JPH0614271B2 - 多面表示体相互回動式の表示装置 - Google Patents

多面表示体相互回動式の表示装置

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JPH0614271B2
JPH0614271B2 JP17803788A JP17803788A JPH0614271B2 JP H0614271 B2 JPH0614271 B2 JP H0614271B2 JP 17803788 A JP17803788 A JP 17803788A JP 17803788 A JP17803788 A JP 17803788A JP H0614271 B2 JPH0614271 B2 JP H0614271B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は新規かつ斬新な多面表示体相互回動式の表示装
置に関し、特にタクシー屋上設置式の空車実車表示装置
に関する。
従来技術 従来よりタクシー車内のダッシュボード上に「空車」等
の文字を表示する表示器が設置され、フロントガラスを
介して外部より視認可能に構成してあることは衆知のと
おりである。該表示器の「空車」表示はすべて片面表示
であって、まれには後部に表示器を増設しリアウインド
を介して後方から「空車」の表示が見えるようにしたタ
クシー車も存在する。
従来のタクシー空車表示器は大別して2種類があり、そ
の1つはタクシーメーター器の作動アームに空車表示板
を固定し該表示板を倒すとタクシーメーター器が計数を
開始するようにした手動式のものと、タクシーメーター
器に電気的に接続し該メーター器の押ボタン操作によっ
て発生するライン電圧の切換わりによって指定の表示が
現われるように構成したものがある。後者の表示器では
「空車」と「割増」の表示をランプの点滅位置の切換え
によって表示するものと、複数の表示面を有するテープ
を電気機械的に回転させて指定の表示を現わす方法とが
あり表示器の裏面にはランプ点滅によるモニタ表示が設
けてある。
問題点 従来のタクシーの空車表示は車の渋滞時に前の車の蔭に
かくれて見えないためにタクシーが直前に来てから視認
した乗客が手を挙げタクシーが歩道寄りに急停車するこ
とが多かった。また、従来の空車表示器のうちで光表示
式のものは日光によって表示が薄れ、ことに表示面が直
射日光に対面すると空車表示が見えなくなり、タクシー
が直前に来てから乗客が視認して手を挙げるケースが多
く、いずれも事故防止上好ましくなかった。
両面表示式の空車表示器は存在しない。しかし、前部に
1台と後部に1台の空車表示機を設置したタクシー車は
後方のお客と後続車に「空車」と「実車」の状態を知ら
せることができるが、前部の空車表示器の前に「回送を
表示したボード」を掲出した場合には前後共に同じ表示
を掲出しないケースが多く、前後の表示が異なるために
顧客にクレームをつけられるケースも発生した。
また、空車表示器の前に「回送板」を掲出したタクシー
車は、「回送」の文字が光表示でないために夜間に「回
送」の表示が見えにくく顧客のクレームが発生した。
上記した事故防止とクレーム対策上からタクシーの空車
表示器をタクシー車屋上に両面表示で設置することが望
ましいが、タクシー車の屋上には社名入り看板(アンド
ン)が固定して設けてあり、空車表示器を設置する上で
支障となった。
問題点解決する手段 本発明は上記の問題点を解決するため、空車表示機の取
付ベース上に看板(アンドン)を並設するように構成
し、表示機と看板の電源線と信号線等の配線を共通に使
用すると共に、表示機の表示面を両面表示型に構成し、
表示機の外装を被覆する透明カバーを延長して看板の内
装カバーとなるように一体的に構成し、表示機の両表示
面の中心を軸線方向に貫通して看板の内装カバー内に露
出する照明部材によって表示機の表示面と看板面が内照
されるように構成して表示機と看板がタクシー屋上にお
いて並設共存できるようにした。
また、表示機構部に設けた支軸に表示面の回転半径が異
なる内筒回転体と外筒回転体を同芯的に相互回動可能に
軸装し、両回転体に係合する表示位置検出機構と駆動機
構を設けて内筒回転体の表示面の外側を外筒回転体の表
示面が正逆歩進回動するように構成し、両面に表示窓を
有する機構部カバーの両表示窓内に外筒回転体と内筒回
転体の表示面が出現するように装置し、両面の表示窓内
に外筒回転体の開口部(表示窓)が出現したときに内筒
回転体の表示面が外部より視認できるように構成し、内
筒と外筒の表示面の所定の場所に「空車」「賃走を示す
文字または無地表示」「迎車」「回送」「貸切または予
約」等の所望の表示を印刷し、検出機構と駆動機構の電
気的に接続した制御回路部がスイッチ及びタクシーメー
タ器に接続してそのスイッチ操作によって指定された表
示が両面の表示窓に出現して停止するとともに、駆動機
構に設けたロックレバーが両表示回転体の自由動を制止
するように装置してタクシー車屋上に設置できる好適な
表示装置を完成した。
また、透明カバー及び機構部カバー側面に耐水キャップ
付の取出穴を設け、照明部材を軸線方向にスライドして
取出穴から機外に取出しまたは機内に挿入可能に構成
し、透明カバー内のベース上に赤色の防犯灯を装着し、
照明部材と防犯灯に電気的に接続した制御回路部が車幅
灯(スモルランプ)スイッチおよび防犯灯スイッチに接
続され、スモールランプスイッチをオンにすると照明部
材が点灯し、このとき防犯灯スイッチをオンにすると自
動的に照明部材が消灯して赤色防犯灯が点滅するように
構成して本表示機に防犯機能を付加し、照明部材の部品
交換時に本体を解体することなく該部材を簡単に機外に
取出せるようにして本表示機の実用化を可能にした。
また、多雪地域においては表示窓前面の透明カバー面に
熱線入り透明カバーを取付けて積雪を融解可能に構成す
るかこれに代わる融解用熱源を装置内に設けて積雪を隔
解した。
実施例 第1図乃至第4図は本発明の表示部の外観の一例を示す
説明図であって、第1図に於て符号1は総括的に本発明
多面表示体相互回動式の表示装置の実施例としてタクシ
ー空車実車表示機(以下単に表示機という)を示す。
2は表示機1のベースであって、金属板あるいはプラス
チック材を成形し、概ね長方形の板面上に所望の取付形
状が形成してある。該ベース2の4ケ所のコーナー附近
の下面には所望の形状の取付部2A(第6図に一部を示
す)が設けてあり、該取付部2Aにはそれぞれに対物取
付部材例えば図に示す吸盤3が任意の方法で取付固定し
てある。
ベース2の上面には可変表示部4と任意形状の看板5が
任意の方法で並設固定してある。
可変表示部4の外装は透明カバー6によって被覆され、
該カバー6の下端はベース2の側周面に嵌合し、任意の
方法でベース2に取外し可能に固定してある。可変表示
部4と看板5の接合部5A部分では透明カバー6が看板
5の内側に入り照明部を被覆する照明カバー6A(第2
図乃至第4図に示す)となっている。したがって、看板
5は照明カバー6Aを被覆する状態で固定してある。
可変表示部4において透明カバー6の内側には表示機構
部を被覆する表示カバー7が任意の方法でベース2に固
定してある。透明カバー6は透明なプラスチック、表示
カバー7は所望の着色プラスチックあるいは板金を成形
してできている。
表示カバー7の両側の直立面にはそれぞれ所望の大きさ
の表示窓7Aが開口して両側に設けてある。該窓7A内
には内筒表示体8の表示面と外筒表示体9の表示面ある
いは端面が透明カバー6を介して外部より視認できるよ
うに構成してある。
並設した看板5と反対側の透明カバー6の側面には、サ
イドキャップ10がネジ11によって固定してある。ネ
ジ11をゆるめてサイドキャップ10を取外すと透明カ
バー6の側面に設けてある照明部材取出孔12(第6図
に示す)が開口するように構成してある。
所望の形状の看板は例えば乳半色プラスチック等を成型
または加工接着してできている。該看板5を取外すと第
2図ないし第4図に示す照明カバー6Aが露出する。
第2図は表示機1の正面図。第3図は上面図。第4図は
側面図である。
図において、照明カバー6Aの内部にはソケット13A
に嵌着した赤色の防犯灯13と、ガイドブラケット14
Aと14Bの任意の方法で固定したソケット15と、該
ソケット15に嵌着し電気的に接続した照明部材16
(例えば図に示す15Wの螢光灯など)が装置してあ
り、点灯時には照明部材16または防犯灯13の光が照
明カバー6Aを介して固定看板5を内部から照射し該看
板5が電飾されるようになっている。
ソケット15の外周面には複数列(第4図に4列を例に
示す)のキーミゾ15A、15B、15Cおよび15D
が設けてあり、キーミゾ15A、15Bおよび15Cは
半円形のキーミゾとし、キーミゾ15Dは角形のキーミ
ゾにしてある。キーミゾ15Aと15Dは上下対象の位
置に設けてあり、キーミゾ15Aの位置する部分のソケ
ット15の側面には金属またはプラスチック等を成型し
てできたガイドブラケット14Aの一端面が接しネジ止
め等の方法で固定してある。ガイドブラケット14Aの
外面には半円形のキーミゾ14Cが設けてあり、該キー
ミゾ14Cとソケッ15のキーミゾ15Aが直線的に合
致するように組み合せてある。同様にしてガイドブラケ
ット14Bの外面には角形のキーミゾ14D(第7図に
示す)が設けてあり、該キーキゾ14Dとソケット15
のキーミゾ15Dが直線的に合致するように組み合せて
ある。
照明カバー6Aの内面上端部には板状のソケットストッ
パ6Bが一体的に設けてあり、該ストッパ6Bの下部に
対応するベース2の上面には板状のソケットスタンド2
Bがベース2に一体的に直立させてある。そして、正常
な組付け状態においてソケット15のキーミゾ15Aに
ソケットストッパ6Bの下端部が入りこみ、キーミゾ1
5Dにソケットスタンド2Bの上端が入りこむように構
成し、ソケット15の端部が上下で固定されるようにな
っている。
第5図において、ガイドブラケット14Aと14Bの他
の一端は任意の方法でヘッドソケット17に組付け固定
してある。ガイドブラケット14Aと14Bにはコード
ミゾ14E(第7図に示す)が設けてあり、該ミゾ14
Eを通る配線18がヘッドソケット17の入力側ソケッ
ト17Aとソケット15を電気的に接続させてある。ヘ
ッドソケット17とソケット15には照明部材16の端
部がそれぞれ電気的に接続し、両ソケット15と17間
において照明部材16は着脱可能な方法で固定してあ
る。入力側ソケット17Aは電線19に接続したプラグ
20が着脱自在に嵌着させてある。
ヘッドソケット17の外周面にはキーミゾ17B、17
C、17Dおよび17E(第6図に示す)が設けてあ
る。キーミゾ17B、17Cおよび17Dは半円形のミ
ゾとし、キーミゾ17Eは角形のミゾにしてある。キー
ミゾ17Bはガイドブラケット14Aのキーミゾ14C
と直線的に一致するように組付けし、ガイドブラケット
14Bのキーミゾ14Dはヘッドソケット17のキーミ
ゾ17Eと直線的に一致するように組付けしてある。
第5図は、透明カバー6と表示カバー7を除去した表示
機構部の断面的構成説明図であって、ベース2は一部を
切欠して図示してある。
図において21はモータフレーム、22はサイドフレー
ムであって、金属板等を加工してできた両フレーム21
と22は適宜な間隔で対立し複数本(例えば2本)の連
結アーム23によって任意の方法で連結固定してあり、
両フレーム21と22の下部はネジ24、24A等によ
ってベース2に固定してある。そして対峙した両フレー
ム21と22の中心部にはそれぞれに貫通する同芯の穴
21Aと22Aが設けてある。
モータフレーム21の外側面にはモータ25と26が任
意の方法で固定してある。モータ25、26としては1
8RPMのDCギアードモータ等が使用できる。そし
て、モータ25と26の軸はモータフレーム21を貫通
して該フレーム21の内側面より突出させてある。モー
タ25の出力軸には外筒駆動歯車27が軸着固定してあ
り、モータ26の出力軸には内筒駆動歯車28が軸着固
定してある。
モータフレーム21の内側中心部には支軸としてフラン
ジ付円筒形状のスリーブ29が複数本のビス30によっ
てモータフレーム21に固定され、該フレーム21の穴
21Aのスリーブ29の穴が同芯的に開通するように構
成してある。
サイドフレーム22の内側中心部には支軸としてフラン
ジ付円筒形状のスリーブ31が複数本のビス32によっ
てサイドフレーム22に固定され、該フレーム22の穴
22Aとスリーブ29の穴が同芯的に開放する様に構成
してある。
スリーブ29と31のフランジ面29Aと31Aは同芯
的に対峙し、該フランジ面29Aと31Aの上部を任意
の方法で連結固定したガイドレール33と、下部を連結
固定したガイドレール34によってスリーブ29と31
が結合固定してある。35は連結方法の一例を示すビス
である。
内筒表示体8は中空筒型形状の表示面を有している。該
表示体8の中空筒部の断面形状は、円筒形、三角筒形、
四角筒形あるいは多角筒形等任意の筒形を使用できる
が、図示の実施例では六角筒形の表示体8を使用したも
のについて説明する。
六角筒形の内筒表示体8の一端はフランジ8Aと一体的
に接続した該フランジ8Aの中心孔はスリーブ31の外
周面に回転可能に嵌装させてある。内筒表示体8の他の
一端はフランジ8Bと一体的に接続し、該フランジ8B
の外側中心部にはフランジ8Bと一体の円筒形のボス8
Cが突出して設けてあり、該ボス8Cの先端外周には従
動歯車37が設けてある。そして、フランジ8Bとボス
8Cの中心孔はスリーブ29の外周面に回転可能に嵌装
させてある。従動歯車37は内筒駆動歯車28と噛合う
ように構成してある。フランジ8Aまたは8Bの外側面
には後で詳しく説明するミゾカム36が設けてある。
外筒表示体9はスリーブ31に回転可能に嵌装したフラ
ンジ9Aと、ボス8Cに回転可能に嵌装したフランジ9
B間を上下対象の表示板9Cと9Dによって一体的に連
結させてある。外筒表示体9は内筒表示体8の外周では
回動可能に構成してあり、表示板9Cと9Dは角度12
0度づつの表示板曲面を有し表示板9Cと9Dの間は角
度60度づつの開口部9Eが対象的に開口させてある。
表示回転体9のフランジ9Bには従動歯車38が一体的
に設けてあり、該歯車38は外筒駆動歯車27と噛合う
ように構成してある。
外筒表示体9のフランジ9Aまたは9Bの側面には後で
詳しく説明するミゾカム39が設けてある。また、該フ
ランジ9Aまたは9Bの側面には長穴9Fが開口して設
けてあり、該穴9Fは内筒表示体8のミゾカム36に対
応する位置に所望の穴が開口させてある。
モータフレーム21またはサイドフレーム22には外筒
検出スイッチ40と41と、内筒検出スイッチ42と4
3が任意の方法で固定してある。外筒検出スイッチ40
と41は外筒表示体9のミゾカム39に対応する位置に
取付けてある。内筒検出スイッチ42と43は上記の長
穴9Fを貫通して内筒表示体8のミゾカム36に対応す
るように構成してある。
外筒駆動歯車27の側面にはミゾカム27Aがエンドレ
ス状に設けてあり、内筒駆動歯車28の側面にはミゾカ
ム28Aがエンドレス状に設けてある。
第6図はサイドキャップ10を除去した表示機1の側面
図であって、一部を切欠して図示してある。図において
既に説明した部分には同一符号を付してある。
サイドキャップ10を除去した照明部材取出孔12内に
は、ヘッドソケット17、入力側ソケット17A、電線
19を接続したプラグ20等が露呈される。上記したス
リーブ31は説明の都合上、その断面を図示してある。
スリーブ31の内輪にはその4ケ所にキー突起31B、
31C、31Dおよび31Eが直線方向に設けてある。
そのうちの3ケ所のキー突起31B、31Cおよび31
Dは断面が半円形に突起し、ソケット15のキーミゾ1
5A、15Bおよび15Cと、ガイドブラケット14A
と、ヘッドソケット17のキーミゾ17B、17Cおよ
び17Dに摺動可能に嵌合するように構成してある。ス
リーブ31のキー突起31Eは断面が角形に突起し、ソ
ケット15のキーミゾ15Dと、ガイドブラケット14
Bおよびヘッドソケット17のキーミゾ17Eに摺動可
能に嵌合するように構成してある。したがって、照明部
材16等を挿入したときにはその光が両面の表示窓7A
方向に照射するように構成してある。そして、プラグ2
0を入力側ソケット17Aから外し、ヘッドソケット1
7を軸線方向に引出すと該ソケット17とソケット15
に嵌着した照明部材16がガイドブラケット14A、1
4Bと共に照明部材取出孔12から機外へ取出せるよう
に構成してあり、照明部材16等を取外して交換できる
ように構成してある。
吸盤3はボルト44とナット45によりベース2に固定
してある。
第7図は外筒表示体9等の駆動側面の説明図であって、
説明の都合上、内筒表示体8のミゾカム36、外筒表示
体9のミゾカム39、検出スイッチ40、41、42お
よび43等を駆動側に図示し、モータ25と26は軸断
面だけを図示してある。
第5図に示すモータフレーム21の内面には回転検出ス
イッチ46と47がビス48によって取付けてある。ま
た、該フレーム21の内面にはロックレバー49と50
が軸51と52によって回動可能に固定してある。該レ
バー49と50には突出した楔入部49Aと50Aが設
けてあり、さらにその側面に突出するガイドピン49B
と50Bが設けてある。
ロックレバー49のガイドピン49Bは外筒駆動歯車2
7のミゾカム27Aに遊嵌させてある。ロックレバー5
0のガイドピン50Bは内筒駆動歯車28のミゾカム2
8Aに遊嵌させてある。
外筒駆動歯車27と内筒駆動歯車28の外周には適宜な
歯数を有する有歯部27B、28Bと、歯切りのない円
板部27Cと28Cが設けてある。
外筒表示体9の従動歯車38の外周面には第8図に示す
3ケ所の欠歯部38A、38Bおよび38Cが中心角6
0度づつの位置に設けてある。該欠歯部38Aと38B
間および38Bと38C間は適宜な歯数を有する有歯部
38Dと38Eが設けてある。そして欠歯部38Aと3
8C間の外周は歯車を除去して無歯部38Fとなってい
る。
従動歯車38には外筒駆動歯車27が係合するように構
成してある。該駆動歯車27の円板部27Cの外周は従
動歯車38の欠歯部38A、38Bおよび38Cのいず
れにも回動可能に楔入できる半径を有している。そし
て、該円板部27Cの外周が従動歯車38の欠歯部38
A、38Bおよび38Cのいずれかの1ケ所に楔入的に
相対したときには、外筒表示体9はロックされた状態と
なり回転できない。この状態においては、外筒駆動歯車
27のミゾカム27Aがロックレバー49のガイドピン
49Bを従動歯車38方向に押上げ該レバー49の楔入
部49Aが従動歯車38の欠歯部38A内に楔入するよ
うに構成してあるので、この状態においては外筒表示体
9は動作できない。また、この状態ではロックレバー4
9の先端が回転検出スイッチ46に作用しないように構
成してある。
モータ25と共に外筒駆動歯車27が回転し、該歯車2
7の有歯部27Bが従動歯車38の有歯部38Dまたは
38Eに噛合う位置に至る間に、外筒駆動歯車27のミ
ゾカム27Aがロックレバー49のガイドピン49Bを
押下げ該レバー49の楔入部49Aが従動歯車38の欠
歯部38A等から抜け出すとともにロックレバー49の
先端が回転検出スイッチ46に作用して該スイッチ46
をオンまたはオフとし、外筒駆動歯車27の有歯部27
Bと従動歯車38の有歯部38Dまたは38Eが噛合っ
て両歯車27と38が相対的に回転するように構成して
ある(第8図に示す)。
相対的回転が進行し両歯車27と38の有歯部27と3
8Dまたは38Eの噛合いが放れる状態に至りさらに回
転が進むと、外筒駆動歯車27の円板部27Cの外周面
が従動歯車38の欠歯部38Bに楔入的に入りこむとと
もに外筒駆動歯車27のミゾカム27Aがロックレバー
49のガイドピン49Bを押上げ該レバー49の楔入部
49Aが従動歯車38の欠歯部38B部に楔入し、回転
検出スイッチ46がオフまたはオンとなるように構成し
てある(第9図に示す)。
そして、外筒駆動歯車27の1回転中に外筒表示体9が
角度60度歩進回転して停止するように構成してある。
外筒表示体9のミゾカム39には、外筒検出スイッチ4
0だけをオフまたはオンにする外ミゾ39Aを設けた場
所と、外筒検出スイッチ40と41の両方をオフまたは
オンにする両ミゾ39Bの場所と、外筒検出スイッチ4
1だけをオフまたはオンにする内ミゾ39Cの場所が設
けてある。
外筒表示体9の開口部9Eが両面の表示窓7Aに相対し
てあるときには、ミゾカム39の内ミゾ39Cが外筒検
出スイッチ41だけに作用する位置にあるように構成し
てある。この状態では、外部より透明カバー6を介して
表示窓7Aと外筒表示体9の開口部9E内に内筒表示体
8の表示面を両面で視認することができる(第2図に示
す)。
モータ25の回転と共に外筒駆動歯車27が1回転する
間に外筒表示体9が角度60度回転して停止すると、ミ
ゾカム39の両ミゾ39Bが外筒検出スイッチ40と4
1の両方に作用する位置にくるように構成してある。こ
の状態では、両面の表示窓7A内において内筒表示体8
の表示前面を外筒表示体9の表示板9Cと9Dの前半分
(角度60度分)の表示板面が被覆し(第9図参照)、
外部より透明カバー6を介して両面の表示窓7A内に外
筒表示体9の前半分の表示面を視認することができる。
該表示面には例えば白地に紺色または赤色の文字で「回
送」の表示が印刷してある(この表示面を以下の説明で
は「回送表示面」という)。
さらに、モータ25と共に外筒駆動歯車27が1回転す
る間に外筒表示体9がさらに角度60度回動して停止す
ると、ミゾカム39の外ミゾ39Aが外筒検出スイッチ
40だけ上作用する位置にくるように構成してある。こ
の状態では、外部より透明カバー6を介して両面の表示
窓7A内に外筒表示体9の後半分(角度60度分)の表
示面(第10図参照)を視認することができる。該表示
面には、例えば白地に紺色文字あるいは紺地に白ヌキ文
字で「貸切」または「予約」の表示が印刷してある(こ
の表示面を以下の説明では「貸切表示面」という)。
さらに、モータ25と共に外筒駆動歯車27が上記回転
と同方向に回転しようとすると、該歯車27が従動歯車
38の無歯部38Fに相対するので外筒表示体9は回転
できないようになっている。しかし、この状態からモー
タ25と共に外筒駆動歯車27が逆回転をすると、該歯
車27の1逆回転につき角度60度づつ外筒表示体9が
逆回動し、外筒駆動歯車27が2逆回転すると外筒表示
体9の開口部9Eが両面の表示窓7Aに相対する位置に
きて停止するように構成してある。そして、モータ25
がそれ以上逆回転しようとすると外筒駆動歯車27が従
動歯車38の無歯部38Fに相対して外筒表示体9が回
転できないようにしてある。
第11図と第12図は内筒表示体8等の動作説明図であ
って、外筒表示体9はその断面を図示し駆動部材等は省
略してある。
内筒表示体8の従動歯車37の外周の6等分の位置には
欠歯部37A、37B、37C、37D、37Eおよび
37Fが設けてあり、各欠歯部間は適宜な歯数を有する
有歯部37Gが設けてある。
内筒駆動歯車28の円板部28Cの外周は内筒表示体8
の従動歯車37の欠歯部37Aないし37Fのいずれに
も回動可能に楔入できる半径を有している。そして、該
円板部28Cが従動歯車37の欠歯部37A等のいずれ
かの1か所に楔入的に相対したときには、内筒表示体8
はロックされた状態となり回転できない。この状態のと
きに、内筒駆動歯車28のミゾカム28Aがロックレバ
ー50のガイドピン50Bを従動歯車37方向に押上げ
該レバー50の楔入部50Aが従動歯車37の欠歯部3
7A内に楔入するように構成してあるので内筒表示体8
は動作できない。また、この状態のときにロックレバー
50の先端が回転検出スイッチ47に作用できないよう
に構成してある。
モーター26と共に内筒駆動歯車28が回転し、該歯車
28の有歯部28Bが従動歯車37の有歯部37Gに噛
合う位置に至る間に、内筒駆動歯車28のミゾカム28
Aがロックレバー50のガイドピン50Bを押下げるの
で該レバー50の楔入部50Aが従動歯車37の欠歯部
37A等から抜け出すとともにロックレバー50の先端
が回転検出スイッチ47に作用して該スイッチ47をオ
ンまたはオフとし、内筒駆動歯車28の有歯部28と従
動歯車37の有歯部37Gが噛合って両歯車28と37
が相対的に回転するように構成してある(第12図は2
歩進途中を示す)。
相対的回転が進行し両歯車28と37の有歯部28Bと
37Gの噛合いが放れる状態に至りさらに回転が進む
と、内筒駆動歯車28の円板部27Cの外周面が従動歯
車37の欠歯部37B等に楔入的に入りこむとともに内
筒駆動歯車のミゾカム28Aがロックレバー50のガイ
ドピン50Bを押上げ該レバー50の楔入部50Aが従
動歯車37の欠歯部37B等に楔入し、回転検出スイッ
チ47がオフまたはオンとなるように構成してあり、内
筒駆動歯車28の1回転中に内筒表示体8が角度60度
歩進回転して停止するように構成してある。
内筒表示体8のミゾカム36には、内筒検出スイッチ4
2だけをオフまたはオンにする外ミゾ36Aを設けた場
所と、内筒検出スイッチ42と43の両方をオフまたは
オンにする両ミゾ36Bの場所と、外筒検出スイッチ4
3だけをオフまたはオンにする内ミゾ36Cの場所が設
けてある。
ミゾカム36の外ミゾ36Aが内筒検出スイッチ42だ
けに作用する位置にあるときには、内筒表示体8のA表
示面8Eが両面の表示窓7A内に現われるように構成し
てある。例えば、該表示面8Eには紺色地に黄色の文字
で「迎車」と表示してある(以下に「迎車表示面8E」
という)。
モータ25の回転と共に内筒駆動歯車28が1回転する
間に内筒表示体8が角度60度歩進回転して停止する
と、ミゾカム36の両ミゾ36Bが内筒検出スイッチ4
2と43の両方に作用する位置にくるように構成してあ
る。このときには両面の表示窓7A内に内筒表示体8の
B表示面8Fが出現するように構成してある。例えば該
表示面8Fには白地に赤文字または赤地に白ヌキで「空
車」と表示してある(以下の説明では該表示面8Fを
「空車表示面8F」という)。
さらに、モータ26と共に内筒駆動歯車28が1回転す
る間に内筒表示体8が角度60度歩進回転して停止する
と、ミゾカム36の内ミゾ36Cが内筒検出スイッチ4
3だけに作用する位置にくるように構成してある。この
ときには両面の表示窓7A内に内筒表示体8のC表示面
8Gが出現するように構成してある。例えば該表示面8
Gには白地に無文字、あるいは白地に青文字で「乗客」
または「実走」等の所望の文字あるいは数字が印刷して
ある(以下の説明では該表示面8Gを「実車表示面8
G」という)。
表示窓7A内に実車表示面8Gが出現してモータ26が
回転停止すると、後で詳しく説明する表示コントローラ
100の制御回路がその表示位置を検出してモータ26
を逆転させるように構成してある。
第13図は、表示機1をタクシー車200に実装したと
きの接続等を示すものであって、タクシー車200には
バッテリー201、非常灯スイッチ202、スモールラ
ンプスイッチ203、エンジンキースイッチ204、タ
クシーメータ器206、室内表示機207およびサイン
コントローラ208が装備してある。バッテリー201
とサインコントローラ208、非常灯スイッチ202、
エンジンキースイッチ204間は図示を省略した配線で
接続されている。また、上記各スイッチ202、203
および204の出力側の配線209等はサインコントロ
ーラ208に接続し、該コントローラ208とタクシー
メータ器205間は配線210等によって接続してあ
る。タクシーメータ器205は空車押ボタン211、迎
車押ボタン212および賃送押ボタン213等を備えて
いる。
表示1はベース2に取付けた複数の吸盤3の吸着面には
吸着剤等を塗付してタクシー車200の屋上その他所望
の場所に吸接着して固定する。
表示コントローラ100とスイッチボックス101はタ
クシー車200の車室内の所望の場所に任意の方法で設
置する。
スイッチボックス101には回送スイッチ102、貸切
スイッチ103および復帰スイッチ104が設けてあ
る。該スイッチ102、103および104はロックレ
リーズ式の3連プッシュスイッチを使用してある。
スイッチボックス101と表示コントローラ100間は
複数線の配線105によって接続する。バッテリー20
1の配線106は表示コントローラ100に接続させ
る。
タクシーメータ器205の空車、迎車および賃走等の押
ボタンスイッチ211、212および213の信号は配
線210およびサインコントローラ208を介して複数
線の配線107に出力され表示コントローラ100に入
力するように接続してある。表示コントローラ100の
複数線の出力側配線108ないし121は表示1の所定
の電気部材と接続させてある。
第14図は、表示コントローラ100内の構成をブロッ
ク的に図示した説明図である。
表示コントローラ100内にはインターフェイス122
と123、信号変換回路124と125、位置検出比較
回路126と127、モータ制御回路128と129、
モータ駆動回路130と131、照明制御回路132、
インバータ回路133、切換スイッチ134および防犯
灯点滅回路135等が内蔵してある。これらの各回路に
使用される回路部材としては、集積回路、トランジス
タ、フォトカプラ、ダイオード、リレー、抵抗、コンデ
ンサ、ノイズフィルタおよびインバータ回路等をプリン
ト基板に配装して使用する。
符号136、137、138および139は電気配線を
接続するコネクタである。既に説明した部材については
同一符号を付して説明を省略する。また、一部の配線に
ついては第13図と異なる図示をしてある。
タクシーメータ器205の空車押ボタン211がオンの
ときにサインコントローラ208から信号(電圧)が出
力される配線107Aと、迎車押ボタン212がオンの
ときに信号が出力される配線107Bと、賃走押ボタン
213等がオンのときに信号が出力される配線107C
等は表示コントローラ100内のインターフェイス12
2に接続させてある。
スモールランプスイッチ203の出力側に接続した配線
209Aはサインコントローラ208を介して照明制御
回路132に接続させてある。
イグニッションキースイッチ204の出力側に接続した
配線209Bはサインコントローラ208を介して照明
制御回路132と防犯灯点滅回路135に接続させてあ
る。
スイッチボックス101内の回送スイッチ102と貸切
スイッチ103の出力側に接続した配線105Aと10
5Bはインターフェイス123に接続させてある。
非常灯スイッチ202の出力側に接続した配線209C
は照明制御回路132に接続させてある。
自動車バッテリ電源201に接続した配線106はサイ
ンコントローラ208を介して表示コントローラ100
に接続し、表示コントローラ100内の各回路122〜
135等に電圧を供給するように構成してある。電源2
01に接続した配線106はコネクタ139を介して電
線108と接続し、該配線108は表示機1内の防犯灯
13と、各検出スイッチ40、41、42、43、46
および47等のそれぞれに接続させてある。
表示機1内の外筒検出スイッチ40に接続した配線11
6と外筒検出スイッチ41に接続した配線118は、コ
ネクタ139を介して表示コントローラ100内の位置
検出比較回路127とモータ制御回路129に接続させ
てある。
回転検出スイッチ46に接続した配線117とモータ2
8に接続した配線114と115はモータ駆動回路13
1に接続させてある。
内筒検出スイッチ42に接続した配線109と内筒検出
スイッチ43に接続した配線113は位置検出比較回路
126とモータ制御回路128に接続させてある。
回転検出スイッチ47に接続した配線110とモータ2
6に接続した配線111と112はモータ駆動回路13
0に接続させてある。
インバータ回路133の出力側に接続した配線119と
120は照明部材16に接続させてある。
防犯灯点滅回路135の出力側に接続した配線121は
防犯灯13に接続させてある。
表示コントローラ100内のインターフェイス122と
123および照明制御回路132間は信号線140によ
って接続され入力信号の位置関係を調べ、入力信号の状
態に応じた信号を出力するように構成してある。
スモールランプスイッチ203がオンのときには照明制
御回路132が信号線141に点灯信号を出力しインバ
ータ回路133に入力するので、該回路133が点灯電
圧(例えば70KHZの高周波電圧等)を出力し照明部
材16が点灯するように構成してある。
照明部材16が点灯時に、非常灯スイッチ202がオン
になると、照明制御回路132が信号線141に対する
点灯信号の出力を停止するとともに該回路132が信号
線142に点灯信号を出力し防犯灯点滅回路135に入
力するので該点滅回路135が点滅信号(例えば1秒間
隔のオン・オフ信号等)を出力し防犯灯13が点滅をく
りかえすように構成してある。非常灯スイッチ202を
オフにすると元の状態に復帰する。
タクシーメータ器205の賃送押ボタン213をオンに
すると、その信号がサインコントローラ208と信号線
107Cを介してインターフェイス122に入力するの
で、該回路122は賃送押ボタンから発生した信号(以
下に賃走信号という)をアイソレーションして入力レベ
ルを合わせ、信号線143、144および140に該信
号を出力する。同様にして、空車押ボタン211をオン
にすると信号線107Aを介して空車信号がインターフ
ェイス122に入力し、迎車押ボタン212をオンにす
ると信号線107Bを介して迎車信号がインターフェイ
ス122に入力するようになっている。
回送スイッチ102をオンにすると信号線105Aを介
して回送信号がインターフェイス123に入力し、貸切
スイッチ103をオンにすると信号線105Bを介して
貸切信号がインターフェイス123に入力する。該信号
がインターフェイス123に入力すると、該回路123
はインターフェイス12内の受付信号内容を検出してイ
ンターフェイス123が表示を賃走に切り替える信号
(強制切換信号)を出力し信号線140を介してインタ
ーフェイス122と照明制御回路132に入力するとと
もに、信号線145を介して回送信号等を信号変換回路
125に入力し、信号線146を介してモータ制御路1
29に入力させるように構成してある。
信号変換回路124と125は、入力信号を2進数に変
換する機能を有し、該回路124の出力信号線147は
位置検出比較回路126に接続し、信号変換回路125
の出力信号線148は位置検出比較回路127に接続さ
せてある。該比較回路127の出力信号線150はモー
タ駆動回路131に接続させてある。位置検出比較回路
126の出力信号線149はモータ駆動回路130に入
力させてある。モータ駆動回路130とモータ制御回路
128は信号線151によって接続し、モータ制御回路
129とモータ駆動回路131は信号線152によって
接続させてある。
回送スイッチ102(または貸切スイッチ103)がオ
ンのときには、インターフェイス123が出力する強制
切換信号がインターフェイス122に入力するので該回
路122はサインコントローラ208を介し入力してい
る信号に係わらず表示を賃走に切換える信号を出力し信
号変換回路124を介して位置検出比較回路126に入
力するとともに信号線144を介してモータ制御回路1
28に信号を入力するように構成してある。
位置検出比較回路126は入力信号と内筒検出スイッチ
42と43が検出している内容を比較しモータ駆動回路
130に信号を出力する。同時にモータ制御回路128
は入力信号と内筒検出スイッチ42と43の検出内容を
比較し、モータ26を正回転させるか逆回転させるかを
制御する信号を出力し信号線151を介してモータ駆動
回路130に入力するので該回路130が正転か逆転の
極性を定めた電圧を配線111と112に出力しモータ
26が回転するように構成してある。そして、位置検出
比較回路126内において入力信号と内筒検出スイッチ
42と43の内容が一致すると該比較回路126のモー
タ駆動指令信号が出力停止される。しかし回転検出スイ
ッチ47がオンの間モータ26は回転を続け該スイッチ
47がオフになるとモータ26が停止するように構成し
てある。
これと同時にインターフェイス123が出力する回送信
号が信号線146を通ってモータ制御回路129に入力
するとともに信号線145と信号変換回路125および
信号線148を介して位置検出回路127に入力するの
で、該検出回路127が入力信号と外筒検出スイッチ4
0と41の検出内容を比較しモータ駆動回路131にモ
ータ駆動信号を出力する。これと同時にモータ制御回路
128は入力信号と外筒検出スイッチ40と41の検出
内容を比較し、モータ25を正回転させるか逆回転させ
るかを制御する信号を出力し信号線152を介してモー
タ駆動回路131に入力するので該回路131が正転か
逆転の極性を定めた電圧を配線114と115に出力し
モータ25が回転するように構成してある。そして、位
置検出比較回路127において入力信号と外筒検出スイ
ッチ40と41の内容が一致すると該比較回路127が
モータ25を駆動させる信号の出力を停止する。しか
し、回転検出スイッチがオンの間はモータ25が回転を
続け、該スイッチがオフになるとモータ25が停止する
ように構成してある。
上記したように、回送スイッチ102をオンにするとモ
ータ25と26が回転し、第1図に示す表示窓7A内に
おいて内筒表示体8が歩進回転して該表示体8の実車表
示面8Gが表示された状態のときにモータ26が停止
し、該表示面8Gの前面に外筒表示体9の表示板9Cと
9Dが回動してきて被覆し該表示板9Cと9Dの「回送
表示面」が表示窓7A内に出現してモータ25が回転を
停止するように構成してある。このときに、照明部材1
6が点灯したときには、その光が内筒表示体8の実車表
示面8Gを透過して外筒表示体9の表示板9Cと9Dの
内面を照射するので該表示面9Cと9Dの表示が電飾表
示されるようになっている。
外筒表示体9の「回送表示面」または「貸切表示面」が
表示窓7A内に表示されているときにタクシーメータ器
205の空車、迎車等の押ボタンスイッチ211および
212等をオン・オフしても表示窓7A内の表示を変更
できないように構成してある。
スイッチボックス101内の回送スイッチ102と貸切
スイッチ103がともにオフのときには、外筒表示体9
の開口部(表示窓)9Eが表示窓7Aに開口しているよ
うに構成してあるので、このときには表示窓7A内に内
筒表示体8の表示面8F等が外部より視認できる。
回送スイッチ102と貸切スイッチ103がともにオフ
のときにタクシーメータ器205の各押ボタンスイッチ
211、212および213等を操作して内筒表示体8
を正逆に歩進回動させて所望の表示面を表示窓7Aに出
現停止できるように構成してある。
表示窓7A内に実車表示面8Gが出現して停止したとき
には、サインコントローラ208を介して賃走信号がイ
ンターフェイス122に入力し、該回路122が出力す
る信号が信号線140を介して照明制御回路132に入
力するので該制御回路132が信号線141に対する点
灯信号の出力を停止するように構成してあるので照明部
材16は点灯できない。しかし、スイッチ134がオン
(またはオフ)のときには、賃走信号が入力したときで
も照明部16が点灯できるように構成してある。
本発明は上記したように構成してあるので使用に際して
は、表示機1を対物取付部材3(例えば図に示す吸盤
3)によってタクシー車屋上等に吸接着させて取付け、
タクシー車室内の所望の場所に表示コントローラ100
とスイッチボックス101を取付け、表示機1、スイッ
チボックス101、サインコントローラ208等と表示
コントローラ100間に所定の配線を施しイグニッショ
ンキースイッチ204をオンにするとタクシー車が走行
可能となる。このときには一般的にタクシーメータ器2
05は空車押ボタン211がオンの状態であり、表示機
1の表示窓7Aに内筒表示体の空車表示面8Fが出現し
ている。このとき内筒表示体8のミゾカム36の両ミゾ
36Aが内筒検出スイッチ42と43に相対して共にオ
ンまたはオフにしている。
タクシーメータ器205の賃走押ボタン213をオンに
すると、上記に説明したようにモータ26とともに内筒
駆動歯車28が回転し、該歯車28のミゾカム28Aの
作用でロックレバー50の楔入部50Aが従動歯車37
の欠歯部37A等から抜け出し続いて内筒駆動歯車28
の有歯部28Bが従動歯車37の有歯部37Gに噛合っ
て相対に回転し、内筒表示体8が角度60度歩進回転す
ると内筒駆動歯車28の円板部28Cの外周が従動歯車
37の欠歯部37B等の1か所に相対するとともにミゾ
カム28Aの作用によりロックレバー50の楔入部50
Aが従動歯車37の欠歯部37Bに楔入する。この歩進
回路によって内筒表示体8のミゾカム36の内ミゾ36
Cが内筒検出スイッチ42と43に相対して該スイッチ
43がオフ・42がオンの状態となりその信号が位置検
出回路126とモータ制御回路128に入力して入力信
号と比較し一致するとモータ駆動信号が出力が停止する
ので内筒検出スイッチ47がオフになったときにモータ
26が回転停止し、表示窓7A内に内筒表示体8の実車
表示面8Gが出現して停止する。
タクシーメータ器205の空車押ボタン211をオンに
するとモータ26が逆回転して表示窓7A内に空車表示
面8Fが出現して停止する。
また、タクシーメータ器205の迎車押ボタン212を
オンにするとモータ26がさらに逆回転して表示窓7A
に迎車表示面8Eが出現して停止する。
スイッチボックス101内の回送スイッチ102をオン
にするとモータ25と26が回転し表示窓7A内に内筒
表示体8の実車表示面8Gが出現し、その前面を外筒表
示体9の表示板9Cと9Dが被覆し表示窓7A内に回送
の表示が出現して停止する。
貸切スイッチ103をオンにするとモータ25が回転し
表示窓7A内に貸切りまたは予約の表示が出現する。こ
の状態から貸切スイッチ103と回送スイッチ102を
共にオフにするとモータ25が逆回転して表示窓7A内
に外筒表示体9の開口部(表示窓)9Eが出現して停止
し、モータ26が回転してタクシーメータ器205によ
って指示された表示面が表示窓7A内に出現して停止す
る。
本発明は上記したように構成され、タクシーメータ器2
05およびスイッチボックス101の押ボタンスイッチ
操作に連動して所望の表示に切り替わるようになってお
り、メンテナンスに際しては透明カバー6の側面のサイ
ドキャップ10を取外し照明部材取出穴から軸線方向に
照明部材を引出して部品交換できるように実用化してあ
り、さらに、表示機1のベース2の上に可変表示部4と
看板5を並設して取付け、照明部材16によって可変表
示部4と看板5を内照するように構成したことによって
頭書に記載の本発明の目的を確実に達成できた。
なお、内筒および外筒の検出スイッチ40〜43と回転
検出スイッチ46、47等を光センサあるいは磁気スイ
ッチ等に変更できることは言うまでもない。また、配線
方法と回路設計および表示内容等については特許請求の
範囲を逸脱しない限りにおいて変更は自由である。
上記実施例においては、照明部材16として螢光灯を例
示して説明したが、これに代えてランプ等を使用するこ
とは自由であり、ヘッドソケット17とガイドレール1
4Aと14Bおよびソケット15間にソケットを増設し
て可変表示部4を内照する照明灯と看板5を内照する照
明灯を設けて別々に点滅させるなどの設計変更は任意に
できる。
また上記実施例では、主としてタクシー空車実車表示機
について説明したが本発明はこれに限定されるものでは
なく、片面表示または両面表示の多面表示体相互回動式
の表示機として、看板並設型の表示機として頭書に記載
の目的を達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は全体説明
上の総括的外観説明図。第2図は看板を取外した正面説
明図。第3図は看板を取外した上面説明図。第4図は看
板を取外した側面説明図。第5図は可変表示部の機構部
分の断面説明図。第6図はサイドキャップを取外した側
面の一部を切欠した側面説明図。第7図は可変表示部の
側断面の駆動機構を示す説明図。第8図乃至第10図は
外筒表示体だけの駆動態様を示す外筒動作説明図。第1
1図と第12図は内筒表示体の駆動態様を説明する内筒
動作説明図。第13図は全体説明上の総括的取付配線系
統の説明図。第14図は作動・検出および制御系統の機
能ブロック的配線説明図。 符号の説明 1……多面表示体相互回動式の表示装置(タクシー空車
実車表示機または表示機)。2……ベース。3……耐物
取付部材(吸盤)。4……可変表示部。5……看板。6
……透明カバー。7……表示カバー。8……内筒表示
体。9……外筒表示体。10……キャップ。11……ネ
ジ。 13……防犯灯。14A、14B……ガイドブラケッ
ト。15……ソケット。16……照明部材。17……ヘ
ッドソケット。20……プラグ。21……モータフレー
ム。22……サイドフレーム。23……連結アーム。2
5、26……モータ。27……外筒駆動歯車。28……
内筒駆動歯車。29……支軸(スリーブ)。31……支
軸(スリーブ)。33、34……ガイドレール。36…
…ミゾガム。37、38……従動歯車。39……ミゾカ
ム。40、41……外筒検出スイッチ。42、43……
内筒検出スイッチ。46、47……回転検出スイッチ。
49、50……ロックレバー。51、52……軸。 100……表示コントローラ。101……スイッチボッ
クス。102……回送スイッチ。103……貸切スイッ
チ。104……復帰スイッチ。 122、123……インターフェイス。124、125
……信号変換回路。126、127……位置検出比較回
路。128、129……モータ制御回路。130、13
1……モータ駆動回路。132……照明制御回路。13
3……インバータ回路。135……防犯灯点滅回路。1
36〜139……コネクタ。 200……タクシー車。201……電源(バッテリ
ー)。202……非常灯スイッチ。203……スモール
ランプスイッチ。204……イグニッションキースイッ
チ(エンジンキースイッチ)。205……タクシーメー
タ器。207……室内表示器。208……サインコント
ローラ。211……空車押ボタン。212……迎車押ボ
タン。213……賃走押ボタン。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物取付部材を備えたベース上に組付けら
    れた機構部フレームと、該フレームの穴に同芯に組付け
    られた円筒状支軸をつなぐガイドレールと、表示面が異
    なる回転半径を有して上記支軸に相互回転可能に嵌装し
    た内筒表示回転体および表示面の一部に開口部を有する
    外筒表示回転体と、両表示回転体の歯車に係合してそれ
    ぞれを正逆定角度歩進回転させる駆動機構と、両表示回
    転体に係合する表示位置検出機構と、照明部材出入部と
    表示窓を有して機構部を被覆するカバーと、駆動部材と
    表示位置検出部材および複数のスイッチ等に電気的に接
    続した制御回路部とから成り、スイッチ操作によってカ
    バーの表示窓内に外筒表示回転体の開口部が出現したと
    きに内筒の表示面が外部より視認可能となるように構成
    したことを特徴とする多面表示体相互回動式の表示装
    置。
  2. 【請求項2】外筒表示回転体の表示面がカバーの表示窓
    内に出現したときに、その表示裏側に内筒表示回転体の
    特定の表示面が位置するように構成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の多面表示体相互回動式
    の表示装置。
  3. 【請求項3】内筒と外筒の表示面が少なくとも「空車」
    と「回送」の印刷表示面を有することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項と第2項に記載の多面表示体相互回動
    式の表示装置。
  4. 【請求項4】スイッチの全部または一部がタクシーメー
    タ器に含まれて成り、該スイッチの操作に連動してカバ
    ーの表示窓内に指定の表示が出現するように構成したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項に記
    載の多面表示体相互回動式の表示装置。
  5. 【請求項5】照明部材が支軸内とガイドレール間を通っ
    て軸線方向に挿入され、点灯時に表示面が内照されるよ
    うに構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第4項に記載の多面表示体相互回動式の表示装置。
  6. 【請求項6】ベース上に固定した機構部フレームの穴と
    同芯に組付けられた円筒状支軸をつなぐガイドレール
    と、照明部材出入部と表示窓を有して機構部を被覆する
    カバーと、表示窓に出現した表示面が可変する回転表示
    機構と、支軸内とガイドレール間を通って軸線方向に挿
    入されて機構部より突出た状態に支持された照明部材露
    出部と、該露出部を被覆してベースに固定した任意形状
    の看板とから成り、点灯時に表示窓内の表示面と看板が
    同一の照明部材によって内照されるように構成したこと
    を特徴とする多面表示体相互回動式の表示装置。
  7. 【請求項7】耐水キャップ付の取出穴を設けて機構部カ
    バーと照明部材露出部を被覆してベースに固定した透明
    な耐水カバーと、該透明カバー内の照明部材露出部上を
    被覆する看板を取付けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第6項に記載の多面表示体相互回動式の表示装置。
  8. 【請求項8】ガイドレール上において照明部材をスライ
    ドさせて取出穴より機外に排出できるように構成したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第6項と第7項に記載の
    多面表示体相互回動式の表示装置。
  9. 【請求項9】透明カバー内のベース上に赤色防犯灯を取
    付け、該防犯灯と照明部材およびスイッチ等に接続した
    制御回路とから成り、スイッチ操作によって防犯灯が点
    滅したときには回転表示機構部等の照明が消灯するよう
    に構成したことを特徴とする特許請求の範囲第7項と第
    8項に記載の多面表示体相互回動式の表示装置。
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