JPH06140330A - スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリング装置

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JPH06140330A
JPH06140330A JP29077992A JP29077992A JPH06140330A JP H06140330 A JPH06140330 A JP H06140330A JP 29077992 A JP29077992 A JP 29077992A JP 29077992 A JP29077992 A JP 29077992A JP H06140330 A JPH06140330 A JP H06140330A
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JP
Japan
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target material
thickness
target
section
pattern
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Withdrawn
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JP29077992A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kawasaki
篤 川崎
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造をもってターゲット材の寿命を向
上することが可能なスパッタリング装置を提供する。 【構成】 ターゲット材の各部の厚みをその摩耗パター
ンに応じた厚みとすることで、摩耗後の交換時にターゲ
ットの各部の厚みを均一化することができ、高価なター
ゲット材の利用効率を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスパッタリング装置に関
し、特にターゲットの構造に特徴を有するスパッタリン
グ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スパッタリング装置にあっては、反応室
内にてターゲット材をスパッタさせて基板上に薄膜を形
成するようになっている。ここで、ターゲット材はスパ
ッタされることにより経時的に摩耗するが、通常その摩
耗パターンは均一でなく、図5に良く示すように、例え
ばターゲット材21のスパッタ面の周縁部と中心部との
間の部分が極端に抉れたように摩耗する。
【0003】従来は、上記ターゲット材21に平板状の
ものを用いていることからターゲット材21の一部が或
る程度摩耗すると他の部分が摩耗していなくても交換し
なければならず、高価なターゲット材の利用効率が低い
と云う問題があった。
【0004】そこで、例えばターゲット材がその全面に
亘り可及的に均一に摩耗するようにこのターゲット材の
中心から偏心した軸をもって回転させるものもあるが、
ターゲット材自体及び反応室の大型化、特殊な回転機構
の付加などに伴う装置の複雑化、大型化が問題となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
な従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その主
な目的は、簡単な構造をもってターゲット材の寿命を向
上することが可能なスパッタリング装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的は本発明に
よれば、反応室内にターゲット材と、処理を施すべき基
板とを配置してなるスパッタリング装置であって、前記
ターゲット材の各部の厚みがその摩耗パターンに応じた
厚みとなっていることを特徴とするスパッタリング装置
を提供することにより達成される。
【0007】
【作用】このように、ターゲット材の各部の厚みをその
摩耗パターンに応じた厚みとすることで、摩耗後の交換
時にターゲットの各部の厚みを均一化することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0009】図1は、本発明が適用されたスパッタリン
グ装置の第1の実施例を示す模式的な構成を示す断面図
である。
【0010】装置本体1内に郭成された反応室2内には
回転可能なホルダ電極3に支持された基板Bが設けられ
ている。この基板Bに対向するように、ホルダ4に支持
されたターゲットユニット電極5が設けられている。ホ
ルダ4内には冷却水が外部との間で循環する冷却水室4
aが郭成されている。また、ターゲットユニット電極5
には電源6が接続され負極をなしている。
【0011】図2に示すように、ターゲットユニット電
極5は、ターゲット材7と、このターゲット材7を支持
するべくその裏面側で密着するバッキングプレート8と
から構成されている。ここで、概ね装置に固有なパター
ンで摩耗するターゲット材7は、その表面は全面に亘り
平面をなしているが、その摩耗パターンに応じて各部分
の厚みが異なり、バッキングプレート8との密着面が凹
凸形状をなしている。例えば比較的外周の摩耗し易い部
分Pが厚く、中央の摩耗し難い部分Qが薄くなってい
る。また、バッキングプレート8のターゲット材7との
密着面は該ターゲット材7と密着するような凹凸形状を
なしている。
【0012】上述した装置に固有なターゲット材7の摩
耗パターンは、主に反応室2内に形成されるプラズマの
密度の粗密に由来して形成されるため、反応室2の形
状、構造やホルダ電極3、ターゲットユニット電極5の
形状等によって変化するものの、これらの幾何学的条件
が一度決まれば、スパッタリング装置の運転条件には殆
ど依らずに、再現性良くスパッタリングゲート材7の面
上に形成される。
【0013】一方、反応室2内はガス供給管12からA
rガスが供給されると共に図示されない真空ポンプによ
り減圧されることにより、Arガスが所定の圧力で充填
された状態となる。
【0014】次に本実施例の作動要領について説明す
る。まず、従来と同様に反応室2内をArガスで充填し
た状態で、ターゲットユニット電極5に電圧を印加し、
領域Aにプラズマを発生させてスパッタリングにより基
板Bの表面に薄膜を形成する。この作業を繰り返すこと
により、図3に示すようにターゲット材7が徐々に摩耗
する。そして、ターゲット材7が所定量摩耗した時点で
交換する。このとき、上記したように予め摩耗し易い部
分が厚く、摩耗し難い部分が薄くなっていることから、
図3に示すように、交換時点ではターゲット材7の厚み
が一定となり、その利用効率が高くなっている。
【0015】図4は、本発明が適用されたスパッタリン
グ装置の第1の実施例を示す図2と同様な図であり、第
1の実施例と同様な部分には同一の符号を付し、その詳
細な説明を省略する。本実施例ではターゲット材17と
のバッキングプレート18との密着面は平面状をなして
いるが、ターゲット材17の初期の表面が、その摩耗パ
ターンに応じた凹凸形状をなしている。
【0016】従って、本実施例では円板状をなす従来と
同様なバッキングプレートを用いることができる。それ
以外の構成は第1の実施例と同様である。
【0017】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によるスパッタリング装置によれば、ターゲット材の
各部の厚みをその摩耗パターンに応じた厚みとすること
で、摩耗後の交換時にターゲットの各部の厚みを均一化
することができ、高価なターゲット材の利用効率を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたスパッタリング装置の第1
の実施例を示す模式的な構成図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】ターゲット材の摩耗状態を示す図2と同様な図
である。
【図4】本発明が適用されたスパッタリング装置の第1
の実施例を示す図2と同様な図である。
【図5】従来のターゲット材の摩耗状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 装置本体 2 反応室 3 ホルダ電極 4 ホルダ 4a 冷却水室 5 ターゲットユニット電極 6 電源 7 ターゲット材 8 バッキングプレート 12 ガス供給管 17 ターゲット材 18 バッキングプレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応室内にターゲット材と、処理を施
    すべき基板とを配置してなるスパッタリング装置であっ
    て、 前記ターゲット材の各部の厚みがその摩耗パターンに応
    じた厚みとなっていることを特徴とするスパッタリング
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ターゲット材の初期の表面が、略
    平面状をなし、かつ前記表面と相反する面が摩耗パター
    ンに応じた凹凸形状をなすことを特徴とする請求項1に
    記載のスパッタリング装置。
  3. 【請求項3】 前記ターゲット材の初期の表面が、前
    記摩耗パターンに応じた凹凸形状をなし、かつ前記表面
    と相反する面が略平面状をなすことを特徴とする請求項
    1に記載のスパッタリング装置。
JP29077992A 1992-10-05 1992-10-05 スパッタリング装置 Withdrawn JPH06140330A (ja)

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