JPH06142791A - コーナーピースの挿入方法及び挿入機 - Google Patents

コーナーピースの挿入方法及び挿入機

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JPH06142791A
JPH06142791A JP29261192A JP29261192A JPH06142791A JP H06142791 A JPH06142791 A JP H06142791A JP 29261192 A JP29261192 A JP 29261192A JP 29261192 A JP29261192 A JP 29261192A JP H06142791 A JPH06142791 A JP H06142791A
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英太郎 櫻井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダクト本体に対するコーナーピースの挿入方
法において、作業精度の向上及び作業能率の向上を図る
ことを目的としている。 【構成】 断面矩形状のダクトの開口端縁部分に、外向
きフランジ3とその外端の折曲片6とで断面コの字形の
凹部を有すると共に、上記フランジ近傍のダクト側板に
外方突出状の凸条を有するダクトに対し、そのコーナー
部分にL形のコーナーピース5を配置して、ハの字形の
押込片31を有する昇降駆動自在なアーム23によりコ
ーナーピース5を上方から凹部内へと押し込むコーナー
ピースの挿入方法において、上記ハの字形の押込片31
によって、コーナーピース5をその曲り角部に近い側か
ら先に凹部内に押し込むことを特徴とするコーナーピー
スの挿入方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、断面矩形状の空調用
ダクトを製作する場合に、ダクトの開口端縁におけるコ
ーナー部を補強するため、外向きフランジ及びその先端
折曲片により形成された凹部内に、L形のコーナーピー
スを挿入する方法及びその挿入機に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、空調用ダクトの製造途中の斜視
図を示しており、ダクト本体1は、表面処理鉄板等から
なる4枚の側板1aを断面矩形状に組み合わせ、各突き
合わせ部2をかしめにより結合してある。各側板1a
は、それぞれ開口側の端縁に、側板1aと直角な外向き
フランジ3を一体に有し、各フランジ3は、その外端
に、フランジ3と直角な折曲片6を一体に有し、それら
により、ダクト開口端縁に断面コの字形の凹部を形成し
ている。また、各側板1aには、図2に示すように折曲
片6の先端縁と平行でかつ概ね同じ高さで直線状に延び
ると共に外方に突出した断面円弧形の凸条7が形成され
ている。上記隣接するフランジ間のコーナー部4を埋め
ると共にフランジ3同士の結合を補強するために、コー
ナー部4に、上方からL形のコーナーピース5を押し込
み、そして、折曲片6の上端をかしめることにより、コ
ーナーピース5を固定している。
【0003】従来、コーナーピースの挿入方法として
は、コーナーピース5の両辺部に横木を載せ、ハンマー
で叩き入れたり、あるいは、単に、シリンダロッドの先
端に、押込片を備え、該押込片を下降させることより、
コーナーピース5を挿入したりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記前者の従
来方法では、熟練と手間を要するばかりではなく、騒音
も大きく、また、ダクト自体を傷付ける可能性も大き
い。後者の方法によると、騒音は低減し、熟練や手間が
あまりかからなくなるが、次のような課題が残る。
【0005】コーナーピース5をコーナー部の凹部上方
に、手作業あるいはコーナーピース供給機により載せる
際に、その載置位置がずれる場合がよくあり、また、4
枚の側板1aにより矩形状に組み立てられているダクト
本体1は、側板1aの相互の上下のずれや、曲がり角度
のばらつきあるいはフランジ3のねじれによる側板1a
との角度のばらつきなどが生じている場合がよくある。
このような場合、コーナーピースを、その載せ置き状態
から、全体を均一平面で押し込もうとしても、円滑には
挿入されず、部分的に無理な荷重がかかる箇所や、折曲
片が部分的に変形したりすることがある。
【0006】本願発明の目的は、コーナーピースの挿入
行程において、コーナーピース挿入作業が円滑に行え、
組立精度及び作業能率が向上するコーナーピースの挿入
方法及び挿入機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の挿
入方法は、断面矩形状のダクトの開口端縁部分に、外向
きフランジとその外端の折曲片とで断面コの字形の凹部
を有すると共に、上記フランジ近傍のダクト側板に外方
突出状の凸条を有するダクトに対し、そのコーナー部に
L形のコーナーピースを配置して、ハの字形の押込片を
有する昇降駆動自在なアームによりコーナーピースを上
方から凹部内へと押し込むコーナーピースの挿入方法に
おいて、上記ハの字形の押込片によって、コーナーピー
スをその曲り角部に近い側から先に凹部内に押し込むこ
とを特徴とするコーナーピースの挿入方法である。
【0008】請求項2記載の挿入機は、上記請求項1記
載の発明を実施できるようにしたものであり、ハの字形
に配置された1対の押込片を有するとアームと、該アー
ムを昇降する駆動機構を備えたコーナーピースの挿入機
において、各押込片には、コーナーピースの曲り角部に
対応する箇所に近い側の位置に、押込片の下面より下方
に突出すると共に、上記下面と同一面になるまで圧縮自
在な突起を設けていることを特徴とするコーナーピース
の挿入機である。
【0009】
【作用】挿入行程において、コーナーピースは、まずそ
の曲り角部(折曲部)側から下方へと押し込まれ、そし
て、順次両先端部側が押し込まれるので、曲り角部を最
下端として傾斜状に押し込まれることになり、ダクト自
体が多少変形していても、円滑に凹部内に挿入される。
【0010】また、コーナーピースの曲り角部から挿入
されて、ダクトの曲り角部の外周面に位置決めされるの
で、ダクト自体の変形も、ある程度修正されながら固定
されることになる。
【0011】
【挿入機の実施例】図3は、本願発明にかかるコーナー
ピースの挿入機を備えた装置の全体平面図を示してお
り、平面状の基盤11は、図示しないが床面から脚を介
して一定高さに固定されており、上記基盤11には、本
体ダクト供給側となる前側から順に、挿入機M1 とコー
ナーピース供給機M2 が並べて設けられている。
【0012】コーナーピース供給機M2 は、水平な滑動
板13と、ロッドレスシリンダ14により前後に進退駆
動される板状のプッシャ15を備えており、滑動板13
上のストック部には、多数のL形コーナーピース5が積
み重ねられており、該コーナーピース5は、左右1対の
支え柱17により、後方移動不能に係止されている。ま
た、コーナーピース5の前方には、下から2段目以上の
コーナーピース5が前方に移動しないように、滑動板1
3から一定高さ上方に邪魔板18が配置されている。
【0013】すなわち、プッシャ15が滑動板13の上
面を進退することにより、いわゆる「だるま落とし」の
ように、ストック部の最下段から、1つづつコーナーピ
ース5を前方に押し出し、本体ダクト1の後端のコーナ
ー部4の位置へと供給するようになっている。
【0014】挿入機M1 は、基盤11に設けられた正方
形状の取付孔21に、正方形状の固定ベース22が下側
から水平姿勢に嵌め込まれ、ボルトなどにより基盤11
に固定されている。取付孔21及び固定ベース22は、
上方からみてその対角線の1つD1 −D1 が、前後方向
に沿う姿勢に配置されており、固定ベース22のほぼ中
央部の上方に、前開き状のL形(V形)の昇降アーム2
3が配置され、また、固定ベース22の前半部には、ホ
ームベース形(家形5角形)のダクト位置決め用ブロッ
ク25が設けられている。
【0015】図4は挿入機M1 の平面拡大図であり、昇
降アーム23は、前開きハの字形の前端縁を有してお
り、該ハの字形前端縁の交叉部分には、固定ベース22
の中心Oに対応する位置に円弧形の切欠き30が形成さ
れている。
【0016】昇降アーム23のハの字形前端部の下面に
は、挟角θが90°で、前開きハの形に配置された1対
の押込片31が固着され、該押込片31と昇降アーム2
3により、挿入機構29を構成している。両押込片31
の前端縁の延長線は、ほぼ上記中心O位置で交叉するよ
うに配置されている。各押込片31の下面には、曲り角
部側、すなわち、上記中心O側の位置に、下方突出状
で、一定の押上力により上方へ退去自在な突起24が備
えられている。
【0017】昇降アーム23の左右両端部には、1対の
ねじ付きボス27が固着され、各ボス27には垂直な連
結ロッド26の上端が螺着されている。両連結ロッド2
6は、固定ベース22の中心Oを通る左右方向の対角線
D2 −D2 上に配置されている。
【0018】該挿入機M1 は、単に挿入作業を行うだけ
ではなく、挿入作業に続いてかしめ作業も行えるように
なっており、そのために、固定ベース22内には、左右
1対のかしめ機構収納凹部34が形成されており、各凹
部34内には、上記各押込片31と平行で、回動自在な
かしめ機構35が収納されている。また、前後端部に
は、1対のダンパー機構53が備えられている。
【0019】位置決め用ブロック25の後部には、後方
突出状の90°挟角のL形当接面25aが形成され、そ
の先端は上記中心O近傍に位置している。
【0020】図5は、図4のV−V断面図であり、固定
ベース22はその周囲に上向き段面22aが形成され、
該段面22aを基盤11の下面に当接することにより、
固定ベース22の上面を基盤11の上面と同一面に揃え
ている。
【0021】固定ベース22の下方には、複数のスペー
サ38(図では1個のみ記載)を介して一定距離Hを隔
てた位置に、水平な下側ベース37が配置され、ボルト
40により固定ベース22に一体的に固定されている。
固定ベース22と下側ベース37の間には、上下方向移
動可能な可動プレート41が水平に配置されており、下
側ベース37の下側には、上記挿入機構29とかしめ機
構35とを駆動するために、単一の油圧シリンダ43
が、上下方向に伸縮自在な立向き姿勢で配置されてい
る。該油圧シリンダ43は固定ベース22の中心O上に
配置されている。油圧シリンダ43は、図示しないが適
宜の制御弁を介して油圧供給源に接続している。
【0022】油圧シリンダ43のロッド44は、下側ベ
ース37の孔47を、上下方向移動可能に貫通し、その
上端部には、おねじ部44a及びナット48により、可
動プレート41のボス部41aが固着されている。油圧
シリンダ43のチューブ45は、上端にフランジ部46
を一体に有し、該フランジ部46には、前記連結ロッド
26の下端部が固着されている。連結ロッド26は、下
側ベース37と固定ベース22の各ブッシュ50,51
に上下方向摺動自在に嵌合している。連結ロッド26の
上端ボス27の下面に対向するように、固定ベース22
上には、例えば環状シム49が設置されており、該シム
49とボス27の間の距離h1 を調節することにより、
アーム23の最大移動ストローク(たとえば31mm程
度)が調節される。
【0023】可動プレート41を下方に付勢するダンパ
ー機構53として、エアシリンダ式のダンパーが備えら
れている。すなわち、固定ベース22に下端開放状のシ
リンダ穴54を形成し、該シリンダ穴54に、摺動用シ
ールリング59を介して上下方向摺動自在にピストン5
5を嵌合し、ストッパーリング58により、脱落不能に
係止される。シリンダ穴54の上部エア室56は、エア
通路57及び図示しないエア圧制御機構を介してエア供
給源に接続している。該エア室56の圧力によるピスト
ン55の押付荷重は、前記油圧シリンダ43のロッド荷
重よりも小さく設定されており、油圧シリンダ43の伸
張力によりピストン55が上方に圧縮されうるようにな
っている。
【0024】ピストン55は、中間可動プレート41に
当接して、これを下側ベース37の上面に押し付けてお
り、この状態において、可動プレート41の上端と固定
ベース22のストッパーリング58の間には、かしめ機
回動用のストロークh2 (たとえば9mm)が確保されて
いる。
【0025】図5の左部分にかしめ機構35を示してお
り、かしめ機構35は、前上端部に前方へと突出する爪
部35aを一体に有し、前下端部が、押込片31と平行
な水平支持軸36に回動自在に支持されている。上記爪
部35aの先端部はダクト1の折曲片6の上端部に対応
する位置に形成されている。
【0026】かしめ機構35の下面にはこれに当接する
断面円弧形の押上カム61が位置し、該押上カム61は
可動プレート41に固定され、該プレート41と一体的
に昇降する。かしめ機構35の後面にはリターン用係合
凹部62が形成され、該凹部62には一定の遊びを有し
てリターン金具63が係合している。リターン金具63
は倒立L形に形成されると共に、可動プレート41に固
定され、該プレート41と一体的に昇降する。すなわ
ち、可動プレート41の下降時に、リターン金具63と
凹部62との係合により、かしめ機構35を矢印A方向
と逆方向に戻すようになっている。
【0027】位置決め用ブロック25の後部の上面25
bは、当接面25a側が低くなるように傾斜状に形成さ
れており、ダクト本体1を、ブロック25上から当接面
25aに滑り落とすことができるようになっている。
【0028】図6は、図4のVI−VI断面拡大図を示して
おり、左右の各押込片31には、固定ベース中心O側寄
りにそれぞれ段付き孔28が形成されており、該段付き
孔28に、上下方向摺動自在にロッド状のつば付突起2
4が嵌合している。段付き孔28内にはコイルばね33
が縮設されており、これにより突起24を一定の荷重で
下方に付勢し、押込片31の下面よりも所定量下方に突
出させている。突起24は、金属製あるいは硬質樹脂で
作られている。また、突起24の先端は、たとえば、球
面状に形成されている。突起24は、上記コイルばね3
3を圧縮して上方へと移動するが、その移動ストローク
は、少なくとも、突起24の下端が押込片31の下端面
まで移動し得る距離を確保してある。
【0029】
【挿入方法の一例】コーナーピース5の挿入方法につい
て概要を説明する。図7は、挿入及び固定の作業工程を
順次示しており、図7の(a)において、ダクト本体1
のコーナー部の凹部上に載せられたコーナーピース5
を、アーム23の下降駆動により、押込片31でもっ
て、凸条7を乗り越えて下方に押し込む。
【0030】この押込作業において、図6の(a)に示
すように、まず、両突起24がコーナーピース5に当接
して、その曲り角部寄りの部分を先に押し下げるので、
コーナーピース5は、左右両端部よりも中央側曲り角部
が下がった傾斜状になって、押し込まれる。
【0031】曲り角部がフランジ3に当接した後は、突
起24が上方へと圧縮され始めると同時に、コーナーピ
ース5の左右先端側が下降して、コーナーピース5を傾
斜姿勢から水平姿勢へと変化させる。
【0032】そして、図6の(b)のように、突起24
が押込片31の下面の位置まで引っ込んだ状態までくる
と、押込片31の下面全体で、コーナーピース5をフラ
ンジ3に水平姿勢で押し付けた状態となる。図7の
(b)も同じ状態である。これで、挿入行程は終了す
る。
【0033】次に、図7の(c)に示すかしめ行程に移
る。すなわち、図7の(c)において、押込片31によ
って、一定押圧力でコーナーピース5をフランジ3に押
し付けた状態を保ちながら、かしめ機構35が矢印A方
向に回動し、爪部35aでもって折曲片6の上端部を凹
部内方へとかしめ、これにより、コーナーピース5を強
固に固定する。かしめ作業中、ダクト1の内側面はブロ
ック25の当接面25aによりしっかりと支えられ、か
つ、位置決めされており、がたつかない。しかも、押込
片31でフランジ3を押さえ付けていることにより、ダ
クト本体1の側板相互の上下のずれやフランジ3のたわ
み等を修正した状態で、かしめ作業が行われる。
【0034】上記挿入固定作業において、挿入機の作動
を具体的に詳しく説明する。図3において、前方から、
仮想線で示すセット位置にダクト本体1をセットする場
合、ダクト本体1の後端コーナー部を、位置決め用ブロ
ック25の後部に載せることにより、図5の傾斜面25
bを滑り落ちて、自動的に、当接面25aに沿ったセッ
ト位置にセットされる。
【0035】図5は、ダクト本体1のセット時で、挿入
機M1 の作動前の状態を示している。油圧シリンダ43
は収縮状態であり、したがって、チューブ45の上端フ
ランジ部46は下側ベース37の下面に当接し、可動プ
レート41は下側ベース37の上端に当接している。す
なわち、フランジ部46と可動プレート41の間で下側
ベース37を挟んだ状態となっている。また、ダンパー
機構53のピストン55は、エア室56のエア圧により
下方に突出し、可動プレート41の上面に圧接し、下方
へ押し付けている。
【0036】上記図5の状態から油圧シリンダ43が伸
張し始めると、可動プレート41がダンパー機構53に
よって下側プレート37の上面に押し付けられているこ
とにより、可動プレート41は動かず、チューブ45が
下降する。すなわち、下側プレート37に対してチュー
ブ45及びフランジ部46が下方へと離れて行く。これ
により、連結ロッド26を介してアーム23及び押込片
31が下降し、コーナーピース5を下方へと押し込む。
【0037】図7の(b)のように、凸条7を乗り越え
て、コーナーピース5をフランジ3の上面まで押し込
み、押し付け状態になると、図5のシム49により、ア
ーム23の下降が阻止される。すなわち、アーム23が
ストロークh1 下降し、挿入用の前期行程が終了する。
【0038】さらに、油圧シリンダ43が伸張すると、
上記のようにアーム23の下降が固定ベース22により
係止されることから、連結ロッド26を介してチューブ
45の下降も阻止されることになり、これにより、油圧
シリンダ43の伸張動作は、前期のチューブ下降動作か
ら、後期のロッド上昇動作へと変化する。
【0039】すなわち、ロッド44が上方へと延びるこ
とにより、可動プレート41は、ダンパー機構53のピ
ストン55を押し上げながら上昇する。それにより、図
7の(c)のように、押上カム61がかしめ機構35の
底面を押し上げて、かしめ機構35を矢印A方向に回動
し、その爪部35aが折曲片6の上端を内方にかしめ、
コーナーピース5を固定する。このかしめ作業中、押込
片31はフランジ3を固定ベース22の面に押し付けて
いる。
【0040】挿入固定作業の終了後、今度は油圧シリン
ダ43が収縮することにより、上記伸張行程と逆の動作
となり、図5の状態に戻る。また、かしめ機構35はリ
ターン金具63により元の状態に戻される。
【0041】
【別の実施例】図8は、突起24として、それ自体が弾
性材料で伸縮性を有するウレタンゴム製突起を設けてい
る。勿論、押込片31の下面まで圧縮可能、かつ、脱落
不能に、取付孔に固定されている。また、押込片31の
中間部分に、上記突起24よりも突出量の少ない同様な
ウレタンゴム製突起24aを追加している。勿論、この
中間の突起24aを省略することもできる。
【0042】突起24として、空圧式のダンパーを備え
ることもできる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明は、断面
矩形状のダクトの開口端縁部分に、外向きフランジ3と
その外端の折曲片6とで断面コの字形の凹部を有すると
共に、上記フランジ近傍のダクト側板1aに外方突出状
の凸条7を有するダクトに対し、そのコーナー部にL形
のコーナーピース5を配置して、ハの字形の押込片31
を有する昇降駆動自在なアーム23によりコーナーピー
ス5を上方から凹部内へと押し込むコーナーピースの挿
入方法において、上記ハの字形の押込片31によって、
コーナーピース5をその曲り角部に近い側から先に凹部
内に押し込むようにしているので、
【0044】(1)コーナーピース5をダクト本体1の
コーナー部に載せる位置が多少ずれていても、円滑に凹
部内に押し込むことができ、作業能率が向上する。
【0045】(2)また、ダクト本体の側板相互間の上
下のずれ、曲がり角度の変化あるいはフランジのたわみ
等がある場合でも、まず、コーナーピース5の曲り角部
側の部分を先に凹部内に押し込んで、ダクト本体1の外
周縁部分に押し付けることになると共に、フランジ3も
コーナー部側から順次押し付けることになるので、上記
側板相互のずれ等が、ある程度修正されることになり、
組立精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ダクトの半製品の斜視図である。
【図2】 コーナーピースを挿入固定した状態を示す一
部横断斜視図である。
【図3】 本発明にかかる挿入機を備えた装置の全体平
面図である。
【図4】 図3の挿入機のみを示す拡大平面図である。
【図5】 図4のV−V断面図である。
【図6】 図4のVI−VI断面図であって、挿入機の各作
業工程を順に示した作動説明図である。
【図7】 図5の要部であって、挿入機の各作業工程を
順に示した作動説明図である。
【図8】 別の実施例を示しており、図4のVI−VI断面
に相当する断面図である。
【符号の説明】
1 ダクト本体 3 フランジ 5 コーナーピース 6 折曲片 22 固定ベース 23 アーム 24 突起 31 押込片 43 油圧シリンダ(駆動機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面矩形状のダクトの開口端縁部分に、
    外向きフランジとその外端の折曲片とで断面コの字形の
    凹部を有すると共に、上記フランジ近傍のダクト側板に
    外方突出状の凸条を有するダクトに対し、そのコーナー
    部にL形のコーナーピースを配置して、ハの字形の押込
    片を有する昇降駆動自在なアームによりコーナーピース
    を上方から凹部内へと押し込むコーナーピースの挿入方
    法において、上記ハの字形の押込片によって、コーナー
    ピースをその曲り角部に近い側から先に凹部内に押し込
    むことを特徴とするコーナーピースの挿入方法。
  2. 【請求項2】 ハの字形に配置された1対の押込片を有
    するアームと、該アームを昇降する駆動機構を備えたコ
    ーナーピースの挿入機において、各押込片には、コーナ
    ーピースの曲り角部に近い側の位置に、押込片の下面よ
    り下方に突出すると共に、一定の押上力により上記下面
    と同一面になるまで上方へ退去自在な突起を設けている
    ことを特徴とするコーナーピースの挿入機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4671552B2 (ja) * 2001-07-27 2011-04-20 協立エアテック株式会社 空調用設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4671552B2 (ja) * 2001-07-27 2011-04-20 協立エアテック株式会社 空調用設備

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JPH0716734B2 (ja) 1995-03-01

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