JPH0613996B2 - 容器への圧力供給方法 - Google Patents
容器への圧力供給方法Info
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- JPH0613996B2 JPH0613996B2 JP10430788A JP10430788A JPH0613996B2 JP H0613996 B2 JPH0613996 B2 JP H0613996B2 JP 10430788 A JP10430788 A JP 10430788A JP 10430788 A JP10430788 A JP 10430788A JP H0613996 B2 JPH0613996 B2 JP H0613996B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、容器内を設定圧力にするために圧力供給方
法に関するものである。
法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、密閉性が要求される容器等の場合には、品質管
理の上から製造行程の途中の段階で或は製品完成後にお
いて、その容器等が所望の密閉度を有しているか否かを
確認するためのリークテストが行なわれる。
理の上から製造行程の途中の段階で或は製品完成後にお
いて、その容器等が所望の密閉度を有しているか否かを
確認するためのリークテストが行なわれる。
一般にリークテストは、その1サイクル中に、容器内の
所定の正圧又は負圧のテスト圧力(設定圧力)を供給す
る圧力導入工程と、容器内の圧力の変動によりリークの
有無を検出する検出工程と、容器を他の容器に変換等す
るために容器内を容器の外の大気圧と同圧にする同圧工
程とを有している。
所定の正圧又は負圧のテスト圧力(設定圧力)を供給す
る圧力導入工程と、容器内の圧力の変動によりリークの
有無を検出する検出工程と、容器を他の容器に変換等す
るために容器内を容器の外の大気圧と同圧にする同圧工
程とを有している。
上記圧力導入工程において容器内にテスト圧力を付与し
た直後は、テスト圧力が正圧の場合には容器内の温度が
外気温よりも上昇し、テスト圧力が負圧の場合には容器
内の温度が外気温よりも降下する。したがって、テスト
圧力を付与した直後に容器を圧力源から遮断して検出工
程に移行すると、検出工程に入ってからの容器内の温度
が外気温と平衡になるべく自然に変化していくので、こ
れに伴って容器内の圧力が自然に降下又は上昇してしま
う。このようなテスト条件下では、初期のテスト圧力に
設定できないという点と、容器内の圧力変動には本来の
リークによる圧力変動以外に上記自然的な変化が含まれ
ていてリークの有無を正確に検知できないという点で問
題があった。これに対処するには、容器内の温度が自然
に外気温と平衡するまでテスト圧力を付加し続ける方法
もあるが、これではリークテストの1サイクルに長時間
を要するようになって不利であった。
た直後は、テスト圧力が正圧の場合には容器内の温度が
外気温よりも上昇し、テスト圧力が負圧の場合には容器
内の温度が外気温よりも降下する。したがって、テスト
圧力を付与した直後に容器を圧力源から遮断して検出工
程に移行すると、検出工程に入ってからの容器内の温度
が外気温と平衡になるべく自然に変化していくので、こ
れに伴って容器内の圧力が自然に降下又は上昇してしま
う。このようなテスト条件下では、初期のテスト圧力に
設定できないという点と、容器内の圧力変動には本来の
リークによる圧力変動以外に上記自然的な変化が含まれ
ていてリークの有無を正確に検知できないという点で問
題があった。これに対処するには、容器内の温度が自然
に外気温と平衡するまでテスト圧力を付加し続ける方法
もあるが、これではリークテストの1サイクルに長時間
を要するようになって不利であった。
そこで、この出願人は短時間のうちに容器内をテスト圧
力に設定し、これを維持する方法を案出し、昭和61年
11月7日に特願昭61−263671号として出願
し、昭和61年11月14日に特願昭61−26981
8号として出願している。これらに開示したリークテス
ト方法の場合には、圧力導入工程を初期圧力導入工程と
テスト圧力導入工程とから構成して、初めに初期圧力導
入工程において、容器内にテスト圧力と同符号で且つテ
スト圧力よりも絶対値の大きい圧力(以下、初期圧力と
称す。)を付与し、次にテスト圧力導入工程において、
容器から圧力が逃がしてこれらを初期圧力からテスト圧
力に積極的に変化させる。この方法を採用すると、表記
内の温度が自然的推移以上の速さで外気温と平衡状態に
達するようになり、短時間で所望のテスト圧力に設定す
ることができる。第7図はこの方法を実施した場合にお
ける容器内の圧力推移グラフであり、図中Poは初期圧
力であり、Ptはテスト圧力である。
力に設定し、これを維持する方法を案出し、昭和61年
11月7日に特願昭61−263671号として出願
し、昭和61年11月14日に特願昭61−26981
8号として出願している。これらに開示したリークテス
ト方法の場合には、圧力導入工程を初期圧力導入工程と
テスト圧力導入工程とから構成して、初めに初期圧力導
入工程において、容器内にテスト圧力と同符号で且つテ
スト圧力よりも絶対値の大きい圧力(以下、初期圧力と
称す。)を付与し、次にテスト圧力導入工程において、
容器から圧力が逃がしてこれらを初期圧力からテスト圧
力に積極的に変化させる。この方法を採用すると、表記
内の温度が自然的推移以上の速さで外気温と平衡状態に
達するようになり、短時間で所望のテスト圧力に設定す
ることができる。第7図はこの方法を実施した場合にお
ける容器内の圧力推移グラフであり、図中Poは初期圧
力であり、Ptはテスト圧力である。
[発明が解決しようとする課題] 上記先の出願に係るリークテスト方法の場合には、圧力
源と容器との間にレギュレータを配置し、このレギュレ
ータの二次側圧力が初期圧力Poになるように設定して
用いていた。ところが、一般にレギュレータはその構造
上、二次側の圧力が上記初期圧力Poに接近するにした
がって徐々にレギュレータ内の流路を閉じていくため、
空気が流れにくくなる。その結果、第7図示すように、
初期圧力Poに近付くと圧力変化速度が低下し、容器内
の圧力が初期圧力Poに達するまでの時間(第7図にお
いてTa′で示す。)がかかるという問題があった。特
に容器の容量が大きい場合にはその傾向が顕著であっ
た。
源と容器との間にレギュレータを配置し、このレギュレ
ータの二次側圧力が初期圧力Poになるように設定して
用いていた。ところが、一般にレギュレータはその構造
上、二次側の圧力が上記初期圧力Poに接近するにした
がって徐々にレギュレータ内の流路を閉じていくため、
空気が流れにくくなる。その結果、第7図示すように、
初期圧力Poに近付くと圧力変化速度が低下し、容器内
の圧力が初期圧力Poに達するまでの時間(第7図にお
いてTa′で示す。)がかかるという問題があった。特
に容器の容量が大きい場合にはその傾向が顕著であっ
た。
この発明は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、容器への圧力供給
時間の短縮を図ることができる圧力供給方法を提供しよ
うとするところにある。
のであり、その目的とするところは、容器への圧力供給
時間の短縮を図ることができる圧力供給方法を提供しよ
うとするところにある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するためになされたもので、
その要旨は、容器内を設定圧力にするための圧力供給方
法において、始めに容器を、設定圧力と同符号で且つ設
定圧力より絶対値の充分に大きい原圧力を有する原圧力
部に接続し、これにより容器内の温度が変化する程度に
容器内の圧力を急激に変化させ、容器内の圧力が原圧力
に接近する過程で、容器内の圧力が、原圧力の絶対値よ
りも充分小さく設定圧力の絶対値よりは大きな初期圧力
になったことを圧力スイッチで検知し、この圧力スイッ
チからの指令により容器を原圧力部から遮断し、この遮
断状態を維持することによって容器内の温度を外気温に
近付くように変化させ、この変化途中に容器内温度が迅
速に外気温と平衡状態になるように、容器内の圧力を容
器の外へ解放して容器内を初期圧力から設定圧力まで急
激に変化せしめるようにしたことを特徴とする容器への
圧力供給方法にある。
その要旨は、容器内を設定圧力にするための圧力供給方
法において、始めに容器を、設定圧力と同符号で且つ設
定圧力より絶対値の充分に大きい原圧力を有する原圧力
部に接続し、これにより容器内の温度が変化する程度に
容器内の圧力を急激に変化させ、容器内の圧力が原圧力
に接近する過程で、容器内の圧力が、原圧力の絶対値よ
りも充分小さく設定圧力の絶対値よりは大きな初期圧力
になったことを圧力スイッチで検知し、この圧力スイッ
チからの指令により容器を原圧力部から遮断し、この遮
断状態を維持することによって容器内の温度を外気温に
近付くように変化させ、この変化途中に容器内温度が迅
速に外気温と平衡状態になるように、容器内の圧力を容
器の外へ解放して容器内を初期圧力から設定圧力まで急
激に変化せしめるようにしたことを特徴とする容器への
圧力供給方法にある。
[作用] 原圧力は初期圧力と同符号で且つその絶対値が初期圧力
よりも充分に大きい。容器は初めこの原圧力部に接続さ
れるので、容器内の圧力が初期圧力に達するまでの時間
が従来よりも非常に短くなる。
よりも充分に大きい。容器は初めこの原圧力部に接続さ
れるので、容器内の圧力が初期圧力に達するまでの時間
が従来よりも非常に短くなる。
更に、この後、容器内の圧力を外へ開放して、容器内の
圧力を初期圧力から絶対値の小さい設定圧力に急激に変
化せしめているので、容器内の温度を自然的推移以上の
速さで外気温と平衡させることができ、容器内を短時間
で所望の設定圧力にすることができる。
圧力を初期圧力から絶対値の小さい設定圧力に急激に変
化せしめているので、容器内の温度を自然的推移以上の
速さで外気温と平衡させることができ、容器内を短時間
で所望の設定圧力にすることができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図から第3図までの図
面に従って説明する。
面に従って説明する。
第1図はテスト圧力に正圧を用いた場合のリークテスト
の概略フローダイグフラムである。又、第2図は同リー
クテスト1サイクルにおける電磁弁SV1〜SV5のタイ
ムチャートを示しており、各電磁弁はこのタイムチャー
トに従って電気的に自動制御されている。尚、電磁弁S
V1は常時閉の二方電磁弁であり、前記弁SV2,SV3
は常時閉の三方電磁弁であり、SV4,SV5は常時開の
二方電磁弁であって、第1図は初期圧力導入工程におけ
る各弁の開閉状態を示している。
の概略フローダイグフラムである。又、第2図は同リー
クテスト1サイクルにおける電磁弁SV1〜SV5のタイ
ムチャートを示しており、各電磁弁はこのタイムチャー
トに従って電気的に自動制御されている。尚、電磁弁S
V1は常時閉の二方電磁弁であり、前記弁SV2,SV3
は常時閉の三方電磁弁であり、SV4,SV5は常時開の
二方電磁弁であって、第1図は初期圧力導入工程におけ
る各弁の開閉状態を示している。
初めに、リークテストのフローダイヤグラムについて説
明する。第1図において符号1は加圧空気源であり、加
圧空気源1は第一レギュレータ2及び第二レギュレータ
3の一次側に接続されている。第一レジュレータ2の二
次側圧力は後述する初期圧力Poよりも充分に大きいな
圧力(以下、原圧力と称す。)に設定されており、第二
レギュレータ3の二次側圧力はテスト圧力Ptに設定さ
れている。尚、初期圧力Poはテスト圧力Ptよりも大
きい。そして、この実施例においては第一レギュレータ
2の二次側が原圧力部となる。
明する。第1図において符号1は加圧空気源であり、加
圧空気源1は第一レギュレータ2及び第二レギュレータ
3の一次側に接続されている。第一レジュレータ2の二
次側圧力は後述する初期圧力Poよりも充分に大きいな
圧力(以下、原圧力と称す。)に設定されており、第二
レギュレータ3の二次側圧力はテスト圧力Ptに設定さ
れている。尚、初期圧力Poはテスト圧力Ptよりも大
きい。そして、この実施例においては第一レギュレータ
2の二次側が原圧力部となる。
上記第一レギュレータ2の二次側は電磁弁SV1の供給
ポートに接続されており、電磁弁SV1の出力ポートは
電磁弁SV2の供給ポートに接続されている。電磁弁S
V2の出力ポートは電磁弁SV3の供給ポートに接続さ
れており、電磁弁SV2のの排気ポートは第二レギュレ
ータ3の二次側に接続されている。電磁弁SV3の出力
ポートは電磁弁SV4,SV5の各供給ポートに接続され
ている。電磁弁SV4の出力ポートは圧力センサ4の一
方のポートに接続されるとともに、図示しない接続口を
介して検査対象である容器5に接続されている。又、電
磁弁SV5の出力ポートは圧力センサ4の他のポートに
接続されるともに、マスター6に接続されている。上記
容器5よりも若干上流側、即ち電磁弁SV4寄りには圧
力スイッチ9の検出部が設けられている。この圧力スイ
ッチ9の作動圧力は初期圧力Poに設定さており、この
圧力に達した時に電磁弁SV1が閉じようになってい
る。
ポートに接続されており、電磁弁SV1の出力ポートは
電磁弁SV2の供給ポートに接続されている。電磁弁S
V2の出力ポートは電磁弁SV3の供給ポートに接続さ
れており、電磁弁SV2のの排気ポートは第二レギュレ
ータ3の二次側に接続されている。電磁弁SV3の出力
ポートは電磁弁SV4,SV5の各供給ポートに接続され
ている。電磁弁SV4の出力ポートは圧力センサ4の一
方のポートに接続されるとともに、図示しない接続口を
介して検査対象である容器5に接続されている。又、電
磁弁SV5の出力ポートは圧力センサ4の他のポートに
接続されるともに、マスター6に接続されている。上記
容器5よりも若干上流側、即ち電磁弁SV4寄りには圧
力スイッチ9の検出部が設けられている。この圧力スイ
ッチ9の作動圧力は初期圧力Poに設定さており、この
圧力に達した時に電磁弁SV1が閉じようになってい
る。
圧力センサ4はダイヤフラム(図示しない)を内蔵して
おり、上記両ポートを介してダイヤフラムを挟んで両側
の圧力室に圧力を導入し、差圧によるダイヤフラムの変
形を電磁的に検出するものである。この圧力センサ4は
差動増幅器7を介して差圧計8に接続されている。又、
上記マスター6は容器5と同形状、同寸法に形成されて
おり、予め漏れが全くないか或は殆どないことが確認さ
れたものが使用されている。
おり、上記両ポートを介してダイヤフラムを挟んで両側
の圧力室に圧力を導入し、差圧によるダイヤフラムの変
形を電磁的に検出するものである。この圧力センサ4は
差動増幅器7を介して差圧計8に接続されている。又、
上記マスター6は容器5と同形状、同寸法に形成されて
おり、予め漏れが全くないか或は殆どないことが確認さ
れたものが使用されている。
次に、第2図のタイムチャートと、第3図の容器5の圧
力推移グラフに従って、各工程における容器5内の圧力
の状態を説明する。
力推移グラフに従って、各工程における容器5内の圧力
の状態を説明する。
リークテストの1サイクルは、初期圧力導入工程と、テ
スト圧力導入工程と、平衡工程と、検出工程と、排気工
程から構成されており、初期圧力導入工程時間T1、テ
スト圧力導入工程時間T2、平衡工程時間T3、検出工程
時間T4、排気工程時間T5はタイマー(図示しない)に
より設定されている。
スト圧力導入工程と、平衡工程と、検出工程と、排気工
程から構成されており、初期圧力導入工程時間T1、テ
スト圧力導入工程時間T2、平衡工程時間T3、検出工程
時間T4、排気工程時間T5はタイマー(図示しない)に
より設定されている。
リークテスト装置のスタートスイッチ(図示しない)を
入れると、リークテスト装置は初期圧力導入工程から開
始するようになっており、その時の各電磁弁の開閉状態
は前述の如く第1図に示す通りである。
入れると、リークテスト装置は初期圧力導入工程から開
始するようになっており、その時の各電磁弁の開閉状態
は前述の如く第1図に示す通りである。
即ち、初期圧力導入工程の開始直後においては、第一レ
ギュレータ2により原圧力に減圧された加圧空気が電磁
弁SV1,SV2,SV3,SV4,SV5を通って容器5
及びマスター6に供給される。前述したように、上記原
圧力は初期圧力Poよりも充分に大きいので、容器5及
びマスター6内の圧力が急速に上昇する。そして、容器
5内の圧力がテスト圧力Ptを越え、テスト開始からT
a時間経過後に初期圧力Poに達すると、圧力スイッチ
9が作動して、電磁弁SV1が閉じる。しがたって、容
器5及びマスター6内の圧力が初期圧力Poにされ、初
期圧力導入工程時間T1の残り時間Tbの間も容器5及
びマスター6内の圧力が初期圧力Poに維持される。上
述の昇圧方法を採用したことにより、容器5及びマスタ
ー6内の圧力が初期圧力Poに達するまでの所要時間T
aが従来の所要時間Ta′よりも非常に短縮する。特
に、容器5の容量が大きい場合にその効果は顕著であ
る。
ギュレータ2により原圧力に減圧された加圧空気が電磁
弁SV1,SV2,SV3,SV4,SV5を通って容器5
及びマスター6に供給される。前述したように、上記原
圧力は初期圧力Poよりも充分に大きいので、容器5及
びマスター6内の圧力が急速に上昇する。そして、容器
5内の圧力がテスト圧力Ptを越え、テスト開始からT
a時間経過後に初期圧力Poに達すると、圧力スイッチ
9が作動して、電磁弁SV1が閉じる。しがたって、容
器5及びマスター6内の圧力が初期圧力Poにされ、初
期圧力導入工程時間T1の残り時間Tbの間も容器5及
びマスター6内の圧力が初期圧力Poに維持される。上
述の昇圧方法を採用したことにより、容器5及びマスタ
ー6内の圧力が初期圧力Poに達するまでの所要時間T
aが従来の所要時間Ta′よりも非常に短縮する。特
に、容器5の容量が大きい場合にその効果は顕著であ
る。
初期圧力導入工程の終了後、テスト圧力導入工程へ移行
し、電磁弁SV2の供給ポートが閉塞されるとともに、
電磁弁SV2の出力ポートと排気ポートが接続される。
その結果、容器5及びマスター6が第二レギュレータ3
の二次側に接続されて、初期圧力Poとテスト圧力Pt
の差圧ΔPに相当する圧力空気が第二レギュレータ3か
ら外に放出され、容器5及びマスター6内の圧力がテス
ト圧力Ptまで下がる。
し、電磁弁SV2の供給ポートが閉塞されるとともに、
電磁弁SV2の出力ポートと排気ポートが接続される。
その結果、容器5及びマスター6が第二レギュレータ3
の二次側に接続されて、初期圧力Poとテスト圧力Pt
の差圧ΔPに相当する圧力空気が第二レギュレータ3か
ら外に放出され、容器5及びマスター6内の圧力がテス
ト圧力Ptまで下がる。
上述したように、初めに容器5及びマスター6に初期圧
力Poを付与し、その後に圧力を急速に下げていって容
器5及びマスター6をテスト圧力Ptにするようにした
ことによって、加圧により昇温した容器5及びマスター
6内を自然的推移以上の速さで短時間のうちに外気温と
平衡させることができるとともに、テスト圧力を迅速に
所望の圧力値Ptに設定することができる。その理由は
次のように推定される。初期圧力導入工程において、容
器5及びマスター6内の空気温度は加圧開始直後から初
期圧力Poに至るまで上昇し、初期圧力Poを維持して
いる時間Tbの間に下がる。しかし、この時間Tbは短
いので外気温に平衡するまでには下がらない。そして、
テスト圧力導入工程で加圧空気が急速に放出され、これ
により容器5及びマスター6内の空気温度が低下して外
気温と平衡する。その後は容器5及びマスター6内に温
度変化がないので圧力が安定する。
力Poを付与し、その後に圧力を急速に下げていって容
器5及びマスター6をテスト圧力Ptにするようにした
ことによって、加圧により昇温した容器5及びマスター
6内を自然的推移以上の速さで短時間のうちに外気温と
平衡させることができるとともに、テスト圧力を迅速に
所望の圧力値Ptに設定することができる。その理由は
次のように推定される。初期圧力導入工程において、容
器5及びマスター6内の空気温度は加圧開始直後から初
期圧力Poに至るまで上昇し、初期圧力Poを維持して
いる時間Tbの間に下がる。しかし、この時間Tbは短
いので外気温に平衡するまでには下がらない。そして、
テスト圧力導入工程で加圧空気が急速に放出され、これ
により容器5及びマスター6内の空気温度が低下して外
気温と平衡する。その後は容器5及びマスター6内に温
度変化がないので圧力が安定する。
テスト圧力導入工程の終了とともに、電磁弁SV4、S
V5が閉状態に切替わり、平衡工程に移行する。その結
果、容器5及びマスター6と第二レギュレータ3の二次
側とは遮断され、容器5及びマスター6への加圧空気の
供給が停止される。したがって、容器5に漏れ欠陥がな
ければ平衡工程の間の容器5内の圧力はテスト圧力Pt
に維持され、容器5に漏れ欠陥があれば平衡工程の間に
容器5内の圧力は徐々に低下していく。尚、マスター6
には漏れが全く或は殆どないので、平衡工程の間もマス
ター6内の圧力はテスト圧力Ptに維持される。又、こ
の平衡工程の時に所定値以上の大きな漏れが検知された
場合には、容器不良としてリークテストは終了するよう
になっている。
V5が閉状態に切替わり、平衡工程に移行する。その結
果、容器5及びマスター6と第二レギュレータ3の二次
側とは遮断され、容器5及びマスター6への加圧空気の
供給が停止される。したがって、容器5に漏れ欠陥がな
ければ平衡工程の間の容器5内の圧力はテスト圧力Pt
に維持され、容器5に漏れ欠陥があれば平衡工程の間に
容器5内の圧力は徐々に低下していく。尚、マスター6
には漏れが全く或は殆どないので、平衡工程の間もマス
ター6内の圧力はテスト圧力Ptに維持される。又、こ
の平衡工程の時に所定値以上の大きな漏れが検知された
場合には、容器不良としてリークテストは終了するよう
になっている。
上記平衡工程の終了後に検出工程へ移行する。検出工程
における各電磁弁の開閉状態は上記平衡工程と全く同じ
である。検出工程において、容器5内の圧力とマスター
6内の圧力との差圧が圧力センサ4により検出され、差
圧計8に表示される。即ち、容器5の漏れ欠陥がなけれ
ば差圧計9には零が表示され、容器5に漏れ欠陥があれ
ば漏れの大きさに応じた数値が差圧計8に表示される。
そして、この数値が許容範囲内にあれば、容器5は所定
の密閉度を有していることが確認される。
における各電磁弁の開閉状態は上記平衡工程と全く同じ
である。検出工程において、容器5内の圧力とマスター
6内の圧力との差圧が圧力センサ4により検出され、差
圧計8に表示される。即ち、容器5の漏れ欠陥がなけれ
ば差圧計9には零が表示され、容器5に漏れ欠陥があれ
ば漏れの大きさに応じた数値が差圧計8に表示される。
そして、この数値が許容範囲内にあれば、容器5は所定
の密閉度を有していることが確認される。
検出工程が終了すると排気工程に移行する。排気工程で
は、電磁弁SV3は供給ポートが閉塞されるとともに出
力ポートと排気ポートが接続され、電磁弁SV4,SV5
が開状態になる。その結果、容器5及びマスター6は電
磁弁SV3,SV4,SV5を介して外気に接続され、容
器5及びマスター6内の圧力は外気圧と同圧にある。
は、電磁弁SV3は供給ポートが閉塞されるとともに出
力ポートと排気ポートが接続され、電磁弁SV4,SV5
が開状態になる。その結果、容器5及びマスター6は電
磁弁SV3,SV4,SV5を介して外気に接続され、容
器5及びマスター6内の圧力は外気圧と同圧にある。
以上でリークテストの1サイクルが終了し、リークテス
ト装置は待機状態になる。待機状態における各電磁弁の
開閉状態は排気工程と全く同じである。この待機状態の
時に容器5を次の容器5に交換する。マスター6は交換
せず、次サイクルにおいても継続して使用する。
ト装置は待機状態になる。待機状態における各電磁弁の
開閉状態は排気工程と全く同じである。この待機状態の
時に容器5を次の容器5に交換する。マスター6は交換
せず、次サイクルにおいても継続して使用する。
そして、容器5の交換後にスタートスイッチを入れる
と、再び上述同様にリークテストの1サイクルが進行す
る。
と、再び上述同様にリークテストの1サイクルが進行す
る。
尚、上記実施例においては、容器5とマスター6の両方
が特許請求の範囲における「容器」に相当する。
が特許請求の範囲における「容器」に相当する。
このリークテスト方法では、前述したように、容器5及
びマスター6を初期圧力Poよりも充分に大きな原圧力
部に接続して急速に昇圧するようにし、更に容器5内の
温度を自然的推移以上の速さで積極的に外気温と平衡さ
せるようにしているので、リークテスト1サイクルの所
要時間が短縮される。
びマスター6を初期圧力Poよりも充分に大きな原圧力
部に接続して急速に昇圧するようにし、更に容器5内の
温度を自然的推移以上の速さで積極的に外気温と平衡さ
せるようにしているので、リークテスト1サイクルの所
要時間が短縮される。
上記実施例のリークテストの場合には、容器5は当然の
ことならがサイクルが変わる毎に順次交換するが、マス
ター6はサイクルが繰り返されても交換することなく継
続して同じものを使用している。その結果、容器5内は
上述のように外気温と平衡させることができるものの、
マスター6の方は同じものを加圧、減圧させているた
め、何回かサイクルを繰り返していると経時的にマスタ
ー6の温度が外気温よりも上昇していき、所定の平衡温
度に達するようになる。この状態で次の検出工程に移る
と、容器5内とマスター6内の温度条件が相違するた
め、容器5とマスター6間の差圧に測定誤差を生じるよ
うになる。
ことならがサイクルが変わる毎に順次交換するが、マス
ター6はサイクルが繰り返されても交換することなく継
続して同じものを使用している。その結果、容器5内は
上述のように外気温と平衡させることができるものの、
マスター6の方は同じものを加圧、減圧させているた
め、何回かサイクルを繰り返していると経時的にマスタ
ー6の温度が外気温よりも上昇していき、所定の平衡温
度に達するようになる。この状態で次の検出工程に移る
と、容器5内とマスター6内の温度条件が相違するた
め、容器5とマスター6間の差圧に測定誤差を生じるよ
うになる。
この問題をも同時に解決するリークテスト方法を第4図
から第6図までの図面に従って以下に説明する。尚、上
上述一実施例と同一態様部分については同一符号を付し
て説明を省略する。
から第6図までの図面に従って以下に説明する。尚、上
上述一実施例と同一態様部分については同一符号を付し
て説明を省略する。
この実施例の大きな特徴は、マスター6には1サイクル
を通してテスト圧力Ptを付与し続け、更にサイクルと
サイクルの間もテスト圧力Ptを付与し続けることにあ
る。
を通してテスト圧力Ptを付与し続け、更にサイクルと
サイクルの間もテスト圧力Ptを付与し続けることにあ
る。
第4図は第一実施例における第1図に相当するリークテ
ストの概略フローダイヤグラムであり、第5図は同第2
図に相当するリークテスト1サイクルにおける電磁弁S
V11〜SV17のタイムチャートを示しており、第6図は
同第3図に相当する容器5内の圧力推移グラフである。
ストの概略フローダイヤグラムであり、第5図は同第2
図に相当するリークテスト1サイクルにおける電磁弁S
V11〜SV17のタイムチャートを示しており、第6図は
同第3図に相当する容器5内の圧力推移グラフである。
又、第4図のフローダイヤグラムにおいて、電磁弁SV
11,SV12,SV13はその機能においてそれぞれ第一実
施例における電磁弁SV1,SV2,SV3に相当し、電
磁弁SV15,SV16はそれぞれ電磁弁SV4,SV5に相
当するものである。
11,SV12,SV13はその機能においてそれぞれ第一実
施例における電磁弁SV1,SV2,SV3に相当し、電
磁弁SV15,SV16はそれぞれ電磁弁SV4,SV5に相
当するものである。
この実施例は以下の点で第一実施例と相違する。即ち、
電磁弁SV13の出力ポートは常時開の二方電磁弁SV14
の供給ポートに接続されており、電磁弁SV14のの出力
ポートは常時閉の二方電磁弁SV17の出力ポートに接続
されるとともに容器5に接続されている。又、第二レギ
ュレータ3の二次側は電磁弁SV12の排気ポートに接続
されるとともに、電磁弁SV15,SV16の各供給ポート
に接続されている。電磁弁SV15の出力ポートは上記電
磁弁SV17の供給ポートに接続されるとともに、圧力セン
サ4の一方のポートに接続されている。又、電磁弁SV
16の出力ポートはマスター6に接続されるとともに、圧
力センサ4の他方のポートに接続されている。この実施
例の場合には、上記マスター7の形状、寸法は必ずしも
容器5と同一である必要はない。
電磁弁SV13の出力ポートは常時開の二方電磁弁SV14
の供給ポートに接続されており、電磁弁SV14のの出力
ポートは常時閉の二方電磁弁SV17の出力ポートに接続
されるとともに容器5に接続されている。又、第二レギ
ュレータ3の二次側は電磁弁SV12の排気ポートに接続
されるとともに、電磁弁SV15,SV16の各供給ポート
に接続されている。電磁弁SV15の出力ポートは上記電
磁弁SV17の供給ポートに接続されるとともに、圧力セン
サ4の一方のポートに接続されている。又、電磁弁SV
16の出力ポートはマスター6に接続されるとともに、圧
力センサ4の他方のポートに接続されている。この実施
例の場合には、上記マスター7の形状、寸法は必ずしも
容器5と同一である必要はない。
次に、第5図のタイムチャートと、第6図の容器5の圧
力推移グラフに従って、各工程における容器5内の圧力
の状態を説明する。
力推移グラフに従って、各工程における容器5内の圧力
の状態を説明する。
このリークテストの1サイクルは、初期圧力導入工程
と、テスト圧力導入工程と、テスト圧力平衡工程と、平
衡工程と、検出工程と、排気工程(同圧工程)から構成
されており、初期圧力導入工程時間T11、テスト圧力導
入工程時間T12、テスト圧力平衡工程時間T13、平衡工
程時間T14、検出工程時間T15、排気工程時間T16はタ
イマー(図示しない)により設定されている。
と、テスト圧力導入工程と、テスト圧力平衡工程と、平
衡工程と、検出工程と、排気工程(同圧工程)から構成
されており、初期圧力導入工程時間T11、テスト圧力導
入工程時間T12、テスト圧力平衡工程時間T13、平衡工
程時間T14、検出工程時間T15、排気工程時間T16はタ
イマー(図示しない)により設定されている。
リークテスト装置のスタートスイッチ(図示しない)を
入れ、初期圧力導入工程に入れると、第一レギュレータ
2により原圧力に減圧された加圧空気は電磁弁SV11,
SV12,SV13,SV14を通って容器5だけに供給さ
れ、マスター6には第二レギュレータ3によりテスト圧
力Ptに減圧された加圧空気が電磁弁SV16を介して供
給される。この点が第一実施例と大いに異なっている。
入れ、初期圧力導入工程に入れると、第一レギュレータ
2により原圧力に減圧された加圧空気は電磁弁SV11,
SV12,SV13,SV14を通って容器5だけに供給さ
れ、マスター6には第二レギュレータ3によりテスト圧
力Ptに減圧された加圧空気が電磁弁SV16を介して供
給される。この点が第一実施例と大いに異なっている。
この後、容器5内の圧力が急速に上昇してテスト圧力P
tを越え、テスト開始からTa時間経過後に初期圧力P
oに達すると、圧力スイッチ9が作動して電磁弁SV11
が閉じ、初期圧力導入工程時間T1の残り時間Tbの
間、容器5内の圧力が初期圧力Poに維持される点は第
一実施例と同様である。一方、マスター6内のテスト圧
力Ptと平衡になり、これが維持される。
tを越え、テスト開始からTa時間経過後に初期圧力P
oに達すると、圧力スイッチ9が作動して電磁弁SV11
が閉じ、初期圧力導入工程時間T1の残り時間Tbの
間、容器5内の圧力が初期圧力Poに維持される点は第
一実施例と同様である。一方、マスター6内のテスト圧
力Ptと平衡になり、これが維持される。
初期圧力導入工程の終了後、テスト圧力導入工程へ移行
すると、電磁弁SV12が切替わり、その結果、第一実施
例の場合と同様に容器5内の圧力がテスト圧力Ptまで
急速に下がる。この工程においても電磁弁SV16は開状
態であり、マスター6内の圧力に変動はなくテスト圧力
Ptに維持される。
すると、電磁弁SV12が切替わり、その結果、第一実施
例の場合と同様に容器5内の圧力がテスト圧力Ptまで
急速に下がる。この工程においても電磁弁SV16は開状
態であり、マスター6内の圧力に変動はなくテスト圧力
Ptに維持される。
上記テスト圧力導入工程時間T12の経過後、テスト圧力
平衡工程へ移行して、電磁弁SV14が閉状態となり、電
磁弁SV17が開状態となる。したがって、容器5は第二
レギュレータ3の二次側に接続され続け、容器5内の圧
力はテスト圧力Rtに維持され続ける。この工程でも電
磁弁SV16は開状態になっており、マスター6の圧力に
変動はなくテスト圧力Ptに維持される。
平衡工程へ移行して、電磁弁SV14が閉状態となり、電
磁弁SV17が開状態となる。したがって、容器5は第二
レギュレータ3の二次側に接続され続け、容器5内の圧
力はテスト圧力Rtに維持され続ける。この工程でも電
磁弁SV16は開状態になっており、マスター6の圧力に
変動はなくテスト圧力Ptに維持される。
テスト圧力平衡工程の終了とともに、電磁弁SV15、S
V16が閉状態に切替わり、平衡工程に移行する。その結
果、容器5と両レギュレータ2,3の二次側とは遮断さ
れ、容器5への加圧空気の供給が停止される。一方、マ
スター6と第二レギュレータ3の二次側も遮断される。
V16が閉状態に切替わり、平衡工程に移行する。その結
果、容器5と両レギュレータ2,3の二次側とは遮断さ
れ、容器5への加圧空気の供給が停止される。一方、マ
スター6と第二レギュレータ3の二次側も遮断される。
上記平衡工程の終了後に検出工程へ移行する。検出工程
における各電磁弁の開閉状態は上記平衡工程と全く同じ
である。検出工程において、容器5内の圧力とマスター
6内の圧力との差圧が圧力センサ6により検出され、差
圧計8に表示される。
における各電磁弁の開閉状態は上記平衡工程と全く同じ
である。検出工程において、容器5内の圧力とマスター
6内の圧力との差圧が圧力センサ6により検出され、差
圧計8に表示される。
検出工程が終了すると排気工程に移行する。排気工程で
は、電磁弁SV13は供給ポートが閉塞されるとともに出
力ポートと排気ポートが接続され、電磁弁SV14〜SV
16が開状態になり、電磁弁SV17が閉状態になる。その
結果、容器5は電磁弁SV13,14を介して外気に接続さ
れ、容器5内の圧力は外気圧と同圧になる。一方、マス
ター6は再び第二レギュレータ3の二次側に接続される
ので、マスター6の圧力はテスト圧力Ptを維持する。
以上でリークテストの1サイクルが終了する。
は、電磁弁SV13は供給ポートが閉塞されるとともに出
力ポートと排気ポートが接続され、電磁弁SV14〜SV
16が開状態になり、電磁弁SV17が閉状態になる。その
結果、容器5は電磁弁SV13,14を介して外気に接続さ
れ、容器5内の圧力は外気圧と同圧になる。一方、マス
ター6は再び第二レギュレータ3の二次側に接続される
ので、マスター6の圧力はテスト圧力Ptを維持する。
以上でリークテストの1サイクルが終了する。
尚、上述実施例においては、容器5のみが特許請求の範
囲における「容器」に相当する。
囲における「容器」に相当する。
このリークテスト方法でも、前述したように、容器5を
初期圧力Poよりも充分に大きな原圧力に接続して急激
に昇圧しており、更に容器5内の温度を自然的推移以上
の速さで積極的に外気温と平衡させるようにしているの
で、リークテスト1サイクルの所要時間が短縮される。
初期圧力Poよりも充分に大きな原圧力に接続して急激
に昇圧しており、更に容器5内の温度を自然的推移以上
の速さで積極的に外気温と平衡させるようにしているの
で、リークテスト1サイクルの所要時間が短縮される。
又、この実施例のリークテスト方法では、マスター6に
は常にテスト圧力Ptが付与されていて、圧力変動を起
こさないようにされている。そのため、一度マスター6
の温度を外気温と平衡させると、それ以後は常に外気温
と同一温度に維持することができる。一方、各サイクル
の検出工程において容器5の温度も外気温と同一にされ
ているので、容器5とマスター6の温度条件が同一にな
り、前述したような温度条件の相違による測定誤差を生
ずることがない。
は常にテスト圧力Ptが付与されていて、圧力変動を起
こさないようにされている。そのため、一度マスター6
の温度を外気温と平衡させると、それ以後は常に外気温
と同一温度に維持することができる。一方、各サイクル
の検出工程において容器5の温度も外気温と同一にされ
ているので、容器5とマスター6の温度条件が同一にな
り、前述したような温度条件の相違による測定誤差を生
ずることがない。
上述第一実施例及び第二実施例のテスト圧力導入工程に
おいては、容器5を加圧空気源1に接続したまま行って
いるが、これらの工程において容器5と加圧空気源1を
完全に遮断して、別に設けた弁から圧力を逃がすことに
より、容器5の圧力をテスト圧力Ptに変化させるよう
にしてもよい。その場合には、上記別に設けた弁から排
気することもできる。
おいては、容器5を加圧空気源1に接続したまま行って
いるが、これらの工程において容器5と加圧空気源1を
完全に遮断して、別に設けた弁から圧力を逃がすことに
より、容器5の圧力をテスト圧力Ptに変化させるよう
にしてもよい。その場合には、上記別に設けた弁から排
気することもできる。
上述実施例においては、原圧力部を第二レギュレータ2
の二次側としているが、これに限定されるものではな
く、例えば加圧空気源1の圧力が適切なものであれば、
第二レギュレータ2を使用せず加圧空気源1を原圧力部
としてもよい。
の二次側としているが、これに限定されるものではな
く、例えば加圧空気源1の圧力が適切なものであれば、
第二レギュレータ2を使用せず加圧空気源1を原圧力部
としてもよい。
又、上述各実施例においては、容器5とマスター6との
間の差圧変動によって容器5の漏れの有無を検知してい
るが、マスター6を使用せずに容器5のゲージ圧を圧力
センサ等で検出して漏れの有無を検知するようにしても
よく、その時の容器5への圧力供給にも勿論この発明の
方法が使用可能である。
間の差圧変動によって容器5の漏れの有無を検知してい
るが、マスター6を使用せずに容器5のゲージ圧を圧力
センサ等で検出して漏れの有無を検知するようにしても
よく、その時の容器5への圧力供給にも勿論この発明の
方法が使用可能である。
又、上述各実施例ではどちらも容器のリークテストの場
合で説明しているが、リークテスト以外で容器へ圧力を
供給する時にもこの方法が採用可能であることは勿論で
ある。
合で説明しているが、リークテスト以外で容器へ圧力を
供給する時にもこの方法が採用可能であることは勿論で
ある。
更に、上述実施例においてはテスト圧力Ptを正圧とし
ているが、これを負圧としてもよい。その場合には排気
工程ではなく、外気を容器内に導入する吸気工程とな
る。
ているが、これを負圧としてもよい。その場合には排気
工程ではなく、外気を容器内に導入する吸気工程とな
る。
また、圧力伝達媒体は空気に限るものではなく、チッソ
ガス、水、油等であってもよい。
ガス、水、油等であってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、容器内の圧力
を迅速に初期圧力にすることができ、更にその後、容器
内の圧力を迅速に設定圧力にすることができるととも
に、容器内の温度を迅速に外気温と平衡させることがで
きるという優れた効果が奏される。
を迅速に初期圧力にすることができ、更にその後、容器
内の圧力を迅速に設定圧力にすることができるととも
に、容器内の温度を迅速に外気温と平衡させることがで
きるという優れた効果が奏される。
第1図から第3図までの図面はこの発明の一実施例を示
すものであり、第1図は概略フローダイヤグラム、第2
図は電磁弁のタイムチャート、第3図は容器内の圧力推
移グラフである。又、第4図から第6図の図面はこの発
明の他の実施例を示すものであり、第4図は概略フロー
ダイヤグラム、第5図は電磁弁のタイムチャート、第6
図は容器内の圧力推移グラフである。尚、第7図は上記
第3図に相当する先の出願の発明の場合の容器内の圧力
推移グラフである。 5…容器、9…圧力スイッチ、 Pt…テスト圧力(設定圧力)、Po…初期圧力。
すものであり、第1図は概略フローダイヤグラム、第2
図は電磁弁のタイムチャート、第3図は容器内の圧力推
移グラフである。又、第4図から第6図の図面はこの発
明の他の実施例を示すものであり、第4図は概略フロー
ダイヤグラム、第5図は電磁弁のタイムチャート、第6
図は容器内の圧力推移グラフである。尚、第7図は上記
第3図に相当する先の出願の発明の場合の容器内の圧力
推移グラフである。 5…容器、9…圧力スイッチ、 Pt…テスト圧力(設定圧力)、Po…初期圧力。
Claims (1)
- 【請求項1】容器内を設定圧力にするための圧力供給方
法において、初めに容器を、設定圧力と同符号で且つ設
定圧力より絶対値の充分に大きい原圧力を有する原圧力
部に接続し、これにより容器内の温度が変化する程度に
容器内の圧力を急激に変化させ、容器内の圧力が原圧力
に接近する過程で、容器内の圧力が、原圧力の絶対値よ
りも充分小さく設定圧力の絶対値よりは大きな初期圧力
になったことを圧力スイッチで検知し、この圧力スイッ
チからの指令により容器を原圧力部から遮断し、この遮
断状態を維持することによって容器内の温度を外気温に
近付くように変化させ、この変化途中に容器内温度が迅
速に外気温と平衡状態になるように、容器内の圧力を容
器の外へ解放して容器内を初期圧力から設定圧力まで急
激に変化せしめるようにしたことを特徴とする容器への
圧力供給方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10430788A JPH0613996B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 容器への圧力供給方法 |
US07/340,469 US4993256A (en) | 1988-04-20 | 1989-04-19 | Leakage test method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10430788A JPH0613996B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 容器への圧力供給方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01276038A JPH01276038A (ja) | 1989-11-06 |
JPH0613996B2 true JPH0613996B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=14377268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10430788A Expired - Lifetime JPH0613996B2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-28 | 容器への圧力供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613996B2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP10430788A patent/JPH0613996B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01276038A (ja) | 1989-11-06 |
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