JPH06142789A - コーナーピースの挿入固定方法及び挿入固定機 - Google Patents

コーナーピースの挿入固定方法及び挿入固定機

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JPH06142789A
JPH06142789A JP28993892A JP28993892A JPH06142789A JP H06142789 A JPH06142789 A JP H06142789A JP 28993892 A JP28993892 A JP 28993892A JP 28993892 A JP28993892 A JP 28993892A JP H06142789 A JPH06142789 A JP H06142789A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダクト本体に対するコーナーピースの挿入固
定方法において、作業精度の向上及び作業能率の向上を
図ることを目的としている。 【構成】 断面矩形状ダクト1の開口端縁部分に、外向
きフランジ3とその外端の折曲片6とで断面コの字形の
凹部を有すると共に、上記フランジ近傍のダクト側板に
外方突出状の凸条7を有するダクト1に対し、そのコー
ナー部分にL字形のコーナーピース5を配置して、凹部
内に挿入し、固定する方法において、昇降駆動する挿入
機構29により、凸条7を乗り越えて凹部内にコーナー
ピース5を押し込み、挿入機構29により、コーナーピ
ース5をフランジ3の面に押し付けた状態を保ちつつ、
回動駆動するかしめ機構35により、折曲片6の先端を
かしめてコーナーピースを固定するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、断面矩形状の空調用
ダクトを製作する場合に、ダクトの開口端縁におけるコ
ーナー部を補強するため、外向きフランジ及びその先端
折曲片により形成された凹部内に、L形のコーナーピー
スを挿入固定する方法及びその挿入固定機に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、空調用ダクトの製造途中の斜視
図を示しており、ダクト本体1は、表面処理鉄板等から
なる4枚の側板1aを断面矩形状に組み合わせ、各突き
合わせ部2をかしめにより結合してある。各側板1a
は、それぞれ開口側の端縁に、側板1aと直角な外向き
フランジ3を一体に有し、各フランジ3は、その外端
に、フランジ3と直角な折曲片6を一体に有し、それら
により、ダクト開口端縁に断面コの字形の凹部を形成し
ている。また、各側板1aには、図2に示すように折曲
片6の先端縁と平行でかつ概ね同じ高さで直線状に延び
ると共に外方に突出した断面円弧形の凸条7が形成され
ている。上記隣接するフランジ間のコーナー部4を埋め
ると共にフランジ3同士の結合を補強するために、コー
ナー部4に、上方からL形のコーナーピース5を押し込
み、折曲片6の上端をかしめることにより、コーナーピ
ース5を固定している。
【0003】従来は、挿入機とかしめ機とをそれぞれ独
自に備え、挿入機により、凸条7を乗り越えて凹部内に
L形コーナーピース5を押し込んだ後、挿入機をコーナ
ーピース5から外し、次にかしめ機により、単独で折曲
片6をかしめ、固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来方法
では、かしめ機によるかしめ作業時、ダクト本体が不安
定な状態になっている。また、側板1aにより矩形状に
組み立てられているダクト本体1は、側板1aの相互の
上下のずれや、曲がり角度のばらつきあるいはフランジ
3のねじれによる側板1aとの角度のばらつきなどが生
じている場合がよくあり、そのようなダクト本体1にコ
ーナーピース5を挿入固定する際に、従来方法のように
かしめ作業をかしめ機により独立に行っていると、ダク
ト本体1が変形したままでコーナー部が固定され、コー
ナーピース5が正常な姿勢で固定できず、また、かしめ
不良の原因にもなる。
【0005】本願発明の目的は、コーナーピースの挿入
行程からかしめ行程まで、ダクト本体の各種ずれ等を修
正しながら、連続して行うことができ、組立精度及び作
業能率の良いコーナーピースの挿入固定方法及び挿入固
定機を提供することである。
【0006】また、1つの駆動用油圧シリンダの1回の
伸張動作により、挿入機構とかしめ機構とを、作業行程
にしたがって順次作動させることができるようにして、
作業能率の一層の向上を図ることも本願発明の目的の1
つである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の挿
入固定方法は、断面矩形状のダクトの開口端縁部分に、
外向きフランジとその外端の折曲片とで断面コの字形の
凹部を有すると共に、上記フランジ近傍のダクト側板に
外方突出状の凸条を有するダクトに対し、そのコーナー
部分にL形のコーナーピースを配置して、凹部内に挿入
し、固定する方法において、昇降駆動する挿入機構によ
り、凸条を乗り越えて凹部内にコーナーピースを押し込
み、挿入機構により、コーナーピースをフランジ面に押
し付けた状態を保ちつつ、回動駆動するかしめ機構によ
り、折曲片の先端をかしめてコーナーピースを固定する
ことを特徴とするコーナーピースの挿入固定方法であ
る。
【0008】また、請求項2記載の挿入固定機は、上記
請求項1記載の発明を実施できるとと共に、単一の油圧
シリンダにより、挿入機構とかしめ機構の両機構を順に
作動できるようにしたものであり、固定ベースと、これ
より所定距離下方に配置されると共に固定ベースに一体
的に固定された下側ベースと、上記両ベースの間に上下
方向移動可能に配置された可動プレートとを備え、固定
ベースの上方には、下方突出状の押込片及びこれを支持
するアームからなる挿入機構を配置し、固定ベース内に
は、水平軸回りに回動自在に支持されたかしめ機構を配
置し、挿入機構及びかしめ機構の駆動機構として、油圧
シリンダを、そのチューブが下側ベースの下側に位置す
るように配置すると共に上下方向に伸縮自在とし、油圧
シリンダのロッドは、下側ベースを貫通して可動プレー
トに連結し、油圧シリンダのチューブは、連結ロッドを
介して固定ベース上方のアームに連結し、固定ベースと
可動プレートの間には、可動プレートを下方へと付勢す
るダンパー機構を設け、かしめ機構を、可動プレートの
上昇によりかしめ動作するようにカム部材を介して可動
プレートに連動連結することにより、油圧シリンダの伸
張行程のうち、前期のチューブ下降行程において、アー
ムをチューブと一体的に下降させ、後期のロッド上昇行
程において、可動プレートを介してかしめ機構を回動さ
せるようにしていることを特徴とするコーナーピースの
挿入固定機である。
【0009】また、請求項3記載の発明では、ダクトの
コーナー部分の内周面に当接するL形当接面を有する位
置決めブロックを設けることにより、組立精度の一層の
向上と、作業能率の向上を図っている。
【0010】さらに、請求項4記載の発明では、位置決
めブロックの当接面側の上面部分を、当接面側が低くな
るような傾斜面としていることにより、ダクトの供給及
び位置決め作業の能率の向上を図っている。
【0011】
【挿入固定機の実施例】図3は、本願発明にかかるコー
ナーピースの挿入固定機を備えた装置の全体平面図を示
しており、平面状の基盤11は、図示しないが床面から
脚を介して一定高さに固定されており、上記基盤11に
は、本体ダクト供給側となる前側から順に、挿入固定機
M1 とコーナーピース供給機M2 が並べて設けられてい
る。
【0012】コーナーピース供給機M2 は、水平な滑動
板13と、ロッドレスシリンダ14により前後に進退駆
動される板状のプッシャ15を備えており、滑動板13
上のストック部には、多数のL形コーナーピース5が積
み重ねられており、該コーナーピース5は、左右1対の
支え柱17により、後方移動不能に係止されている。ま
た、コーナーピース5の前方には、下から2段目以上の
コーナーピース5が前方に移動しないように、滑動板1
3から一定高さ上方に邪魔板18が配置されている。
【0013】すなわち、プッシャ15が滑動板13の上
面を進退することにより、いわゆる「だるま落とし」の
ように、ストック部の最下段から、1つづつコーナーピ
ース5を前方に押し出し、本体ダクト1の後端のコーナ
ー部4の位置へと供給するようになっている。
【0014】挿入固定機M1 は、基盤11に設けられた
正方形状の取付孔21に、正方形状の固定ベース22が
下側から水平姿勢に嵌め込まれ、ボルトなどにより基盤
11に固定されている。取付孔21及び固定ベース22
は、上方からみてその対角線の1つD1 −D1 が、前後
方向に沿う姿勢に配置されており、固定ベース22のほ
ぼ中央部の上方に、前開き状のL形(V形)の昇降アー
ム23が配置され、また、固定ベース22の前半部に
は、ホームベース形(家形5角形)のダクト位置決め用
ブロック25が設けられている。
【0015】図4は挿入固定機M1 の平面拡大図であ
り、昇降アーム23は、前開きハの字形の前端縁を有し
ており、該ハの字形前端縁の交叉部分には、固定ベース
22の中心Oに対応する位置に円弧形の切欠き30が形
成されている。
【0016】昇降アーム23のハの字形前端部の下面に
は、挟角θが90°で、前開きハの形に配置された1対
の押込片31が固着され、該押込片31と昇降アーム2
3により、挿入機構29を構成している。両押込片31
の前端縁の延長線は、ほぼ上記中心O位置で交叉するよ
うに配置されている。
【0017】昇降アーム23の左右両端部には、1対の
ねじ付きボス27が固着され、各ボス27には垂直な連
結ロッド26の上端が螺着されている。両連結ロッド2
6は、固定ベース22の中心Oを通る左右方向の対角線
D2 −D2 上に配置されている。
【0018】固定ベース22内には、左右1対のかしめ
機構収納凹部34が形成されており、各凹部34内に
は、上記各押込片31と平行で、回動自在なかしめ機構
35が収納されている。また、前後端部には、1対のダ
ンパー機構53が備えられている。
【0019】位置決め用ブロック25の後部には、後方
突出状の90°挟角のL字形当接面25aが形成され、
その先端は上記中心O近傍に位置している。
【0020】図5は、図4のV−V断面図であり、固定
ベース22はその周囲に上向き段面22aが形成され、
該段面22aを基盤11の下面に当接することにより、
固定ベース22の上面を基盤11の上面と同一面に揃え
ている。
【0021】固定ベース22の下方には、複数のスペー
サ38(図では1個のみ記載)を介して一定距離Hを隔
てた位置に、水平な下側ベース37が配置され、ボルト
40により固定ベース22に一体的に固定されている。
固定ベース22と下側ベース37の間には、上下方向移
動可能な可動プレート41が水平に配置されており、下
側ベース37の下側には、上記挿入機構29とかしめ機
構35とを駆動するために、単一の油圧シリンダ43
が、上下方向に伸縮自在な立向き姿勢で配置されてい
る。該油圧シリンダ43は固定ベース22の中心O上に
配置されている。油圧シリンダ43は、図示しないが適
宜の制御弁を介して油圧供給源に接続している。
【0022】油圧シリンダ43のロッド44は、下側ベ
ース37の孔47を、上下方向移動可能に貫通し、その
上端部には、おねじ部44a及びナット48により、可
動プレート41のボス部41aが固着されている。油圧
シリンダ43のチューブ45は、上端にフランジ部46
を一体に有し、該フランジ部46には、前記連結ロッド
26の下端部が固着されている。連結ロッド26は、下
側ベース37と固定ベース22の各ブッシュ50,51
に上下方向摺動自在に嵌合している。連結ロッド26の
上端ボス27の下面に対向するように、固定ベース22
上には、例えば環状シム49が設置されており、該シム
49とボス27の間の距離h1 を調節することにより、
アーム23の最大移動ストローク(たとえば31mm程
度)が調節される。
【0023】可動プレート41を下方に付勢するダンパ
ー機構53として、エアシリンダ式のダンパーが備えら
れている。すなわち、固定ベース22に下端開放状のシ
リンダ穴54を形成し、該シリンダ穴54に、摺動用シ
ールリング59を介して上下方向摺動自在にピストン5
5を嵌合し、ストッパーリング58により、脱落不能に
係止される。シリンダ穴54の上部エア室56は、エア
通路57及び図示しないエア圧制御機構を介してエア供
給源に接続している。該エア室56の圧力によるピスト
ン55の押付荷重は、前記油圧シリンダ43のロッド荷
重よりも小さく設定されており、油圧シリンダ43の伸
張力によりピストン55が上方に圧縮されうるようにな
っている。
【0024】ピストン55は、中間可動プレート41に
当接して、これを下側ベース37の上面に押し付けてお
り、この状態において、可動プレート41の上端と固定
ベース22のストッパーリング58の間には、かしめ機
回動用のストロークh2 (たとえば9mm)が確保されて
いる。
【0025】図5の左部分にかしめ機構35を示してお
り、かしめ機構35は、前上端部に前方へと突出する爪
部35aを一体に有し、前下端部が、押込片31と平行
な水平支持軸36に回動自在に支持されている。上記爪
部35aの先端部はダクト1の折曲片6の上端部に対応
する位置に形成されている。
【0026】かしめ機構35の下面にはこれに当接する
断面円弧形の押上カム61が位置し、該押上カム61は
可動プレート41に固定され、該プレート41と一体的
に昇降する。かしめ機構35の後面にはリターン用係合
凹部62が形成され、該凹部62には一定の遊びを有し
てリターン金具63が係合している。リターン金具63
は倒立L字形に形成されると共に、可動プレート41に
固定され、該プレート41と一体的に昇降する。すなわ
ち、可動プレート41の下降時に、リターン金具63と
凹部62との係合により、かしめ機構35を矢印A方向
と逆方向に戻すようになっている。
【0027】位置決め用ブロック25の後部の上面25
bは、当接面25a側が低くなるように傾斜状に形成さ
れており、ダクト本体1を、ブロック25上から当接面
25aに滑り落とすことができるようになっている。
【0028】
【挿入固定方法の一例】コーナーピース5の挿入固定方
法について、請求項1に対応する概要を説明する。図7
は、挿入及び固定の作業工程を順次示しており、図7の
(a)において、ダクト本体1のコーナー部の凹部上に
載せられたコーナーピース5を、アーム23の下降駆動
により、押込片31でもって下方に押し下げ、凸条7を
乗り越えて、図7の(b)のようにフランジ3の面まで
押し込む。
【0029】図7の(c)において、押込片31によっ
て、一定押圧力でコーナーピース5をフランジ3に押し
付けた状態を保ちながら、次に、かしめ機構35が矢印
A方向に回動し、爪部35aでもって折曲片6の上端部
を凹部内方へとかしめ、これにより、コーナーピース5
を強固に固定する。かしめ作業中、ダクト1の内側面は
ブロック25の当接面25aによりしっかりと支えら
れ、かつ、位置決めされており、がたつかない。しか
も、押込片31でフランジ3を押さえ付けていることに
より、ダクト本体1の側板相互の上下のずれやフランジ
3のたわみ等を修正した状態で、かしめ作業が行われ
る。
【0030】次に、上記挿入固定作業において、挿入固
定機の作動を詳しく説明する。まず、図3において、前
方から、仮想線で示すセット位置にダクト本体1をセッ
トする場合、ダクト本体1の後端コーナー部を、位置決
め用ブロック25の後部に載せることにより、図5の傾
斜状の上面25bを滑り落ちて、自動的に、当接面25
aに沿ったセット位置にセットされる。
【0031】図5は、ダクト本体1のセット時で、挿入
固定機M1 の作動前の状態を示している。油圧シリンダ
43は収縮状態であり、したがって、チューブ45の上
端フランジ部46は下側ベース37の下面に当接し、可
動プレート41は下側ベース37の上端に当接してい
る。すなわち、フランジ部46と可動プレート41の間
で下側ベース37を挟んだ状態となっている。また、ダ
ンパー機構53のピストン55は、エア室56のエア圧
により下方に突出し、可動プレート41の上面に圧接
し、下方へ押し付けている。
【0032】上記図5の状態から油圧シリンダ43が伸
張し始めると、可動プレート41がダンパー機構53に
よって下側プレート37の上面に押し付けられているこ
とにより、図6の(a)に示すように、可動プレート4
1は動かず、チューブ45が下降する。すなわち、下側
プレート37に対してチューブ45及びフランジ部46
が下方へと離れて行く。これにより、連結ロッド26を
介してアーム23及び押込片31が下降し、ダクト1の
コーナー部のコーナーピース5に当接し、これを下方へ
と押し込む。
【0033】図6の(b)のように、凸条7を乗り越え
て、コーナーピース5をフランジ3の上面まで押し込
み、押し付け状態になると、シム49により、アーム2
3の下降が阻止される。ここまでが、挿入用の前期行程
となる。
【0034】さらに、油圧シリンダ43が伸張すると、
上記のようにアーム23の下降が固定ベース22上のシ
ム49により係止されることから、連結ロッド26を介
してチューブ45の下降も阻止されることになり、これ
により、油圧シリンダ43の伸張動作は、前期のチュー
ブ下降動作から、後期のロッド上昇動作へと変化する。
【0035】すなわち、図6の(b)の状態から、ロッ
ド44が上方へと延びることにより、可動プレート41
は、ダンパー機構53のピストン55を押し上げながら
上昇する。それにより、図6の(c)に示すように、押
上カム61がかしめ機構35の底面を押し上げて、かし
め機構35を矢印A方向に回動し、その爪部35aが折
曲片6の上端を内方にかしめ、コーナーピース5を固定
する。このかしめ作業中、押込片31はフランジ3を固
定ベース22の面に押し付けている。
【0036】挿入固定作業の終了後、今度は油圧シリン
ダ43が収縮することにより、上記伸張行程と逆の動作
となり、図5の状態に戻る。また、かしめ機構35はリ
ターン金具63により元の状態に戻される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明は、 (1)コーナーピース5を、ダクト本体1のコーナー部
の凹部内に押し込み、フランジ3に押し付けた状態を保
ちながら、かしめ機構35でもって折曲片6の上端部を
かしめ、コーナーピース5を固定するので、ダクト本体
の側板相互間の上下のずれ、曲がり角度の変化あるいは
フランジのたわみ等を修正した状態で、かしめ固定作業
を行うことができ、作業精度が向上する。
【0038】(2)請求項2記載の発明では、上記効果
に加え、単一の油圧シリンダ43の1回の伸張行程によ
り、挿入機構29によるコーナーピース5の押し込み及
び押え付け作業と、かしめ機構35によるかしめ固定作
業とを連続して行えるので、駆動機構の節約及び作業能
率の向上が達成できる。
【0039】(3)請求項3記載の発明のように、ダク
ト1のコーナー部分の内周面に当接して位置決めするL
形当接面25aを有する位置決めブロック25を設ける
ことにより、組立精度が一層向上すると共に、作業能率
も向上する。
【0040】(4)さらに、請求項4記載の発明のよう
に、位置決めブロック25の当接面側の上面25bを、
当接面側が低くなるような傾斜面としていることによ
り、ダクトの供作業の能率の向上が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ダクトの半製品の斜視図である。
【図2】 コーナーピースを挿入固定した状態を示す一
部横断斜視図である。
【図3】 本発明にかかる挿入固定機を備えた装置の全
体平面図である。
【図4】 図3の挿入固定機のみを示す拡大平面図であ
る。
【図5】 図4のV−V断面図である。
【図6】 挿入固定機全体の各作業工程を順に示した作
動説明図である。
【図7】 図6の要部のみを拡大して示す作動説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ダクト本体 3 フランジ 5 コーナーピース 6 折曲片 22 固定ベース 23 アーム 25 位置決め用ブロック 25a 当接面 25b 傾斜状の上面 26 連結ロッド 29 挿入機構 31 押込片 35 かしめ機構 37 下側ベース 41 可動プレート 43 油圧シリンダ 44 ロッド 45 チューブ 53 ダンパー機構 61 押上カム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面矩形状のダクトの開口端縁部分に、
    外向きフランジとその外端の折曲片とで断面コの字形の
    凹部を有すると共に、上記フランジ近傍のダクト側板に
    外方突出状の凸条を有するダクトに対し、そのコーナー
    部分にL形のコーナーピースを配置して、凹部内に挿入
    し、固定する方法において、昇降駆動する挿入機構によ
    り、凸条を乗り越えて凹部内にコーナーピースを押し込
    み、挿入機構により、コーナーピースをフランジ面に押
    し付けた状態を保ちつつ、回動駆動するかしめ機構によ
    り、折曲片の先端をかしめてコーナーピースを固定する
    ことを特徴とするコーナーピースの挿入固定方法。
  2. 【請求項2】 固定ベースと、これより所定距離下方に
    配置されると共に固定ベースに一体的に固定された下側
    ベースと、上記両ベースの間に上下方向移動可能に配置
    された可動プレートとを備え、固定ベースの上方には、
    下方突出状の押込片及びこれを支持するアームからなる
    挿入機構を配置し、固定ベース内には、水平軸回りに回
    動自在に支持されたかしめ機構を配置し、挿入機構及び
    かしめ機構の駆動機構として、油圧シリンダを、そのチ
    ューブが下側ベースの下側に位置するように配置すると
    共に上下方向に伸縮自在とし、油圧シリンダのロッド
    は、下側ベースを貫通して可動プレートに連結し、油圧
    シリンダのチューブは、連結ロッドを介して固定ベース
    上方のアームに連結し、固定ベースと可動プレートの間
    には、可動プレートを下方へと付勢するダンパー機構を
    設け、かしめ機構を、可動プレートの上昇によりかしめ
    動作するようにカム部材を介して可動プレートに連動連
    結することにより、油圧シリンダの伸張行程のうち、前
    期のチューブ下降行程において、アームをチューブと一
    体的に下降させ、後期のロッド上昇行程において、可動
    プレートを介してかしめ機構を回動させるようにしてい
    ることを特徴とするコーナーピースの挿入固定機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコーナーピースの挿入固
    定機において、ダクトのコーナー部分の内周面に当接す
    るL形当接面を有する位置決めブロックを設けているこ
    とを特徴とするコーナーピースの挿入固定機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコーナーピースの挿入固
    定機において、位置決めブロックの当接面側の上面部分
    を、当接面側が低くなるような傾斜面としていることを
    特徴とするコーナーピースの挿入固定機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2971994A4 (en) * 2013-03-15 2016-12-07 Hvac Inventors/Systemation Inc DEVICE AND METHOD FOR PLACING ANGLE PLATES IN TRANSVERSAL LINE FLANGES

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