JPH06139916A - ヒューズボックス - Google Patents

ヒューズボックス

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JPH06139916A
JPH06139916A JP4283226A JP28322692A JPH06139916A JP H06139916 A JPH06139916 A JP H06139916A JP 4283226 A JP4283226 A JP 4283226A JP 28322692 A JP28322692 A JP 28322692A JP H06139916 A JPH06139916 A JP H06139916A
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JP
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fuse
fuse box
fuses
surge
diode
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JP4283226A
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English (en)
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Tatsuo Yokoyama
達夫 横山
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車などでヒューズを介して複数の負荷に
電力供給するにあたって、ヒューズボックス側でサージ
吸収対策を行うことによって負荷側の構成を簡略化し、
また溶断したヒューズを容易に特定できるようにする。 【構成】 ヒューズボックス21を介して複数のECU
Uおよび負荷Pに電力供給するにあたって、ヒューズF
1,F2,…が介在された各負荷ラインL1,L2,…
にゼナーダイオードZDをそれぞれ設け、サージを吸収
させる。これによって、各ECUU側でサージ対策を行
う必要がなくなり、構成を簡略化することができる。ま
た、ヒューズボックス41内において各ヒューズFに関
連して溶断検出回路42を設け、ヒューズFが溶断する
と発光ダイオードD12を点灯させる。これによって、
溶断したヒューズを容易に特定することができ、メンテ
ナンス作業の作業性を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に好適に用いら
れるヒューズボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、典型的な従来技術のヒューズボ
ックス1とそれに関連する構成を示すブロック図であ
る。このヒューズボックス1には、メインヒューズ2を
介するバッテリ3からの電力が、ライン4を介して直接
入力されるとともに、イグニションキースイッチ5のA
cc接点およびIG接点からライン6,7をそれぞれ介
して入力される。
【0003】前記ライン4を介する電力は、ヒューズf
1を介して負荷ライン8に導出され、燃料噴射制御装置
やアンチロックブレーキ制御装置などの各種の電子制御
装置(以下、ECUと略称する)u1,u2,…(総称
するときは参照符uで示す)に、バックアップ電力とし
て供給される。また、ライン6を介する電力は、ヒュー
ズf2,f4,…から負荷ライン9,10,…を介し
て、前記Acc接点で電力付勢されるべきECUu1,
…,unや、ワイパ装置などの負荷p1,…(総称する
ときは参照符pで示す)に供給される。さらにまた、前
記ライン7を介する電力は、ヒューズf3,f5,…か
ら負荷ライン11,12,…を介して、前記IG接点で
電力付勢されるべきECUu2や、内燃機関の点火回路
などの負荷p2,…などに供給される。こうして各EC
Uuや負荷pには、適切なバックアップ電力やイグニシ
ョンキースイッチ5の接点に対応した電力が供給され
る。
【0004】一方、自動車では、前記各ライン4,6,
7〜12には、種々のサージが重畳されてしまうことが
ある。このため各ECUu内には、図9で示されるよう
なサージ吸収回路20が設けられている。このサージ吸
収回路20は、たとえば前記負荷ライン8と接地電位と
の間に介在されるゼナーダイオードd1と、負荷ライン
9と接地電位との間に介在されるダイオードd2と、ラ
イン8に直列に介在されるダイオードd3と、負荷ライ
ン9,8間に介在されるダイオードd4とを含んで構成
されている。
【0005】前記ゼナーダイオードd1は、負荷が急激
に軽くなった場合に生じる、いわゆるロードダンプ、お
よび静電気や点火ノイズなどのノイズによる正サージ吸
収用に設けられており、たとえば定格電力は5Wであ
る。またダイオードd2は、内燃機関を運転状態から停
止したときにオルタネータから発生する、フィールドデ
ィケィと称される負サージ、および静電気や点火ノイズ
などを吸収するために設けられており、たとえば直流で
3Aの定格電流である。さらにまた前記ダイオードd2
は、バッテリ3の逆極性での接続時において、矢符15
で示されるように順方向に電流を供給し、その耐電流値
Ifsmは前記ヒューズf2の溶断電流値Imaxより
も大きく選ばれている。このようなサージ吸収回路20
を各ECUuに設けることによって、ライン4,6,7
〜12に混入したサージに対するECUuの信頼性の向
上が図られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
たとえば共通の負荷ライン8,9であっても、それに接
続される各ECUu1,unのそれぞれに、信頼性向上
のためのサージ吸収回路20を設ける必要がある。この
ためコストが嵩んでしまうという問題がある。
【0007】また、前記ヒューズボックスは車室内のカ
ウルサイドやエンジンルーム内に設けられるので、小形
化が要求されており、したがって狭いピッチで配列され
たチップ状のヒューズのどれが溶断したのかを容易に判
定することができず、このため作業者は車両の異常状態
を取扱い説明書などに照合して、溶断したヒューズを特
定しなければならず、メンテナンス作業の作業性に劣
る。
【0008】本発明の目的は、負荷側の構成を簡略化す
ることができ、また、溶断したヒューズを容易に特定す
ることができるヒューズボックスを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源からの電
力をヒューズを介して複数の負荷へ供給するヒューズボ
ックスにおいて、前記ヒューズに関連して、サージ吸収
手段を設けることを特徴とするヒューズボックスであ
る。
【0010】また本発明は、電源からの電力をヒューズ
を介して複数の負荷へ供給するヒューズボックスにおい
て、前記ヒューズの溶断を検出する検出手段と、前記ヒ
ューズに隣接して設けられ、前記検出手段の検出結果に
対応して点灯または消灯する発光素子とを含むことを特
徴とするヒューズボックスである。
【0011】さらにまた本発明は、前記発光素子をヒュ
ーズに一体形成することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に従えば、ヒューズボックス内で各種の
ECUや負荷へ電力を供給する電源ラインに介在される
ヒューズに関連して、ゼナーダイオードなどで実現され
るサージ吸収手段を設ける。
【0013】したがって、複数のECUや負荷が接続さ
れるヒューズ側に共通のサージ吸収手段を設けることに
よって、各ECUや負荷の構成を簡略化することができ
る。
【0014】また本発明に従えば、前記ヒューズに隣接
して、好ましくは一体で、発光素子を設けておき、この
発光素子を、ヒューズの溶断を検出する検出手段の検出
結果に対応して点灯または消灯、たとえばヒューズが溶
断すると点灯させる。これによって、作業者は溶断した
ヒューズを容易に特定することができ、メンテナンス作
業の作業性を改善することができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のヒューズボック
ス21とそれに関連する構成を示すブロック図である。
このヒューズボックス21には、メインヒューズ22を
介するバッテリ23からの電力が、ライン24を介して
直接入力されるとともに、イグニションキースイッチ2
5のAcc接点およびIG接点からライン26,27を
それぞれ介して入力される。
【0016】前記ライン24を介する電力は、ヒューズ
F1を介して負荷ラインL1に導出され、燃料噴射制御
装置やアンチロックブレーキ制御装置などの各種のEC
UU1,U2,…(総称するときは参照符Uで示す)
に、バックアップ電力として供給される。また、ライン
26を介する電力は、ヒューズF2,F4,…から負荷
ラインL2,L4,…を介して、前記Acc接点で電力
付勢されるべきECUU1,…,Unや、ワイパ装置な
どの負荷P1,…(総称するときは参照符Pで示す)に
供給される。さらにまた、前記ライン27を介する電力
は、ヒューズF3,F5,…から負荷ラインL3,L
5,…を介して、前記IG接点で電力付勢されるべきE
CUU2や、内燃機関の点火回路などの負荷P2,…な
どに供給される。こうして各ECUUや負荷Pには、適
切なバックアップ電力やイグニションキースイッチ25
の接点に対応した電力が供給される。
【0017】前記各ヒューズF1,F2,…が収納され
るヒューズボックス21内において、本発明では、各ヒ
ューズF1,F2,…(総称するときは参照符Fで示
す)の負荷側と接地電位との間には、ゼナーダイオード
ZD1,ZD2,…(総称するときは参照符ZDで示
す)が介在されている。サージ吸収手段であるこのゼナ
ーダイオードZDの特性は図2で示されており、したが
って各負荷ラインL1,L2,…に重畳されたサージ
は、正サージの場合にはゼナー電圧であるほぼ27Vに
抑えられ、負サージの場合には順方向電圧降下によるほ
ぼ1Vに抑えられる。
【0018】なお、前記ゼナーダイオードZDの定格電
力はたとえば5Wであり、したがって比較的大形で高価
であり、このため本発明の他の実施例として、サージ吸
収手段には図3で示すサージ吸収回路31が用いられて
もよい。このサージ吸収回路31は、ダイオードD1
と、ゼナーダイオードD2と、バイアス抵抗R1と、バ
イパストランジスタTR1とを含んで構成されている。
ダイオードD1は、負荷ラインL1,L2,…と接地電
位との間に逆極性に接続されており、負サージを吸収す
る。また、ゼナーダイオードD2とバイアス抵抗R1と
は相互に直列に接続されて、前記ゼナーダイオードD2
が逆極性となるように、前記負荷ラインL1,L2,…
と接地電位との間に介在されている。さらにまた、バイ
パストランジスタTR1のコレクタは前記負荷ラインL
1,L2,…に接続され、ベースは前記ゼナーダイオー
ドD2とバイアス抵抗R1との接続点に接続されてお
り、エミッタは接地されている。
【0019】前記バイアス抵抗の抵抗値はたとえば0.
1Ωであり、したがって該バイアス抵抗R1にゼナーダ
イオードD2を介して約6A以上の電流が流れると、バ
イパストランジスタTR1が導通し、正サージを吸収す
ることができる。このサージ吸収回路31の場合、前記
負サージはダイオードD1の順方向電圧降下による1V
程度に抑えることができ、また正サージはゼナーダイオ
ードD2のゼナー電圧とバイパストランジスタTR1の
ベース−エミッタ間の電圧降下との和であるほぼ28V
に抑えることができる。このようにバイパストランジス
タTR1を用いることによって、ゼナーダイオードD2
の定格電力を2W程度に小さく抑えることができ、前述
の図1で示されるゼナーダイオードZDに比べて、この
サージ吸収回路31は半分程度のコストで実現すること
ができる。
【0020】さらにまた本発明の他の実施例のサージ吸
収手段として、図4で示されるサージ吸収回路32が用
いられてもよい。このサージ吸収回路32では、複数の
各負荷ラインL1,L2,…には負サージを吸収するた
めの前記ダイオードD1が介在されており、また正サー
ジは各負荷ラインL1,L2,…から順方向に接続され
たダイオードD3を介して導出された後、共通のゼナー
ダイオードD4によって除去される。こうしてゼナーダ
イオードD4を共用し、低コスト化を図ることができ
る。なお、このゼナーダイオードD4に代えて、前述の
図3で示されるゼナーダイオードD2、バイアス抵抗R
1およびバイパストランジスタTR1が用いられてもよ
い。
【0021】このように図1〜図4で示される構成によ
ってヒューズボックス21内でサージを吸収することに
よって、各負荷ラインL1,L2,…に接続される複数
のECUUのそれぞれにはサージ吸収のための構成を設
ける必要がなくなり、構成を簡略化することができる。
【0022】図5は本発明の他の実施例のヒューズボッ
クス41とそれに関連する構成を示すブロック図であ
り、図6はこのヒューズボックス41内に設けられる溶
断報知回路42の電気回路図である。この溶断報知回路
42は、ダイオードD11と、抵抗R11〜R13と、
駆動トランジスタTR11と、発光ダイオードD12と
を含んで構成されている。
【0023】ダイオードD11は、バッテリ23の逆接
続および負サージに対する保護ダイオードであり、アノ
ードがヒューズFのバッテリ23側に接続されている。
前記ダイオードD11のカソードは、駆動抵抗R11,
R12を介してヒューズFの負荷側に接続されている。
ダイオードD11のカソードはまた駆動トランジスタT
R11のエミッタに接続されており、この駆動トランジ
スタTR11のベースには前記駆動抵抗R11,R12
で分圧された電圧が印加される。駆動トランジスタTR
11のコレクタは、電流制限用抵抗R13を介して発光
ダイオードD12のカソードに接続されている。発光ダ
イオードD12のアノードは接地されている。
【0024】上述のように構成された溶断報知回路42
において、ヒューズFが溶断すると、ECUUおよび負
荷Pが低インピーダンスのためにダイオードD11から
駆動抵抗R11,R12を介して駆動電流が流れ、これ
によって駆動トランジスタTR11が導通し、発光ダイ
オードD12が点灯する。なお、たとえば駆動抵抗R1
1,R12の抵抗値は10KΩであり、電流制限用抵抗
R13の抵抗値は1〜2KΩである。
【0025】したがって、この溶断報知回路42を対応
するヒューズFの近傍に配置することによって、作業者
はどのヒューズが溶断したのかを容易に判別することが
でき、メンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0026】なお、本発明のさらに他の実施例として、
図7で示されるようにヒューズFと発光ダイオードD1
2とを一体で形成するようにしてもよい。この場合、ヒ
ューズFの一方の端部Faは端子P1に接続され、また
ヒューズFの他方の端部Fbは端子P2に接続される。
発光ダイオードD12のアノードは端子P3に接続さ
れ、カソードは端子P4に接続される。このようにヒュ
ーズFと発光ダイオードD12とを一体で形成すること
によって、交換すべきヒューズをさらに容易に識別する
ことができ、作業性を向上することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ヒューズ
ボックス内にサージ吸収手段を設けておくので、ヒュー
ズに接続される複数のECUや負荷のそれぞれにサージ
吸収手段を設ける必要がなくなり、それらの構成を簡略
化することができる。
【0028】また、ヒューズに隣接して設けた発光素子
によってヒューズが溶断したか否かを表示するので、作
業者は溶断したヒューズを容易に特定することができ、
メンテナンス作業の作業性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のサージ吸収手段であるゼナ
ーダイオードZDを備えるヒューズボックス21とそれ
に関連する構成を示すブロック図である。
【図2】前記ゼナーダイオードZDの特性を示すグラフ
である。
【図3】本発明の他の実施例のサージ吸収回路31の電
気回路図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例のサージ吸収回路3
2の電気回路図である。
【図5】本発明の他の実施例の溶断報知回路42を備え
るヒューズボックス41とそれに関連する構成を示すブ
ロック図である。
【図6】前記溶断報知回路42の電気回路図である。
【図7】前記溶断報知回路42に用いられる本発明のさ
らに他の実施例のヒューズFおよび発光ダイオードD1
2の正面図である。
【図8】典型的な従来技術のヒューズボックス1とそれ
に関連する構成を示すブロック図である。
【図9】前記従来技術における各ECUu内のサージ吸
収回路20の電気回路図である。
【符号の説明】
21,41 ヒューズボックス 22 メインヒューズ 23 バッテリ 25 イグニションキースイッチ 31,32 サージ吸収回路 42 溶断報知回路 D1,D3,D11 ダイオード D2,D4,ZD ゼナーダイオード D12 発光ダイオード F ヒューズ TR1 バイパストランジスタ TR11 駆動トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源からの電力をヒューズを介して複数
    の負荷へ供給するヒューズボックスにおいて、 前記ヒューズに関連して、サージ吸収手段を設けること
    を特徴とするヒューズボックス。
  2. 【請求項2】 電源からの電力をヒューズを介して複数
    の負荷へ供給するヒューズボックスにおいて、 前記ヒューズの溶断を検出する検出手段と、 前記ヒューズに隣接して設けられ、前記検出手段の検出
    結果に対応して点灯または消灯する発光素子とを含むこ
    とを特徴とするヒューズボックス。
  3. 【請求項3】 前記発光素子をヒューズに一体形成する
    ことを特徴とする請求項2記載のヒューズボックス。
JP4283226A 1992-10-21 1992-10-21 ヒューズボックス Withdrawn JPH06139916A (ja)

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JP4283226A JPH06139916A (ja) 1992-10-21 1992-10-21 ヒューズボックス

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