JPH06145401A - 硬質ポリ塩化ビニル発泡材料 - Google Patents
硬質ポリ塩化ビニル発泡材料Info
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- JPH06145401A JPH06145401A JP27830292A JP27830292A JPH06145401A JP H06145401 A JPH06145401 A JP H06145401A JP 27830292 A JP27830292 A JP 27830292A JP 27830292 A JP27830292 A JP 27830292A JP H06145401 A JPH06145401 A JP H06145401A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡剤としてクロロフルオロカーボネートを
使用することなく、常用の設備により製造することがで
きる硬質ポリ塩化ビニル発泡体を提供する。 【構成】 (1)ポリ塩化ビニル、又は塩化ビニルと酢
酸ビニルとの共重合体100重量部、(2)エチレンと
酢酸ビニルとの共重合体、イオノマー、又はクロロスル
ホネートポリエチレン 5〜50重量部、(3)ニトリ
ルゴム、アクリルニトリル/ブタジエン/スタイレンゴ
ム、メチルアクリレート/ブタジエン/スタイレンゴ
ム、イソブチレンゴム、又は天然ゴム 5〜50重量
部、(4)安定剤 1〜5重量部、(5)化学発泡剤
1〜30重量部、(6)架橋剤 0.2〜5重量部、及
び(7)滑剤 1〜5重量部、を100℃〜150℃に
おいて混合し、次に、所定の型に入れて120℃〜17
0℃にて10〜60分間加熱及び加圧することにより製
造された硬質ポリ塩化ビニル発泡材料。
使用することなく、常用の設備により製造することがで
きる硬質ポリ塩化ビニル発泡体を提供する。 【構成】 (1)ポリ塩化ビニル、又は塩化ビニルと酢
酸ビニルとの共重合体100重量部、(2)エチレンと
酢酸ビニルとの共重合体、イオノマー、又はクロロスル
ホネートポリエチレン 5〜50重量部、(3)ニトリ
ルゴム、アクリルニトリル/ブタジエン/スタイレンゴ
ム、メチルアクリレート/ブタジエン/スタイレンゴ
ム、イソブチレンゴム、又は天然ゴム 5〜50重量
部、(4)安定剤 1〜5重量部、(5)化学発泡剤
1〜30重量部、(6)架橋剤 0.2〜5重量部、及
び(7)滑剤 1〜5重量部、を100℃〜150℃に
おいて混合し、次に、所定の型に入れて120℃〜17
0℃にて10〜60分間加熱及び加圧することにより製
造された硬質ポリ塩化ビニル発泡材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬質ポリ塩化ビニル発
泡材料に関し、この発泡体は高い強度を有するのでフロ
ートボード、サーフボード、小形ボート等の構造材料、
防音材、断熱材、保温材等として有用である。
泡材料に関し、この発泡体は高い強度を有するのでフロ
ートボード、サーフボード、小形ボート等の構造材料、
防音材、断熱材、保温材等として有用である。
【0002】
【従来の技術】ポリ塩化ビニル(PVC)は架橋しにく
く、且つ高温溶融時に粘度が低いので発泡材料としては
適当でないが、ヨーロッパ出願公開No. 0039117
A1にはPVC材料にクロロフルオロカーボン(CF
C)を添加し、このCFCの蒸発熱を利用してPVCの
粘度を上昇させる方法が記載されている。この方法にお
いては、100重量部のPVCに1〜15重量部のアル
キルメタクリレート(アルキル基は1〜10個の炭素原
子を有する)及びポリメチルメタクリレート(PMM
A)等の原料を加えた後、この混合物を二軸スクリュー
押出機を通してペレット化し、このペレットをトリフル
オロメタン中で22時間攪拌することによって該ペレッ
トにトリフルオロメタンを取り込ませ、さらに1重量部
のクエン酸を加えて一軸スクリュー押出機を通して発泡
させる。
く、且つ高温溶融時に粘度が低いので発泡材料としては
適当でないが、ヨーロッパ出願公開No. 0039117
A1にはPVC材料にクロロフルオロカーボン(CF
C)を添加し、このCFCの蒸発熱を利用してPVCの
粘度を上昇させる方法が記載されている。この方法にお
いては、100重量部のPVCに1〜15重量部のアル
キルメタクリレート(アルキル基は1〜10個の炭素原
子を有する)及びポリメチルメタクリレート(PMM
A)等の原料を加えた後、この混合物を二軸スクリュー
押出機を通してペレット化し、このペレットをトリフル
オロメタン中で22時間攪拌することによって該ペレッ
トにトリフルオロメタンを取り込ませ、さらに1重量部
のクエン酸を加えて一軸スクリュー押出機を通して発泡
させる。
【0003】しかしながら、この方法は、環境に有害な
トリクロロフルオロメタンを使用しなければならないと
いう欠点を有し、さらに、二軸押出機及び一軸押出機の
両者を必要とするので設備費が高くなり、さらにトリク
ロロフルオロメタンをペレット中に取り込ませるのに2
2時間という長時間を要する、等の欠点を有する。
トリクロロフルオロメタンを使用しなければならないと
いう欠点を有し、さらに、二軸押出機及び一軸押出機の
両者を必要とするので設備費が高くなり、さらにトリク
ロロフルオロメタンをペレット中に取り込ませるのに2
2時間という長時間を要する、等の欠点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、環境
に有害なトリクロロフルオロメタンの使用を必要とせ
ず、さらに比較的簡単な常用の設備を使用して短時間に
製造することができる硬質PVC発泡体を提供しようと
するものである。
に有害なトリクロロフルオロメタンの使用を必要とせ
ず、さらに比較的簡単な常用の設備を使用して短時間に
製造することができる硬質PVC発泡体を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく種々検討した結果、下記の硬質PVC発泡
体を提供することにより上記課題を解決した。すなわ
ち、本発明は、(1)ポリ塩化ビニル、又は塩化ビニル
と酢酸ビニルとの共重合体 100重量部、(2)エチ
レンと酢酸ビニルとの共重合体、イオノマー、又はクロ
ロスルホネートポリエチレン 5〜50重量部、(3)
ニトリルゴム、アクリルニトリル/ブタジエン/スタイ
レンゴム、メチルアクリレート/ブタジエン/スタイレ
ンゴム、メチルメタクリレート/ブタジエン/スタイレ
ンゴム、イソブチレンゴム、又は天然ゴム 5〜50重
量部、(4)安定剤 1〜5重量部、(5)化学発泡剤
1〜30重量部、(6)架橋剤 0.2〜5重量部、
及び(7)滑剤 1〜5重量部、を100℃〜150℃
において混合し、次に所定の型に入れて120℃〜17
0℃にて10〜60分間加熱及び加圧することにより製
造された硬質ポリ塩化ビニル発泡材料を提供する。
を解決すべく種々検討した結果、下記の硬質PVC発泡
体を提供することにより上記課題を解決した。すなわ
ち、本発明は、(1)ポリ塩化ビニル、又は塩化ビニル
と酢酸ビニルとの共重合体 100重量部、(2)エチ
レンと酢酸ビニルとの共重合体、イオノマー、又はクロ
ロスルホネートポリエチレン 5〜50重量部、(3)
ニトリルゴム、アクリルニトリル/ブタジエン/スタイ
レンゴム、メチルアクリレート/ブタジエン/スタイレ
ンゴム、メチルメタクリレート/ブタジエン/スタイレ
ンゴム、イソブチレンゴム、又は天然ゴム 5〜50重
量部、(4)安定剤 1〜5重量部、(5)化学発泡剤
1〜30重量部、(6)架橋剤 0.2〜5重量部、
及び(7)滑剤 1〜5重量部、を100℃〜150℃
において混合し、次に所定の型に入れて120℃〜17
0℃にて10〜60分間加熱及び加圧することにより製
造された硬質ポリ塩化ビニル発泡材料を提供する。
【0006】
【具体的な説明】本発明において第一成分として使用す
るポリ塩化ビニル(PVC)としては、商業的に入手可
能な任意のPVCを用いることができ、その分子量は好
ましくは600〜1200である。塩化ビニルと酢酸ビ
ニルとの共重合体は、商業的に入手可能な任意の該共重
合体を用いることができ、好ましくはその分子量は30
0〜800である。塩化ビニルと酢酸ビニルとの比率
は、好ましくは、塩化ビニル50〜95重量%に対して
酢酸ビニル50〜5重量%である。好ましくは、塩化ビ
ニル70〜95重量%に対して酢酸ビニル30〜5重量
%である。
るポリ塩化ビニル(PVC)としては、商業的に入手可
能な任意のPVCを用いることができ、その分子量は好
ましくは600〜1200である。塩化ビニルと酢酸ビ
ニルとの共重合体は、商業的に入手可能な任意の該共重
合体を用いることができ、好ましくはその分子量は30
0〜800である。塩化ビニルと酢酸ビニルとの比率
は、好ましくは、塩化ビニル50〜95重量%に対して
酢酸ビニル50〜5重量%である。好ましくは、塩化ビ
ニル70〜95重量%に対して酢酸ビニル30〜5重量
%である。
【0007】第二成分として使用するエチレンと酢酸ビ
ニルとの共重合体としては、商業的に入手可能な任意の
該共重合体を用いることができ、その分子量は好ましく
は20,000〜200,000である。酢酸ビニルと
エチレンとの比較は、好ましくは酢酸ビニル5〜75重
量%に対してエチレン95〜25重量%である。好まし
くは酢酸ビニル5〜40重量%に対してエチレン95〜
60重量%である。クロロスルホネートポリエチレンと
しては、商業的に入手可能な製品を用いることができ
る。イオノマーとしては、具体的にはZn,Naのイオ
ンオレフィン化合物等を用いることができる。
ニルとの共重合体としては、商業的に入手可能な任意の
該共重合体を用いることができ、その分子量は好ましく
は20,000〜200,000である。酢酸ビニルと
エチレンとの比較は、好ましくは酢酸ビニル5〜75重
量%に対してエチレン95〜25重量%である。好まし
くは酢酸ビニル5〜40重量%に対してエチレン95〜
60重量%である。クロロスルホネートポリエチレンと
しては、商業的に入手可能な製品を用いることができ
る。イオノマーとしては、具体的にはZn,Naのイオ
ンオレフィン化合物等を用いることができる。
【0008】第三成分として使用するニトリルゴム(N
BR)、アクリルニトリル/ブタジエンスタイレンゴ
ム、メチルアクリレート/ブタジエン/スタイレンゴム
(MBS)、メチルメタクリレート/ブタジエン/スタ
イレンゴム、イソブチレンゴム(IR)、及び天然ゴム
はいずれも商業的に入手可能である。アクリル含有ゴム
中のアクリル含量は好ましくは5〜40%である。
BR)、アクリルニトリル/ブタジエンスタイレンゴ
ム、メチルアクリレート/ブタジエン/スタイレンゴム
(MBS)、メチルメタクリレート/ブタジエン/スタ
イレンゴム、イソブチレンゴム(IR)、及び天然ゴム
はいずれも商業的に入手可能である。アクリル含有ゴム
中のアクリル含量は好ましくは5〜40%である。
【0009】第四成分である安定剤としては、具体的に
は有機錫化合物;Cd・Ba・Zn複合物;Pb,B
a,Ca,Zn等の金属石鹸等を単独で、又は組合わせ
て使用することができる。第五成分である化学発泡剤と
しては、具体的にはジアゾオーボンアマイド(DAC
A)、DPT等の分解性発泡剤等を使用することができ
る。第六成分である架橋剤としては、有機過酸化物、例
えばDicumyl ,Peroxide(DCP)等の分解性パーオキ
サイド等を使用することができる。第七成分である滑剤
としてはステアリン酸亜鉛が好ましく、さらに低分子量
PE、ステアリンアミド等を使用することもできる。
は有機錫化合物;Cd・Ba・Zn複合物;Pb,B
a,Ca,Zn等の金属石鹸等を単独で、又は組合わせ
て使用することができる。第五成分である化学発泡剤と
しては、具体的にはジアゾオーボンアマイド(DAC
A)、DPT等の分解性発泡剤等を使用することができ
る。第六成分である架橋剤としては、有機過酸化物、例
えばDicumyl ,Peroxide(DCP)等の分解性パーオキ
サイド等を使用することができる。第七成分である滑剤
としてはステアリン酸亜鉛が好ましく、さらに低分子量
PE、ステアリンアミド等を使用することもできる。
【0010】各成分の量は、第一成分100重量部に対
して、第二成分は5〜50重量部、好ましくは5〜30
重量部である。第三成分の量は5〜50重量部であり、
好ましくは5〜30重量部である。第四成分である安定
剤の量は1〜5重量部であり、好ましくは2〜4重量部
である。第五成分である化学発泡剤の量は1〜30重量
部であり、好ましくは3〜20重量部である。第六成分
である架橋剤の量は0.2〜5重量部であり、好ましく
は0.5〜3重量部である。第七成分である離型剤の量
は1〜5重量部であり、好ましくは2〜4重量部であ
る。
して、第二成分は5〜50重量部、好ましくは5〜30
重量部である。第三成分の量は5〜50重量部であり、
好ましくは5〜30重量部である。第四成分である安定
剤の量は1〜5重量部であり、好ましくは2〜4重量部
である。第五成分である化学発泡剤の量は1〜30重量
部であり、好ましくは3〜20重量部である。第六成分
である架橋剤の量は0.2〜5重量部であり、好ましく
は0.5〜3重量部である。第七成分である離型剤の量
は1〜5重量部であり、好ましくは2〜4重量部であ
る。
【0011】本発明の組成物は、前記の成分のほかに、
必要に応じて、前記第一成分〜第六成分の合計重量に対
して、5〜40重量部の耐火剤、10〜100重量部の
中空ガラス球、例えばQ cell(商標)、又は中空
フェノール樹脂球等を含有することができる。さらに、
本発明の組成物には、必要に応じて適当量の充填剤を加
えることができる。
必要に応じて、前記第一成分〜第六成分の合計重量に対
して、5〜40重量部の耐火剤、10〜100重量部の
中空ガラス球、例えばQ cell(商標)、又は中空
フェノール樹脂球等を含有することができる。さらに、
本発明の組成物には、必要に応じて適当量の充填剤を加
えることができる。
【0012】次に、本発明の硬質ポリ塩化ビニル発泡体
の製造方法について説明する。まず、(a)前記の原料
を配合し、(b)好ましくはローラー(Mixing Roll) に
より100℃〜150℃にて混練混合する。次に、
(c)この混合原料をシート状に出片して型の中に入れ
50〜160kg/cm2 の圧力にて120℃〜170℃に
加熱して発泡・架橋させる。次に、(d)型の厚さ(発
泡体製品の厚さ)に依存して10〜60分間保持し、約
5〜10倍に発泡・膨張させた後、硬質PVC発泡体を
取り出す。
の製造方法について説明する。まず、(a)前記の原料
を配合し、(b)好ましくはローラー(Mixing Roll) に
より100℃〜150℃にて混練混合する。次に、
(c)この混合原料をシート状に出片して型の中に入れ
50〜160kg/cm2 の圧力にて120℃〜170℃に
加熱して発泡・架橋させる。次に、(d)型の厚さ(発
泡体製品の厚さ)に依存して10〜60分間保持し、約
5〜10倍に発泡・膨張させた後、硬質PVC発泡体を
取り出す。
【0013】本発明の他の態様によれば、上記(d)の
段階を約10分間行った後、型を開いて一次発泡体を取
り出し、これをより大きな形又はオーブンに入れて12
0℃〜200℃にてさらに加熱し二次発泡させる。これ
を10〜60分間続けることにより約10〜20倍に発
泡膨張した発泡体を得ることができる。本発明の硬質P
VC発泡材料は約5〜15倍の浮力を有し、中空ガラス
セル又は中空フェノール樹脂を添加することにより浮力
を30〜50倍に上昇させることができ、浮水性は極め
て良好である。また靱性もよく折れにくい。発泡体内部
には独立気泡が高密度で存在するので軽く、耐衝撃性が
高く、吸振性が良好であり、そして保温、防音及び断熱
特性を有する。さらに、本発明の発泡体は、発泡後にさ
らに熱圧成型して種々の形状の製品を作ることができる
が、いずれも硬質製品となる。
段階を約10分間行った後、型を開いて一次発泡体を取
り出し、これをより大きな形又はオーブンに入れて12
0℃〜200℃にてさらに加熱し二次発泡させる。これ
を10〜60分間続けることにより約10〜20倍に発
泡膨張した発泡体を得ることができる。本発明の硬質P
VC発泡材料は約5〜15倍の浮力を有し、中空ガラス
セル又は中空フェノール樹脂を添加することにより浮力
を30〜50倍に上昇させることができ、浮水性は極め
て良好である。また靱性もよく折れにくい。発泡体内部
には独立気泡が高密度で存在するので軽く、耐衝撃性が
高く、吸振性が良好であり、そして保温、防音及び断熱
特性を有する。さらに、本発明の発泡体は、発泡後にさ
らに熱圧成型して種々の形状の製品を作ることができる
が、いずれも硬質製品となる。
【0014】従って、上記の種々の有利な特性を有する
本発明の硬質PVC発泡体は相当な支持力を有し、特に
フロートボード、サーフボード、小形ボート及び船舶等
の構造材料として、或いは船舶、車輌、建築物等の防
音、断熱、保温又は装飾材料等として有用である。
本発明の硬質PVC発泡体は相当な支持力を有し、特に
フロートボード、サーフボード、小形ボート及び船舶等
の構造材料として、或いは船舶、車輌、建築物等の防
音、断熱、保温又は装飾材料等として有用である。
【0015】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。実施例1. ポリ塩化ビニル又は塩化ビニル/酢酸ビニル
共重合体100重量部、エチレン酢酸ビニル共重合体1
0重量部、アクリルニトリル/ブタジエン/スタイレン
ゴム20重量部、安定剤金属マレエート3重量部、化学
発泡剤ジアゾカーボンアマイド(5重量部)、架橋剤ジ
クミルパーオキサイド (dicumyl peroxide ; DCP)1.
5重量部、及び滑剤低分子量PE wax2重量部をブ
レンドした後、Mixing Roll にて混練均一化した。これ
をシート状に出片して金型に入れ油圧プレス機により、
プレス圧150kg/m、温度150℃〜170℃にて加
圧加熱して、架橋と発泡を完成させた。10〜30分間
後に金型を開いて、約15倍に膨張した発泡体を得た。
明する。実施例1. ポリ塩化ビニル又は塩化ビニル/酢酸ビニル
共重合体100重量部、エチレン酢酸ビニル共重合体1
0重量部、アクリルニトリル/ブタジエン/スタイレン
ゴム20重量部、安定剤金属マレエート3重量部、化学
発泡剤ジアゾカーボンアマイド(5重量部)、架橋剤ジ
クミルパーオキサイド (dicumyl peroxide ; DCP)1.
5重量部、及び滑剤低分子量PE wax2重量部をブ
レンドした後、Mixing Roll にて混練均一化した。これ
をシート状に出片して金型に入れ油圧プレス機により、
プレス圧150kg/m、温度150℃〜170℃にて加
圧加熱して、架橋と発泡を完成させた。10〜30分間
後に金型を開いて、約15倍に膨張した発泡体を得た。
Claims (5)
- 【請求項1】 (1)ポリ塩化ビニル、又は塩化ビニル
と酢酸ビニルとの共重合体 100重量部、 (2)エチレンと酢酸ビニルとの共重合体、イオノマ
ー、又はクロロスルホネートポリエチレン 5〜50重
量部、 (3)ニトリルゴム、アクリルニトリル/ブタジエン/
スタイレンゴム、メチルアクリレート/ブタジエン/ス
タイレンゴム、イソブチレンゴム、又は天然ゴム 5〜
50重量部、 (4)安定剤 1〜5重量部、 (5)化学発泡剤 1〜30重量部、 (6)架橋剤 0.2〜5重量部、及び (7)滑剤 1〜5重量部、を100℃〜150℃にお
いて混合し、次に所定の型に入れて120℃〜170℃
にて10〜60分間加熱及び加圧することにより製造さ
れた硬質ポリ塩化ビニル発泡材料。 - 【請求項2】 前記成分(1)における塩化ビニルと酢
酸ビニルとの共重合体が塩化ビニル50〜95重量%と
酢酸ビニル50〜5重量%との共重合体である、請求項
1に記載の硬質ポリ塩化ビニル発泡材料。 - 【請求項3】 前記成分(2)におけるエチレンと酢酸
ビニルとの共重合体が酢酸ビニル5〜75重量%とエチ
レン95〜25重量%との共重合体である、請求項1又
は2に記載の硬質ポリ塩化ビニル発泡材料。 - 【請求項4】 前記成分(1)100重量部に対して5
〜40重量部の耐火剤をさらに含んで成る、請求項1〜
3のいずれか1項に記載の硬質ポリ塩化ビニル発泡材
料。 - 【請求項5】 前記成分(1)100重量部に対して1
0〜100重量部の中空ガラスセル又はフェノール樹脂
をさらに含んで成る、請求項1〜4のいずれか1項に記
載の硬質ポリ塩化ビニル発泡材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278302A JP2675240B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 硬質ポリ塩化ビニル発泡材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278302A JP2675240B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 硬質ポリ塩化ビニル発泡材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06145401A true JPH06145401A (ja) | 1994-05-24 |
JP2675240B2 JP2675240B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=17595457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4278302A Expired - Fee Related JP2675240B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 硬質ポリ塩化ビニル発泡材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2675240B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0988965A3 (en) * | 1998-09-26 | 2000-11-22 | Premark RWP Holdings, Inc. | Polymeric foam compositions and method of making substrates made from such compositions and method of making products made from such substrates and method of making |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102064325B1 (ko) * | 2016-09-29 | 2020-01-09 | (주)엘지하우시스 | 폴리염화비닐 함유 가교 고무 폼 시트, 융착 적층체 및 폴리염화비닐 함유 가교 고무 폼 시트의 제조 방법 |
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JPS61278543A (ja) * | 1985-06-04 | 1986-12-09 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 無機粒子含有ポリ塩化ビニル樹脂発泡体の製造法 |
JPS62146934A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-30 | Tokai Rubber Ind Ltd | 発泡体およびその製法 |
JPS63139927A (ja) * | 1986-12-02 | 1988-06-11 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 軟質押出発泡用塩化ビニル系樹脂組成物 |
JPH01287147A (ja) * | 1988-05-13 | 1989-11-17 | Human Ind Corp | 軟質ポリ塩化ビニル発泡体の製造方法 |
JPH01299840A (ja) * | 1988-05-28 | 1989-12-04 | Sunstar Eng Inc | ポリ塩化ビニル系樹脂軟質発泡体 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP4278302A patent/JP2675240B2/ja not_active Expired - Fee Related
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