JPH06144432A - 角形容器へのラベルの貼着方法 - Google Patents

角形容器へのラベルの貼着方法

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JPH06144432A
JPH06144432A JP20176492A JP20176492A JPH06144432A JP H06144432 A JPH06144432 A JP H06144432A JP 20176492 A JP20176492 A JP 20176492A JP 20176492 A JP20176492 A JP 20176492A JP H06144432 A JPH06144432 A JP H06144432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
container
rectangular container
star wheel
sticking
Prior art date
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Pending
Application number
JP20176492A
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English (en)
Inventor
Kyoichi Yamashita
経一 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Automatic Machine Co Ltd
Original Assignee
Koyo Automatic Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角形容器の全周面にラベルのシワやずれの
発生を防止して綺麗に貼着すること。 【構成】 角形容器Aを自転させずに移送方向のみを
変えて移送し、この角形容器Aの周面の一部にラベルL
の一部を貼着した後、ラベルLの自由端を撫で付けて角
形容器Aの全周面に面単位でラベルを貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は断面形状が多角形を呈す
る角容器等の全周に連続した1枚もののラベルを貼り付
けるラベルの貼着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続した1枚もののラベルを容器の全周
に巻き付けて貼着する、ラベルの全周貼着技術が存在す
る。容器の全周にラベルを貼り付けることにより、容器
の正面や背面に表示する商品名、商標、あるいは製造標
の他に、新たに品質表示やバーコードなどを表示する面
を確保できる他に、ラベルの両端を接着してエンドレス
形に形成すると、ラベルの剥離をより確実に防止できる
効果や緩衝材的な機能を期待できる等のメリットがあ
る。ところで上述したラベルの全周貼りは、回転する容
器の周面にラベルの一端を接着させて容器の全周に巻き
付けて貼着する関係から、容器の形状が円柱形か、ある
いは円柱形に近い形状であるものに限られている。
【0003】
【本発明が解決しようとする問題点】上述した容器の全
周にラベルを貼着する技術には、次のような問題点があ
る。
【0004】(イ) 円柱形の容器ならば、容器の周速
度とラベルの供給速度を同調させることは容易である。
しかし断面形状が三角形や四角形のように容器の外周が
複数の平面からなる容器の場合には、この種容器の周速
度は容器の中心から周面までの距離によって異なるか
ら、容器の周速度とラベルの供給速度を同調させてるた
めの構造や機構が複雑となる。また容器の周速度を考慮
したとしても、ラベルの一部にたるみを生じたり、逆に
引っ張られる等の不都合を生じ、貼着が非常に困難であ
る。
【0005】(ロ) 角形容器の周面にラベルを貼着す
る装置として、特開昭60−251022号公報に開示
された貼着装置が存在する。この装置は、コンベアに載
置されて連続して供給される容器の一部の周面にまずラ
ベルの始端を貼着し、その後クッション材と無端ベルト
の間にこの容器を積極的に自転させながら容器の周面に
ラベルを巻き付けて貼着する構造である。しかし、この
貼着装置にあっては、容器を自転させるために、既に貼
着を終えたラベルの表面に回転力が作用するために、既
に貼着を完了したラベルにしわができたり或はちぎれる
危険があるうえに、粘着性の弱いラベルの貼着には適さ
ないという問題がある。
【0006】
【本発明の目的】本発明は以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、角形容器の全周へのラベルの
貼着が可能であり、さらにラベルのシワやずれの発生を
防止して綺麗に貼着できる、角容器へのラベルの貼着方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【問題点を解決するための手段】すなわち、本発明は複
数の平面を持つ角形容器の複数の面に亘り1枚のラベル
を連続して貼着するラベルの貼着方法において、自転さ
せずに移送する角形容器にラベルを供給して角形容器の
ひとつの面にラベルを貼着し、容器を自転させずに移送
方向を変えながら移送する移送経路の途上に配置した複
数の押圧部材で以て、角形容器のラベルを貼着した面と
隣り合う面を順次押し付けてラベルを面単位で貼着する
ことを特徴とする、角形容器へのラベルの貼着方法であ
る。さらに本発明は、複数の平面を持つ角形容器の複数
の面に亘り1枚のラベルを連続して貼着するラベルの貼
着方法において、自転させずに移送する角形容器にラベ
ルを供給して角形容器のひとつの面にラベル中間部を貼
着し、容器を自転させずに移送方向を変えながら移送す
る移送経路の途上の両側に配置した複数の押圧部材で以
て、角形容器のラベル中間部を貼着した面と隣り合う両
面に、同時にラベルを押し付けて貼着することを特徴と
する、角形容器へのラベルの貼着方法である。
【0008】
【実施例1】以下図面を参照にしながら、貼着装置の構
成と装置の一連の動作について説明する。
【0009】<イ>角形容器の供給手段 図1にラベリングマシンの平面図を示す。角形容器Aは
例えば各面が順にa面、b面、c面、d面を形成する断
面矩形の容器で、スクリューコンベア1から転送スター
ホイル2を経て中継スターホイル3へ連続的に供給され
る。転送スターホイル2は外周に複数の受溝部を形成し
た回転体である。中継スターホイル3は転送スターホイ
ル2と同様に、周面に複数の受溝部を形成した回転体で
ある。中継スターホイル3の周囲には、転送スターホイ
ル2から受け取った角形容器Aの飛び出しを防止するガ
イド板4が配備されている。尚、角形容器Aをスクリュ
ーコンベア1からラベル貼着開始位置まで移送する手段
は公知の移送手段を採用するものであるから、この区間
は本発明において用いる角形容器Aの移送経路という用
語に含まれないものとして説明する。
【0010】<ロ>ラベル供給手段 中継スターホイル3の外周に接近して配置した貼着ドラ
ム5は、周面に所定の形状のラベルLを吸着して移送
し、中継スターホイル3に収容された角形容器Aと出会
って、角形容器Aの一面にラベルLを貼付けるための公
知のドラムである。 貼着ドラム5の外周に接近して、
糊付けローラ51とラベル供給装置52とが配設されて
いる。貼着ドラム5へラベルを供給する手段としては、
例えば図1に示すようにロール状のテープから所定の寸
法に切断して供給するタイプや、あるいは切断済みのラ
ベルを大量にラベルホルダ等に収納して一枚ずつ供給す
るタイプ等の公知の供給装置を採用できる。
【0011】<ハ>ベルト移送手段 ベルトフィーダー6は中継スターホイル3から受け取っ
た角形容器Aを貼付けスターホイル8へ向けて直線的に
移送する搬送体で、ベルトの外周には多数の係止腕61
が突設されている。係止腕61の突設間隔は、角形容器
Aの寸法等を考慮して角形容器Aを係止腕61内に収納
可能な間隔を選定する。ベルトフィーダー6の移送途上
には、夫々貼付けブラシ7が配備されている。本実施例
では貼付けブラシ7を容器Aの移送経路の両側に相対向
して配置し、角形容器Aの未貼着の2面(図1ではb面
とd面)を同時に撫で付けて貼り付ける場合について説
明するが、ラベルLに高い接着力が期待できる場合は各
貼付けブラシ7を移送経路にずらして配置しても良い。
【0012】<ニ>貼付けスターホイル 貼付けスターホイル8はベルトフィーダー6から受け取
った角形容器Aを排送路9へ移送するための移送体で、
周面に多数の受溝部を形成している。各受溝部には角形
容器Aの移送とラベルLの貼付けを目的とする当接面8
1を形成している。排送路9の途上には撫付けブラシ9
1が配置してある。撫付けブラシ91の配置位置は、角
形容器Aの未貼着面側とし、撫付けブラシ91と接触し
て通過する際にラベルLを貼付けられるよう構成する。
ラベルLを押し付けて各角形容器Aに面単位で貼着する
これら一連の貼付けブラシ7、7や貼付けスターホイル
8の当接面81や撫付けブラシ91等の各押圧部材は、
角形容器Aの各ラベル貼着予定面と平行に対面してい
る。
【0013】
【作用】次にラベルの貼着動作について説明する。
【0014】<1>角形容器のa面への貼付け 転送スターホイル2はスクリューコンベア1から受け取
った角形容器Aを順次中継スターホイル3へ受け渡す。
中継スターホイル3は角形容器Aの自転を拘束した状態
で貼着ドラム5へ向け移送を続ける。本発明の場合、角
形容器Aの自転とは中継スターホイル3等に保持されて
公転する角形容器Aの運動に対する概念で、しかも積極
的に回転を与えないことを意味している。一方、貼着ド
ラム5は糊付け処理の施されたラベルLをドラム周面に
吸着しながら中継スターホイル3へ向け移送する。仮に
角形容器Aがa面を外側に向けた状態で貼着ドラム5へ
向け移動すると、角形容器Aのa面とラベルLの中間部
が出会ってa面のみにラベルLが貼着される。ラベルL
の中間部を角形容器Aのa面のみに貼着させるために
は、角形容器Aのa面の中点とラベルLの中点とがほぼ
一致して貼着されるように、ラベルLの供給のタイミン
グを設定しておく必要がある。
【0015】<2>角形容器のb面、d面への貼付け 中継スターホイル3はラベルLの中間部を貼着した角形
容器Aを、ベルトフィーダー6の各係止腕61内へ受け
渡す。ベルトフィーダー6の係止腕61はc面に係止し
ながら角形容器Aを貼付けスターホイル8へ向けて直線
的に移送する。角形容器Aをベルトフィーダー6で移送
する途中、角形容器Aのb面、d面と対面するように相
対向して配置した一対の貼付けブラシ7、7がラベルL
両端の未接着部を撫で付け、角形容器Aのb面及びd面
の両面同時にラベルLを貼着する。これにより角形容器
Aの三面にラベルLの貼付を完了したことになる。角形
容器Aが一対の貼付けブラシ7、7間を通過する際、ラ
ベルLの両端部に均等の張力が作用することから、既に
接着を完了した角形容器Aのa面の接着力が弱い場合で
も、ラベルLの左右片方への滑りを効果的に防止でき
る。このように一対の貼付けブラシ7、7間を通過した
角形容器Aは、角形容器Aの各b面及びd面の延長方向
にラベルLの両端部が延びた状態で貼付けスターホイル
8へ向けて移送が続けられる。
【0016】<3>c面半分の貼着 ベルトフィーダー6に収容された角形容器Aは、貼付け
スターホイル8の受溝部に受け渡される時、貼付けスタ
ーホイル8の当接面81によってc面の半分程度までラ
ベルLが貼り付けられる。すなわち、ベルトフィーダー
6から貼付けスターホイル8の受溝部へ移送される際
の、当接面81の動きを観察すると、図2、3に示すよ
うにc面との交錯角が徐々に小さくなって、最終的に当
接面81とc面とが平行となって接触する。そのためd
面側に接着したラベルLの自由端は、当接面81との接
触位置が徐々にb面側に移動しながら折りたたまれるよ
うにして貼り付けが進行する。
【0017】<4>c面の残り半分の貼着 角形容器Aが排送路9へ到着した直後は、c面の残り半
分(b面側)が未貼着の状態として残っているが、排送
路9の途上の撫付けブラシ91と接触して、c面の残り
半分にラベルLが貼り付けられる。その結果、角形容器
Aに積極的な回転を与えずに、角形容器Aの各a面、b
面、c面、d面の全部の面に連続した1枚のラベルLを
貼り付けたことになる。なお、撫付けブラシ91によっ
てc面にラベルLを貼着する際、既にc面の半分まで接
着してあるラベルLの端を剥離するおそれがある場合に
は、ラベルLの全長を長く形成してラベルLの端を重ね
合わせるなどして対処する。
【0018】
【実施例2】以上は多角容器が断面四角形の場合につい
て説明したが、断面形状が三角形やその他の多角形であ
っても適用できる。例えば、断面形状が三角形の多角容
器の場合は、多角容器のラベル貼着予定面の全面が貼着
ドラムに接触するように多角容器を保持するスターホイ
ールの受溝部の形状を変える必要がある。この点は多角
容器が三角形だけに限らず他の多角容器についても共通
である。さらに、三角の多角容器の場合は、ラベルを周
面の二面に貼着する場合と三面に貼着する場合を想定で
きるが、いずれの場合も残りのラベル貼着予定面の数だ
け撫付けブラシなどのラベル押圧部材を移送路の途上
に、適宜の角度を付与して配置すればよい。ラベルの貼
着手段については、三角形以外の多角容器の場合も基本
的に同じである。
【0019】
【実施例3】以上はラベルLの中間部を角形容器Aの一
面に当接した後に、ラベルの両端部を面単位で貼着する
場合について説明したが、ラベルLの一方から面単位で
貼着するようにしてもよいことは勿論である。
【0020】
【本発明の効果】
【0021】(イ) 角形容器の各面に面単位でラベル
を貼着することで、これまで技術的に困難とされていた
角形容器の複数の面に亘り、連続して一枚もののラベル
を貼着することが可能となる。
【0022】(ロ) 角形容器の周面に一枚もののラベ
ルを連続して貼着する方法として、ラベルの供給速度に
合わせて角形容器の自転速度を調整する方法が考えられ
る。本発明は角形容器を自転させないので、このような
貼着技術と比較してラベルの供給速度に合わせて角形容
器の自転速度を調整するような複雑な機構が不要とな
り、構造の簡略化が図れる。
【0023】(ハ) ラベル中間部を角形容器の一部の
周面に貼着した場合は、ラベルの左右のバランスが保ち
易くなり、ラベルを正確に貼り付けできる。この効果は
ラベルの全長が長くなるほど顕著に現れる。
【0024】(ニ) 角形容器の移送経路の両側に相対
向して一対の押圧部材を配置した場合は、既に貼着を完
了している角形容器の接着部の隣り合う両面にラベルを
同時に貼着できる。そのため、既に貼着を完了している
ラベルの接着面に偏った張力が作用せず、ラベルの滑り
を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ラベルの貼付け装置の全体説明図
【図2】 貼付けスターホイル上におけるラベルの貼着
方法の説明図
【図3】 その斜視図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の平面を持つ角形容器の複数の面に
    亘り1枚のラベルを連続して貼着するラベルの貼着方法
    において、 自転させずに移送する角形容器にラベルを供給して角形
    容器のひとつの面にラベルを貼着し、 容器を自転させずに移送方向を変えながら移送する移送
    経路の途上に配置した複数の押圧部材で以て、角形容器
    のラベルを貼着した面と隣り合う面を順次押し付けてラ
    ベルを面単位で貼着することを特徴とする、 角形容器へのラベルの貼着方法。
  2. 【請求項2】 複数の平面を持つ角形容器の複数の面に
    亘り1枚のラベルを連続して貼着するラベルの貼着方法
    において、 自転させずに移送する角形容器にラベルを供給して角形
    容器のひとつの面にラベル中間部を貼着し、 容器を自転させずに移送方向を変えながら移送する移送
    経路の途上の両側に配置した複数の押圧部材で以て、角
    形容器のラベル中間部を貼着した面と隣り合う両面に、
    同時にラベルを押し付けて貼着することを特徴とする、 角形容器へのラベルの貼着方法。
JP20176492A 1992-07-07 1992-07-07 角形容器へのラベルの貼着方法 Pending JPH06144432A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007240724A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Fuji Seal International Inc 感熱ラベル
JP2013133132A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Suntory Beverage & Food Ltd ラベル貼付装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56131143A (en) * 1980-02-20 1981-10-14 Focke Pfuhl Verpack Automat Device for pasting certificate stamp on cubic cigarette case

Patent Citations (1)

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