JPH06143251A - セラミックスの切断用固定装置と切断方法 - Google Patents

セラミックスの切断用固定装置と切断方法

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JPH06143251A
JPH06143251A JP31644092A JP31644092A JPH06143251A JP H06143251 A JPH06143251 A JP H06143251A JP 31644092 A JP31644092 A JP 31644092A JP 31644092 A JP31644092 A JP 31644092A JP H06143251 A JPH06143251 A JP H06143251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
ceramics
parallel
clamp
clamps
Prior art date
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Pending
Application number
JP31644092A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Kono
憲雄 幸野
Yasunari Watabe
康徳 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP31644092A priority Critical patent/JPH06143251A/ja
Publication of JPH06143251A publication Critical patent/JPH06143251A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消耗資材を使用せず、簡単で、作業能率の高
い、一度に複数のセラミックスの切断が可能なセラミッ
クスの切断用固定装置と切断方法を提供することにあ
る。 【構成】 複数のセラミックスを固定して一度に切断す
るための固定クランプと移動クランプから成るセラミッ
クスの切断用固定装置で、固定クランプ11には移動ク
ランプ12を平行に移動させる平行移動ガイド30が固
定され、固定クランプ11と移動クランプ12の内側の
面は平行になるよう配置され、移動クランプ12は切断
幅に応じて分断され、各々の移動クランプ12の間には
付勢力の方向に平行な所定幅の間隙が設けられ、各々の
移動クランプ12は独立に平行移動ガイド30に案内さ
れて平行移動でき、しかも各移動クランプ12と固定ク
ランプ11は互いに平行状態で引合う方向に圧縮ばね1
9等の外力により付勢された構造を特徴とするセラミッ
クスの切断用固定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスの切断用
固定装置及びセラミックスの切断方法に関係する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスは、電気的、機械的な種々
の特性に多様な特徴を有することから工業的に広く用い
られている。一方、セラミックスは一般に硬度が高いの
で所望の大きさ、寸法に加工するために種々の方法が考
案され、実用に供されている。例えば、セラミックスを
切断する際には、ダイヤモンド微粉末と保形用レジンか
らなる円盤を回転させるいわゆるダイヤモンドカッター
が広く用いられている。特に、電子部品等に使用される
セラミックスを切断する際には正確な寸法が要求される
ために、前述したダイヤモンドカッターには位置出しの
容易なX−Yテーブルなどの台座が用意され、この台座
に被切断セラミックスは確実に固定されなければならな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のセラミ
ックスの切断方法は、台座に対しての正確な固定が要求
されるが、特に、厚さの薄いいわゆる薄肉のセラミック
スの場合は、セラミックス自体の反り、ねじれなどの変
形量が厚さに対して割合と大きいので、複数枚のセラミ
ックスを重ね合わせた場合にセラミックス間に不規則な
間隙を生じ、これらを固定し一度に切断しようとする
と、切断の進行に従い上述した反り、ねじれなどの変形
による間隙によって、台座に対する固定力が弱まり、所
望の切断寸法が出せないばかりか台座からセラミックス
が離れ、ダイヤモンドカッターと衝突しダイヤモンドカ
ッターを破壊してしまうという問題があった。これらの
問題に対し、セラミックスを1枚ずつ固定して切断する
方法や、複数のセラミックスを松脂や蝋で一体化してか
ら切断する方法が行われているが、前者は切断能率が低
下し、後者は松脂や蝋の使用や、切断後の洗浄工程が必
要となり、原価を高めるという問題が残り、根本的な解
決方法とは成っていない。従って、本発明の課題は、前
述の問題を解消した、消耗資材を使用せず、簡単で作業
能率の高い、一度に複数のセラミックスの切断が可能な
セラミックスの切断用固定装置と切断方法を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のセラミ
ックスを固定して一度に切断するための固定クランプと
移動クランプから成るセラミックスの切断用固定装置に
おいて、固定クランプには移動クランプを平行に移動さ
せる平行移動ガイドが固定され、固定クランプと移動ク
ランプの内側の面は平行になるよう配置され、移動クラ
ンプは切断幅に応じて分断され、各々の移動クランプの
間には付勢力の方向に平行な所定幅の間隙が設けられ、
各々の移動クランプは独立に平行移動ガイドに案内され
て平行移動でき、しかも各移動クランプと固定クランプ
は互いに平行状態で引合う方向に外力により付勢された
構造を特徴とするセラミックスの切断用固定装置、及
び、上記のセラミックスの切断用固定装置を用いて複数
セラミックスを固定し、付勢力の方向に平行に設けられ
た移動クランプ間の間隙に沿って切断するセラミックス
の切断方法である。
【0005】
【作用】本発明のセラミックスの切断用固定装置及びセ
ラミックスの切断方法は、セラミックスの反り、ねじれ
等の変形をそのままの状態で切断に供しようとする考え
により成されたものであり、本発明者らがセラミックス
といえども相応の靱性を具備する点に着目して成された
ものである。セラミックスの厚さ方向即ち変形を矯正す
る方向の力でセラミックスを台座に固定し、且つ切断後
もそれぞれのセラミックス片が台座に固定され続けるよ
うに固定クランプと移動クランプの2つのクランプが相
互に引っ張り合う方向に付勢力を有しているので、全て
のセラミックスの切断が完了するまで堅固に固定し続け
ることができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は、本発明の第1の実施例のセラミックスの
切断用固定装置を示す外観斜視図、図2は、図1に示す
実施例のセラミックスの切断用固定装置を用いて切断し
ている状態を示す上面図、図3は、本発明の第2の実施
例のセラミックスの切断用固定装置の外観斜視図、図4
は、図3に示す実施例のセラミックスの切断用固定装置
を用いて切断した状態を示す側面図である。
【0007】第1の実施例について説明する。図1にお
いて、ベッド15上に一体化された固定クランプ11の
内側の面と平行な状態に移動クランプ12は配置されて
いる。移動クランプ12は、ベッド15に設けられた平
行移動ガイド31であるリニアシャフト16とリニアブ
ッシュ17を介して送りボルト14により平行移動可能
に取り付けられたプッシャ13に接続されている。プッ
シャ13と移動クランプ12は、圧縮ばね19と、ガイ
ドピン18とリニアブッシュ17からなる平行移動ガイ
ド30を介して接続され、移動クランプ12は固定クラ
ンプ11と平行を維持している。圧縮ばね19の付勢力
によって固定クランプ11と移動クランプ12は常に互
いに平行な向きで引っ張り合う構造を有している。
【0008】次に、図1に示したセラミックスの切断用
固定装置を用いたセラミックスの切断方法について図面
を参照して説明する。図2は、図1に示したセラミック
スの切断用固定装置に幅10mm、長さ200mm、厚
さ2.5mmのアルミナ板1を13枚厚さ方向に重ねて
固定クランプ11と移動クランプ12の間に送りボルト
14を締め込んで固定した後、円盤状のダイヤモンドカ
ッター3枚を同時に使用して4つに切断している状態を
示す。図2において、未切断のアルミナ板1と切断済み
のアルミナ板1は各々、別個の反りを有している。送り
ボルト14で一定の場所に固定されたブッシャ13から
圧縮ばね19により付勢されている移動クランプ12は
ガイドピン18と圧縮ばね19によって常に互いに平行
な向きに固定クランプ11と引っ張り合う状態になって
いる。従って、未切断のアルミナ板1と切断済みのアル
ミナ板1は双方共固定され続けた状態で切断できる。本
例により上記アルミナ板を切断したところ、全数安定に
切断できた。比較のために、圧縮ばね19の自由長と同
様の長さを持つパイプを圧縮ばね19の位置に入れ換え
た状態の移動クランプで固定して、同様な切断を行った
ところ、移動クランプ12から約2枚程度のアルミナ板
の切断が終了した時点ですべてのアルミナ板が固定クラ
ンプ11と移動クランプ12の間から外れ、固定が不完
全となり切断は不可能となった。
【0009】図3は、本発明のセラミックスの切断用固
定装置の第2の実施例を示す外観斜視図である。図3に
おいて、移動クランプ22は、リニアブッシュ27を介
して、固定クランプ21に垂直に固定された平行移動ガ
イド30であるリニアシャフト26上を平行状態を保持
して摺動できるよう取り付けられている。固定クランプ
21及び移動クランプ22の側面に位置するヒンジピン
28に両端を固定された引っ張りばね29によって固定
クランプ21と移動クランプ22は常に互いに平行な向
きに引っ張り合っている構造を有している。
【0010】次に、図3に示したセラミックスの切断用
固定装置を用いたセラミックスの切断方法について図面
を参照して説明する。図4は、図3に示したセラミック
スの切断用固定装置に幅50mm、長さ100mm、厚
さ1.0mmのフェライト板2を10枚厚さ方向に重ね
て固定クランプ21と移動クランプ22の間に固定した
後、円盤状のダイヤモンドカッターを使用して中央部で
切断する切断作業が完了した状態を示す引っ張りばね2
9側からの側面図である。図4において、切断済みのフ
ェライト板2は個々に別個の反りを有しているが引っ張
りばね29により固定クランプ21と移動クランプ22
が常に互いに平行な向きに引っ張り合い続けているの
で、切断済みのフェライト板2は切断がすべて完了する
まで固定され、フェライト板及び切断刃の破損はなかっ
た。比較のために、引っ張りばね29の自由長と同様の
長さを持つ金属板を引っ張りばね29の位置に入れ換え
て同様に切断を行ったところ移動クランプ12から1枚
の切断が終了した時点でフェライト板が移動し、固定ク
ランプ21と移動クランプ22の間から外れ切断は不可
能であった。
【0011】以上本発明について詳細に説明したが、上
述した実施例に限定せず本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々の変形が可能である。即ち、常に2つのク
ランプ間に引っ張り合う力を発生させる手段として上述
の実施例では、いづれもばねを使用したがこれに限定せ
ず例えばエアシリンダー等の圧力発生源も使用可能であ
ることは言うまでもない。更に、本発明に適応できるセ
ラミックスは上述したアルミナやフェライトだけではな
くジルコニア等の構造用セラミックスやチタン酸鉛等の
電子材料用セラミックスをはじめいわゆるセラミックス
のすべてに適用できることはもちろんである。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、薄
肉のセラミックス板等を複数枚重ねて同時に切断加工が
できるので高い切断能率が確保でき、かつ松脂や蝋等の
消耗材料を必要としないので、作業が簡単で、経済的
で、作業効率のよいセラミックスの切断用固定装置とセ
ラミックスの切断方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のセラミックスの切断用
固定装置を示す外観斜視図。
【図2】図1に示す実施例のセラミックスの切断用固定
装置を用いて切断している状態を示す上面図。
【図3】本発明の第2の実施例のセラミックスの切断用
固定装置を示す外観斜視図。
【図4】図3に示す実施例のセラミックスの切断用固定
装置を用いて切断した状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 アルミナ板 2 フェライト板 11 固定クランプ 12 移動クランプ 13 プッシャ 14 送りボルト 15 ベッド 16 リニアシャフト 17 リニアブッシュ 18 ガイドピン 19 圧縮ばね 21 固定クランプ 22 移動クランプ 26 リニアシャフト 27 リニアブッシュ 28 ヒンジピン 29 引っ張りばね 30 平行移動ガイド 31 平行移動ガイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセラミックスを固定して一度に切
    断するための固定クランプと移動クランプから成るセラ
    ミックスの切断用固定装置において、固定クランプには
    移動クランプを平行に移動させる平行移動ガイドが固定
    され、固定クランプと移動クランプの内側の面は平行に
    なるよう配置され、移動クランプは切断幅に応じて分断
    され、各々の移動クランプの間には付勢力の方向に平行
    な所定幅の間隙が設けられ、各々の移動クランプは独立
    に平行移動ガイドに案内されて平行移動でき、しかも各
    移動クランプと固定クランプは互いに平行状態で引合う
    方向に外力により付勢された構造を特徴とするセラミッ
    クスの切断用固定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセラミックスの切断用固
    定装置を用いて複数セラミックスを固定し、付勢力の方
    向に平行に設けられた移動クランプ間の間隙に沿って切
    断するセラミックスの切断方法。
JP31644092A 1992-10-30 1992-10-30 セラミックスの切断用固定装置と切断方法 Pending JPH06143251A (ja)

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JP31644092A JPH06143251A (ja) 1992-10-30 1992-10-30 セラミックスの切断用固定装置と切断方法

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JP31644092A JPH06143251A (ja) 1992-10-30 1992-10-30 セラミックスの切断用固定装置と切断方法

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JPH06143251A true JPH06143251A (ja) 1994-05-24

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ID=18077114

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JP31644092A Pending JPH06143251A (ja) 1992-10-30 1992-10-30 セラミックスの切断用固定装置と切断方法

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JP (1) JPH06143251A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990008889A1 (en) * 1989-01-31 1990-08-09 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Output controller of internal combustion engine
EP2402070A4 (en) * 2009-02-24 2013-07-10 Mitsubishi Rayon Co MODULAR MEMBRANE UNIT, ASSOCIATED ASSEMBLY, DISASSEMBLY AND MAINTENANCE METHODS, AND WATER TREATMENT APPARATUS
CN112356320A (zh) * 2020-10-30 2021-02-12 怀化秀璟石业有限公司 一种建筑用多功能石材加工设备

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