JPH06142354A - 小襟、ディスプレイ及びラベルを衣服本体に縫い付ける装置及び方法 - Google Patents

小襟、ディスプレイ及びラベルを衣服本体に縫い付ける装置及び方法

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JPH06142354A
JPH06142354A JP4320591A JP32059192A JPH06142354A JP H06142354 A JPH06142354 A JP H06142354A JP 4320591 A JP4320591 A JP 4320591A JP 32059192 A JP32059192 A JP 32059192A JP H06142354 A JPH06142354 A JP H06142354A
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JP
Japan
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sewing
display
garment body
label
collar
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JP4320591A
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English (en)
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Jr Maximilian Adamski
マクシミリアン・アダムスキー,ジュニア
Kenneth C Milner
ケネス・シー・ミルナー
Edward R Lavelle
エドワード・アール・ラベル
John C Mcewen
ジョン・シー・マクューン
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Union Special Corp
Hillshire Brands Co
Original Assignee
Union Special Corp
Sara Lee Corp
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Publication date
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B3/00Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing
    • D05B3/12Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing for fastening articles by sewing
    • D05B3/20Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing for fastening articles by sewing labels
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小襟等の材料を衣服本体に自動的に取り付け
る装置を提供する。 【構成】 本装置は、第1のミシン39と、小襟供給手
段と、ディスプレイ・フィーダ65と、第2のミシン
と、装置を制御するコントローラ36とを備える。第1
のミシンは、小襟等を衣服本体に縫い付けて縫製された
アセンブリを形成する第1の縫製ヘッド40を有する。
小襟供給手段は、小襟材料を第1の縫製ヘッドの下に供
給し、小襟材料を衣服本体に縫い付ける。ディスプレイ
・フィーダは、ディスプレイ材料を縫製ヘッドの下に供
給し、ディスプレイ材料を衣服本体及び小襟材料に縫い
付ける。ラベルを縫製ヘッドの下に供給し、ラベルを衣
服本体及び小襟材料に縫い付けるラベル・フィーダ70
も備える。第2のミシンは、ディスプレイに第2の縫製
作用を与えるための第2の縫製ヘッドを有する。第1の
ミシンから第2のミシンまで縫製されたアセンブリを運
搬する手段も備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小襟、ディスプレイ及
びラベルを、縫製及び材料の供給を同期させることによ
り、衣服本体に自動的に取り付けるための改善された方
法及び装置に関する。
【0002】本件出願は、1991年6月6日に出願さ
れた米国特許出願07/711,315号の一部継続出
願に基づくものである。
【0003】
【従来の技術】シャツあるいはブラウス等の衣服は一般
に、人力によって製造される。衣服の部品は、素材原料
から切り取られ、適正な寸法に調整され、次に、ミシン
のオペレータによってミシンで一体に縫製される。
【0004】衣服の製造においては往々にして、当業界
においては「小襟」として知られる材料の部片が折り曲
げられ且つ衣服の首部の周囲に縫い付けられ、こり連続
的な襟すなわちカラーを形成する。小襟を衣服の首部に
縫い付ける通常の方法は、ミシンのオペレータによって
以下の手順で実行される。最初に、小襟が、該小襟が縫
い付けられる衣服の首部の縁部よりも若干短い寸法に切
断される。次に、オペレータは小襟を衣服本体の頂部に
置き、ミシンの下に材料を置いて縫製を開始する。縫製
の間には、オペレータは、小襟及び衣服本体の整合を継
続的に維持し、均一に製造された最終製品を得る必要が
ある。また、オペレータは、縫製作業の間に小襟を引っ
張って延ばす必要がある。そのように小襟を引っ張って
延ばすことにより、完成された衣服及び小襟は、平坦に
なり、縫製されている首部の周囲には皺あるいは襞が生
じない。
【0005】また、オペレータは、小襟を衣服に取り付
けるために用いたのと同一のステッチを用いて、ラベル
(例えば、製造者の名前及び製品の情報を含む製造者の
表示等)を衣服に取り付ける必要がある。この作業を実
行するためには、オペレータは縫製の間に、ラベルを所
望の位置に注意深く位置させ且つ保持する必要がある。
【0006】また、オペレータは、当業界においては
「ディスプレイ」として知られる小さな材料の部片を衣
服の首部に縫い付け、これにより、小襟及びラベルを衣
服本体に接合するためのシーム(「接合シーム」)を平
坦化し且つ覆う必要がある。ディスプレイは、販売する
ために衣服を包装した後に接合シームが部分的に見える
衣服本体の内側の領域すなわち衣服の首部の裏側の内部
を覆うために用いられる。ディスプレイを縫い付けるた
めに、オペレータは、小襟並びに衣服本体の頂部又は底
部にディスプレイを注意深く位置させ、縫製の間にディ
スプレイを適所に保持する必要がある。
【0007】上述の通常の縫製作業に関する他の複雑な
点は、接合シーム(「オーバエッジ・シーム」として知
られる)を衣服の外側(すなわち、着用者の体から離れ
た方向の衣服の側部)から見えないように隠さなければ
ならない時に生ずる。オーバエッジ・シームを隠すため
には、オペレータは、小襟、ディスプレイ及びラベルを
衣服本体の頂部及び底部に重ね、「オーバエッジ・ステ
ッチ」を用いて各部片を互いに接合する必要がある。そ
の結果生じたオーバエッジ・シームは、最終的な衣服の
外側から隠される。小襟、ラベル及びディスプレイを、
オーバエッジ・ステッチで衣服本体に縫い付けるために
は、最初にオペレータは、衣服本体、小襟、ラベル及び
ディスプレイの順で、手操作により各材料を互いに配列
して重ね合わせる必要がある。オペレータは次に、重ね
た材料をミシンに供給し、上述のように小襟を縫い付け
る際に上記各材料を一定に整合した状態に保持する。必
要であれば、次に第2の縫製作業を実行し、ディスプレ
イの緩んだ縁部をカバーステッチで衣服本体に取り付
け、これにより、ディスプレイがオーバエッジ・シーム
及びラベルの一部を確実に覆うようにする。
【0008】小襟、ラベル及びディスプレイを衣服本体
に縫い付ける手作業は困難且つ退屈な作業である。最終
製品の品質は往々にして変動し、ミシンのオペレータの
経験及び技量に大きく依存する。また、通常の工程は、
材料を正確に配列して縫製する必要があるために時間が
かかる作業である。
【0009】上述の問題に対する部分的な解決策が、
「小襟、ディスプレイ及びラベルを衣服本体に自動的に
取り付けるための方法及び装置」と題する1991年6
月6日つけの米国特許出願07/711,659号に開
示されており、この米国特許出願は、本件出願人の1人
であるサラ・リー・コーポレーションに譲渡されてお
り、該米国特許出願の明細書を本明細書において参照す
る。米国特許出願07/711,659号は、特に、小
襟供給手段、ディスプレイ供給手段、ラベル供給手段及
びコントローラ手段を用いて、小襟、ディスプレイ及び
ラベルを衣服本体に自動的に取り付けるための方法及び
装置を開示している。上記明細書に開示されているよう
に、コントローラ手段は、縫製作業の開始時点以降の全
ステッチ数をカウントする。全ステッチ・カウントが所
定のステッチ・カウントと等しくなると、コントローラ
手段は、ディスプレイ供給手段及びラベル供給手段に命
令を与え、それぞれの材料を縫製ヘッドの下に供給させ
る。
【0010】特定の衣服本体の寸法においては、衣服本
体の寸法の変動が往々にして生ずる。例えば、衣服の首
部の縁部の長さは、あるサイズの衣服毎に変動し、その
変動は、最大プラスマイナス約25/4mm(±1イン
チ)であり、全体の長さの変動は約100mm(4イン
チ)となる。縫製作業の開始に基づく所定の全ステッチ
・カウント値を用いてディスプレイ及びラベル供給を命
令することは、ある衣服の寸法の中における上述の変動
を考慮することができない。その結果、終始一貫しない
ディスプレイ及びラベルの位置決めが生ずる。
【0011】また、縫製ヘッドを駆動するモータとは独
立した、すなわち縫製ヘッドを駆動するモータと同期さ
れないモータを用いてラベル供給手段を駆動するので、
縫製ヘッドの下に置かれた時にラベルの不整合が生じ、
ラベルが曲がってしまう。
【0012】更に、衣服本体の頂部への小襟及びディス
プレイの材料の供給は、縫製ヘッドの視野すなわち観察
を阻害し、縫製作業が適正に実行されていることをオペ
レータが確認することを困難にする。
【0013】最後に、衣服本体、小襟、ディスプレイ及
びラベルの重ね合わせは、ディスプレイの緩んだ縁部を
カバーステッチでオーバエッジ・シーム上に縫い付ける
に必要なその後の作業の自動化を複雑にする。すなわ
ち、ディスプレイ及び小襟を衣服本体の頂部に置く時の
第2の縫製作業の自動化は、装置がディスプレイを衣服
本体の下で折り曲げ、次に「ブラインド」を衣服本体及
び小襟に縫い付けることができることを必要とする。そ
のような装置は、製造しまた作動させるのに困難であ
り、また、ディスプレイが折り曲げられ、第2の縫製作
業で適正に縫い付けられているか否かを作業が完了する
までオペレータが観察してチェックすることを阻害す
る。
【0014】上述の問題点に対する部分的な解決策が、
「小襟、ディスプレイ及びラベルを衣服本体に自動的に
取り付けるための改善された方法及び装置」と題する1
991年6月6日付けの米国特許出願07/711,3
15号明細書に開示されており、この米国特許出願は、
本願の共同出願人であるセラ・リー・コーポレーション
及びユニオン・スペシャル・コーポレーションに譲渡さ
れており、本明細書においては上記米国特許出願の明細
書を参照する。米国特許出願07/711,315号明
細書は、特に、小襟供給手段、ディスプレイ供給手段、
ラベル供給手段、シーム検知器手段、及びコントローラ
手段を用いて小襟、ディスプレイ及びラベルを衣服本体
に自動的に取り付けるための改善された方法及び装置を
開示している。上記明細書に開示されるように、小襟、
ディスプレイ及びラベルの定置は、衣服本体の肩シーム
の存在を検知することにより決定される。その結果、小
襟、ディスプレイ及びラベルは衣服本体に正確に定置さ
れる。また、小襟及びディスプレイの供給は、衣服本体
の下で実行され、縫製ヘッドを明瞭に観察することを可
能とし、且つ、接合シームの上にディスプレイを縫い付
けるための第2の縫製作業を単純化させる。
【0015】上記米国特許出願の明細書は共に、衣服本
体を縫製ヘッドに手操作で供給することを必要とする。
衣服本体を手操作で供給すると、往々にして終始一貫し
ない最終製品を得ることがあり、また、ミシンのオペレ
ータは常にミシンの側にいる必要がある。
【0016】また、上記両米国特許出願の明細書におい
ては、ミシンから取り除かれた衣服を手で第2のミシン
へ移し、接合シーム上にディスプレイを縫い付ける第2
の縫製作業を行わなければならない。その結果、第2の
作業を実行するために、追加の作業時間、労力及び床面
積が必要となる。
【0017】更に、第2の縫製作業の間に、オペレータ
は、接合シームの上にディスプレイを手操作で折り曲げ
て第2の縫製作業を実行する必要がある。
【0018】従って、例えば上述の米国特許出願明細書
に開示される如き装置によって衣服を処理した後に必要
とされる第2の縫製作業を自動化する必要がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、小襟
及び他の材料を衣服本体に自動的に取り付けるための方
法及び装置を提供することである。
【0020】本発明の他の目的は、縫製作業の間に材料
を供給し且つ材料の整合性を維持するために手操作によ
る助けを必要とすることなく、小襟、ディスプレイ及び
ラベルを衣服本体に効率的且つ正確に取り付けることの
できる方法及び装置を提供することである。
【0021】本発明の別の目的は、より少ない時間及び
人手で製造でき且つ一貫した高品質を有する製品を得る
ように、小襟、ディスプレイ及びラベルを衣服本体に取
り付けることのできる方法及び装置を提供することであ
る。
【0022】本発明の更に別の目的は、小襟、できる及
びラベルを衣服本体に正確に位置決めし且つ縫い付け、
また、ディスプレイをオーバエッジ・シーム上に自動的
に整合させると共に折り畳み、これによりディスプレイ
を適所に縫い付けるための方法及び装置を提供すること
である。
【0023】本発明の別の目的は、衣服本体に縫い付け
られる際にラベルが曲がるのを防止するための方法及び
装置を提供することである。
【0024】本発明の更に別の目的は、縫製ヘッドの視
野を阻害することなく、小襟、ディスプレイ及びラベル
を縫製ヘッドに供給するための方法及び装置を提供する
ことである。
【0025】本発明の別の目的は、ディスプレイの緩ん
だ縁部をトップ・ステッチでオーバエッジ・シーム上に
縫い付けるための自動化された第2の縫製作業を単純化
するための方法及び装置を提供することである。
【0026】本発明の更に別の方法は、2つの縫製作業
を同時に実行し、これにより、作業時間、労力及び床面
積を減少させるための方法及び装置を提供することであ
る。
【0027】本発明の他の目的は、接合シームの頂部で
ディスプレイを自動的に折り曲げ、これにより、労力を
低減すると共に一貫した高品質の製品を製造するための
方法及び装置を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の上述のまた他の
目的は、小襟、ディスプレイ及びラベルを衣服本体に取
り付けるための装置を提供することにより達成され、該
装置は、小襟、ディスプレイ及びラベルを衣服本体に一
緒に縫い付け、縫製されたアセンブリを形成するための
縫製ヘッドを有する第1のミシンと、小襟供給手段と、
ディスプレイ供給手段と、上記縫製ヘッドに同期される
ラベル供給手段と、シーム検知器手段と、衣服検知器手
段と、ステッチカウント手段と、上記縫製されたアセン
ブリを、第1のミシンから、ディスプレイの緩んだ縁部
を第1のミシンによって縫製されたシーム上に縫い付け
るための縫製ヘッドを有する第2のミシンまで運搬する
ためのコンベアベルト手段と、第1の縫製作業から第2
の縫製作業を行う状態に小襟及びディスプレイを折り曲
げるための一対の展開機構と、各手段を制御して必要な
計算を行うコントローラ手段とを備える。
【0029】好ましい実施例においては、オペレータが
衣服本体をミシン上に定置し、フートスイッチを押して
ミシンを作動させる。衣服検知手段によって衣服が検知
された場合には、ミシンを作動させて縫製を開始する。
衣服がミシンに供給されるに連れ、小襟材料及び衣服本
体をミシンによって互いに縫製されることを可能とする
小襟供給手段によって、小襟材料が延ばされると共に、
小襟材料が衣服本体の下に自動的に供給される。また、
ステッチカウント手段と組合わされるコントローラ手段
が、縫製されるステッチの全数(N)をカウントする。
【0030】縫製作業の開始時点からの第1の全ステッ
チカウント(N1)が、シームを検知するための所定の
カウントに等しくなると(N1=N2)、コントローラ手
段がシーム検知器手段に命令を与えて縫製領域まで降下
させる。衣服本体の肩シームが縫製領域に向かって前進
すると、シーム検知器手段が肩シームの存在を検知す
る。シーム検知器が肩シームの存在を検知すると、コン
トローラはディスプレイ供給手段に所定数のステッチ・
カウント内で命令を与え、縫製領域へ移動させると共
に、ディスプレイ材料を縫製ヘッドの下へ供給し始め
る。衣服本体の肩シームを検知してディスプレイの供給
を開始させることにより、ディスプレイ材料を衣服本体
に対して相対的に正確に位置決めすることができる。
【0031】シーム検知の後に、コントローラ手段はシ
ーム検知の時点から第2の全ステッチ・カウント
(N2)を行い、第2の全ステッチ・カウントが、ラベ
ルを挿入する前のステッチ・カウント数に等しくなった
時(N2=nsl)、コントローラ手段はラベル供給手段
に命令を与え、ラベルを縫製領域に自動的に送る。ラベ
ル供給手段は縫製ヘッドと同期され、ラベルを均一に縫
製ヘッドの下に供給し、これにより、衣服本体に縫い付
けられる際にラベルが曲がるのを防止する。
【0032】衣服検知器が衣服本体の端部を検知する
と、コントローラ手段は、所定数のステッチの後に、デ
ィスプレイ供給手段に命令を与え、縫製領域から離れる
方向に移動させ、ディスプレイ材料の縫製を終了させ
る。最後に、衣服検知器手段が衣服の存在を検知しない
場合には、所定数のステッチの後にミシンが停止する。
最後の所定数のステッチ・カウントが、本発明の装置に
よって縫製される衣服の間隔を制御する。
【0033】衣服本体の肩シームを検知を、ディスプレ
イ及びラベルの供給並びに縫製作業の間の全ステッチ・
カウントを維持するための基準点として用いることによ
り、本発明は、縫製すべき衣服本体の特定の寸法に関し
て、ディスプレイ及びラベルの機械的な供給の開始及び
終了を正確に決定することができる。その結果、本発明
は、より少ない時間且つより少ない労力で、終始一貫し
た均一な製品を製造することができる。
【0034】また、ラベルの供給を全体の縫製作業に同
期させることにより、本発明はラベルの曲がりを防止す
ることができる。
【0035】縫製作業の間に小襟及びディスプレイの材
料を衣服本体の下に供給することにより、本発明は、第
1の縫製作業の間にオペレータが縫製ヘッドを明瞭に観
察することを可能とする。また、第2の縫製作業の自動
化は、衣服本体の下から頂部へディスプレイ材料を折り
曲げることにより単純化され、これにより、オペレータ
は第2の縫製作業の間に明瞭に観察することができる。
【0036】第1の縫製作業の後に、ディスプレイ、小
襟、衣服本体及びラベルの縫製されたアセンブリは、上
方及び下方のコンベアベルト装置によって、第2のミシ
ンへ運搬される。第2のミシンにおいては、ディスプレ
イの自由な緩んだ端部をトップ・ステッチによって適所
に縫い付け、これにより、ディスプレイは、オーバエッ
ジ・シーム、好ましくはラベルの頂部、の上に延在す
る。
【0037】コンベアベルト装置の経路に沿って配列さ
れる展開機構は、ディスプレイ及び小襟を衣服本体の下
から第2の縫製作業を行う位置へ折り曲げる。第1の展
開機構は、小襟を約180°展開し、オーバエッジ・シ
ームの側方で衣服本体と同一面上に置く。同時に、ディ
スプレイも約180°展開され、その緩んだ端部をオー
バエッジ・シームから離れた反対側に位置させた状態
で、小襟の頂部に一致して置かれる。この作業の後に、
縫製されたアセンブリは第2の展開機構へ進み、この展
開機構においては、ディスプレイが小襟から持ち上げら
れて約180°折り曲げられ、これにより、ディスプレ
イは、その緩んだ端部をオーバエッジ・シーム及びラベ
ルの一部の上に延在させた状態で、衣服本体の頂部に一
致して延在する。
【0038】展開作業の後に、第2のミシンのプレッサ
・フートを作動させて縫製されたアセンブリに係合さ
せ、これにより、ディスプレイの緩んだ端部はトップ・
ステッチによって縫い付けられ、ディスプレイは、衣服
本体に固定されてオーバエッジ・シームを覆う。縫製さ
れたアセンブリは、後方のプラー・ローラアセンブリに
よって係合され、該アセンブリは、縫製されたアセンブ
リを第2のミシンの縫製ヘッドを通過させ該縫製ヘッド
から離れる方向に押圧する。
【0039】第2の縫製作業の後に、ディスプレイの前
縁部又は後縁部を検知するようにプログラムされたセン
サが、ディスプレイの後縁部が存在する信号を発生す
る。台に取り付けられた速動型のカッタアセンブリが作
動され、完成された縫製されたアセンブリをまだ処理を
受けている他の縫製されたアセンブリから切断する。従
って、縫い付けられた小襟アセンブリを有する衣服本体
は、次の作業を受ける準備が調う。
【0040】
【実施例】同一の符号により同一の構成要素を示してい
る図面を参照する。図1は、小襟22と、ディスプレイ
24と、シャツ、ブラウス等に使用される周知の材料か
ら形成されたラベル26とを有する完成された衣服の構
成要素を示している。種々の部分すなわちピースの寸法
は、最終製品の所望の寸法に基づいている。例えば代表
的なティーシャツの場合には、小襟22の幅は一般に、
約30.2mm(13/16インチ)乃至約36.5m
m(1 7/16インチ)の範囲であり、ディスプレイ
24の幅は一般に、約11.1mm(7/16インチ)
乃至約12.7mm(1/2インチ)の範囲である。当
業者には容易に理解できるように、小襟及びディスプレ
イの幅は容易に変更できる。
【0041】購買者あるいは着用者に衣服に関する情報
(例えば、寸法、製造者、選択の指示)を与えるラベル
26は、ナイロン、布等の種々の周知の材料から形成す
ることができる。ラベル26の寸法は通常、表示情報の
量及び寸法に依存する。
【0042】図1に示すように、ディスプレイ24及び
ラベル26は、衣服を裏返しにした時に衣服の首の内側
に沿って見えるであろうオーバエッジ・シームをディス
プレイ24が覆うような適当な位置に取り付けられる。
また、トップ・ステッチ33も図示されており、このト
ップ・ステッチは、オーバエッジ・シームの上のディス
プレイ24の弛んだ端部を縫製するために第2の縫製作
業において使用される。当業者には周知のように、その
ようなトップ・ステッチ33の例としては、SSa−1
チェーン・ステッチ、301 SSa−1ロック・ステ
ッチ、又は406チェーン・ステッチがある。
【0043】図7は、縫製されたアセンブリ150の平
面図であって、本発明の装置に供給される際のディスプ
レイ24、小襟22、衣服本体20及びラベル26の重
なりを示している。図示のように、縫製されたアセンブ
リ150は、装置におけるより小さな処理状態150
(x)あるいはより大きな処理状態150(y)にある
他のアセンブリに取り付けられている。後に説明するよ
うに、本発明によって処理された後には、各々の完成さ
れた縫製されたアセンブリ150は、追加の処理作業を
可能とするために、装置にある他の小さな完成された縫
製されたアセンブリ150(x)から切断される。
【0044】図7を参照すると、重なり合った構造は、
ディスプレイ24、小襟22、衣服本体20及びラベル
26を単一のオーバエッジ・ステッチで一緒に縫製する
ことを可能とする。当業界においては504 SSa−
1ステッチとして周知のオーバエッジ・ステッチがオー
バエッジ・シーム28を形成する。ディスプレイ24を
適正に定置するために、ディスプレイは肩シーム32と
約19.1mm(3/4インチ)重なるように位置させ
るのが好ましい。当業者には容易に理解できるように、
重なり合う距離は必要に応じて変えることができる。供
給線(L.O.F)の矢印1は、ディスプレイ、小襟、
衣服本体及びラベルが本発明の縫製装置に供給される方
向を示している。
【0045】図8は、重なり合った構造体が本発明の縫
製装置に供給される際の図7の重なり合った構造体を示
す側面図である。ディスプレイ24及び小襟22は、衣
服本体20の下に設けられ、またラベル26は、衣服本
体20の頂部に設けられている。図8に示すこれら材料
の重なりは幾つかの利点を有している。第一に、図示の
小襟及びディスプレイ材料の配置は、小襟及びディスプ
レイを衣服本体の下に供給することを可能とする。従っ
て、オペレータは縫製作業の間に縫製ヘッドを邪魔され
ることなく観察することができる。また、衣服本体20
の下のディスプレイ24及び小襟22の重なりは、ディ
スプレイの緩んだ端部をトップ・ステッチ33でオーバ
エッジ・シーム28上に縫製する第2の縫製作業の自動
化を単純化する。すなわち、ディスプレイ材料を衣服本
体20の下からその頂部に向けて折り畳み、これにより
第2の縫製作業を実行することができる。
【0046】本発明の好ましい実施例が、図9、図10
乃至図14、図15、図16、図17並びに図18に示
されている。図19は、選択的なラベル・デフレクタに
関するものである。図20乃至図25は、第1及び第2
の展開機構並びにプレッサ・ディスプレイに関するもの
であり、また、図26は、本発明の好ましい実施例によ
る第2のミシン及び後方のプラー・アセンブリを示して
いる。図27は、速動カッタ及びカッタ台を示してお
り、また、図28及び図29は、構成要素の配置並びに
衣服を処理する間の種々の段階におけるシーケンスすな
わち順序を示している。図30乃至図33は、装置の全
体的な作用を示すフローチャートである。
【0047】フレーム34は、本発明の種々の構成要素
を支持するために使用されている。制御パネル37を有
する制御装置すなわちコントローラ36が、図示のよう
にフレーム34の前方に取り付けられている。好ましい
実施例においては、ユニオン・スペシャルC.P.U.
の設計のものが制御装置36として使用される。制御パ
ネル37は、寸法及びスタイル(例えば、肩シーム、ラ
ベル幅、重なり距離等)の所定の衣服パラメータをオペ
レータが制御装置に入力することを可能にするために用
いられている。モータ38は、縫製ヘッド40を有する
第1のミシンを駆動するために用いられている。好まし
い実施例においては、イリノイ州ハントレーのユニオン
・スペシャルによって製造される39500シリーズの
ミシンが用いられる。ステッチカウンタ90を用いて、
縫製ヘッド40の1つのステッチ、及び各縫製作業に対
する全ステッチ数を保持する制御装置36と同じ信号を
表す、各々の回転数をカウントする。
【0048】ローラ56、58、60は、小襟22、ラ
ベル26及びディスプレイ材料24をそれぞれ連続的に
供給するために使用される。当業者には容易に理解でき
るように、これらの材料の供給は、一般にフェストーン
と呼ばれる折り畳まれた平坦な連続的な部片から行うこ
とができる。供給ロール56、58、60の大きさ及び
寸法は使用する材料に依存する。また、糸供給スプール
102、104、106を用い、周知の態様で糸を縫製
ヘッド40に供給する。小襟材料22、ディスプレイ2
4及びラベル26を糸供給スプール(102、104、
106)と共に供給する各々のフェストーンのロール
(56、58、60)には、制御装置36に接続された
それぞれのセンサ(56a、58a、60a、102
a、104a、106a)が設けられており、これらセ
ンサは、ロール又はスプールからフェストーン又は糸が
供給された時に、オペレータに(表示パネル37を介し
て)信号を送る。
【0049】小襟供給モータ62は、ローラ63と縫製
ヘッド40との間で小襟を緊張状態で保持するために用
いられる小襟供給ローラ63を駆動する。効果的に生じ
た張力は、小襟材料が衣服本体20に縫い付けられる際
に上記小襟材料を延ばし、これにより、完成された衣服
及び衣服本体は平坦な状態となり、着用された時に首の
周囲にしわあるいはひだが生じないようにする。図示の
ように、小襟材料は衣服本体の下に供給される。従っ
て、オペレータは小襟を衣服本体に縫い付ける時には、
オペレータは阻害されることなく縫製ヘッド40を明瞭
に見ることができる。
【0050】ディスプレイ・フィーダ65は、ディスプ
レイ材料を折り畳み、且つ該ディスプレイ材料を縫製領
域に案内し、これにより、小襟材料22の下で且つプレ
ッサ・フート80及び縫製ヘッド40の下にディスプレ
イ材料を供給するために使用される。その結果小襟22
とディスプレイ24との間に生じた接着は、縫製ヘッド
40の下で、ディスプレイ材料をディスプレイ供給ロー
ル60から送り出し、縫製ヘッド40の下に供給する。
空圧作動型のディスプレイ供給インサータ64を用い、
制御装置36からの命令に基づき、ディスプレイ・フィ
ーダ65を縫製領域の中へ又は縫製領域から移動させ
る。小襟材料が供給されると、ディスプレイ材料が衣服
本体の下に供給され、これにより、オペレータは、縫製
作業の間に縫製ヘッド40を阻害されることなく観察す
ることができる。プレート67を用い、ディスプレイ・
フィーダ65の上方且つプレッサ・フート80の下に小
襟材料を案内する。
【0051】ラベル・フィーダ70を用いて供給ロール
58からラベルを切断し、該ラベルを縫製ヘッド40に
供給する。ラベル・フィーダ70は、ラベル・アーム7
2を駆動するためのステッパモータと、ラベル26を把
持するための空圧作動型のグリッパ74と、ラベル供給
ロール58からラベルを切断するためのホットナイフ7
6とを備えている。制御装置36からの命令により、ラ
ベル・アーム72及びグリッパ74はホットナイフ76
からのラベル26を掴み、プレッサ・フート80の下の
上記ラベルを縫製ヘッド40に送る。ラベル・フィーダ
のステッパ・モータ71は、縫製ヘッド40を駆動する
モータ38と同期されており、これにより、ラベル供給
作業を全体的な縫製作業と同期させる。ラベルの供給を
縫製ヘッドに同期させることにより、ラベルが衣服本体
20に縫い付けられる際に、グリッパ74が上記ラベル
を保持することを可能とし、これにより、縫製作業の間
にラベルが曲がることを効果的に防止する。
【0052】図19に詳細に示すように、装置は空圧作
動型のラベルガイド78を選択的に備えることができ、
これにより、ラベル・アーム72の作用を補い、プレッ
サ・フート80及び縫製ヘッド40の下にラベルを案内
する。ラベルガイド78を用いた場合には、制御装置3
6からの命令に基づき、ラベルガイド78が縫製領域へ
下降してラベル・フィーダに整合し、これにより、各々
のラベルをプレッサ・フート80及び縫製ヘッド40の
下に案内する助けをする。いずれの場合においても、第
1のミシン39は図示のように、縫製作業の間に材料を
縫製ヘッド40に供給する役割を果たす。
【0053】例えば、発光ダイオード(LED)及び光
検知器を備える衣服検知器82を用い、縫製領域におけ
る衣服本体の存在を検知する。すなわち、LEDからの
光を縫製領域に向けて下方に導き、反射パッチ94によ
って反射させ光検知器に戻す。衣服が縫製領域の中で反
射パッチ94の頂部に設けられている時には、LEDか
ら反射される光は阻止され、従って、光検知器によって
検知されず、これにより、衣服検知器は「衣服存在」信
号を制御手段に送る。当業者には容易に理解できるよう
に、通過ビーム型の光検知器を衣服検知器として用いる
こともできる。
【0054】図18に示すように、例えば、近接するス
イッチ付近に枢動可能に取り付けられたバネ負荷された
パドル83aを備える機械的なシーム検知器83を用
い、縫製作業の間に衣服本体の肩シーム32を検知す
る。好ましい実施例においては、コントローラ36の命
令に基づき、検知器83は縫製領域へ下降される。パド
ル83aは縫製領域の上方に位置し、衣服本体20がそ
の下を通過するのを許容するが、肩シーム32の通過を
物理的に阻止する。肩シーム32がパドル83aの下を
通過する際に、パドルはバネ79に向けてたわみ、これ
により、パドルは近接するスイッチ83bから離れる方
向に枢動する。近接するスイッチは次に、肩シーム32
を検知したことをコントローラ36に信号で知らせす。
パドル83aはバネ79によって偏椅されているので、
シーム検知器83は、肩シーム32の剛性を欠き、従っ
て、近接するスイッチ83bから離れる方向へパドル8
3aを枢動させることのできない柔らかい布の衣服の皺
あるいは折れ曲がりの特性によって誤ったトリガ(信号
の発生)を防止することができる。
【0055】好ましい実施例においては、総てのモータ
及びセンサはデジタル装置である。しかしながら、当業
者には容易に理解できるように、アナログ装置を使用す
ることができる。
【0056】装置を上述のように構成すると、本発明の
第1の縫製作業を実行することができる。オペレータが
小襟材料及びディスプレイ材料をそれぞれの供給機構に
供給し、これにより、装置を効果的に起動して縫製作業
を開始させる。オペレータは次に、制御パネルを介して
コントローラを作動させ、これにより、小襟、ディスプ
レイ及びラベルを衣服本体に縫い付けるための縫製作業
を開始させる。
【0057】図9、図10乃至図14、及び図15を参
照すると、衣服本体20、小襟22、ディスプレイ24
及びラベル26の縫製されたアセンブリ150が、第1
のミシン39によって取り付けられており、このアセン
ブリを第2のミシン100へ運搬することができる。第
2のミシン100は、トップ・ステッチ33をディスプ
レイ24の緩んだ端部に縫い付け、これにより、ディス
プレイ24をオーバエッジ・シーム28及びラベル26
の一部に固定するための第2の縫製ヘッド118を備え
ている。
【0058】図9、図10及び図15を参照すると、縫
製されたアセンブリ150は被加工物プラットフォーム
121に沿って運搬され、複数の上方コンベアベルト1
03a、103b、103cを有する上方ベルト装置1
03、並びに、複数の下方コンベアベルト107a、1
07bを有する下方ベルト装置107を通過する。図示
のように、上方ベルト装置及び下方ベルト装置は共に、
長く連続的な外側ベルト103c、107bを備えてお
り、これら外側ベルトは、第1のミシン39の縫製ヘッ
ド40から第2のミシン100の縫製ヘッド118まで
長手方向に伸長している。上方ベルト装置103及び下
方ベルト装置107は共に、スーペリア社(Super
ior)によって製造される如きそれぞれのステッパ・
モータ109、112によって、それぞれのベルト駆動
装置109a、112aを介して、駆動され且つ作動さ
れる。コントローラ36を採用することにより、ステッ
パ・モータ109、112を、縫製ヘッド40、118
を駆動して装置の作用を管理するモータ39、115と
同期させることができる。
【0059】図9、図10、図11及び図15を参照す
ると、上方ベルト装置は、上述の3つの上方コンベアベ
ルト103a、103b、103c、及び2つの短い内
側ベルト103a、103b、並びに長く連続的な外側
ベルト103cを備えている。図示のように、下方ベル
ト装置107は、長く連続的な外側ベルト107b、及
び第2の内側コンベアベルト107aを備えている。図
10及び図20を参照すると、下方の内側コンベアベル
ト107aは、被加工物プラットフォーム121の上を
第1の縫製ヘッド4040から第1の展開機構124付
近の領域まで延在するように構成されてイる。その後、
下方の内側コンベアベルト107aは、被加工物プラッ
トフォーム121の下に挿通され、第1の展開機構12
4の下に延在する。下方の内側コンベアベルト107a
は次に、被加工物プラットフォーム121の表面に戻
り、その上で伸長して第2の展開機127の開始点に到
達している。
【0060】上述のように、上方及び下方のコンベア装
置103、107を設けることにより、縫製されたアセ
ンブリの皺、縮みあるいは不整合を生ずる恐れのある抵
抗効果を排除すなわち除去する。また、基本的には衣服
本体20に作用する外側コンベアベルト103c、10
7bを設けることにより縫製されたアセンブリ全体を均
一かつ確実に駆動することができ、一方、上方の内側コ
ンベアベルト103a、103bは、下方の内側コンベ
アベルト107aと共に、基本的には小襟22/ディス
プレイ24に作用する。
【0061】上方ベルト装置103は、装置を支持する
フレーム34に回転可能に取り付けられた揺動アセンブ
リ130に装着されるのが効果的である。揺動アセンブ
リ130は、上方ベルト装置103が、下方ベルト装置
107との係合から離れる上方サービス位置(図10に
示す如き)と、上方ベルト装置103が下方ベルト装置
107に係合して作動的に接触する下方の係合位置(図
9に示す如き)との間で回転して位置することを可能と
する。上方サービス位置は、コンベア装置及び被加工物
プラットフォーム121上の他の要素に容易に接近する
ことを可能とする。作動位置にある時には、上方ベルト
装置103の短いコンベアベルト103a、103b
が、下方ベルト装置107の内側コンベアベルト107
aに係合する。同様に、外側の連続的な上方コンベアベ
ルト103cは、下方ベルト装置107の長い連続的な
コンベアベルト107bに係合する。上方のコンベアベ
ルト装置103がその揺動アセンブリ130を通って作
動位置まで回転し、オペレータによってそこに固定され
た後に、上方コンベア装置103は下方のコンベア装置
107に係合し、これにより、その間で縫製されたアセ
ンブリ150を押圧し、縫製されたアセンブリ150を
第2のミシン100へ運搬する。
【0062】図9、図10、図12乃至図14に示すよ
うに、上方コンベア装置103は、揺動アセンブリ13
0に枢動可能に取り付けられた複数の追従ローラ133
を備えており、これら追従ローラは、上方の外側コンベ
アベルト103cの内側面に係合することができる。ア
センブリ130に取り付けられかつ装置のオペレータに
よって空気シリンダ136で作動される各々の追従ロー
ラ133は、揺動アセンブリ130がその作動位置へ回
転した後に、上方の外側コンベアベルト103の内側面
に係合するように下降される。追従ローラ133は、外
側の上方コンベアベルト103cがより確実に外側の下
方コンベアベルト107bに圧接するのを助け、これに
より、縫製されたアセンブリ150の確実な駆動及び運
搬を行わせると共に、縫製されたアセンブリ150を形
成する柔らかい布に生ずることのある皺あるいは縮みの
悪影響を排除する。
【0063】図9、図10、図11、図20乃至図2
5、及び図27を参照すると、縫製されたアセンブリ1
50は、コンベアベルト装置103、107によって被
加工物プラットフォーム121に沿って運搬され、第1
の展開機構124及び第2の展開機構127を通過す
る。第1の展開機構124は、小襟及びディスプレイを
縫製されたアセンブリ150の下から約180°外方へ
展開することによって、小襟22及びディスプレイ24
の状態を再配向する役割を果たす。次に、第2の展開機
構127が、オーバエッジ・シーム28上でディスプレ
イを180°折り畳み、第2のミシン100によって処
理されるその最終的な位置に置く。
【0064】図示のように、第1の展開機構124は、
小襟22及びディスプレイ24の縫製されていない端部
を縫製されたアセンブリ150の下から回転させ、小襟
22は、衣服本体20の側方で該衣服本体と同一の面に
延在し、一方ディスプレイ24は、小襟22の頂部に着
座するように再び位置決めされる。一般に、第1の展開
機124は、小襟展開機170と、シームガイド174
とを備える。小襟展開機は、被加工物プラットフォーム
121の表面から上方に傾斜した隆起部170aを備
え、被加工物プラットフォーム121の表面から僅かに
隆起すると共に係合縁部171を有する水平なプレート
部分170bに合流している。
【0065】上方に隆起した縁部172が、展開機17
0の反対側の端部に形成されている。図示のように、上
方に隆起した縁部172は、被加工物プラットフォーム
121の平面にある供給線(L.O.F)に対して鋭角
をなしており、また、隆起した縁部の先端172aの鋭
角(被加工物プラットフォーム121の垂直面に対す
る)から、後端172bの垂直な形状まで、その長さに
沿って徐々に角度的に傾斜している。
【0066】シームガイド174は、上方に傾斜した端
部175を備えており、該端部は、シームガイド174
と小襟展開機170との間に僅かな空隙を提供するよう
に設けられた水平なプレート部分176に向かって徐々
に湾曲している。水平なプレート部分176は、シーム
係合縁部176aを有している。
【0067】図10、図20及び図29を参照すると、
作動の際には、縫製されたアセンブリ150が第1の展
開機124に向かって運搬されて傾斜部170aに移動
すると、係合縁部171(傾斜部170a/水平なプレ
ート部分170bに設けられる)が、小襟22と衣服本
体20との間に食い込む。水平なプレート部分170b
は被加工物プラットフォーム121の表面から隔置され
ているので、小襟22及びディスプレイ24は、プレー
ト部分170bの下に移動し、一方、衣服本体20及び
ラベル26は、プレート部分170bの上に位置する。
縫製されたアセンブリが引き続き供給線に沿って移動す
るに連れ、シームガイド174の下を通過する。上向き
に傾斜した端部175は、シームガイド174に入る際
の縫製されたアセンブリの円滑な移動を確実にする。シ
ーム係合縁部176aは、縫製されたアセンブリ150
のオーバエッジ・シーム28に係合し、縫製されたアセ
ンブリの整合を提供しかつこれを維持する。小襟展開機
170の水平なプレート部分176と小襟展開機170
の水平なプレート部分170bとの間の間隙は、衣服本
体20/ラベル26の阻害されない通過を与える。
【0068】縫製されたアセンブリはシームガイド17
4の遠い側の端部に接近すると、小襟展開機の上方に隆
起した縁部172が、小襟22及びディスプレイ24と
出会う。衣服本体が、上方及び下方の外側コンベアベル
ト103c、107bによって確実に押圧されている間
に、展開機170の上方に隆起した縁部172が小襟2
2及びディスプレイ24を展開機の水平なプレート部分
170bの下から(また、結果的には衣服本体20の下
から)押し出し、上記要素を180°回転させる。小襟
22/ディスプレイ24は従って、水平なプレート部分
170bの上に着座する。小襟22及びディスプレイ2
4は現在、第1のミシン39デ処理する間に、それぞれ
の最初の位置から180°展開されており、衣服本体2
0と同一の平面でオーバエッジ・シーム28の側部に着
座している。従って、上記要素は、ディスプレイ24
が、トップ・ステッチ33を縫製する前に、その最終位
置へ送られることを可能にする。
【0069】第1の展開機構124によって処理した後
に、縫製されたアセンブリ150は第2の展開機構12
7へ運搬される。ここにおいて、ディスプレイ24は小
襟22から持ち上げられて更に180°折り曲げられ、
これにより、ディスプレイ24の緩んだ縁部は、オーバ
エッジ・シーム28及びラベル26の一部の上方を移動
する。これにより、第2のミシン100がトップ・ステ
ッチ33を縫製してディスプレイ24をオーバエッジ・
シーム28及びラベル26上に固定するような位置にデ
ィスプレイが位置される。
【0070】図10、図21、図22、図23及び図2
4に示すように、第2の展開機構127は、上方に曲が
った先端182とシーム係合縁部184とを有するシー
ムガイド180を備えている。例えば、バーナーSE6
12LV(Banner SE612LV)を備えるデ
ィスプレイ存在反射センサ186が、衣服の処理領域の
外部に設けられており、シーム係合部分184に沿って
設けられたディスプレイ・ターゲット186Aに向けら
れている。ディスプレイ・ターゲット186Aは、例え
ば、バーナーBR−T−1OO等の反射テープによって
覆われており、これによりディスプレイ存在センサ18
6のビームを反射する。上述の肩シーム検知器83と同
様に構成することのできる第2の肩シーム検知器199
も設けられている。
【0071】展開機構127は更に、シームガイド18
0から隔置されかつ該シームガイドと平行なディスプレ
イ展開機188を備えており、該展開機は、オーバエッ
ジ・シーム28上でディスプレイ24を折り返す。図示
のように、ディスプレイ折畳機188は、被加工物プラ
ットフォーム121の表面から隆起し、同様に被加工物
プラットフォーム121から隆起した水平なプラットフ
ォーム部分192と合流している傾斜部分190を備え
ている。被加工物プラットフォーム121上の供給線と
鋭角λを形成する垂直壁を有する縁部194が、水平な
プラットフォーム部分192から突出している。垂直壁
を有する部分194から外方に突出しているのは、テー
パ付きのトンネル部分194Aであり、該トンネル部分
は、被加工物プラットフォーム121に向かい下方に向
かって徐々に傾斜している。
【0072】図22及び図25を参照すると、貫通する
長手方向の溝198が形成された被加工物係合プラット
フォーム197を有し且つバネ負荷されたプレッサ・デ
ィスプレイ196が、供給線に沿って第2のミシン10
0の第2の縫製ヘッド118の直前でディスプレイ折畳
機188の後に装着されている。
【0073】作動の際には、縫製されたアセンブリがシ
ームガイド180を越えて移動するに連れ、上方の曲が
った先端182が、シーム係合縁部184に沿ってオー
バエッジ・シーム28を円滑に係合させる。オーバエッ
ジ・シーム28に係合することにより、シーム係合縁部
184は、ディスプレイ折り畳み作業の間に、縫製され
たアセンブリ150を確実に整合させる。ディスプレイ
存在センサ186は、オーバエッジ・シーム28上のデ
ィスプレイ24(ディスプレイ24はセンサ186の反
射ビームを中断させる)の折り曲げの開始を検知する。
これにより検出窓が提供され、該検出窓は、第2の肩シ
ームセンサ199を適宜な時間に下降させ、これによ
り、第2のミシン100によるそれ以降のシーム33の
縫製の準備のための衣服の肩シーム32を検知する。
【0074】図29に示すように、小襟22は、ディス
プレイ折畳機188の傾斜部分190の下を通過する。
しかしながら、ディスプレイ自身は、傾斜部分190に
よって係合され、垂直壁を有する縁部194に係合し続
ける。従って、ディスプレイは、小襟22の頂部から垂
直方向上方に押圧される。縫製されたアセンブリが引き
続き運動している際に、垂直壁を有する縁部194が供
給線から曲がるので、ディスプレイは、小襟の頂部から
オーバエッジ・シーム28の周囲で折り畳まれる。この
ディスプレイは、テーパ付きのトンネル部分194Aに
係合するまで垂直方向に傾斜し、これにより、ディスプ
レイはオーバエッジ・シーム28の周囲で更に折り曲げ
られる。縫製されたアセンブリが引き続き運動し、ま
た、トンネル部分194Aが下方に曲がっているので、
ディスプレイはオーバエッジ・シーム28の周囲で且つ
該オーバエッジ・シームの上で下方に押圧される。
【0075】縫製されたアセンブリ150が引き続き第
2のミシン100の方向に移動すると、ディスプレイ2
4はプレッサ・ディスプレイ196の下を通過する。上
述のように、プレッサ・ディスプレイはバネ負荷されて
おり、従って、係合プラットフォーム197は衣服本体
20に向けてディスプレイ24に均一な圧力を保持し、
これにより、各要素の縮みを防止すると共に、第2のミ
シン100によるディスプレイの均一なステッチ縫いを
確実に行わせる。ディスプレイ24が第2の展開機12
7のテーパ付きのトンネル部分194Aによって折り曲
げられた直後に、オーバエッジ・シーム28が内部を通
過して通路198を通して案内され、これにより、第2
のミシン100により処理される際の縫製されたアセン
ブリの整合を更に促進する。
【0076】図9、図10及び図26は、トップ・ステ
ッチ33を縫製されたアセンブリ150に縫い付けるた
めの縫製ヘッド118を有する第2のミシン100を示
している。第2のミシン100は、例えばユニオン・ス
ペシャル社によって製造されるモデル600を備え、縫
製ヘッド118でディスプレイ24に406チェーン・
ステッチを縫製することができる。第2のミシン100
の縫製ヘッド118は、EFKAによって製造される如
き直流サーボモータ115によってベルト(図示せず)
で駆動される。モータは、システムコントローラ36に
よって制御され、第1の縫製ヘッド40を駆動するモー
タ39と同期する。
【0077】第2の縫製作業は、衣服本体の肩シームが
第2の肩シームセンサ199によって検知された時に開
始される。上述のように、第2の肩シームセンサ199
は、第1のミシン39に用いられる検知器83と同様
に、機械的なセンサあるいは通過ビーム型のセンサとす
ることができる。肩シーム32がセンサ199をトリガ
した後の所定の時間又はステッチカウントの後に、第2
のミシン100のプレッサ・フート139が下降されて
縫製されたアセンブリ150に係合する。第2のミシン
100の縫製ヘッド118は次に、縫製されたアセンブ
リ150にチェーン・ステッチ33を付与し始める。縫
製されたアセンブリ150がディスプレイ24を含む場
合には、ディスプレイ24の存在がディスプレイ存在セ
ンサ186によって検知されるまでは、第2の縫製作業
は開始されない。
【0078】図26はまた、後方のプラー・アセンブリ
142を示しており、該プラー・アセンブリは、縫製さ
れたアセンブリを被加工物プラットフォーム121に係
合させ、これにより、第2の作業の間に、縫製されたア
センブリ150を第2のミシン100に押し込む。後方
のプラー・アセンブリ142は、コンベア装置103、
107並びに第2のミシン100の供給ドグ(図示せ
ず)を助けることによって、縫製されたアセンブリ15
0の確実な駆動を助け、これにより、小襟22/ディス
プレイ24を引き伸ばすと共に、第2の縫製作業の間に
小襟22及びディスプレイ24を整合させて維持する。
コンベアベルト装置103、107、及び後方のプラー
・アセンブリ142を第1及び第2の縫製ヘッド40、
118に同期させ、これにより、装置の各段階に設けら
れる縫製されたアセンブリ150の種々の処理を円滑、
確実且つ同期して行うことが好ましい。
【0079】後方のプラー・アセンブリ142は、対向
する一対のローラ145a、145bを備え、これらロ
ーラは、ステッパ・モータ148によってベルト駆動ア
センブリ151を介して同一の速度で駆動される。ロー
ラ145a、145bは下降し、縫製されたアセンブリ
150を被加工物プラットフォーム121に係合させ
る。ローラ145a、145bは、後方のプラー・アセ
ンブリ142に個々に且つ枢動可能に取り付けられ、こ
れにより、被加工物プラットフォーム121の表面の上
方に独立して「浮かぶ」ようにするのが効果的である。
従って、各々のローラ145a、145bは従って、各
々のローラ145a、145bの下にある材料の変化す
る数のプライを受け入れることができ、これにより、縫
製された被加工物150を確実に駆動することができ
る。
【0080】第2の縫製作業は、プレッサ・フート13
9が降下した後に、所定の時間すなわちステッチのカウ
ントだけ継続する。第2の縫製作業は通常、ディスプレ
イ24の緩んだ縁部が衣服本体20に取り付けられるま
で継続する。第2の縫製作業が完了すると、糸カッタ
(図示せず)が糸を切断する。プレッサ・フート139
が上昇している際に、糸ワイパ(図示せず)が、第2の
縫製ヘッド118から垂下している切断された糸の端部
を縫製されている材料から離れる方向に移動する。
【0081】図10、図11及び図27を参照すると、
縫製されたアセンブリ150の所望の長さに沿ってトッ
プ・ステッチ33が縫製され、且つ糸が切断された後
に、コンベアベルト装置103、107が、縫製された
アセンブリ150を速動型の襟カッタ154を経て運搬
し、小襟材料22を所望の点で切断する。速動型のカッ
タ154は、襟カッタ台157に装着され、カッタ15
4を切断作用を行うための適正な位置に迅速に定置す
る。反射型のあるいは通過ビーム型のセンサ162が、
縫製されたアセンブリ150の経路に沿い被加工物プラ
ットフォーム121に沿って設けられ、縫製されたアセ
ンブリがカッタ154に到達する前に、衣服の縫製され
たアセンブリ150の前縁部あるいは後縁部を検知す
る。縁部を検知した後の所定の時間間隔の次に、カッタ
台157はカッタ154を小襟材料を切断するための適
所に迅速に定置し、これにより、処理され縫製されたア
センブリ150を、装置内の種々の位置でまだ処理され
ている他の衣服から分離させる。切断は「オンザフライ
(急速作動の切断」で行われ、これにより、小襟材料2
2をその長さにほぼ直交する方向に切断する。切断作業
の後に、小襟カッタ台157はカッタ154を戻し、次
に処理される衣服に対して待機させる。
【0082】小襟材料22を切断すると、縫製作業は完
了し、縫製されたアセンブリ150は次の製造作業を受
ける準備ができる。
【0083】図28は、衣服処理「ゾーン」すなわち製
造段階を示す概略図であって、縫製されたアセンブリの
種々の製造段階の間の、衣服本体20、ディスプレイ2
4、小襟22及びラベル26の間の関係を示している。
図29は、装置の簡略化した平面図であって、図28に
示す種々のゾーンにおける衣服構成要素の製造に関する
関係を示している。
【0084】第1のゾーンにおいては、小襟22が小襟
供給ローラ63に装填され、ガイドプレート67(図1
7)の下に供給される。ゾーン2は、第1の縫製作業の
間の材料の配列を示している。衣服本体20が小襟22
に装填された後に、衣服検知器82から「衣服存在」信
号を受けると縫製が開始する。次に、センサ83によて
肩シーム32が検知され、最初にディスプレイ・フィー
ダ65を作動させ、次にラベル・フィーダ70を作動さ
せた後に、ディスプレイ24及びラベル26は、小襟2
2及び衣服本体20と共に縫製され、縫製されたアセン
ブリ150の縫製を完了する。
【0085】ゾーン3−7においては、第1の展開機構
124が小襟22及びディスプレイ24に作用し、これ
ら構成要素をシーム28の周囲で約180°回転させ
る。ゾーン7においては、小襟22が伸長されて衣服本
体と同一面となり、一方ディスプレイ24は、ディスプ
レイ24の緩んだ端部をシーム28の側方に位置させた
状態で衣服本体の上に着座する。
【0086】ゾーン7−10においては、第2の展開機
構127がディスプレイに作用し、ディスプレイ24を
シーム28の周囲で更に180°回転させる。その結
果、ディスプレイ24の緩んだ端部は、オーバエッジ・
シーム28及びラベル26の一部の上に重なる。ディス
プレイはその後、第2のミシン100によって適所に縫
い付けられる。
【0087】図30乃至図33のフローチャートは、コ
ントローラ36によって実行される各段階のシーケン
ス、並びに、完成された縫製されたアセンブリの処理を
行う間に種々の要素により実行される作用を示してい
る。
【0088】最初に、装置のオペレータが初期の「動力
増加」シーケンス(ステップ201)を行い、縫製され
たアセンブリ150を処理するに必要なシステムパラメ
ータを初期化する。従って、ステップ202において
は、コントローラ36が、種々のステッパ・モータ3
8、109、112、115の動作速度及び内部スイッ
チカウンタの設定を含む装置すなわちシステムの初期化
を自動的に行い、これにより、モータ並びに装置の構成
要素を自動的に同期させる。カッタ台157もその作動
位置に着くように命令を受ける。
【0089】ステップ203においては、オペレータは
制御パネル37において、以前にコントローラ36の中
にプログラムされ、縫製されたアセンブリ150を形成
する構成要素を正確に縫製するために必要な所定の縫製
定数(例えば、衣服のサイズ、衣服本体20の先端から
肩シーム32までの距離、ラベルの幅等)を表すスタイ
ル等の衣服のパラメータを入力する。勿論、オペレータ
は、予めプログラムされた定数を手操作でオーバドライ
ブし、必要な調整あるいは所望の指示を行うことができ
ることを理解する必要がある。入力後に、装置は作業を
行い、オペレータは本明細書において説明する縫製サイ
クルを開始させるだけで良い。
【0090】ステップ204においては、コントローラ
36が、自己チェックの判定を行い、例えば、小襟2
2、ラベル26及びディスプレイ24用の材料又はスプ
ールすなわち糸巻き102、104、106から供給さ
れる糸が存在するか否かを判定する(センサ56a、5
8a、60a、102a、104a、106aがコント
ローラ36に信号を送る)。システムはまた、ラベル・
アーム72がそのホームポジションにあるか否か、ま
た、予め切断されたラベル26がラベル・グリッパ74
に存在するか否かを判定する。従ってステップ205に
おいては、コントローラ36はスプ204で実行された
システムチェックを確認し、システムの作動準備が整っ
ているか否かを判定する。システムの準備かできていな
い場合には、適宜なエラーメッセージ(ステップ205
a)が制御パネル37に送られ、オペレータに警告す
る。
【0091】システムの作動準備ができている場合に
は、衣服本体20をミシン39用の縫製領域に装填す
る。衣服本体は、その前縁部がプレッサ・フート80の
下に位置するまで装填される。この争点は、手動又は自
動化された機構によって行うことができることは当業者
には理解されよう。
【0092】次にステップ206においては、コントロ
ーラ36は、衣服検知器82を介して、衣服本体20が
ミシン39に存在するか否かを判定する。もし存在しな
ければ、コントローラ36は衣服本体が位置するまで待
機するが、衣服本体が存在する場合には、コントローラ
36はステップ207へ進み、プレッサ・フート80に
命令を与えて衣服本体20の上に下降させる。
【0093】コントローラ36は次に、縫製開始スイッ
チ(図示せず)がオペレータによって押圧されているか
否かを判定する(ステップ208)。もし押圧されてい
れば、両方のミシン39、100に対する縫製サイクル
がステップ209で開始される(これらの縫製サイクル
は、ミシン39に関しては図31において、また、ミシ
ン100に関しては図32においてそれぞれ別個に説明
される)。縫製開始スイッチが励起されていなければ、
コントローラ36はステップ208aで、衣服本体20
がミシン39の領域から取り除かれているか否かを判定
する。もし取り除かれていれば、コントローラ36はス
テップ204に戻り、システム状態をチェックし、そう
でなければ次の処理サイクルに備える。衣服が依然とし
て存在している場合には、コントローラ36は、縫製サ
イクルを開始させる開始スイッチ(ステップ208)の
励起を待つ(図30のステップ209)。縫製開始スイ
ッチは、別個の安全装置及び制御機構として作用する。
理解され得るように、代替例においては高度に熟練され
たオペレータが「自動開始」モードを選択的に使用する
ことができ、このモードにおいては、衣服が検知された
後で且つ調節可能な時間遅延の後に、縫製開始スイッチ
を用いることなく縫製が自動的に開始される。
【0094】次に図31及び図32を参照し、第1のミ
シン39及び第2のミシン100によって実行される縫
製サイクルの同時並行的な作用すなわち作業を説明す
る。ある縫製されたアセンブリが第1のミシン39で処
理されている間に、装置にある以前の縫製されたアセン
ブリは第2のミシン100で同時に処理されており、2
つのミシンに関する縫製サイクルは、説明を簡単にする
ために別個に図示して説明する。
【0095】図31を参照すると、ステップ210にお
いては、コントローラ36がラベル・アーム72に命令
を出し、縫製ヘッド40の下にラベル26を挿入するた
めの待機位置まで降下させる。ステップ211におい
て、コントローラ36はその後迅速にモータ39を起動
して縫製ヘッド40を励起し、また、小襟供給モータ6
2を起動して小襟供給ローラ63を駆動する。コントロ
ーラ36はまた、モータ109、112を起動し、上方
及び下方のコンベア装置103、107を励起する。従
って、小襟材料22が衣服本体20の下に供給され、縫
製ヘッド40によって衣服本体に縫い付けられる。供給
ドグ92は、小襟材料22と衣服本体20との間の摩擦
干渉によって、要素をプレッサ・フート80の下に押圧
して縫製ヘッド40に供給する。コンベアベルト装置1
03、107の外側コンベアベルトは、縫製ヘッド40
を通過する衣服本体20に係合し、また内側コンベアベ
ルト103a、103b、107aは、縫製されたアセ
ンブリ150の小襟部分に係合する。また、上述のよう
に、小襟供給ローラ63は、これらローラ63と縫製ヘ
ッド40との間の小襟材料に張力を維持し、これによ
り、ステッチ縫いを行っている時でも緊張状態を保持す
る。ステップ211の次に、ステップ211aにおいて
は、コントローラ36は、小襟カッタ154に隣接する
より大きな処理状態(図7)にある縫製されたアセンブ
リ150(y)の完了を監視する。センサ162が露出
されると、完成された縫製されたアセンブリ150
(y)の小襟材料22は小襟カッタ154によって切断
され、これにより、縫製されたアセンブリ150(y)
は更に処理作業を受ける準備ができる。ステップ212
においては、コントローラ36は、第1のミシン39の
一次ステッチ・カウント(N1)が、シーム検知器83
を作動させるための所定のステッチ・カウント(Ns
に等しいか否かを判定する。そうでなければ、Nsを検
知するまでコントローラ36はN1を最新化する。この
時点において、コントローラ36は、縫製領域の上にシ
ーム検知器83を降下させ、肩シーム32を検知する準
備をする。シーム32は、縫製されたアセンブリ150
の後続する処理のための基準点の役割を果たし、従っ
て、シームを検知した後に、一次ステッチ・カウント
(N1)を二次の全ステッチ・カウント(N2)に再設定
し、更にディスプレイ24及びラベル26を正確に位置
決めするに必要なステッチのカウントをシーム検知器の
開始から測定する(ステップ214)。
【0096】小襟22及び衣服本体20が押圧されて縫
製ヘッド40の下で縫製されている間に、コントローラ
36は、肩シーム32の検知を待つ(ステップ21
4)。検知されない場合には(ステップ214a)、コ
ントローラ36は、衣服センサ82を介して、衣服本体
20が装置から取り除かれているか否かを判定する。取
り除かれていない場合には(一般に、肩シーム32がシ
ーム検知器83の下をまだ通過していないことを示
す)、コントローラ36は、後続するステップすなわち
段階に進めるようにシームの検知を待つ。衣服が取り除
かれていれば、システムは「最終縫製サイクル」(図3
3のステップ239)に進み、装置に装填されるべき新
しい縫製されたアセンブリを処理する準備をする。
【0097】シーム32がシーム検知器83によって検
知された後に(ステップ214)、コントローラ36は
ステップ215へ進み、シーム検知器を縫製領域から離
れる方向に持ち上げ、これにより、オペレータはそれに
完全に接近することができる。次に、コントローラ36
はディスプレイ・インサータ64に命令を与え、上述の
如く(ステップ216)、ディスプレイ・フィーダ65
を縫製領域に移動させる。小襟22とディスプレイ24
との間の摩擦的な干渉により、ディスプレイ24はプレ
ッサ・フート80(従って小襟22)の下に入り、小襟
22及び衣服本体20に縫い付けられる。その間に、ラ
ベル・アーム72は、縫製ヘッド40の下に切断された
ラベル26が供給されることを予測して、第2の位置へ
下がる(ステップ217)。
【0098】ステップ218においては、コントローラ
36は、シームを検知した後にシステムによって保持さ
れているステッチ・カウントを一時的に遅延させ、これ
により、ラベル26を縫製ヘッド40の下に適正に挿入
し、小襟の首部分の裏側の中心に相当する箇所に縫い付
ける。ラベルの供給は、小襟の首部分の裏側の中心に対
するステッチ数からステッチ・カウントのラベルの幅の
半分を減じた値に等しいシーム検知器で測定されたステ
ッチ・カウントにおいて開始するのが好ましい(N
insertion = Nto center of back of
collarette − 0.5xNWL)。コントローラが適正
な数のステッチをカウントすると、ラベル・アーム72
が、縫製ヘッド40の最終的な挿入位置へ下がり(ステ
ップ219)、これにより、予め切断されたラベル26
を縫製領域に入れ、ラベル26を衣服本体20の上でか
つ縫製ヘッド40の下に置く。従って、縫製ヘッド40
はラベル26を縫製されたアセンブリ150の残りの部
分に縫い付ける。
【0099】ラベルが縫い付けられると、小襟供給ロー
ラ63は(ステッチ・カウントを介して)、ラベル・ア
ーム72が、このラベル・アーム72が衣服本体20に
ほぼ完全に縫い付けられたことを示すラベル落下位置へ
前進しているか否かを判定する(ステップ220)。コ
ントローラ36が、ラベル・アーム72が落下位置にあ
ると判断すると同時に、ラベル・グリッパ74が開いて
ラベルを解放し(ステップ221)、ラベル・アーム7
2は、縫製サイクルの完了を阻害しないように、縫製作
業に同期して引き続き移動する。
【0100】ステップ222においては、コントローラ
36は、衣服の端部が衣服検知器82によって検知され
ているか否かを判定する。もし検知されていれば、ディ
スプレイ・フィーダ65が命令を受けて縫製領域から、
縫製ヘッド40にディスプレイ材料を供給する終点まで
移動し(ステップ223)、ラベル・アーム72がその
ホームポジションへ下がって次の縫製サイクルを待ち
(ステップ224)、所定の最終数のステッチが縫製さ
れたアセンブリ150に縫い付けられ(ステップ22
5)、これにより、総ての要素(衣服本体20、小襟2
2、ディスプレイ24及びラベル26)が縫製ヘッド4
0の外側に置く。次にシステムは最終縫製サイクル(図
33のステップ239)へ進む。
【0101】次に図32を参照し、ミシン100で縫製
されたアセンブリ150を処理する際に起こる一連の作
用を説明する。装置にある以前の被加工物は、図31で
説明したミシン39で同時に処理されることをここでも
理解する必要がある。
【0102】ステップ209(図30)の次に、プロセ
ッサすなわちコントローラ36は、第2の衣服存在セン
サ82A(第1のミシン39に隣接して設けられる衣服
センサ82と同様の)を介して、衣服本体20が第2の
ミシン100にあるか否かを判定する(ステップ22
6)。衣服本体の存在が検知されると同時に、コントロ
ーラ36は、ステップ203でオペレータが入力した予
め設定された寸法パラメータに基づき、一次すなわち第
1のステッチ・カウント(N3)を初期化し、また、何
時ステッチ・カウントが終了したかを判定し(ステップ
227)、ディスプレイ24を検知するために用いられ
る基準点及び検知窓すなわちウインドーを確立する(ス
テップ228)。上述のように、ディスプレイ24は、
第2の展開機127に設けられたディスプレイ存在セン
サ186によって検知される。
【0103】ディスプレイ24が検知されなかった時間
の間に、コントローラ36は(第2の衣服存在センサ8
2Aを介して)、第2のミシン39に隣接して設けられ
る衣服本体20の端部を監視し(ステップ228a)、
ディスプレイ24がディスプレイ存在センサ186によ
って検知されない場合には、縫製されたアセンブリ15
0の不必要な縫製を防止する。一般に、ディスプレイ2
4が存在しない場合には、衣服本体20の端部が検知さ
れ、コントローラ36は仕上げ縫製サイクル(図33の
ステップ239)へ進み、装置の第1のミシン39にあ
る先行する縫製されたアセンブリの処理の終了を待つ。
【0104】ディスプレイが存在し且つ検知された場合
(ステップ228)には、コントローラ36は、第2の
ミシン100における縫製サイクルを開始させるために
肩シーム32を検知する準備に備えてシーム検知器19
9を降下させる。ステップ230においては、コントロ
ーラは、肩シーム32の検知を待つ。ステップ228で
説明したように、コントローラ36は、肩シームが検知
されない状態にある間には、常に衣服本体の端部を監視
する(ステップ230a)。肩シームの前に衣服本体2
0の端部が検知された場合には、システムは仕上げ縫製
サイクル(図33のステップ239)へ進み、第1のミ
シン39にある先行する縫製されたアセンブリの処理の
終了を待つ。
【0105】衣服本体が存在する場合には、衣服本体の
端部の前に肩シーム32が検知され、コントローラ36
は縫製サイクルの最初に進む。ステップ230bにおい
ては、シーム検知器199が上昇される。ステップ23
1においては、コントローラ36は第1のミシン39の
縫製ヘッド40に命令を与えて瞬時に停止させ、これに
より、第2のミシンのプレッサ・フート139が降下
(ステップ232)してその縫製されたアセンブリに係
合するための適正な時間を与え、従って、第1のミシン
39が引き続きその縫製されたアセンブリを縫製してい
る場合に、装置で処理されている縫製されたアセンブリ
が詰まる可能性を排除する。プレッサ・フート139が
降下する(ステップ232)と同時に、両方の縫製ヘッ
ド40、118が縫製を開始する(ステップ233)。
カバー・シーム33が付与され、出ぷれを適所に保持す
る。
【0106】ミシン100は引き続きディスプレイを適
所に縫製し、一方システムは、第2のミシン100にあ
る衣服本体20の端部を監視し続ける(ステップ23
4)。端部を検知すると、予め選定された最終数のステ
ッチが第2のミシン100によって付与され、縫製ヘッ
ド118の下から縫製されたアセンブリを取り出す(ス
テップ235)。次に、両方のミシン39、100を停
止させ(ステップ236)、第2のミシンがその糸を適
正に調整する(ステップ237)ことを可能とする。コ
ンベア装置103、107は、第2のミシン100で処
理されたばかりの縫製されたアセンブリを運搬し、小襟
カッタ154で切断する。
【0107】第2のミシン100での糸の調節が終わっ
た後に、コントローラ36は第1のミシン39のサイク
ル(図31)が完了するかどうかを引き続き監視する
(ステップ238)。そのサイクルが完了していると判
定した時に(又は、そうでなければ、コントローラ36
がステップ238aで第1のミシン39に命令を与えて
その縫製サイクルを再開始且つ完了した後に)、コント
ローラ36は仕上げ縫製サイクル(図33のステップ2
39)に進む。
【0108】図33は仕上げ縫製サイクル(ステップ2
39)を示しており、この縫製サイクルは、衣服処理サ
イクル全体を完了し、装置を次の衣服処理サイクルに備
えるようにする。プレッサ・フート80は、第1のミシ
ン39において上昇される(ステップ240)。コント
ローラ36は、ラベル・アーム72がそのホームポジシ
ョンにあることを確認し(ステップ241)、もしホー
ムポジションにあれば、ラベル供給モータ71を作動さ
せ、ラベル材料26をグリッパ74の間に置く(ステッ
プ242)。個々のラベルがホットナイフ76によって
切断され(ステップ243)、これにより、グリッパ7
4は切断されたラベルを保持する。システムが起動さ
れ、第1の領域に衣服本体20が存在することを検知す
る準備をし(ステップ206)、製造サイクルを新規に
開始させる。衣服の寸法すなわちサイズ又はスタイルを
変更しようとする場合には、オペレータは、製造サイク
ルを再開する前に、パラメータを再入力することができ
る(ステップ203)。
【0109】当業者には容易に理解できるように、ディ
スプレイ・フィーダ及びラベル・フィーダを消勢し、最
終製品を変えることができる。例えば、装置が作動して
いる時に、小襟及びディスプレイだけが衣服本体に縫い
付けられるように、ラベル・フィーダ機構を消勢するこ
とができる。同様に、小襟及びラベルだけが衣服本体に
縫い付けられるようにディスプレイ・フィーダを消勢す
ることができる。
【0110】例えば、ある場合には、完成した衣服を縫
製し、ディスプレイ24を衣服の構造から省略すること
ができる。次に第2の縫製作業を用い、オーバエッジ・
シーム28の長さの全体又は一部をカバー・ステッチで
覆うことができる。オーバエッジ・シーム28の上に延
在して該オーバエッジ・シームを覆うカバー・ステッチ
400は、完成した衣服の外観をより見やすくし、ま
た、そうでなければ着用者の体に張り付いて露呈される
オーバエッジ・シーム28により着用者が迷惑を受ける
可能性を軽減乃至は排除する。そのようなカバー・ステ
ッチ構造の例が図2及び図3に示されている。当業者に
は周知のように、カバー・ステッチ400は、例えば、
小襟22の裏側部分の周囲においてのみオーバエッジ・
シーム28上に縫い付けられた変形した406EFa−
1カバー・ステッチとすることができる(図2)。代替
例においては、変形した406EFa−1カバー・ステ
ッチ400を、小襟22の周囲全体に亙ってオーバエッ
ジ・シーム28に縫い付けることができる(図3)。ま
た、変更することにより、装置は、小襟の周囲全体に伸
びるディスプレイ24でオーバエッジ・シーム28の全
長を覆うように設計することができる(図4)。代替例
においては、図5及び図6に示すように、カバーテープ
402を取り付けてシーム28の長さを覆うように装置
を変更することができる。他の変更は当業者には明らか
であろう。
【0111】また、当業者には明らかなように、ディス
プレイ及びテープ挿入の同期はステッチ・カウントに依
存する必要はない。例えば、調時した同期を用い、ディ
スプレイ・フィーダ及びラベル・フィーダに適正な時間
に命令を与えることができる。
【0112】以上に図示の好ましい実施例を詳細に説明
したが、本発明の原理から逸脱することなくまたその利
点を損なうことなく、本発明の範囲内で種々の変更を行
うことができることは当業者には理解されよう。用語並
びに表現は、説明上のものであって限定的なものではな
い。使用した用語あるいは表現により図示の及び説明し
た特徴部あるいはその一部の均等物を排除する意図は全
くなく、本発明の範囲は特許請求の範囲に基づき判断さ
れるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】小襟、ディスプレイ及びラベルを有する完成さ
れた衣服の斜視図である。
【図2】ディスプレイが取り除かれ、肩部から肩部まで
小襟の後部を包囲するチェーン・スティッチを有する衣
服の斜視図である。
【図3】ディスプレイが取り除かれ、小襟全体の周囲に
縫い付けられたチェーン・スティッチを有する衣服の斜
視図である。
【図4】オーバエッジ・ステッチを包囲する変更された
長手方向のディスプレイ構造を示す斜視図である。
【図5】オーバエッジ・シームを包囲する長手方向のテ
ープの変更された構造の斜視図である。
【図6】オーバエッジ・シームを包囲する長手方向のテ
ープの変更された構造の断面図である。
【図7】衣服本体、小襟、ディスプレイ及びラベルがオ
ーバエッジ・ステッチを用いて一体に縫製された状態を
示す縫製されたアセンブリの層状の構造を示す平面図で
ある。
【図8】図7の層状の構造の側面図である。
【図9】本発明の実施例の左方側面図であって、第1及
び第2のミシン、コンベア装置、広げた機構並びにカッ
タアセンブリを示している。
【図10】上方のコンベア装置がその旋回したサービス
位置にある状態の図9の実施例を示す左方側面図であ
る。
【図11】底部コンベア装置及び装置の関連する構成要
素を示す図9の実施例の平面図である。
【図12】頂部コンベア装着アセンブリ及び該頂部コン
ベア装置に関連する追従ローラを示す図である。
【図13】頂部コンベア装着アセンブリ及び該頂部コン
ベア装置に関連する追従ローラを示す図である。
【図14】頂部コンベア装着アセンブリ及び該頂部コン
ベア装置に関連する追従ローラを示す図である。
【図15】図9の実施例の平面図である。
【図16】図9の実施例の正面図である。
【図17】図9、図10、図15及び図16に示す実施
例の一部を示す斜視図である。
【図18】シーム検知器の拡大側面図である。
【図19】装置に採用することのできるラベル・デフレ
クタの拡大側面図である。
【図20】本発明の一実施例による第1の展開機構の拡
大斜視図である。
【図21】本発明の一実施例による第2の展開機構の拡
大側面図である。
【図22】第2の展開機の後方斜視図である。
【図23】図22の線A−Aに沿ってディスプレイを徐
々に展開する状態を示す断面図である。
【図24】図22の線B−Bに沿ってディスプレイを徐
々に展開する状態を示す断面図ディスプレイ。
【図25】第2の展開機に隣接するプレッサ・ディスプ
レイの拡大図である。
【図26】本発明の一実施例による後方引張りアセンブ
リを有する第2のミシンの拡大図である。
【図27】支持アセンブリを備えた速動カッタの斜視図
である。
【図28】処理中の縫製された衣服要素の定置及び展開
操作を示す概略図である。
【図29】定置及び展開作業並びに図28に概略的に示
す要素間の関係を示す平面図である。
【図30】本発明の全体的な作用を示すフローチャート
である。
【図31】本発明の全体的な作用を示すフローチャート
である。
【図32】本発明の全体的な作用を示すフローチャート
である。
【図33】本発明の全体的な作用を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
20 衣服本体 22 小襟 24 ディスプレイ 26 ラベル 32 肩シーム 36 コントローラ 38 モータ 39 第1のミシン 40 縫製ヘッド 56、58、60 供給ロール 62 小襟供給モータ 65 ディスプレイ・フィーダ 70 ラベル・フィーダ 74 グリッパ 78 ラベルガイド 80 プレッサ・フート 82 衣服検知器 83 シーム検知器 90 ステッチカウンタ 100 第2のミシン 103、107 コンベアベルト装置 150 縫製されたアセンブリ 186 ディスプレイ存在センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591265998 サラ・リー・コーポレーション SARA LEE CORPORATIO N アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27105,ウィンストン−セーレム,ヘイン ズ・ミル・ロード 470 (72)発明者 マクシミリアン・アダムスキー,ジュニア アメリカ合衆国サウス・カロライナ州 29715,テガ・ケイ,ティンバーレーク・ ドライブ 25055 (72)発明者 ケネス・シー・ミルナー アメリカ合衆国イリノイ州60047,レー ク・ジューリク,バーチウッド・ドライブ 679 (72)発明者 エドワード・アール・ラベル アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27355,スタレー,ルート・ナンバー1, ボックス 12エイ (72)発明者 ジョン・シー・マクューン アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27028,モックスビル,ルート・ナンバー 8,ボックス 299

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小襟、ラベル及びディスプレイを衣服本
    体に縫い付けるための装置において、 前記小襟、ラベル及びディスプレイを前記衣服本体に縫
    い付けて縫製されたアセンブリを形成するための第1の
    縫製ヘッドを有する第1のミシンと、 小襟材料を前記第1の縫製ヘッドの下に供給し、前記小
    襟材料が前記衣服本体に縫い付けられるようにするため
    の小襟供給手段と、 命令に基づいてディスプレイ材料を前記縫製ヘッドの下
    に供給し、前記ディスプレイ材料が前記衣服本体及び前
    記小襟材料に縫い付けられるようにするためのディスプ
    レイ供給手段と、 命令に基づいてラベルを前記縫製ヘッドの下に供給し、
    前記ラベルが前記衣服本体及び小襟材料に縫い付けられ
    るようにするためのラベル供給手段と、 前記ディスプレイに第2の縫製作用を与えるための第2
    の縫製ヘッドを有する第2のミシンと、 前記第1のミシンから前記第2のミシンまで前記縫製さ
    れたアセンブリを運搬するための手段と、 該装置の作用を制御するためのコントローラ手段とを備
    える装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置において、前記衣服本体
    は肩シームを有し、該装置は更に、前記肩シームを検知
    して前記縫製ヘッドの作用を開始させるためのシーム検
    知器手段を備えることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 肩シームを有する衣服本体に小襟、ラベ
    ル及びディスプレイを縫い付けるための装置において、 前記小襟、ラベル及びディスプレイを前記衣服本体に縫
    い付けて縫製されたアセンブリを形成するための縫製ヘ
    ッドを有する第1のミシンと、 前記ディスプレイに第2の縫製作用を与えるための縫製
    ヘッドを有する第2のミシンと、 前記第1のミシンから前記第2のミシンまで前記縫製さ
    れたアセンブリを運搬するための手段と、 該装置の作用を制御するためのコントローラ手段とを備
    えることを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の装置において、前記小襟及び
    前記ディスプレイを、前記第2のミシンで前記ディスプ
    レイを縫い付けるに適した状態に配向するための手段を
    更に備えることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の装置において、前記配向する
    ための手段が、 前記小襟及び前記ディスプレイを縫製されたアセンブリ
    の下で配向するための第1の展開手段と、 前記第2のミシンで縫い付けるように前記ディスプレイ
    の状態を配向するための第2の展開手段とを備えること
    を特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項3の装置において、前記肩シーム
    を検知するための検知器手段を更に備え、これにより、
    前記シーム検知器は、前記コントローラ手段に信号を送
    り、該装置の作用を制御することを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 前縁部、後縁部及び肩シームを有する衣
    服本体に小襟、ディスプレイ及びラベルを縫い付けるた
    めの装置において、 前記小襟、ラベル及びディスプレイを接合シームで前記
    衣服本体に縫い付けて縫製されたアセンブリを形成する
    ための第1の縫製ヘッドを有する第1のミシンと、 小襟材料を前記第1の縫製ヘッドの下に供給し、前記小
    襟材料が前記衣服本体に縫い付けられるようにするため
    の小襟供給手段と、 命令に基づいてディスプレイ材料を前記第1の縫製ヘッ
    ドの下に供給し、前記ディスプレイ材料が前記衣服本体
    及び前記小襟材料に縫い付けられるようにするためのデ
    ィスプレイ供給手段と、 命令に基づいてラベルを前記第1の縫製ヘッドの下に供
    給し、前記ラベルが前記衣服本体、小襟材料及びディス
    プレイ材料に縫い付けられるようにするためのラベル供
    給手段と、 前記ディスプレイに第2の縫製作用を与えるための第2
    の縫製ヘッドを有する第2のミシンと、 前記第1のミシンから前記第2のミシンまで前記縫製さ
    れたアセンブリを運搬するための手段と、 前記運搬するための手段の経路に沿って設けられ、前記
    ディスプレイを前記第2のミシンで縫い付けるような状
    態に前記小襟及び前記ディスプレイを配向させるための
    手段と、 該装置の作用を制御するためのコントローラ手段とを備
    える装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の装置において、前記肩シーム
    を検知するための検知器手段を更に備え、 前記コントローラは、前記シーム検知器が前記肩シーム
    を検知した時に、前記ディスプレイ・フィーダに命令を
    与え、 前記コントローラは、カウントされたステッチの全数が
    所定の値に等しくなった時に、前記ラベル供給手段に命
    令を与えることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項7の装置において、前記配向する
    手段が、 曲がった壁部を有し、前記小襟及びディスプレイを前記
    衣服本体の下から展開して前記衣服本体の平面に合致さ
    せる第1の展開機と、 曲がった壁部を有し、前記ディスプレイを展開して前記
    接合シームを覆わせる第2の展開機とを備えることを特
    徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項9の装置において、前記第2の
    展開機は、前記縫製されたアセンブリにディスプレイが
    存在することを検知するためのディスプレイ検知手段を
    備えることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項7の装置において、前記搬送す
    るための手段は、頂部コンベア・アセンブリ及び底部コ
    ンベア・アセンブリを備え、前記頂部コンベア・アセン
    ブリは、前記頂部コンベア・アセンブリを前記底部コン
    ベア・アセンブリに対して係脱させるように選択的に位
    置決めするように該装置に回転可能に取り付けられた台
    に設けられていることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項7の装置において、 前記第2の縫製ヘッドに隣接して設けられ、前記第2の
    縫製ヘッドで縫い付ける前に前記ディスプレイを適所に
    押圧するためのディスプレイ押圧手段と、 前記第2の縫製ヘッドに隣接して設けられ、前記縫製さ
    れたアセンブリを縫い付けの間に前記第2のミシンから
    離れる方向に押圧するための後方のプラー・アセンブリ
    とを備えることを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 請求項7の装置において、前記シーム
    検知器手段は、隣接するセンサの付近に枢動可能に取り
    付けられ且つバネ負荷されたパドルを備え、前記パドル
    は、前記肩シームに係合した時に前記隣接するセンサか
    ら離れる方向に枢動的に偏椅され、これにより、前記隣
    接するセンサにシーム検知信号を前記コントローラに送
    らせるようになされたことを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項13の装置において、前記シー
    ム検知器手段は、前記第1のミシン及び前記第2のミシ
    ンの各々に隣接して設けられていることを特徴とする装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項7の装置において、前記第2の
    ミシンに隣接して設けられ、前記ディスプレイが前記第
    2のミシンによって縫い付けられた後に、前記小襟材料
    を切断するための小襟カッタを更に備えることを特徴と
    する装置。
  16. 【請求項16】 請求項11の装置において、前記頂部
    コンベア・アセンブリは、連続する外側頂部ベルトと、
    複数の内側頂部ベルトとを備え、前記底部コンベア・ア
    センブリは、連続する長い外側底部ベルトと、短い内側
    底部ベルトとを備えることを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項16の装置において、前記外側
    頂部ベルトに選択的に係合する複数の追従ローラを更に
    備え、これら追従ローラは、前記頂部コンベア・アセン
    ブリが前記底部コンベア・アセンブリに係合した時に、
    前記外側頂部ベルトを前記外側底部ベルトに圧接するこ
    とを特徴とする装置。
  18. 【請求項18】 小襟及びラベルを衣服本体に縫い付け
    るための装置において、 前記小襟及びラベルを前記衣服本体に接合して縫製され
    たアセンブリを形成するための接合シームを付与するた
    めの第1の縫製ヘッドを有する第1のミシンと、 小襟材料を前記第1の縫製ヘッドの下に供給し、前記小
    襟材料が前記衣服本体に縫い付けられるようにするため
    の小襟供給手段と、 命令に基づいてラベルを前記縫製ヘッドの下に供給し、
    前記ラベルが前記衣服本体及び小襟材料に縫い付けられ
    るようにするためのラベル供給手段と、 前記接合シームに第2の縫製作用を与えるための第2の
    縫製ヘッドを有する第2のミシンと、 前記第1のミシンから前記第2のミシンまで前記縫製さ
    れたアセンブリを運搬するための手段と、 該装置の作用を制御するためのコントローラ手段とを備
    えることを特徴とする装置。
  19. 【請求項19】 小襟、ディスプレイ及びラベルを肩シ
    ームを有する衣服本体に縫い付けるための方法におい
    て、 前記衣服本体を第1のミシンの縫製ヘッドの下に装填す
    る段階と、 前記第1のミシンの縫製ヘッドの下に小襟材料を供給
    し、該小襟材料を前記衣服本体に縫い付ける段階と、 命令に基づいて前記第1のミシンの縫製ヘッドの下に前
    記ディスプレイ材料を供給し、該ディスプレイ材料を前
    記衣服本体及び前記小襟材料に縫い付ける段階と、 切断されたラベルを前記第1の縫製ヘッドの下に供給し
    て前記衣服本体に縫い付ける段階と、 前記衣服本体の下から前記小襟及びディスプレイを展開
    し、前記小襟及びディスプレイを第2の縫製作用を行う
    ように位置決めする段階と、 第2のミシンの縫製ヘッドで前記ディスプレイを適所に
    縫い付ける段階とを備えることを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項19の方法において、前記肩シ
    ームを検知する段階を更に備え、 前記シーム検知器手段が前記肩シームを検知した時に前
    記ディスプレイ供給手段に命令を与えることを特徴とす
    る方法。
  21. 【請求項21】 肩シームを有する衣服本体に接合シー
    ムによって小襟、ディスプレイ及びラベルを縫い付ける
    ための方法において、 前記衣服本体を第1のミシンの縫製ヘッドの下に装填す
    る段階と、 小襟材料を前記第1の縫製ヘッドの下に供給し、前記小
    襟材料を前記衣服本体に縫い付ける段階と、 前記肩シームを検知する段階と、 前記肩シームを検知した時にディスプレイ材料を前記第
    1のミシンの縫製ヘッドの下に供給し、前記ディスプレ
    イ材料を前記衣服本体及び前記小襟材料に縫い付ける段
    階と、 切断されたラベルを前記第1の縫製ヘッドの下に供給し
    て前記衣服本体に縫い付ける段階と、 前記衣服本体、ディスプレイ、小襟及びラベルを第1の
    展開手段まで運搬する段階と、 前記第1の展開手段において、前記衣服本体の下から前
    記小襟及びディスプレイを展開し、前記小襟及びディス
    プレイを前記接合シームの側に位置させ且つ前記衣服本
    体の平面に位置させる段階と、 前記衣服本体、ディスプレイ、ラベル及び小襟を第2の
    展開手段まで運搬する段階と、 前記第2の展開手段において前記ディスプレイを折り曲
    げて前記接合シームを覆う段階と、 前記衣服本体、小襟、ディスプレイ及びラベルを第2の
    ミシンまで運搬する段階と、 前記第2のミシンにおいて前記ディスプレイを前記衣服
    本体に縫い付ける段階と、 前記ディスプレイを縫い付けた後に前記小襟を切断する
    段階とを備えることを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項21の方法において、前記第2
    の展開手段において前記ディスプレイの存在を検知する
    段階を更に備えることを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 小襟、ディスプレイ、及びある幅のラ
    ベルを、接合シームによって、前縁部、後縁部及び肩シ
    ームを有する衣服本体に接合するための方法において、 前記衣服本体を第1のミシンの縫製ヘッドの下に装填す
    る段階と、 小襟材料を前記第1のミシンの縫製ヘッドの下に供給
    し、前記小襟材料を前記衣服本体に縫い付ける段階と、 命令に基づいてディスプレイ材料を前記第1のミシンの
    縫製ヘッドの下に供給し、前記ディスプレイ材料を前記
    衣服本体及び前記小襟材料に縫い付ける段階と、 命令に基づいて前記ラベルを前記第1のミシンの縫製ヘ
    ッドの下に供給し、前記ラベルを前記衣服本体、前記小
    襟材料及び前記ディスプレイ材料に縫い付ける段階と、 前記小襟及びディスプレイを第2の縫製作用を行う状態
    に配向する手段まで前記衣服本体、小襟、ラベル及びデ
    ィスプレイを運搬する段階と、 前記小襟及びディスプレイを再配向し、前記接合シーム
    を覆うように前記ディスプレイを位置決めする段階と、 前記衣服本体、小襟、ディスプレイ及びラベルを第2の
    ミシンの縫製ヘッドまで運搬する段階と、 前記第2のミシンの縫製ヘッドにおいて前記ディスプレ
    イを前記衣服本体に縫い付ける段階とを備えることを特
    徴とする方法。
  24. 【請求項24】 請求項23の方法において、 前記第1のミシンによって実行されたステッチの全数を
    カウントする段階と、 前記肩シームを検知する段階と、 前記肩シームが検知された時にディスプレイの供給を命
    令する段階と、 カウントしたステッチの全数が所定の値に等しくなった
    時にラベルの供給を命令する段階とを備えることを特徴
    とする方法。
  25. 【請求項25】 請求項24の方法において、前記所定
    の値は、縫製作用の開始からシームの検知までのステッ
    チの全数にステッチのカウントの前記ラベルの幅の半分
    よりも小さな比率係数を掛けたものに等しいことを特徴
    とする方法。
  26. 【請求項26】 請求項25の方法において、前記比率
    係数は、前記肩シームから前記後縁部までの距離の半分
    を前記前縁部から前記肩シーム間での距離で割ったもの
    に等しいことを特徴とする方法。
JP4320591A 1992-10-23 1992-11-30 小襟、ディスプレイ及びラベルを衣服本体に縫い付ける装置及び方法 Pending JPH06142354A (ja)

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