JPH06139162A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH06139162A
JPH06139162A JP4290187A JP29018792A JPH06139162A JP H06139162 A JPH06139162 A JP H06139162A JP 4290187 A JP4290187 A JP 4290187A JP 29018792 A JP29018792 A JP 29018792A JP H06139162 A JPH06139162 A JP H06139162A
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JP
Japan
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network
program
output
printer
data signal
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JP4290187A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kashiwagi
良夫 柏木
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パソコン5は、通信制御装置6を介してネッ
トワークに接続されている。本パソコン5では、OS
(Operating System)が立ち上げられた状態で、メモリ
1のRAM1aには、システムにインストールされたネ
ットワーク入出力プログラムが格納されており、キーボ
ード4を操作して専用コマンドを入力すれば、CPU2
によってリダイレクトプログラムが実行され、プリンタ
出力プログラムがネットワーク入出力プログラムに切り
換えられる。 【効果】 ネットワークに対応していない一般アプリケ
ーションプログラムであっても、ネットワーク上へ印刷
データ信号を出力することができ、プログラムの終了処
理を行った後、新たにネットワーク対応のソフトウェア
を立ち上げて実行するといった面倒な操作を行う必要が
なく、迅速な印刷処理が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信制御装置を介して
ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等の
情報処理装置に関し、詳しくは、ネットワークに対応し
ていないワードプロセッサソフトウェア等の一般アプリ
ケーションプログラムにおける印刷処理プログラムを実
行することにより、印刷データ信号をネットワーク上の
プリンタへ出力することができる情報処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置は、情報データやプログラ
ム等の資源を有効に利用するため、例えばUnix等の
分散処理環境下において複数台が相互にアクセス可能に
接続される場合が多くなっている。分散処理環境は、通
常、データ通信の信頼性および高速性に優れたイーサネ
ット(登録商標、ゼロックス社)やTCP/IP(Tran
smission Control Protocol/Internet Protocol)等の通
信規約に従って構成されるネットワークを用いて実現さ
れるようになっており、このネットワークに接続される
情報処理装置には、通常、ネットワークが有するデータ
通信の能力に対応させるため、ワークステーション等の
処理能力の高い機種が採用されるようになっている。
【0003】ところで、近年においては、低価格の情報
処理装置であるパーソナルコンピュータ(以下、パソコ
ンと称する)をネットワークに接続することによって、
安価に分散処理環境を実現させる要望が高まっている
が、パソコンには、記憶容量や処理能力の制約によっ
て、イーサネットやTCP/IP等の通信規約に対応さ
せるインターフェースが備えられていないことが多い。
そこで、このようなパソコンをネットワークに接続する
場合には、ネットワークに対応するインターフェースを
備えた通信制御装置が中継装置としてパソコンの外部拡
張バスに接続されるようになっている。
【0004】図2に示すように、この通信制御装置53
を用いることにより、例えば、ワークステーション51
およびパソコン52を通信回線55によってバス状に相
互に接続したネットワークを形成することができる。こ
れにより、ネットワーク上の全てのパソコン52が、ワ
ークステーション51に接続されたプリンタ55を共用
することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ただし、従来では、パ
ソコン52がワークステーション51に接続されたプリ
ンタ55を使用するためには、パソコン52において実
行されるソフトウェアとして上記ネットワークに対応し
たソフトウェアが必要である。
【0006】パソコン52において実行されるソフトウ
ェアとして上記ネットワークに対応したソフトウェアが
用いられている場合、このソフトウェアにおける印刷処
理プログラムの実行により、通信制御装置53を介して
ネットワーク上のワークステーション51へ印刷要求を
行うことができ、ワークステーション51に接続された
プリンタ55を使用することが可能となる。即ち、パソ
コン52において上記ネットワーク対応のソフトウェア
の印刷処理プログラムが実行された場合、パソコン52
から上記通信制御装置53へ印刷データ信号が出力され
ることになる。そして、印刷データ信号を受けた通信制
御装置53が、ネットワーク上のワークステーション5
1に印刷要求を行い、印刷データ信号をネットワークの
有する通信規約に対応するように変換してネットワーク
上へ出力する。そして、印刷要求を受けたワークステー
ション51が、印刷処理を実行することにより、パソコ
ン52からの印刷情報が、ワークステーション51に接
続されたプリンタ55において印字される。
【0007】これに対し、パソコン52において実行さ
れるソフトウェアとして、一般に市販されているワード
プロセッサソフトウェア(以下、ワープロソフトと称す
る)等のネットワークに対応していないアプリケーショ
ンプログラムが使用される場合、例えばワープロソフト
の処理メニューから印刷処理を選択して印刷処理プログ
ラムを実行しても、印刷データ信号はパソコン52に接
続されたローカルプリンタ54へ出力されるのみであ
り、ネットワーク上のワークステーション51に接続さ
れたプリンタ55を使用することができない。
【0008】したがって、パソコン52においてネット
ワークに対応していないアプリケーションプログラムが
使用されている場合で、ネットワーク上のワークステー
ション51に接続されたプリンタ55を使用する場合に
は、一旦、印刷データをディスクドライブ等のデバイス
に出力して印刷データ(ファイル)をディスク等の記憶
媒体に保存し、該プログラムの終了処理を行った後、新
たにネットワーク対応のソフトウェアの印刷処理プログ
ラムを実行することによって上記記憶媒体から読み出し
た印刷データをネットワーク上のワークステーション5
1へ出力するといった方法をとる必要が生じる。
【0009】上記のように、従来の構成では、パソコン
52がワークステーション51に接続されたプリンタ5
5を使用するためには、ネットワーク対応のソフトウェ
アが必要であり、また、オペレータにとっては、ファイ
ル印刷を実行できるように、ネットワークに対応してい
ないアプリケーションプログラムの終了処理を行うとい
った手間のかかる操作を強いられると共に、ファイルを
保存する記憶媒体(または記憶装置)が必要であるとい
う問題を有している。
【0010】本発明は、上記に鑑みなされたものであ
り、その目的は、ネットワークに対応していないソフト
ウェアが使用される場合でも、このソフトウェアにおけ
る印刷処理プログラムの実行により、通信制御装置を介
してネットワーク上へ印刷データ信号を出力することが
でき、プログラムの終了処理を行うことなく迅速に印刷
処理を行うことができ、また、印刷データを保存する記
憶媒体(記憶装置)を必要としない情報処理装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報処理装
置は、上記の課題を解決するために、所定の通信規約の
下に入力された情報データ信号を転送先通信回線の運用
形態に合わせて変換する通信制御装置を介して、ネット
ワークに接続されるものであり、情報データ信号の入力
を行う入力手段、例えばキーボードと、印刷データ信号
をローカル接続されたプリンタへ出力させるプリンタ出
力制御手段と、印刷データ信号を上記通信制御装置へ出
力させるネットワーク出力制御手段と、上記入力手段か
らの出力先切り換え信号に応じて、上記プリンタ出力制
御手段と上記ネットワーク出力制御手段とを切り換える
切り換え手段とを有していることを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、情報処理装置は、通信制
御装置を介してネットワークに接続されるようになって
いる。即ち、情報処理装置は、上記通信制御装置を介し
て、ネットワーク上の他の情報処理装置との通信が可能
である。
【0013】また、上記情報処理装置は、ローカル接続
されたプリンタへの出力を制御するプリンタ出力制御手
段を有しており、印刷データ信号をローカル接続された
プリンタへ出力することができる。また、上記情報処理
装置は、上記通信制御装置への出力を制御するネットワ
ーク出力制御手段を有しており、印刷データ信号を通信
制御装置を介してネットワーク上へ出力することができ
る。
【0014】例えば、上記情報処理装置において、ネッ
トワークに対応していないワープロソフト等のソフトウ
ェアを用いて印刷処理を行う場合は、次のようになる。
即ち、上記ソフトウェアの印刷処理プログラムを通常通
り実行した場合、プリンタ出力制御手段による印刷デー
タ信号の出力制御によって、印刷データ信号がローカル
接続されたプリンタへ出力されることになる。
【0015】また、上記情報処理装置は、入力手段から
の出力先切り換え信号に応じて、上記プリンタ出力制御
手段と上記ネットワーク出力制御手段とを切り換える切
り換え手段とを有している。したがって、上記ソフトウ
ェアの印刷処理プログラムの実行前に、入力手段を操作
して出力先切り換え信号を装置に入力し、切り換え手段
によって上記プリンタ出力制御手段と上記ネットワーク
出力制御手段とを切り換えれば、上記ソフトウェアの印
刷処理プログラムの実行中には、プリンタ出力制御手段
に代わってネットワーク出力制御手段が使用されること
になる。これにより、印刷データ信号は通信制御装置を
介してネットワーク上へ出力される。
【0016】このように、ネットワークに対応していな
いソフトウェアを用いて、印刷データ信号をネットワー
ク上へ出力できるので、プログラムの終了処理を行うこ
となく迅速に印刷処理を行うことができ、また、印刷デ
ータを保存する記憶媒体(記憶装置)を必要としない。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例について図1および図2に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0018】本実施例に係る情報処理装置としてのパソ
コンの外部拡張バスには、通信制御装置が接続されてい
る。図1に示すように、この通信制御装置6は、パソコ
ン5の外部拡張バスに接続可能なバス接続部6bと、イ
ーサネットやTCP/IP等の通信規約に対応したネッ
トワークの通信回線5に接続可能な回線接続部6aを有
しており、パソコン5は、この通信制御装置6を介し
て、ネットワークの通信回線11に接続されている。
【0019】上記ネットワークは、図2に示すように、
ワークステーション14と、外部拡張バスに通信制御装
置6を接続した複数のパソコン5…と、ワークステーシ
ョン14およびパソコン5…をバス状に接続させた通信
回線11とからなっており、CSMA/CD(Carrier
Sense Multiple Access With Collision Detect)方式に
よって最先にアクセスしたワークステーション14また
はパソコン5にアクセス権を認めるようになっている。
【0020】上記パソコン5は、図1に示すように、R
AM1aおよびROM1bから構成されるメモリ1、C
PU2、フロッピディスク装置3、および入力手段とし
てのキーボード4を備えている。上記フロッピディスク
装置3は、コンピュータシステムの基本動作を行わせる
プログラム、いわゆるOS(Operating System)が記録
されたフロッピディスク(以下、システムディスクと称
する)、およびワープロソフト、表計算ソフトウェア、
CADソフトウェア等のアプリケーションプログラムが
記録されたフロッピディスクの情報を読み出し可能にな
っている。尚、上記OSには、後述するリダイレクトプ
ログラムが含まれている。
【0021】本実施例では、上記システムディスク内に
上記通信制御装置6に対する入出力を制御するネットワ
ーク入出力プログラムが記憶されており、OSの起動時
に、上記ネットワーク入出力プログラムがシステム(O
S)にインストール(組み込み設定)されるようになっ
ている。
【0022】尚、上記のフロッピディスク装置3は、フ
ロッピディスクにより供給されたOSやアプリケーショ
ンプログラムがインストールされたハードディスク装置
であっても良い。また、OSやアプリケーションプログ
ラムは、磁気テープや光ディスク等の記録媒体によって
供給されるようになっていても良い。
【0023】上記RAM1aには、上記フロッピディス
ク装置3によってフロッピディスクから読み出されたO
Sやアプリケーションプログラムが格納されるようにな
っている。一方、上記ROM1bには、周辺装置のハー
ドウェアの基本的な操作を実行するプログラム(BIO
S:Basic Input/Output System)が予め格納されてい
る。また、上記ROM1bには、パソコン5のリセット
時や電源投入時に、システムディスクの所定領域(通
常、ディスク領域の先頭)に記憶されている起動用プロ
グラムをシステムディスクから読み出して、メモリ1の
RAM1a上にロードする起動用プログラムが格納され
ている。そして、これらのRAM1aおよびROM1b
に格納されたソフトウエアは、CPU2によって実行さ
れるようになっている。
【0024】また、パソコン5にはプリンタ12が接続
されている。上記BIOSには、フロッピディスク装置
3に対する入出力を制御するディスクドライブ入出力プ
ログラム、キーボード4およびディスプレイに対する入
出力を制御する端末入出力プログラム、補助装置に対す
る入出力を制御する補助入出力プログラム、および印刷
データ信号をプリンタ12へ出力させるプリンタ出力プ
ログラム等があるが、特許請求の範囲に記載のプリンタ
出力制御手段は、上記プリンタ出力プログラムを実行す
るCPU2により構成されるものである。
【0025】また、上記通信制御装置6には、パソコン
5との通信データを一時的に格納する共有メモリ7が設
けられている。この共有メモリ7は、データの入出力部
を2系統備えたデュアルポートメモリからなっており、
一方の入出力部がバス接続部6bに接続されている。ま
た、共有メモリ7の他方の入出力部は、CPU8、メモ
リ9、および通信コントローラ10に接続されている。
【0026】上記メモリ9は、共有メモリ7に一時的に
記憶された情報データを格納するRAM9aと、パソコ
ン5のリセット時や電源投入時にパソコン5から共有メ
モリ7を介して上記RAM9aへ通信制御プログラムを
ダウンロードさせるロードプログラム等を格納したRO
M9bとからなっており、これらのRAM9aおよびR
OM9bに格納されたプログラムは、CPU8によって
実行されるようになっている。
【0027】特に、ネットワーク下位レベルの処理(O
SIの物理層およびデータリンク層に位置す通信規約の
変換処理)は、通信制御装置6のRAM9aに格納され
た通信制御プログラムを実行するCPU8により行わ
れ、パソコン5のメモリ領域の節約が図られている。
【0028】また、パソコン5にプリンタ12が接続さ
れている場合、パソコン5のCPU2は、通信制御装置
6を介したネットワークからの印刷要求と、アプリケー
ションプログラムの実行による印刷要求(ローカル要
求)との排他制御を行うようになっている。この排他制
御は、例えばタイマを用いて行うことができる。即ち、
上記CPU2は、ネットワークからの印刷要求だけを受
け付ける期間と、ローカル要求だけを受け付ける期間と
を、所定時間毎に切り換えることにより、ネットワーク
からの印刷要求とローカル要求とが同時であっても、一
方の印刷要求のみが受け付けられるように制御する。ま
た、上記CPU2は、一方の印刷要求により印刷処理が
実行されている期間中は、他方の印刷要求を否定するよ
うになっている。
【0029】また、パソコン5は、ネットワーク上のワ
ークステーション14や他のパソコン5から、通信制御
装置6を介して印刷要求を受けた場合、この印刷要求を
きっかけとして(ハードウェア割り込み)、現在動作し
ている文書作成プログラムや表計算プログラム等のフォ
アグラウンドのプログラムに関わりなく、バックグラウ
ンドで印刷処理を行うようになっている。これは、一定
時間毎にフォアグラウンドのプログラムと、印刷処理プ
ログラムとを切り換えて実行する時分割処理によって実
現されている。
【0030】上記の構成において、上記ネットワークに
対応していないワープロソフト等の一般アプリケーショ
ンプログラムを用いた際のパソコン5の動作を以下に説
明する。
【0031】先ず、システムディスクがフロッピディス
ク装置3に装着され、パソコン5がリセットまたは電源
投入されて起動されると、ROM1bに格納された起動
用プログラムがCPU2によって実行されることにな
る。この起動用プログラムの実行により、システムディ
スク内の所定領域に記憶されているシステムプログラム
(OS)が読み出され、メモリ1のRAM1a上にロー
ドされる。この後、RAM1a上にロードされたOSに
おける各種初期化プログラムがCPU2によって実行さ
れ、システムの初期化が行われると共に、OSにおける
インストールプログラムがCPU2によって実行され
る。このインストールプログラムの実行により、システ
ムディスク内に記憶されたネットワーク入出力プログラ
ムが読み出され、メモリ1のRAM1a上にロードさ
れ、上記ネットワーク入出力プログラムがシステムにイ
ンストールされる。これにより、OSが完全に起動状態
となる。
【0032】次に、通信制御プログラムを記録したフロ
ッピディスクがフロッピディスク装置3に装着され、通
信制御装置6におけるメモリ9のROM9bに格納され
たロードプログラムがCPU8によって実行されること
になる。このロードプログラムを実行するCPU8は、
パソコン5のCPU2に対して通信制御プログラムを読
み出すように指令することになり、この指令を受けたC
PU2は、フロッピディスク装置3に対してフロッピデ
ィスクの通信制御プログラムを読み出させることにな
る。そして、読み出された通信制御プログラムは、外部
拡張バスを介して通信制御装置6の共有メモリ7に転送
され、この共有メモリ7を介してRAM9a上にロード
される。
【0033】この後、ワープロソフト等の一般アプリケ
ーションプログラムを記録したフロッピディスクがフロ
ッピディスク装置3に装着され、CPU2によってフロ
ッピディスク内に記憶されたファイル(アプリケーショ
ンプログラム)が読み出されてメモリ1のRAM1a上
にロードされることにより、アプリケーションプログラ
ムが立ち上げられ、実行されることになる。
【0034】上記のように本実施例のパソコン5では、
アプリケーションプログラムが立ち上げられた状態で、
既に、メモリ1のRAM1aには、システムにインスト
ールされたネットワーク入出力プログラムが格納されて
いる。したがって、パソコン5から通信制御装置6を介
してネットワーク上の他の情報処理装置に情報データ信
号を出力する場合でも、後述の操作を行うことにより、
従来のように、アプリケーションプログラムの終了処理
を行った後、新たにネットワーク対応のソフトウェアを
立ち上げて実行するといった面倒な操作を行う必要がな
い。
【0035】ここで、上記パソコン5において、上記一
般アプリケーションプログラムの各種処理メニューから
印刷処理を選択して印刷処理プログラムを実行する場合
について説明する。
【0036】一般アプリケーションプログラムの印刷処
理プログラムを実行するにあたっては、パソコン5に標
準で用意されている(ROM1bに格納されている)B
IOSにおけるプリンタ出力プログラムが使用される。
上記BIOSの実行に際しては、CPU2のソフトウェ
ア割り込みの機能が用いられ、印刷処理プログラム中の
割り込み要求命令により、複数の処理の中から任意の1
つ(例えばプリンタ出力プログラム)が選択されて呼び
出される。尚、このソフトウェア割り込みを行うため
に、メモリ1上の所定領域には、割り込みにより実行さ
れる各種プログラムの実行開始アドレス(処理番地)を
示すテーブル(以下、これをソフトウエア割り込み番号
テーブルと称する)が置かれている。そして、CPU2
は、割り込み要求命令が発生すると、ソフトウエア割り
込み番号テーブル上の目的のアドレスへ制御を移すよう
になっている。
【0037】したがって、一般アプリケーションプログ
ラムの印刷処理プログラムを、通常通り実行した場合、
この印刷処理プログラム中の割り込み要求命令(ソフト
ウェア割り込み)により、CPU2による制御が、ソフ
トウエア割り込み番号テーブルの所定のアドレス(番
号)に記憶されているプリンタ出力プログラムの実行開
始アドレスへと移行され、プリンタ出力プログラムがC
PU2により実行されることになる。これにより、印刷
データ信号はパソコン5に接続されたローカルプリンタ
12へ出力されることになる。
【0038】尚、上記ソフトウエア割り込み番号テーブ
ルにおける、上記プリンタ出力プログラムの実行開始ア
ドレスが記憶されているアドレスを、以下、プリンタ出
力アドレスと称する。
【0039】ところで、RAM1aに格納されているO
Sには、ソフトウエア割り込み番号テーブルの所定のア
ドレスに記憶されている実行開始アドレスを、専用コマ
ンド(出力先切り換え信号)に従って書き換えるリダイ
レクトプログラムが含まれている。そこで、印刷処理プ
ログラムが実行される前に、上記リダイレクトプログラ
ムを実行し、ソフトウエア割り込み番号テーブルのプリ
ンタ出力アドレスに記憶されているプリンタ出力プログ
ラムの実行開始アドレスを、システムにインストールさ
れているネットワーク入出力プログラムの実行開始アド
レスに書き換えることにより、印刷処理プログラムの実
行中には、プリンタ出力プログラムに代わってネットワ
ーク入出力プログラムが実行されることになる。これに
より、印刷データ信号は通信制御装置6を介してネット
ワーク上の指定された情報処理装置に出力されることに
なる。
【0040】尚、特許請求の範囲に記載のネットワーク
出力制御手段は、RAM1aに格納されている上記ネッ
トワーク入出力プログラムを実行するCPU2により構
成されるものである。また、特許請求の範囲に記載の切
り換え手段は、RAM1aに格納されている上記リダイ
レクトプログラムを実行するCPU2により構成される
ものである。
【0041】OSが立ち上げられたとき(OSの起動
時)、ソフトウエア割り込み番号テーブルのプリンタ出
力アドレスには、プリンタ出力プログラムの実行開始ア
ドレス記憶されているので、パソコン5にローカル接続
されたプリンタ12を使用する場合には、通常通り、印
刷処理プログラムを実行すればよい。
【0042】一方、上記パソコン5を操作しているオペ
レータが、ネットワーク上のワークステーション14に
接続されているプリンタ15(図2参照)を使用しよう
とする場合は、次の操作を行えばよい。即ち、オペレー
タは、印刷処理プログラムを実行する前に、キーボード
4を操作してプリンタ出力プログラムをネットワーク入
出力プログラムに切り換える専用コマンドを入力する。
このコマンドの入力により、CPU2によって上記リダ
イレクトプログラムが実行され、ソフトウエア割り込み
番号テーブルのプリンタ出力アドレスに記憶されている
プリンタ出力プログラムの実行開始アドレスが、ネット
ワーク入出力プログラムの実行開始アドレスに書き換え
られる。
【0043】この後、オペレータは、アプリケーション
プログラムの処理メニューから印刷処理を選択する。こ
れにより、CPU2により印刷処理プログラムが実行さ
れる。そして、このプログラムの実行中、ソフトウェア
割り込み要求命令により、ソフトウエア割り込み番号テ
ーブルのプリンタ出力アドレスに記憶されているネット
ワーク入出力プログラムが実行されることになり、パソ
コン5から出力される1バイトずつの印刷データ信号
は、通信制御装置6へ出力されることになる。
【0044】上記パソコン5からの印刷データ信号を受
けた通信制御装置6のCPU8は、ネットワーク上のワ
ークステーション14に印刷要求を行い、パソコン5か
らの印刷データ信号を、ネットワークの有する通信規約
に対応するように変換して通信コントローラ10を介し
てネットワークの通信回線11へ送出する。上記通信制
御装置6からの印刷要求を受けたワークステーション5
1は、印刷処理を実行して、印刷データ信号に対応した
印刷情報をプリンタ15に印字させる。
【0045】尚、Unixワークステーション14で
は、入力に比べて出力が遅いとき、メインメモリや二次
記憶装置に入力データを蓄えながら、データ処理して出
力することにより、入力側に接続されたコンピュータシ
ステムをいち早く解放することができるスプール方式が
採用されている。したがって、Unixワークステーシ
ョン14に接続されたプリンタ15を利用すれば、上記
スプール方式により、パソコン5における印刷処理(即
ち、印刷データ信号の出力処理)が迅速に行われる。
【0046】尚、上記のように、パソコン5から出力さ
れる印刷データ信号の出力先が、ローカルプリンタ12
から通信制御装置6へ切り換えられた後、再び、出力先
をローカルプリンタ12へ変更する場合、ネットワーク
入出力プログラムをプリンタ出力プログラムに切り換え
るコマンドを入力すれば、CPU2によりリダイレクト
プログラムが実行されて、出力先が再度ローカルプリン
タ12へ切り換えられる。
【0047】また、印刷処理プログラムの実行前に、通
信制御装置6における出力先の設定を変更すれば、パソ
コン5からワークステーション14への印刷要求だけで
なく、パソコン5から、ネットワーク上の他のパソコン
5へも印刷要求することができる。
【0048】上記のように、本実施例のパソコン5で
は、アプリケーションプログラムが立ち上げられた状態
で、既に、メモリ1のRAM1aには、システムにイン
ストールされたネットワーク入出力プログラムが格納さ
れており、キーボード4を操作して、プリンタ出力プロ
グラムをネットワーク入出力プログラムに切り換える専
用コマンドを入力すれば、CPU2によってリダイレク
トプログラムが実行され、プリンタ出力プログラムがネ
ットワーク入出力プログラムに切り換えられるようにな
っている。
【0049】これにより、ネットワークに対応していな
い一般アプリケーションプログラムであっても、ネット
ワーク上へ印刷データ信号を出力することができるの
で、従来のように、アプリケーションプログラムの終了
処理を行った後、新たにネットワーク対応のソフトウェ
アを立ち上げて実行するといった面倒な操作を行う必要
がなく、迅速な印刷処理を行うことができる。
【0050】また、従来では、アプリケーションプログ
ラムの終了処理の前に、印刷データをディスク等の記憶
媒体(または記憶装置)に保存する必要があったが、本
パソコン5では、印刷データを保存する記憶媒体(また
は記憶装置)を必要としない。
【0051】
【発明の効果】本発明の情報処理装置は、以上のよう
に、所定の通信規約の下に入力された情報データ信号を
転送先通信回線の運用形態に合わせて変換する通信制御
装置を介して、ネットワークに接続されるものであり、
情報データ信号の入力を行う入力手段と、印刷データ信
号をローカル接続されたプリンタへ出力させるプリンタ
出力制御手段と、印刷データ信号を上記通信制御装置へ
出力させるネットワーク出力制御手段と、上記入力手段
からの出力先切り換え信号に応じて、上記プリンタ出力
制御手段と上記ネットワーク出力制御手段とを切り換え
る切り換え手段とを有している構成である。
【0052】それゆえ、ネットワークに対応していない
ソフトウェアを用いた印刷処理を行う場合であっても、
上記ソフトウェアの印刷処理プログラムの実行前に、入
力手段を操作して出力先切り換え信号を装置に入力し、
切り換え手段によって上記プリンタ出力制御手段と上記
ネットワーク出力制御手段とを切り換えれば、上記ソフ
トウェアの印刷処理プログラムの実行により、印刷デー
タ信号を通信制御装置を介してネットワーク上へ出力す
ることができる。即ち、ネットワークに対応していない
ソフトウェアの印刷処理プログラムの実行により、ネッ
トワーク上のプリンタの利用が可能となる。したがっ
て、従来のように、ネットワークに対応していないソフ
トウェアのプログラム終了処理を行った後、新たにネッ
トワーク対応のソフトウェアを立ち上げて実行するとい
った面倒な操作を行う必要がなく、迅速な印刷処理を行
うことができると共に、印刷データを保存する記憶媒体
(記憶装置)を必要としないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、パーソナ
ルコンピュータおよびパーソナルコンピュータの外部拡
張バスに接続された通信制御装置の要部の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】パーソナルコンピュータを含むネットワークを
示す説明図である。
【符号の説明】
1 メモリ1 1a RAM 1b ROM 2 CPU(プリンタ出力制御手段、ネットワーク出
力制御手段、切り換え手段) 3 フロッピディスク装置 4 キーボード(入力手段) 5 パーソナルコンピュータ(情報処理装置) 6 通信制御装置 11 通信回線 12 プリンタ 14 ワークステーション 15 プリンタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の通信規約の下に入力された情報デー
    タ信号を転送先通信回線の運用形態に合わせて変換する
    通信制御装置を介して、ネットワークに接続されるもの
    であり、 情報データ信号の入力を行う入力手段と、 印刷データ信号をローカル接続されたプリンタへ出力さ
    せるプリンタ出力制御手段と、 印刷データ信号を上記通信制御装置へ出力させるネット
    ワーク出力制御手段と、 上記入力手段からの出力先切り換え信号に応じて、上記
    プリンタ出力制御手段と上記ネットワーク出力制御手段
    とを切り換える切り換え手段とを有していることを特徴
    とする情報処理装置。
JP4290187A 1992-10-28 1992-10-28 情報処理装置 Pending JPH06139162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4290187A JPH06139162A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 情報処理装置

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