JPH0613950Y2 - 冷却コンクリート工法用の集煙装置 - Google Patents

冷却コンクリート工法用の集煙装置

Info

Publication number
JPH0613950Y2
JPH0613950Y2 JP13746987U JP13746987U JPH0613950Y2 JP H0613950 Y2 JPH0613950 Y2 JP H0613950Y2 JP 13746987 U JP13746987 U JP 13746987U JP 13746987 U JP13746987 U JP 13746987U JP H0613950 Y2 JPH0613950 Y2 JP H0613950Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
smoke
concrete
hopper
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13746987U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6443149U (ja
Inventor
正信 高木
征彦 河井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP13746987U priority Critical patent/JPH0613950Y2/ja
Publication of JPS6443149U publication Critical patent/JPS6443149U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0613950Y2 publication Critical patent/JPH0613950Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、トラックミキサーのドラム内に液化ガスを
噴射してコンクリートを冷却する冷却コンクリート工法
に用いる集煙装置に関する。
《従来の技術》 暑中コンクリートやマスコンクリートの施工を良好に仕
上げるためには、使用するコンクリートの練り上がり温
度を低く抑える必要がある。そのため従来一般的には、
セメントや骨材等の材料を冷水を用いて冷却しておいた
り、コンクリート混合用水に氷を投入して冷却するなど
の方法が採られていた。しかし、これら従来の方法は大
規模な設備が必要であるとともに作業性が悪く、しかも
冷却効果はそれほど大きくなく、コンクリートの品質管
理も難しいなど、さまざまな問題があった。
従来の方法に代る合理的なコンクリート冷却方法につい
て本出願人は以前から研究開発を続けている。最近で
は、液体窒素などの液化ガスの潜熱および顕熱を利用し
て、コンクリートの構成材料、または混練中のコンクリ
ート、または混練直後のコンクリートを冷却する方法を
開発し、これを実施する際の具体的な技術についても詳
細な検討を進めている。これらの研究成果については例
えば特開昭61−286457号など、多数の特許およ
び実用新案登録の出願を既にしている。
液化ガスによるコンクリート冷却方法の実施形態の一つ
にトラックミキサーの回転ドラム内に適宜なノズル装置
によって液化ガスを導入し、練り混ぜ中のコンクリート
を直接的に冷却するやり方がある(例えば特開昭61−
229506号など)。この方法では、液化ガスが気化
した極低温のガスがミキサードラムから大気に拡散する
ので、開放式の冷却方法と呼んでいる。これに対して密
閉式と呼ぶ冷却方法もある。例えば断熱ハウジングの内
部にコンクリート輸送管を貫通させ、このハウジング内
に液化ガスを導入し、輸送管を通るコンクリートを周囲
から冷却する方法がある(特開昭62−72581号な
ど)。液化ガスの冷熱の利用効率は密閉式の方がよい
が、実施形態によっては開放式を採らざるを得ない。
《考案が解決しようとする問題点》 上記の方法による具体的な実験を繰り返した結果、特に
開放式のものについて次のような問題点が発生した。
例えば、トラックミキサーの投入ホッパー部からノズル
装置を差し入れ、液化ガス(液体窒素)を回転ドラム内
に噴出させる。ドラム内で気化した液化ガスはホッパー
部の開口から徐々に外部に散逸する。この気化した冷媒
ガスもまた相当の顕熱を有しており、極めて低温であ
る。この極低温のガスがホッパー部から大気に拡散する
と、周辺の空気が急冷され、微少な水滴あるいは氷晶に
よる白煙(霧)がホッパー部から吹き出してくる。この
白煙は周囲の視界を妨げる程になり、交通の障害になっ
たり、周辺での作業の障害になったりする。
この考案は上述した従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、トラックミキサー内のコンクリートを
液化ガスで冷却する際に生じる白煙を周辺に拡散させな
いように、生じた白煙を適宜な消煙設備に導くようにし
た集煙装置を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 この考案に係る集煙装置は、トラックミキサーのホッパ
ー部の周辺を覆い、上述の白煙の拡散を防ぐためのフー
ドと、このフードにつながったダクトと、このダクトを
通して上記フード側から上記白煙を吸引して消煙設備に
導くためのブロアとを備えたものである。
《作用》 前述したように液化ガスによる冷却コンクリート工法を
実施する場合、トラックミキサーのホッパー部から白煙
が吹き出してくるが、上記フードによって白煙の拡散が
防止され、上記ブロアの吸引作用によってフードで集め
られた白煙が上記消煙設備に導かれる。
《実施例》 第1図は本考案の第1実施例の構成を示すもので、10
はトラックミキサー、20は冷却ノズル装置、30、4
0、50はそれぞれ集煙装置の構成要素であるフード、
ダクト、ブロア、60は消煙装置である。
トラックミキサー10は周知の構成で、トラックのシャ
ーシにコンクリートを練り混ぜるドラム11が搭載さ
れ、ドラム11の後端開口部分にホッパー部12が設置
されている。ドラム11は後端側を高くして傾斜してお
り、回転軸13を中心に回転駆動される。
冷却ノズル装置20は本考案者らが先に開発したもの
で、スタンド21に高さ調整機構22・角度調整機構2
3・前後進機構24を介してパイプ状のノズル25が取
付けられており、ノズル25の後端に連結されたホース
26から液体窒素が供給され、その液体窒素がノズル2
6の先端から噴出する構成となっている。
フード30はトラックミキサー10のホッパー部12の
上方開口部分に覆いかぶさる寸法・形状に作られてお
り、ロープ31によりホイールクレーン(図示省略)の
フック32に吊り下げられている。ホイールクレーンは
適当な高さの足場などに取付けられており、フード30
を自由に引き上げたり降下させたりすることができる。
第1図におけるフード30の詳細な形状を第2図に示し
ている。フード30の平面形状はホッパー部12に合わ
せ、半円と四角を組合せたものとなっている。これの上
面中央にはダクト40を連結するための連結部33が設
けられている。また、フード30の円周面部分の所定位
置には窓部34が設けられており、ここから上記ノズル
25が差し込まれるようになっている。
ダクト40はビニール製のフレキシブルなもので、フー
ド30の連結部33に一端がつながれ、他端は消煙装置
60につながっている。また、ダクト40の中間部分に
ブロア50が接続されている。
この実施例における消煙装置60はシャワータンク式の
もので、水を貯えたタンク61の上面部分に上記ダクト
40が連結され、ブロア50によって送り込まれる空気
はシャワーパイプ62を通ってタンク61内に供給され
る。シャワーパイプ62の内周面には多数のシャワーノ
ズルが設けられており、タンク61内の水が水中ポンプ
63によって供給され、シュワーパイプ62の内側に水
のシャワーが吹き出すようになっている。
以上の構成において、トラックミキサー10内のコンク
リートを冷却する場合、まずトラックミキサー10を冷
却ノズル装置20の前の所定位置に停車する。次にフー
ド30を下におろし、トラックミキサー10のホッパー
部12の上部をフード30で第1図のように覆いかぶせ
る。次に冷却ノズル装置20におけるノズル25を正し
く位置決めし、前後進機構24によってノズル25をフ
ード30の窓部34からホッパー部12に差し込み、そ
の先端部をドラム11内に挿入する。
この状態で集煙装置のブロア50を動作させるとともに
消煙装置60の水中ポンプ63を動作させ、その上でノ
ズル25から液体窒素を噴射させ、ドラム11内のコン
クリートを冷却する。このとき前述したようにホッパー
部12から白煙が吹き出してくるが、ホッパー部12の
開口はフード30に覆われており、しかもブロア50に
よる負圧がダクト40を介して作用している。したがっ
て、ホッパー部12から出てきた白煙の多くはダクト4
0側に吸引され、消煙装置60に導かれ、フード30の
周辺に漏れ出す白煙は僅かである。ダクト40に吸い込
まれた白煙は消煙装置60のシャワーパイプ62を通っ
てタンク61内に吹き出してくるが、白煙の元になって
いる微少な水滴や氷晶がシャワーの水と結合するので、
白煙成分は急速に消滅する。
なお、この実施例では消煙装置60を上述したような原
理のシャワータンク式のものとしたが、本考案は消煙装
置の方式に限定されるものではなく、例えば電気集塵機
を消煙装置として用いてもよい。
第3図は本考案の第2実施例を示している。この実施例
ではフード300が第1実施例のフード30と大きく異
なる。第2実施例におけるフード300はフレーム30
1とシート302とで構成される直方体形のテント構造
になっている。このテント形フード300はトラックミ
キサー10のドラム11の後半部分をすっぽりと覆う大
きさで、その正面は、カーテン状の開閉式出入口303
になっており、反対の背面側にはノズル25を通す窓が
形成されている。このテント形フード300の底部付近
にブロア50が設置され、ブロア50につながるダクト
40が前述したような消煙装置に接続されている。
トラックミキサー10内のコンクリートを冷却する作業
を行なう場合、出入口303のカーテンを開けてトラッ
クミキサー10を後退させてテント形フード30内にホ
ッパー部12を収納する。その状態で出入口303のカ
ーテンをできるだけ細く閉める。そして、フード300
の背面の窓からノズル25を挿入して、ノズル25の先
端側をホッパー部12からドラム11内に差し入れる。
そのあとノズル25から液体窒素を噴出し、またホッパ
ー部12からテント形フード300内に吹き出す白煙を
ブロア50で吸引してダクト40から消煙装置に導く。
なお上記の第2実施例において、テント形フード300
の上部にシャワー設備を設けけ、コンクリート冷却作業
を行なうときにフード300内において上からシャワー
を浴びせ、フード300内でも白煙を消去するように構
成しても良い。そうすればフード300内において白煙
の濃度が相当低くなるので、周囲に漏れ出す白煙をさら
に低減することができる。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係る集煙装置を
用いることにより、トラックミキサー内のコンクリート
を液化ガスで冷却する際に発生する多量の白煙を外部に
拡散させずに適宜な消煙装置に導くことができるので、
多量の白煙が周辺に拡散することによって他の作業の障
害になったり、交通の障害になったりするなどの不都合
を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例による集煙装置の概略構成
を示す正面図、第2図は第1実施例におけるフード30
の平面図(A)と正面図(B)と背面図(C)、第3図
は本考案の第2実施例による集煙装置の平面図(A)と
正面図(B)である。 10……トラックミキサー、12……ホッパー部 20……冷却ノズル装置、25……ノズル 30……フード、40……ダクト 50……ブロア、60……消煙装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−4169(JP,A) 特開 昭62−72581(JP,A) 特開 昭64−52598(JP,A) 特開 昭61−286457(JP,A) 特開 昭61−229506(JP,A) 実開 昭64−43148(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラックミキサーのホッパー部の周辺を覆
    い、液化ガスによるコンクリート冷却時に上記ホッパー
    部から生じる白煙の拡散を防ぐためのフードと、このフ
    ードにつながったダクトと、このダクトを通して上記フ
    ード側から上記白煙を吸引して消煙設備に導くためのブ
    ロアとを備えたことを特徴とする冷却コンクリート工法
    用の集煙装置。
JP13746987U 1987-09-10 1987-09-10 冷却コンクリート工法用の集煙装置 Expired - Lifetime JPH0613950Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13746987U JPH0613950Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10 冷却コンクリート工法用の集煙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13746987U JPH0613950Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10 冷却コンクリート工法用の集煙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6443149U JPS6443149U (ja) 1989-03-15
JPH0613950Y2 true JPH0613950Y2 (ja) 1994-04-13

Family

ID=31398918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13746987U Expired - Lifetime JPH0613950Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10 冷却コンクリート工法用の集煙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0613950Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2687741B2 (ja) * 1991-02-05 1997-12-08 株式会社大林組 冷却コンクリート工法における白煙除去装置
JP5970584B1 (ja) * 2015-04-06 2016-08-17 カナフレックスコーポレーション株式会社 パネル構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6443149U (ja) 1989-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3473737A (en) Apparatus for gunning refractory material having adjustable nozzle positioning means
HK1095063A1 (en) Fumigation apparatus
JPH0613950Y2 (ja) 冷却コンクリート工法用の集煙装置
JPS6078331A (ja) 冷熱衝撃装置
US2227481A (en) Spray booth
US4311198A (en) Smoke removal apparatus with suction or blowing and directional discharge options
JPH0546589Y2 (ja)
JPH0584786B2 (ja)
JPH08276419A (ja) ワイヤソー切断装置
JP2840655B2 (ja) コンクリート練りまぜ水冷却方法および装置
CN221239027U (zh) 一种轨道交通供电设备绝缘检测装置
JPH05157306A (ja) 排気装置
JP2727857B2 (ja) プレクーリング工法における白煙除去装置
JPS6132280B2 (ja)
JPS5634041A (en) Ductless device for discharging factory exhaust gas
SU834138A1 (ru) Способ отвода газов от аспирационныхуКРыТий узлОВ СлиВА МЕТАллА B КОВш
CN208033244U (zh) 有管道通风柜
JPH06300339A (ja) 溶解炉を備えた溶解作業場の換気装置
JP2687741B2 (ja) 冷却コンクリート工法における白煙除去装置
SU562708A2 (ru) Двухванна сталеплавильна печь
JP2799125B2 (ja) コンクリート冷却設備
JP3667488B2 (ja) 車両のエンジンルーム
US6071467A (en) Technique and apparatus for ladle cleanout
CN113730855A (zh) 一种阻化剂集成式灭火实验装置及其使用方法
JPH0565519A (ja) 溶銑への脱珪剤打ち込み装置