JPH06139581A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光学式情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH06139581A
JPH06139581A JP28891992A JP28891992A JPH06139581A JP H06139581 A JPH06139581 A JP H06139581A JP 28891992 A JP28891992 A JP 28891992A JP 28891992 A JP28891992 A JP 28891992A JP H06139581 A JPH06139581 A JP H06139581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock signal
clock
signal
output
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP28891992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Hayashi
泰郎 林
Toshihiro Kitahara
俊弘 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP28891992A priority Critical patent/JPH06139581A/ja
Publication of JPH06139581A publication Critical patent/JPH06139581A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のクロック信号を生成することにより、
記録媒体に欠陥等があった場合にも、クロック信号を選
択し確実に情報の記録再生を行う。 【構成】 受光素子の各出力和は、I−V変換回路71
−1〜4を介して差動増輻器72−1及び72−2に供
給され、各出力はコンパレータ74−1、2、3にも供
給される。コンパレータ74−1、2、3は基準電圧V
Rと比較してL一CLK84、R−CLK85及び(L
+R)CLK86をANDゲート75−1、2、3にそ
れぞれ出力する。ANDゲート75−1、2、3の他の
入力力端子には制御回路91より選択信号S1(8
1)、S2(82)、S3(83)が入力され、各出力
はORゲート76を介してクロック信号(CLK)80
を制御回路91に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック方向に形成さ
れたガイドパターンを有する光学式情報記録媒体に前記
トラック幅全域を光ビームで照射し、前記ガイドパター
ンからの反射光を受光する光検出器の出力でクロック信
号を生成し、該クロック信号によって前記記録媒体と前
記光ビームの相対的な位置決めを行いながら情報の記録
及び/又は再生を行う光学式情報記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光カード状記録媒体(以下、光カードと
する)の記録再生装置において、光カード上のトラック
方向に形成されたガイドパターンを検出する1対の検出
系に同期して発生するクロック信号によって、光カード
上に情報を記録したり、光カード上に記録された情報を
読み出す方式が提案されている。
【0003】この様な方式において、例えば、特開平3
−292580号公報では、情報の記録/再生はクロッ
ク信号に同期して行われるため、例えば、光カードをト
ラック方向に搬送して情報の記録/再生を行う光カード
の記録/再生装置においては、光カードのトラック方向
の搬送に送りムラ(速度変動)が生じても、問題無く情
報の記録/再生が可能となる。また、前記理由により搬
送機構の簡素化が成されるため、安価で小型な装置が達
成できる。
【0004】また、従来の光学式記録再生装置として、
例えば、特開昭63−66770号公報には、光カード
を記録媒体として用いるデータの記録および/または再
生装置において、互いに平行な複数のトラックを有する
光カードと、この光カードに対してデータを光学的に記
録および/または再生するヘッドをトラック方向及びこ
れと直交する方向にそれぞれ相対的に往復連動させてデ
ータの記録および/または再生を行うようにしている。
【0005】一方、光カードにクロック信号生成用のパ
ターンから成るガイド部を印刷等によって形成し、この
ガイド部を読み取る事によってその読み取り信号に基づ
いてクロック信号に同期してデータの記録および/また
は再生を行っているが、カード上のゴミ、傷、欠陥等に
より正規のクロック信号のエッジが欠落したり増加した
場合は、クロック信号発生回路から発生する擬似クロッ
ク信号に同期させてデータの記録および/または再生を
行う光学式記録再生装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
式の場合において、光カードのガイドパターンにゴミ、
傷、欠陥等が発生して正規のクロック信号が得られない
場合、クロック発生回路から発生する擬似クロック信号
に同期して情報の記録および/または再生を行うことに
なる。その場合、前記クロック発生画路から発生する擬
似クロック信号に同期させて光カードの記録面に情報を
記録すると、実際の光カードのガイドパターン位置とク
ロック発生回路から発生する擬似クロック信号に基づく
仮想位置との間に乖離が生じる。
【0007】しかるに、情報の再生だけであれば前記不
具合が生じても光カードに対する物理的な変形は生じな
いが、光カードの記録面に情報を記録させる場合に擬似
クロックを用いると、ガイドパターンに対してずれた位
置に記録されるため、たとえ正規のクロック信号が得ら
れたとしても、上記の乖離によって誤差が大きくなった
りすると、データが再生できない場合がある。特に、記
録媒体の物理的な変形によって情報を記録する光カード
の場合、これは重大な間題である。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、複数のクロック信号を生成することにより、記
録媒体に欠陥等があった場合にも、クロック信号を選択
し確実に情報の記録再生を行うことのできる光学式情報
記録再生装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光学式情報記録
再生装置は、トラック方向に形成されたガイドパターン
を有する光学式情報記録媒体に前記トラック幅全域を光
ビームで照射し、前記ガイドパターンからの反射光を受
光する光検出器の出力でクロック信号を生成し、該クロ
ック信号によって前記記録媒体と前記光ビームの相対的
な位置決めを行いながら情報の記録及び/又は再生を行
う光学式情報記録再生装置において、前記記録媒体のガ
イドパターンの異なる位置での反射光に基づいて、クロ
ック信号を検出する複数のクロック信号検出手段と、前
記複数のクロック信号検出手段の出力を比較する比較手
段と、前記比較手段の出力に基づいて正常なクロック信
号を前記複数のクロック検出手段の出力から選択する選
択手段とを備えている。
【0010】
【作 用】前記複数のクロック信号検出手段により前記
記録媒体のガイドパターンの異なる位置での反射光に基
づいてクロック信号を検出し、前記選択手段により前記
比較手段の出力に基づいて正常なクロック信号を前記複
数のクロック検出手段の出力から選択する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
【0012】図1ないし図9は本発明の第1実施例に係
わり、図1は光カードの構成を示す構成図、図2は光カ
ードのトラックフォーマットの詳細を説明する説明図、
図3は光学ヘッドの構成を示す構成図、図4は光検出器
の構成を示す構成図、図5は再生用光源の光量分布を説
明する分布図、図6はクロック選択回路の構成を示す構
成図、図7はクロック選択回路の処理の流れを説明する
第1のフローチャート、図8はクロック選択回路の処理
の流れを説明する第2のフローチャート、図9はクロッ
ク選択回路の処理でのエッジ検出を説明する説明図であ
る。
【0013】図1は、光カード1の一例を示すもので、
情報はピットとして記録され、反射率の差として光学的
に再生される。これ等の情報は、トラック23と称する
単位で記録/再生され、互いに平行な直線帯状のトラッ
ク23が複数配置されて1枚のカードを構成している。
トラック23の両端にはID領域22a,22b,22
Cが配置され、ここに各トラック番号パターンと、前記
トラック番号を認識するための各トラックに共通な特定
の認識パターンを予め記録(プリレコード)しておくこ
とにより目標トラックの検索を容易にしている。又、デ
ータ領域21a,21bには追加記録した情報及び予め
記録されている情報が格納されている。
【0014】図2は、図1の点線で囲まれた領域Aに於
けるトラック23の詳細を示したものである。トラック
23には、その中央部のガイドライン領域24にカード
長手方向(トラック方向)に所定の問隔で形成された白
黒パターンからなるガイドパターン25がプリレコード
されており、データ領域21aではガイドライン領域2
4の両側にトラック幅方向(シーク方向)へ各8ビッ
ト、計16ビットのデータが記録されている。ID領域
22aでは26−1〜26−8がトラック番号を示すパ
ターンであり、27−1〜27−8が各トラックに共通
な特定の認識パターンである。ここで、トラック検索
(粗シーク)時にはID領域22aのトラック番号パタ
ーン26と認識パターン27を検出し、再生時にはデー
タ領域21aにおける16ビットのデータを同時に読み
出して読み取りの高速化を図っている。
【0015】図3は光学ヘッド2の全体構成を示すもの
で、半導体レーザ(LD)9は記録時のみ駆動され、こ
れに対して発光ダイオード(LED)3は記録時及び再
生時共に駆動される。LED3からの光はコリメータレ
ンズ4、ダイクロイックミラー11、ハーフプリズム
5、及び対物レンズ6を経て光カード1に照射されてト
ラック幅全域を広域に照明し、光カード1からの反射光
を対物レンズ6、ハーフプリズム5、及び、結像レンズ
7を経て光検出器8で受光する。又、変調されたLD9
からの光はコリメータレンズ10、ダイクロイックミラ
ー11、ハーフプリズム5、及び対物レンズ6を経てL
ED3による広域照明内で光カード1に微小な記録用ビ
ームがダイクロイックミラー11を回動してトラック幅
方向に位置決めされて投射され、光カード1の記録面を
物理的に変化させて情報を記録し、その反射光は同様に
対物レンズ6、ハーフプリズム5、及び結像レンズ7を
経て光検出器8で受光するようになっている。
【0016】又、対物レンズ6はフォーカスコイル12
及びトラッキングコイル13の駆動電流により光軸方向
及びトラック幅方向に駆動される。
【0017】図4は光検出器8の受光面8aを示したも
ので、図2で示したトラック23の像が結像されて検出
信号が出力される。光検出器8aは、トラック幅方向の
16ビットのデータ記録位置に対応して配置された16
個のデータ読み取り用受光素子8−A1〜8−A16
と、ガイドパターン25の像を受光するようにトラック
方向に難間して配置された2組のクロツク生成用受光素
子8−L1〜8−L6及び8−R1〜8−R6と、ガイ
ドパターン25のトラック幅方向の両エッジ部の像を受
光するようにトラック幅方向に離問対向して配置された
4対のサーボ信号検出用受光素子8−C1〜8−C4及
び8−D1〜8−D4とをもって構成される。
【0018】ここで、図5に示すように,光カード1と
対物レンズ6の相対的距離が変化すると光検出器8aに
結像されるLED3の光量分布もこれに従って変化す
る。従って、フォーカス誤差(FE)信号は、外側のサ
ーボ信号検出用受光素子8−C1,8ーC2,8−C
3,8−C4の出力和と、内側の8−D1,8−D2,
8−D3,8−D4の出力和との差に基づいて得られる
と共に、トラッキング誤差(TE)信号は、サーボ信号
検出用受光素子8−D1,8一D3の出力和と、8−D
2,8−D4の出力和との差に基づいて得られる。
【0019】又、クロック信号は、第1のクロック生成
用の受光素子である奇数番号受光素子8−L1,8−L
3,8−L5の出力和(ΣL2n−1)と偶数番号受光
素子8−L2,8−L4,8−L6の出力和(ΣL2
n)との差で得られると共に、第2のクロック生成用受
光素子である奇数番号受光素子8−R1,8−R3,8
−R5の出力和(Σ2n−1)と偶数番号受光素子8−
R2,8−R4,8−R6の出力和(ΣR2n)との差
に基づいて得られ(n=1〜3)、これらのクロック信
号に同期させて情報の記録及び/又は再生が行われる。
【0020】図6はクロック信号の生成及び切り替え回
路の第1実施例を示したものである。第1のクロック生
成用の受光素子である奇数番号受光素子出力和(ΣL2
n一1)と偶数番号受光素子の出力和(ΣL2n)、第
2のクロック生成用受光素子である奇数番号受光素子の
出力和(Σ2n−1)と偶数番号受光素子の出力和(Σ
R2n)は、I−V変換回路71−1〜71−4で電流
/電圧変換されて各々差動増輻器72−1及び72−2
に供給され、各出力はコンパレータ74−1と74−2
に供給されると共に、加算回路73を経由してコンパレ
ータ74−3にも供給される。コンパレータ74−1、
2、3は基準電圧VRと比較して2値化出力である第1
のクロック信号(L一CLK)84、第2のクロック信
号(R−CLK)85及び第1と第2の和クロック信号
(L+R)CLK86をANDゲート75−1、2、3
にそれぞれ出力する。ANDゲート75−1、2、3の
他の入力端子にはマイクロコンピュータ(MPU)、メ
モリ等を含む制御回路91より選択信号S1(81)、
S2(82)、S3(83)が入力され、各出力はOR
ゲート76を介してクロック信号(CLK)80を制御
回路91に出力する。
【0021】L−CLK信号84及びR−CLK信号8
5は,エッジ検出回路77−1、77−2に入力されて
クロック信号の立上がりエッジ及び立下がりエッジを検
出し、その出力は後述するカウンタ値の読み出L信号E
1(87)、E2(88)として制御回路91に出力す
る。フリーランニング・カウンタ(FRC)78は高速
なシステムクロック(φ)を計数するリングカウンタと
して常にカウント値を計数している。キャプチャ・レジ
スタCR−1(79−1)、CR−2(79−2)はエ
ッジ検出回路77−1、77−2からの有効なエッジ入
力をトリガとしてFRC(78)のカウント値を取り込
み保持させておき、制御回路91はこのカウント値CN
1(89)、CN2(90)を読み出す。
【0022】この様な構成におけるクロック信号の切り
替え動作を図7及び図8のフローチャートに従って説明
する。
【0023】図7において、ステップ(以下、Sと記
す)1で、制御回路91内のメモリA0、A1、A2を
ゼロにして初期設定する。同様にS2で、B0、B1、
B2をゼロにして初期設定する。S3でエッジ検出回路
77−1、77−2のエッジ入力を許可し、読み出し信
号E1(87)、E2(88)がアクティブか否かをS
4とS5でセンスする。
【0024】まず、E1がアクティブになった時、S6
でカウント値CN1をリードさせると共に、S7でメモ
リA0へ格納し、読み出し信号E2がアクティブか否か
をS8でセンスする。E2がアクティブになった時、S
9でカウント値CN2をリードさせると共に、S10で
メモリB0へ格納し、S11に進む。
【0025】これとは逆にE2が先にアクティブになっ
た時、S13でカウント値CN2をリードさせると共
に、S14でメモリB0へ格納し、読み出し信号E1が
アクティブか否かをS15でセンスする。E1がアクテ
ィブになった時、S16でカウント値CN1をリードさ
せると共に、S17でメモリA0へ格納し、S11に進
む。
【0026】S11でエッジ検出回路77−1、77−
2のエッジ入力を禁止する。次に、S12でL−CLK
信号84及びR−CLK信号85のエッジ間隔を計算す
る。T0は現在の検出から1つ前までに検出されたエッ
ジ間隔、T1は1つ前から2つ前までに検出されたエッ
ジ間隔で、サフィックスAはL−CLK信号84をサフ
ィックスBはR−CLK信号85を示す。
【0027】続いて、図8のS18に進み。S18では
2種類のクロック信号におけるエッジが検出されるまで
の時間差(エッジ検出遅延)を判断しており、時間差が
所定のパルス数k以下の場合は、両クロック信号が正常
と判断して選択信号S3のみをHiレベルとし、S21
で(L+R)CLK信号が選択される。S22及びS2
3でメモリの内容を更新し、S3(図7)FL2に戻
る。尚、S21では、L−CLK信号あるいはR−CL
K信号の一方を選択しても良く、この場合、(L+R)
CLK信号を生成する手段は省略できる。
【0028】S18で時間差が所定のパルス数kよりも
大きいと判断した場合、S19に進み、S19でL−C
LK信号の現在から1つ前までに検出されたエッジ間隔
T0Aと1つ前から2つ前までに検出されたエッジ間隔T
1Aのエッジ間隔差が判断され、エッジ間隔差が所定のパ
ルス数m以下の場合は、S24で選択信号S1のみをH
レベルとし、L−CLK信号が選択され、S22に進
む。
【0029】S19でL−CLK信号のエッジ間隔差が
所定のパルス数mよりも大きいと判断した場合は、S2
0でR−CLK信号のT0BとT1Bのエッジ間隔差が判断
される。m以下の場合は、S25でR−CLK信号が正
常と判断Lて選択信号S2のみをHiレベルとし、R−
CLK信号が選択され、S22に進む。mよりも大きい
場合は、S26で異常と判断して選択信号S1〜S3を
全てLレベル(0)とし、S27で半導体レーザの発光
を停止して記録動作を中断し、エラー処理へ移行する。
【0030】図9はL−CLK信号84及びR−CLK
信号85のエッジ検出の様子を示したものである。
(a)は両クロック信号が正常な場合、(b)はL−C
LK信号が正常でR一CLK信号が異常な場合、(c)
はL−CLK信号が異常でR一CLK信号が正常な場
合、(d)は両エッジの検出時間差及びエッジ間隔差が
共に異常な場合を表す。
【0031】この様にガイドパターン25の異なる位置
で互いに独立した2種類のクロック信号を生成させてい
るので、一方のクロック信号がカード上のゴミ、傷、欠
陥等により生成できなくても、他方の影響を受けないク
ロック信号で情報の記録及び/又は再生が可能となる。
更に、両クロック信号が生成不可能になったことが速や
かにしかも正確に判断できるので、誤った位置に情報を
記録することが防げる。
【0032】図10ないし図12は第2実施例に係わ
り、図10はクロック選択回路の構成を示す構成図、図
11はデコーダの真理値表、図12はクロック選択回路
の各部のタイミングを示すタイミング図である。
【0033】図10はクロック信号の生成及び切り替え
回路の第2実施例を示したものである。第1のクロック
生成用の受光素子である奇数番号受光素子出力和(ΣL
2n−1)と偶数番号受光素子の出力和(ΣL2n)、
第2のクロック生成用受光素子である奇数番号受光素子
の出力和(ΣR2n−1)と偶数番号受光素子の出力和
(ΣR2n)は、I−V変換回路51−1〜51−4で
電流/電圧変換されて各々差動増幅器52−1及び52
−2に供給され、各出力は第1のアナログ・クロック信
号(L−ACK)62と第2のアナログ・クロック信号
(R−ACK)63としてアナログスイッチ54−1と
54−2に供給されると共に、加算回路53で加算され
た第1と第2の和であるアナログ・クロック信号(L+
R)ACK62をアナログスイッチ54−3にも供給す
る。アナログスイッチ54−1,2,3の他方の端子は
コンパレータ55に供給され、基準電圧VRと比較され
て2値化出力であるクロック信号(CLK)60を制御
回路(図示せず)ヘ出力する。
【0034】I−V変換回路51−1〜51−4の各出
力は、加算回路56ー1及び56ー2にそれぞれ供給さ
れ、第1のクロック生成用の受光素子で受光する全光量
和に相当するL−SUM65及び第2のクロック生成用
の受光素子で受光する全光量和に相当するR−SUM6
6を出力する。各出力はウインドコンパレータ57及び
58に供給され、基準電圧VLHとVLL及びVRHと
VRLと比較されてデコーダ59のA、B端子に出力す
る。デコーダ59の出力Y1、Y2、Y3は、アナログ
スイッチ54−1,54−2,54−3の制御端子へそ
れぞれ出力する。デコーダ59の出力Y0はクロック信
号異常として制御回路へWERR61を出力する。
【0035】図11はデコーダ59の入力(A,B)状
態に対するアクティブ(Hiレベル)となる出力(Y)
及び選択されるクロック信号の真理値表を示したもので
ある。また、図12は各部の動作を示すタイミングを示
したものである。
【0036】最初はL−SUM及びR−SUM共に影響
を受けず基準電圧VLHとVLL及びVRHとVRLに
収まっている。この時はA,B共にHiレベルとなるの
でY3のみがHiレベルとなって(L+R)ACKが選
択される。
【0037】カードの移動に伴いL−SUMに影響が出
始め基準電圧VLLを下回るようになり、全受光素子に
影響が及ぶと出力はほぼ一定になる。R−SUMに影響
が出始めない時まではA=L0レベル、B=Hiレベル
となり、Y2のみがHiレベルとなってR−ACKが選
択される。さらに、カードの移動が進むと、L−SUM
への影響がなくなり、R−SUMの影響が生じL−SU
Mが選択される。
【0038】しかし、カード上のゴミ、傷、欠陥等が大
きい場合、全受光素子に影響が及ぶと出力はほぼ一定に
なる。この時はA,B共にL0レベルとなるので、Y0
(WERR61)のみがHiレベルとなってクロック異
常を制御回路へ通告し、制御回路は半導体レーザの発光
を停止して記録動作を中断させる。
【0039】この様に互いに独立したクロック生成用の
受光素子の受光総量を監視することで、カード上のゴ
ミ、傷、欠陥等の影響を受けないクロック信号を選択し
て情報の記録及び/又は再生が可能となる。更に、両ク
ロック信号の生成が不可能になったことが速やかにしか
も正確に判断できるので、誤った位置に情報を記録する
ことが防げる。
【0040】上述した実施例では、互いに独立したクロ
ック生成用受光素子が同一ガイドパターンの異なる位置
に存在する場合で説明したが、図13に示すように、異
なるガイドパターンに互いに独立したクロック生成光素
子を設けて複数のクロック信号を発生させ、カード上の
ゴミ、等の影響を受けないクロック信号を選択して情報
の記録及び/又は再生を行っても良いことは云うまでも
ない。尚、図13において、通常はビームの中心のクロ
ックピットからクロック信号を優先的に取り出すが、ビ
ームの中心のクロックピットからクロック信号が得られ
ない場合は、所定の優先順位により上下のクロックピッ
トからクロック信号を選択するようになっている。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光学式情報
記録再生装置によれば、複数のクロック信号検出手段に
より記録媒体のガイドパターンの異なる位置での反射光
に基づいてクロック信号を検出し、選択手段により比較
手段の出力に基づいて正常なクロック信号を複数のクロ
ック検出手段の出力から選択するので、一方のクロック
信号がカード上のゴミ、傷、欠陥等により生成できなく
ても、他方の影響を受けないクロック信号で情報の記録
及び/又は再生が可能となる。更に、全てのクロック信
号が生成不可能になったことが速やかにしかも正確に判
断できるので、誤った位置に情報を記録することが防止
できる。したがって、複数のクロック信号を生成するこ
とにより、記録媒体に欠陥等があった場合にも、クロッ
ク信号を選択し確実に情報の記録再生を行うことができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る光カードの構成を示す構成
図。
【図2】 第1実施例に係る光カードのトラックフォー
マットの詳細を説明する説明図。
【図3】 第1実施例に係る光学ヘッドの構成を示す構
成図。
【図4】 第1実施例に係る光検出器の構成を示す構成
図。
【図5】 第1実施例に係る再生用光源の光量分布を説
明する分布図。
【図6】 第1実施例に係るクロック選択回路の構成を
示す構成図。
【図7】 第1実施例に係るクロック選択回路の処理の
流れを説明する第1のフローチャート。
【図8】 第1実施例に係るクロック選択回路の処理の
流れを説明する第2のフローチャート。
【図9】 第1実施例に係るクロック選択回路の処理で
のエッジ検出を説明する説明図。
【図10】第2実施例に係るクロック選択回路の構成を
示す構成図。
【図11】第2実施例に係るデコーダの真理値表。
【図12】第2実施例に係るクロック選択回路の各部の
タイミングを示すタイミング図。
【図13】変形例の光検出器の構成を示す構成図。
【符号の説明】
1…光カード 2…光学ヘッド 71−1〜4…I−V変換回路 74−1〜3…コンパレータ 77−1〜2…エッジ検出回路 80…CLK 84…L一CLK 85…R一CLK 85…(L+R)CLK 91…制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラック方向に形成されたガイドパター
    ンを有する光学式情報記録媒体に前記トラック幅全域を
    光ビームで照射し、前記ガイドパターンからの反射光を
    受光する光検出器の出力でクロック信号を生成し、該ク
    ロック信号によって前記記録媒体と前記光ビームの相対
    的な位置決めを行いながら情報の記録及び/又は再生を
    行う光学式情報記録再生装置において、 前記記録媒体のガイドパターンの異なる位置での反射光
    に基づいて、クロック信号を検出する複数のクロック信
    号検出手段と、 前記複数のクロック信号検出手段の出力を比較する比較
    手段と、 前記比較手段の出力に基づいて正常なクロック信号を前
    記複数のクロック検出手段の出力から選択する選択手段
    とを備えたことを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、全てのクロック信号が
    異常な場合は前記記録媒体に対する書き込みを中止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学式情報記録再生
    装置。
JP28891992A 1992-10-27 1992-10-27 光学式情報記録再生装置 Withdrawn JPH06139581A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28891992A JPH06139581A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 光学式情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28891992A JPH06139581A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 光学式情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06139581A true JPH06139581A (ja) 1994-05-20

Family

ID=17736499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28891992A Withdrawn JPH06139581A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 光学式情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06139581A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200454A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Fujitsu Ltd データ記録媒体および記憶装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200454A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Fujitsu Ltd データ記録媒体および記憶装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4787075A (en) Optical information recording medium and apparatus for recording/reproducing information using the same
US4268745A (en) Tracking servo drawing device in optical type information reading device
US4805162A (en) Fine and coarse servo system for access and tracking on an optical disk
JPH07311948A (ja) 光学的情報記録再生装置
US6493297B1 (en) Multibeam optical disk record and reproduction apparatus and method
JPH0757302A (ja) 光ディスク媒体
JPS63209039A (ja) 光カード,光カードの記録再生方法,及び,光カード記録再生装置
US5257249A (en) Optical information recording reproducing apparatus for recording and reproducing information on a record medium and for generating track error signals
JPH06139581A (ja) 光学式情報記録再生装置
JP2595546B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2685637B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP3105613B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2985233B2 (ja) ディスク状記録媒体及び該ディスク状記録媒体の記録/再生装置
JP2612587B2 (ja) 情報記録再生方法
JP3031655B2 (ja) 記録済信号検出装置
US5336872A (en) Information recording/reproducing apparatus for use in an optical card
JP2728418B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2798982B2 (ja) 光ディスク装置
JP2728206B2 (ja) 情報記録再生装置
JPH0684219A (ja) 光磁気ディスクおよび光磁気ディスク装置
JPH0191338A (ja) 光ディスク
JPH05217170A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH0737253A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPS63193331A (ja) 光カ−ド
JPS6262436A (ja) 光学的情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104