JPH0614840Y2 - 使い捨て塗布具 - Google Patents

使い捨て塗布具

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JPH0614840Y2
JPH0614840Y2 JP16227588U JP16227588U JPH0614840Y2 JP H0614840 Y2 JPH0614840 Y2 JP H0614840Y2 JP 16227588 U JP16227588 U JP 16227588U JP 16227588 U JP16227588 U JP 16227588U JP H0614840 Y2 JPH0614840 Y2 JP H0614840Y2
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window
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disposable applicator
bag
plate
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JP16227588U
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JPH0283069U (ja
Inventor
道弘 足立
Original Assignee
末広産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、化粧料等の塗布具に関し、とくに携帯に便利
な使い捨て塗布具に関する。 本考案にかかる使い捨て塗布具は、各種化粧料、くつず
み、塗料、眼鏡用くもりどめの如きもの、薬剤、化学
品、その他内容物が液状のものであれば、利用可能であ
る。
【従来の技術】
使い捨て型の塗布具としては、従来、主として綿が用い
られていた。綿は浸透性に優れているため、化粧料等を
塗布する際、指先を汚すという欠点があった。そこで、
綿の裏面を防水加工したり、これをさらに包装材で覆っ
て包装材に設けた割れ目から防水加工した綿を取り出し
使用するといったものが提案された。
【考案が解決しようとする問題点】
しかし、かかる従来品では、綿の一面しか防水加工され
ていないため、化粧料等を塗布する際、親指を汚すこと
が避けられなかった。また包装材で覆ってあっても割れ
目があるため、密閉性に乏しく、高度の衛生性を必要と
する分野には不向きであるという欠点があった。さら
に、綿を裏面で支える指の部分しか内容物を押し出すこ
とができないため、塗布面が点状となり、内容物の全部
を塗布することができず不経済であった。 本考案は、上記欠点を解決し、塗布の際内容物が指に付
着するのを防止するとともに、高度の密閉性を維持し、
さらに内容物を無駄なく塗布することができ、携帯に便
利な使い捨て塗布具を供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案は、内容物が含浸された吸
収体と、該吸収体を被覆する袋体と、該袋体を包囲する
二つ折可能な硬質材からなる表面板及び裏面板とからな
り、該表面板に窓部が設けられとともに、該窓部を被覆
する蓋体が剥離可能に付設され、吸収体の上記窓部に対
応する部分にフィルタが設けられ、袋体の上記窓部に対
応する部分が蓋体の剥離により開口されることを特徴と
する使い捨て塗布具。 この使い捨て塗布具は、上記吸収体が多孔質素材からな
る点、上記吸収体は塗布面のみ突弧状に形成された点、
上記袋体は窓部に対応する部分に沿ってミシン目が設け
られ、該ミシン目にて囲繞された部分が蓋体に固着され
た点及び上記窓部が表面板の略中央に長手方向に直交す
る長孔である点をも特徴とする。
【実施例】
次に、本考案にかかる使い捨て塗布具を図面に示す実施
例に基ずいて説明する。 1は薄材からなる吸収体であり、内容物が含浸される。
内容物の種類は任意であり、各種化粧料、くつずみ、塗
料、眼鏡用くもりどめの如きもの、薬剤、化学品、その
他液状のものであればよい。吸収体1の素材としては、
スポンジ等の多孔質素材が望ましいが、繊維の集合の如
き保液性のあるものでもよい。該吸収体1は後記窓部5
に対応する塗布面1aが突弧状に形成されると、窓部5
を開口する際塗布面1aが突出されるので、塗布が容易
となる利便がある。該吸収体1は極薄のシートからなる
袋体2にて被覆される。袋体2に封入された吸収体1は
二つ折可能な硬質材、例えば硬質プラスチック等からな
る表面板3及び裏面板4にて表裏面が包囲されるととも
に、カード型に形成される。このようにして形成された
吸収体1、袋体2、表面板3及び裏面板4の全体の厚さ
は数mm程度とする。本実施例では、厚さを約2mm、
縦横の長さは略名刺サイズとして、携帯に便利なように
してある。裏面板4は、二つ折にしたときの窓部5の折
れ曲がりを防止するため、表面板3よりも厚く形成され
る。本実施例では裏面板4の厚さは表面板3の略倍程度
としてある。 上記表面板3には窓部5が穿設される。該窓部5の形状
及び位置は任意である。図示例のように、表面板3の略
中央に長手方向に直交するよう長孔とすれば、二つ折が
容易となり、かつてこ作用が大となるので望ましい。表
面板3には、上記窓部5を被覆する蓋体6が剥離可能に
付設される。上記袋体2は窓部5に対応する部分が蓋体
6の剥離により開口されるよう構成される。この場合、
窓部5に対応する部分に沿って、袋体2にミシン目7が
設けられ、該ミシン目7にて囲繞された部分が蓋体6に
固着されるよう構成されると、蓋体6の剥離により窓部
5が一挙に開口される利便がある。袋体2の蓋体6への
固着は、接着その他適宜の方法によりなされる。固着さ
れる面は、ミシン目7にて囲繞された部分の全部でも一
部(図示例)でもよい。吸収体1の上記窓部5に対応す
る表面側の部分には、和紙その他、内容物のボタ落ちを
防止する適宜素材からなるフィルタ8が設けられる。
【使用方法及び作用】
蓋体6を剥離すると、ミシン目7にて囲繞された部分の
袋体2が蓋体6に固着されているため、袋体2がミシン
目7に沿って破け、塗布面1aが開口される。すると、
表面板3及び裏面板4により圧縮して被覆されていた吸
収体1の突弧状部分は圧縮が解除されるため、塗布面1
aが表面に突出する。而して第4図に示すように、表面
板3及び裏面板4を二つ折にして化粧料等の内容物を塗
布する。 本考案にかかる使い捨て塗布具においては、塗布具の支
持は内容物が浸出しない表面板3及び裏面板4にてなさ
れるため、内容物が指に付着することがない。 また、表面板3及び裏面板4を互いに押圧すれば、てこ
作用により、吸収体1に含浸された内容物が塗布面1a
に向かって浸出してくる。したがって、内容物の取り出
しは塗布しながらきわめて容易に行なうことができる。
加えて、てこ作用と吸収体1の毛細管現象により、内容
物を全面にわたって取り出すことができるので、化粧料
等の取出し残がない。なお、塗布面1aにはフィルタ8
があるので、内容物のボタ落ちはない。 さらに蓋体6を剥離するまでは塗布面1aの密閉性が保
たれるため、高度の衛生性が確保される。このため、化
粧料、日用雑貨等の塗布具としてだけでなく、医療用の
塗布具等としても用いることが可能となり、汎用性があ
る。
【考案の効果】
このように、本考案にかかる使い捨て塗布具によれば、
内容物が含浸された吸収体と、該吸収体を被覆する袋体
と、該袋体を包囲する二つ折可能な硬質材からなる表面
板及び裏面板とからなり、該表面板に窓部が設けられと
ともに、該窓部を被覆する蓋体が剥離可能に付設され、
吸収体の上記窓部に対応する部分にフィルタが設けら
れ、袋体の上記窓部に対応する部分が蓋体の剥離により
開口されるため、塗布の際、内容物が指に付着するのを
防止することができる。また、高度の密閉性を維持する
ことができるから、化粧料、日用雑貨等の塗布具として
だけでなく、医療用の塗布具等としても用いるが可能と
なり、汎用性のある塗布具とすることができる。さらに
内容物を全面にわたって取り出すことができ、化粧料等
の取出し残がないので、内容物を無駄なく塗布すること
ができる。このため、本考案にかかる使い捨て塗布具は
携帯に便利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案にかかる使い捨て塗布具の実施例を示し、
第1図はその斜視図、第2図は蓋体を剥離した状態の斜
視図、第3図は要部断面図、第4図は使用状態を示す斜
視図である。 1…吸収体、1a…塗布面、2…袋体、3…表面板、4
…裏面板、5…窓部、6…蓋体、7…ミシン目、8…フ
ィルタ。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容物が含浸された吸収体と、該吸収体を
    被覆する袋体と、該袋体を包囲する二つ折可能な硬質材
    からなる表面板及び裏面板とからなり、該表面板に窓部
    が設けられとともに、該窓部を被覆する蓋体が剥離可能
    に付設され、吸収体の上記窓部に対応する部分にフィル
    タが設けられ、袋体の上記窓部に対応する部分が蓋体の
    剥離により開口されることを特徴とする使い捨て塗布
    具。
  2. 【請求項2】上記吸収体が多孔質素材からなる請求項1
    記載の使い捨て塗布具。
  3. 【請求項3】上記吸収体は塗布面のみ突弧状に形成され
    た請求項1または請求項2記載の使い捨て塗布具。
  4. 【請求項4】上記袋体は窓部に対応する部分に沿ってミ
    シン目が設けられ、該ミシン目にて囲繞された部分が蓋
    体に固着された請求項1乃至3のいずれか記載の使い捨
    て塗布具。
  5. 【請求項5】上記窓部が表面板の略中央に長手方向に直
    交する長孔である請求項1乃至4のいずれか記載の使い
    捨て塗布具。
JP16227588U 1988-12-14 1988-12-14 使い捨て塗布具 Expired - Lifetime JPH0614840Y2 (ja)

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JP16227588U JPH0614840Y2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 使い捨て塗布具

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JP16227588U JPH0614840Y2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 使い捨て塗布具

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Publication Number Publication Date
JPH0283069U JPH0283069U (ja) 1990-06-27
JPH0614840Y2 true JPH0614840Y2 (ja) 1994-04-20

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JPH0283069U (ja) 1990-06-27

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