JPH06141776A - コーヒーの製造法及びコーヒー - Google Patents
コーヒーの製造法及びコーヒーInfo
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- JPH06141776A JPH06141776A JP32623692A JP32623692A JPH06141776A JP H06141776 A JPH06141776 A JP H06141776A JP 32623692 A JP32623692 A JP 32623692A JP 32623692 A JP32623692 A JP 32623692A JP H06141776 A JPH06141776 A JP H06141776A
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Abstract
を脱酸素した水、湯、熱水、沸騰水又は水蒸気によって
抽出処理し、必要に応じて、得られたコーヒーを容器に
密封するまでの工程を不活性ガス雰囲気下で処理する。 【効果】 実質的に酸素の存在しない状態でコーヒー粉
末を抽出処理し、味を劣化させる成分、即ち、いやなえ
ぐ味、強い苦味、渋味などの溶出を極力抑え、適度な苦
味、まろやかな味、入れたての香りをもつ高品質のコー
ヒーを得ることができた。
Description
でコーヒーを抽出し、高品質のコーヒーを得るものであ
る。
味、強い苦味、渋味をほとんど含まず、まろやかな苦味
と入れたての香りを保持した高品質のコーヒーであっ
て、本発明はコーヒー界に益するところ大なるものがあ
る。
ーヒー粉末を70〜130℃の湯、熱水又は水蒸気で抽
出処理して製造されている。
多くして収率を上げるために、抽出温度を高くし、抽出
時間を長くしている。しかし、そうすれば、味を劣化さ
せる、即ち、いやなえぐ味、強い苦味、渋味などが多量
に抽出されてしまって、コーヒーの味や香りを劣化させ
ていくことになる。
密封の全工程を不活性ガスの加圧下で行うことが提案
(特開昭51−57863号公報)されたが、同公報に
示されるほどすぐれた酸化防止を認めることはできなか
った。
によってもまろやかな味及び入れたての香りをもつコー
ヒーを収率よく製造するのがコーヒー製造における最大
の課題となっているのである。
囲気下でコーヒー粉末を脱酸素した水、湯、熱水、沸騰
水又は水蒸気によって抽出処理することによって高品質
のコーヒーを得ることに成功したものである。
る雰囲気を不活性ガス、例えば窒素ガスで置換し、実質
的に無酸素の状態とし、かつ、コーヒー粉末を抽出処理
する水、湯、熱水、沸騰水又は水蒸気のもととなる抽出
用水を脱酸素処理、例えば脱酸素装置を用いた脱酸素処
理を行い、実質的に酸素を含まない水として、これを加
熱又は加圧加熱して得た水、湯、熱水、沸騰水又は水蒸
気によって、コーヒー粉末を抽出処理するものである。
ない状態で抽出することを可能とし、味を劣化させる成
分、即ち、いやなえぐ味、強い苦味、渋味などの溶出を
極力抑え、適度な苦味、まろやかな味、入れたての香り
をもつ高品質のコーヒーを得ることができたものであ
る。
ヒー粉末を脱酸素した水、湯、熱水、沸騰水又は水蒸気
によって抽出処理し、得られたコーヒーを容器に密封す
るまでの工程を不活性ガス雰囲気下で処理して高品質の
コーヒーを得るものである。
活性ガス雰囲気下にして実質的にコーヒー中の溶存酸素
をなくしておけば容器に密封した後保存中に起る酸素に
よる品質の劣化を防止することができる。
ヒー粉末を脱酸素した約70〜130℃の湯、熱水又は
水蒸気によって抽出処理し、必要に応じて得られたコー
ヒーを容器に密封するまでの工程を不活性ガス雰囲気下
で処理して高収率で高品質コーヒーを得るものである。
収率を上げるために、抽出温度を70〜130℃と高く
し、抽出時間を20〜120分と長くしている。そし
て、このように抽出温度を高くし、抽出時間を長くすれ
ば、味を劣化させる、即ち、いやなえぐ味、強い苦味、
渋味などが多量に抽出されてしまうことになる。
のコーヒー粉末抽出によれば、約70〜130℃の湯、
熱水又は水蒸気による抽出であっても、えぐ味、強い苦
味、渋味などのいやな味は、ほとんど抽出されず、高品
質のコーヒーが高収率で得られるのである。
不活性ガス雰囲気下にするには、コーヒー抽出装置全体
を一定密閉し、一旦真空にするか、完全に水を充満さ
せ、次に窒素ガスで充満させるか、水を窒素ガスと置換
し、実質的に酸素のない不活性ガス雰囲気下にすること
ができる。
は、あらかじめ脱酸素処理をして、実質的に酸素のない
状態の水にしなければならない。水の脱酸素処理は市販
の脱酸素装置を使用するので十分である。
もよいが、十分脱気したものをコーヒー抽出槽に投入す
るのがよい。
水、湯、熱水、沸騰水又は水蒸気としてコーヒー粉末に
添加して抽出処理を行う。0〜40℃の水の場合は抽出
時間を30分以上24時間程度としたり、循環抽出した
りすると良い。また、40〜70℃の湯の場合は20〜
120分程度の抽出や循環抽出で良く、更に70〜13
0℃の熱水、沸騰水、加圧加熱水、水蒸気の場合は10
〜60分程度で十分である。
ーは高品質のコーヒーであるが、得られたコーヒーを容
器に密封するまでの工程を不活性ガス雰囲気下で処理す
れば、実質的に酸素を含まないカン入りコーヒーを得る
ことができる。
味と入れたての香りをもった高品質のコーヒーである。
ーヒー製造装置全体を一定密閉し、その後真空にまで脱
気し、これに窒素ガスを送入し、コーヒー製造中は窒素
ガスで加圧状態を維持し、この抽出装置にコーヒー粉末
を入れた。
実質的に酸素を除き、この水を昇温プレートに通し、1
10℃の加圧加熱水を作り、これをコーヒー粉末に注ぎ
抽出液を得た。これに糖、乳成分などを加えて調合し、
容器に詰めコーヒーを製造した。このコーヒーをサンプ
ル2とした。
による置換をすることなく、そのままを110℃に加圧
加熱した以外はすべて上記の方法と同じに抽出、調合し
て容器に詰めコーヒーを製造した。このコーヒーをサン
プル1とした。
テスト(30名)を行った。その結果は次の表1に示さ
れる。
析して成分比較を行った。その結果は次の表2に示され
る。
ーヒーは品質劣化が抑制され、苦味はやわらかく軽い味
があり、入れたての香りも保持されているのが分る。
よるコーヒーは、成分的にカフェイン、トリゴネリン、
有機酸類の適度な減少、及び遊離アミノ酸の増加等の現
象が見られ、マイルド感高品質性を明らかにした。
しない状態でコーヒー粉数を抽出処理し、味を劣化させ
る成分、即ち、いやなえぐ味、強い苦味、渋味などの溶
出を極力抑え、適度な苦味、まろやかな味、入れたての
香りをもつ高品質のコーヒーを得ることができた。
Claims (6)
- 【請求項1】 不活性ガス雰囲気下でコーヒー粉末を脱
酸素した水、湯、熱水、沸騰水又は水蒸気によって抽出
処理することを特徴とする高品質のコーヒーの製造法。 - 【請求項2】 不活性ガス雰囲気下でコーヒー粉末を脱
酸素した水、湯、熱水、沸騰水又は水蒸気によって抽出
処理し、得られたコーヒーを容器に密封するまでの工程
を不活性ガス雰囲気下で処理することを特徴とする高品
質コーヒーの製造法。 - 【請求項3】 不活性ガス雰囲気下でコーヒー粉末を脱
酸素した約70〜130℃の湯、熱水又は水蒸気によっ
て抽出処理し、必要に応じて得られたコーヒーを容器に
密封するまでの工程を不活性ガス雰囲気下で処理するこ
とを特徴とする高品質コーヒーの製造法。 - 【請求項4】 不活性ガス雰囲気下でコーヒー粉末を脱
酸素した水、湯、熱水、沸騰水又は水蒸気によって抽出
処理してなる高品質コーヒー。 - 【請求項5】 不活性ガス雰囲気下でコーヒー粉末を脱
酸素した水、湯、熱水、沸騰水又は水蒸気によって抽出
処理し、得られたコーヒーを容器に密封するまでの工程
を不活性ガス雰囲気下で処理してなる高品質コーヒー。 - 【請求項6】 不活性ガス雰囲気下でコーヒー粉末を脱
酸素した約70〜130℃の湯、熱水又は水蒸気によっ
て抽出処理し、必要に応じて得られたコーヒーを容器に
密封するまでの工程を不活性ガス雰囲気下で処理してな
る高品質コーヒー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4326236A JP2747867B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | コーヒーの製造法及びコーヒー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4326236A JP2747867B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | コーヒーの製造法及びコーヒー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06141776A true JPH06141776A (ja) | 1994-05-24 |
JP2747867B2 JP2747867B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=18185514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4326236A Expired - Lifetime JP2747867B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | コーヒーの製造法及びコーヒー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2747867B2 (ja) |
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