JPH06147271A - トルクカムダンパ - Google Patents

トルクカムダンパ

Info

Publication number
JPH06147271A
JPH06147271A JP4323695A JP32369592A JPH06147271A JP H06147271 A JPH06147271 A JP H06147271A JP 4323695 A JP4323695 A JP 4323695A JP 32369592 A JP32369592 A JP 32369592A JP H06147271 A JPH06147271 A JP H06147271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
torque
elastic member
damper
outer cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4323695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Toshima
裕基 戸嶋
Hiroaki Maeda
宏昭 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP4323695A priority Critical patent/JPH06147271A/ja
Publication of JPH06147271A publication Critical patent/JPH06147271A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】捩り振動の対策として、装置の外径寸法を大き
くせずに高トルクの捩り振動を吸収でき、且つ、油圧制
動によって捩り振動を吸収する装置を備えるものにあっ
ては、オイルの温度変化によって生じた内圧の変化を抑
止することのできるトルクカムダンパを提供する。 【構成】センターシャフトに加えられる回転トルクの変
動をカム手段により軸方向の変動に変換することにより
外筒への回転トルク変動の伝達を緩衝させるトルクカム
ダンパにおいて、円周方向に関し互いに係合して軸方向
に配列されたカム手段と、該カム手段を軸方向に付勢す
る弾性部材と、該弾性部材に重ねて作用する油圧減衰機
構を備え、トルクカムダンパ内のオイルの内圧の変化を
抑止する中空な熱膨張吸収機構が、前記センターシャフ
ト内に設けられているトルクカムダンパ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロペラシャフトの捩
り振動緩衝装置に係り、特にカムを用いて捩り振動の回
転トルクの変動を軸方向の変動に変換し、回転トルクの
変動による振動を吸収する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、プロペラシャフトのダン
パーとしてゴムを用いたダイナミックダンパーが知られ
ているが、振動を吸収する効果が得られるのは、一定の
振動数に対してだけであった。また、粘性流体を用いた
ビスカスダンパーでは、構造上外径寸法が大きくなって
しまい常に滑りがあり効率が悪くプロペラシャフト部へ
の装着ができなかった。
【0003】そして、特開昭61−171935に記載
されているトルク変動緩衝装置は、カム機構を介して回
転トルクの変動を軸方向の変動に変換することにより外
筒への回転トルク変動の伝達を緩衝させるものである
が、これは2輪車用のものであり、高トルクの回転変動
に対応するのは困難であった。即ち、四輪車両などの高
トルクの回転変動に対応するには外径寸法を大きくしな
ければならず、四輪車両の現行のプロペラシャフトに装
着できる回転トルクの変動吸収装置はなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、捩り振動の対策として、装置の外径寸法を大きくせ
ずに高トルクの捩り振動を吸収でき、且つ、油圧制動に
よって捩り振動を吸収する装置を備えるものにあって
は、オイルの温度変化によって生じた内圧の変化を抑止
することのできるトルクカムダンパを提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、センターシャフトに加えられる回転トルクの
変動をカム手段により軸方向の変動に変換することによ
り外筒への回転トルク変動の伝達を緩衝させるトルクカ
ムダンパにおいて、円周方向に関し互いに直接又は間接
的に係合して軸方向に配列されたカム手段と、該カム手
段を軸方向に付勢する第1の弾性部材と、該弾性部材に
重ねて作用する油圧減衰機構を備え、該油圧減衰機構は
該弾性部材の伸縮に応動して容量が可変する該弾性部材
のケーシングによって構成され、さらに、トルクカムダ
ンパ内のオイルの内圧の変化を抑止する中空な熱膨張吸
収機構が、前記センターシャフト内に設けられ、該熱膨
張吸収機構にはピストンと、ピストンを圧縮する第2の
弾性部材とが備えられ、該熱膨張吸収機構は第2の弾性
部材の伸縮に応動して容積が可変することを特徴とする
トルクカムダンパを提供する。
【0006】また、前記トルク伝達機構において、前記
カム手段は回転体を介して円周方向に関し互いに係合さ
れていることを特徴とするトルクカムダンパを提供す
る。
【0007】そして、前記カム手段が、駆動カム、回転
体及び被駆動カムから成り、該駆動カムの軸方向両側に
それぞれ該回転体を介した該被駆動カムが円周方向に関
し係合して配列されたことを特徴とするトルクカムダン
パを提供する。
【0008】さらに、前記駆動カムは前記センターシャ
フトと一体回転し前記外筒に対し所定角度内において相
対回動可能に配され、該駆動カムと該外筒の間の相対回
動を阻止するストッパを、駆動カムと外筒の間の該所定
角度の遊び角をもって構成することを特徴とするトルク
カムダンパを提供する。
【0009】
【作用】油圧制動によって捩り振動を吸収する油圧減衰
機構を備えるものにあっては、温度変化によって生じる
オイルの内圧の変化を抑止するための中空な熱膨張吸収
機構がセンターシャフト内に設けられ、且つ、オイルの
内圧を一定にするための弾性部材が、熱膨張吸収機構の
一端にオイルと接するピストンに向けて付勢されている
ため、温度変化によるオイルの膨張を熱膨張吸収機構の
容積を小さくすることにより吸収し、オイルの内圧を一
定状態に保ち、油圧減衰機構への影響を無くすことがで
きる。
【0010】また、前記カム手段において、円周方向に
関し回転体を介して関接的に駆動カムと被駆動カムを係
合することにより、カムの動作が滑らかになる。(請求
項2)
【0011】そして、請求項3に記載のカム手段には、
駆動カムの両側にそれぞれ回転体及び被駆動カムが備え
られており回転体が2個所にあるため、単なる駆動カ
ム、回転体及び被駆動カムから成るカム手段と比較して
高トルクの捩り振動に対応可能となる。
【0012】さらに、請求項4の記載においては、駆動
カムが遊び角の範囲内のみ円周方向に回動可能であるた
め、専用のストッパ手段を設ける必要がなくなる。
【0013】
【実施例】本発明のトルクカムダンパの一実施例を図1
ないし図5に示し、詳細に説明する。なお、トルク伝達
用カム手段の回転体としては、ボール又はコロガリ軸受
けコロ(好ましくはたる型又はテーパー型)等を用いる
ことができるが、ボールを用いたものを実施例とする。
【0014】本発明のトルクカムダンパ1は、図4に示
される駆動系の斜視図において、例えばプロペラシャフ
トの下流に固着される。
【0015】図1の本発明の断面図において、入力フラ
ンジ2にプロペラシャフト(図示せず)が接続され、入
力フランジ2はセンターシャフト3とスプライン嵌合さ
れており、センターシャフト3には、スプライン嵌合さ
れているドライブ(駆動)カム4、5が設けられてい
る。ドライブカム4、5は中央部がくり貫かれた略円形
部材であり軸方向に摺動可能な構造となっている。
【0016】ドライブカム4、5の軸方向における両側
面の一部には複数の凹面が円周方向に等間隔で形成さ
れ、該凹面には略円球のボール6、7、8、9がそれぞ
れ接触しており、ドライブカム4、5のボール6〜9を
介した反対側には、ボール6〜9と接触する面が凹面と
なっているドリブン(被駆動)カム10、11、12、
13が備えられ、ドリブンカム10〜13は中央部がく
り貫かれた略円形部材であり4つの該ドリブンカムの中
で2つのドリブンカム10、12は軸方向へ摺動可能と
なっている。
【0017】ドライブカム4の両側には、ドライブカム
4の軸との直交中心面を中心線として、ボール6及びド
リブンカム10と、ボール7及びドリブンカム11と
は、対称に配置され、同様に、ボール8及びドリブンカ
ム12と、ボール9及びドリブンカム13とは、ドライ
ブカム5を中心線として対称に配置されている。そし
て、該ボール6〜9は、円周方向へ帯状を成すリング状
ボール保持部材4c、4dによって半径方向に関し保持
されている。
【0018】摺動可能な前記ドリブンカム10は、内部
にコイルスプリングなどの弾性部材14a、14bを備
えた中空で環状の略円筒部材からなる弾性部材ケース1
5の軸方向端面と接しており、弾性部材ケース15は、
開口部が互いに向きあった環状の二つの略円筒部15
a、15bから成り、一方の円筒部15bの外周は他方
の円筒部15aの内周に摺接して弾性部材の圧縮運動に
応動して伸縮可能となっている。
【0019】弾性部材ケース15内に設けられている弾
性部材14によって、ボール6、7及びドリブンカム1
0、11はドライブカム4に圧接されており、同様に回
転軸上において弾性部材ケース15の反対側に同じよう
に配設されているボール8、9及びドリブンカム12、
13もドライブカム5に圧接されている。
【0020】ドリブンカム10〜13の外周はセレーシ
ョンにより外筒16に係合し、略円筒の形状を成す外筒
16はベアリング2aによって入力フランジ2に対し円
周方向へ回動可能に保持されている。外筒16内には左
方から、回転トルク伝達用のカム手段41、弾性部材1
4、カム手段42がセンターシャフト3と外筒16の間
のリング状空間内に配設されており、これらの部材は大
略軸方向に摺動可能に構成される。外筒16の右端には
溶接によって固着されている出力フランジ17bが備え
られ、出力フランジ17bは、円筒の形状を成す本装置
の一端を閉ざす構造となる略円形の部材である。出力フ
ランジ17bには、シャフトを介してディファレンシャ
ル装置(図示せず)が接続され、後輪が駆動される。
【0021】なお、ボール6〜9及び弾性部材14は、
円周方向へ等間隔で複数の部材がそれぞれ配設されてい
る。ボール6〜9は、図2のボール配置図に示すように
配設され、弾性部材ケース15の中の弾性部材14は、
図3に示すように配設されている。
【0022】図3においては、弾性部材ケース15の円
筒部15a、15bの一端面にはオリフィス15cが適
当数配設され、充填されたオイルにより油圧減衰機構を
構成する。円筒部15bの底壁には、逆止弁15dが配
され弾性部材ケース15内へのオイルの急速復帰のみを
許容する。逆止弁15dはリターン孔15fの径内部に
装入されたチェックボール15eから成る。この油圧減
衰機構は、弾性部材14に重畳して作用し、所望の減衰
特性を得るのに役立つ。
【0023】さらに、図1のセンターシャフト3の中心
孔内には、オイルの熱膨張吸収機構30が片方からバネ
付勢されたピストン31によって形成される。バネ3
2、35は筒状のリテイナ33、34、36によって保
持される。これにより、外筒16内部に充填したオイル
の熱膨張を吸収する。外筒16及び装置の各構成部材に
は必要に応じ、オイルの外部への漏出を防止するためシ
ール部材が配される。外筒16の右端の出力フランジ1
7bには、オイル入口及び排出口がありプラグ17d、
17dによって閉止される。
【0024】上記に示す構成から成る本発明のトルクカ
ムダンパは、以下のような作用を成す。すなわち、トラ
ンスミッションからプロペラシャフトへと伝達された回
転トルクは、本装置の入力フランジ2に入力され、入力
フランジ2に入力された回転トルクは、スプライン嵌合
されているセンターシャフト3及びドライブカム4、5
へと伝達される。
【0025】弾性部材ケース15内に設けられている弾
性部材14の軸方向付勢力によって、ドライブカム4、
5、ボール6〜9及びドリブンカム10〜13は圧接さ
れているため、ドライブカム4、5に加えられた回転力
はボール6〜9を介してドリブンカム10〜13に伝達
されスプライン結合されている外筒16に伝わり、出力
フランジ17bを通して後輪を駆動するディファレンシ
ャル装置に出力される。
【0026】図5(A)の断面図に示すように、プロペ
ラシャフトが一定の回転力で回転している時は、弾性部
材14の付勢力によって、ボール6、7は、ドライブカ
ム4及びドリブンカム10、11の各凹面たるカム面4
a、10a、11aの中央に係合されている。
【0027】しかし、急加速などでプロペラシャフトに
高トルクが加わり、弾性部材14の付勢力に抗する程の
回転力の変動があると、図5(B)に示すとうり、ドラ
イブカム4は回転方向に一瞬ずれ、ボール6、7のころ
がり作用によりドライブカム4とドリブンカム10、1
1との隙間が大きくなるよう軸方向に摺動される。この
時、ドリブンカム11は一端の面が外筒に係止した固定
部材26aに当接しているため軸方向に摺動されず、ド
ライブカム4とドリブンカム10が弾性部材14を圧縮
する方向へ摺動する。同様に、弾性部材14の反対側に
備えられているドライブカム5、ボール8、9、及びド
リブンカム12、13も同じように作用する。
【0028】したがって、回転力の一瞬の大きな変動
は、弾性部材ケース15内のオイルを圧縮する方向に作
用し、油圧制動によってトルク変動は除々に減衰してい
くため、捩り振動は外筒16へは伝達されずに油圧によ
って吸収されたことになり、回転力の変動は緩衝され
て、回転トルクは滑らかに外筒16へと伝わり、急激な
捩り振動が起こらないため車両に伝わる振動や騒音を小
さくすることができる。逆に出力フランジ側から急ブレ
ーキ等による回転振動が生じたときも同様(但し逆向き
になるが)にして出力側からの回転振動は吸収されて、
入力側には平滑化されたトルクの変化が伝達される。そ
の関係を、概念的に図7に示す。
【0029】そして、温度変化によってトルクカムダン
パ内のオイルが膨張し、バネ32、35の付勢力に抗す
る程の膨張力が加わったときは、ピストン31はそのオ
イルの膨張力によって熱膨張吸収機構30の容積を小さ
くする方向に摺動させられる。したがって、熱膨張吸収
機構30によってオイルの膨張は吸収されたことにな
り、オイルの内圧を一定状態に保つことができ、油圧減
衰機構へ与える影響を無くすことができる。
【0030】なお、本発明のトルクカムダンパには、回
転トルクの変動を軸方向の変動に変換するカム手段が弾
性部材14の両端に備えられているため、カム手段が片
側一つの場合と比較して、2倍のトルク変動に対応でき
る。つまり、例えば回転トルクの変動によるドライブカ
ム4の回転角度偏移が同じ場合には、カム手段を両側に
備えている方が、弾性部材14の縮む量は2倍になり、
2倍の付勢力がドライブカム4にかかっていることにな
る。この付勢力に抗するには、2倍のトルク変動が必要
であり、同一の回転角度偏移で2倍のトルクが必要とい
うことは、捩り振動を吸収するための回転角度範囲が同
一に制限されていると仮定した場合、2倍のトルク変動
を吸収できるということになる。
【0031】本発明では、ボールが4個所に設けられて
いるため、ボールが1個所のものに対して4倍のトルク
変動に対応でき、高トルク変動が生じる四輪車両に特に
有効なトルクカムダンパである。
【0032】図6には、ストッパ手段を備えるドライブ
カム4、5が示されており、ドライブカム4、5と外筒
16の係合状態を示す断面図(図1のD−D’部分断
面)である。外筒16のセレーション溝の側壁面16a
と所定遊び角α、αをもって係合するドライブカム4、
5の外周のセレーション突起との間にストッパが形成さ
れる。ストッパが当接作動すると全体が一体回転する。
これにより許容吸収トルク域を超えた回転トルクに対し
て装置が保護される。
【0033】同図において、ドライブカム4、5の外セ
レーション突起と外筒16のセレーション溝の互いの歯
面には遊び角αが設けられており、プロペラシャフトが
一定の低い回転力で回転しているときは同図に示すよう
に歯面の両側の隙間は同一であるため、プロペラシャフ
トからの回転力はドライブカム4、5から外筒16へ双
方向の捩れを生ずることなく伝わり、ドライブカム4、
5からボール6〜9を介してドリブンカム10〜13へ
伝わり外筒16へと伝達される。
【0034】ドライブカム4、5に高トルクが加わる
と、ドライブカム4、5は円周方向へずれるがその際回
転変動が生ずると、ボールはさらにある程度ずれたとこ
ろまで移動し、その間に弾性部材14の圧縮力とつり合
った所で停止し、そこで係止させられる。ドライブカム
4、5が回転しすぎたときはストッパの当接によりボー
ル6〜9がカム側面の凹面内から外れるということを防
止することができ、また、ドライブカム4、5にストッ
パ手段を備えたことにより、専門のストッパ手段を設け
る必要がなくコストの低減に役立つ。
【0035】なお、図7に本発明のトルクカムダンパに
おける捩り振動の減衰特性を概念的に示す。図示するよ
うに広帯域の周波数に対して減衰効果があり、本発明は
高トルクの捩り振動の吸収装置として有用である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトルクカ
ムダンパにおいては、温度変化によるオイルの容積の変
化を熱膨張吸収機構の容積を変えることにより吸収でき
るため、オイルの内圧を一定状態に保つことができ、油
圧減衰機構の特性に与える影響を無くすことが可能とな
りその効果は絶大である。
【0037】また、請求項3に記載のトルクカムダンパ
においては、カム手段として駆動カムの両側にボールを
配設しボールの数が多いため、外径寸法を大きくするこ
となくさらに高トルクの捩り振動を吸収できる。
【0038】そして、請求項4に記載のトルクカムダン
パにおいては、駆動カムの回転角を所定のところで係止
できるため、許容吸収トルク域を越えた回転トルクに対
して装置が保護されると共に、専用のストッパ手段を備
える必要がなくコストの低減に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であり図2のA−A’断面図。
【図2】ボールの配置を示す径方向の概略構成図。
【図3】図1のC−C’線の横断面図であり、弾性部材
ケース内の弾性部材の配置を示す概略断面図。
【図4】車両の駆動系の斜視図。
【図5】カム手段の係合配列を示すB−B’断面図。
【図6】ストッパ手段が備えられたドライブカムの図1
におけるD−D’線の部分断面図。
【図7】かみ合い1次周波数対ギヤの捩り振動レベルを
示す図。
【符号の説明】
1 本発明のトルクカムダンパ 2 入力フランジ 3 センターシャフト 4、5 ドライブ(駆動)カム 6、7、8、9 ボール(回転体) 10、11、12、13 ドリブン(被駆動)カム 14 弾性部材(第1) 15 弾性部材ケース 15c オリフィス 15e チェックボール 16 外筒 17b 出力フランジ 30 熱膨張吸収機構 31 ピストン 32、35 バネ(第2の弾性部材) 41、42 カム手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターシャフトに加えられる回転トルク
    の変動をカム手段により軸方向の変動に変換することに
    より外筒への回転トルク変動の伝達を緩衝させるトルク
    カムダンパにおいて、 円周方向に関し互いに直接又は間接的に係合して軸方向
    に配列されたカム手段と、該カム手段を軸方向に付勢す
    る第1の弾性部材と、該弾性部材に重ねて作用する油圧
    減衰機構とを備え、該油圧減衰機構は該弾性部材の伸縮
    に応動して容量が可変する該弾性部材のケーシングによ
    って構成され、 さらに、トルクカムダンパ内のオイルの内圧の変化を抑
    止する中空な熱膨張吸収機構が、前記センターシャフト
    内に設けられ、該熱膨張吸収機構にはピストンと、ピス
    トンを圧縮する第2の弾性部材とが備えられ、該熱膨張
    吸収機構は第2の弾性部材の伸縮に応動して容積が可変
    することを特徴とするトルクカムダンパ。
  2. 【請求項2】前記トルク伝達機構において、前記カム手
    段は回転体を介して円周方向に関し互いに係合されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のトルクカムダン
    パ。
  3. 【請求項3】前記カム手段が、駆動カム、回転体及び被
    駆動カムから成り、該駆動カムの軸方向両側にそれぞれ
    該回転体を介した該被駆動カムが円周方向に関し係合し
    て配列されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    トルクカムダンパ。
  4. 【請求項4】前記駆動カムは前記センターシャフトと一
    体回転し前記外筒に対し所定角度内において相対回動可
    能に配され、該駆動カムと該外筒の間の相対回動を阻止
    するストッパを、駆動カムと外筒の間の該所定角度の遊
    び角をもって構成することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のトルクカムダンパ。
JP4323695A 1992-11-09 1992-11-09 トルクカムダンパ Withdrawn JPH06147271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323695A JPH06147271A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 トルクカムダンパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323695A JPH06147271A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 トルクカムダンパ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06147271A true JPH06147271A (ja) 1994-05-27

Family

ID=18157572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4323695A Withdrawn JPH06147271A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 トルクカムダンパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06147271A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109253201A (zh) * 2017-07-14 2019-01-22 深圳市飞托克实业有限公司 一种凸轮缓冲器
CN113588275A (zh) * 2021-06-28 2021-11-02 东风汽车集团股份有限公司 一种传动装置及发动机动态模拟台架

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109253201A (zh) * 2017-07-14 2019-01-22 深圳市飞托克实业有限公司 一种凸轮缓冲器
CN113588275A (zh) * 2021-06-28 2021-11-02 东风汽车集团股份有限公司 一种传动装置及发动机动态模拟台架
CN113588275B (zh) * 2021-06-28 2023-09-19 东风汽车集团股份有限公司 一种传动装置及发动机动态模拟台架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3658804B2 (ja) 回転運動用ダンパ装置
US3514974A (en) Noise prevention device in torsional vibration
WO2015129532A1 (ja) ダンパ装置および発進装置
JP2008215627A (ja) 動力伝達機構
JP6182192B2 (ja) 流体式動力伝達装置
US5984065A (en) Lockup damper for torque converter
JP4373502B2 (ja) 動力伝達機構
US4499981A (en) Damper disc with concentric springs including hourglass-shaped springs to reduce the effect of centrifugal forces
JPH05106688A (ja) 自動車の緩衝式二重フライホイール
JPH06147271A (ja) トルクカムダンパ
JPH04231756A (ja) 自動車の緩衝式二重フライホイール
JP2002337562A (ja) 車両用動力伝達装置
JP3941824B2 (ja) 回転運動用ダンパ装置
JP2836386B2 (ja) ロックアップクラッチ付き流体伝動装置
JPS648219B2 (ja)
JPS5934895B2 (ja) 自動車用摩擦クラツチデイスク
JPH06147265A (ja) トルクカムダンパ
JP2594399B2 (ja) フライホイール組立体
JPH06147264A (ja) トルクカムダンパ
JPH06147267A (ja) 回転トルク変動吸収用トルクカムダンパ
JP2008101785A (ja) 動力伝達機構
JPS60201122A (ja) ダンパ−デイスク
JPH06147268A (ja) トルクカムダンパ
JP3743025B2 (ja) 回転運動用ダンパ装置
JP2011149534A (ja) ダンパー

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000201