的に入手可能な高密度ポリエ
チレンかまたは「テナイト（Ｔｅｎｉｔｅ）８００Ａ」
の名で商業的に入手可能な低密度ポリエチレンから作ら
れ、カニューレ１２は「テナイト（Ｔｅｎｉｔｅ）８０
０Ａ」の名で商業的に入手可能な低密度ポリエチレンか
ら作られる。スリップ・キヤップ・システム１３の本体
１４は、「マーレツクス・ビーエムエヌテイーアール８
８０（Ｍａｒｌｅｘ ＢＭＮＴＲ８８０）」の名で商業
的に入手可能な高密度ポリエチレンから作られる。 先端キヤップ１６が、カニューレ１２の外側末端３１お
よびスリップ・キヤップ・システムの本体１４を締めて
いる場合、カニューレ１２は露出および汚染から守られ
ており、アプリケーター・ユニット１０全体を安全に保
存でき輸送できる容器１１中の医薬組成物投与すべき場
合、フランジ３８を手で係合させることによつて先端キ
ヤップ１６をはずし、それにより該カニューレの外側末
端部分３１を露出させることができる。カニューレ１２
を比較的浅く入れたい場合は、カニューレ１２の外側末
端部分３１をショルダー２９が動物の肉体に接触するま
で挿入する。ショルダー２９は該カニューレの動物内へ
の貫通の深さを制限する該カニューレのより大きな長さ
を露出させたい場合は、スリップ・キヤップ・システム
の本体１４を、前記本体を屈曲させてカニューレ１２に
対し上方へ引つ張ることにより取りはずせる。本体部分
を取りはずす場合は、カニューレ１２の全長が露出し、
該カニューレを動物中に最大限に挿入できる 修飾 修飾スリップ・キヤップ・システムを図４に示す。図１
〜３の具体例における部分に対応するこの図の部品は、
接尾辞「ａ」を付した同一参照番号により識別できる。
この修飾は、フランジ３８ａから下方に伸び、スリップ
・キヤップ・システムの本体部分１４ａをより長い部分
にわたつて覆う円筒状スカート５１を設けた点で、図１
〜３の修飾と異なつている。また、先端キヤップ１６ａ
の内側末端に、互いにかみ合うロツク・リングならびに
シール・リング３５ａおよび３６ａを設ける。さらに、
ショルダー３７ａと外側キヤップ部分３４ａの接合部
に、リング４１ａおよび相補的なくぼみ４２ａを実質的
に設ける。また、ハブ１７ａを容器１１へ向かう方向に
広げ、リブ１８を省略し、ハブ１７ａの内側末端とショ
ルダー２０ａとの間に溝２５ａを形成する。 本発明におけるアプリケーターは、保存、輸送および使
用中の損傷や汚染から該カニューレを保護する。獣医薬
組成物の適切な投与が必要な場合に、それは該カニュー
レを動物の体内へ種々の深さで挿入することを可能とす
る。末端部分３１およびカニューレ１２の残りの部分は
先端キヤップ１６および本体１４によりそれぞれ完全に
覆われているため、該カニューレは滅菌状態に保たれ、
該先端キヤップおよび／または本体を取り除くまで露出
されない。また、動物の皮膚に触れることのあるショル
ダー２９およびハブ１７の表面を滅菌状態に保つている
ため、感染の可能性は低い。 個々の好ましい具体例を示し記載したが、本発明は添付
した請求の範囲内にあるような変形または修飾を含む。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】乳房炎治療のための容器（１１）； 鈍い先端を有しかつ雌牛の乳管中に滑動可能に収容する
   のに適し、該容器から伸びる細長いカニューレ（１
   ２）；および 取り外し可能に該カニューレに結合しそれを覆う管状キ
   ヤップよりなり； 該キヤップは基底キヤップ（１４）および先端キヤップ
   （１６）よりなる２−パート・システムであり； 該基底キヤップは該カニューレより短く、取り外し可能
   に該カニューレを締める内側末端を有し、途中まで該カ
   ニューレ長に沿つて該容器から伸び、かつ該基底キヤッ
   プ雌牛の乳管中に入るのを防ぐのに適した、該カニュー
   レの外方末端部分がそれを貫通して押びる実質的に平ら
   で環状の末端壁を有する外部末端で終わり； 該先端キヤップは取り外し可能に該基底キヤップを締
   め、該カニューレの末端部分を覆い、該カニューレの外
   側末端部分の外径より小さい内径を有する、内部の、内
   方向に突出する、環状のシール・リング（４１）を有
   し、それにより、シール・リングが該カニューレの外側
   末端部分の外壁を弾力的に変形させて該リングの形状に
   適合させ、それらの間にシールを提供し、該先端キヤッ
   プは、さらに、該基底キヤップの外側部分の鞘となる直
   径の大きい内側円筒状部分（３３）、該カニユーレの該
   外側末端部分の鞘となる直径の小さい外側円筒部分（３
   ４）および該内側および外側の円筒状部分の隣接末端間
   に伸びかつ該基底キヤップの外側末端に接する半径方向
   に伸びるショルダー（３７）よりなり； 該先端キヤップは取り外し可能に該基底キヤップを締め
   および該カニューレの該外側末端部分を覆い、それによ
   り、該基底キヤツプでなく該先端キヤツプを取り外すこ
   とにより該薬を直接乳管中に入れ、一方該基底キヤップ
   および該先端キヤップを取り外すことにより、乳管を貫
   通して該カニューレを雌牛の乳房に収容させることを特
   徴とする乳房炎治療薬を雌牛に投与するのに適したアプ
   リケーター。
2. 【請求項２】該シール・リングを該カニューレの外側末
   端よりも該ショルダーの近くに位置させた請求の範囲第
   １項記載のアプリケーター。
3. 【請求項３】該シール・リングを実質的に該ショルダー
   の地点に位置させた請求の範囲第１項記載のアプリケー
   ター。
4. 【請求項４】該先端キヤップが、該基底キヤップの外側
   末端から内方向に位置する手動係合部分（３８）を有し
   て、それにより該アプリケーターの使用者が該先端キヤ
   ップを該基底キヤップから取り外し得る前記請求の範囲
   第１項〜第３項いずれか１項に記載のアプリケーター。
5. 【請求項５】該手動係合可能部分が外向きに伸びるフラ
   ンジ（３８）であり、該先端キヤップが、該基底キヤッ
   プを包囲しかつ該フランジから該容器へ伸びる円筒状ス
   カート（５１）を有し、該円筒状スカートが該基底キヤ
   ップの長さの１部分を覆つて、該キヤップを取り外す際
   に使用者の手指または親指が該基底キヤップまたは該カ
   ニューレの外側部分に接触し得ない請求の範囲第４項記
   載のアプリケーター。
6. 【請求項６】さらに、該基底キヤップの内側末端を該容
   器に取り外し可能に結合させるための第１のスナップ・
   ロック・ジョイントおよび該先端キヤップを該基底キヤ
   ップに取り外し可能に結合させるための第２のスナップ
   ・ロック・ジョイントからなることを特徴とする前記請
   求の範囲第５項に記載のアプリケーター。
7. 【請求項７】該第２のスナップ・ロック・ジョイント
   が、該基底キヤップ上で径方向外向きに突出する隆起部
   （３６）および該先端キヤップ上で径方向内向きに突出
   する隆起部（３５）よりなり、それらの隆起部が該先端
   キヤツプをその弾力的な変形によつて取り外せるように
   相互に干渉適合する請求項第６記載のアプリケーター。
8. 【請求項８】該ロック・ジョイントを該フランジから径
   方向内向きに直接位置させた請求の範囲第７項記載のア
   プリケーター。
9. 【請求項９】該カニューレが低密度ポリエチレンから作
   られ、かつ該先端キヤップが低密度ポリエチレンまたは
   高密度ポリエチレンから作られた前記請求の範囲第１項
   〜第３項いずれか１項に記載のアプリケーター。
10. 【請求項１０】該カニューレの鈍い外側末端の外径が約
    ２．５ｍｍである前記請求の範囲第１項〜第３項いずれ
    か１項に記載のアプリケーター。