JPH061407A - タイヤ積み込み装置 - Google Patents

タイヤ積み込み装置

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JPH061407A
JPH061407A JP16112792A JP16112792A JPH061407A JP H061407 A JPH061407 A JP H061407A JP 16112792 A JP16112792 A JP 16112792A JP 16112792 A JP16112792 A JP 16112792A JP H061407 A JPH061407 A JP H061407A
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JP
Japan
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tire
tires
sides
rack
clamp
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JP16112792A
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English (en)
Inventor
Satoyuki Higuchi
智行 樋口
Hideo Oe
秀夫 大江
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 並立させた複数本のタイヤを並立状態のまま
両サイド部より挟持してそのままタイヤラックの各段の
受け棚に自動的に積み込むことができるようにする。 【構成】 回動可能に設置された回動基台2に支持柱3
を立設し、この支持柱3に、タイヤ整列高さおよびタイ
ヤ積み込み高さ等に応じて任意の高さ位置に昇降移動可
能な昇降支持台5を取付ける。この昇降支持台5に、前
方に向って進退移動可能で、前端部両側において前方に
突出する一対のクランプアーム29a,29bを有する
クランプ装置20を支持させ、起立姿勢で並列する所要
本数のタイヤを該クランプアーム29a,29bにより
両サイドより挟持できるように構成する。このクランプ
装置20を前記回動基台2の回動に伴う支持柱3の回動
によって、タイヤ整列部Bに対向する位置とラックセッ
ト部に対向する位置とに方向変換可能に設け、両サイド
より挟持したタイヤをタイヤラックRに積み込めるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてタイヤ製造工
場等において、タイヤの保管や移動のためのラックにタ
イヤを並立状態にして能率よく積み込むためのタイヤ積
み込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤ製造工場において、例えばタイヤ
の洗浄および仕上げ塗装等の処理が施されたタイヤは、
次工程への移送や保管のためにタイヤラックに積み込ま
れる。特に、複数本のタイヤを起立姿勢で横列に並列さ
せた状態で積み込まれる。
【0003】このタイヤの積み込み作業は、例えば洗浄
工程や仕上げ塗装の工程から、コンベア等のタイヤ搬送
手段により搬送されてくるタイヤを整列させて、この整
列した複数本のタイヤを、これを挟持できる積み込み装
置により一度にラックに積み込むようにするのが能率的
である。
【0004】従来、このようなタイヤのラックへの積み
込みは、搬送されてくるタイヤを手作業でラックに積み
込むか、あるいは前記のように搬送されてくるタイヤを
一旦保持枠内に横置きして複数本を積み重ね、この積み
重ね状態のタイヤを、上下から挟持した状態で90°転
回させてラックに積み込むようにした装置を使用してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のように
手作業でタイヤを積み込むのは多大な労力を要し、きわ
めて非能率的なものであり、また横置きして積み重ねた
タイヤを上下から挟持して90°転回させてラックに積
み込むのは、積み込み装置として大がかりな装置や設備
を必要とする上、前記転回作用時にタイヤが脱落するお
それもあった。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなしたもので、起
立姿勢で並列させた複数本のタイヤを並立状態のまま両
サイド部より挟持して、そのままタイヤラックの各段の
受け棚に自動的に効率よく確実に積み込むことができる
タイヤみ込み装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明のタイヤ積み込み装置は、回動可能に設置された回
動基台に立設された支持柱と、前記支持柱に昇降可能に
取付けられ、タイヤ整列高さおよびタイヤ積み込み高さ
等に応じて任意の高さ位置に移動可能な昇降支持台と、
前記昇降支持台に前方に向って進退移動可能に支持され
るとともに、前端部両側において前方に突出する一対の
クランプアームを有し、起立姿勢で並列する所要本数の
タイヤを該クランプアームにより両サイドより挟持でき
るように構成され、前記回動基台の回動に伴う支持柱の
回動によって、前端部側がタイヤ整列部に対向する位置
とラックセット部に対向する位置とに方向変換可能に設
けられたクランプ装置とを備え、クランプ装置の進退移
動およびタイヤ挟持作用、昇降支持台の昇降作用および
支持柱の回動作用によって、起立姿勢で並列したタイヤ
を両サイドより挟持してタイヤラックに積み込めるよう
にしたことを特徴とする。
【0008】前記において、クランプ装置は、昇降支持
台に対し前後方向に延在してかつ前方に向って進退移動
可能に支持されたガイドフレームと、このガイドフレー
ムの前端部に左右方向に設けられた前部フレームと、前
部フレームの両側に配されて前方に突出する一対のクラ
ンプアームとを有し、このクランプアームがシリンダー
装置の作動により互いに接近する方向に移動可能に設け
られ、起立姿勢で並列するタイヤを両サイド部より挟持
できるように構成される。
【0009】また、昇降支持台の両側部に前記クランプ
装置とは別に前方に向って進退移動可能なガイドフレー
ムを設け、該ガイドフレームの前端部に、上下方向の軸
心を中心に回動可能に支持された挾圧アームを設け、こ
の挾圧アームをその後部に連結されたシリンダー装置の
作動により回動させることにより、並列したタイヤを両
サイドより挟圧できる挾圧手段を備える。
【0010】
【作用】上記のタイヤ積み込み装置によれば、積み込み
装置のクランプ装置をタイヤ整列部に対向させておき、
まずタイヤ整列部で起立姿勢で並列するタイヤに対しク
ランプ装置を前進移動させて、その前部フレームの両側
に配されたクランプアームがタイヤ並立位置の両側に位
置させる。この状態でクランプ装置の両クランプアーム
の少なくとも一方をシリンダー装置等の作動により互い
の接近方向に移動させることにより、前記並立したタイ
ヤを両サイドからタイヤの弾性を利用して弾力的に挟持
する。
【0011】この状態で、必要により昇降支持台を若干
上昇させてクランプアームに挟持されたタイヤを持ち上
げた後、クランプ装置を後退移動させて、タイヤ整列部
からタイヤを並立状態のまま取出す。次にクランプ装置
を支持する昇降支持台および支持柱を回動基台の回動に
よって所要の角度回動させ、前記クランプ装置の前端側
をラックセット部の方向に向けるように方向変換する。
またこれと同時に、あるいは方向変換後に、ラックセッ
ト部に設置されているタイヤラックの積み込むべき段の
受け棚の高さに応じて、昇降支持台をクランプ装置とと
もに上昇あるいは降下させ、一対の両クランプアームに
より挟持されているタイヤの高さを受け棚の高さに合せ
る。
【0012】この状態で、前記のクランプ装置を前進移
動させてクランプアームで挟持されているタイヤをタイ
ヤラックの受け棚の上方内部に挿し入れる。そしてタイ
ヤを受け棚に受支させるように若干下降させた後、前記
クランプアームによる挟持作用を解除すれば、タイヤは
受け棚に載置され、起立姿勢で並列して積み込まれるこ
とになる。
【0013】次に前記のクランプ装置を後退移動させ
て、クランプアームをタイヤラックから引き抜き、昇降
支持台を降下させて元の高さに停止させるとともに、回
動基台とともに支持柱を回動させて、クランプ装置を再
度タイヤ整列部と対向させる。以後、前記と同様の作用
を行なわせることにより、タイヤラックの各段の受け棚
にタイヤを起立姿勢で並列した状態に積み込むことがで
きる。
【0014】特に、請求項3のように挟持手段を備えて
いる場合、タイヤラックに対するクランプ装置の前進移
動の後、両側部の挾圧手段をガイドフレームとともに前
進移動させ、その前端部に配した挾圧アームの先端部を
タイヤの並列位置に合わせ、この状態でシリンダー装置
の作動によって挾圧アームを回動させることにより、並
列しているタイヤを両サイド部より挾圧する。これによ
り並列状態のタイヤがクランプアーム間の間隔より圧縮
されて前記クランプアームから離れ、したがって前記ク
ランプアームをタイヤラックから問題なく引き抜くこと
ができ、タイヤがクランプアームに追従して飛び出すお
それがない。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0016】図において、(1)は本発明に係るタイヤ
積み込み装置(A)の設置用基台であって、工場等の床
に水平に設置される。(2)は前記基台(1)上の所定
位置において上下方向の軸心を中心に回動可能に設けら
れた回動基台であって、該回動基台(2)に型鋼等より
なる支持柱(3)が立設されている。
【0017】前記回動基台(2)は、図8に示されるよ
うに、下面側に設けられた環状部材(2a)が、設置用
基台(1)上に固設された円環状の支持部材(1a)
と、クロスローラーベアリング(19)を介して嵌合し
て、水平状態で回動するように設けられている。(4)
は前記の回動基台(2)を回動させるためエアシリンダ
ー等のシリンダー装置であって、その一端部が設置用基
台(1)の一部に連結されるとともに、進退作用を行な
う出力軸(4a)の先端が前記回動基台(2)に連結さ
れており、図7のようにシリンダー装置(4)の出力軸
(4a)の進退作用によって回動基台(2)が所要の角
度回動できるようになっている。図の場合略90°回動
するように設けられている。この回動角度は適宜設定で
きる。
【0018】前記支持柱(3)は左右両側の部材(3
a)(3b)よりなり、全体として横断面略矩形をなし
ており、回動基台(2)の上に回動軸心よりやや前方側
に位置をずらせて直立状に固設されている。
【0019】(5)は支持柱(3)に昇降可能に取付け
られた昇降支持台であって、前記支持柱(3)の外側を
囲む平面四角形の枠状をなし、その前面の基板(6)が
支持柱(3)の両側の部材(3a)(3b)の前面に設
けられたガイドレール(7)に対しガイド(8)が係合
して支持柱(3)に沿って上下動するように設けられて
いる。
【0020】前記の昇降支持台(5)を昇降させる手段
として、支持柱(3)の前面側における上端部と下端部
とに左右方向の軸心を持つスプロケット(9)(10)
が配され、これら両スプロケット(9)(10)間に無
端のチエン(11)が掛架されるとともに、このチエン
(11)に、前記基板(6)の中央上下部に設けた連結
部材(17)が係合せしめられている。そして、下端部
のスプロケット(10)と同軸(12)上のスプロケッ
ト(13)と、駆動手段となるモータ(14)の回転軸
(14a)に設けられたスプロケット(15)とにチエ
ン(16)が掛架されて、該モータ(14)の回転によ
り前記チエン(11)が上下方向に回動走行するように
設けられており、このチエン(11)の回動走行作用に
追従して前記基板(6)つまりは昇降支持台(5)が上
下動するようになっている。この昇降支持台(10)の
昇降作用は、タイヤ整列高さやタイヤラック(R)の受
け棚(R1 )の高さに合せて任意の高さ位置で停止でき
るように前記モータ(14)が制御される。
【0021】前記駆動手段であるモータ(14)は、回
動基台(2)に連設された受け台(18)に載設され、
回動基台(2)、支持柱(3)およびモータ(14)が
同時に回動できるようになっている。
【0022】(20)は前記昇降支持台(5)に設けら
れたクランプ装置である。このクランプ装置(20)は
次のような構成をなしている。
【0023】昇降支持台(5)の両側に支持フレーム
(21)(21)が突設されるとともに、この両側の支
持フレーム(21)の下面側において前後方向に延在す
るガイドフレーム(22)(22)が配され、このガイ
ドフレーム(22)の上面に有するレール(23)が前
記支持フレーム(21)の下面に有するガイド(24)
に係脱不能に係合して、ガイドフレーム(22)が前方
に向って進退移動可能に支持されている。さらにこのガ
イドフレーム(22)の前端部に左右方向の前部フレー
ム(25)が設けられ、この前部フレーム(25)に
は、支持フレーム(21)に取付けられたエアシリンダ
ー等の進退移動用のシリンダー装置(26)が連結され
ており、このシリンダー装置(26)の作動により前方
に向って前進、後退するように設けられている。
【0024】前部フレーム(25)の左右部には、該前
部フレーム(25)の前面に有するガイドレール(2
7)に沿って左右方向にスライド可能な取付け板(28
a)(28b)が設けられ、この取付け板(28a)
(28b)に前方に延びるクランプアーム(29a)
(29b)が突設されている。クランプアーム(29
a)(29b)は上下に間隔をおいて2本のフォーク状
をなしている。
【0025】前記の取付け板(28a)(28b)には
その上方に配されて前部フレーム(25)に連結された
エアシリンダー等のシリンダー装置(30a)(30
b)が連結され、このシリンダー装置(30a)(30
b)の進退作用によって両取付け板(28a)(28
b)が互いに接近および離間方向に移動できるようにな
っており、両クランプアーム(29a)(29b)が接
近方向へ移動することによって起立姿勢で並列するタイ
ヤを両サイドから挟持できるようになっている。
【0026】図の場合、左右の取付け板(28a)(2
8b)にそれぞれ別のシリンダー装置(30a)(30
b)を連結し、一方のシリンダー装置(30b)の進退
ストロークを他方より小さくして、これに連結されたク
ランプアーム(29b)を基準としてタイヤを挟持でき
るように設けている。もちろん一つのシリンダー装置に
よって両クランプアーム(29a)(29b)の双方も
しくは一方を移動させるように設けることも、また他の
駆動手段を利用してクランプアーム(29a)(29
b)を移動させるように設けることもできる。
【0027】(31)(31)は前記のクランプ装置
(20)とは別に両側に設けられた挾圧手段であり、
(32)(32)は昇降支持台(5)の両側部において
前後方向に延在しかつ前方に向って進退移動可能に支持
された挾圧手段(31)(31)のガイドフレームであ
る。ガイドフレーム(32)は、その上面に有するレー
ル(33)が、支持フレーム(21)の下面に設けられ
たガイド(34)に係脱不能に係合して前後に進退移動
可能に設けられている。(38)はその進退移動用のシ
リンダー装置である。
【0028】また挾圧手段(31)(31)は、図9お
よび図10に拡大して示すように、前記のガイドフレー
ム(32)の前端部に、上下方向の軸心を中心に回動可
能に連結されて側方に張出した基部アーム(35)と、
該基部アーム(35)の端部に連設された平面略くの字
形の挾圧アーム(36)とを有し、基部アーム(35)
の後部にはエアシリンダー等のシリンダー装置(37)
が連結されており、このシリンダー装置(37)の進退
作用によって、前記基部アーム(35)とともに挾圧ア
ーム(36)が回動し、並列したタイヤ(T)を両サイ
ドから挾圧できるようになっている。
【0029】前記の挾圧アーム(36)は、上記のクラ
ンプアーム(29a)(29b)の上下でタイヤ(T)
の上下部を押圧できるように、上部分(36a)と下部
分(36b)とに間隔を存して設けられており、特に上
部分(36a)の先端部はタイヤサイズの変更に対応で
きるように上下にやや長く形成されている。挾圧アーム
(36)が前記のようにくの字状をなしていると、タイ
ヤラック(R)の支柱(R2 )を回避した形で受け棚
(R1)上のタイヤ(T)を両サイドから挾圧できるこ
とになる。
【0030】図の(40)はクランプ装置(20)で挟
持したタイヤ(T)の落下を防止するための保持アーム
である。
【0031】なお、タイヤラック(R)は、図1および
図11に示すように、中空鋼材等の金属棒材により複数
段の受け棚(R1)を有するように形成され、例えば図
のように3段の受け棚(R1 )を左右両側に有する形態
に形成される。(50)はラックセット部においてタイ
ヤラック(R)を定位置に固定するためのラック支持台
である。このラック支持台(50)は、タイヤラック
(R)の片側の受け棚(R1 )へのタイヤ積み込みが完
了すれば、該ラック(R)を180°回転して他方側を
積み込み装置の側に向けることができるようにするのが
好ましい。
【0032】上記した積み込み装置の作動状態について
説明する。
【0033】タイヤ積み込み装置(A)を中心にして、
タイヤ整列部(B)とタイヤ積み込用のタイヤラック
(R)を支持するラックセット部とを例えば90°の角
度位置に配置しておく。タイヤ整列部(B)は搬送手段
により搬送されてくるタイヤを起立姿勢で同方向にして
整列させるようになっており、これを人的作業で行なう
こともできるが、タイヤ搬送作用および積み込み作用に
合せて自動的に整列させるように構成しておくのがよ
い。
【0034】そしてタイヤ整列部(B)において、複数
本のタイヤ(T)を起立姿勢で整列させた状態で、タイ
ヤ積み込み装置(A)の昇降支持台(5)に支持された
クランプ装置(20)を前記タイヤ整列高さに合せてお
いて、シリンダー装置(26)を作動させることにより
ガイドフレーム(22)を昇降支持台(5)の支持フレ
ーム(21)に対し前進移動させ、該ガイドフレーム
(22)の前端部両側に設けられたクランプアーム(2
9a)(29b)を整列したタイヤ(T)の両サイドに
位置させる。この前進距離とタイヤ整列位置とは予め合
せておく。
【0035】この状態で、クランプ装置(20)の前部
フレーム(25)の前面に配した取付け板(28a)
(28b)をシリンダー装置(30a)(30b)の作
動によって互いに接近する方向に移動させ、該取付け板
(28a)(28b)に突設されたクランプアーム(2
9a)(29b)の間隔を狭めて、並列状態のタイヤ
(T)を両サイド部から挟持する。この際、タイヤ
(T)は弾性を有しているために、クランプアーム(2
9a)(29b)の押圧力によって若干圧縮した状態に
なって弾力的に挟持され、脱落することがない。
【0036】次に、前記の挟持状態のまま、昇降支持台
(5)を僅かに上昇させることにより、タイヤ(T)を
タイヤ整列部(B)の受け台(b1 )より持ち上げ、続
いてシリンダー装置(26)の作動によりクランプ装置
(20)をそのガイドフレーム(22)とともに後退移
動させる。
【0037】この後退移動と同時に、あるいは後退後
に、回動用のシリンダー装置(4)の作動によって、回
動基台(2)を設置用基台(1)に対して略90°回動
させ、その上に立設された支持柱(3)とともに、これ
に取付けられた昇降支持台(5)やクランプ装置(2
0)等の全体を、タイヤラック(R)に向けるように方
向変換し、前記のように挟持したタイヤ(T)をタイヤ
ラックに対向させる。
【0038】この方向転換と同時に、あるいは方向転換
した後、タイヤ(T)を積み込むべきタイヤラック
(R)の受け棚(R1 )の高さに合せて昇降支持台
(5)を昇降させる。すなわち駆動手段であるモータ
(14)の駆動により支持柱(3)の前面部に配したチ
エン(11)を回動走行させ、これに係合する基板
(6)つまりは昇降支持台(5)を上昇あるいは降下さ
せて、クランプ装置(20)で保持されたタイヤ(T)
をタイヤラック(R)の所定の受け棚(R1 )の高さ位
置に合せるようにする。
【0039】この状態で、前記のクランプ装置(20)
をシリンダー装置(26)の作動により前進移動させて
クランプアーム(29a)(29b)により挟持されて
いるタイヤ(T)をタイヤラック(R)の受け棚(R1
)の上方内部に挿し入れる。そしてタイヤ(T)を受
け棚(b1)に受支させるように若干降下させる。また
これと略同時に、あるいは若干遅らせて、クランプ装置
(20)の前進移動とともに挾圧手段(31)(31)
を前進移動させて、その前端部に配した挾圧アーム(3
6)の先端部をタイヤラック(R)に挿し入れたタイヤ
(T)の並列位置に合せる。
【0040】こうして、前記クランプアーム(29a)
(29b)による挟持作用を解除してタイヤ(T)を受
け棚(R1 )に載置するが、この際、挾圧用のシリンダ
ー装置(37)の作動によって挾圧アーム(36)を基
部アーム(35)とともに回動させてタイヤ(T)を両
サイドより挾圧する。これにより、並列状態のタイヤ
(T)が、両クランプアーム(29a)(29b)間の
間隔よりもさらに圧縮されて該クランプアームから完全
に離れることになる。この状態でクランプ装置(20)
を後退移動させれば、クランプアーム(29a)(29
b)をタイヤに接触させずに問題なく引き抜くことがで
きる。
【0041】すなわち、前記クランプアーム(29a)
(29b)のタイヤラック(R)からの引き抜き時、こ
のクランプアームに両端のタイヤ(T)が接触している
と、該タイヤ(T)がクランプアームに追従してタイヤ
ラック(R)から飛び出るおそれがあるが、前記のよう
に並列タイヤを両サイドより挾圧することによりそのお
それがない。
【0042】そして、前記クランブアーム(29a)
(29b)の引き抜き後、挾圧アーム(36)を拡開方
向に回動させて挾圧を解除して、挾圧手段(31)(3
1)を後退移動させる。またこの後退後に、昇降支持台
(5)を降下させて元の高さに停止させるとともに、回
動基台(2)とともに支持柱(3)を回動させてクラン
プ装置(20)を再度タイヤ整列部(B)と対向させる
ように方向変換する。
【0043】以後、前記と同様の作用を繰返し行なわせ
ることにより、タイヤ整列部(B)で挟持した並列状態
のタイヤ(T)を、タイヤラック(R)の受け棚に、例
えば最下段から順に各段の受け棚(R1 )に積み込むこ
とができる。
【0044】なお、上記のタイヤ積み込みにおける各動
作、すなわちクランプ装置の前進および後退移動とタイ
ヤ挟持作用、回動基台の回動による方向変換、昇降支持
台の昇降による位置合せ等のタイヤ積み込みのための各
動作は、一連の関連動作によって行なえるように、マイ
クロスイッチやマイクロコンピユータ等の電気的手段を
利用して制御するように構成する。また必要によって
は、このタイヤ積み込み装置の作用と関連してタイヤ整
列動作を行なえうように構成して実施することもでき
る。
【0045】また上記したタイヤ積み込み装置は、上記
とは逆の動作を行なわせることで、タイヤラックに積み
込まれたタイヤを取出すのにも利用できる。
【0046】
【発明の効果】上記したように本発明のタイヤ積み積み
込み装置によれば、タイヤラックへのタイヤ積み込み、
特に起立姿勢で並列させたタイヤを、並立状態のまま両
サイドから挟持してタイヤラックの各段の受け棚に自動
的に効率よく積み込むことができ、このタイヤ積み込み
作業の能率化、省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す正面をタイヤ整列部に
向けた状態の平面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の正面図である。
【図4】同上の上部を一部省略して示す拡大平面図であ
る。
【図5】挾圧手段を除いて示す一部の拡大側面図であ
る。
【図6】支持フレームとガイドフレームの係合状態を示
す部分断面図である。
【図7】回動基台の支持構造を示す一部の拡大平面図で
ある。
【図8】同上の断面図である。
【図9】挾圧手段の構造を示す部分拡大平面図である。
【図10】同上の側面図である。
【図11】タイヤラックへの積み込み状態の略示側面図
である。
【符号の説明】
(A) タイヤ積み込み装置 (B) タイヤ整列部 (R) タイヤラック (R1 ) 受け棚 (1) 設置用基台 (2) 回動基台 (3) 支持柱 (5) 昇降支持台 (20) クランプ装置 (21) 支持フレーム (22) ガイドフレーム (26) シリンダー装置 (28a)(28b) 取付け板 (29a)(29b) クランプアーム (30a)(30b) シリンダー装置 (31) 挾圧手段 (32) ガイドフレーム (36) 挾圧アーム (37) シリンダー装置 (38) シリンダー装置 (50) ラック支持台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動可能に設置された回動基台に立設さ
    れた支持柱と、 前記支持柱に昇降可能に取付けられ、タイヤ整列高さお
    よびタイヤ積み込み高さ等に応じて任意の高さ位置に移
    動可能な昇降支持台と、 前記昇降支持台に前方に向って進退移動可能に支持され
    るとともに、前端部両側において前方に突出する一対の
    クランプアームを有し、起立姿勢で並列する所要本数の
    タイヤを該クランプアームにより両サイドより挟持でき
    るように構成され、前記回動基台の回動に伴う支持柱の
    回動によって、前端部側がタイヤ整列部に対向する位置
    とラックセット部に対向する位置とに方向変換可能に設
    けられたクランプ装置とを備え、クランプ装置の進退移
    動およびタイヤ挟持作用、昇降支持台の昇降作用および
    支持柱の回動作用によって、起立姿勢で並列したタイヤ
    を両サイドより挟持してタイヤラックに積み込めるよう
    にしたことを特徴とするタイヤ積み込み装置。
  2. 【請求項2】 クランプ装置が、昇降支持台に対し前後
    方向に延在してかつ前方に向って進退移動可能に支持さ
    れたガイドフレームと、このガイドフレームの前端部に
    左右方向に設けられた前部フレームと、前部フレームの
    両側に配されて前方に突出する一対のクランプアームと
    を有し、このクランプアームがシリンダー装置の作動に
    より互いに接近する方向に移動可能に設けられ、起立姿
    勢で並列するタイヤを両サイド部より挟持できるように
    構成されてなる請求項1に記載のタイヤ積み込み装置。
  3. 【請求項3】 昇降支持台の両側部に前記クランプ装置
    とは別に前方に向って進退移動可能なガイドフレームを
    設け、該ガイドフレームの前端部に、上下方向の軸心を
    中心に回動可能に支持された挾圧アームを設け、この挾
    圧アームをその後部に連結されたシリンダー装置の作動
    により回動させることにより、並列したタイヤを両サイ
    ドより挟圧できる挾圧手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のタイヤ積み込み装置。
JP16112792A 1992-06-19 1992-06-19 タイヤ積み込み装置 Withdrawn JPH061407A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000065483A (ko) * 1999-04-06 2000-11-15 조충환 그린타이어용 수평적재장치
EP1834903A2 (en) * 2006-03-15 2007-09-19 Juha Korpela Handling apparatus for carrying vehicular tires to and from a storage shelf or the like

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1834903A2 (en) * 2006-03-15 2007-09-19 Juha Korpela Handling apparatus for carrying vehicular tires to and from a storage shelf or the like
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