JPH06142566A - ブレ防止システム - Google Patents

ブレ防止システム

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Publication number
JPH06142566A
JPH06142566A JP32231792A JP32231792A JPH06142566A JP H06142566 A JPH06142566 A JP H06142566A JP 32231792 A JP32231792 A JP 32231792A JP 32231792 A JP32231792 A JP 32231792A JP H06142566 A JPH06142566 A JP H06142566A
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JP
Japan
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fixed
endless
pinching
work
pulley
Prior art date
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Pending
Application number
JP32231792A
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English (en)
Inventor
Shigeo Fukuda
成男 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWAGUCHI SPRING SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KAWAGUCHI SPRING SEISAKUSHO KK
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Publication date
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  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】被塗装物に対してムラの無い完全塗装を施すこ
とができる自動塗装装置におけるワーク固定具のブレ防
止システムを提供する。 【構成】ワークAを固定するのワーク固定具Bを無端チ
ェーンに立設させて複数の工程ブロックを自走する様に
配設した自動搬送ラインと、自動搬送ラインと並行に配
設され自動搬送ラインの搬送方向と逆方向に廻動する無
端同調ベルト2と、無端同調ベルトを周接させた挟圧用
滑車3aを夫々設けた複数組の挟圧機構3とから成る自
動塗装装置であって、挟圧用滑車を中心軸へ軸着し、中
心軸は中間枢動部材3cへ貫設固定し、中間枢動部材は
固定基板3eへ枢動自在に固着すると共に一端を固定基
板に接続固着された弾性部材3fの他端を接続固着させ
た挟圧機構の働きによりワーク固定具のブレを皆無とす
るよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動塗装ラインの無端
チェーンに立設したワーク固定具にワークを固定し、該
ワークに自動的に塗料を塗装する所謂チェーン式搬送ラ
インを用いた自動塗装装置におけるワーク固定具のブレ
を防止するブレ防止システムに関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】ワークを夫々固定する複数の
ワーク固定具を回動自在に且つ間隔を有して無端チェー
ンに立設さて複数の工程ブロックを自走する自動搬送ラ
インを形成し、前記ワークに自動的に塗料を塗布する所
謂チェーン式搬送ラインを用いた自動塗装装置において
従来より重要な問題と成っているのは、塗装にムラが生
じることであり、如何にしてムラ無く塗装を施せるか、
即ち如何にして塗装精度を向上させるかと言う点であ
る。
【0003】ワークは自動搬送ラインでワーク固定具に
固定されて搬送されて来るものであるが、この搬送に伴
いワーク固定具はブレを生じてしまう、塗装位置におい
てワーク固定具のブレは例え微小なブレであっても、主
に小物を塗装することが多いこの種のチェーン式搬送ラ
インを用いた自動塗装装置においては、塗装ムラを生じ
させる大きな原因となるため非常に問題と成っていた。
【0004】このブレを防止する手段として、例えば塗
装位置の自動搬送ライン近傍に配設したブレ防止手段で
ある挟圧機構の挟圧用滑車を塗装位置においてワークの
側方より当接させてカダ付きを防止する方法が一般的に
用いられているが、この種の挟圧用滑車は二個一組が夫
々相対的に同調するような構造であるため、二個一組の
挟圧用滑車とその隣の二個一組の挟圧用滑車とは若干遅
れて同調するため、その都度微小ながらワーク固定具は
ブレが生じ、塗装ムラを生じさせる大きな原因となるた
め解決が待ち望まれていた。
【0005】そこで、当該業界において、この微小なブ
レをも防止しムラの無い完全な塗装が行えるよう様々な
開発改良が施されているが、いまだ完全に解消されたも
のは無く、多分に改良の余地のあるものであった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述の問題点に鑑み、研鑽の
結果、ワーク固定具のブレを皆無とし、被塗装物に対し
てムラの無い完全塗装を施せるチェーン式搬送ラインを
用いた自動塗装装置におけるワーク固定具のブレ防止シ
ステムを提供するものである。
【0007】
【発明の構成】本発明の構成は、ワークを夫々固定する
複数のワーク固定具を無端チェーンに立設させて複数の
工程ブロックを自走する様に配設した自動搬送ライン
と、自動搬送ラインと並行に配設され自動搬送ラインの
搬送方向と逆方向に廻動する無端同調ベルトと、無端同
調ベルトを周接させた挟圧用滑車を夫々設けた複数組の
挟圧機構とから成る自動塗装装置であって、挟圧機構は
挟圧用滑車を中心軸へ軸着し、中心軸は中間枢動部材へ
貫設固定し、中間枢動部材は固定基板へ枢動自在に固着
すると共に一端を固定基板に接続固着された弾性部材の
他端を接続固着させた構成である。
【0008】そして、無端同調ベルトをワーク固定具と
挟圧用滑車とで挟圧周接させることによってワーク固定
具のブレを同調ベルトを介して挟圧用滑車で吸収するよ
うにしたものである。
【0009】
【発明の実施例】斯る目的を達成した本発明を以下実施
例の図面により具体的に説明する。
【0010】図1は本発明のブレ防止システムをチエー
ン式搬送ラインを用いた自動塗装装置に適用した時の概
要説明図であり、図2は本発明の挟圧機構の概要平面
図、図3は本発明の挟圧機構の概要正面図である。
【0011】本発明は、ワークAを夫々固定する複数の
ワーク固定具Bを回動自在に且つ間隔を有して無端チェ
ーン(図示せず)に立設させて複数の工程ブロック(一
部のみ図示)を自走する様に配設した自動搬送ライン1
と、前記複数の工程ブロックの任意の工程ブロック内を
前記自動搬送ライン1の一定長さと適宜間隔を有して並
行に配設され前記自動搬送ライン1の搬送方向(矢印に
て図示)と逆方向(矢印にて図示)へ廻動する無端同調
ベルト2と、該無端同調ベルト2を周接させた挟圧用滑
車3aを夫々設けた複数組の挟圧機構3とから成る自動
塗装装置であって、前記挟圧機構3は前記挟圧用滑車3
aを回転自在に中心軸3bへ軸着し、該中心軸3bは中
間枢動部材3cへ貫設固定し、該中間枢動部材3cは枢
動軸3dを介して固定基板3eへ枢動自在に固着すると
共に無端同調ベルト2方向へ弾性を付与する一端を前記
固定基板3eに接続固着された弾性部材3fの他端を接
続固着させて、前記無端同調ベルト2を前記ワーク固定
具Bと前記挟圧用滑車3aとで挟圧周接させることによ
って前記ワーク固定具Bのブレを前記同調ベルト2を介
して前記挟圧用滑車3aで吸収するようにしたものであ
る。
【0012】本発明の自動搬送ライン1は被塗装物であ
るワークAを無端チェーン(図示せず)に適宜間隔を有
して立設したワーク固定具Bに固定して、取付工程ブロ
ック.塗装工程ブロック.乾燥工程ブロック等の複数の
工程ブロックを自走するもので、前記塗装工程ブロック
Cにおいて前記ワークAに自動的に塗装を施すもので、
従来公知の所謂チェーン式搬送ラインを用いた自動塗装
装置に用いられる自動搬送ラインと基本的に同様の構造
のものである。
【0013】無端同調ベルト2は前記複数の工程ブロッ
ク(一部のみ図示)の任意の工程ブロック、即ちブレを
防止したい箇所で有れば何所に用いても構わないもので
あるが、本考案では本考案の目的に鑑みれば明白である
ように通常最もブレ防止を必要とする塗装工程ブロック
Cを廻動するもので、前記自動塗装ライン1とは通常廻
動時は接触せず前記ワーク固定具Bが搬送されて来た際
該ワーク固定具Bに接触するように間隔を有して並行に
配設され、図1に図示の如く、前記塗装工程ブロックC
における自動塗装ライン1の長さと並走し、自動搬送ラ
イン1の搬送方向(矢印にて図示)と逆方向(矢印にて
図示)へ廻動しているものである。
【0014】そして、前記無端同調ベルト2は前記塗装
工程ブロックCの長さに一列に複数個配設した夫々の挟
圧用滑車3aの側部へ夫々凹設したベルト周接部3a′
へ周接させたものである。
【0015】挟圧機構3は、図2.図3に図示の如く、
前記無端同調ベルト2を側部ベルト周接部3a′に周接
した挟圧用滑車3aと該挟圧用滑車3aを回転自在に軸
着する中心軸3bと、該中心軸3bへ貫設固定した中間
枢動部材3cと、該中間枢動部材3cを枢動軸3dを介
して枢動自在に固着した固定基板3eと、該固定基板3
eと前記中間枢動部材へ両端を夫々に接続固着して無端
同調ベルト2方向へ弾性を付与する弾性部材3fとから
成るものであり、前記中間枢動部材3cは平板状のもの
で、該中間枢動部材3cの前記中心軸3bが軸着されて
いる所が作用点、前記枢動軸3dが軸着されている所が
支点、弾性部材3fが接続固着されている所が力点と成
っており、即ち、てこの原理を利用した構造と成ってい
るものである。
【0016】前記弾性部材3fは、無端同調ベルト2の
廻動する力と均衡状態に有り挟圧用滑車3aを一定位置
に保持する働きをするものであり、本願ではコイルスプ
リングを用いているが、前記同様の働きを遂行出来るも
のであれば特に限定する必要は無いものである。
【0017】そして、自動搬送ライン1に搬送されて被
塗装物であるワークAを固定したワーク固定具Bが塗装
位置である塗装工程ブロックCにさしかかると該ワーク
固定具Bと前記無端同調ベルト2は接触し夫々逆方向に
回動しているため前記ワーク固定具Bと前記無端同調ベ
ルト2間に摩擦が生じさせるものである。
【0018】この摩擦は、自動搬送ライン1の方が前記
無端同調ベルト2よりも強い力により回動しているた
め、恰も無端同調ベルト2の廻動にブレーキを掛けるが
如く作用するものである。
【0019】即ち誇張して言えば、前記無端同調ベルト
2は前記ワーク固定具Bと接触した地点でその廻動をス
トップさせられたかのようになり、前記無端同調ベルト
2は前記ワーク固定具Bと接触した地点より廻動方向の
前方ではその廻動方向へ接触前と同様引張力が加わるの
に対して前記ワーク固定具Bと接触した地点より廻動方
向の後方において前記無端同調ベルト2は接触地点より
前方へ廻動しないため、そこに撓みが生じるものであ
る。
【0020】無端同調ベルト2に撓みが生じる事によ
り、前記挟圧用滑車3aを一定位置に保持していた、前
記弾性部材3fと無端同調ベルト2の廻動する力との均
衡状態は崩れ、無端同調ベルト2方向への弾性を有する
前記弾性部材3fと前述の如く構成された挟圧機構3の
働きにより、挟圧用滑車3aは図2の仮想線の如くワー
ク固定具Bの方向へ枢動し、この張用滑車3aの動きに
より、前記無端同調ベルト2を前記ワーク固定具Bと挟
圧用滑車3aとで挟圧周接させることになり、前記ワー
ク固定具Bのブレは前記同調ベルト2を介して前記挟圧
用滑車3aに吸収されるものである。
【0021】そして、前記ワーク固定具Bが前方へ動く
と、それに伴い撓みの発生する位置も前方へと移動する
が、前記塗装工程ブロックCの長さに一列に複数個配設
した挟圧機構3の挟圧用滑車3aは次々に夫々の挟圧用
滑車3aと相対的に同調して作用し同様の動きを繰り返
すものである。
【0022】そして、ワーク固定具Bが行き過ぎると、
該弾性部材3fは無端同調ベルト2の廻動する力と再度
均衡状態に戻り、挟圧用滑車3aを一定位置に保持する
働きを取り戻すものである。
【0023】
【発明の効果】本発明は前述の構成によって、ワークの
ブレを皆無とし、被塗装物に対してムラの無い完全塗装
を施せるチェーン式搬送ラインを用いた自動塗装装置に
おけるワーク固定具のブレ防止システムを提供する非常
に有意義な発明である。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のブレ防止システムをチエーン式
搬送ラインを用いた自動塗装装置に適用した時の概要説
明図である。
【図2】図2は本発明の挟圧機構の概要平面図である。
【図3】図3は本発明の挟圧機構の概側面図である。
【0025】
【符号の説明】
A ワーク B ワーク固定具 C 塗装工程ブロック 1 自動搬送ライン 2 無端同調ベルト 3 挟圧機構 3a 挟圧用滑車 3a′ ベルト周接部 3b 中心軸 3c 中間枢動部材 3d 枢動軸 3e 固定基板 3f 弾性部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを夫々固定する複数のワーク固定具
    を回動自在に且つ間隔を有して無端チェーンに立設させ
    て複数の工程ブロックを自走する様に配設した自動搬送
    ラインと、前記複数の工程ブロックの任意の工程ブロッ
    ク内を前記自動搬送ラインの一定長さと適宜間隔を有し
    て並行に配設され前記自動搬送ラインの搬送方向と逆方
    向へ廻動する無端同調ベルトと、該無端同調ベルトを周
    接させた挟圧用滑車を夫々設けた複数組の挟圧機構とか
    ら成る自動塗装装置であって、前記挟圧機構は前記挟圧
    用滑車を回転自在に中心軸へ軸着し、該中心軸は中間枢
    動部材へ貫設固定し、該中間枢動部材は枢動軸を介して
    固定基板へ枢動自在に固着すると共に無端同調ベルト方
    向へ弾性を付与する一端を前記固定基板に接続固着され
    た弾性部材の他端を接続固着させて、前記無端同調ベル
    トを前記ワーク固定具と前記挟圧用滑車とで挟圧周接さ
    せることによって前記ワーク固定具のブレを前記同調ベ
    ルトを介して前記挟圧用滑車で吸収するようにしたこと
    を特徴とするブレ防止システム。
JP32231792A 1992-11-09 1992-11-09 ブレ防止システム Pending JPH06142566A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107321532A (zh) * 2017-05-12 2017-11-07 赵晓琴 一种五金制作用铝合金窗高效烤漆装置
CN110918320A (zh) * 2019-12-06 2020-03-27 北京曲线智能装备有限公司 一种木门喷涂系统及其喷涂方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107321532A (zh) * 2017-05-12 2017-11-07 赵晓琴 一种五金制作用铝合金窗高效烤漆装置
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