JPH05196278A - 空気調和機の結露防止制御装置 - Google Patents

空気調和機の結露防止制御装置

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JPH05196278A
JPH05196278A JP4008250A JP825092A JPH05196278A JP H05196278 A JPH05196278 A JP H05196278A JP 4008250 A JP4008250 A JP 4008250A JP 825092 A JP825092 A JP 825092A JP H05196278 A JPH05196278 A JP H05196278A
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JP
Japan
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temperature
indoor
heat exchanger
thermistor
detecting
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Application number
JP4008250A
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English (en)
Inventor
Morihiro Mizushima
謹寛 水島
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、分離形空気調和機の冷房運転時の
吹出口(図示せず)への結露を防止することを目的とす
る。 【構成】 室外ユニット101には、室外吸込空気温度
検出用サーミスタ106と、電動膨張弁107を設け、
室内ユニット102には、室内空気吸込空気温度検出用
サーミスタ113と、室内熱交換器温度検出用サーミス
タ114と、その温度差を検出する温度差検出装置1を
設け、冷房運転時に、室内吸込空気温度と室内熱交換器
温度の温度差が一定温度以下、室外吸込空気温度が一定
温度以下、室内ファンモータ110が最弱ノッチの状態
が一定時間継続すると、電動膨張弁107の開度を通常
の設定値よりも開き、冷媒循環量が増加して、室内熱交
換器112内を通過する冷媒の入口付近112bと出口
付近112aの温度差を減少し、室内熱交換器112を
通過した空気の温湿度のムラが少なくなり、吹出口の結
露を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分離型空気調和機の室
内ユニットの吹出口の結露防止制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、分離型空気調和機は、オールシー
ズンでの運転を必要とされ、春とか秋という中間シーズ
ンの使用や、梅雨時の使用も頻繁かつ長時間連続運転さ
れることが多くなってきた。従ってこのような外気温度
が低温で、しかも室内が高湿度時の冷房運転時、室内ユ
ニットの吹出口に結露し、ひどい場合には床面に滴下す
るということがないように断熱材を吹出口を形成する周
辺に多量に貼り付けて対策しているが、こういった方法
ではコスト高になることと、露付き試験が長時間かかる
ので、吹出口に結露しない冷房運転の制御が必要になっ
てきた。
【0003】従来、空気調和機の室内ユニット吹出口の
結露防止制御装置は、図2に示すような冷凍サイクルと
制御装置の構成となっていた。
【0004】すなわち、室外ユニット101と、室内ユ
ニット102とからなり、前記室外ユニット101の内
部に圧縮機103、冷房時と暖房時の冷媒の流路を切り
換える四方弁104、室外熱交換器105、室外吸込空
気温度検出用サーミスタ106、冷媒の絞り用および冷
媒流量制御用の電動膨張弁107、前記室外吸込空気温
度検出用サーミスタ106の検出温度等を検知して、前
記圧縮機103や、前記電動膨張弁107等を制御する
室外ユニット主制御108を設けており、前記室内ユニ
ット102には、室内ファン109、この室内ファン1
09を駆動する室内ファンモータ110、この室内ファ
ンモータ110のノッチを検出するファンノッチ検出装
置111、室内熱交換器112、室内吸込空気温度検出
用サーミスタ113、室内熱交換器温度検出用サーミス
タ114、前記室内吸込空気温度検出用サーミスタ11
3の検出温度等を検知して室内ユニットの室内ファンモ
ータ110等を制御する室内ユニット主制御部115を
設けている。
【0005】上記構成において、冷房運転時、特に室内
吸込空気の状態が高湿度状態の場合、前記室内熱交換器
112内を通過する冷媒は、室内熱交換器112の出口
付近112aでは過熱気味となり、室内熱交換器112
の入口付近112bとの温度差が大きくなり、従って前
記室内ユニット102が吸込んだ空気が前記室内熱交換
器112を通過して冷却されるとき、冷却された空気は
室内熱交換器112を通過する場所によって温湿度のム
ラが生じ、その温湿度ムラのある空気が一緒になって吹
出口(図示せず)を通過するため、吹出口に結露を生じ
やすくなる。そこで前記室外ユニット101では、前記
室外吸込空気温度検出用サーミスタ106の検出温度を
前記室外ユニット主制御部108で検知し、また前記室
内ユニット102では前記ファンノッチ検出装置111
の検出値と、前記室内吸込空気温度検出用サーミスタ1
13の検出温度と、前記室内熱交換器温度検出用サーミ
スタ114の検出温度を前記室内ユニット主制御部11
5で検知し、前記室外ユニット主制御108と、前記室
内ユニット主制御部115間でそれぞれの検出値の信号
を送受信し、室外吸込空気温度が一定値以下、室内ファ
ンモータ110のノッチが最弱ノッチ、室内吸込空気温
度が一定値以下、室内熱交換器温度が一定値以下の状態
が一定時間継続すると、吹出口に結露しやすい状態であ
ると判断し、前記室外ユニット101では前記室外ユニ
ット主制御部108からの信号で前記圧縮機103の運
転周波数を最小限にして冷房能力を低下させとともに、
前記室内ユニット102では、前記室内ユニット主制御
部115からの信号により、前記室内ファンモータ11
0のノッチを一定時間上昇させて風量を増加させ、吹出
口を通過する空気温度を上昇させることで吹出口の結露
を防ぐようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
調和機の結露防止制御装置の構成では、圧縮機103の
運転周波数を最小限まで下げるので、冷房能力が低下す
ることと、使用者の意志と無関係に一定時間室内ユニッ
トの風量を増加させることと、室内吸込空気温度が一定
値以下、室内熱交換器温度が一定値以下という条件で
は、室内吸込空気が必ずしも高湿度の状態でなくても、
運転周波数の降下、室内ユニットの風量の増加など同様
の制御を自動的に行うため、特に室内ユニットの風量を
増加させることは、使用者が不快感を感じる場合がある
という問題があった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するもの
で、空気調和機の冷房運転時、できるだけ運転周波数の
降下による冷房能力を低下させないで、また室内ユニッ
トの風量の増加をしないで、さらに室内吸込空気の状態
が高湿度状態のときだけ運転周波数の降下などの制御を
して室内ユニットの吹出口の結露の防止をすることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機の結
露防止制御装置は、上記目的を達成するために、室外ユ
ニットと室内ユニットからなり、前記室外ユニットに
は、室外吸込空気温度検出用サーミスタと、この室外吸
込空気温度検出用サーミスタの検出温度等を検知して前
記室外ユニットを制御する室外ユニット主制御部と、こ
の室外ユニット主制御部からの信号で動作する電動膨張
弁を設け、前記室内ユニットには、室内吸込空気温度検
出用サーミスタと、室内熱交換器温度検出用サーミスタ
と、前記室内吸込空気温度検出用サーミスタの検出温度
と、前記室内熱交換器温度検出用サーミスタの検出温度
との温度差を検出する温度差検出装置と、室内ファンモ
ータと、この室内ファンモータのノッチを検出するファ
ンノッチ検出装置と、前記温度差検出装置からの信号と
前記ファンノッチ検出装置からの信号を受信して、前記
室外ユニット主制御部に信号を送信する室内ユニット主
制御部とで構成して吹出口の結露を防止するようにした
ものである。
【0009】
【作用】本発明は、上記した構成により、空気調和機の
冷房運転時、室外吸込空気温度が一定温度以下で、室内
ファンが最弱ノッチで、室内吸込空気温度と室内熱交換
器温度の差が一定温度以下の状態が一定時間継続する
と、室外ユニットの電動膨張弁の開度が通常の設定より
も開き、冷媒循環量が通常よりも増加し、室内熱交換器
内を通過する冷媒の室内熱交換器の入口付近と出口付近
での温度差が減少し、室内吸込空気が室内熱交換器を通
過したとき、通過後の空気の状態(温湿度)は均一化さ
れ、従って吹出口を通過するときの、吹出口への結露を
防ぐことができるものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1を参照
しながら説明する。
【0011】なお、従来の技術に付した符号は同一物を
示し、説明は省略する。すなわち、室外ユニット101
と室内ユニット102からなり、前記室内ユニット10
2には、室内吸込空気温度検出用サーミスタ113、室
内熱交換器温度検出用サーミスタ114、前記室内吸込
空気温度検出用サーミスタ113の検出温度と、前記室
内熱交換器温度検出用サーミスタ114の検出温度との
温度差を検出する温度差検出装置1、前記室内吸込空気
温度検出用サーミスタ113の検出温度等を検知して室
内ユニットの室内ファンモータ110等を制御する室内
ユニット主制御部115を設けている。また前記室内熱
交換器温度検出用サーミスタ114は室内熱交換器11
2の回路の中間付近に配置していて、ほぼ冷媒の蒸発温
度(飽和蒸気温度)を検出するようにしている。
【0012】上記構成において、冷凍サイクルの一般的
な特性として冷房運転時、室内吸込空気の状態が同じ乾
球温度の場合であって、高湿度状態のときは、低湿度状
態のときと比較し、低圧圧力は若干高くなり、冷媒の蒸
発温度も高くなり、従って、室内吸込空気温度(乾球温
度)と室内熱交換器温度(冷媒の飽和蒸気温度)の温度
差は少なくなる。この一般特性を利用して、前記室内ユ
ニット102では前記室内吸込空気温度検出用サーミス
タ113の検出温度と、前記室内熱交換器温度検出用サ
ーミスタ114の検出温度との温度差を、前記温度差検
出装置1で検出し、同時にファンノッチ検出装置111
で室内ファンモータ110のノッチを検出し、室内ユニ
ット主制御115を経て室外ユニット主制御部108に
送信し、さらに前記室外ユニット101では、室外吸込
温度検出用サーミスタ106の検出温度を前記室外ユニ
ット主制御部108で検知し、室内吸込空気温度と室内
熱交換器温度との温度差が、一定値以下であると室内吸
込空気の状態が高湿度であると判断し、さらに前記室内
ファンモータ110のノッチが最弱ノッチで、室外吸込
空気温度が一定温度以下の場合、もっとも吹出口(図示
せず)が結露しやすい状態であるから、この状態が一定
時間継続すると、前記室外ユニット主制御部108から
電動膨張弁107に開度を通常の設定値よりも開く指示
をするようにしている。そうすると、冷媒循環量が通常
よりも増加し、従来例で記述しているような、前記室内
熱交換器112内を通過する冷媒の入口付近112bと
出口付近112aの温度差が減少する。従って前記室内
熱交換器112を通過して冷却された空気は温湿度のム
ラが少なくなり、吹出口を通過するときも集結する空気
の温湿度のムラが少ないので吹出口の結露が少なくな
る。また、前記電動膨張弁107の開度を通常より開け
るため、低圧圧力が上昇し、冷凍サイクルの効率は低下
するが、冷媒循環量が増加したことでほとんどカバーで
きるため、冷房能力の低下は少なくて、吹出口の結露を
防ぐことができるものである。
【0013】
【発明の効果】以上の実施例から明かなように、本発明
によれば、冷房運転時、室内吸込空気温度検出用サーミ
スタの検出温度と室内熱交換器温度検出用サーミスタの
検出温度との温度差で、室内空気の高湿度状態を判断
し、さらに室内ファンモータのノッチが最弱ノッチであ
ることと、室外吸込空気温度検出用サーミスタにより室
外ユニット吸込空気温度を検知するから、吹出口に結露
が生じやすい状態を確実に検知でき、また電動膨張弁の
開度を制御するから冷房能力の低下をあまりさせないで
吹出口の結露を防止できるなどの効果のある空気調和機
の結露防止制御装置を提供できる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施例の空気調和機の結露防止制御
装置の冷凍サイクル図
【0016】
【図2】従来の空気調和機の結露防止制御装置の冷凍サ
イクル図
【0017】
【符号の説明】
1 温度差検出装置 101 室外ユニット 102 室内ユニット 106 室外吸込空気温度検出用サーミスタ 107 電動膨張弁 108 室外ユニット主制御部 110 室内ファンモータ 111 ファンノッチ検出装置 113 室内吸込空気温度検出用サーミスタ 114 室内熱交換器温度検出用サーミスタ 115 室内ユニット主制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外ユニットと室内ユニットからなり、前
    記室外ユニットには、室外吸込空気温度検出用サーミス
    タと、この室外吸込空気温度検出用サーミスタの検出温
    度等を検知して前記室外ユニットを制御する室外ユニッ
    ト主制御部と、この室外ユニット主制御部からの信号で
    動作する電動膨張弁を設け、前記室内ユニットには、室
    内吸込空気温度検出用サーミスタと、室内熱交換器温度
    検出用サーミスタと、前記室内吸込空気温度検出用サー
    ミスタの検出温度と、前記室内熱交換器温度検出用サー
    ミスタの検出温度との温度差を検出する温度差検出装置
    と、室内ファンモータと、この室内ファンモータのノッ
    チを検出するファンノッチ検出装置と、前記温度差検出
    装置からの信号と前記ファンノッチ検出装置からの信号
    を受信して、前記室外ユニット主制御部に信号を送信す
    る室内ユニット主制御部とで構成した空気調和機の結露
    防止制御装置。
JP4008250A 1992-01-21 1992-01-21 空気調和機の結露防止制御装置 Pending JPH05196278A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015059691A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 三菱電機株式会社 空気調和機及び空気調和システム
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JP2017044460A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 シャープ株式会社 空気調和機
CN108954658A (zh) * 2018-04-18 2018-12-07 青岛海尔空调器有限总公司 一种防凝露的空调控制方法及装置

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