JPH0614127Y2 - 内燃機関用ガスケット - Google Patents
内燃機関用ガスケットInfo
- Publication number
- JPH0614127Y2 JPH0614127Y2 JP1987194902U JP19490287U JPH0614127Y2 JP H0614127 Y2 JPH0614127 Y2 JP H0614127Y2 JP 1987194902 U JP1987194902 U JP 1987194902U JP 19490287 U JP19490287 U JP 19490287U JP H0614127 Y2 JPH0614127 Y2 JP H0614127Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasket
- layer
- combustion engine
- internal combustion
- cylinder block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、水冷型内燃機関で、特にシリンダーブロッ
クとシリンダーヘッドの間のシールに適する内燃機関用
ガスケットに関する。
クとシリンダーヘッドの間のシールに適する内燃機関用
ガスケットに関する。
〔従来の技術とその問題点〕 水冷型の内燃機関は、シリンダーブロックとシリンダー
ヘッドに冷却水ジャケットが設けられ、両方の冷却水ジ
ャケットが合せ面で連なっていて、冷却水が注入されて
いる。シリンダーヘッドとシリンダーブロックの合せ面
には、ガスケットを挟んで締付けてシールを保ってい
る。ガスケットには、アスベストガスケット、カーボン
ガスケット、メタルガスケットなどが知られているが、
各々一長一短がある。即ち、アスベストガスケットは、
応力緩和が大きく、水シール性が良いが、へたり量が大
きく寸法変化する。カーボンガスケットは、応力緩和が
小さく、水シール性が劣る。メタルガスケットは、応力
緩和が大きく、水シール性がよいが、値段が高い特徴が
あり、総てが満足されない。又、アスベスト材の層を金
属薄膜で被覆したものなどもあるが、これもメダルガス
ケットと同様に、値段が高く高価につく不都合がる。例
えば、実公昭３２−４４２７号公報参照。
ヘッドに冷却水ジャケットが設けられ、両方の冷却水ジ
ャケットが合せ面で連なっていて、冷却水が注入されて
いる。シリンダーヘッドとシリンダーブロックの合せ面
には、ガスケットを挟んで締付けてシールを保ってい
る。ガスケットには、アスベストガスケット、カーボン
ガスケット、メタルガスケットなどが知られているが、
各々一長一短がある。即ち、アスベストガスケットは、
応力緩和が大きく、水シール性が良いが、へたり量が大
きく寸法変化する。カーボンガスケットは、応力緩和が
小さく、水シール性が劣る。メタルガスケットは、応力
緩和が大きく、水シール性がよいが、値段が高い特徴が
あり、総てが満足されない。又、アスベスト材の層を金
属薄膜で被覆したものなどもあるが、これもメダルガス
ケットと同様に、値段が高く高価につく不都合がる。例
えば、実公昭３２−４４２７号公報参照。
この考案は、冷却水ジャケットも同時にシールして、シ
リンダーブロックとシリンダーヘッド間をシールし、特
に軽合金製のシリンダーブロックとシリンダーヘッド間
のシールに適し、全体として、へたり量が少なく、応力
緩和が大きく、水シール性もよく、製造コストも満足で
きる内燃機関用ガスケットを得ることを目的とする。
リンダーブロックとシリンダーヘッド間をシールし、特
に軽合金製のシリンダーブロックとシリンダーヘッド間
のシールに適し、全体として、へたり量が少なく、応力
緩和が大きく、水シール性もよく、製造コストも満足で
きる内燃機関用ガスケットを得ることを目的とする。
本考案は前記目的を解決するため、水冷型の内燃機関の
シリンダーヘッドとシリンダーブロック間に介装される
ガスケットにおいて、ステンレス鋼板の母材の一方の面
にカーボングラファイトの層を張り、母材の他方の面に
アスベスト材の層を張り、アスベスト材の層の外面にラ
テックス膜を張って、前記カーボングラファイトの層が
シリンダーヘッドに接し、前記ラテックス膜がシリンダ
ーブロックに接して用いられることを特徴とする内燃機
関用ガスケットを構成したものである。
シリンダーヘッドとシリンダーブロック間に介装される
ガスケットにおいて、ステンレス鋼板の母材の一方の面
にカーボングラファイトの層を張り、母材の他方の面に
アスベスト材の層を張り、アスベスト材の層の外面にラ
テックス膜を張って、前記カーボングラファイトの層が
シリンダーヘッドに接し、前記ラテックス膜がシリンダ
ーブロックに接して用いられることを特徴とする内燃機
関用ガスケットを構成したものである。
本考案によれば、シリンダーヘッドにはカーボングラフ
ァイトの層を接しさせて、へたりを少なくする。また、
シリンダーブロックにはラテックス膜を接しさせて水シ
ール性を確実なものにすると共に、アスベスト材の層を
母材とラテックス膜の間に配して水シール性をよくし、
応力緩和を大きくする。
ァイトの層を接しさせて、へたりを少なくする。また、
シリンダーブロックにはラテックス膜を接しさせて水シ
ール性を確実なものにすると共に、アスベスト材の層を
母材とラテックス膜の間に配して水シール性をよくし、
応力緩和を大きくする。
以下、図面を参照して本考案に係る内燃機関のガスケッ
トの実施例を説明する。
トの実施例を説明する。
第１図は実施例に係る内燃機関の全体構成の断面図で、
第２図は実施例のガスケットの断面図である。
第２図は実施例のガスケットの断面図である。
シリンダーブロック１は軽合金製で、シリンダースリー
ブ２が内側に嵌込んであり、シリンダーブロック１の内
側に冷却水ジャケット３が設けてある。シリンダーヘッ
ド４は軽合金製で、冷却水ジャケット５が設けてある。
シリンダーブロック１の上面には、ガスケット６を挟ん
で、シリンダーヘッド４の下面を重ねて、複数のボルト
で締着する。ガスケット６には孔７が設けてあって、シ
リンダーブロック１の冷却水ジャケット３とシリンダー
ヘッド４の冷却水ジャケット５が通じるようになってお
り、内部に冷却水が注入されて循環するようになってい
る。しかして、ガスケット６は、第２図に示すように、
薄いステンレス鋼板の母材８の一方の面に、カーボング
ラファイトの層９を接着し、母材８の他方の面にアスベ
スト材の層１０を接着する。母材８は、適宜切起し突起
を設けて、密着性がよいようにしてある。アスベスト材
の層１０の外面には、ラテックス膜１１を接着する。
ブ２が内側に嵌込んであり、シリンダーブロック１の内
側に冷却水ジャケット３が設けてある。シリンダーヘッ
ド４は軽合金製で、冷却水ジャケット５が設けてある。
シリンダーブロック１の上面には、ガスケット６を挟ん
で、シリンダーヘッド４の下面を重ねて、複数のボルト
で締着する。ガスケット６には孔７が設けてあって、シ
リンダーブロック１の冷却水ジャケット３とシリンダー
ヘッド４の冷却水ジャケット５が通じるようになってお
り、内部に冷却水が注入されて循環するようになってい
る。しかして、ガスケット６は、第２図に示すように、
薄いステンレス鋼板の母材８の一方の面に、カーボング
ラファイトの層９を接着し、母材８の他方の面にアスベ
スト材の層１０を接着する。母材８は、適宜切起し突起
を設けて、密着性がよいようにしてある。アスベスト材
の層１０の外面には、ラテックス膜１１を接着する。
次に、実施例の作用を説明する。
母材８は、ガスケット６の全体の剛性を保つもので、ガ
スケット６の曲りなどを防止する。カーボングラファイ
トの層９は、応力緩和が小さく、へたりが少なく、シリ
ンダーヘッド４の下面に密接する。アスベスト材の層１
０は、応力緩和が大きく、へたり量が大きいが、厚さが
薄いので問題がなく、水シール性がよい。特にシリンダ
ーブロック１側の面から水洩れが生じることが多いが、
アスベスト材の層１０により確実に水をシールする。ラ
テックス膜１１は、シリンダーブロック１の上面に接着
し、更に水洩れを確実に防止できる。こうして、全体と
して、へたり量が少なく、水シール性がよくて、製造コ
ストも適当なガスケット６にできる。
スケット６の曲りなどを防止する。カーボングラファイ
トの層９は、応力緩和が小さく、へたりが少なく、シリ
ンダーヘッド４の下面に密接する。アスベスト材の層１
０は、応力緩和が大きく、へたり量が大きいが、厚さが
薄いので問題がなく、水シール性がよい。特にシリンダ
ーブロック１側の面から水洩れが生じることが多いが、
アスベスト材の層１０により確実に水をシールする。ラ
テックス膜１１は、シリンダーブロック１の上面に接着
し、更に水洩れを確実に防止できる。こうして、全体と
して、へたり量が少なく、水シール性がよくて、製造コ
ストも適当なガスケット６にできる。
以上説明したように、この考案は、ステンレス鋼板の母
材の一方の面にカーボングラファイトの層を張り、母材
の他方の面にアスベスト材の層を張り、アスベスト材の
層の外面にラテックスの膜を張って、前記カーボングラ
ファイトの層がシリンダーヘッドに接し、前記ラテック
ス膜がシリンダーブロックに接して用いられるガスケッ
トとしたので、全体として、へたり量が少なく、応力緩
和が大きく、水シール性がよくて、しかも、メタルガス
ケットやカーボンガスケットより安価な製造コストでで
きるものになる。
材の一方の面にカーボングラファイトの層を張り、母材
の他方の面にアスベスト材の層を張り、アスベスト材の
層の外面にラテックスの膜を張って、前記カーボングラ
ファイトの層がシリンダーヘッドに接し、前記ラテック
ス膜がシリンダーブロックに接して用いられるガスケッ
トとしたので、全体として、へたり量が少なく、応力緩
和が大きく、水シール性がよくて、しかも、メタルガス
ケットやカーボンガスケットより安価な製造コストでで
きるものになる。
図は本考案の一実施例を示し、第１図は使用状態の縦断
面図、第２図はガスケットの部分拡大断面図である。 ６…ガスケット、８…母材、９…カーボングラファイト
の層、１０…アスベスト材の層、１１…ラテックス膜。
面図、第２図はガスケットの部分拡大断面図である。 ６…ガスケット、８…母材、９…カーボングラファイト
の層、１０…アスベスト材の層、１１…ラテックス膜。
Claims (1)
- 【請求項１】水冷型の内燃機関のシリンダーヘッドとシ
リンダーブロック間に介装されるガスケットにおいて、
ステンレス鋼板の母材の一方の面にカーボングラファイ
トの層を張り、母材の他方の面にアスベスト材の層を張
り、アスベスト材の層の外面にラテックス膜を張って、
前記カーボングラファイトの層がシリンダーヘッドに接
し、前記ラテックス膜がシリンダーブロックに接して用
いられることを特徴とする内燃機関用ガスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987194902U JPH0614127Y2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 内燃機関用ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987194902U JPH0614127Y2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 内燃機関用ガスケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0198971U JPH0198971U (ja) | 1989-07-03 |
| JPH0614127Y2 true JPH0614127Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31485605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987194902U Expired - Lifetime JPH0614127Y2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 内燃機関用ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0614127Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4914502U (ja) * | 1972-05-11 | 1974-02-06 | ||
| JPS5129109U (ja) * | 1974-08-24 | 1976-03-02 | ||
| JPS6244174U (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-17 |
-
1987
- 1987-12-24 JP JP1987194902U patent/JPH0614127Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0198971U (ja) | 1989-07-03 |
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