JPH06142143A - 通気式傾動マット装置 - Google Patents

通気式傾動マット装置

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JPH06142143A
JPH06142143A JP4316241A JP31624192A JPH06142143A JP H06142143 A JPH06142143 A JP H06142143A JP 4316241 A JP4316241 A JP 4316241A JP 31624192 A JP31624192 A JP 31624192A JP H06142143 A JPH06142143 A JP H06142143A
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Japan
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mat
air
bag
air supply
sheet
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JP4316241A
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Yasuo Watanabe
康夫 渡辺
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NIPPON MDM KK
Japan Medical Dynamic Marketing Inc
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NIPPON MDM KK
Japan Medical Dynamic Marketing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、傾動可能なマットと、同マットの
通気手段とをそなえて、患者の寝返りを補助したり蓐瘡
(床ずれ)を予防したりするのに用いられる装置に関
し、特に構造の簡素化と、騒音の低減とをはかったもの
である。 【構成】 通気性を有するマット1の下側に、左右一対
のマット傾動用空気袋2a,2bをそなえるとともに、
これらの空気袋を連結する中央シート3とマット1との
間に通気のための給気袋8をそなえ、同空気袋の頂部シ
ート8aにおける微細孔から噴き出す空気がマット1を
貫流し、同マット上の患者等へ向けて流れるようになっ
ている。空気の噴き出し音はマット1の下側で発生する
ので、騒音の発生が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傾動可能なマットと、
同マットの通気手段とをそなえた通気式傾動マット装置
に関し、特に患者の寝返りを補助したり、蓐瘡(床ず
れ)の発生を予防したりするのに適した装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、患者の横臥するマットの下側に左
右一対の空気袋を装着して、両空気袋を交互に膨張収縮
させることによりマットを左右に傾動させるようにした
傾動マット装置が開発されている。一方、マット上に横
臥する患者の蓐瘡予防のため、マット上にシート状空気
袋を重ねて、このシート状空気袋の上面における微細孔
から空気を噴き出すようにしたものも開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な従来の傾動マット装置にシート状空気袋を組合わせて
用いる場合は、マット上面に敷かれた上記シート状空気
袋の微細孔における空気噴き出し音が、その上に寝る人
の安眠を妨げるという問題点がある。また、マット上面
に上記シート状空気袋を整合させるように重ね合わせて
固定する操作を必要とし、看護補助員の手間の増加を招
くほか、不使用時には上記の傾動マット装置とシート状
空気袋とを個別に収納処理しなければならず、病院等に
おける物品収納のための所要スペースの増大を招くとい
う問題点もある。本発明は、これらの問題点の解消をは
かろうとするもので、マット自体に通気性をもたせると
ともに、同マットの下側に通気用の給気袋を傾動用空気
袋と共に組み込むことにより、マット上に寝る人へ騒音
を与えることがないようにするとともに、使用のための
準備操作が簡単で、しかもコンパクトな構造をもつ通気
式傾動マット装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の通気式傾動マット装置は、通気性を有する
長方形のマットと、同マットを傾動させるべく同マット
の長手方向中心線の左右における下側にそれぞれ配設さ
れた膨張収縮可能の左空気袋および右空気袋と、これら
の左空気袋と右空気袋とを気密に連結する中央シートと
をそなえ、同中央シートと上記マットとの間に同マット
の通気のための給気袋が設けられて、同給気袋の頂部シ
ートに給気用微細孔が多数形成されていることを特徴と
している。また、上記中央シートが上記給気袋を形成す
るシートを兼ねていることを特徴としている。
【0005】
【作用】上述の本発明の通気式傾動マット装置では、マ
ットの傾動作用を行なう左右の空気袋の相互間の空所を
利用してマット通気用の給気袋が設けられ、しかも同給
気袋がマット下方で左右の空気袋を連結する中央シート
の上方に設けられることにより、装置全体が著しくコン
パクトになり、その準備操作が簡単になる。そして、給
気袋の頂部シートにおける給気用微細孔から噴出した空
気が、通気性を有するマット内を貫流して同マット上の
患者等の床ずれ発生を予防する作用を行なう。その際、
給気用微細孔における空気噴き出し音はマットの下方で
発生するので、マット上の患者等に騒音を与えることは
ない。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明すると、図1,2は本発明の第1実施例としての通気
式傾動マット装置を示すもので、図1はその平面図、図
2は図1のA−A矢視断面図である。図1,2に示すよ
うに、患者等が横臥するための長方形のマット1におい
て、その長手方向中心線CLの左右における下側にそれ
ぞれ膨張収縮可能の左空気袋2aと右空気袋2bとが面
ファスナー等を介し着脱可能に装着されており、これら
の空気袋2a,2bは気密性シート材で作られた中央シ
ート3で気密に連結されている。
【0007】そして、各空気袋2a,2bには、電動式
空気ポンプ等を含む給気装置4からバルブ5a,5bお
よび給気管6a,6bを介して交互に給気が行なわれる
ようになっており、一方の空気袋2a(または2b)へ
の給気が行なわれる際には他方の空気袋2b(または2
a)から排気弁7b(または7a)を介し排気が行なわ
れる。このようにして左空気袋2aおよび右空気袋2b
を交互に膨張収縮させることにより、マット1の傾動が
行なわれ、左右へ交互に傾くようになる。
【0008】ところで、マット1は、少なくとも上下方
向に通気性を有するように、その表皮材1aおよび内部
充填材1bがいずれも通気性材料で作られている。ま
た、中央シート3とマット1との間に、同マット1の通
気のための給気袋8が設けられ、この給気袋8の頂部シ
ート8aには給気用微細孔が多数形成されている。そし
て、給気袋8には給気装置4からバルブ5cおよび給気
管6cを介して給気が行なわれるようになっており、こ
れによりマット1の下側から上方へ抜ける通気が図2に
矢印で示すごとく行なわれる。
【0009】左空気袋2a,右空気袋2bおよび給気袋
8への給気のための各バルブ5a,5b,5cおよび排
気弁7a,7bは、いずれも電磁弁として構成されて、
図示しない制御系により自動的に開閉制御されるが、そ
の開閉の態様は次の[表1]のように制御される。
【表1】 なお、給気袋8はマット1と中央シート3との間の空間
に単に挿入するだけでもよいが、給気袋8を面ファスナ
ー等の止め具で中央シート3に係止するようにしてもよ
い。また図2に示す給気袋8の頂部シートは、そのマッ
ト1への通気作用時に、実際にはマット1の下面に密着
してマット1の内部へ空気を送り込むようになる。
【0010】上述の本実施例の通気式傾動マット装置で
は、マット1の傾動作用を行なう左右の空気袋2a,2
bの相互間の空所を利用してマット通気用の給気袋8が
設けられ、しかも同給気袋8がマット1の下方で左右の
空気袋2a,2bを連結する中央シート3の上方に設け
られることにより、装置全体が著しくコンパクトにな
り、その準備操作が簡単になる。そして、給気袋8の頂
部シート8aにおける給気用微細孔から噴出した空気
が、通気性を有するマット1の内部を貫流して同マット
上の患者等の床ずれ発生を予防する作用を行なう。その
際、給気袋8の給気用微細孔における空気噴き出し音は
マット1の下方で発生するので、マット1上の患者等に
騒音を与えることはない。
【0011】図3,4は本発明の第2実施例としての通
気式傾動マット装置を示すもので、図3はその平面図、
図4は図3のB−B矢視断面図である。この第2実施例
の場合も、図3,4に示すように、通気性を有する長方
形のマット1において、その長手方向中心線CLの左右
における下側にそれぞれ膨張収縮可能の左空気袋2aと
右空気袋2bとが面ファスナー等を介し着脱可能に装着
されており、これらの空気袋2a,2bは気密性シート
材で作られた中央シート3で気密に連結されている。そ
して、各空気袋2a,2bには、電動式空気ポンプ等を
含む給気装置4からバルブ5a,5bおよび給気管6
a,6bを介して交互に給気が行なわれるようになって
おり、一方の空気袋2a(または2b)への給気が行な
われる際には他方の空気袋2b(または2a)から排気
弁7b(または7a)を介し排気が行なわれる。
【0012】このようにして左空気袋2aおよび右空気
袋2bを交互に膨張収縮させることにより、マット1の
傾動が行なわれ、左右へ交互に傾くようになる。ところ
で、この第2実施例では、マット1の通気のための給気
袋8が中央シート3を利用して設けられている。すなわ
ち、中央シート3が給気袋8を形成するシートを兼ねて
いる。そして、給気袋8の頂部シート8aには給気用微
細孔が多数形成されている。給気袋8には給気装置4か
らバルブ5cおよび給気管6cを介して給気が行なわれ
るようになっており、これによりマット1の下側から上
方へ抜ける通気が図4に矢印で示すごとく行なわれる。
【0013】右空気袋2a,左空気袋2bおよび給気袋
8への給気のための各バルブ5a,5b,5cおよび排
気弁7a,7bの開閉制御は、前述の第1実施例の場合
と同様に行なわれる。本発明の第2実施例としての通気
式傾動マット装置は上述のように構成されているので、
前述の第1実施例と同様の作用効果が得られるほか、左
右の空気袋2a,2bを連結する中央シート3がマット
1の通気のための給気袋8を形成するシートを兼ねてい
るので、装置全体を一層コンパクトに構成できる利点が
ある。なお、本発明の各実施例において、排気弁7a,
7bの開放時における空気排出の騒音を防止するため、
各排気弁7a,7bの空気排出口は給気装置4のケーシ
ング内に開口させることが好ましい。
【0014】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の通気式
傾動マット装置によれば次のような効果ないし利点が得
られる。 (1) マットの傾動作用を行なう左右の空気袋の相互間の
空所を利用してマット通気用の給気袋が設けられ、しか
も同給気袋がマット下方で左右の空気袋を連結する中央
シートの上方に設けられることにより、装置全体が著し
くコンパクトになり、その準備操作が簡単になる。 (2) 給気袋の頂部シートにおける給気用微細孔から噴出
した空気が、通気性を有するマット内を貫流するので、
同マット上の患者等の床ずれ発生を防止することができ
る。 (3) 給気袋の給気用微細孔における空気噴き出し音はマ
ットの下方で発生するので、マット上の患者等に騒音を
与えることはない。 (4) 左右の空気袋を連結する中央シートがマットの通気
のための給気袋を形成するシートを兼ねているので、装
置全体を一層コンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての通気式傾動マット
装置を示す平面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】本発明の第2実施例としての通気式傾動マット
装置を示す平面図である。
【図4】図3のB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
1 マット 1a マット表皮材 1b マット内部充填材 2a 左空気袋 2b 右空気袋 3 中央シート 4 給気装置 5a,5b,5c バルブ 6a,6b,6c 給気管 7a,7b, 排気弁 8 給気袋 8a 頂部シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性を有する長方形のマットと、同マ
    ットを傾動させるべく同マットの長手方向中心線の左右
    における下側にそれぞれ配設された膨張収縮可能の左空
    気袋および右空気袋と、これらの左空気袋と右空気袋と
    を気密に連結する中央シートとをそなえ、同中央シート
    と上記マットとの間に同マットの通気のための給気袋が
    設けられて、同給気袋の頂部シートに給気用微細孔が多
    数形成されていることを特徴とする、通気式傾動マット
    装置。
  2. 【請求項2】 上記中央シートが上記給気袋を形成する
    シートを兼ねていることを特徴とする、請求項1に記載
    の通気式傾動マット装置。
JP31624192A 1992-10-30 1992-10-30 通気式傾動マット装置 Expired - Fee Related JP3182236B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001218800A (ja) * 2000-02-10 2001-08-14 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 床ずれ防止マット
JP2004008813A (ja) * 2003-10-06 2004-01-15 Fuji Iryoki:Kk エアーマッサージ機

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