JP2000326404A - フィルム着脱装置 - Google Patents

フィルム着脱装置

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JP2000326404A
JP2000326404A JP11137037A JP13703799A JP2000326404A JP 2000326404 A JP2000326404 A JP 2000326404A JP 11137037 A JP11137037 A JP 11137037A JP 13703799 A JP13703799 A JP 13703799A JP 2000326404 A JP2000326404 A JP 2000326404A
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JP
Japan
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film
leaf spring
clip
attaching
detaching
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Application number
JP11137037A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Moriwake
英幸 森分
Kazuo Matsuoka
和夫 松岡
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、クリップレバーの回動位置決めを
板ばねで行うことにより、構造が簡単で破損が起こりに
くい信頼性の高い構成を得ることを目的とする。 【解決手段】 本発明によるフィルム着脱装置は、クリ
ップレバー(6)とクリップ本体(4)との間に板ばね(12)を
設け、この板ばね(12)の一端に曲折部(70)を有すること
により、クリップレバー(6)の回動位置決めを安定化さ
せ、クリップレバー(6)とクリップ本体(4)とによってフ
ィルム(11)を確実に挟持する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム延伸装置
のフィルムを挟持するためのフィルム着脱装置に関し、
特に、板ばねを用いてクリップレバーの回動位置決めを
行うことにより、構造が単純でかつ信頼性の高い構成を
得るための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のフィルム
着脱装置としては、例えば、図5及び図6に示される特
公平3−10494号公報の構成を挙げることができ
る。すなわち、図5はフィルム延伸装置の一部のフィル
ム挟持状態を示し、図6は他の従来例の要部を拡大して
示している。図5において符号1で示されるものは送ら
れてくるフィルム11の両側に位置するフィルム着脱装
置であり、レール2の上にクリップ台3が設けられ、こ
のクリップ台3上にクリップ本体4が設けられている。
このクリップ本体4の端部の軸支部5には全体形状がく
の字型をなすクリップレバー6が実線及び点線にて示さ
れるように往復回動自在に設けられ、このクリップレバ
ー6の上端6aとクリップ本体4との間にはばね部材1
2が張設されている。また、このクリップレバー6の下
端6cは、クリップ本体4の当接部4aによって送られ
てくるフィルム11を挟持することができるように構成
されている。
【0003】また、図6で示される構成は、基本的には
図5で示される構成と同じであるが、前記ばね部材12
が改良されて構成されている。すなわち、前記ばね部材
12の両端に第1、第2カップ体20、21が接続され
ていると共に、この各カップ体20、21が互いに異径
に形成されて重合するように構成され、ばね部材12が
各カップ体20、21内に保護されるように収納されて
いる。さらに、各カップ体20、21は、クリップレバ
ー6とクリップ本体4に設けられた第1、第2軸支体3
0、31に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィルム着脱装
置は、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、図5に示される第1従来
例においては、引張りばねが裸のままで用いられている
ため、高速で行われる延伸動作においては、このばねの
姿勢が乱れてはずれることもあり、装置の信頼性が低下
することになっていた。また、図6に示される第2従来
例においては、このばね部材を一対のカップ体内に収納
し、この各カップ体を介してばね作用をクリップレバー
に伝達しているため、その構造が複雑化していた。ま
た、この各カップ体によってばね部材を完全に覆ってい
るため、このばね部材の破損状態が外部から分からず、
破損している場合には、フィルムの挟持が不能となって
重大なフィルム延伸ミスにつながることがあった。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、板ばねを用いてクリップレ
バーの回動位置決めを行うことにより、構造が単純でか
つ信頼性の高い構成を得るようにしたフィルム着脱装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるフィルム着
脱装置は、移動可能なクリップ本体に往復回動自在に軸
支されたクリップレバーと、前記クリップレバーの第1
係合部と前記クリップ本体の第2係合部との間に設けら
れたばね部材とを備え、前記クリップレバーの下端と前
記クリップ本体の当接部との間でフィルムを挟持するよ
うにしたフィルム着脱装置において、前記ばね部材は、
一端に曲折部を有する板ばねからなる構成であり、ま
た、前記板ばねの前記各係合部と当接する第1、第2当
接面は、前記板ばねの板厚に沿って円弧状に形成されて
いる構成であり、また、前記板ばねは全体形状が長方形
よりなり、前記板ばねの4ケ所の角部は円弧状に形成さ
れている構成であり、さらに、前記第1、第2係合部に
は、V溝を有する第1、第2係合体が設けられ、前記板
ばねは前記各V溝に当接している構成である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるフ
ィルム着脱装置の好適な実施の形態について説明する。
なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して
説明する。図1及び図2において符号1で示されるもの
は、フィルム延伸装置に多数用いられるフィルム着脱装
置であり、このフィルム着脱装置1のレール2に案内さ
れるローラ40を有するクリップ本体4には、軸支部5
を介してクリップレバー6が往復回動自在に軸支されて
いる。
【0008】前記クリップレバー6の下端6cは、前記
クリップ本体4の当接部4aと対向可能に構成されてお
り、この当接部4a上にフィルム11が案内された時に
このクリップレバー6を回動させることにより、この下
端6cと当接部4aとによってフィルム11を挟持(チ
ャッキング)できるように構成されている。
【0009】前記クリップレバー6の長手方向のほぼ中
央部分の内側すなわち軸支部5にほぼ対応する位置の第
1係合部60には、第1V溝50を有する第1係合体5
1が設けられ、クリップ本体4の第2係合部61にも第
2V溝52を有する第2係合体53が設けられ、この各
V溝50、52間には板ばね12が予め曲折されて圧縮
された状態で懸架されている。なお、この各係合体5
1、53を用いることなく、V溝50、52をクリップ
レバー6とクリップ本体4に直接設けることもできる。
【0010】前記板ばね12は、図3及び図4に示され
るように全体形状が長方形に構成されており、この板ば
ね12は厚さが約1ミリ位で、その一端側がくの字形に
曲折された曲折部70が形成され、この板ばね12の長
手方向の両端には、その板厚に沿ってアール形状として
円弧状に形成された第1、第2当接面80、81が形成
されている。また、この板ばね12の4ケ所の角部12
Aも板厚と直交する方向において円弧状に構成されてい
る。
【0011】従って、前述の各当接面80、81が各V
溝50、52と係合した場合に、板ばね12が変形動作
しやすいように構成されている。また、板ばね12の角
部12Aが円弧状であることにより、板ばね12変形作
動時の局部集中荷重をなくして破損を避けることができ
るように構成されている。
【0012】次に、動作について述べる。まず、前記板
ばね12は、その両端から荷重をかけて強制的に湾曲さ
せて各V溝50、52間に設けられているため、常にク
リップレバー6を押し付ける方向に付勢するように設け
られている。前述の状態でフィルム11が送られてくる
と共にクリップレバー6が図示しないフィルム延伸装置
のホィール等で強制的に回動されて点線から実線で示さ
れる位置に回動すると、クリップレバー6の下端6cと
当接部4aとによってフィルム11が挟持され、この状
態でフィルム着脱装置1はフィルム11を挟持したまま
搬送される。また、このフィルム着脱装置1は、フィル
ム延伸装置の所定位置でクリップレバー6が実線から点
線で示される位置に強制的に回動されて、周知のように
フィルム11の挟持が解除される。
【0013】
【発明の効果】本発明によるフィルム着脱装置は、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、クリップレバーの回動位置決め
を行うためのばね部材が板ばねで構成されているため、
構造が単純で動作が確実であり、かつ、板ばねが露出し
ているため、ばねの状態が一目で分かり、信頼性の向上
が得られる。また、板ばねの端部に曲折部が形成されて
いるため、押圧荷重が常にクリップレバーの回転中心に
くるため、離脱することがない。また、クリップレバー
の上下移動に伴う荷重のかかり具合は曲折部に沿った方
向にあり、板長手に対する軸方向の荷重のみであるた
め、異常な分力も発生せず、寿命も長くなる。また、板
ばねの両端が円弧状に形成されているため、回動動作時
に線接触となり、回動動作が極めて円滑に行われる。さ
らに、板ばねの4ケ所の角部が円弧状に形成されている
ため、金属特有のノッチ傷などによる破壊を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルム着脱装置を示す全体構成
図である。
【図2】図1の要部を示す拡大詳細図である。
【図3】図2の板ばねを示す拡大平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】従来のフィルム着脱装置の第1従来例を示す断
面図である。
【図6】従来の第2従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
4 クリップ本体 6 クリップレバー 6c 下端 4a 当接部 11 フィルム 12 板ばね 12A 角部 60 第1係合部 61 第2係合部 50 第1V溝 52 第2V溝 70 曲折部 80 第1当接面 81 第2当接面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能なクリップ本体(4)に往復回動
    自在に軸支されたクリップレバー(6)と、前記クリップ
    レバー(6)の第1係合部(60)と前記クリップ本体(4)の第
    2係合部(61)との間に設けられたばね部材とを備え、前
    記クリップレバー(6)の下端(6c)と前記クリップ本体(4)
    の当接部(4a)との間でフィルム(11)を挟持するようにし
    たフィルム着脱装置において、前記ばね部材は、一端に
    曲折部(70)を有する板ばね(12)からなることを特徴とす
    るフィルム着脱装置。
  2. 【請求項2】 前記板ばね(12)の前記各係合部(60,61)
    と当接する第1、第2当接面(80,81)は、前記板ばね(1
    2)の板厚に沿って円弧状に形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のフィルム着脱装置。
  3. 【請求項3】 前記板ばね(12)は全体形状が長方形より
    なり、前記板ばね(12)の4ケ所の角部(12A)は円弧状に
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    フィルム着脱装置。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2係合部(60,61)には、V
    溝(50,52)を有する第1、第2係合体(51,53)が設けら
    れ、前記板ばね(12)は前記各V溝(50,52)に当接してい
    ることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の
    フィルム着脱装置。
JP11137037A 1999-05-18 1999-05-18 フィルム着脱装置 Pending JP2000326404A (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102555203A (zh) * 2012-01-29 2012-07-11 青岛顺德塑料机械有限公司 Bopet双向拉伸片材专用夹具
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JP2013063569A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Fujifilm Corp フィルムの延伸方法及び溶液製膜方法

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