JPH06147602A - 除霜装置 - Google Patents

除霜装置

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JPH06147602A
JPH06147602A JP4296869A JP29686992A JPH06147602A JP H06147602 A JPH06147602 A JP H06147602A JP 4296869 A JP4296869 A JP 4296869A JP 29686992 A JP29686992 A JP 29686992A JP H06147602 A JPH06147602 A JP H06147602A
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JP
Japan
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blower
control circuit
wind speed
heat exchanger
defrosting
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Application number
JP4296869A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sakai
宏明 酒井
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いかなる温湿度条件においても、熱交換器の
着霜状態、除霜状況を正確に判断し効率の高い除霜運転
ができ、耐着霜性、耐外風圧性に優れた除霜装置を提供
することを目的としている。 【構成】 送風機107の下流側に設けた風速センサ1
と外装ケース101内に設けた圧力センサ5とに連動す
る除霜制御回路cおよび送風機制御回路bを備えたこと
で、熱交換器の着霜状態、除霜状況を正確に判断し効率
の高い除霜運転ができ、耐着霜性、耐外風圧性に優れた
除霜装置が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍回路を有した空気
調和装置の室外機に備えられた除霜装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、冷凍回路を有した空気調和装置の
室外機に備えられた除霜装置においては、運転効率の向
上および室内快適性向上のため、より精度の高い除霜制
御への要求が高まっている。
【0003】従来、この種の除霜装置は図4に示すよう
に、外装ケース101内に、冷凍回路の主要構成要素で
ある圧縮機102と、この圧縮機102に設けられた吐
出管103および吸入管104と、吐出管103と吸入
管104とを連通するよう設けられた切換弁105と、
熱交換器106と、この熱交換器106の熱交換用送風
機107と、前記熱交換器106に取付けられた熱交換
器温度測定用温度センサ108と、温度センサ108に
より計測した熱交換器温度および時間経過を用いて切換
弁105の作動を制御すると同時に、送風機107を停
止、運転させる除霜制御回路109とを有し、送風機1
07の下流側における外装ケース101に設けられた吹
出しグリル110により構成されていた。
【0004】上記構成において、室内機(図示せず)が
暖房運転時、外気温湿度条件および運転時間などの運転
状態により蒸発器として機能する熱交換器106表面に
着霜現象が生じる。熱交換器106表面に取付けられた
温度センサ108により計測した熱交換器温度と、除霜
制御回路109内に設けられたタイマによる経過時間と
を用いて熱交換器106の着霜状態を判断し、所定の着
霜状態と判断した場合に、除霜制御回路109により送
風機107を停止させると同時に、切換弁105を作動
させ、吐出管103と吸入管104とを連通させること
で、熱交換器106における蒸発圧力、すなわち熱交換
器表面温度を上昇させ、熱交換器106に付着した霜を
溶解、除去する。温度センサ108により計測した熱交
換器温度と、除霜制御回路109内に設けられたタイマ
による経過時間とを用いて熱交換器106の除霜状態を
判断し、所定の除霜状態と判断した場合に、送風機10
7を再運転させると同時に切換弁105を閉じ、通常運
転に復帰するというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の除霜
装置では、熱交換器106の表面温度と経過時間で着霜
状態を判断していたため、温湿度条件によっては着霜状
態が正確に判断できず、すなわち霜がほとんど付着して
いないにもかかわらず除霜運転が行なわれるというケー
スや、除霜運転終了のタイミングにおいても、霜が完全
に溶けていないにもかかわらず除霜運転が終了したり、
霜が完全に溶けているにもかかわらず除霜運転が継続さ
れるといった運転効率の悪い除霜運転が行なわれるとい
う課題、また熱交換器表面に着霜が始まると、熱交換器
における通風抵抗が増大し、送風機による送風量が低下
することにより熱交換能力が減少するという課題、さら
に、高層建築物のように外風圧の影響の大きい場所で
は、送風機前面部における外風圧が高くなると、送風機
による送風量が低下することにより熱交換器の熱交換能
力が減少するという課題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、温湿
度条件がいかなるものであっても熱交換器106の着霜
状態、除霜状況を正確に判断し、運転効率の高い除霜運
転をおこなうことのできる除霜装置を提供することを第
1の目的とする。
【0007】第2の目的は、着霜開始時における送風機
の送風量の低下を抑制し、熱交換器の熱交換能力の減少
を抑制することのできる除霜装置を提供することにあ
る。
【0008】第3の目的は、送風機前面部の外風圧上昇
時における送風機の送風量低下を抑制し、熱交換器の熱
交換能力の減少を抑制することのできる除霜装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、外装ケース内に、圧縮機
と、この圧縮機に設けられた吐出管および吸込管と、こ
の吐出管と吸込管との連通を切換える切換弁と、前記吐
出管に連通するよう設けられた熱交換器と、この熱交換
器表面に取付けられた温度センサと、前記熱交換器の熱
交換用送風機とを有し、前記送風機の下流側に風速セン
サと、この風速センサの風速変化に連動して前記切換弁
を制御する除霜制御回路aとを備えた除霜装置の構成と
したものである。
【0010】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、風速センサの風速変化に連動する除霜制御回路
bと、この除霜制御回路bからの信号を受けて熱交換用
送風機の回転数を制御する送風機制御回路aを備えた請
求項1記載の除霜装置の構成としたものである。
【0011】また、第3の目的を達成するための第3の
手段は、外装ケース内に、圧力センサと、この圧力セン
サの圧力変化と風速センサの風速変化とに連動する除霜
制御回路cと、この除霜制御回路cからの信号を受けて
熱交換用送風機の回転数を制御する送風機制御回路bと
を備えた請求項1記載の除霜装置の構成としたものであ
る。
【0012】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、熱
交換器表面の着霜状態による通風抵抗の変化に伴う風量
の変化を風速センサが捕らえることにより、熱交換器表
面の着霜状態を正確に判断し、運転効率の高い除霜運転
をおこなうことができるものである。
【0013】また、第2の手段の構成により、送風機の
回転数を制御し、着霜開始時における送風量の低下を抑
えることにより、熱交換器の熱交換能力の減少を抑制す
ることができるものである。
【0014】また、第3の手段の構成により、送風機前
面部の外風圧が上昇した場合の送風機の送風量減少を圧
力センサおよび風速センサが捕らえ、送風機の回転数を
制御し送風量の低下を抑えることにより、熱交換器の熱
交換能力の減少を抑制することができるものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1を
参照しながら説明する。なお、従来例と同一部品に対し
ては同じ番号をつけ、その詳細な説明は省略する。
【0016】図に示すように、外装ケース101に設け
られた吹出しグリル110に送風機107による風速を
検知する風速センサ1と、風速センサ1の風速変化によ
り切換弁105の作動を制御すると同時に、送風機10
7を停止、運転する除霜制御回路a2により構成されて
いる。
【0017】上記構成において、室内機(図示せず)が
暖房運転時、外気温湿度条件および運転時間などの運転
状態により蒸発器として機能する熱交換器106表面に
着霜現象が生じると、熱交換器106における通風抵抗
が増加し、送風機107の送風量が減少する。吹出しグ
リル110に設けられた風速センサ1による値が所定の
風速まで低下すると、除霜制御回路a2により送風機1
07を停止させると同時に、切換弁105を作動させ、
吐出管103と吸入管104とを連通させることで、熱
交換器106における蒸発圧力、すなわち熱交換器表面
温度を上昇させ、熱交換器106に付着した霜を溶かし
除去する。次に温度センサ108により計測している熱
交換器106の温度が、従来に対し低めに設定された所
定の温度に達すると、除霜制御回路a2により送風機1
07が運転され、その時の送風速を風速センサ1により
チェックし、所定の値にまで回復していなければ再度送
風機107を停止し、その後は除霜制御回路a2内に設
けられたタイマにより、定期的に送風機107を再運転
し、風速センサ1の値が所定の値まで回復したところ
で、送風機107を再運転させると同時に切換弁105
を閉じ、通常運転に復帰させることとなる。
【0018】このように本発明の第1実施例の除霜装置
によれば、送風機107の下流側に風速センサ1と、こ
の風速センサ1の風速変化に連動して冷凍回路を切換え
る切換弁105を制御する除霜制御回路a2とを備えた
ため、熱交換器106表面の着霜による通風抵抗の増大
に伴う風量の減少を風速センサ1が捕らえるため、温湿
度条件がいかなるものであっても熱交換器106表面の
着霜状態を正確に判断できるので、除霜運転開始時期を
適正に決定できるとともに、除霜時において、熱交換器
106表面の霜の減少に伴う通風抵抗の減少よる風量の
回復状況を風速センサ1が捕らえるため、熱交換器10
6表面の除霜状態を正確に判断でき、除霜運転終了時期
を正確に判断できるので、運転効率の高い除霜運転をお
こなうことができる。
【0019】つぎに本発明の第2実施例について、図2
を参照しながら説明する。図に示すように、外装ケース
101に設けられた吹出しグリル110に送風機107
による風速を検知する風速センサ1と、風速センサ1の
風速変化により切換弁105の作動を制御する除霜制御
回路b3と、除霜制御回路b3の信号を受けて送風機10
7の回転数を制御する送風機制御回路a4により構成さ
れている。
【0020】上記構成において、室内機(図示せず)が
暖房運転時、外気温湿度条件および運転時間などの運転
状態により蒸発器として機能する熱交換器106表面に
着霜現象が生じると、熱交換器106における通風抵抗
が増加し、送風機107の送風量が減少する。吹出しグ
リル110に設けられた風速センサ1による値が減少す
ると除霜制御回路b3から信号を受けた送風機制御回路
a4により送風機107の回転数を上昇させ、風速セン
サ1による値を一定値に保つよう制御を行ない送風量の
低下を防ぐことで、霜の成長を抑制するとともに、熱交
換器106における熱交換能力の低下を抑制することと
なる。送風機107の回転数が所定の値に達し、さらに
風速センサ1による値が所定値に達すると、除霜制御回
路b3により第1実施例における説明と同様に、除霜運
転および除霜運転解除がおこなえるものである。
【0021】このように本発明の第2実施例の除霜装置
によれば、風速センサ1の風速変化に連動する除霜制御
回路b3からの信号を受けて、熱交換用送風機107の
回転数を制御する送風機制御回路a4を備えたため、熱
交換器106表面の着霜による通風抵抗の増大に伴う風
量の減少を風速センサが捕らえ、送風機107の回転数
を制御し、着霜開始時における送風量の低下を抑えるこ
とで、熱交換器106の熱交換能力の減少を抑制するこ
とができる。
【0022】つぎに本発明の第3実施例について、図3
を参照しながら説明する。図に示すように、外装ケース
101内に圧力センサ5と、この圧力センサ5の圧力変
化と風速センサ1の風速変化とに連動する除霜制御回路
c6と、除霜制御回路c6の信号を受けて送風機107
の回転数を制御する送風機制御回路b7により構成され
ている。
【0023】上記構成において、熱交換器106に着霜
すると圧力センサ1の検知により第2実施例における説
明と同様に、送風機風量制御および除霜運転、除霜運転
解除がおこなえるものである。ここで、送風機107前
面部の外風圧が上昇した場合、熱交換器106に着霜し
ていないにもかかわらず送風機107の送風量が減少
し、熱交換能力が低下する。そこで、圧力センサ1の圧
力変化を受けた除霜制御回路c6から送風機制御回路b
7へ信号が送られ、送風機107の回転数を上昇させ、
風速センサ1による値を一定値に保つよう制御を行ない
送風量の低下を防ぐことで、熱交換器106における熱
交換能力の低下を抑制することとなる。風速センサ1の
値の変化が、熱交換器106への着霜によるものか、送
風機107前面部の外風圧が上昇したことによるものか
は、圧力センサ6の値の変化および風速センサ1の値の
変化の相関により判断する。すなわち熱交換器106に
着霜した場合は、圧力センサ6の値は下降する傾向にあ
り、送風機107前面部の外風圧が上昇した場合は、圧
力センサ6の値は上昇する傾向にあるため、風速センサ
1の値との相関から着霜状態が判断できる。
【0024】このように本発明の第3実施例の除霜装置
によれば、冷凍回路ユニット内に設けた圧力センサ5の
圧力変化と風速センサ1の風速変化とに連動する除霜制
御回路c6からの信号を受けて、熱交換用送風機107
の回転数を制御する送風機制御回路b7を備えたため、
送風機107前面部の外風圧が上昇した場合の送風機1
07の送風量減少を圧力センサおよび風速センサが捕ら
え、送風機107の回転数を制御し送風量の低下を抑え
ることで、熱交換器106の熱交換能力の減少を抑制す
ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、熱交
換器表面の着霜による風量変化を捕らえることで、温湿
度条件がいかなるものであっても熱交換器の着霜状態、
除霜状況を正確に判断し、運転効率の高い除霜運転をお
こなうことができるものである。
【0026】また、熱交換器表面の着霜時に、送風機の
回転数を制御し、着霜開始時における送風量の低下を抑
えることで、熱交換器の熱交換能力の減少を抑制するこ
とができるものである。
【0027】また、送風機前面部の外風圧上昇時におけ
る送風機の送風量変化を捕らえ、送風機の回転数を制御
し送風量の低下を抑えることで、熱交換器の熱交換能力
の減少を抑制することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の除霜装置の冷凍サイクル
【図2】同第2実施例の同冷凍サイクル図
【図3】同第3実施例の同冷凍サイクル図
【図4】従来の除霜装置の冷凍サイクル図
【符号の説明】
1 風速センサ 2 除霜制御回路a 3 除霜制御回路b 4 送風機制御回路a 5 圧力センサ 6 除霜制御回路c 7 送風機制御回路b 101 外装ケース 102 圧縮機 103 吐出管 104 吸込管 105 切換弁 106 熱交換器 107 送風機 108 温度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外装ケース内に、圧縮機と、この圧縮機に
    設けられた吐出管および吸込管と、この吐出管と吸込管
    との連通を切換える切換弁と、前記吐出管に連通するよ
    う設けられた熱交換器と、この熱交換器表面に取付けら
    れた温度センサと、前記熱交換器の熱交換用送風機とを
    有し、前記送風機の下流側に風速センサと、この風速セ
    ンサの風速変化に連動して前記切換弁を制御する除霜制
    御回路aとを備えた除霜装置。
  2. 【請求項2】風速センサの風速変化に連動する除霜制御
    回路bと、この除霜制御回路bからの信号を受けて熱交
    換用送風機の回転数を制御する送風機制御回路aを備え
    た請求項1記載の除霜装置。
  3. 【請求項3】外装ケース内に、圧力センサと、この圧力
    センサの圧力変化と風速センサの風速変化とに連動する
    除霜制御回路cと、この除霜制御回路cからの信号を受
    けて熱交換用送風機の回転数を制御する送風機制御回路
    bとを備えた請求項1記載の除霜装置。
JP4296869A 1992-11-06 1992-11-06 除霜装置 Pending JPH06147602A (ja)

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