JPH0614191A - 高画質化処理装置 - Google Patents
高画質化処理装置Info
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- JPH0614191A JPH0614191A JP5073082A JP7308293A JPH0614191A JP H0614191 A JPH0614191 A JP H0614191A JP 5073082 A JP5073082 A JP 5073082A JP 7308293 A JP7308293 A JP 7308293A JP H0614191 A JPH0614191 A JP H0614191A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】文字,写真等の混在する情報を輪郭部を強調
し、かつ網点領域のモアレを防止することで高画質化を
行い、また符号量の増加を防止し、さらにあらゆる原稿
に対して2値化処理を不要にすることにある。 【構成】原稿を走査して画素単位の電気信号に変換する
手段と画像処理の起動を制御する手段と縦方向,横方向
に連続する複数画素の間で平滑化処理を行った後に斜め
方向に位置する複数画素の間で強調化処理を行うフィル
タと、単純2値,疑似中間調等の2値化を行う手段で構
成した。 【効果】原稿上の網点領域に対してはモアレ発生を抑
え、文字や写真領域に対しては輪郭を強調することが高
速化かつ簡単なハードウェアで実現でき、鮮明な2値出
力が得られ、かつ伝送時間の増大を防ぐ効果がある。
し、かつ網点領域のモアレを防止することで高画質化を
行い、また符号量の増加を防止し、さらにあらゆる原稿
に対して2値化処理を不要にすることにある。 【構成】原稿を走査して画素単位の電気信号に変換する
手段と画像処理の起動を制御する手段と縦方向,横方向
に連続する複数画素の間で平滑化処理を行った後に斜め
方向に位置する複数画素の間で強調化処理を行うフィル
タと、単純2値,疑似中間調等の2値化を行う手段で構
成した。 【効果】原稿上の網点領域に対してはモアレ発生を抑
え、文字や写真領域に対しては輪郭を強調することが高
速化かつ簡単なハードウェアで実現でき、鮮明な2値出
力が得られ、かつ伝送時間の増大を防ぐ効果がある。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置等の
画像読み取り装置に係り、特に原稿を走査して得た画像
情報の高画質化に関する。
画像読み取り装置に係り、特に原稿を走査して得た画像
情報の高画質化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置は単純2値ある
いは疑似中間調等の2値化手段があり利用者が読み取り
原稿に応じてどちらかの処理を選択していた(日立高速
ファクシミリHIFAX130M 取扱説明書)。これは、単純2
値では写真等の中間領域の階調表現出力ができなく、ま
た疑似中間調処理は文字や線の再現性が悪いという問題
があるためである。また高画質化処理としては文字,線
等のツブレやカスレを防止するために走査して得た画像
情報に輪郭強調処理を施していた。しかし、網点領域で
輪郭強調を行うと2値出力にモアレを発生する場合が多
い。それを防止する1つの方法として、網点領域を検知
し、網点領域に対しては平滑化を行い、その他の領域に
対しては輪郭強調を行うことにより網点部のモアレ発生
を防止し且つ文字部の鮮鋭化を行う方法が特開平2−292
956 号公報で提案されている。また、他の方法として、
画像情報に対して最初に平滑化を行い、さらに輪郭強調
を行うことにより網点領域のモアレ発生を防止し、文字
の鮮鋭化を行う方法が特開平2−168771 号公報で提案さ
れている。
いは疑似中間調等の2値化手段があり利用者が読み取り
原稿に応じてどちらかの処理を選択していた(日立高速
ファクシミリHIFAX130M 取扱説明書)。これは、単純2
値では写真等の中間領域の階調表現出力ができなく、ま
た疑似中間調処理は文字や線の再現性が悪いという問題
があるためである。また高画質化処理としては文字,線
等のツブレやカスレを防止するために走査して得た画像
情報に輪郭強調処理を施していた。しかし、網点領域で
輪郭強調を行うと2値出力にモアレを発生する場合が多
い。それを防止する1つの方法として、網点領域を検知
し、網点領域に対しては平滑化を行い、その他の領域に
対しては輪郭強調を行うことにより網点部のモアレ発生
を防止し且つ文字部の鮮鋭化を行う方法が特開平2−292
956 号公報で提案されている。また、他の方法として、
画像情報に対して最初に平滑化を行い、さらに輪郭強調
を行うことにより網点領域のモアレ発生を防止し、文字
の鮮鋭化を行う方法が特開平2−168771 号公報で提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】2値化手段の設定にお
いては、原稿として例えば新聞のような網点領域と文字
が混在した画像情報を2値化処理する場合に、単純2値
を選択すると網点領域が中間調表現されず、さらに輪郭
を強調するためにモアレが発生し、また疑似中間調を選
択すると文字や細線が不連続な出力となるという問題が
あった。どちらの処理においても原稿に存在しない不要
な黒,白の孤立画素が多数出現し、例えばMH符号化,
MR符号化等の画素の連続性に着目して情報量を圧縮す
る符号化方式に於いては、符号量を増加させて伝送時間
を増大させるという問題点があった。
いては、原稿として例えば新聞のような網点領域と文字
が混在した画像情報を2値化処理する場合に、単純2値
を選択すると網点領域が中間調表現されず、さらに輪郭
を強調するためにモアレが発生し、また疑似中間調を選
択すると文字や細線が不連続な出力となるという問題が
あった。どちらの処理においても原稿に存在しない不要
な黒,白の孤立画素が多数出現し、例えばMH符号化,
MR符号化等の画素の連続性に着目して情報量を圧縮す
る符号化方式に於いては、符号量を増加させて伝送時間
を増大させるという問題点があった。
【0004】また高画質化に於いて、網点領域を判別す
る方法では網点領域中の文字情報等のあいまいな画像領
域の誤判別が発生して出力画を劣化させる問題があり、
それを防止するために大規模な網点判別回路を必要とし
た。一旦平滑化してから強調する方法では、平滑化は一
般に注目画素の隣接する縦,横,斜め方向の画素領域で
の濃度の平均をとるため、例えば線幅が走査線幅程度の
細線等は強調しても復元されないという問題があった。
また平滑化のために副走査方向n画素の領域を必要と
し、強調化のために副走査方向m画素の領域を必要とす
る場合、最低n+m−1ライン分の画像データを記憶す
るためのメモリを必要とした。
る方法では網点領域中の文字情報等のあいまいな画像領
域の誤判別が発生して出力画を劣化させる問題があり、
それを防止するために大規模な網点判別回路を必要とし
た。一旦平滑化してから強調する方法では、平滑化は一
般に注目画素の隣接する縦,横,斜め方向の画素領域で
の濃度の平均をとるため、例えば線幅が走査線幅程度の
細線等は強調しても復元されないという問題があった。
また平滑化のために副走査方向n画素の領域を必要と
し、強調化のために副走査方向m画素の領域を必要とす
る場合、最低n+m−1ライン分の画像データを記憶す
るためのメモリを必要とした。
【0005】本発明の目的は、文字写真等の輪郭部分を
強調し且つ網点領域のモアレを防止することで高画質化
を行い、また符号量の増加を防止し、更にあらゆる原稿
にたいして2値化処理の設定を不要にすることである。
強調し且つ網点領域のモアレを防止することで高画質化
を行い、また符号量の増加を防止し、更にあらゆる原稿
にたいして2値化処理の設定を不要にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】原稿を走査して画素単位
の電気信号に変換する手段と、画像処理の起動を制御す
る手段と、縦方向,横方向に連続する複数画素の間で平
滑化処理を行った後に斜め方向に連続する複数の画素間
で強調化処理を行うフィルタ(以下の説明では網点フィ
ルタと称する)と、単純2値,疑似中間調等の2値化を
行う手段で実現される。
の電気信号に変換する手段と、画像処理の起動を制御す
る手段と、縦方向,横方向に連続する複数画素の間で平
滑化処理を行った後に斜め方向に連続する複数の画素間
で強調化処理を行うフィルタ(以下の説明では網点フィ
ルタと称する)と、単純2値,疑似中間調等の2値化を
行う手段で実現される。
【0007】
【作用】原稿をセットし画像処理の開始を入力すると走
査手段で読み取られた画像情報は網点フィルタに入力さ
れる。画像情報は網点フィルタを通過する際に、網点パ
ターンの様に高濃度な画素が走査方向に対して斜め方向
に配列するパターンであれば平滑化処理され、文字,線
等の高濃度な画素が走査線方向に対して縦,横方向に連
続して配列するパターンであれば強調化処理される。フ
ィルタの出力は単純2値処理あるいは疑似中間調処理さ
れるが網点領域はフィルタによって平滑化されているた
めモアレは発生せず、また文字,線あるいは写真領域の
輪郭部等は強調化されカスレ,ツブレ,ボケ等のない高
画質な2値出力が得られる。
査手段で読み取られた画像情報は網点フィルタに入力さ
れる。画像情報は網点フィルタを通過する際に、網点パ
ターンの様に高濃度な画素が走査方向に対して斜め方向
に配列するパターンであれば平滑化処理され、文字,線
等の高濃度な画素が走査線方向に対して縦,横方向に連
続して配列するパターンであれば強調化処理される。フ
ィルタの出力は単純2値処理あるいは疑似中間調処理さ
れるが網点領域はフィルタによって平滑化されているた
めモアレは発生せず、また文字,線あるいは写真領域の
輪郭部等は強調化されカスレ,ツブレ,ボケ等のない高
画質な2値出力が得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面を参照して説明す
る。
る。
【0009】図1は本発明のフィルタ特性を示したもの
である。
である。
【0010】画像情報を網点フィルタ205に入力する
と、網点の様に高濃度な画素が規則的に点在する領域で
あれば平滑化処理され、文字,線の様に高濃度な画素が
連続的に存在する領域であれば強調される。その結果、
2値化処理手段200でモアレの発生を防止でき、更に
カスレ,ツブレ,ボケ等を防止できる。
と、網点の様に高濃度な画素が規則的に点在する領域で
あれば平滑化処理され、文字,線の様に高濃度な画素が
連続的に存在する領域であれば強調される。その結果、
2値化処理手段200でモアレの発生を防止でき、更に
カスレ,ツブレ,ボケ等を防止できる。
【0011】図2はフィルタ処理演算例を示した図であ
る。主走査方向3画素(画素位置i:i=1〜3)、副
走査方向3画素(画素位置j:j=1〜3)で構成され
る画素領域においてP22をフィルタで処理する注目画素
とした場合、各画素位置Pijに対応するフィルタ係数A
ijを掛け合わせ、その総和を求めることにより注目画素
P22のフィルタ処理出力が求められる。この処理はデジ
タルフィルタ処理のコンボリューション演算として良く
知られている。
る。主走査方向3画素(画素位置i:i=1〜3)、副
走査方向3画素(画素位置j:j=1〜3)で構成され
る画素領域においてP22をフィルタで処理する注目画素
とした場合、各画素位置Pijに対応するフィルタ係数A
ijを掛け合わせ、その総和を求めることにより注目画素
P22のフィルタ処理出力が求められる。この処理はデジ
タルフィルタ処理のコンボリューション演算として良く
知られている。
【0012】図3は本発明の網点フィルタ係数の一例を
示したものである。また図11にフィルタの動作説明を
示している。
示したものである。また図11にフィルタの動作説明を
示している。
【0013】ここで、図3(a)は網点フィルタ205
の各係数値を示しており、図3(b)及び(c)は各係数
値を求める手順を示したものである。
の各係数値を示しており、図3(b)及び(c)は各係数
値を求める手順を示したものである。
【0014】図3(b)に示すように主走査方向に5画
素,副走査方向に3画素の領域においてb,d,h,
l,nを中心とした5画素領域の平均値 A(b)=(a+b+c+g+l)/5,A(d)=(c+d
+e+i+n)/5,A(h)=(c+g+h+i+m)/
5,A(l)=(b+g+k+l+m)/5,A(n)=(d
+i+m+n+o)/5 を求める。網点画像の場合はこの演算により概略同じ値
になる。次に図(c)に示すように主走査方向に5画
素,副走査方向に3画素の領域の画素hについてエッジ
強調値E(h)を求める。b,d,h,l,nの画素間で
演算を行うが、この時、先に求めたA(b),A(d),A
(h),A(l),A(n)を用いると下記のように表され
る。
素,副走査方向に3画素の領域においてb,d,h,
l,nを中心とした5画素領域の平均値 A(b)=(a+b+c+g+l)/5,A(d)=(c+d
+e+i+n)/5,A(h)=(c+g+h+i+m)/
5,A(l)=(b+g+k+l+m)/5,A(n)=(d
+i+m+n+o)/5 を求める。網点画像の場合はこの演算により概略同じ値
になる。次に図(c)に示すように主走査方向に5画
素,副走査方向に3画素の領域の画素hについてエッジ
強調値E(h)を求める。b,d,h,l,nの画素間で
演算を行うが、この時、先に求めたA(b),A(d),A
(h),A(l),A(n)を用いると下記のように表され
る。
【0015】 E(h)=5A(h)−A(b)−A(d)−A(l)−A(n) この結果は図3(a)の網点フィルタ205の係数とな
るものである。すなわち、平滑化と、輪郭強調の両者の
特性を持つフィルタとなる。次に、平滑化と強調化の2
種類のフィルタを使って図3のフィルタと同じ特性を実
現するための回路構成を図11に示す。
るものである。すなわち、平滑化と、輪郭強調の両者の
特性を持つフィルタとなる。次に、平滑化と強調化の2
種類のフィルタを使って図3のフィルタと同じ特性を実
現するための回路構成を図11に示す。
【0016】図11のフィルタ部305は主走査方向の
Nライン目の画像信号と、1ラインディレイ手段300
を介して与えられるN−1ライン目の画像信号と、更に
1ラインディレイ手段300を介して与えられるN−2
ライン目の画像信号を入力してN−1ライン上の注目画
素に対するフィルタの演算結果を出力する。Nライン目
の各画素の平滑出力はフィルタ301に於いてNライン
目の連続する3画素をそれぞれ1/5倍し、中心画素に
連続するN−1ライン目とN−2ライン目の縦方向2画
素を1/5倍してその総和を求める。N−1ライン目の
各画素の平滑出力はフィルタ302に於いてN−1ライ
ン目の連続する3画素、中心画素に隣接するNライン目
とN−2ライン目の2画素で同様に平滑化演算する。N
−2ライン目の各画素の平滑出力はフィルタ303に於
いてN−2ライン目の横方向に連続する3画素,中心画
素に連続するNライン目とN−1ライン目の2画素で同
様に平滑化演算する。上記縦方向,横方向の連続する画
素による平滑化演算処理を行うことにより、網点パター
ンの様に斜め方向に規則的なピッチで配置している画素
はその画素を中心とする複数画素領域の平均濃度となる
が、縦方向,横方向に連続していることの多い文字や線
等の輪郭部はその画素の濃度が比較的よく保存される効
果がある。
Nライン目の画像信号と、1ラインディレイ手段300
を介して与えられるN−1ライン目の画像信号と、更に
1ラインディレイ手段300を介して与えられるN−2
ライン目の画像信号を入力してN−1ライン上の注目画
素に対するフィルタの演算結果を出力する。Nライン目
の各画素の平滑出力はフィルタ301に於いてNライン
目の連続する3画素をそれぞれ1/5倍し、中心画素に
連続するN−1ライン目とN−2ライン目の縦方向2画
素を1/5倍してその総和を求める。N−1ライン目の
各画素の平滑出力はフィルタ302に於いてN−1ライ
ン目の連続する3画素、中心画素に隣接するNライン目
とN−2ライン目の2画素で同様に平滑化演算する。N
−2ライン目の各画素の平滑出力はフィルタ303に於
いてN−2ライン目の横方向に連続する3画素,中心画
素に連続するNライン目とN−1ライン目の2画素で同
様に平滑化演算する。上記縦方向,横方向の連続する画
素による平滑化演算処理を行うことにより、網点パター
ンの様に斜め方向に規則的なピッチで配置している画素
はその画素を中心とする複数画素領域の平均濃度となる
が、縦方向,横方向に連続していることの多い文字や線
等の輪郭部はその画素の濃度が比較的よく保存される効
果がある。
【0017】次に、平滑化処理した各ラインの画素を輪
郭強調フィルタ304に於いてN−1ライン上の注目画
素を5倍し、注目画素の斜め方向に隣接するNライン目
の2画素とN−2ライン目の2画素をそれぞれ−1倍し
て総和を求めることにより注目画素の強調化演算を行
う。輪郭強調は斜め方向に配列する画素間で演算を行う
ことにより、網点パターンの様に斜め方向に同一濃度が
規則的なピッチで配置している画素は互いに打消あって
ほとんど強調されず、縦方向,横方向に連続しているこ
との多い文字や線等の輪郭部はその画素の濃度が著しく
強調される効果がある。
郭強調フィルタ304に於いてN−1ライン上の注目画
素を5倍し、注目画素の斜め方向に隣接するNライン目
の2画素とN−2ライン目の2画素をそれぞれ−1倍し
て総和を求めることにより注目画素の強調化演算を行
う。輪郭強調は斜め方向に配列する画素間で演算を行う
ことにより、網点パターンの様に斜め方向に同一濃度が
規則的なピッチで配置している画素は互いに打消あって
ほとんど強調されず、縦方向,横方向に連続しているこ
との多い文字や線等の輪郭部はその画素の濃度が著しく
強調される効果がある。
【0018】上記フィルタ部305では平滑と強調の2
つのフィルタを必要としたが本願発明では図3に示すよ
うに平滑化と強調化の2段階の演算を主走査5画素,副
走査3画素で構成される網点フィルタ205により1度
に演算できるようにしたものである。各ラインにおける
平滑フィルタの係数をそれぞれ別のものとしたことによ
り、網点フィルタ205のように平滑化と強調化を1つ
のフィルタで構成した場合でも副走査方向3画素で実現
でき、1ラインディレイのためのラインメモリ数が増加
する問題はない。
つのフィルタを必要としたが本願発明では図3に示すよ
うに平滑化と強調化の2段階の演算を主走査5画素,副
走査3画素で構成される網点フィルタ205により1度
に演算できるようにしたものである。各ラインにおける
平滑フィルタの係数をそれぞれ別のものとしたことによ
り、網点フィルタ205のように平滑化と強調化を1つ
のフィルタで構成した場合でも副走査方向3画素で実現
でき、1ラインディレイのためのラインメモリ数が増加
する問題はない。
【0019】図4は本発明の網点フィルタ係数の第2の
例を示したものである。また図12にフィルタの動作説
明図を示す。ここで、図4(a)は網点フィルタ205
の各係数値を示しており、図4(b)及び(c)は各係
数値を求める手順を示したものである。
例を示したものである。また図12にフィルタの動作説
明図を示す。ここで、図4(a)は網点フィルタ205
の各係数値を示しており、図4(b)及び(c)は各係
数値を求める手順を示したものである。
【0020】図4(b)に示すように主走査方向に5画
素、副走査方向に2画素の領域においてc,g,iを中
心とした4画素領域の平均値A(g)=(b+f+g+h)
/4,A(c)=(b+c+d+h)/4,A(i)=(d+
h+i+j)/4を求める。網点画像の場合はこの演算
によりA(c),A(g),A(i)は概略同じ値になる。次
に図(c)に示すように主走査5画素、副走査2画素領
域の画素cについてエッジ強調値E(c)を求める。c,
g,iの画素間での演算を行うが、この時、先に求めた
A(c),A(g),A(i)を用いると下記のように表され
る。
素、副走査方向に2画素の領域においてc,g,iを中
心とした4画素領域の平均値A(g)=(b+f+g+h)
/4,A(c)=(b+c+d+h)/4,A(i)=(d+
h+i+j)/4を求める。網点画像の場合はこの演算
によりA(c),A(g),A(i)は概略同じ値になる。次
に図(c)に示すように主走査5画素、副走査2画素領
域の画素cについてエッジ強調値E(c)を求める。c,
g,iの画素間での演算を行うが、この時、先に求めた
A(c),A(g),A(i)を用いると下記のように表され
る。
【0021】E(c)=5A(c)−2A(g)−2A(i) この結果は図4(a)の網点フィルタ205の係数とな
るものである。すなわち、平滑化と、輪郭強調の両者の
特性を持つフィルタとなる。次に、平滑化と強調化の2
種類のフィルタを使って図4のフィルタと同じ特性を実
現するための回路構成を図12に示す。
るものである。すなわち、平滑化と、輪郭強調の両者の
特性を持つフィルタとなる。次に、平滑化と強調化の2
種類のフィルタを使って図4のフィルタと同じ特性を実
現するための回路構成を図12に示す。
【0022】図12に示すようにフィルタ部404は主
走査方向のNライン目の画像信号と、1ラインディレイ
手段300を介して与えられるN−1ライン目の画像信
号を入力してNライン上の注目画素に対するフィルタの
演算結果を出力する。Nライン目の各画素の平滑出力は
フィルタ401においてNライン目の連続する3画素を
それぞれ1/4倍し、中心画素に連続するN−1ライン
目の画素を1/4倍してその総和を求める。N−1ライ
ン目の各画素の平滑出力はフィルタ402に於いてN−
1ライン目の連続する3画素と中心画素に隣接するNラ
イン目の1画素で同様に平滑化演算する。上記縦方向,
横方向の連続する画素による平滑化演算を行うことによ
り、網点パターンのように斜め方向に規則的なピッチで
配置している画素はその画素を中心とする複数画素領域
の平均濃度となるが、縦方向,横方向に連続しているこ
との多い文字や線等の輪郭部はその画素の濃度が比較的
よく保存される効果がある。
走査方向のNライン目の画像信号と、1ラインディレイ
手段300を介して与えられるN−1ライン目の画像信
号を入力してNライン上の注目画素に対するフィルタの
演算結果を出力する。Nライン目の各画素の平滑出力は
フィルタ401においてNライン目の連続する3画素を
それぞれ1/4倍し、中心画素に連続するN−1ライン
目の画素を1/4倍してその総和を求める。N−1ライ
ン目の各画素の平滑出力はフィルタ402に於いてN−
1ライン目の連続する3画素と中心画素に隣接するNラ
イン目の1画素で同様に平滑化演算する。上記縦方向,
横方向の連続する画素による平滑化演算を行うことによ
り、網点パターンのように斜め方向に規則的なピッチで
配置している画素はその画素を中心とする複数画素領域
の平均濃度となるが、縦方向,横方向に連続しているこ
との多い文字や線等の輪郭部はその画素の濃度が比較的
よく保存される効果がある。
【0023】次に、平滑化処理した各ラインの画素を輪
郭強調フィルタ403に於いてNライン上の注目画素を
5倍し、注目画素の斜め方向に隣接するN−1ライン目
の2画素をそれぞれ−2倍して総和を求めることにより
注目画素の強調化演算を行う。輪郭強調は斜め方向に配
列する画素間で演算を行うことにより、網点パターンの
ように斜め方向に同一濃度が規則的なピッチで配置して
いる画素は互いに打ち消しあってほとんど強調されず、
縦方向,横方向に連続していることの多い文字や線等の
輪郭部はその画素の濃度が著しく強調される効果があ
る。また、フィルタ部404は2つのフィルタで構成し
ているが本発明では、平滑化と強調化の2段階の演算は
主走査5画素,副走査2画素で構成される網点フィルタ
205により1度に演算できるようにしたものである。
各ラインにおける平滑化フィルタの係数をそれぞれ別の
ものとしたことにより、網点フィルタ205のように平
滑化と強調化を1つのフィルタで構成した場合でも副走
査方向2画素で実現でき、1ラインディレイのためのラ
インメモリ数を増加する問題はない。
郭強調フィルタ403に於いてNライン上の注目画素を
5倍し、注目画素の斜め方向に隣接するN−1ライン目
の2画素をそれぞれ−2倍して総和を求めることにより
注目画素の強調化演算を行う。輪郭強調は斜め方向に配
列する画素間で演算を行うことにより、網点パターンの
ように斜め方向に同一濃度が規則的なピッチで配置して
いる画素は互いに打ち消しあってほとんど強調されず、
縦方向,横方向に連続していることの多い文字や線等の
輪郭部はその画素の濃度が著しく強調される効果があ
る。また、フィルタ部404は2つのフィルタで構成し
ているが本発明では、平滑化と強調化の2段階の演算は
主走査5画素,副走査2画素で構成される網点フィルタ
205により1度に演算できるようにしたものである。
各ラインにおける平滑化フィルタの係数をそれぞれ別の
ものとしたことにより、網点フィルタ205のように平
滑化と強調化を1つのフィルタで構成した場合でも副走
査方向2画素で実現でき、1ラインディレイのためのラ
インメモリ数を増加する問題はない。
【0024】図5は本発明のハードウェア構成例を示し
たブロック図である。
たブロック図である。
【0025】遅延素子601は主走査方向1画素を遅延
させる手段であり、フリップフロップで実現できる。乗
算器602は画像データにフィルタの係数を掛け算する
ものであり、加算器とシフトレジスタの組合せで実現で
きる。加算器603は各乗算結果の総和を求める手段で
ある。1ラインディレイ604は注目画素の存在するラ
インの前のラインを記憶するものであり、半導体メモリ
で実現できる。上記回路は小規模なデジタル回路素子で
実現可能でありLSIへの内蔵は容易である。図6は本
発明の実施例を示すファクシミリ装置の全体ブロック図
である。
させる手段であり、フリップフロップで実現できる。乗
算器602は画像データにフィルタの係数を掛け算する
ものであり、加算器とシフトレジスタの組合せで実現で
きる。加算器603は各乗算結果の総和を求める手段で
ある。1ラインディレイ604は注目画素の存在するラ
インの前のラインを記憶するものであり、半導体メモリ
で実現できる。上記回路は小規模なデジタル回路素子で
実現可能でありLSIへの内蔵は容易である。図6は本
発明の実施例を示すファクシミリ装置の全体ブロック図
である。
【0026】制御手段101はシステムバスを介して制
御信号を入出力し、システム全体の制御を実行し、画像
信号の送信動作,受信動作,コピー動作を実行する手段
で、例えばマイクロプロセッサが用いられる。パネル1
02はユーザが装置に対し処理を要求するためのインタ
ーフェイスで、例えば、送信先の電話番号の入力ボタン
等で構成される。読み取り手段103は原稿を走査して
画像信号を生成する手段で、例えば光電変換素子として
はCCDラインセンサを、原稿走査のための移動手段と
してはパルスモータを用いる。歪補正手段104は読み
取り手段103の出力の不均一性の補正やガンマ特性を
補正し画像信号を正規化する手段である。高画質2値化
105はエッジ強調,網点のモアレの抑圧等の高画質化
処理を行い、2値化を行う手段であり、例えばエッジを
強調する手段としてはラプラシアンフィルタ,網点のモ
アレ抑圧手段としては平滑フィルタが知られている。ま
た2値化主段としては、単一のしきい値で2値化する単
純2値化,出力画像を階調表現するための疑似中間調処
理方式であるディザ法や誤差拡散法が知られている。符
号化手段106は2値画像情報の情報量を圧縮する手段
でありMH,MR等の符号化方式が知られている。符号
メモリ107は符号化された画像信号を蓄積する手段で
あり半導体メモリで実現される。通信手段108は符号
を通信回線上で送受する手段で電話回線の場合はモデム
が用いられる。復号化手段109は符号メモリ107か
らシステムバスを介して入力した符号を2値化画像信号
に復元する手段である。記録手段110は2値画像信号
を記録しに印字する手段であり例えばレーザプリンタが
用いられる。次に実施例の動作について説明する。
御信号を入出力し、システム全体の制御を実行し、画像
信号の送信動作,受信動作,コピー動作を実行する手段
で、例えばマイクロプロセッサが用いられる。パネル1
02はユーザが装置に対し処理を要求するためのインタ
ーフェイスで、例えば、送信先の電話番号の入力ボタン
等で構成される。読み取り手段103は原稿を走査して
画像信号を生成する手段で、例えば光電変換素子として
はCCDラインセンサを、原稿走査のための移動手段と
してはパルスモータを用いる。歪補正手段104は読み
取り手段103の出力の不均一性の補正やガンマ特性を
補正し画像信号を正規化する手段である。高画質2値化
105はエッジ強調,網点のモアレの抑圧等の高画質化
処理を行い、2値化を行う手段であり、例えばエッジを
強調する手段としてはラプラシアンフィルタ,網点のモ
アレ抑圧手段としては平滑フィルタが知られている。ま
た2値化主段としては、単一のしきい値で2値化する単
純2値化,出力画像を階調表現するための疑似中間調処
理方式であるディザ法や誤差拡散法が知られている。符
号化手段106は2値画像情報の情報量を圧縮する手段
でありMH,MR等の符号化方式が知られている。符号
メモリ107は符号化された画像信号を蓄積する手段で
あり半導体メモリで実現される。通信手段108は符号
を通信回線上で送受する手段で電話回線の場合はモデム
が用いられる。復号化手段109は符号メモリ107か
らシステムバスを介して入力した符号を2値化画像信号
に復元する手段である。記録手段110は2値画像信号
を記録しに印字する手段であり例えばレーザプリンタが
用いられる。次に実施例の動作について説明する。
【0027】(1)文書の送信 ユーザが読み取り手段103に原稿をセットしパネル1
02に相手先の電話番号及び処理の設定,処理開始ボタ
ンを押すと制御手段101により処理が開始される。読
み取り手段103で読み取られた画像信号は歪補正手段
で正規化され高画質2値化手段105で2値データに変
換する。2値データは符号化手段106で符号に変換さ
れ符号メモリ107に蓄積される。符号メモリ107上
の符号は通信手段108により電話回線を通して相手先
に送信される。
02に相手先の電話番号及び処理の設定,処理開始ボタ
ンを押すと制御手段101により処理が開始される。読
み取り手段103で読み取られた画像信号は歪補正手段
で正規化され高画質2値化手段105で2値データに変
換する。2値データは符号化手段106で符号に変換さ
れ符号メモリ107に蓄積される。符号メモリ107上
の符号は通信手段108により電話回線を通して相手先
に送信される。
【0028】(2)文書の受信 電話回線からの通信手段108を介して入力された符号
データは一旦符号メモリ107に蓄えられる。符号メモ
リ107上の符号は復号化手段109で2値信号に復元
され記録手段110で記録紙に印字される。
データは一旦符号メモリ107に蓄えられる。符号メモ
リ107上の符号は復号化手段109で2値信号に復元
され記録手段110で記録紙に印字される。
【0029】(3)コピー ユーザが原稿を読み取り手段103にセットしパネル1
02に相手先の電話番号及び処理の設定,処理の開始ボ
タンを押すと制御手段101により処理が開始される。
読み取り手段103で読み取られた画像信号は歪補正手
段104で正規化され高画質2値化手段105で2値デ
ータに変換する。2値データは記録手段101で記録紙
に印字される。
02に相手先の電話番号及び処理の設定,処理の開始ボ
タンを押すと制御手段101により処理が開始される。
読み取り手段103で読み取られた画像信号は歪補正手
段104で正規化され高画質2値化手段105で2値デ
ータに変換する。2値データは記録手段101で記録紙
に印字される。
【0030】図7は図6の実施例の操作パネルと高画質
2値化手段の構成の一例を説明したブロック図である。
操作パネル102は送信先設定手段201と処理の開
始,停止を指令する処理起動ボタン202で構成され
る。高画質2値化手段105は網点フィルタ205と疑
似中間調処理手段207で構成される。網点フィルタ20
5は図1に示す特性を持つフィルタであり、疑似中間調
処理手段207は例えばディザ法や誤差拡散法で実現さ
れる疑似的に階調表現を可能とする2値化手段である。
2値化手段の構成の一例を説明したブロック図である。
操作パネル102は送信先設定手段201と処理の開
始,停止を指令する処理起動ボタン202で構成され
る。高画質2値化手段105は網点フィルタ205と疑
似中間調処理手段207で構成される。網点フィルタ20
5は図1に示す特性を持つフィルタであり、疑似中間調
処理手段207は例えばディザ法や誤差拡散法で実現さ
れる疑似的に階調表現を可能とする2値化手段である。
【0031】次に動作について説明する。
【0032】画像情報を送信する場合は読取り手段に原
稿をセットし、操作パネル102の送信先設定手段20
1に送信先の電話番号を入力し、処理起動ボタン202
を押す。画像情報を複写する場合は読取り手段に原稿を
セットし、処理起動ボタン202を押す。その結果、画
像信号は網点フィルタ205を通過し疑似中間調手段2
07で疑似的に階調表現された2値化が実行される。読
取り原稿の画像情報に拠らず、文字,絵柄領域等の輪郭
部は強調され網点部は平滑化されるため、文字,細線の
再現性が良く、且つ網点領域のモアレ発生が抑えられた
高品位な2値出力が得られる。その効果として、原稿の
絵柄に応じて利用者が単純2値または中間調のどちらか
一方の2値化方式を選択する必要がなくなり、従来のよ
うに単純2値を選択すると中間調領域が擬似中間調表現
されなく、中間調を選択すると文字領域にボケやカスレ
が生じて判読不可になる等の問題は発生しなくなる。
稿をセットし、操作パネル102の送信先設定手段20
1に送信先の電話番号を入力し、処理起動ボタン202
を押す。画像情報を複写する場合は読取り手段に原稿を
セットし、処理起動ボタン202を押す。その結果、画
像信号は網点フィルタ205を通過し疑似中間調手段2
07で疑似的に階調表現された2値化が実行される。読
取り原稿の画像情報に拠らず、文字,絵柄領域等の輪郭
部は強調され網点部は平滑化されるため、文字,細線の
再現性が良く、且つ網点領域のモアレ発生が抑えられた
高品位な2値出力が得られる。その効果として、原稿の
絵柄に応じて利用者が単純2値または中間調のどちらか
一方の2値化方式を選択する必要がなくなり、従来のよ
うに単純2値を選択すると中間調領域が擬似中間調表現
されなく、中間調を選択すると文字領域にボケやカスレ
が生じて判読不可になる等の問題は発生しなくなる。
【0033】従来のように利用者が読み取り原稿の画像
情報に応じて単純2値あるいは疑似中間調等の2値化処
理選択手段を必要とせず、図のように送信開始と停止を
指示するボタンを設けるだけですみ使用者の操作性も向
上する。
情報に応じて単純2値あるいは疑似中間調等の2値化処
理選択手段を必要とせず、図のように送信開始と停止を
指示するボタンを設けるだけですみ使用者の操作性も向
上する。
【0034】次の本発明の他の実施例を図8を用いて説
明する。
明する。
【0035】図8において、図7の実施例と同様に操作
パネル102は送信先設定手段201と処理の開始,停止
を指令する処理起動ボタン202で構成される。図7の
実施例と異なる点は、高画質2値化手段105が注目画
素の周辺の白画素を検出する白画素検出手段204を設
け、網点フィルタ205と網点,文字等の画像に係らず
輪郭強調を行う輪郭強調フィルタ206とを並列に設置
し、疑似中間調処理手段207へ、前記2つのフィルタ
の出力のうちどちらの出力を採用するを前記白画素検出
手段204出力に応じて切り換えるためのスイッチ20
9で構成した点である。白画素検出手段210は、例え
ば、注目画素の上下左右及び斜めに隣接する周辺8画素
の画像データを、論理回路で構成する等価検出器の2つ
の入力端子の一方に入力し、もう一方に白を示す画像デ
ータ入力する。そして8個の等価検出器の出力の論理和
をとることで実現できる。
パネル102は送信先設定手段201と処理の開始,停止
を指令する処理起動ボタン202で構成される。図7の
実施例と異なる点は、高画質2値化手段105が注目画
素の周辺の白画素を検出する白画素検出手段204を設
け、網点フィルタ205と網点,文字等の画像に係らず
輪郭強調を行う輪郭強調フィルタ206とを並列に設置
し、疑似中間調処理手段207へ、前記2つのフィルタ
の出力のうちどちらの出力を採用するを前記白画素検出
手段204出力に応じて切り換えるためのスイッチ20
9で構成した点である。白画素検出手段210は、例え
ば、注目画素の上下左右及び斜めに隣接する周辺8画素
の画像データを、論理回路で構成する等価検出器の2つ
の入力端子の一方に入力し、もう一方に白を示す画像デ
ータ入力する。そして8個の等価検出器の出力の論理和
をとることで実現できる。
【0036】次に動作について説明する。画像情報を送
信する場合は読み取り手段に原稿をセットし、操作パネ
ル102の送信先設定手段201に送信先の電話番号を
入力し、処理起動ボタン202を押す。画像情報を複写
する場合は読み取り手段に原稿をセットし、処理起動ボ
タン202を押す。従来の様に利用者が読み取り原稿の
画像情報に応じて単純2値あるいは疑似中間調等の2値
化処理選択手段を必要としない。画像信号は網点フィル
タ205及び輪郭強調フィルタ206を通過しスイッチ
209に入力する。白画素検出手段204は注目画素周
辺に白画像を検出した場合は網点領域ではないと判断し
スイッチ209から輪郭フィルタの出力を疑似中間調手
段207に入力する。白画像を検出しない場合には網点
領域の可能性ありと判断し、スイッチ209から網点フ
ィルタの出力を疑似中間調手段207に入力する。疑似
中間調手段207では疑似的に階調表現がされた2値化
が実行される。読み取り原稿の画像情報に拠らず、地濃
度が白以外の所では網点部のモアレ発生が抑えられて輪
郭強調された高画質な2値出力が得られる。
信する場合は読み取り手段に原稿をセットし、操作パネ
ル102の送信先設定手段201に送信先の電話番号を
入力し、処理起動ボタン202を押す。画像情報を複写
する場合は読み取り手段に原稿をセットし、処理起動ボ
タン202を押す。従来の様に利用者が読み取り原稿の
画像情報に応じて単純2値あるいは疑似中間調等の2値
化処理選択手段を必要としない。画像信号は網点フィル
タ205及び輪郭強調フィルタ206を通過しスイッチ
209に入力する。白画素検出手段204は注目画素周
辺に白画像を検出した場合は網点領域ではないと判断し
スイッチ209から輪郭フィルタの出力を疑似中間調手
段207に入力する。白画像を検出しない場合には網点
領域の可能性ありと判断し、スイッチ209から網点フ
ィルタの出力を疑似中間調手段207に入力する。疑似
中間調手段207では疑似的に階調表現がされた2値化
が実行される。読み取り原稿の画像情報に拠らず、地濃
度が白以外の所では網点部のモアレ発生が抑えられて輪
郭強調された高画質な2値出力が得られる。
【0037】このように、2値化手段に白画素検出手段
と、網点フィルタ及び輪郭強調フィルタを設けて、白画
素の有無によって、フィルタの出力を切り替えて用いる
ことにより文字等が更に鮮明に記録することができる。
と、網点フィルタ及び輪郭強調フィルタを設けて、白画
素の有無によって、フィルタの出力を切り替えて用いる
ことにより文字等が更に鮮明に記録することができる。
【0038】図9は図6の操作パネルと高画質2値化手
段の第3の例を詳しく説明したブロック図である。操作
パネル102は送信設定手段201と処理起動ボタン2
02と、処理選択手段203で構成される。高画質2値
化手段105は、スイッチ209と網点フィルタ205
と輪郭フィルタ206と疑似中間調処理手段207と単
純2値手段208で構成される。スイッチ209は画像
処理選択手段であり利用者の画像処理選択手段203の
設定を受けて制御手段101が画像信号の出力先を切り
替える。単純2値手段208はある一定なしきい値で2
値化する手段である。例えば、論理回路で構成される大
小比較器の2つの入力端子の一方に画像データを入力
し、もう一方に固定しきい値を入力することで、大小比
較器の出力端子から2値化出力が得られる。
段の第3の例を詳しく説明したブロック図である。操作
パネル102は送信設定手段201と処理起動ボタン2
02と、処理選択手段203で構成される。高画質2値
化手段105は、スイッチ209と網点フィルタ205
と輪郭フィルタ206と疑似中間調処理手段207と単
純2値手段208で構成される。スイッチ209は画像
処理選択手段であり利用者の画像処理選択手段203の
設定を受けて制御手段101が画像信号の出力先を切り
替える。単純2値手段208はある一定なしきい値で2
値化する手段である。例えば、論理回路で構成される大
小比較器の2つの入力端子の一方に画像データを入力
し、もう一方に固定しきい値を入力することで、大小比
較器の出力端子から2値化出力が得られる。
【0039】次に動作について説明する。
【0040】画像情報を送信する場合は読み取り手段に
原稿をセットし、操作パネル102の送信先設定手段2
01に送信先の電話番号を入力する。複写の場合はこの
操作は必要ない。次に処理選択手段203で送信原稿に
対し疑似中間調処理をするか、単純2値処理をするか選
択して処理起動ボタン202を押す。疑似中間調が選択
された場合は画像信号はスイッチ209から網点フィル
タ205を通過し疑似中間調手段207で疑似的に階調
表現がされた2値化が実行されるために2値出力された
画像は輪郭強調されて、且つ網点部のモアレ発生が抑制
された高画質な出力が得られる。また単純2値が選択さ
れた場合はスイッチ209から輪郭強調フィルタ206
を通過し単純2値手段208で2値化が実行されるため
十分に輪郭強調されたボケやカスレのない鮮明な画像が
得られる。
原稿をセットし、操作パネル102の送信先設定手段2
01に送信先の電話番号を入力する。複写の場合はこの
操作は必要ない。次に処理選択手段203で送信原稿に
対し疑似中間調処理をするか、単純2値処理をするか選
択して処理起動ボタン202を押す。疑似中間調が選択
された場合は画像信号はスイッチ209から網点フィル
タ205を通過し疑似中間調手段207で疑似的に階調
表現がされた2値化が実行されるために2値出力された
画像は輪郭強調されて、且つ網点部のモアレ発生が抑制
された高画質な出力が得られる。また単純2値が選択さ
れた場合はスイッチ209から輪郭強調フィルタ206
を通過し単純2値手段208で2値化が実行されるため
十分に輪郭強調されたボケやカスレのない鮮明な画像が
得られる。
【0041】図10は図6の操作パネルと高画質2値化
手段の第4の例を詳しく説明したブロック図である。操
作パネル102は送信先設定手段201と処理起動ボタ
ン202と、処理選択手段203で構成される。高画質
2値化手段105は、スイッチ209と網点フィルタ2
05と輪郭強調フィルタ206と疑似中間調処理手段2
07と単純2値化手段208で構成で構成される。
手段の第4の例を詳しく説明したブロック図である。操
作パネル102は送信先設定手段201と処理起動ボタ
ン202と、処理選択手段203で構成される。高画質
2値化手段105は、スイッチ209と網点フィルタ2
05と輪郭強調フィルタ206と疑似中間調処理手段2
07と単純2値化手段208で構成で構成される。
【0042】次に動作について説明する。
【0043】画像情報を送信する場合は読み取り手段に
原稿をセットし、操作パネル102の送信先設定手段2
01に送信先の電話番号を入力する。複写の場合はこの
操作は必要としない。次に処理選択手段203で送信原
稿に対し疑似中間調処理をするのか、単純2値処理をす
るのかを選択して処理起動ボタン202を押す。疑似中
間調処理が選択された場合は画像信号は網点フィルタ2
05を通過し疑似中間調処理手段207で疑似的に階調
表現がされた2値化が実行されるため2値出力された画
像は輪郭強調されて、且つ網点部のモアレ発生が抑制さ
れた鮮明な出力が得られる。また単純2値が選択された
場合は網点フィルタ205を通過し単純2値手段208
で2値化が実行されるため網点部のモアレ発生が抑制さ
れ、文字,線等はボケやカスレのない鮮明な画像が得ら
れる。また、上述の図9及び図10のように構成するこ
とによって、モアレ発生による孤立点の発生が抑制さ
れ、符号化の効率が向上して伝送時間の短縮が図れると
いう効果も得られる。
原稿をセットし、操作パネル102の送信先設定手段2
01に送信先の電話番号を入力する。複写の場合はこの
操作は必要としない。次に処理選択手段203で送信原
稿に対し疑似中間調処理をするのか、単純2値処理をす
るのかを選択して処理起動ボタン202を押す。疑似中
間調処理が選択された場合は画像信号は網点フィルタ2
05を通過し疑似中間調処理手段207で疑似的に階調
表現がされた2値化が実行されるため2値出力された画
像は輪郭強調されて、且つ網点部のモアレ発生が抑制さ
れた鮮明な出力が得られる。また単純2値が選択された
場合は網点フィルタ205を通過し単純2値手段208
で2値化が実行されるため網点部のモアレ発生が抑制さ
れ、文字,線等はボケやカスレのない鮮明な画像が得ら
れる。また、上述の図9及び図10のように構成するこ
とによって、モアレ発生による孤立点の発生が抑制さ
れ、符号化の効率が向上して伝送時間の短縮が図れると
いう効果も得られる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、原稿上の網点領域に対
してはモアレの発生を抑さえ、文字や写真領域に対して
は輪郭を強調することが高速かつ簡単なハードウェアで
実現でき、鮮明な2値出力が得られる。したがって利用
者が原稿の画像情報に応じて単純2値,疑似中間調等の
画像処理モードを切り替える手段を設ける必要がない。
またモアレやカスレ,ボケ等として現われる原稿にない
不要な画素の発生がないので伝送時間の増大を防ぐこと
ができる。更に1つのフィルタで実現できるため、像域
分離方式のように文字領域と網点領域を判別するための
画素領域を記憶する複数のラインメモリや、判別論理回
路、さらに平滑フィルタ,強調フィルタ等の複数のフィ
ルタを持つ必要がないためシステムの小型化が図れる。
してはモアレの発生を抑さえ、文字や写真領域に対して
は輪郭を強調することが高速かつ簡単なハードウェアで
実現でき、鮮明な2値出力が得られる。したがって利用
者が原稿の画像情報に応じて単純2値,疑似中間調等の
画像処理モードを切り替える手段を設ける必要がない。
またモアレやカスレ,ボケ等として現われる原稿にない
不要な画素の発生がないので伝送時間の増大を防ぐこと
ができる。更に1つのフィルタで実現できるため、像域
分離方式のように文字領域と網点領域を判別するための
画素領域を記憶する複数のラインメモリや、判別論理回
路、さらに平滑フィルタ,強調フィルタ等の複数のフィ
ルタを持つ必要がないためシステムの小型化が図れる。
【図1】本発明の一実施例。
【図2】フィルタ処理演算例。
【図3】本発明の網点フィルタの構成例1。
【図4】本発明の網点フィルタの構成例2。
【図5】本発明の網点フィルタのハードウエアの構成
例。
例。
【図6】本発明を搭載したシステムの構成例。
【図7】操作パネルと高画質2値化構成例1。
【図8】操作パネルと高画質2値化構成例2。
【図9】操作パネルと高画質2値化構成例3。
【図10】操作パネルと高画質2値化構成例4。
【図11】フィルタの動作例1。
【図12】フィルタの動作例2。
101…制御装置部、102…操作パネル、103…読
み取り装置、104…歪み補正部、105…高画質2値
化部、106…符号化処理部、107…符号メモリ、1
08…通信制御部、109…復号化部、110…記録装
置、200…二値化処理部、205…網点フィルタ、2
06…輪郭強調フィルタ、207…疑似中間調処理部、
208…単純2値化処理部、209…切り替えスイッ
チ、210…白画素検出装置、300…1ライン遅延手
段。
み取り装置、104…歪み補正部、105…高画質2値
化部、106…符号化処理部、107…符号メモリ、1
08…通信制御部、109…復号化部、110…記録装
置、200…二値化処理部、205…網点フィルタ、2
06…輪郭強調フィルタ、207…疑似中間調処理部、
208…単純2値化処理部、209…切り替えスイッ
チ、210…白画素検出装置、300…1ライン遅延手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠田 伸一 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 犬塚 達基 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所AV機器事業部内
Claims (15)
- 【請求項1】原稿を走査して得た画像情報を高画質2値
化処理するシステムに於いて、原稿読み取り画像処理開
始指令を入力する手段と、入力原稿の画像情報を読み取
る手段と、平滑化する機能と輪郭強調する機能を備えた
フィルタを設け、前記読み取られた画像情報データに応
答して、前記フィルタにより平滑化処理と輪郭強調処理
の少なくともいずれか一方が選択的に行われることを特
徴とする高画質化処理装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記フィルタは少なく
とも1ライン5画素以上で2ライン以上の画素で構成さ
れることを特徴とする高画質化処理装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記入力原稿の画像情
報から白画素を検出する白画素検出手段と、輪郭強調フ
ィルタを設け、前記検出手段により注目画素周辺に白画
素を検出すると輪郭強調フィルタで処理し、白画素を検
出しない場合は前記フィルタで処理することを特徴とす
る高画質化処理装置。 - 【請求項4】原稿を走査して得た画像情報を高画質2値
化処理するシステムに於いて、入力原稿の画像情報を読
み取る手段と、単純2値化処理手段と、疑似中間調処理
手段、及び前記単純2値化処理と前記疑似中間調処理の
どちらかを選択する手段と、平滑化する機能と輪郭強調
する機能を備えたフィルタを設け、前記選択手段より単
純2値化処理が選択されると前記フィルタで輪郭強調
し、前記フィルタ出力を単純2値化処理する構成とした
ことを特徴とする高画質化処理装置。 - 【請求項5】請求項4において、前記選択手段により疑
似中間調処理が選択されると、前記フィルタで平滑化
し、前記フィルタ出力を疑似中間調2値化処理を行う構
成としたことを特徴とする高画質化処理装置。 - 【請求項6】原稿を走査して得た画像情報を高画質2値
化処理するシステムにおいて、単純2値化処理と疑似中
間調処理を選択する手段と、前記画像情報を高濃度な画
素が連続的に存在する場合に輪郭強調し、高濃度な画素
が規則的に点在する場合に平滑処理するフィルタを通
し、前記フィルタの処理データを前記選択手段の指令に
基づいて単純2値化処理手段または疑似中間調処理手段
のいずれかを選択して処理することを特徴とする高画質
化処理装置。 - 【請求項7】画像信号を入力して輪郭強調するフィルタ
において、高濃度な画素が連続的に存在する画像情報の
とき強調化する特性を示し、高濃度な画素が規則的に点
在する画像情報のとき平滑化する特性を示すようにした
ことを特徴とするフィルタ。 - 【請求項8】請求項7において、前記フィルタは横方向
は5画素以上で縦方向は2画素以上で構成されることを
特徴とするフィルタ。 - 【請求項9】請求項7において、前記フィルタは注目画
素を含む同程度の濃度の画素が縦方向または横方向等あ
る方向性を持って連続して存在する場合注目画素を強調
し、注目画素を含む同程度の濃度の画素が点在する場合
平滑化する特性であることを特徴とするフィルタ。 - 【請求項10】請求項7において、前記フィルタは注目
画素とその斜め方向に位置する複数の画素との間で強調
化処理を行う構成とし、強調化処理を行う前に注目画素
とその斜め方向に位置する複数の画素についてそれぞれ
の縦方向,横方向に位置する画素との間で予め平滑化処
理することを特徴とするフィルタ。 - 【請求項11】請求項7において、前記フィルタは副走
査方向n画素の領域を有し、注目画素とその斜め方向に
位置する複数の画素について、それぞれ縦方向,横方向
に位置する画素との間で平滑化処理を行い、注目画素と
その斜め方向に位置する複数の画素との間で強調化処理
を行う構成としたことを特徴とするフィルタ。 - 【請求項12】原稿読り手段と、相手先の電話番号及び
処理設定,処理開始等を指示する操作パネルと、前記操
作パネルからの指示に基づいて処理を行う制御手段と前
記制御手段からの信号に従って前記読み取りを開始し、
前記読み取られたデータを正規化する歪補正手段と、前
記正規化されたデータを2値化する2値化手段と、前記
2値化データを符号データに変換する符号化手段と、前
記符号データを1時蓄積する符号メモリと、前記符号メ
モリに蓄積されたデータを相手先に送信する通信手段
と、受信データを1時蓄積する符号メモリと、前記符号
メモリのデータを2値信号に変換する復号化手段と、前
記復号化されたデータを記録紙に記録する記録手段とか
らなるファクシミリ装置において、前記2値化手段は入
力データを強調化処理か、平滑化処理の少なくともいず
れか一方の処理をするフィルタと、前記フィルタの出力
を2値化処理する機能を有することを特徴とするファク
シミリ装置。 - 【請求項13】請求項12において、画像情報から白画
素か否かを検出する白画素検出手段を設け、前記検出手
段の出力に基づいて前記網点フィルタの出力を単純2値
化するか又は疑似中間調2値化をするか選択することを
特徴としたファクシミリ装置。 - 【請求項14】原稿を走査して得た画像情報を高画質2
値化処理する高画質化処理装置において、入力原稿の画
像情報を読み取る手段と、前記読み取られた網点領域と
文字,線等の混在する画像情報を平滑化処理又は強調化
処理の少なくとも1つの処理をする1つのフィルタを通
し、前記フィルタの出力を単純2値化処理又は疑似中間
調2値化処理することを特徴とする高画質化処理装置。 - 【請求項15】請求項14において、前記フィルタは高
濃度な画素が連続的に存在する画像情報のとき強調化
し、高濃度な画素が規則的に点在する画像情報のとき平
滑化する機能を有するフィルタであることを特徴とする
高画質化処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5073082A JPH0614191A (ja) | 1992-03-31 | 1993-03-31 | 高画質化処理装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-76546 | 1992-03-31 | ||
JP7654692 | 1992-03-31 | ||
JP5073082A JPH0614191A (ja) | 1992-03-31 | 1993-03-31 | 高画質化処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614191A true JPH0614191A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=26414212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5073082A Pending JPH0614191A (ja) | 1992-03-31 | 1993-03-31 | 高画質化処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614191A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6608941B1 (en) | 1998-05-22 | 2003-08-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5073082A patent/JPH0614191A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6608941B1 (en) | 1998-05-22 | 2003-08-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus |
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