JPH06149112A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06149112A
JPH06149112A JP4303887A JP30388792A JPH06149112A JP H06149112 A JPH06149112 A JP H06149112A JP 4303887 A JP4303887 A JP 4303887A JP 30388792 A JP30388792 A JP 30388792A JP H06149112 A JPH06149112 A JP H06149112A
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JP
Japan
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fixing
roller
sheet
image forming
paper
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Application number
JP4303887A
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English (en)
Inventor
Daisuke Hayashi
大介 林
Tetsuo Tomoe
哲郎 巴
Hiroaki Tsuchiya
浩昭 土屋
Shinichi Tanaka
伸一 田中
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙が定着ローラに進入するとき及びレジス
トローラを離れるときの画像乱れを少なくし、かつ用紙
搬送方向における画像の等倍度を維持する。 【構成】 この装置は、用紙を搬送するレジストローラ
23を含み、用紙表面に画像を形成するイメージングユ
ニット11等からなる画像形成部と、用紙を搬送しなが
らその表面の画像を定着する定着搬送装置16と、画像
形成部と定着搬送装置16との間に配置され、両者間で
シートの撓みが形成されるように凹状のガイド面を有す
る搬送ガイド45とを備えており、定着搬送装置16の
シート搬送速度は、用紙がレジストローラ23を離れた
ときにその撓みがなくなる程度に画像形成部のシート搬
送速度よりも速く設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置、特に画
像形成部と定着部との間にシートの撓みが形成されるよ
うな凹状のシートガイド面を有する搬送ガイド部材を備
えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリ装置等の画像形成
装置では、感光体ドラムを含む画像形成部と定着装置と
の間に用紙を搬送する用紙搬送装置が備えられている。
用紙搬送装置においては、その搬送ガイド面は用紙に撓
みが形成されるように凹状に形成されている。これによ
り、用紙は定着ローラ対のニップ位置までスムーズに導
かれる。そして、用紙先端が定着ローラ対にニップされ
た際に、その衝撃は撓みによって吸収されることとな
り、画像形成部における用紙のずれが防止され、画像形
成時の乱れが抑えられる。
【0003】一方、用紙に撓みが形成された状態で用紙
後端がレジストローラ対から離れると、用紙はその腰に
よって撓みを解消する方向、すなわち後端が搬送方向上
流側にずれようとする。このような用紙の移動は、転写
部における画像乱れの原因となる。これを解消するため
に、特開昭62−293272号公報では、定着ローラ
対の周速を用紙定着装置に送り込む速度よりも大きくし
て用紙の撓みを小さくすることが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように用紙を定
着装置に送り込む速度よりも定着ローラの周速を大きく
する場合、それらの速度差が小さ過ぎると用紙に撓みが
残り、用紙後端がレジストローラ対を離れたときの画像
乱れを充分に抑えることができない。また、速度差が大
き過ぎると、用紙先端が定着ローラ対に進入する前後あ
るいは後端がレジストローラ対から離れる前後での画像
の用紙搬送方向への等倍度が大きく異なり、精度良く画
像を再生することができない。
【0005】本発明の目的は、画像の用紙搬送方向での
等倍度に対する影響を極力抑え、しかも画像乱れを抑え
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、画像形成部と定着部と搬送ガイド部材とを備えて
いる。前記画像形成部は、シートを搬送する搬送部を含
み、搬送されるシート表面に画像を形成する。前記定着
部は、画像形成部によりシート表面に形成された未定着
トナー像を、シートを搬送しながら定着する。前記搬送
ガイド部材は、画像形成部と定着部との間に配置され、
両者間を搬送されるシートに撓みが形成されるように凹
状のガイド面を有し、シートの搬送をガイドする。そし
て定着部のシート搬送速度は、シートが画像形成部の搬
送部を離れた時にその撓みがなくなる程度に画像形成部
のシート搬送速度よりも速い。
【0007】
【作用】本発明に係る画像形成装置では、シートが搬送
されながら、その表面に画像が形成される。表面に画像
形成されたシートは搬送ガイド部材の凹状のガイド面に
沿って定着部に案内される。この状態では、シートは搬
送ガイド部材のガイド面に沿って撓み、下方に湾曲して
いる。定着部ではシート表面の画像を定着するとともに
シートを搬送する。このとき、定着部の搬送速度は画像
形成部でのシート搬送速度よりも速く、このため搬送ガ
イド部材上のシートの撓みは徐々に少なくなる。そし
て、画像形成部の搬送部をシート後端が離れた時にシー
トの撓みがなくなる。
【0008】この場合には、シートに撓みが形成される
ので、定着部にニップされた時の定着部と画像形成部と
の搬送速度差による衝撃が吸収され、画像形成時の乱れ
を抑えることができる。一方、シート後端が画像形成部
の搬送部を離れたときにはシートの撓みがなくなってい
るので、この場合の用紙のずれによる画像乱れも防止す
ることができる。さらに、画像のシート搬送方向の等倍
度に与える影響は、シート後端が画像形成部の搬送部を
離れた後にのみ現れるので、画像形成に与える影響を極
めて少なくすることができる。
【0009】
【実施例】全体構成 図1は本発明の一実施例が採用されたファクシミリ装置
の外観斜視図であり、図2はその縦断面概略構成図であ
る。これらの図に示すように、本装置は、上部に配置さ
れ原稿の画像情報を読み取るための読取部1と、装置の
ほぼ中央部に配置され受信した画像情報を用紙表面に形
成する出力部2と、装置の底部に配置され出力部2に対
して用紙を供給する給紙部3とから主に構成されてい
る。
【0010】読取部1には、原稿が載置される原稿台5
と、原稿を搬送する原稿搬送部6と、原稿搬送部6から
排出されてきた原稿を収容する原稿排出トレイ7とを有
している。原稿搬送部6には、原稿の画像情報を読み取
るための画像情報読取りセンサ8が配置されている。ま
た、装置の上面には各種のキーや表示部を備えた操作パ
ネル9が配置されている。さらに、装置の上部にはハン
ドセット10が配置されている。出力部2は、感光体ド
ラム等を含むイメージングユニット11と、現像ローラ
12やトナーカートリッジ13を含む現像ユニット14
と、受信情報に応じた画像をイメージングユニット11
の感光体ドラム表面に形成するためのレーザ装置15
と、イメージングユニット11で用紙の表面に形成され
たトナー像を定着するための定着搬送装置16とを有し
ている。この定着搬送装置16の下流側には用紙排出ト
レイ17が設けられている。また給紙部3は、装置本体
の底部に設けられた開口20に対して着脱自在な給紙カ
セット21と、給紙カセット21から用紙を送り出すと
ともにこの用紙を出力部2に供給する給紙装置22とを
有している。給紙装置22は、用紙の供給タイミングを
制御するためのレジストローラ23を有している。
【0011】なお装置本体は、上ケース25と下ケース
26とに分かれており、上ケース25は、ヒンジ部27
を中心に下ケース26に対して開閉自在である。上ケー
ス25には、読取部1と、出力部2のうちのイメージン
グユニット11、現像ユニット14及びレーザ装置15
とが装着されており、下ケース26には出力部2のうち
の定着搬送装置16と、給紙部3とが配置されている。
【0012】イメージユニット及び搬送部 図3は、出力部2のイメージングユニット11及び定着
搬送装置16を拡大して示している。イメージングユニ
ット11は、ユニットケース30を有している。ユニッ
トケース30の上部には、上方に突出する取付フランジ
部31が形成されている。取付フランジ部31には、上
下方向に長い長孔31aが形成されており、本体フレー
ム側に設けられたピン32に孔31aが係止している。
このような構成により、イメージングユニット11は上
下方向に所定の範囲で移動が可能である。一方、ユニッ
トケース30の下部には下方に突出する係止部33が形
成されている。この係止部33は、本体フレーム側に設
けられたピン34に係止してイメージングユニット30
の上下方向の位置決めを行うものである。イメージング
ユニット11の現像ローラ側の端部には、感光体ドラム
35が回転自在に装着されている。また、感光体ドラム
35の側方には、感光体ドラム35表面に残留したトナ
ーを除去するためのクリーニングブレード36が設けら
れている。このクリーニングブレード36によって感光
体ドラム35の表面から除去されたトナーは、ユニット
ケース30内の収容部37内に収容される。
【0013】感光体ドラム35の下方には、感光体ドラ
ム35上に形成されたトナー像を用紙に転写するための
転写ローラ40が配置されている。転写ローラ40は、
下ケース26側のフレームに回転自在に支持されてい
る。また、感光体ドラム35の上方には、感光体ドラム
35表面を帯電するための主帯電装置41が配置されて
いる。このように、イメージングユニット11、現像ユ
ニット14及び転写ローラ40及び主帯電装置41によ
り、用紙表面にトナー像を形成する画像形成部が構成さ
れている。なお、本実施例では感光体ドラム35は負に
帯電され、トナーは正電荷を有しており、用紙は転写ロ
ーラ40によって負に帯電される。
【0014】画像形成部の用紙搬送方向下流側には、表
面にトナー像が形成された用紙を定着搬送装置16側に
案内するための搬送ガイド45が配置されている。搬送
ガイド45は、図4に示すように、定着搬送装置16の
ベース48に固定された下進入ガイド49に連続してお
り、両部材45,49によて形成される搬送路は下方に
湾曲している。搬送ガイド45は、制電性樹脂によって
形成されている。この制電性樹脂としては、表面抵抗率
が1012Ωの樹脂が用いられる。また、下進入ガイド4
9は、亜鉛処理鋼板で形成されており、表面抵抗率は1
7 Ω以下で、102 Ω程度のものが用いられる。ま
た、搬送ガイド45の上方には、イメージングユニット
11に近接して中間フレーム46が配置されている。中
間フレーム46はたとえば鉄製のプレート材で形成され
ており、導電体となっている。また中間フレーム46は
フランジ部46bを介してイメージングユニット11と
接触しており、さらに他のフレームを介して接地されて
いる。この中間フレームにおいて、搬送される用紙の幅
方向の両端部2ヶ所には、切欠き46aが形成されてい
る。
【0015】定着搬送装置 定着搬送装置16は、図3及び図4に示すように、内部
にヒータ50aを有する熱ローラ50と、この熱ローラ
50に対して圧接可能な加圧ローラ51とを有してい
る。熱ローラ50の表面には導電性のポリテトラフロロ
エチレン(PTFE)樹脂が施されており、その表面抵
抗率は106 Ωである。熱ローラ50の側方及び上方に
は、熱ローラ50を覆うように定着上ハウジング52が
配置されている。定着上ハウジング52は、ポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)等の耐熱温度約200℃の
耐熱性樹脂で構成されており、熱ローラ50の軸方向に
延び、図示しない定着下ハウジングに対して着脱自在で
ある。また、定着下ハウジングは、各ローラ50,51
の軸方向両端に設けられた1対の定着フレーム53に固
定されている。定着上ハウジング52の上壁中央には、
ローラ軸方向に沿って溝52aが形成されており、この
溝52aに取付部材54が着脱自在に挿入されている。
取付部材54は中央部に凹部54aを有しており、その
下端には、熱ローラ50表面をクリーニングするための
クリーニング部材55が装着されている。
【0016】また、定着上ハウジング52の用紙排出側
の側壁52bには、ローラ軸方向2ヶ所に切欠き52c
が形成されている。この切欠き52cにはピン状の支持
部56が形成されており、この支持部56に剥離爪57
が回動自在に支持されている。剥離爪57は、支持部5
6に支持された支点部57aと、この支点部57aから
熱ローラ50側に延びる剥離部57bと、支点部57a
から側壁52bの外側に延びるレバー部57cとを有し
ている。剥離部57bは、熱ローラ50の表面に捩じり
バネ58によって圧接している。また、レバー部57c
は、切欠き52cから側壁52bの外側に露出するよう
に延びており、定着上ハウジング52を着脱する際に、
図4に示すように、操作者がレバー部57cを側壁52
b側に押すことにより、先端の剥離部57bが熱ローラ
50表面から離れるようになっている。
【0017】このような剥離爪57により、非常に簡単
な機構で熱ローラ50に巻き付く用紙を熱ローラ50の
表面から剥離させることができる。しかも、部品交換等
の際に定着上ハウジング52を着脱するとき、レバー部
57cを把持することによって剥離爪57の先端を熱ロ
ーラ50表面から確実に離すことができ、部品交換等の
際に熱ローラ50表面の損傷を避けることができる。
【0018】図3及び図5(a)に示すように、熱ロー
ラ50の軸方向両端部には、ポリファニレンサルファイ
ド(PPS)樹脂等で形成された圧接解除レバー65が
配置されており、熱ローラ50は圧接解除レバー65の
軸受部65aにより定着フレーム53に回転自在に支持
されている。熱ローラ50の奥側(図5(a)右側)に
は、熱ローラ50を駆動するためのピニオンギア69が
取り付けられている。ピニオンギア69は断熱性を有す
るポリアミドイミド樹脂等の合成樹脂材により形成され
ている。
【0019】ヒータ50aは、熱ローラ50の軸方向に
沿って熱ローラ50の内部に配置されている。ヒータ5
0aの配熱特性は、図5(b)に示すように、巻線密度
を変更することにより、手前側で発熱量が大きく、中間
で低く、奥側で中間より高くかつ手前側より低い発熱量
となっている。このような配熱特性とした理由は、奥側
には軸受部65a及びピニオンギア69の2つの断熱部
材が取り付けられているので、手前側に比べて熱の拡散
作用が弱くなり、均一の配熱特性を有するヒータで加熱
すると、奥側の表面温度が手前側に比べて高くなるから
である。また、この種の装置では、ファンにより冷却を
行っているが、ファンの冷却風の方向は、通常、操作者
側に温風が吹き出さないようにするために、矢印で示す
ように手前側から奥側である。このため、手前側では冷
却風の温度が低いので冷却効果が高く、奥側では冷却効
果が低くなる。したがって、配熱特性が均一であると手
前側より奥側の表面温度が高くなる。これらのことを考
慮して手前側の発熱量を奥側より高くしている。これに
より、熱ローラ50の表面における温度むらが少なくな
る。
【0020】一方、加圧ローラ51は、その軸61が軸
受62及びスプリング63を介して定着フレーム53に
支持されている。軸受62の上部には、上方に突出する
突出部62aが形成されている。また、軸受62は、フ
レーム53に対して昇降自在であり、スプリング63に
よって常に熱ローラ50側に付勢されている。なお、圧
接解除レバー65、軸受62及びスプリング63はロー
ラ軸方向の両端に配置されている。
【0021】圧接解除レバー65は熱ローラ50と同心
にかつ回動自在に装着されている。1対の圧接解除レバ
ー65は、熱ローラ50を支持する軸受部65aと、軸
受部65aの一部に形成されたカム部65bと、軸受部
65aから画像形成部側に延びるL字状のレバー部65
cとから構成されている。この圧接解除レバー65は、
一端が定着フレーム53に係止されたスプリング66に
よって図3において反時計方向に付勢されている。イメ
ージングユニット11が装置に装着された状態では、レ
バー部65cの先端が、中間フレーム46の切欠き46
aを通過してイメージングユニット11のユニットケー
ス30底面に当接しており、これによりレバー部65c
は、スプリング66の付勢力に抗して時計方向に回転さ
せられている。この状態では、カム部65bは加圧ロー
ラ51の軸受突出部62aから離れている。このため、
加圧ローラ50はスプリング63により熱ローラ51へ
圧接されている。
【0022】図6及び図7に示すように、定着上ハウジ
ング52の画像形成部側の側壁52dには、2つの切欠
き70a,70bが形成されるとともに、切欠き70
a,70bの間に係止部71が形成されている。この係
止部71のハウジング内側を通るように温度ヒューズ7
2が係止され、温度ヒューズ72の両端はそれぞれハウ
ジング側壁52dの外側面にビス止めされている。この
ビス止め部には、図示していないが、熱ローラ50の内
部ヒータ50aに接続された電気配線が接続されてい
る。側壁52d及び係止部71の下端には、供給されて
きた用紙が熱ローラ50及び加圧ローラ51の間に案内
されるように、上進入ガイド52e,71aが形成され
ている。このような構成により、温度ヒューズ72を熱
ローラ50に近接して配置する際、両者の隙間を容易に
精度良く調整することができる。
【0023】また、図4及び図6に示すように、定着上
ハウジング52の用紙導入側の側壁52dの一部には切
欠き70cが形成されている。切欠き70cの形成され
た側壁52dには、取り付け部材73がビスにより固定
されている。取り付け部材73の下端部には、サーミス
タ74が固定されている。サーミスタ74は、熱ローラ
50の表面温度を検出するための素子である。サーミス
タ74で検出された温度データは、図示しない温調回路
に入力され、これにより熱ローラ50内部のヒータ50
aに供給される電力が制御され、熱ローラ50の表面温
度が185℃になるように制御される。
【0024】定着上ハウジング52の側壁52dのさら
に用紙導入側には、定着カバー59が装着されている。
定着カバー59は、定着上ハウジング52よりも耐熱温
度の高いポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹
脂材料で形成されている。この定着カバー59は、取り
付け部材73の取り付け用のビスや温度ヒューズ72を
取り付けるためのビス、さらには温度ヒューズやサーミ
スタに接続された配線60をカバーするための部材であ
る。定着カバー59は、側壁52dと所定の隙間を介し
て側壁52dと平行に配置されており、装置前後の定着
フレーム53間に設けられている。定着カバー59の上
部及び下部は、それぞれ定着上ハウジング52に設けら
れた係止用切欠きに係止している。また定着カバー59
の下部で、サーミスタ74の熱ローラ50と逆側の背面
側には、複数のリブ59aが縦方向に所定の範囲で設け
られている。
【0025】このような構造において、何らかの原因に
より熱ローラ50が異常に高温になり、定着上ハウジン
グ52の耐熱温度を超えると側壁52dが外側に広がる
ように熱変形する。これによって取り付け部材73及び
サーミスタ74も熱ローラ50から離れる方向に移動す
る。サーミスタ74が熱ローラ50から離れると、熱ロ
ーラ50が高温になっているにも拘らずサーミスタ74
は実際の熱ローラ50の表面温度よりも低い温度データ
を検出する。しかしこの実施例では、サーミスタ74の
背面側には定着カバー59のリブ59aが配置されてい
るので、側壁52dが変形してサーミスタ74が外側に
変形しようとしてもリブ59aによってその変形が規制
され、サーミスタ74の位置がほぼ初期位置に維持され
る。
【0026】なお、定着上ハウジング52が熱変形して
も、側壁52dと定着カバー59との間には断熱層とし
ての空気層(隙間)が介在するので、定着カバー59が
側壁52dとともに変形することはない。さらに、定着
カバー59は定着上ハウジング52よりも耐熱性が高い
樹脂材料で形成されているので、側壁52dに比較して
熱変形が少ない。
【0027】さらに、前記定着カバー59のリブ59a
は、温度ヒューズ72が係止された係止部71の変形も
規制するので、温度ヒューズ72が熱ローラ50表面か
ら離れるのを抑えることができ、所望の温度で温度ヒュ
ーズ72を溶融させて電力の供給を停止させることがで
きる。図3及び図6に示すように、中間フレーム46
は、定着搬送装置16の上方にも延び、定着搬送装置1
6とその上部とを仕切るための仕切りフレーム47を構
成している。仕切りフレーム47は、取付部材54の真
上部分が最も低くなるように左右両側部分が上方に傾斜
しており、傾斜面47a,47bと、この傾斜面47
a,47bに付着した水滴が集中する収集部47cとを
有している。
【0028】定着搬送装置16の下流側には、図3及び
図4に示すように、1対の排出ローラ75,76が配置
されている。上ローラ75は、定着フレーム53に支持
された駆動軸77に固定されており、ゴムあるいはスポ
ンジ等の弾性体で形成されている。一方、下ローラ76
は、図示しない定着下ハウジングに回転自在に支持され
ている。下ローラ76は、たとえばポリアセタール(P
OM)等の樹脂で形成されており、上ローラ75よりも
高い硬度を有している。そして外周面には、図8及び図
9に示すように、複数の略U字状の溝76aが形成され
ている。下ローラ76は、一例として、外径12mm、
内径4.3mm、厚み8mmの概略円筒状であり、溝7
6aは幅寸法1.2mmで、24°の等角度間隔で15
個設けられている。また、図9に拡大して示すように、
溝76aの溝端面と外周面とのなす角度αは、90°以
下になるように設定されている。
【0029】このような構成では、下ローラ76が図9
において矢印A方向に回転して用紙を排出する際に、上
ローラ75は弾性変形してその一部が溝76a内に食い
込み、用紙を溝76a内に押し込む。そして、用紙の後
端が回転に伴って徐々に溝76a内に進入することとな
り、用紙は確実に排出トレイ側に送り出される。図10
に示すように、装置後部の定着フレーム53のさらに後
方には、排出ローラ75,76の駆動力を解除するため
の機構が設けられている。この機構について説明する。
【0030】熱ローラ50の装置後端側には、駆動ギア
78aが固定されている。また排出ローラの上ローラ7
5が固定された駆動軸77の端部には従動ギア78bが
固定されている。そしてこれらの駆動ギア78a及び従
動ギア78bは、中間ギア78cによって連結されてい
る。中間ギア78cは中間軸79に装着されている。中
間軸79は、定着フレーム53に対して昇降自在な軸受
86に回転自在に支持されている。また軸受86はばね
87によって常に下方に付勢されている。
【0031】一方、加圧ローラ51の軸61には、解除
アーム88の一端に形成された長孔88aが係止してい
る。解除アーム88は、ピン89によって定着フレーム
53に回動自在に取り付けられている。また解除アーム
88の他端には傾斜面88bが形成されており、傾斜面
88bは中間軸79に当接可能である。このような構成
では、解除アーム88が図10において時計回りに回動
させられたとき、その傾斜面88bによって中間軸79
を上方に押し、中間ギア78cと従動ギア78bとの噛
み合いを解除させることが可能である。
【0032】用紙搬送系 次に、図11に示す搬送系の模式図により用紙の搬送に
ついて説明する。この例では、用紙の搬送系は、用紙の
搬送方向上流側から、レジストローラ23、搬送ガイド
45、下進入ガイド49、定着ローラ対50,51、及
び排出ローラ対75,76から構成されている。なお、
感光体ドラム35と転写ローラ40とは非接触である。
搬送ガイド45のガイド面は凹状となっている。このた
め、感光体ドラム35から送られてきた用紙は搬送ガイ
ド45の上面で撓み、下進入ガイド49に沿って熱ロー
ラ50及び加圧ローラ51の間に案内される。そして、
用紙先端が定着ローラ対50,51に進入した後は、用
紙の撓みがなくなるように、レジストローラ23によっ
て送られる用紙の搬送速度に比較して、定着ローラ対5
0,51によって送られる用紙の搬送速度が高く設定さ
れている。ここで、レジストローラ23及び定着ローラ
対50,51での搬送速度について詳細に説明する。
【0033】ここで、図11に示すように各記号を設定
する。 o:感光体ドラム35の外周と、感光体ドラムと転写ロ
ーラ40の中心を結ぶ線との交点 a:レジスト上ローラとレジスト下ローラとの接点 b:搬送ガイド45上の点 c:下進入ガイド49上の点 d:熱ローラ50と加圧ローラ51との接点 la(mm):oa間の距離 l′(mm):(ob間の距離)+(bc間の距離)+
(cd間の距離) l(mm):od間の距離 L(mm):使用する用紙の全長 vd(mm/s):感光体ドラムの周速 前記条件において、用紙の撓みは、(l′−l)(mm)
であり、この撓みを、用紙の先端が定着ローラ対50,
51に進入した直後から用紙後端がレジストローラ23
を抜けるまでの間でなくすように各搬送速度を設定す
る。このための定着ローラ対50,51の周速vfは以
下のようにして求められる。
【0034】用紙先端が定着ローラ対50,51に進入
した直後から後端がレジストローラ23を抜けるまでに
要する時間は、 (L−l′−la)/vd で求められる。したがって、前記条件での撓み(l′−
l)をなくすために必要な定着ローラ対の周速vf(mm
/s)の関係式は、
【0035】
【数1】
【0036】これにより、
【0037】
【数2】
【0038】となる。これにより、定着ローラ対50,
51の周速はレジストローラ23の周速の(L−l−l
a)/(L−l′−la)倍以上でかつ画像の等倍度に
影響のない範囲で設定することが望ましいことがわか
る。前記搬送系の具体例を以下に示す。 用紙の全長L=297mm、 感光体ドラム〜レジストローラ間距離 la=45mm 感光体ドラム〜定着ローラ対間の直線距離 l=99mm 感光体ドラム〜定着ローラ対間の用紙の撓みを含めた距
離 l′=100mm とすると、必要な定着ローラ対の周速vfは、 vf={(297−99−45)/(297−100−45)}vd =(153/152)・vd =1.0066vd となり、レジストローラの周速の1.0066倍にすれ
ばよいことがわかる。
【0039】そこで、レジストローラ23の径及びレジ
ストローラ23と定着ローラ対50,51の間の動力伝
達系を構成する歯車列の減速比を調整して、レジストロ
ーラの周速と定着ローラ対の周速とが略等しくなるよう
に調整する。そして、熱ローラ50を作成する際に、レ
ジストローラでの搬送速度に比較して定着ローラでの搬
送速度が1.0066倍となるように外径寸法を調整す
る。
【0040】定着搬送装置の取付構造 定着搬送装置16は、その両端に配置された定着フレー
ム53(図12参照)を図13に示すような取付フレー
ム80に装着することにより装置本体に取り付けられ
る。定着フレーム53は、その下端に第1フック部81
及び第2フック部82を有し、排出側の側部にフランジ
部83を有している。また、取付フレーム80は、定着
フレーム53が載置される載置部80eと垂直部80d
とを有している。定着フレーム53の第1フック部81
は、画像形成部側に突出する突出部81aを有してお
り、その上端部は曲面形状となっている。第1フック部
81は、取付フレーム80に形成された切欠き80a内
に挿入される。ここで、取付フレーム80には、図14
に示すように、切欠き80a内に突出する係止部80b
が形成されており、第1フック部81の突出部81aが
この係止部80bに係止可能である。係止部80bは所
定量の弾性変形が可能である。そして、突出部81aの
上面と、定着フレーム53の下端面との間の寸法t1
と、取付フレーム80の板厚t0との関係は、 t0>t1(たとえば、t0=1.2mm、t1=1.
15mm) に設定されている。このため、第1フック部81が係止
部80bに係止したとき、係止部80bはその先端が上
方に弾性変形する。
【0041】一方、第2フック部82は、第1フック部
81側に突出する突出部82aを有している。突出部8
2aの上面は、先端が下方に傾斜する傾斜面82bとな
っている。取付フレーム80側には、第2フック部82
に対応して切欠き80cが形成されている。切欠き80
cは、第1フック部82全体が挿入可能な大きさとなっ
ている。また、傾斜面82bの基端部と定着フレーム5
3下端面との間の寸法t2と取付フレーム80の板厚t
0との関係は、 t0<t2(たとえば、t0=1.2mm、t2=1.
3mm) となっている。
【0042】また、垂直部80dは、取付フレーム80
の載置部80e端部から上方に折り曲げられている。こ
の垂直部80dにはねじ孔84が形成されており、定着
フレーム53のフランジ部83がビス85により取り付
けられるようになっている。ここで、図13の一点鎖線
で示すように、定着搬送装置16を取付フレーム80に
装着し、第2フック部82が取付フレーム80の切欠き
80c端面に当接した状態では、フランジ部83と垂直
部80dとの間には若干の隙間t3(たとえば0.1〜
0.5mm)が開くように設定されている。
【0043】このような定着フレーム53を有する定着
搬送装置16を装置本体の取付フレーム80に装着する
場合には、まず定着フレーム53の両フック部81,8
2を取付フレーム80の切欠き80a,80cに挿入す
る。この状態で、定着フレーム53を図15において右
方向に移動させると、第2フック部82の突出部82a
がその傾斜面82bと切欠き80cの端面との当接によ
って下方に案内される。また、第1フック部81は、突
出部81aが係止部80bの下方にもぐり込むように案
内される。このようにして、定着フレーム53を横方向
に移動させるだけで定着搬送装置16を上下方向に仮固
定できる。
【0044】仮固定された状態では、取付フレームの垂
直部80dと定着フレーム53のフランジ部83との間
には隙間t3が形成されている。この状態で、ビス85
をねじ孔84に螺合して締め付けていくと、フランジ部
83がたわみ、垂直部80dに密着する。このフランジ
部83のたわみ力によって定着搬送装置16は取付フレ
ーム80に強固に固定される。
【0045】このような定着フレーム53と取付フレー
ム80とを用いることにより、定着フレーム53を取付
方向である上方からねじによって固定できない場合で
も、容易に位置決めし、かつ確実に固定することができ
る。定着ローラ対の圧接及び圧接解除 このような構成になる実施例では、たとえば製品出荷時
等には、イメージングユニット11が装着されない。こ
の場合には、図15に示すように、圧接解除レバー65
のレバー部65cは中間フレーム46の切欠き46aを
通過して上方に回動することが可能である。したがっ
て、レバー部65cは、スプリング66の付勢力によっ
て図15において反時計方向に回動している。この状態
では、圧接解除レバー65のカム部65bが加圧ローラ
51の軸受突出部62aに当接し、軸受62及び加圧ロ
ーラ51をスプリング63の付勢力に抗して下方に押
す。これにより、熱ローラ50から加圧ローラ51が離
れ、両ローラ50,51の圧接が解除される。
【0046】一方、このファクシミリ装置を設置する際
は、上ケース25を開けてイメージングユニット11を
装着する。イメージングユニット11を装着した状態で
上ケース25を閉めると、図3で示したように、圧接解
除レバー65のレバー部65cがイメージングユニット
11のケース30底面によって下方に押される。する
と、スプリング66の付勢力に抗して圧接解除レバー6
5が図3の時計方向に回転し、カム部65bが加圧ロー
ラ51の軸受突出部62aから離れる。すると、加圧ロ
ーラ51はスプリング63によって上方に押され、両ロ
ーラ50,51が互いに圧接する。
【0047】また、圧接解除レバー65のレバー部65
cによってイメージングユニット11の底部は上方に押
される。すると、ユニットケース30の係止部33がピ
ン34に当たり、確実な位置決めが行われる。また、イ
メージングユニット11の交換時においては、上ケース
25を開け、レバー部65cによる押圧を解除すること
によって、感光体ドラム35と現像ローラ12との隙間
を大きくできる。したがって、イメージングユニット1
1着脱時の現像ローラ12と感光体ドラム35との衝突
を避けることができる。
【0048】このように、イメージングユニット11の
装着動作に伴って自動的に熱ローラ50及び加圧ローラ
51を圧接することができ、従来装置のようにスペーサ
等を用いた場合に比較して設置時間が短くなり、また誤
操作による不具合を解消することができる。さらに、圧
接解除レバー65の回転中心を熱ローラ50の軸中心と
一致させているので、レバー65用の回転中心軸が不要
となり、圧接解除のための機構が簡単になる。また、回
転動作によって圧接を解除するので、カム部65bのス
ロープを緩やかにすれば、小さな力で圧接を解除でき
る。
【0049】なお、用紙が定着搬送装置16部分でジャ
ムしたような場合には、図16に示すように、上ケース
25を開く。この場合には、イメージングユニット11
のユニットケース30底面が圧接解除レバー65のレバ
ー部65c先端から離れるので、イメージングユニット
11が装着されていない場合と同様に圧接解除レバー6
5が図16において反時計方向に回動し、カム部65b
の押圧により加圧ローラ51が熱ローラ50から離れ
る。さらに加圧ローラ51が熱ローラ50から離れる
と、加圧ローラ51の軸61に係止している解除アーム
88が図10において時計方向に回動させられる。する
と、解除アーム88の上端に形成された傾斜面88bは
中間軸79を上方に押す。これにより中間ギア78c
は、ばね87の付勢力に抗して上方に移動する。このた
め、中間ギア78cと従動ギア78bとの噛み合いが外
れ、排出上ローラ75が自由に回転し得る状態となる。
【0050】このような状態では、定着搬送装置16で
ジャムした用紙を装置内部側あるいは外部側のいずれの
方向からも容易に取り出すことができる。しかも、排出
上ローラ75を自由状態にするための機構は簡単な機構
であり、電磁クラッチやワンウエイクラッチを設けた場
合に比較して安価である。さらに、上ケース25側に排
出上ローラ75を設けて圧接解除させる必要もないの
で、ケースの回動支点とは無関係に排出ローラを配置す
ることができ、設計の自由度が大きくなる。
【0051】画像形成動作及び搬送動作 このファクシミリ装置が情報を受信すると、受信内容に
応じてレーザ装置15が感光体ドラム35表面に静電潜
像を形成する。この静電潜像は、現像ユニット14によ
ってトナー像として顕像化される。トナー像は、転写ロ
ーラ40によって、供給されてきた用紙の表面に転写さ
れる。
【0052】この用紙は、搬送ガイド45によって定着
搬送装置16側に案内される。このとき、イメージング
ユニット11の収容部37内には、正に帯電した残留ト
ナーが収容されている。一方、転写ローラ40を通過し
た用紙は、トナーと逆極性に帯電している。ここで、搬
送ガイド45を良導電体で形成すると、用紙の電荷が急
激に搬送ガイド45を介して逃げ、未定着トナーの用紙
に対する担持力がなくなる。このため搬送途中に用紙表
面の画像が乱れる。しかし本実施例では、搬送ガイド4
5は前述のような表面抵抗率を有する制電性樹脂によっ
て形成されているため、用紙の電荷が搬送ガイド45を
介して徐々に除去される。このため、未定着トナー像の
乱れを抑えることができる。特に本実施例では、搬送ガ
イド45の距離が長いので、表面抵抗率を前述の値に設
定することにより、搬送途中においても電荷の逃げによ
る画像の乱れを防止できる。
【0053】また、ユニットケース30の収容部37内
に収容された残留トナーは、正に帯電している。しかも
中間フレーム46は接地されているので、静電誘導によ
って中間フレーム46は負に帯電することになる。さら
に、前述のように、搬送ガイド45上の用紙の負の電荷
は徐々に逃げるので、収容部37内の残留トナーに対す
る用紙の電気的な引力が小さくなり、用紙が上方に巻き
上がるのを防止できる。したがって、安定した搬送を行
える。
【0054】このようにして搬送されてきた用紙は、定
着上ハウジング52及び係止部71の上進入ガイド52
e,71aと下進入ガイド49とにガイドされ、熱ロー
ラ50及び加圧ローラ51の間に案内される。ここで、
下進入ガイド49の表面抵抗率が前述のように非常に小
さいので(102 Ω)、用紙先端の電荷は下進入ガイド
49を介して除去される。このため下進入ガイド49と
用紙とが電気的に反発して用紙先端が熱ローラ50の外
周に衝突するのを防止できる。
【0055】ここで、用紙先端が定着ローラ対50,5
1にニップされた状態では、搬送ガイド45の表面に沿
って用紙は下方に撓んでいる。そして用紙が定着ローラ
対50,51によって搬送され始めると、前述のように
定着ローラ対50,51の搬送速度はレジストローラ2
3の搬送速度より高い速度で搬送されるので、用紙のた
わみは徐々に少なくなり、用紙後端がレジストローラ2
3を離れる際になくなる。
【0056】ここで、用紙先端が定着ローラ対50,5
1にニップされると、前述のように早い搬送速度で用紙
が送られるので、先端部以降の用紙は下進入ガイド49
の上面から離れる。これにより用紙の画像形成領域の電
荷は下進入ガイド49を介して除去されることがなく、
用紙のトナー保持力が急に弱まることはない。したがっ
て下進入ガイド49部分による画像のチリを防止でき
る。
【0057】また、用紙後端がレジストローラ23から
離れたときに用紙が撓んでいると、用紙の腰によって用
紙が跳ね上がり、画像形成部で用紙のずれが発生して画
像の乱れが発生する場合がある。しかしこの実施例で
は、用紙後端がレジストローラ23から離れたときには
用紙の撓みがほぼなくなっているので、画像形成部での
用紙のずれを防止できる。
【0058】なお、定着ローラ対50,51間では、用
紙は所定の圧力によって挟持されながら加熱され、表面
のトナー像が定着される。このような定着動作におい
て、用紙は通常多量の水分を含んでおり、かつ熱ローラ
50は150℃以上に温調されているため、熱ローラ5
0通過直後の用紙から水蒸気が発生する。この水蒸気
は、機内が充分に暖まっていないときに仕切りフレーム
47に触れると、仕切りフレーム47表面に結露が生じ
る。結露によって生じた水滴は、仕切りフレーム47の
傾斜面47a,47bに沿って取付部材54上方の収集
部47cに集中する。そして、この収集部47cから落
下した水滴は取付部材54の凹部54a内に溜まる。
【0059】取付部材54の凹部54aは熱ローラ50
に近接している。このため、プリント動作を続けると凹
部54a内の水分は熱ローラ50の熱によって蒸発す
る。このとき、機内は充分暖まっているので、仕切りフ
レーム47に再び水蒸気が触れても結露は生じない。
【0060】この場合には、取付部材54の凹部54a
を、最大結露量の水分を収容できる容量とすれば、用紙
表面等の他の部分に水滴が落下するのを防止でき、画像
の水滴による乱れを抑えることができる。また、仕切り
フレーム47及び取付部材54を利用しているので、吸
湿材等の特別な部材が不要となる。定着動作の終了した
用紙は、剥離爪57によって熱ローラ50から剥離さ
れ、さらに排出ローラ75,76によって排紙トレイ上
に排出される。このとき、用紙後端は、図9に示すよう
に下ローラ76の溝76a内に入り込む。この場合、溝
76aの溝端面は外周面に対して鋭角であるので、下ロ
ーラ76の回転に伴って用紙後端は溝76aの内部にさ
らに入り込む。このため、用紙は確実に用紙排出トレイ
17に送り出される。また、下ローラ76の外周面は円
弧上の曲面であるので、用紙が傷つくのを防止できる。
【0061】 〔他の実施例〕(a)前記実施例では、イメージングユ
ニット11のケース底面に圧接解除レバー65のレバー
部65cを直接当てるようにしたが、別の部材に当てる
ようにしてもよい。図17及び図18に示す実施例で
は、中間フレーム46の下方にシャッタ部材90が移動
自在に配置されている。シャッター部材90は、中間フ
レーム46の下面に設けられたガイド91a,91bに
よって支持され、熱ローラ50のローラ軸方向に移動自
在となっている。シャッター部材90には、中間フレー
ム46の切欠き46aに対応する位置に、ほぼ同じ大き
さの1対の切欠き90aが形成されている。このため、
図18に示すような位置では、中間フレーム46の切欠
き46aとシャッター部材90の切欠き90aとが一致
し、これらの切欠き46a,90aをレバー部65cが
通過することが可能である。一方、シャッター部材90
の一端には、上方に突出する突出部90bが形成されて
いる。イメージングユニット11が装置本体に装着され
た場合には、イメージングユニット11の端部がシャッ
ター部材90の突出部90bに当接し、これによりシャ
ッター部材90が図18の矢印方向に移動させられる。
これにより、中間フレーム46の切欠き46aとシャッ
ター部材90の切欠き90aとがずれ、レバー部65c
はシャッター部材90に当接し、上方に回動することが
できない。
【0062】この状態では、図17に示すように、圧接
解除レバー65のカム部65bが加圧ローラ51の軸受
突出部62aから離れ、両ローラ50,51の圧接が許
容される。イメージングユニット11の剛性が低い場
合、前記実施例のように圧接解除レバー65のレバー部
65cをイメージングユニット11に直接当接させる
と、スプリング66のばね力によってイメージングユニ
ット11がたわむ場合がある。イメージングユニット1
1がたわむと、画像形成に悪影響を及ぼす。しかしこの
図17及び図18に示す実施例では、レバー部65cが
シャッター部材90に当たり、イメージグユニット11
に直接当たらない。このため、イメージングユニット1
1の剛性が低い場合でも、画像形成に悪影響を与えるこ
となく、熱ローラ50及び加圧ローラ51の圧接解除を
自動的に行わせることができる。
【0063】(b)剥離爪の他の実施例を図19〜図2
1に示す。この実施例では、定着上ハウジング92の下
流側の側壁92aには、切欠き92bが形成されてい
る。側壁92aには、ほぼL字状の支持部材93が固定
されている。支持部材93の下部96は、切欠き92b
を通過して定着上ハウジング92内に延びている。支持
部材93の下部96において、その下流側半分の固定部
96a(領域A1)には接着剤94を介して剥離爪95
の基端部が接着されている。また、上流側半分の延長部
96b(領域A2)は、剥離爪95と所定の隙間を介し
て配置されている。
【0064】剥離爪95は、ポリイミド等の耐熱樹脂シ
ート材で形成されており、用紙と対向する下面にはフッ
素系の樹脂がコーティングされている。なお、剥離爪9
5の上面は、固定部96aに対して接着する必要がある
ため、コーティングは施されていない。また、剥離爪9
5の厚さは、70μmから250μmが望ましい。剥離
爪95の先端は熱ローラ50表面に弾性的に当接してい
る。剥離爪95の先端は先細形状となっており、先端部
分は円弧状に形成されている。このため、剥離爪95の
先端は1か所で熱ローラ50表面に当接することとな
り、剥離爪95の取付姿勢がずれた場合でも、スムーズ
に熱ローラ50から用紙を剥離させることができる。
【0065】このような実施例では、熱ローラ50に巻
き付いた用紙は剥離爪95によって剥離され、排出ロー
ラ側に搬送される。このとき、剥離爪95の熱ローラ5
0に対する圧接力は、固定部96aの端部による支点P
1から先端までの長さに応じて決定され、比較的小さく
設定できる。このため、熱ローラ50の磨耗を軽減で
き、長寿命化を図ることができる。
【0066】一方、腰の強い用紙を剥離する際や紙詰ま
り発生時には、剥離爪95が上方に押され、剥離爪95
の中間部が延長部96bの端部である支点P2に当接す
る。この場合は、剥離爪95の弾性力は支点P2から先
端までの比較的短い長さに応じて決定され、剥離爪95
を上方に変形させるためには比較的大きな力が必要とな
る。すなわち、この剥離爪95及び支持部材93では、
圧接力をあまり大きくすることなく剥離爪95の巻き上
がりに対する抵抗力を大きくできる。
【0067】また、剥離爪95の下面にはフッ素コーテ
ィングが施されているので、トナーや紙粉による剥離爪
95の汚染が少なくなり、長期にわたって安定した剥離
性能が得られる。 (c)図22〜図24に剥離爪のさらに他の実施例を示
す。この実施例では、支持部材100の下部100a
が、図23に示すように逆V字状に形成されており、両
端に比べて中央が距離Hだけ高くなっている。そして、
剥離爪101は、この支持部材100の下部100aに
沿って同様に逆V字状の形状となっている。また、剥離
爪101は、図24に示すように、先端が先細形状とな
っており、先端は円弧状に形成されている。そして、剥
離爪101は、熱ローラ50への当接角度(接線mに対
する角度)βが、5°<β<45°の範囲にあるように
取り付けられている。
【0068】このような実施例では、剥離爪101が、
その中央部が高くなるように湾曲して形成されているの
で、剥離爪101が熱ローラ50から離れる方向の弾性
力に比較して、熱ローラ50側に押される方の弾性力が
大きくなり、熱ローラ50の圧接力を大きくすることな
く剥離爪101の巻き上がりに対する抵抗力を大きくす
ることができる。
【0069】また、剥離爪101が角度β(5°<β<
45°)で熱ローラ50に当接しているので、用紙の厚
みが厚い場合でも、スムーズに用紙を熱ローラ50から
剥離させることができる。なお、剥離爪101の形状は
図23に示した例に限定されるものではなく、たとえば
円弧状に湾曲していてもよい。
【0070】(d)前記実施例では、圧接解除レバーを
イメージングユニット11等の押圧によって回動させる
ようにしたが、図25に示すように、モータ等の駆動機
構を用いて回動させるようにしてもよい。図25に示す
例では、圧接解除部材105は、熱ローラ50を支持す
る軸受としても機能している。そして、その外周の一部
には、加圧ローラ51の軸受62の突出部62aを押圧
するためのカム部105aが形成されている。また、外
周の一部には、ギヤ部105bが形成されている。一
方、定着フレーム106には、モータ107が固定され
ており、モータ107の軸先端には、継手108を介し
てウォームギヤ109が連結されている。ウォームギヤ
109は、圧接解除部材105のギヤ部105bに噛み
合っている。
【0071】この場合には、モータ107を回転してウ
ォームギヤ109を回転させることより、圧接解除部材
105を熱ローラ50の回りに回動させることができ
る。したがって、圧接解除部材105を回転させてその
カム部105aを加圧ローラ51の軸受突出部62aに
当接させれば、熱ローラ50から加圧ローラ51を離す
ことができる。
【0072】このような実施例では、レバー等が不要と
なり、非常に狭いスペースで簡単に熱ローラ50と加圧
ローラ51との圧接及びその解除を行うことができる。 (e)図26に示すように、取付部材54の凹部54a
の底部に、孔54bを形成してもよい。このような実施
例では、凹部54aに落下した水滴は孔54bを通過し
てクリーニング部材55に染み込む。クリーニング部材
55は熱ローラ50表面に接触しているので高熱とな
り、短時間で水分は蒸発する。
【0073】(f)前記実施例では、サーミスタ74を
取り付けた定着上ハウジング52の熱変形を定着カバー
59及びそのリブ59aにより規制するようにしたが、
図27の模式図で示すように、取り付け部材110を形
状記憶合金で形成し、サーミスタ74の移動を抑えるよ
うにしてもよい。すなわち図27に示す実施例では、定
着上ハウジング52の側壁52dには、ビス111によ
り取り付け部材110が取り付けられている。取り付け
部材110は形状記憶合金によって構成されており、そ
の下端にはサーミスタ74が固定されている。
【0074】この実施例では、定着上ハウジング52の
耐熱温度以下では、図27に示すように、取り付け部材
110は直線状であり、その下端に固定されたサーミス
タ74は熱ローラ50に接触している。一方、異常な温
度上昇により図28に示すように側壁52dが外側に変
形した場合には、取り付け部材110は予め記憶された
形状となる。すなわち、側壁52dの変形を打ち消すよ
うに先端が熱ローラ50側に近づくように変形する。こ
れにより、側壁52dが外側に変形しても、サーミスタ
74を熱ローラ50に接触させた状態を維持できる。こ
のため、熱ローラ50の表面温度を精度良く検出して正
常な温調を行うことができる。
【0075】(g)排出ローラ部の駆動力解除機構の他
の例を図29に示す。この例では、排出上ローラ75が
固定された駆動軸77は、昇降自在となっている。すな
わち、駆動軸77は軸受115に回転自在に支持され、
軸受115は定着フレーム53に対して昇降自在であ
る。また軸受115は、スプリング116によって常に
下方に付勢されている。一方、定着フレーム53には、
解除アーム117が、ピン118を中心に回動自在に取
り付けられている。解除アーム117の両端には長孔1
17a,117bがそれぞれ形成されており、長孔11
7aには加圧ローラ51の軸61が係止し、他方の長孔
117bには排出上ローラ75の駆動軸77が係止して
いる。
【0076】この実施例では、加圧ローラ51の圧接を
解除するために軸61が下方に押し下げられると、解除
アーム117はピン118を中心に時計回りに回動す
る。すると、解除アーム117の上端部に係止した駆動
軸77は、ばね116の付勢力に抗して上方に持ち上げ
られる。これにより、排出ローラ75,76間にジャム
等によって挟まれた用紙の挟持が解除され、装置内部あ
るいは外部のいずれの方向からも容易にジャム処理を行
うことができる。
【0077】この場合にも、電磁クラッチやワンウエイ
クラッチ等に比較して安価な構成で排出ローラ対75,
76の駆動力を解除できる。 (h)前記実施例では、搬送ガイド45及び下進入ガイ
ド49の表面抵抗率について述べたが、搬送ガイド4
5、下進入ガイド49及び熱ローラ50の表面抵抗率の
関係を、 搬送ガイド≧下進入ガイド≧熱ローラ とすることが望ましい。このとき、それぞれの部材の表
面抵抗率は、107 〜1014Ωの範囲内とする。例えば
搬送ガイド45及び下進入ガイド49を制電性樹脂で形
成してそれぞれの表面抵抗率を1012Ω、1011Ωと
し、熱ローラ50の表面に導電性PTFEを施してその
表面抵抗率を108 Ωに設定すればよい。
【0078】この場合には、用紙が搬送されるにしたが
って徐々に用紙上の電荷が除去され、急激な電荷の移動
が抑えられるので用紙上のトナー画像のチリを抑えるこ
とができる。 (i)前記実施例では、ヒータ50aの配熱特性を手前
側を発熱量を高く奥側を低くしたが、ヒータ50aの配
熱特性を均一にしておき、図30に示すように、熱ロー
ラ50の内周面の手前側の領域50bに、たとえば熱吸
収性及び耐熱性を有する黒色塗料を塗布することにより
吸熱層を形成してもよい。この領域50bは、ピニオン
ギア69より手前側の領域であればよい。これにより、
領域50bにおける熱伝達効率が非塗装部に比べて高く
なり非塗装部における温度上昇を防止できる。このた
め、熱ローラ50の表面温度のむらが少なくなる。
【0079】(j)熱ローラ50の表面温度むらを少な
くするために、図31に示すように、ヒータ50aを手
前側に偏倚して配置してもよい。この場合には、手前側
の発熱量は実質的に変化しないかまたは増加するが、奥
側の発熱量は減少することになる。このため、熱ローラ
50の表面の温度むらが少なくなる。 (k)さらに他の実施例を示す図32においては、均一
な配熱特性を有するヒータ50aを用いており、この場
合、熱ローラ50を手前側に延ばし、そこにピニオンギ
ア69と同様の断熱特性を有するカラー68を取り付け
ている。この場合には、熱ローラ50の熱収支は奥側と
手前側とで同一になる。また、奥側と手前側とに断熱部
材で形成されたピニオンギア69とカラー68及び軸受
部を配置することにより、熱ローラ50両端部での放熱
による熱損失を抑えることができる。このため、熱ロー
ラ50表面の温度むらを少なくすることができるととも
に、両端からの放熱による機内温度の上昇を防止でき
る。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明では、定着部の搬送
速度が画像形成部における搬送速度よりも速く、シート
が画像形成部の搬送部を離れるときにその撓みがなくな
るように設定されているので、シート先端が定着部に進
入する時及び後端が画像形成部の搬送部を離れる時の画
像乱れを抑えることができる。また、搬送速度の差によ
る画像のシート搬送方向での等倍度に与える影響を非常
に少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用されたファクシミリ装
置の外観斜視図。
【図2】図1の縦断面概略構成図。
【図3】前記装置の画像形成部及び定着搬送装置の正面
図。
【図4】定着搬送装置の一部縦断面構成図。
【図5】熱ローラ及び内部ヒータの配熱特性を示す図。
【図6】定着搬送装置の縦断面構成図。
【図7】定着搬送装置の温度ヒューズ取付部の斜視図。
【図8】前記定着搬送装置の下ローラの斜視図。
【図9】前記下ローラの拡大部分図。
【図10】排出ローラ対の駆動力解除機構を示す図。
【図11】用紙搬送系の模式図。
【図12】定着搬送装置のフレームの正面部分図。
【図13】定着搬送装置の取付フレームの断面図。
【図14】定着搬送装置のフレーム取付部分の斜視部分
図。
【図15】製品出荷時の定着搬送装置の正面図。
【図16】ジャム処理時の定着搬送装置の正面図。
【図17】他の実施例による定着搬送装置の正面部分
図。
【図18】図17の側面部分図。
【図19】さらに他の実施例による定着搬送装置の縦断
面構成図。
【図20】図19の拡大部分図。
【図21】図20の剥離爪の底面図。
【図22】さらに他の実施例による定着搬送装置の拡大
部分図。
【図23】図22の側面図。
【図24】図23の底面図。
【図25】さらに他の実施例による定着搬送装置の正面
部分図。
【図26】さらに他の実施例による定着搬送装置の縦断
面構成図。
【図27】サーミスタ取付部の他の実施例の概略構成
図。
【図28】図27に示す実施例の高温時の変形の様子を
示す図。
【図29】排出ローラの駆動力解除機構の他の実施例を
示す図。
【図30】熱ローラの他の実施例を示す図。
【図31】熱ローラのさらに他の実施例を示す図。
【図32】熱ローラのさらに他の実施例を示す図。
【符号の説明】
11 イメージングユニット 14 現像ユニット 16 定着搬送装置 23 レジストローラ 35 感光体ドラム 40 転写ローラ 45 搬送ガイド 50 熱ローラ 51 加圧ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 伸一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを搬送する搬送部を含み、前記搬送
    されるシート表面に画像を形成する画像形成部と、 前記画像形成部によりシート表面に形成された未定着ト
    ナー像を、シートを搬送しながら定着する定着部と、 前記画像形成部と定着部との間に配置され、両者間を搬
    送されるシートに撓みが形成されるように凹状のガイド
    面を有し、シートの搬送をガイドする搬送ガイド部材と
    を備え、 前記定着部のシート搬送速度は、前記シートが前記画像
    形成部の搬送部を離れた時に前記シートの撓みがなくな
    る程度に前記画像形成部のシート搬送速度よりも速い、
    画像形成装置。
JP4303887A 1992-11-13 1992-11-13 画像形成装置 Pending JPH06149112A (ja)

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JP4303887A JPH06149112A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 画像形成装置
TW085206924U TW312208U (en) 1992-11-13 1993-11-09 Image forming equlpment and fixing apparatus and sheet transporting apparatus provided therein

Applications Claiming Priority (1)

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ID=17926469

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201720A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Kyocera Mita Corp 画像形成装置の用紙搬送制御装置

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JP2006201720A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Kyocera Mita Corp 画像形成装置の用紙搬送制御装置

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