JPH0419440B2 - - Google Patents

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JPH0419440B2
JPH0419440B2 JP26981886A JP26981886A JPH0419440B2 JP H0419440 B2 JPH0419440 B2 JP H0419440B2 JP 26981886 A JP26981886 A JP 26981886A JP 26981886 A JP26981886 A JP 26981886A JP H0419440 B2 JPH0419440 B2 JP H0419440B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C5/00Methods or apparatus for filling containers with liquefied, solidified, or compressed gases under pressures
    • F17C5/06Methods or apparatus for filling containers with liquefied, solidified, or compressed gases under pressures for filling with compressed gases
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C2201/00Vessel construction, in particular geometry, arrangement or size
    • F17C2201/01Shape
    • F17C2201/0104Shape cylindrical
    • F17C2201/0109Shape cylindrical with exteriorly curved end-piece
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C2201/00Vessel construction, in particular geometry, arrangement or size
    • F17C2201/01Shape
    • F17C2201/0104Shape cylindrical
    • F17C2201/0119Shape cylindrical with flat end-piece
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C2205/00Vessel construction, in particular mounting arrangements, attachments or identifications means
    • F17C2205/03Fluid connections, filters, valves, closure means or other attachments
    • F17C2205/0302Fittings, valves, filters, or components in connection with the gas storage device
    • F17C2205/0338Pressure regulators

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、リークテスト方法に関する。
(従来の技術) 一般に、容器に亀裂等が生じているか否かを検
査するために、リークテストが行なわれる。
このリークテストでは、容器の内部を加圧(以
下、加圧法と称する)あるいは減圧(以下、減圧
法と称する)して容器内をテスト圧力にした後、
容器を流体圧力源から閉鎖し、その後の容器内の
圧力変動を圧力計等で検出する。そして、加圧法
においては圧力が下がつていく場合には容器から
気体が漏洩しているものと判断し、減圧法におい
ては圧力が上がつていく場合には漏洩しているも
のと判断する。
第7図,第8図は、それぞれ上記従来の加圧法
によるリークテストと減圧法によるリークテスト
の場合の時間経過に伴う容器内の圧力変動を表し
たグラフであり、以下これらのグラフについて説
明する。
加圧法の場合(第7図)には、加圧開始からt1
時間経過後にテスト圧力Ptに達する。この時、
容器内の気体の温度は加圧されたことにより外気
温度よりも上昇する。したがつて、上記t1時間経
過直後すなわちテスト圧力Ptに達した直後に容
器を流体圧力源から閉鎖すると、容器から外気へ
放熱されて容器内の気体の温度が下がり、その結
果、容器内の圧力は、容器からの気体の漏れがな
くても第7図中実線Aで示すように低下し、t4
間経過したところで安定する。又、容器内の圧力
がテスト圧力Ptに達した後、t2時間又はt3時間ま
で容器を圧力源に接続したまま容器内を上記テス
ト圧力Ptに維持してから容器を閉鎖すると、圧
力低下量は減るものの容器内の圧力はそれぞれ実
線B又は実線Cのように低下し、t1時間で安定す
る。そして、容器内の圧力をt4時間までテスト圧
力Ptに維持した後に容器を閉鎖した場合には、
容器内の気体温度は既に外気温と平衡状態に達し
ているため、圧力変動はなく圧力一定になる。
減圧法の場合(第8図)には上記加圧法の場合
と逆の現象を生ずる。即ち、減圧開始からt1′時
間経過後にテスト圧力Pt′に達する。この時、容
器内の気体の温度は減圧されたことにより外気温
度よりも下がる。したがつて、上記t1′時間経過
直後すなわちテスト圧力Pt′に達した直後に容器
を流体圧力源から閉鎖すると、容器は外気から熱
を奪い容器内の気体の温度が上がり、その結果、
容器内の圧力は第8図中実線A′で示すように上
昇し、t4′時間経過したところで安定する。又、
容器内の圧力がテスト圧力Pt′に達した後、t2′時
間又はt3′時間まで容器を圧力源に接続したまま
容器内を上記テスト圧力Pt′に維持してから容器
を閉鎖すると、容器内の圧力はそれぞれ実線
B′又は実線C′のように上昇し、t4′時間で安定す
る。そして、t4′時間まで容器内の圧力をテスト
圧力Pt′に維持した後に容器を閉鎖した場合には、
容器内の気体温度は既に外気温と平衡状態に達し
ているため、圧力変動はなく圧力一定になる。
上記説明から明らかなように、t4時間又はt4′時
間前に容器を閉じてリークテストを行なつた場
合、容器内の気体の温度変化による自然な圧力変
動と、容器からのリークによる圧力変動とが一緒
に検出されるため、リークの有無を的確に判断す
るのが難しかつた。
したがつて、実際にはt4時間又はt4′時間まで、
すなわち容器内の温度が外気温と平衡状態になる
まで、容器と圧力源とを連通させてテスト圧力
Pt,Pt′を維持し続けた後に、容器を閉鎖して圧
力変動を検出し、リークテストに正確を期してい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように、容器内の温度が自然に外気温と
平衡になるまで待つてリークテストを行なうた
め、リークテストに長時間を要するようになり、
能率が悪かつた。
(問題点を解決するための手段) この発明は上記問題点を解決するためになされ
たもので、その要旨は、次の二つのリークテスト
方法にある。
(A) 検査対象内部に正圧のテスト圧力を付与し
て、その後の検査対象内部の圧力変動から検査
対象の密閉性の良否を判断するリークテスト方
法において、一端が正圧源に接続されセツト圧
力を上記テスト圧力よりも大きな初期圧力に設
定したレギユレータが途中に配された第一流路
と、一端が正圧源に接続されセツト圧力を上記
テスト圧力に設定したリリーフ式レギユレータ
が途中に配された第二流路と、一端が検査対象
が接続された主流路と、上記主流路の他端を上
記第一流路の他端と第二流路の他端のいずれか
一方に選択的に接続可能にする弁とを具備する
装置を用い、初めに主流路を第一流路に接続し
上記検査対象内部に上記初期圧力を付与し、次
に上記弁を切り替えて主流路を第二流路に接続
し、検査対象内部の圧力を検査対象の外に逃が
して検査対象内部を上記テスト圧力まで減圧す
ることにより検査対象内部の温度を外気温にほ
ぼ一致させ、そして、この後の検査対象内部の
圧力変動から検査対象の密閉性の良否を判断す
るようにしたことを特徴とするリークテスト方
法。
(B) 検査対象内部に負圧のテスト圧力を付与し
て、その後の検査対象内部の圧力変動から検査
対象の密閉性の良否を判断するリークテスト方
法において、一端が負圧源に接続されセツト圧
力を上記テスト圧力よりも小さな初期圧力に設
定したレギユレータが途中に配された第一流路
と、一端が負圧源に接続されセツト圧力を上記
テスト圧力に設定したリリーフ式レギユレータ
が途中に配された第二流路と、一端に検査対象
が接続された主流路と、上記主流路の他端を上
記第一流路の他端と第二流路の他端のいずれか
一方に選択的に接続可能にする弁とを具備する
装置を用い、初めに主流路を第一流路に接続し
上記検査対象内部に上記初期圧力を付与し、次
に上記弁を切り替えて主流路を第二流路に接続
し、検査対象内部に流体を導入して検査対象内
部を上記テスト圧力まで昇圧することにより検
査対象内部の温度を外気温にほぼ一致させ、そ
して、この後の検査対象内部の圧力変動から検
査対象の密閉性の良否を判断するようにしたこ
とを特徴とするリークテスト方法。
(作用) 加圧法によるリークテストの場合には、初めに
テスト圧力よりも大きな初期圧力を検査対象内部
に付与し、次に検査対象内部の圧力を検査対象の
外に逃がしてテスト圧力まで減圧するようにした
ことにより、また、減圧法によるリークテストの
場合には、初めにテスト圧力よりも小さな初期圧
力を検査対象内部に付与し、次に検査対象内部に
流体を導入してテスト圧力まで昇圧するようにし
たことにより、それぞれ、検査対象内部の温度が
自然的推移以上の速さで外気温と平衡状態に達す
るようになり、検査対象内部を短時間で安定した
テスト圧力にすることができる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を第1図,第2図の
図面に従つて説明する。
第1図は、この発明の加圧法によるリークテス
トを実施する場合の概略フローダイアグラムを示
している。
加圧空気源1(正圧源)には配管ライン11を
介して二つの配管ライン12(第一流路),配管
ライン13(第二流路)の一端が接続される。こ
れら配管ライン12,13にはそれぞれレギユレ
ータ2、レギユレータ3設けられている。尚、レ
ギユレータ3にはリリーフ式レギユレータが用い
られている。レギユレータ3のセツト圧力はテス
ト圧力Ptに設定されており、レギユレータ2の
セツト圧力はテスト圧力Ptよりも大きな初期圧
力P0に設定されている。上記配管ライン12の
他端は切替用三方電磁弁SV1の第一ポートに接続
され、配管ライン13の他端はオリフイス21を
介して上記三方電磁弁SV1の第二ポートに接続さ
れている。
上記配管ライン13のオリフイス21より下流
から分岐された配管ライン14は絞り弁4及び逃
し弁5を介して外気に接続されている。逃し弁5
は、配管ライン14内の圧力がテスト圧力Ptよ
り所定値以上大きい弁開セツト圧力に達した時に
開き、配管ライン14内が減圧されて弁開セツト
圧力になつた時に閉じる。尚、この弁閉セツト圧
力はテスト圧力Ptよりも若干大きい圧力値にさ
れている。
上記三方電磁弁SV1の第三ポートは圧力計6が
配された配管ライン15を介して排気用三方電磁
弁SV2の第一ポートに接続されている。この三方
電磁弁SV2の第二ポートは外気に接続されてい
る。
上記三方電磁弁SV2の第三ポートは配管ライン
16及び二方電磁弁SV3を介して配管ライン17
の一端に接続されている。これら配管ライン1
5,16,17により主流路が構成されている。
上記配管ライン17の途中から分岐された配管
ライン18は圧力センサ7に接続されている。こ
の圧力センサ7は、ダイヤフラム(図示しない)
を内蔵し、このダイヤフラムの変形を電磁的に検
出するものであり、ダイヤフラムの一側のポート
が上記配管ライン18に接続され、他側のポート
が大気に開放されている。上記各電磁弁SV1
SV2,SV3はシーケンス制御されている。
上記装置において、配管ライン17の他端に容
器100(検査対象)を接続した状態でリークテ
ストを行う。尚、加圧前においては、容器100
内の圧力は外気圧に等しい。
次に、第2図に示す容器100内の圧力推移グ
ラフにしたがつて、時間を追つてリークテスト手
順を説明する。
リークテストの1サイクルは、加圧工程、減圧
工程、第一平衡工程、第二平衡工程、検出工程、
排気工程からなつており、加圧工程時間T1、減
圧工程と第一平衡工程とを合わせた所要時間T2
第二平衡工程時間T3、検出工程時間T4、排気工
程時間T5はタイマーにより設定されている。
加圧工程において、三方電磁弁SV1は配管ライ
ン12と配管ライン15を連通するとともに配管
ライン13を閉鎖し、三方電磁弁SV2は配管ライ
ン15と配管ライン16を連通するとともに外気
と遮断し、二方電磁弁SV3は開状態となつて配管
ライン16と配管ライン17を連通する。
その結果、加圧空気源1から加圧空気が、配管
ライン11,12を通りレギユレータ2によつて
その初期圧力P0に減圧され、容器100に供給
される。容器100内の圧力は徐々に上昇してテ
スト圧力Ptを越え、加圧開始よりTa時間経過後
に初期圧力P0に達する。そして加圧工程の残り
の時間Tbにおいて、容器100内の圧力は初期
圧力P0に維持される。
上記加圧工程の終了後、減圧工程に移行する。
減圧工程においては、三方電磁弁SV2及び二方電
磁弁SV3は上記加圧工程の状態を維持したまま、
三方電磁弁SV1だけが切替わる。即ち、三方電磁
弁SV1は配管ライン13と配管ライン15を連通
するとともに配管ライン12を閉鎖する。その結
果、容器100及び配管ライン15,16,1
7,18内に付与されていた圧力、即ち初期圧力
P0が三方電磁弁SV1を介して配管ライン13,1
4内に伝達される。この初期圧力P0は逃し弁5
の弁開セツト圧力よりも高いので、逃し弁5が開
き、配管ライン14内の加圧空気を外へ逃がす。
そして、配管ライン14内の圧力、即ち容器10
0内の圧力が徐々に下がつてきて逃し弁5の弁閉
セツト圧力に達すると、逃し弁5が閉じる。逃し
弁5の弁閉セツト圧力はテスト圧力Ptよりも若
干大きいので、この差圧分に相当する加圧空気は
更にレギユレータ3のリリーフ孔から大気へ放出
され、配管ライン14内の圧力はテスト圧力Pt
となる。
この後、レギユレータ3によつてテスト圧力
Ptに減圧された流体圧力が配管ライン13,1
5,16,17を介して容器100に付与され
る。
上記逃し弁5が閉じた後は第一平衡状態となつ
て、容器100内はテスト圧力Ptに確実に維持
される。
そして第一平衡工程の終了とともに二方電磁弁
SV3も閉状態となり、第二平衡工程に移行する。
上記第一平衡工程及び第二平衡工程において容器
2内の圧力は安定しており、テスト圧力Ptが維
持される。
上記安定したテスト圧力Ptを得るまでの時間、
すなわち上記加圧工程時間と減圧工程時間の合計
時間は、従来方法における安定したテスト圧力
Ptを得るまでの時間t4に比べて非常に短くて済
む。その理由は次のように推定される。
容器100内の空気温度は、加圧開始直後から
初期圧力P0になるまで上昇し、初期圧力P0を維
持している時間Tbでは下がる。しかし、この時
間Tbは短いので外気温と平衡になるまでは下が
らない。次の減圧工程では、両レギユレータ2,
3のセツト圧力の差圧分、換言すれば初期圧力
P0とテスト圧力Ptとの差圧分に相当する加圧空
気の放出がなされ、容器100内の空気温度がこ
の放出により低下させられて外気温度と平衡にな
る。このように、自然放熱を待たずに強制的に容
器100内の温度を外気温と平衡にしているの
で、短時間で安定したテスト圧力Ptとなる。
上記第二平衡工程の後に、検出工程に移行す
る。即ち、容器100内の圧力は配管ライン18
により圧力センサ7に導かれ、外気圧に対するゲ
ージ圧として検出される。なお、圧力センサ7か
らの検出圧力の電気信号は増幅されて圧力計に送
られ、この圧力計で上記ゲージ圧が表示される。
そしてこのゲージ圧に偏動がなければ容器100
の密封性が確認され、ゲージ圧が減少していくの
であれば容器100から空気が漏れているのであ
り、密封性不良が確認される。
上記検出工程終了後、排気工程に移行する。排
気工程では、二方電磁弁SV3が開状態になり、三
方電磁弁SV2が配管ライン16を外気に連通する
とともに、配管ライン15を閉鎖する。その結
果、容器100内の空気は三方電磁弁SV2から放
出される。
以上でリークテストの1サイクルが終了する
が、1サイクルの所要時間を前述した従来方法に
比べて約1/3にすることができる。
尚、上記実施例における減圧工程直後に、容器
100内の空気圧力を安定させるためには、初期
圧力P0とテスト圧力Ptとの差ΔP、及び初期圧力
P0の維持時間Tbを、所定範囲内で設定しなけれ
ばならない。
上記差圧ΔPが所定範囲の上限値より大きいと、
減圧による容器2内の温度低下が大きくなり過ぎ
て一時的に外気温以下になるため、減圧終了後す
なわち容器100を閉じた後に容器100内の空
気温度が外気温と平衡になるまで圧力が上昇して
しまい、圧力が安定するまで検出工程を実行でき
ない。また、差圧ΔPが所定範囲の下限値より小
さいと、減圧による容器100内の温度低下が不
充分で外気温まで下がりきらないため、減圧終了
後すなわち容器100を閉じた後に容器100内
の空気温度が外気温と平衡になるまで圧力が下降
してしまい、圧力が安定するまで検出工程を実行
できない。
同様に、上記維持時間Tbが所定範囲の上限値
より長いと、この維持時間Tbにおける容器10
0内の空気温度の低下が大きくて外気温に近付く
ため、次の減圧工程で容器100内の温度が外気
温以下まで低下してしまう。このため減圧終了後
すなわち容器100を閉じた後に容器100内の
空気温度が外気温と平衡になるまで圧力が上昇し
てしまい、圧力が安定するまで検出工程を実行で
きない。また、維持時間Tbが所定範囲の下限値
より短いと、この維持時間Tbでの容器100内
の温度低下が微少であり、次の減圧による容器1
00内の温度低下では外気温まで下がりきらない
ため、減圧終了後すなわち容器100を閉じた後
に容器100内の空気温度が外気温と平衡になる
まで圧力が下降してしまい、圧力が安定するまで
検出工程を実行できない。
差圧ΔPと維持時間Tbとは、相関関係を有して
いる。すなわち、差圧ΔPを大きくすれば維持時
間Tbを短くすることができ、差圧ΔPが小さけれ
ば維持時間Tbを長くする必要がある。初期圧力
P0を大きくし差圧ΔPを大きくして、テスト時間
を短縮することが好ましいが、これらP0,ΔPは、
容器100の強度等に応じて決定される。
なお、上記ΔP,維持時間Tbは多少上記範囲か
ら外れていてもよく、この場合でも、テスト時間
は理想的な場合より長くなるが、従来方法よりも
短縮できる。
又、第3図は他の実施例のフローダイアグラム
を示すものであり、第一実施例と同一態様部分に
ついては同一符号を付して説明を省略し、第一実
施例と相違する点を以下に説明する。
配管ライン16はその下流において二つに分岐
され、それぞれ二方電磁弁SV3が配置されてい
る。この二つの電磁弁SV3は共に第一実施例の電
磁弁SV3と同様に開閉される。そして、一方の二
方電磁弁SV3は配管ライン17aを介して容器1
00に接続されており、他方の二方電磁弁SV3
配管ライン17bを介して、上記容器100と同
寸法、同材質の容器であつて、予め漏れのないこ
とが確認された基準容器100′が接続されてい
る。又、各配管ライン17a,17bは配管ライ
ン18a,18bを介して圧力センサ7の両入力
ポートにそれぞれ接続されており、この圧力セン
サ7は差動増幅器8を介して差圧計9に接続され
ている。
上記第二実施例の場合の容器100内の圧力推
移グラフは、第一実施例と同様である。ただし、
検出工程において容器100及び配管ライン17
a,18a内の圧力は、基準容器100′及び配
管ライン17b,18bの圧力との差圧として圧
力センサ7で検出され、差圧計9で表示される。
上記のように差圧検出であるので、高感度で検出
できる。なお、上記基準容器100′は容器10
0と同一寸法であり、外部要因による圧力変動を
相殺することができるが、この外部要因が小さい
時には上記基準容器100′は省くことができる。
第4図は本発明の第三実施例を示す。この実施
例では、配管ライン15はオリフイス20を介し
て配管ライン16に接続され、更に排気用三方電
磁弁SV2、配管ライン17を介して容器100に
接続されている。上記オリフイス20の両側の圧
力差は配管ライン18a,18bを介してセンサ
7により検出され、センサ7の出力は差動増幅器
8で増幅され、差圧計9で表示されるようになつ
ている。
また、配管ライン15,16にはオリフイス2
0と並列にバイパスライン19が接続されてお
り、このバイパスライン19には二方電磁弁SV3
が配置されている。
上記第三実施例の場合には、二方電磁弁SV3
開けた状態で前記実施例と同様に加圧、減圧工程
を行ない、容器100内を短時間で安定したテス
ト圧力Ptとする。この後、電磁弁SV3を開から閉
に切り換えてバイパスライン19を閉じ、検出工
程を開始する。容器100にひび割れ等がなく加
圧空気の漏れがない場合には、オリフイス20に
は空気が流れず、その両端間に圧力差が生じない
から、差圧計9はゼロを表示する。容器100か
らの漏れがある場合には、漏れによる圧力低下を
補うべく、加圧空気がオリフイス20を通つて容
器100に供給されるため、オリフイス20での
圧力損失分だけその両端間に圧力差が生じる。こ
れを差圧計9で表示し、漏れを知らせる。
上記検出後、電磁弁SV2を切り換えて、容器内
の加圧空気を外部へ排出する。
尚、上述第一,第二,第三実施例ともに加圧法
によるリークテストで説明したが、減圧法による
リークテストにおいても同様な思想の基に行うこ
とができる。減圧法の場合には、第1図,第3
図,第4図において加圧空気源1の代わりに負圧
空気源負圧源を用いるが、他の構成および作動は
加圧方法と同様である。詳述すると、容器を第一
流路に接続して容器内を一旦テスト圧力以下の初
期圧力にセツトし、この状態を一定時間維持した
後、容器と第一流路を遮断するとともに容器と第
二流路を接続し、外気を容器内に導入しテスト圧
力まで昇圧せしめ、一定時間経過後に、負圧の容
器内への流体の流入の有無を検出すればよい。こ
の方法では、上記昇圧時に容器内の流体の温度が
上昇して短時間で外気温と平衡になり安定したテ
スト圧力が得られる。この減圧法における容器内
の圧力の変化は、第2図において、縦軸を負圧と
することにより表わすことができる。
上記各実施例において、初期圧力P0からテス
ト圧力Ptにする際の手段は逃し弁5に限るもの
ではない。
例えば、第5図に示すように逃し弁5の代わり
に二方電磁弁SV4を配置したり、あるいは、第6
図に示すように、絞り弁4と逃し弁5の代わり
に、ピストン22を内蔵したシリンダ23を配管
ライン14の末端に接続してもよい。これらの場
合には、第1図,第3図,第4図において想像線
で示すように、配管ライン16に圧力スイツチ2
5を配置しておき、この圧力スイツチ25によ
り、二方電磁弁SV4及びロツド24を作動させ
る。
即ち、二方電磁弁SV4を用いる場合には、加圧
法では、減圧工程の開始とともに二方電磁弁SV4
が開き、配管ライン16内の圧力が圧力スイツチ
25の下限設定値(テスト圧力Ptより若干大き
い)に至ると二方電磁弁SV4は閉じ、減圧法では
昇圧工程の開始とともに二方電磁弁SV4が開き、
配管ライン16内の圧力が圧力スイツチ25の上
限設定値(テスト圧力Ptより若干小さい)に至
ると二方電磁弁SV4が閉じる。
又、シリンダ23を用いる場合には、加圧法で
は、減圧工程の開始とともにロツド24が引か
れ、配管ライン16内の圧力が圧力スイツチ25
の下限設定値(テスト圧力Ptよりも若干大きい)
に至るとロツド24は停止し、減圧法では昇圧工
程の開始とともにロツド24が押され、配管ライ
ン16内の圧力が圧力スイツチ25の上限設定値
(テスト圧力Ptより若干小さい)に至るとロツド
24は停止する。
又、容器100の容量が小さくて、初期圧力
P0からテスト圧力Dtにする際に給排気する空気
量が少ない場合には、レギユレータ3から直接給
排気するようにしてもよい、その場合には、オリ
フイス21,配管ライン14,絞り弁4,及び逃
し弁5等が不要となる。
更に、上記各実施例において三方電磁弁SV1
代わりに各配管ライン12,13にそれぞれ二方
電磁弁を設けて切換えるようにしてもよい。
又、各配管ライン12,13はそれぞれ別々の
圧力源が接続されていてもよい。
この発明は上記実施例に制約されず種々の態様
が可能である。例えば、流体は空気に限らず、チ
ツソガスでもよいし、水や油等の液体であつても
よい。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、検査
対象内部を速やかに安定したテスト圧力にするこ
とができ、したがつて、リークテストの迅速化を
図ることができるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図の図面はこの発明によるリーク
テスト方法の一実施例を示すものであり、第1図
は概略フローダイアグラム、第2図は容器内圧力
推移グラフである。又、第3図,第4図は互いに
異なる他の実施例の概略フローダイアグラムであ
り、第5図,第6図は容器内圧力を逃がすための
他の手段の部分フローダイアグラムである。更
に、第7図,第8図は従来の加圧法及び減圧法に
よるリークテスト方法の際のそれぞれの容器内圧
力推移グラフである。 1…加圧空気源(正圧源)、2…レギユレータ、
3…リリーフ式レギユレータ、12…第一流路
(配管ライン)、13…第二流路(配管ライン)、
15,16,17…主流路、100…検査対象
(容器)、Pt…テスト圧力、P0…初期圧力、SV1
弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 検査対象内部に正圧のテスト圧力を付与し
    て、その後の検査対象内部の圧力変動から検査対
    象の密閉性の良否を判断するリークテスト方法に
    おいて、 一端が正圧源に接続されセツト圧力を上記テス
    ト圧力よりも大きな初期圧力に設定したレギユレ
    ータが途中に配された第一流路と、一端が正圧源
    に接続されセツト圧力を上記テスト圧力に設定し
    たリリーフ式レギユレータが途中に配された第二
    流路と、一端に検査対象が接続された主流路と、
    上記主流路の他端を上記第一流路の他端と第二流
    路の他端のいずれか一方に選択的に接続可能にす
    る弁とを具備する装置を用い、初めに主流路を第
    一流路に接続し上記検査対象内部に上記初期圧力
    を付与し、次に上記弁を切り替えて主流路を第二
    流路に接続し、検査対象内部の圧力を検査対象の
    外に逃がして検査対象内部を上記テスト圧力まで
    減圧することにより検査対象内部の温度を外気温
    にほぼ一致させ、そして、この後の検査対象内部
    の圧力変動から検査対象の密閉性の良否を判断す
    るようにしたことを特徴とするリークテスト方
    法。 2 検査対象内部に負圧のテスト圧力を付与し
    て、その後の検査対象内部の圧力変動から検査対
    象の密閉性の良否を判断するリークテスト方法に
    おいて、 一端が負圧源に接続されセツト圧力を上記テス
    ト圧力よりも小さな初期圧力に設定したレギユレ
    ータが途中に配された第一流路と、一端が負圧源
    に接続されセツト圧力を上記テスト圧力に設定し
    たリリーフ式レギユレータが途中に配された第二
    流路と、一端に検査対象が接続された主流路と、
    上記主流路の他端を上記第一流路の他端と第二流
    路の他端のいずれか一方に選択的に接続可能にす
    る弁とを具備する装置を用い、初めに主流路を第
    一流路に接続し上記検査対象内部に上記初期圧力
    を付与し、次に上記弁を切り替えて主流路を第二
    流路に接続し、検査対象内部に流体を導入して検
    査対象内部を上記テスト圧力まで昇圧することに
    より検査対象内部の温度を外気温にほぼ一致さ
    せ、そして、この後の検査対象内部の圧力変動か
    ら検査対象の密閉性の良否を判断するようにした
    ことを特徴とするリークテスト方法。
JP26981886A 1986-11-14 1986-11-14 リークテスト方法 Granted JPS63125900A (ja)

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