JPH0613886A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- JPH0613886A JPH0613886A JP4170701A JP17070192A JPH0613886A JP H0613886 A JPH0613886 A JP H0613886A JP 4170701 A JP4170701 A JP 4170701A JP 17070192 A JP17070192 A JP 17070192A JP H0613886 A JPH0613886 A JP H0613886A
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/20—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits characterised by logic function, e.g. AND, OR, NOR, NOT circuits
- H03K19/21—EXCLUSIVE-OR circuits, i.e. giving output if input signal exists at only one input; COINCIDENCE circuits, i.e. giving output only if all input signals are identical
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/51—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
- H03K17/56—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
- H03K17/60—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being bipolar transistors
- H03K17/62—Switching arrangements with several input- output-terminals, e.g. multiplexers, distributors
- H03K17/6257—Switching arrangements with several input- output-terminals, e.g. multiplexers, distributors with several inputs only combined with selecting means
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体集積回路において、高速に動作する論
理回路を得ることを目的とする。 【構成】 互いに相補の関係にある論理を生成するパス
トランジスタ回路PT3,PT4を設る。パストランジ
スタ回路PT3の出力をNPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極に接続し、パストランジスタ回路
PT4の出力をNMOSトランジスタMN9のゲート電
極に接続する。パストランジスタ回路PT3,PT4の
出力と第1の電位VDDとの間にPMOSトランジスタ
MP15,MP16を接続する。PMOSトランジスタ
MP15,MP16のゲート電極をパストランジスタ回
路PT4,PT3の出力に接続する。 【効果】 パストランジスタ回路PT3の出力信号に応
じて駆動力の大きいバイポーラトランジスタBN1によ
り出力端子に接続した負荷容量CL1を充放電するため
高速に動作する論理回路を得ることができる。
理回路を得ることを目的とする。 【構成】 互いに相補の関係にある論理を生成するパス
トランジスタ回路PT3,PT4を設る。パストランジ
スタ回路PT3の出力をNPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極に接続し、パストランジスタ回路
PT4の出力をNMOSトランジスタMN9のゲート電
極に接続する。パストランジスタ回路PT3,PT4の
出力と第1の電位VDDとの間にPMOSトランジスタ
MP15,MP16を接続する。PMOSトランジスタ
MP15,MP16のゲート電極をパストランジスタ回
路PT4,PT3の出力に接続する。 【効果】 パストランジスタ回路PT3の出力信号に応
じて駆動力の大きいバイポーラトランジスタBN1によ
り出力端子に接続した負荷容量CL1を充放電するため
高速に動作する論理回路を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はMOSトランジスタと
バイポーラトランジスタを同一チップ上に製造するBi
CMOS技術を用いた半導体集積回路に関し、特に高速
で動作させるのに適した半導体論理回路に関する。
バイポーラトランジスタを同一チップ上に製造するBi
CMOS技術を用いた半導体集積回路に関し、特に高速
で動作させるのに適した半導体論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図34は例えばNeil H.E.We
ste,Kamran Eshraghian著“Pr
inciples of CMOS VLSI Des
ign”の202ページに記載されているような従来の
典型的なセレクタ回路を示したものである。図34にお
いてMP1〜MP6はPMOSトランジスタ、MN1〜
MN6はNMOSトランジスタ、VI1は第1の入力端
子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3の入力端
子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力
端子を示す。VDDは第1の電源で、5.0V、GND
は第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を
示す。ここでMP1とMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、MP2とMN2は第2のインバータ回路IN
V2を構成しており、入力端子VI1に入力される信号
のバッファ回路として働く。同様にMP3とMN3は第
3のインバータ回路INV3を、MP4とMN4は第4
のインバータ回路INV4を構成しており、入力端子V
I2に入力される信号のバッファ回路として働く。PM
OSトランジスタMP5〜MP6とNMOSトランジス
タMN5〜MN6はパストランジスタ回路PT1を構成
している。
ste,Kamran Eshraghian著“Pr
inciples of CMOS VLSI Des
ign”の202ページに記載されているような従来の
典型的なセレクタ回路を示したものである。図34にお
いてMP1〜MP6はPMOSトランジスタ、MN1〜
MN6はNMOSトランジスタ、VI1は第1の入力端
子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3の入力端
子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力
端子を示す。VDDは第1の電源で、5.0V、GND
は第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を
示す。ここでMP1とMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、MP2とMN2は第2のインバータ回路IN
V2を構成しており、入力端子VI1に入力される信号
のバッファ回路として働く。同様にMP3とMN3は第
3のインバータ回路INV3を、MP4とMN4は第4
のインバータ回路INV4を構成しており、入力端子V
I2に入力される信号のバッファ回路として働く。PM
OSトランジスタMP5〜MP6とNMOSトランジス
タMN5〜MN6はパストランジスタ回路PT1を構成
している。
【0003】次に図34のセレクタ回路動作について説
明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電圧を、ロウレ
ベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、ハイレベル
の論理とロウレベルの論理のしきい値を2.5Vとす
る。また第4の入力端子VI4には第3の入力端子VI
3に与える信号の反転信号を与えるものとする。PMO
Sトランジスタはしきい値電圧を−0.5Vとし、ソー
ス電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vより低けれ
ばオンするものとする。またNMOSトランジスタはし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。第3の入力端子VI3にロウレベルの信号を与えた
ときNMOSトランジスタMN5はオフし、また第4の
入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられている
ためPMOSトランジスタMP5もオフする。一方PM
OSトランジスタMP6とNMOSトランジスタMN6
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フしNMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路IV3の出力はロウレベルになる。インバータ回路
INV4の入力がロウレベルであるためNMOSトラン
ジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタMP4が
オンして、PMOSトランジスタMP6およびNMOS
トランジスタMN6を介して出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を電源VDD(5.0V)まで充電する。す
なわち出力端子VOUT1はハイレベルになる。入力端
子VI2に与えられた信号がロウレベルであればPMO
SトランジスタMP3がオンし、NMOSトランジスタ
MN3がオフし、インバータ回路INV3の出力はハイ
レベルになる。インバータ回路INV4の入力がハイレ
ベルであるためNMOSトランジスタMN4はオンし、
PMOSトランジスタMP4がオフして、PMOSトラ
ンジスタMP6およびNMOSトランジスタMN6を介
して出力端子VOUT1の負荷容量CL1をGND(0
V)まで放電する。すなわち出力端子VOUT1はロウ
レベルになる。
明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電圧を、ロウレ
ベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、ハイレベル
の論理とロウレベルの論理のしきい値を2.5Vとす
る。また第4の入力端子VI4には第3の入力端子VI
3に与える信号の反転信号を与えるものとする。PMO
Sトランジスタはしきい値電圧を−0.5Vとし、ソー
ス電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vより低けれ
ばオンするものとする。またNMOSトランジスタはし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。第3の入力端子VI3にロウレベルの信号を与えた
ときNMOSトランジスタMN5はオフし、また第4の
入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられている
ためPMOSトランジスタMP5もオフする。一方PM
OSトランジスタMP6とNMOSトランジスタMN6
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フしNMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路IV3の出力はロウレベルになる。インバータ回路
INV4の入力がロウレベルであるためNMOSトラン
ジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタMP4が
オンして、PMOSトランジスタMP6およびNMOS
トランジスタMN6を介して出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を電源VDD(5.0V)まで充電する。す
なわち出力端子VOUT1はハイレベルになる。入力端
子VI2に与えられた信号がロウレベルであればPMO
SトランジスタMP3がオンし、NMOSトランジスタ
MN3がオフし、インバータ回路INV3の出力はハイ
レベルになる。インバータ回路INV4の入力がハイレ
ベルであるためNMOSトランジスタMN4はオンし、
PMOSトランジスタMP4がオフして、PMOSトラ
ンジスタMP6およびNMOSトランジスタMN6を介
して出力端子VOUT1の負荷容量CL1をGND(0
V)まで放電する。すなわち出力端子VOUT1はロウ
レベルになる。
【0004】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与え
られるためPMOSトランジスタMP5もオンする。一
方PMOSトランジスタMP6とNMOSトランジスタ
MN6はオフする。このとき入力端子VI1に与えられ
た信号がハイレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イ
ンバータ回路INV1の出力はロウレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力がロウレベルであるためNM
OSトランジスタMN2はオフし、PMOSトランジス
タMP2がオンして、PMOSトランジスタMP5およ
びNMOSトランジスタMN5を介して出力端子VOU
T1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0V)まで充
電する。すなわち出力端子VOUT1はハイレベルにな
る。入力端子VI1に与えられた信号がロウレベルであ
ればPMOSトランジスタMP1がオンし、NMOSト
ランジスタMN1がオフし、インバータ回路INV1の
出力はハイレベルになる。インバータ回路INV2の入
力がハイレベルであるためNMOSトランジスタMN2
はオンし、PMOSトランジスタMP2がオフして、P
MOSトランジスタMP5およびNMOSトランジスタ
MN5を介して出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
GND(0V)まで放電する。すなわち出力端子VOU
T1はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与え
られるためPMOSトランジスタMP5もオンする。一
方PMOSトランジスタMP6とNMOSトランジスタ
MN6はオフする。このとき入力端子VI1に与えられ
た信号がハイレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イ
ンバータ回路INV1の出力はロウレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力がロウレベルであるためNM
OSトランジスタMN2はオフし、PMOSトランジス
タMP2がオンして、PMOSトランジスタMP5およ
びNMOSトランジスタMN5を介して出力端子VOU
T1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0V)まで充
電する。すなわち出力端子VOUT1はハイレベルにな
る。入力端子VI1に与えられた信号がロウレベルであ
ればPMOSトランジスタMP1がオンし、NMOSト
ランジスタMN1がオフし、インバータ回路INV1の
出力はハイレベルになる。インバータ回路INV2の入
力がハイレベルであるためNMOSトランジスタMN2
はオンし、PMOSトランジスタMP2がオフして、P
MOSトランジスタMP5およびNMOSトランジスタ
MN5を介して出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
GND(0V)まで放電する。すなわち出力端子VOU
T1はロウレベルになる。
【0005】この図34に示した回路では第3の入力端
子VI3に与えられる信号により入力端子VI1に与え
られた信号と入力端子VI2に与えられた信号のいずれ
かを選択して出力する2入力セレクタ回路を構成してい
る。またPMOSトランジスタMP5〜MP6とNMO
SトランジスタMN5〜MN6のようにゲート電極に与
えられる信号によりソース(あるいはドレイン)電極に
入力された信号を伝達したり、遮断したりするトランジ
スタをパストランジスタという。
子VI3に与えられる信号により入力端子VI1に与え
られた信号と入力端子VI2に与えられた信号のいずれ
かを選択して出力する2入力セレクタ回路を構成してい
る。またPMOSトランジスタMP5〜MP6とNMO
SトランジスタMN5〜MN6のようにゲート電極に与
えられる信号によりソース(あるいはドレイン)電極に
入力された信号を伝達したり、遮断したりするトランジ
スタをパストランジスタという。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
は以上のように構成されており、パストランジスタ回路
PT1を介してインバータ回路INV2またはINV4
によって負荷容量CL1を充放電し、出力端子VOUT
1の論理を決定していた。したがって第1の電源VDD
あるいは第2の電源GNDと出力端子VOUT1との間
にインバータ回路INV2あるいはINV4のオン抵抗
とパストランジスタ回路PT1を構成しているパストラ
ンジスタMP5,MP6,MN5,MN6のオン抵抗が
直列に接続されることになり、負荷容量CL1を充放電
する経路の抵抗が大きくなり、出力端子VOUT1の論
理が決定されるのが遅いという問題点があった。
は以上のように構成されており、パストランジスタ回路
PT1を介してインバータ回路INV2またはINV4
によって負荷容量CL1を充放電し、出力端子VOUT
1の論理を決定していた。したがって第1の電源VDD
あるいは第2の電源GNDと出力端子VOUT1との間
にインバータ回路INV2あるいはINV4のオン抵抗
とパストランジスタ回路PT1を構成しているパストラ
ンジスタMP5,MP6,MN5,MN6のオン抵抗が
直列に接続されることになり、負荷容量CL1を充放電
する経路の抵抗が大きくなり、出力端子VOUT1の論
理が決定されるのが遅いという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、出力端子に接続される負荷容量
の充放電を高速で行うことができ、半導体集積回路にお
いて高速で動作する論理回路を構成することを目的とす
る。
ためになされたもので、出力端子に接続される負荷容量
の充放電を高速で行うことができ、半導体集積回路にお
いて高速で動作する論理回路を構成することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
集積回路は、入力信号を入力する入力端子と、制御信号
を入力する制御端子と、前記入力端子に一方電極を接続
し、前記制御端子に制御電極を接続した絶縁ゲート型ト
ランジスタとを有し、前記入力端子から入力された前記
入力信号を前記制御信号に応じて処理するパストランジ
スタ回路と、前記パストランジスタ回路の出力信号に応
じた信号を導出するための出力端子と、前記絶縁ゲート
型トランジスタの他方電極に制御電極を直接接続し、所
定の電位に一方電極を接続し、前記出力端子に他方電極
を接続したバイポーラトランジスタとを有するドライブ
回路とを備えて構成されている。
集積回路は、入力信号を入力する入力端子と、制御信号
を入力する制御端子と、前記入力端子に一方電極を接続
し、前記制御端子に制御電極を接続した絶縁ゲート型ト
ランジスタとを有し、前記入力端子から入力された前記
入力信号を前記制御信号に応じて処理するパストランジ
スタ回路と、前記パストランジスタ回路の出力信号に応
じた信号を導出するための出力端子と、前記絶縁ゲート
型トランジスタの他方電極に制御電極を直接接続し、所
定の電位に一方電極を接続し、前記出力端子に他方電極
を接続したバイポーラトランジスタとを有するドライブ
回路とを備えて構成されている。
【0009】第2の発明に係る半導体集積回路のパスト
ランジスタ回路は、前記入力端子及び前記絶縁ゲート型
トランジスタを複数備え、前記パストランジスタ回路
が、前記制御端子から入力される制御信号に応じて、複
数の前記入力端子から入力された複数の入力信号のいづ
れかを選択的に出力する。
ランジスタ回路は、前記入力端子及び前記絶縁ゲート型
トランジスタを複数備え、前記パストランジスタ回路
が、前記制御端子から入力される制御信号に応じて、複
数の前記入力端子から入力された複数の入力信号のいづ
れかを選択的に出力する。
【0010】第3の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、前記出力端子にドレイン電極を接続し、前記
所定の電位と異なる他の電位にソース電極を接続し、前
記絶縁ゲート型トランジスタの他方電極から出力される
信号の反転論理をベース電極に入力するNMOSトラン
ジスタを備え、前記ドライブ回路が有する前記バイポー
ラトランジスタは、前記所定の電位にコレクタ電極を接
続し、前記絶縁ゲート型トランジスタの他方電極にベー
ス電極を直接接続し、前記出力端子にエミッタ電極を接
続したNPN型バイポーラトランジスタである。
ブ回路は、前記出力端子にドレイン電極を接続し、前記
所定の電位と異なる他の電位にソース電極を接続し、前
記絶縁ゲート型トランジスタの他方電極から出力される
信号の反転論理をベース電極に入力するNMOSトラン
ジスタを備え、前記ドライブ回路が有する前記バイポー
ラトランジスタは、前記所定の電位にコレクタ電極を接
続し、前記絶縁ゲート型トランジスタの他方電極にベー
ス電極を直接接続し、前記出力端子にエミッタ電極を接
続したNPN型バイポーラトランジスタである。
【0011】第4の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、前記バイポーラトランジスタを複数備え、複
数の前記バイポーラトランジスタは、第1の電位にコレ
クタ電極を接続し、前記絶縁型トランジスタの他方電極
にベース電極を接続し、前記出力端子にエミッタ電極を
接続した少なくとも一つのNPN型バイポーラトランジ
スタと、前記第1の電位より低い第2の電位にコレクタ
電極を接続し、前記絶縁型トランジスタの他方電極にベ
ース電極を接続し、前記出力端子にエミッタ電極を接続
した少なくとも一つのPNP型バイポーラトランジスタ
とを含んで構成されている。
ブ回路は、前記バイポーラトランジスタを複数備え、複
数の前記バイポーラトランジスタは、第1の電位にコレ
クタ電極を接続し、前記絶縁型トランジスタの他方電極
にベース電極を接続し、前記出力端子にエミッタ電極を
接続した少なくとも一つのNPN型バイポーラトランジ
スタと、前記第1の電位より低い第2の電位にコレクタ
電極を接続し、前記絶縁型トランジスタの他方電極にベ
ース電極を接続し、前記出力端子にエミッタ電極を接続
した少なくとも一つのPNP型バイポーラトランジスタ
とを含んで構成されている。
【0012】第5の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、前記絶縁ゲート型トランジスタの前記他方電
極に入力端を接続したインバータと、前記インバータの
出力端に制御電極を接続し、前記出力端子に一方電極を
接続し、前記所定の電位と異なる他の電位に他方電極を
接続した、前記バイポーラトランジスタと同一導電型の
他のバイポーラトランジスタとを備えて構成されてい
る。
ブ回路は、前記絶縁ゲート型トランジスタの前記他方電
極に入力端を接続したインバータと、前記インバータの
出力端に制御電極を接続し、前記出力端子に一方電極を
接続し、前記所定の電位と異なる他の電位に他方電極を
接続した、前記バイポーラトランジスタと同一導電型の
他のバイポーラトランジスタとを備えて構成されてい
る。
【0013】第6の発明に係る半導体集積回路は、前記
パストランジスタ回路の出力信号と異なる論理レベルの
信号を制御電極に入力し、前記所定の電位に一方電極を
接続し、前記出力端子に他方電極を接続したバイポーラ
トランジスタと、出力端子とを有し、入力した前記信号
に応じ前記ドライブ回路とは異なる論理レベルの出力信
号を出力する他のドライブ回路を備えて構成されてい
る。
パストランジスタ回路の出力信号と異なる論理レベルの
信号を制御電極に入力し、前記所定の電位に一方電極を
接続し、前記出力端子に他方電極を接続したバイポーラ
トランジスタと、出力端子とを有し、入力した前記信号
に応じ前記ドライブ回路とは異なる論理レベルの出力信
号を出力する他のドライブ回路を備えて構成されてい
る。
【0014】第7の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、前記所定の電位に一方電極を接続し、前記バ
イポーラトランジスタの制御電極に他方電極を接続し、
前記バイポーラトランジスタのターンオン時にターンオ
ンして前記バイポーラトランジスタの前記制御電極を前
記所定の電位にする絶縁ゲート型トランジスタを備えて
構成されている。
ブ回路は、前記所定の電位に一方電極を接続し、前記バ
イポーラトランジスタの制御電極に他方電極を接続し、
前記バイポーラトランジスタのターンオン時にターンオ
ンして前記バイポーラトランジスタの前記制御電極を前
記所定の電位にする絶縁ゲート型トランジスタを備えて
構成されている。
【0015】第8の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、前記所定の電位とは異なる他の電位に一方電
極を接続し、前記バイポーラトランジスタの制御電極に
他方電極を接続し、前記バイポーラトランジスタのター
ンオフ時にターンオンし、前記バイポーラトランジスタ
の前記制御電極を前記他の電位にする絶縁ゲート型トラ
ンジスタを備えて構成されている。
ブ回路は、前記所定の電位とは異なる他の電位に一方電
極を接続し、前記バイポーラトランジスタの制御電極に
他方電極を接続し、前記バイポーラトランジスタのター
ンオフ時にターンオンし、前記バイポーラトランジスタ
の前記制御電極を前記他の電位にする絶縁ゲート型トラ
ンジスタを備えて構成されている。
【0016】第9の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、前記バイポーラトランジスタの前記制御電極
に一方電極を接続し、前記所定の電位に制御電極を接続
し、前記バイポーラトランジスタの前記他方電極に他方
電極を接続した絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成
されている。
ブ回路は、前記バイポーラトランジスタの前記制御電極
に一方電極を接続し、前記所定の電位に制御電極を接続
し、前記バイポーラトランジスタの前記他方電極に他方
電極を接続した絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成
されている。
【0017】第10の発明に係る半導体集積回路のドラ
イブ回路は、前記バイポーラトランジスタの前記制御電
極に一方端を接続し、前記バイポーラトランジスタの前
記他方電極に他方端を接続した電圧降下手段を備えて構
成されている。
イブ回路は、前記バイポーラトランジスタの前記制御電
極に一方端を接続し、前記バイポーラトランジスタの前
記他方電極に他方端を接続した電圧降下手段を備えて構
成されている。
【0018】
【作用】第1の発明におけるパストランジスタ回路の絶
縁ゲート型トランジスタは、制御信号に応じて入力端子
から入力された入力信号をドライブ回路のバイポーラト
ランジスタの制御電極に直接入力する。バイポーラトラ
ンジスタは入力された信号に応じてオンすることによ
り、所定の電位に接続した一方電極から他方電極を通し
て電流を流して短時間で出力端子を所定の電位にするこ
とができる。
縁ゲート型トランジスタは、制御信号に応じて入力端子
から入力された入力信号をドライブ回路のバイポーラト
ランジスタの制御電極に直接入力する。バイポーラトラ
ンジスタは入力された信号に応じてオンすることによ
り、所定の電位に接続した一方電極から他方電極を通し
て電流を流して短時間で出力端子を所定の電位にするこ
とができる。
【0019】第2の発明におけるパストランジスタ回路
は、制御信号に応じて複数の入力端子からそれぞれ入力
される複数の入力信号のいずれかを選択的に出力し、ド
ライブ回路のバイポーラトランジスタの制御電極には、
その選択された信号を直接入力する。バイポーラトラン
ジスタは入力された信号に応じてオンすることにより、
所定の電位に接続した一方電極から他方電極を通して電
流を流して短時間で出力端子を所定の電位にすることが
できる。
は、制御信号に応じて複数の入力端子からそれぞれ入力
される複数の入力信号のいずれかを選択的に出力し、ド
ライブ回路のバイポーラトランジスタの制御電極には、
その選択された信号を直接入力する。バイポーラトラン
ジスタは入力された信号に応じてオンすることにより、
所定の電位に接続した一方電極から他方電極を通して電
流を流して短時間で出力端子を所定の電位にすることが
できる。
【0020】第3の発明におけるドライブ回路のNMO
Sトランジスタは、制御電極に絶縁ゲート型トランジス
タの他方電極から出力される信号の反転論理入力するこ
とにより、NPN型バイポーラトランジスタとはオン、
オフの動作が逆になる。従って、NPN型バイポーラト
ランジスタは入力された信号に応じてオンすると、NM
OSトランジスタはオフし、所定の電位に接続したNP
N型バイポーラトランジスタの一方電極から他方電極を
通して電流を流して短時間で出力端子を所定の電位にす
ることができる。NPN型バイポーラトランジスタがオ
フしたときには、NMOSトランジスタがオンして出力
端子を他の電位にすることができる。
Sトランジスタは、制御電極に絶縁ゲート型トランジス
タの他方電極から出力される信号の反転論理入力するこ
とにより、NPN型バイポーラトランジスタとはオン、
オフの動作が逆になる。従って、NPN型バイポーラト
ランジスタは入力された信号に応じてオンすると、NM
OSトランジスタはオフし、所定の電位に接続したNP
N型バイポーラトランジスタの一方電極から他方電極を
通して電流を流して短時間で出力端子を所定の電位にす
ることができる。NPN型バイポーラトランジスタがオ
フしたときには、NMOSトランジスタがオンして出力
端子を他の電位にすることができる。
【0021】第4の発明におけるドライブ回路は、パス
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、NPN型バイポーラトラ
ンジスタがオンすると、NPN型バイポーラトランジス
タにより出力端子を短時間で第1の電位にすることがで
きる。同様に、ドライブ回路は、パストランジスタ回路
の絶縁ゲート型トランジスタの他方端より出力される信
号に応じて、PNP型バイポーラトランジスタがオンす
ると、PNP型バイポーラトランジスタにより出力端子
を短時間で第2の電位にすることができる。
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、NPN型バイポーラトラ
ンジスタがオンすると、NPN型バイポーラトランジス
タにより出力端子を短時間で第1の電位にすることがで
きる。同様に、ドライブ回路は、パストランジスタ回路
の絶縁ゲート型トランジスタの他方端より出力される信
号に応じて、PNP型バイポーラトランジスタがオンす
ると、PNP型バイポーラトランジスタにより出力端子
を短時間で第2の電位にすることができる。
【0022】第5の発明におけるドライブ回路は、パス
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、バイポーラトランジスタ
がオンすると、このバイポーラトランジスタにより出力
端子を短時間で所定の電位にすることができる。同様
に、ドライブ回路は、パストランジスタ回路の絶縁ゲー
ト型トランジスタの他方端より出力される信号に応じ
て、他のバイポーラトランジスタがオンすると、他のバ
イポーラトランジスタにより出力端子を短時間で他の電
位にすることができる。
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、バイポーラトランジスタ
がオンすると、このバイポーラトランジスタにより出力
端子を短時間で所定の電位にすることができる。同様
に、ドライブ回路は、パストランジスタ回路の絶縁ゲー
ト型トランジスタの他方端より出力される信号に応じ
て、他のバイポーラトランジスタがオンすると、他のバ
イポーラトランジスタにより出力端子を短時間で他の電
位にすることができる。
【0023】第6の発明における他のドライブ回路は、
パストランジスタ回路の出力信号と異なる論理レベルの
信号、例えば2値論理であればパストランジスタ回路の
出力信号がハイレベルであればロウレベル、逆にロウレ
ベルであればハイレベルの信号を入力し、入力した信号
の論理レベルに応じて、前記ドライブ回路とは異なる論
理レベルの出力信号を出力することができる。
パストランジスタ回路の出力信号と異なる論理レベルの
信号、例えば2値論理であればパストランジスタ回路の
出力信号がハイレベルであればロウレベル、逆にロウレ
ベルであればハイレベルの信号を入力し、入力した信号
の論理レベルに応じて、前記ドライブ回路とは異なる論
理レベルの出力信号を出力することができる。
【0024】第7の発明におけるドライブ回路のバイポ
ーラトランジスタは、パストランジスタ回路の絶縁ゲー
ト型トランジスタの他方端より出力される信号に応じ
て、バイポーラトランジスタがオンして出力端子を所定
の電位にする。ところが絶縁ゲート型トランジスタの影
響で所定の電位にすることができない場合があるが、M
OSトランジスタによりその影響を取り除き、出力端子
の電位を所定の電位にすることができる。
ーラトランジスタは、パストランジスタ回路の絶縁ゲー
ト型トランジスタの他方端より出力される信号に応じ
て、バイポーラトランジスタがオンして出力端子を所定
の電位にする。ところが絶縁ゲート型トランジスタの影
響で所定の電位にすることができない場合があるが、M
OSトランジスタによりその影響を取り除き、出力端子
の電位を所定の電位にすることができる。
【0025】第8の発明におけるドライブ回路は、パス
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、バイポーラトランジスタ
がオフすると、出力端子は所定の電位とは異なる他の電
位にすることができる。ところが絶縁ゲート型トランジ
スタの影響で他の電位にすることができない場合がある
が、MOSトランジスタによりその影響を取り除き、出
力端子の電位を他の電位にすることができる。
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、バイポーラトランジスタ
がオフすると、出力端子は所定の電位とは異なる他の電
位にすることができる。ところが絶縁ゲート型トランジ
スタの影響で他の電位にすることができない場合がある
が、MOSトランジスタによりその影響を取り除き、出
力端子の電位を他の電位にすることができる。
【0026】第9の発明におけるドライブ回路の絶縁ゲ
ート型トランジスタは、バイポーラトランジスタがオン
したとき、オンすることにより、バイポーラトランジス
タの制御電極と他方電極を同一電位にすることができ、
出力端子の電位を所定の電位に近づけることができる。
ート型トランジスタは、バイポーラトランジスタがオン
したとき、オンすることにより、バイポーラトランジス
タの制御電極と他方電極を同一電位にすることができ、
出力端子の電位を所定の電位に近づけることができる。
【0027】第10の発明におけるドライブ回路の電圧
降下手段は、バイポーラトランジスタがオンしたとき、
バイポーラトランジスタの制御電極と他方電極を同一電
位にすることができ、バイポーラトランジスタのベース
・エミッタ間電圧の影響を緩和して出力端子の電位を所
定の電位に近づけることができる。
降下手段は、バイポーラトランジスタがオンしたとき、
バイポーラトランジスタの制御電極と他方電極を同一電
位にすることができ、バイポーラトランジスタのベース
・エミッタ間電圧の影響を緩和して出力端子の電位を所
定の電位に近づけることができる。
【0028】
【実施例】以下、この発明の第1実施例による半導体集
積回路を図について説明する。図1は、この発明の第1
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図1においてMP1〜MP8はPMOSトランジ
スタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN1
は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第
1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3
の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第
1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0V、
GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷
容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1とNM
OSトランジスタMN1は第1のインバータ回路INV
1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトランジ
スタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成して
おり、入力端子VI1に入力される信号のバッファ回路
として働く。同様にPMOSトランジスタMP3とNM
OSトランジスタMN3は第3のインバータ回路INV
3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSトランジ
スタMN4は第4のインバータ回路INV4を構成して
おり、入力端子VI2に入力される信号のバッファ回路
として働く。PMOSトランジスタMP5,MP6とN
MOSトランジスタMN5,MN6でパストランジスタ
回路PT1を、PMOSトランジスタMP7,MP8と
NMOSトランジスタMN7,MN8でパストランジス
タ回路PT2を構成している。NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1とNMOSトランジスタMN9とでドラ
イブ回路を構成しており、パストランジスタ回路PT1
のNMOSトランジスタMN5,MN6及びPMOSト
ランジスタMP5,MP6のドレインもしくはソースは
ドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極に接続している。
積回路を図について説明する。図1は、この発明の第1
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図1においてMP1〜MP8はPMOSトランジ
スタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN1
は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第
1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3
の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第
1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0V、
GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷
容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1とNM
OSトランジスタMN1は第1のインバータ回路INV
1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトランジ
スタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成して
おり、入力端子VI1に入力される信号のバッファ回路
として働く。同様にPMOSトランジスタMP3とNM
OSトランジスタMN3は第3のインバータ回路INV
3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSトランジ
スタMN4は第4のインバータ回路INV4を構成して
おり、入力端子VI2に入力される信号のバッファ回路
として働く。PMOSトランジスタMP5,MP6とN
MOSトランジスタMN5,MN6でパストランジスタ
回路PT1を、PMOSトランジスタMP7,MP8と
NMOSトランジスタMN7,MN8でパストランジス
タ回路PT2を構成している。NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1とNMOSトランジスタMN9とでドラ
イブ回路を構成しており、パストランジスタ回路PT1
のNMOSトランジスタMN5,MN6及びPMOSト
ランジスタMP5,MP6のドレインもしくはソースは
ドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極に接続している。
【0029】次に図1に示した2入力セレクタ回路の動
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転論理を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP8はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエ
ミッタ電極の電圧より0.8V高ければオンするものと
する。
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転論理を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP8はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエ
ミッタ電極の電圧より0.8V高ければオンするものと
する。
【0030】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オフし、また第4の入力端子VI4にはハイレベルの信
号が与えられているためPMOSトランジスタMP5と
MP7もオフする。一方PMOSトランジスタMP6,
MP8およびNMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オフし、また第4の入力端子VI4にはハイレベルの信
号が与えられているためPMOSトランジスタMP5と
MP7もオフする。一方PMOSトランジスタMP6,
MP8およびNMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。
【0031】このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバー
タ回路INV3の出力はロウレベルになり、PMOSト
ランジスタMP8およびNMOSトランジスタMN8を
介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。インバータ回路INV4の入力はロウレ
ベルであるためNMOSトランジスタMN4はオフし、
PMOSトランジスタMP4がオンしてPMOSトラン
ジスタMP6およびNMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
はハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲ
ート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルで
あるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を電源VDD(5.0V)からバイポーラトランジスタ
のベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧であ
る4.2Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はハイレベルになる。
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバー
タ回路INV3の出力はロウレベルになり、PMOSト
ランジスタMP8およびNMOSトランジスタMN8を
介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。インバータ回路INV4の入力はロウレ
ベルであるためNMOSトランジスタMN4はオフし、
PMOSトランジスタMP4がオンしてPMOSトラン
ジスタMP6およびNMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
はハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲ
ート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルで
あるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を電源VDD(5.0V)からバイポーラトランジスタ
のベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧であ
る4.2Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はハイレベルになる。
【0032】また、このとき入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、P
MOSトランジスタMP8およびNMOSトランジスタ
MN8を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電
極はハイレベルになる。インバータ回路INV4の入力
はハイレベルであるため、PMOSトランジスタMP4
はオフし、NMOSトランジスタMN4がオンして、P
MOSトランジスタMP6およびNMOSトランジスタ
MN6を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジス
タMN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極が
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負
荷容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出
力端子VOUT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、P
MOSトランジスタMP8およびNMOSトランジスタ
MN8を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電
極はハイレベルになる。インバータ回路INV4の入力
はハイレベルであるため、PMOSトランジスタMP4
はオフし、NMOSトランジスタMN4がオンして、P
MOSトランジスタMP6およびNMOSトランジスタ
MN6を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジス
タMN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極が
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負
荷容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出
力端子VOUT1はロウレベルになる。
【0033】次いで、第3の入力端子VI3にハイレベ
ルの信号を与えたとき、NMOSトランジスタMN6,
MN8はオンし、また第4の入力端子VI4にはロウレ
ベルの信号が与えられるため、PMOSトランジスタM
P6,MP8もオフする。一方NMOSトランジスタM
N5,MN7およびPMOSトランジスタMP5,MP
7はオンする。
ルの信号を与えたとき、NMOSトランジスタMN6,
MN8はオンし、また第4の入力端子VI4にはロウレ
ベルの信号が与えられるため、PMOSトランジスタM
P6,MP8もオフする。一方NMOSトランジスタM
N5,MN7およびPMOSトランジスタMP5,MP
7はオンする。
【0034】このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、PMOSト
ランジスタMP7およびNMOSトランジスタMN7を
介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。インバータ回路INV2の入力がロウレ
ベルであるため、NMOSトランジスタMN2はオフ
し、PMOSトランジスタMP2がオンして、PMOS
トランジスタMP5およびNMOSトランジスタMN5
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレ
ベルであるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を電源VDD(3.0V)からバイポーラトラン
ジスタのベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電
圧である4.2Vまで高速に充電する。したがって出力
端子VOUT1はハイレベルになる。
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、PMOSト
ランジスタMP7およびNMOSトランジスタMN7を
介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。インバータ回路INV2の入力がロウレ
ベルであるため、NMOSトランジスタMN2はオフ
し、PMOSトランジスタMP2がオンして、PMOS
トランジスタMP5およびNMOSトランジスタMN5
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレ
ベルであるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を電源VDD(3.0V)からバイポーラトラン
ジスタのベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電
圧である4.2Vまで高速に充電する。したがって出力
端子VOUT1はハイレベルになる。
【0035】また、このとき入力端子VIに与えられた
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、PM
OSトランジスタMP7およびNMOSトランジスタM
N7を介してNMOSトランジスタMN9のゲート端子
はハイレベルになる。インバータ回路INV2の入力は
ハイレベルであるため、PMOSトランジスタMP2は
オフし、NMOSトランジスタMN2がオンして、PM
OSトランジスタMP5およびNMOSトランジスタM
N5を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、PM
OSトランジスタMP7およびNMOSトランジスタM
N7を介してNMOSトランジスタMN9のゲート端子
はハイレベルになる。インバータ回路INV2の入力は
ハイレベルであるため、PMOSトランジスタMP2は
オフし、NMOSトランジスタMN2がオンして、PM
OSトランジスタMP5およびNMOSトランジスタM
N5を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
【0036】図1に示したセレクタ回路では、第3の入
力端子VI3に与えられる制御信号により、入力端子V
I1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信
号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極とNMOSトランジスタMN9のゲート電
極、すなわちパストランジスタ回路PT1の出力とパス
トランジスタ回路PT2の出力は、常に相補の信号が出
力されるように回路は構成されている。パストランジス
タ回路PT1あるいはパストランジスタ回路PT2を介
してインバータ回路INV2,INV2が駆動するの
は、NPN型バイポーラトランジスタBN1とNMOS
トランジスタMN9のみであり、出力端子VOUT1の
負荷容量CL1を充放電するのはNPN型バイポーラト
ランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9であ
る。
力端子VI3に与えられる制御信号により、入力端子V
I1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信
号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極とNMOSトランジスタMN9のゲート電
極、すなわちパストランジスタ回路PT1の出力とパス
トランジスタ回路PT2の出力は、常に相補の信号が出
力されるように回路は構成されている。パストランジス
タ回路PT1あるいはパストランジスタ回路PT2を介
してインバータ回路INV2,INV2が駆動するの
は、NPN型バイポーラトランジスタBN1とNMOS
トランジスタMN9のみであり、出力端子VOUT1の
負荷容量CL1を充放電するのはNPN型バイポーラト
ランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9であ
る。
【0037】次に、この発明の第2実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図2はこの発明の第2
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図2において、MP1〜MP4はPMOSトラン
ジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN
1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は
第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0
V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の
負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1と
NMOSトランジスタMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトラ
ンジスタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成
しており入力端子VI1に入力される信号のバッファ回
路として働く。同様にPMOSトランジスタMP3とN
MOSトランジスタMN3は第3のインバータ回路IN
V3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSトラン
ジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を構成し
ておりVI2に入力される信号のバッファ回路として働
く。NMOSトランジスタMN5〜MN6でパストラン
ジスタ回路PT3を、NMOSトランジスタMN7〜M
N8でパストランジスタ回路PT4を構成している。N
PN型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトラン
ジスタMN9とでドライブ回路を構成しており、パスト
ランジスタ回路PT3のNMOSトランジスタMN5及
びNMOSトランジスタMN6のドレインもしくはソー
スはドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極に接続している。
集積回路を図について説明する。図2はこの発明の第2
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図2において、MP1〜MP4はPMOSトラン
ジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN
1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は
第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0
V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の
負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1と
NMOSトランジスタMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトラ
ンジスタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成
しており入力端子VI1に入力される信号のバッファ回
路として働く。同様にPMOSトランジスタMP3とN
MOSトランジスタMN3は第3のインバータ回路IN
V3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSトラン
ジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を構成し
ておりVI2に入力される信号のバッファ回路として働
く。NMOSトランジスタMN5〜MN6でパストラン
ジスタ回路PT3を、NMOSトランジスタMN7〜M
N8でパストランジスタ回路PT4を構成している。N
PN型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトラン
ジスタMN9とでドライブ回路を構成しており、パスト
ランジスタ回路PT3のNMOSトランジスタMN5及
びNMOSトランジスタMN6のドレインもしくはソー
スはドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極に接続している。
【0038】次に図2に示したセレクタ回路の動作につ
いて説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電圧をロ
ウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、ハイレ
ベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.5Vと
する。また第4の入力端子VI4には第3の入力端子V
I3に与える信号の反転信号を与えるものとする。PM
OSトランジスタMP1〜MP4はしきい値電圧を−
0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が
0.5Vより低ければオンするものとする。またNMO
SトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧を0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより高ければオンするものとする。NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエミッタ電
極の電圧より0.8V高ければオンするものとする。
いて説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電圧をロ
ウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、ハイレ
ベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.5Vと
する。また第4の入力端子VI4には第3の入力端子V
I3に与える信号の反転信号を与えるものとする。PM
OSトランジスタMP1〜MP4はしきい値電圧を−
0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が
0.5Vより低ければオンするものとする。またNMO
SトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧を0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより高ければオンするものとする。NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエミッタ電
極の電圧より0.8V高ければオンするものとする。
【0039】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバー
タ回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN9
のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路IN
V4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジ
スタMP4はオンしNMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN6のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値である0.5V低い4.
5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバータ回
路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOSト
ランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタMN
4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバー
タ回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN9
のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路IN
V4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジ
スタMP4はオンしNMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN6のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値である0.5V低い4.
5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバータ回
路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOSト
ランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタMN
4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
【0040】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンしインバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN9
のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路IN
V2の入力はロウレベルであるため、NMOSトランジ
スタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオ
ンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VD
D(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしき
い値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわち
ハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲー
ト電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
バイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位より
ベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンしインバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN9
のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路IN
V2の入力はロウレベルであるため、NMOSトランジ
スタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオ
ンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VD
D(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしき
い値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわち
ハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲー
ト電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
バイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位より
ベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
【0041】またこのとき、入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNM
OSトランジスタMN7のしきい値である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるためPMOS
トランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタM
N2がオンしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNM
OSトランジスタMN7のしきい値である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるためPMOS
トランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタM
N2がオンしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
【0042】図2に示した2入力セレクタ回路では、第
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第1実施例の論理回路においてパスト
ランジスタ回路をNMOSトランジスタのみで構成した
ものである。第1実施例と同様にNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路P
T3の出力とパストランジスタ回路PT4の出力は、常
に相補の信号が出力されるように回路は構成されてい
る。パストランジスタ回路PT3あるいはパストランジ
スタ回路PT4を介してインバータ回路INV2とIN
V4が駆動するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9のみであり、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN
型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトランジス
タMN9である。なお、パストランジスタ回路PT1,
PT2とは異なり、パストランジスタ回路PT3,PT
4はNMOSトランジスタMN5〜MN8のみで構成さ
れている。そのため、NPN型バイポーラトランジスタ
BN1のベース電極及びNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極に入力されるハイレベルの信号は、NMOS
トランジスタMN5〜MN8の閾値電圧である0.5V
低い電圧である4.5Vの信号となって伝達される。従
って、NPN型バイポーラトランジスタBN1がターン
オフする場合は、ベース電圧は4.5Vから下がりはじ
めるため、第1実施例と比較してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のターンオフ時間は短くなり、2入力
セレクタ回路をより高速に動作させることが可能にな
る。
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第1実施例の論理回路においてパスト
ランジスタ回路をNMOSトランジスタのみで構成した
ものである。第1実施例と同様にNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路P
T3の出力とパストランジスタ回路PT4の出力は、常
に相補の信号が出力されるように回路は構成されてい
る。パストランジスタ回路PT3あるいはパストランジ
スタ回路PT4を介してインバータ回路INV2とIN
V4が駆動するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9のみであり、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN
型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトランジス
タMN9である。なお、パストランジスタ回路PT1,
PT2とは異なり、パストランジスタ回路PT3,PT
4はNMOSトランジスタMN5〜MN8のみで構成さ
れている。そのため、NPN型バイポーラトランジスタ
BN1のベース電極及びNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極に入力されるハイレベルの信号は、NMOS
トランジスタMN5〜MN8の閾値電圧である0.5V
低い電圧である4.5Vの信号となって伝達される。従
って、NPN型バイポーラトランジスタBN1がターン
オフする場合は、ベース電圧は4.5Vから下がりはじ
めるため、第1実施例と比較してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のターンオフ時間は短くなり、2入力
セレクタ回路をより高速に動作させることが可能にな
る。
【0043】次に、この発明の第3実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図3はこの発明の第3
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図3において、MP1〜MP8はPMOSトラン
ジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN
1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。V
DDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0
Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPM
OSトランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1
は第1のインバータ回路INV1を、PMOSトランジ
スタMP2とNMOSトランジスタMN2は第2のイン
バータ回路INV2を構成しており、入力端子VI1に
入力される信号のバッファ回路として働く。同様にPM
OSトランジスタMP3とNMOSトランジスタMN3
は第3のインバータ回路INV3を、PMOSトランジ
スタMP4とNMOSトランジスタMN4は第4のイン
バータ回路INV4を構成しており、入力端子VI2に
入力される信号のバッファ回路として働く。PMOSト
ランジスタMP6とNMOSトランジスタMN5でパス
トランジスタ回路PT5を、PMOSトランジスタMP
8とNMOSトランジスタMN7でパストランジスタ回
路PT6を構成している。NPN型バイポーラトランジ
スタBN1とNMOSトランジスタMN9とでドライブ
回路を構成しており、パストランジスタ回路PT5のN
MOSトランジスタMN5及びPMOSトランジスタM
P6のドレインもしくはソースはドライブ回路を構成し
ているNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極に接続している。
集積回路を図について説明する。図3はこの発明の第3
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図3において、MP1〜MP8はPMOSトラン
ジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN
1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。V
DDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0
Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPM
OSトランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1
は第1のインバータ回路INV1を、PMOSトランジ
スタMP2とNMOSトランジスタMN2は第2のイン
バータ回路INV2を構成しており、入力端子VI1に
入力される信号のバッファ回路として働く。同様にPM
OSトランジスタMP3とNMOSトランジスタMN3
は第3のインバータ回路INV3を、PMOSトランジ
スタMP4とNMOSトランジスタMN4は第4のイン
バータ回路INV4を構成しており、入力端子VI2に
入力される信号のバッファ回路として働く。PMOSト
ランジスタMP6とNMOSトランジスタMN5でパス
トランジスタ回路PT5を、PMOSトランジスタMP
8とNMOSトランジスタMN7でパストランジスタ回
路PT6を構成している。NPN型バイポーラトランジ
スタBN1とNMOSトランジスタMN9とでドライブ
回路を構成しており、パストランジスタ回路PT5のN
MOSトランジスタMN5及びPMOSトランジスタM
P6のドレインもしくはソースはドライブ回路を構成し
ているNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極に接続している。
【0044】次に図3に示した2入力セレクタ回路の動
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、
ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.
5Vとする。PMOSトランジスタMP1〜MP4,M
P6,MP8はしきい値電圧を−0.5Vとし、ソース
電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vより低ければ
オンするものとする。またNMOSトランジスタMN1
〜MN4,MN5,MN7はしきい値電圧を0.5Vと
し、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vよ
り高ければオンするものとする。NPN型バイポーラト
ランジスタはベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧よ
り0.8V高ければオンするものとする。
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、
ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.
5Vとする。PMOSトランジスタMP1〜MP4,M
P6,MP8はしきい値電圧を−0.5Vとし、ソース
電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vより低ければ
オンするものとする。またNMOSトランジスタMN1
〜MN4,MN5,MN7はしきい値電圧を0.5Vと
し、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vよ
り高ければオンするものとする。NPN型バイポーラト
ランジスタはベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧よ
り0.8V高ければオンするものとする。
【0045】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、PMOSトランジスタMP6,MP8はオンす
る。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハイレ
ベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフし、
NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ回路
INV3の出力はロウレベルになり、PMOSトランジ
スタMP8を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極は0VよりPMOSトランジスタMP8のしきい
値電圧である0.5V高い電圧である0.5Vになる。
インバータ回路INV4の入力はロウレベルであるた
め、PMOSトランジスタMP4はオンし、NMOSト
ランジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタMP
6を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベ
ース電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタM
N9のゲート電極は0.5Vであるためオフし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よ
りベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧であ
る4.2Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、PMOSトランジスタMP6,MP8はオンす
る。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハイレ
ベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフし、
NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ回路
INV3の出力はロウレベルになり、PMOSトランジ
スタMP8を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極は0VよりPMOSトランジスタMP8のしきい
値電圧である0.5V高い電圧である0.5Vになる。
インバータ回路INV4の入力はロウレベルであるた
め、PMOSトランジスタMP4はオンし、NMOSト
ランジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタMP
6を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベ
ース電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタM
N9のゲート電極は0.5Vであるためオフし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よ
りベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧であ
る4.2Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はハイレベルになる。
【0046】またこのとき、入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極はハイレベルになる。インバータ
回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOS
トランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタM
N4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介して
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
0.5Vになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極が0.5Vであるた
めオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0V
まで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1は
ロウレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極はハイレベルになる。インバータ
回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOS
トランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタM
N4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介して
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
0.5Vになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極が0.5Vであるた
めオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0V
まで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1は
ロウレベルになる。
【0047】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オンし、PMOSトランジスタMP6とMN8はオフす
る。このとき入力端子VI1に与えられた信号がハイレ
ベルであれば、PMOSトランジスタMP1がオフし、
NMOSトランジスタMN1がオンし、インバータ回路
INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトランジ
スタMN7を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルになる。インバータ回路INV2の
入力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタM
N2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンし
て、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧になる。すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。入力端子VI1に与え
られた信号がロウレベルであればPMOSトランジスタ
MP1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフ
し、インバータ回路INV1の出力はハイレベルにな
り、NMOSトランジスタMN7を介してNMOSトラ
ンジスタMN9のゲート電極は電源(5.0V)よりN
MOSトランジスタMN8のしきい値である0.5V低
い4.5Vの電圧になる。すなわちハイレベルになる。
インバータ回路INV2の入力はハイレベルであるため
PMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトラン
ジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタMN5
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレ
ベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子
VOUT1はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オンし、PMOSトランジスタMP6とMN8はオフす
る。このとき入力端子VI1に与えられた信号がハイレ
ベルであれば、PMOSトランジスタMP1がオフし、
NMOSトランジスタMN1がオンし、インバータ回路
INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトランジ
スタMN7を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルになる。インバータ回路INV2の
入力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタM
N2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンし
て、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧になる。すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。入力端子VI1に与え
られた信号がロウレベルであればPMOSトランジスタ
MP1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフ
し、インバータ回路INV1の出力はハイレベルにな
り、NMOSトランジスタMN7を介してNMOSトラ
ンジスタMN9のゲート電極は電源(5.0V)よりN
MOSトランジスタMN8のしきい値である0.5V低
い4.5Vの電圧になる。すなわちハイレベルになる。
インバータ回路INV2の入力はハイレベルであるため
PMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトラン
ジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタMN5
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレ
ベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子
VOUT1はロウレベルになる。
【0048】図3に示した2入力セレクタ回路では、第
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第3実施例の論理回路は、第1実施例
1の論理回路においてパストランジスタ回路をNMOS
トランジスタとPMOSトランジスタで構成したもので
ある。第1実施例と同様にNPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極とNMOSトランジスタMN9
のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路PT5の
出力とパストランジスタ回路PT6の出力は、常に相補
の信号が出力されるように回路は構成されている。パス
トランジスタ回路PT5あるいはパストランジスタ回路
PT6を介してインバータ回路INV2,INV2が駆
動するのはNPN型バイポーラトランジスタBN1とN
MOSトランジスタMN9のみであり、出力端子VOU
T1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN型バイポ
ーラトランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9
である。
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第3実施例の論理回路は、第1実施例
1の論理回路においてパストランジスタ回路をNMOS
トランジスタとPMOSトランジスタで構成したもので
ある。第1実施例と同様にNPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極とNMOSトランジスタMN9
のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路PT5の
出力とパストランジスタ回路PT6の出力は、常に相補
の信号が出力されるように回路は構成されている。パス
トランジスタ回路PT5あるいはパストランジスタ回路
PT6を介してインバータ回路INV2,INV2が駆
動するのはNPN型バイポーラトランジスタBN1とN
MOSトランジスタMN9のみであり、出力端子VOU
T1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN型バイポ
ーラトランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9
である。
【0049】次に、この発明の第4実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図4はこの発明の第4
実施例による3入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図4は第2実施例の2入力セレクタ回路を3入力
に拡張した例である。入力端子VI1に与えられた信号
を選択する場合には、入力端子VI8にのみハイレベル
の信号を与え、入力端子VI2に与えられた信号を選択
する場合には入力端子VI7にのみハイレベルの信号を
与え、入力端子VI5に与えられた信号を選択する場合
には入力端子VI6にのみハイレベルの信号を与えるこ
とにより、3入力セレクタ回路が構成できる。図4にお
いて、MP1〜MP4,MP10,MP11はPMOS
トランジスタ、MN1〜MN13はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I5は第3の入力端子、VI6は第4の入力端子、VI
7は第5の入力端子、VI8は第6の入力端子、VOU
T1は第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で
5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は
第1の負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタM
P1とNMOSトランジスタMN1は第1のインバータ
回路INV1を、PMOSトランジスタMP2とNMO
SトランジスタMN2は第2のインバータ回路INV2
を構成しており入力端子VI1に入力される信号のバッ
ファ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP
3とNMOSトランジスタMN3は第3のインバータ回
路INV3を、PMOSトランジスタMP4とNMOS
トランジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を
構成しており入力端子VI2に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP1
0とNMOSトランジスタMN10は第5のインバータ
回路INV6を、PMOSトランジスタMP11とNM
OSトランジスタMN11は第6のインバータ回路IN
V7を構成しており入力端子VI5に入力される信号の
バッファ回路として働く。NMOSトランジスタMN
5,MN6,MN12でパストランジスタ回路PT7
を、NMOSトランジスタMN7,MN8,MN13で
パストランジスタ回路PT8を構成している。パストラ
ンジスタ回路PT7の各NMOSトランジスタMN5,
MN6,MN13のドレインもしくはソースはドライブ
回路を構成しているNPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極に接続している。
集積回路を図について説明する。図4はこの発明の第4
実施例による3入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図4は第2実施例の2入力セレクタ回路を3入力
に拡張した例である。入力端子VI1に与えられた信号
を選択する場合には、入力端子VI8にのみハイレベル
の信号を与え、入力端子VI2に与えられた信号を選択
する場合には入力端子VI7にのみハイレベルの信号を
与え、入力端子VI5に与えられた信号を選択する場合
には入力端子VI6にのみハイレベルの信号を与えるこ
とにより、3入力セレクタ回路が構成できる。図4にお
いて、MP1〜MP4,MP10,MP11はPMOS
トランジスタ、MN1〜MN13はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I5は第3の入力端子、VI6は第4の入力端子、VI
7は第5の入力端子、VI8は第6の入力端子、VOU
T1は第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で
5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は
第1の負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタM
P1とNMOSトランジスタMN1は第1のインバータ
回路INV1を、PMOSトランジスタMP2とNMO
SトランジスタMN2は第2のインバータ回路INV2
を構成しており入力端子VI1に入力される信号のバッ
ファ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP
3とNMOSトランジスタMN3は第3のインバータ回
路INV3を、PMOSトランジスタMP4とNMOS
トランジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を
構成しており入力端子VI2に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP1
0とNMOSトランジスタMN10は第5のインバータ
回路INV6を、PMOSトランジスタMP11とNM
OSトランジスタMN11は第6のインバータ回路IN
V7を構成しており入力端子VI5に入力される信号の
バッファ回路として働く。NMOSトランジスタMN
5,MN6,MN12でパストランジスタ回路PT7
を、NMOSトランジスタMN7,MN8,MN13で
パストランジスタ回路PT8を構成している。パストラ
ンジスタ回路PT7の各NMOSトランジスタMN5,
MN6,MN13のドレインもしくはソースはドライブ
回路を構成しているNPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極に接続している。
【0050】次に、この発明の第5実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図5は、この発明の第
5実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図5において、MP1〜MP4はPMOSトラ
ンジスタ、MN1〜MN9,MN14はNMOSトラン
ジスタ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジス
タ、BN2は第2のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VO
UT1は第1の出力端子、VOUT2は第2の出力端子
を示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2
の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量、CL2
は第2の負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタ
MP1とNMOSトランジスタMN1は第1のインバー
タ回路INV1を、PMOSトランジスタMP2とNM
OSトランジスタMN2は第2のインバータ回路INV
2を構成しており、入力端子INV1に入力される信号
のバッファ回路として働く。同様にPMOSトランジス
タMP3とNMOSトランジスタMN3は第3のインバ
ータ回路INV3を、PMOSトランジスタMP4とN
MOSトランジスタMN4は第4のインバータ回路IN
V4を構成しており、入力端子VI2に入力される信号
のバッファ回路として働く。NMOSトランジスタMN
5〜MN6でパストランジスタ回路PT3を、NMOS
トランジスタMN7〜MN8でパストランジスタ回路P
T4を構成している。NPN型バイポーラトランジスタ
BN1とNMOSトランジスタMN9とで第1のドライ
ブ回路を構成しており、NPN型バイポーラトランジス
タBN2とNMOSトランジスタMN14とで第1のド
ライブ回路を構成している。パストランジスタ回路PT
3のNMOSトランジスタMN5,MN6のドレイン電
極もしくはソース電極が第1のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極に接続している。同様に、パストランジスタ回路PT
4のNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電
極もしくはソース電極が第2のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電
極に接続している。
集積回路を図について説明する。図5は、この発明の第
5実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図5において、MP1〜MP4はPMOSトラ
ンジスタ、MN1〜MN9,MN14はNMOSトラン
ジスタ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジス
タ、BN2は第2のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VO
UT1は第1の出力端子、VOUT2は第2の出力端子
を示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2
の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量、CL2
は第2の負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタ
MP1とNMOSトランジスタMN1は第1のインバー
タ回路INV1を、PMOSトランジスタMP2とNM
OSトランジスタMN2は第2のインバータ回路INV
2を構成しており、入力端子INV1に入力される信号
のバッファ回路として働く。同様にPMOSトランジス
タMP3とNMOSトランジスタMN3は第3のインバ
ータ回路INV3を、PMOSトランジスタMP4とN
MOSトランジスタMN4は第4のインバータ回路IN
V4を構成しており、入力端子VI2に入力される信号
のバッファ回路として働く。NMOSトランジスタMN
5〜MN6でパストランジスタ回路PT3を、NMOS
トランジスタMN7〜MN8でパストランジスタ回路P
T4を構成している。NPN型バイポーラトランジスタ
BN1とNMOSトランジスタMN9とで第1のドライ
ブ回路を構成しており、NPN型バイポーラトランジス
タBN2とNMOSトランジスタMN14とで第1のド
ライブ回路を構成している。パストランジスタ回路PT
3のNMOSトランジスタMN5,MN6のドレイン電
極もしくはソース電極が第1のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極に接続している。同様に、パストランジスタ回路PT
4のNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電
極もしくはソース電極が第2のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電
極に接続している。
【0051】次に、図5に示した2入力セレクタ回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP4はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9,MN14はし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1,BN2は
ベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高
ければオンするものとする。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP4はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9,MN14はし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1,BN2は
ベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高
ければオンするものとする。
【0052】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフ
し、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極とNPN型バイポーラトランジスタBN2の
ベース電極はロウレベルになる。インバータ回路INV
4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジス
タMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とNMOSトラ
ンジスタMN14のゲート電極は電源VDD(5.0
V)よりNMOSトランジスタMN6の閾値電圧である
0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルにな
る。NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレ
ベルであるためオフし、NPN型バイポーラトランジス
タBN1はベース電極がハイレベルであるためオンし、
出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトラ
ンジスタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッ
タ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高
速に充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレ
ベルになる。またNMOSトランジスタMN14はゲー
ト電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN2はベース電極がロウレベルであ
るためオフし、出力端子VOUT2の負荷容量CL2を
0Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT
2はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフ
し、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極とNPN型バイポーラトランジスタBN2の
ベース電極はロウレベルになる。インバータ回路INV
4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジス
タMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とNMOSトラ
ンジスタMN14のゲート電極は電源VDD(5.0
V)よりNMOSトランジスタMN6の閾値電圧である
0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルにな
る。NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレ
ベルであるためオフし、NPN型バイポーラトランジス
タBN1はベース電極がハイレベルであるためオンし、
出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトラ
ンジスタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッ
タ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高
速に充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレ
ベルになる。またNMOSトランジスタMN14はゲー
ト電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN2はベース電極がロウレベルであ
るためオフし、出力端子VOUT2の負荷容量CL2を
0Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT
2はロウレベルになる。
【0053】またこのとき、入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極とNPN型バイポーラトランジス
タBN2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタ
MN4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とNMOSトランジスタMN14のゲート電極はロウレ
ベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート電極
がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1はベース電極がロウレベルであるため
オフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0Vま
で高速に充電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。またNMOSトランジスタMN14は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN2はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT2の負荷容量CL
2をバイポーラトランジスタBN2のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT2はハイレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極とNPN型バイポーラトランジス
タBN2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタ
MN4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とNMOSトランジスタMN14のゲート電極はロウレ
ベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート電極
がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1はベース電極がロウレベルであるため
オフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0Vま
で高速に充電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。またNMOSトランジスタMN14は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN2はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT2の負荷容量CL
2をバイポーラトランジスタBN2のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT2はハイレベルになる。
【0054】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバ
ータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN
9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラン
ジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2が
オンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極とNMO
SトランジスタMN14のゲート電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲート
電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。またNMOSトランジスタ
MN14のゲート電極はハイレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電極は
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2の負
荷容量CL2を0Vまで高速に放電する。したがって出
力端子VOUT2はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバ
ータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN
9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラン
ジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2が
オンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極とNMO
SトランジスタMN14のゲート電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲート
電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。またNMOSトランジスタ
MN14のゲート電極はハイレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電極は
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2の負
荷容量CL2を0Vまで高速に放電する。したがって出
力端子VOUT2はロウレベルになる。
【0055】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN7を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極とNPN型バイポーラトランジス
タBN2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタ
MN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とNMOSトランジスタMN14のゲート電極はロウレ
ベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート電極
がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極はロウレベルであるため
オフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。またNMOSトランジスタMN14は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN2のベース電極はハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT2の負荷容量CL
2をバイポーラトランジスタBN2のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT2はハイレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN7を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極とNPN型バイポーラトランジス
タBN2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタ
MN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とNMOSトランジスタMN14のゲート電極はロウレ
ベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート電極
がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極はロウレベルであるため
オフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。またNMOSトランジスタMN14は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN2のベース電極はハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT2の負荷容量CL
2をバイポーラトランジスタBN2のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT2はハイレベルになる。
【0056】図5に示した2入力セレクタ回路では、第
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第5実施例の2入力セレクタ回路は、
第2実施例の論理回路において相補の出力が得られる回
路構成にしたものである。第2実施例において、パスト
ランジスタ回路PT3,PT4より相補の出力が得られ
るので、ドライブ回路を一つさらに追加するだけの簡単
な構成により、2入力セレクタ回路の出力を相補の関係
にある2出力とすることができる。
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第5実施例の2入力セレクタ回路は、
第2実施例の論理回路において相補の出力が得られる回
路構成にしたものである。第2実施例において、パスト
ランジスタ回路PT3,PT4より相補の出力が得られ
るので、ドライブ回路を一つさらに追加するだけの簡単
な構成により、2入力セレクタ回路の出力を相補の関係
にある2出力とすることができる。
【0057】次に、この発明の第6実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図6は、この発明の第
6実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図6においてMP1〜MP4,MP15,MP
16はPMOSトランジスタ、MN1〜MN9はNMO
Sトランジスタ、BN1は第1のNPN型バイポーラト
ランジスタ、VI1は第1の入力端子、VI2は第2の
入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入
力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは
第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示
す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSト
ランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1
のインバータ回路INV1を、PMOSトランジスタM
P2とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ
回路INV2を構成しており、入力端子INV1に入力
される信号のバッファ回路として働く。同様にPMOS
トランジスタMP3とNMOSトランジスタMN3は第
3のインバータ回路INV3を、PMOSトランジスタ
MP4とNMOSトランジスタMN4は第4のインバー
タ回路INV4を構成しており、入力端子VI2に入力
される信号のバッファ回路として働く。NMOSトラン
ジスタMN5,MN6でパストランジスタ回路PT3
を、NMOSトランジスタMN7,MN8でパストラン
ジスタ回路PT4を構成している。NPN型バイポーラ
トランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9とで
第1のドライブ回路を構成しており、パストランジスタ
回路PT3のNMOSトランジスタMN5,MN6のド
レイン電極もしくはソース電極が第1のドライブ回路を
構成しているNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極に接続している。
集積回路を図について説明する。図6は、この発明の第
6実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図6においてMP1〜MP4,MP15,MP
16はPMOSトランジスタ、MN1〜MN9はNMO
Sトランジスタ、BN1は第1のNPN型バイポーラト
ランジスタ、VI1は第1の入力端子、VI2は第2の
入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入
力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは
第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示
す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSト
ランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1
のインバータ回路INV1を、PMOSトランジスタM
P2とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ
回路INV2を構成しており、入力端子INV1に入力
される信号のバッファ回路として働く。同様にPMOS
トランジスタMP3とNMOSトランジスタMN3は第
3のインバータ回路INV3を、PMOSトランジスタ
MP4とNMOSトランジスタMN4は第4のインバー
タ回路INV4を構成しており、入力端子VI2に入力
される信号のバッファ回路として働く。NMOSトラン
ジスタMN5,MN6でパストランジスタ回路PT3
を、NMOSトランジスタMN7,MN8でパストラン
ジスタ回路PT4を構成している。NPN型バイポーラ
トランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9とで
第1のドライブ回路を構成しており、パストランジスタ
回路PT3のNMOSトランジスタMN5,MN6のド
レイン電極もしくはソース電極が第1のドライブ回路を
構成しているNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極に接続している。
【0058】次に図6に示した2入力セレクタ回路の動
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、
ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.
5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の入力
端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものとす
る。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5V
とし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5V
より低ければオンするものとする。またNMOSトラン
ジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比
べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンする
ものとする。NPN型バイポーラトランジスタはベース
電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高ければ
オンするものとする。
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、
ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.
5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の入力
端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものとす
る。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5V
とし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5V
より低ければオンするものとする。またNMOSトラン
ジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比
べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンする
ものとする。NPN型バイポーラトランジスタはベース
電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高ければ
オンするものとする。
【0059】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたときNMOSトランジスタMN5,MN7はオ
フし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与
えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオン
する。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハイ
レベルであればPMOSトランジスタMP3がオフし、
NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ回路
INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトランジ
スタMN8を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルになる。インバータ回路INV4の
入力はロウレベルであるため、PMOSトランジスタM
P4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフし、
NMOSトランジスタMN6とPMOSトランジスタM
P15を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極は電源VDD(5.0V)の電圧、すなわ
ちハイレベルになる。このときPMOSトランジスタM
P16はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲー
ト電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
バイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位より
ベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
4.2Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
を与えたときNMOSトランジスタMN5,MN7はオ
フし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与
えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオン
する。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハイ
レベルであればPMOSトランジスタMP3がオフし、
NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ回路
INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトランジ
スタMN8を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルになる。インバータ回路INV4の
入力はロウレベルであるため、PMOSトランジスタM
P4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフし、
NMOSトランジスタMN6とPMOSトランジスタM
P15を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極は電源VDD(5.0V)の電圧、すなわ
ちハイレベルになる。このときPMOSトランジスタM
P16はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲー
ト電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
バイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位より
ベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
4.2Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
【0060】またこのとき入力端子VI2に与えられた
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、イ
ンバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN8とPMOSトランジスタMP1
6を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
電源(5.0V)の電圧、すなわちハイレベルになる。
このときPMOSトランジスタMP15はオフする。イ
ンバータ回路INV4の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP4はオフし、NMOSトラン
ジスタMN4がオンして、NMOSトランジスタMN6
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレ
ベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子
VOUT1はロウレベルになる。
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、イ
ンバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN8とPMOSトランジスタMP1
6を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
電源(5.0V)の電圧、すなわちハイレベルになる。
このときPMOSトランジスタMP15はオフする。イ
ンバータ回路INV4の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP4はオフし、NMOSトラン
ジスタMN4がオンして、NMOSトランジスタMN6
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレ
ベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子
VOUT1はロウレベルになる。
【0061】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5とPMOSト
ランジスタMP15を介してNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極は電源VDD(5.0V)の
電圧、すなわちハイレベルになる。このときPMOSト
ランジスタMP16はオフする。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がロウレベルであるためオフし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がハ
イレベルであるためオンし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1をバイポーラトランジスタBN1のベース電
極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低
い電圧である4.2Vまで高速に充電する。したがって
出力端子VOUT1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5とPMOSト
ランジスタMP15を介してNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極は電源VDD(5.0V)の
電圧、すなわちハイレベルになる。このときPMOSト
ランジスタMP16はオフする。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がロウレベルであるためオフし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がハ
イレベルであるためオンし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1をバイポーラトランジスタBN1のベース電
極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低
い電圧である4.2Vまで高速に充電する。したがって
出力端子VOUT1はハイレベルになる。
【0062】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7とPMOSトランジスタMP1
6を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
電源VDD(5.0V)の電圧、すなわちハイレベルに
なる。このときPMOSトランジスタMP15はオフす
る。インバータ回路INV2の入力はハイレベルである
ためPMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSト
ランジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタM
N4を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7とPMOSトランジスタMP1
6を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
電源VDD(5.0V)の電圧、すなわちハイレベルに
なる。このときPMOSトランジスタMP15はオフす
る。インバータ回路INV2の入力はハイレベルである
ためPMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSト
ランジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタM
N4を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
【0063】図6に示した2入力セレクタ回路では第3
の入力端子VI1に与えられる信号により入力端子VI
1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信号
のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を構
成している。パストランジスタ回路をNMOSトランジ
スタMNのみで構成すると、ハイレベル(5.0V)の
信号はNMOSトランジスタのしきい値電圧である0.
5V低い電圧である4.5Vとなって伝達されるが、第
6実施例の2入力セレクタ回路はパストランジスタ回路
の出力端子と電源との間にPMOSトランジスタMP1
5,MP16を接続してフルスイングするようにしたも
のである。またこのPMOSトランジスタMP15,M
P16はパストランジスタ回路PT3,PT4の出力端
子に接続されているNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9を高速に駆動する役
目もはたしている。
の入力端子VI1に与えられる信号により入力端子VI
1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信号
のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を構
成している。パストランジスタ回路をNMOSトランジ
スタMNのみで構成すると、ハイレベル(5.0V)の
信号はNMOSトランジスタのしきい値電圧である0.
5V低い電圧である4.5Vとなって伝達されるが、第
6実施例の2入力セレクタ回路はパストランジスタ回路
の出力端子と電源との間にPMOSトランジスタMP1
5,MP16を接続してフルスイングするようにしたも
のである。またこのPMOSトランジスタMP15,M
P16はパストランジスタ回路PT3,PT4の出力端
子に接続されているNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9を高速に駆動する役
目もはたしている。
【0064】次に、この発明の第7実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図7はこの発明の第7
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図7には、パストランジスタ回路をPMOSトラ
ンジスタのみで構成した場合の例を示す。図7において
MP1〜MP8はPMOSトランジスタ、MN1〜MN
4,MN9,MN15,MN16はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VO
UT1は第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で
5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は
第1の負荷容量を示す。PMOSトランジスタMP5,
MP6でパストランジスタ回路PT9を、PMOSトラ
ンジスタMP7,MP8でパストランジスタ回路PT1
0を構成している。NPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9とでドライブ回路を
構成しており、パストランジスタ回路PT9のPMOS
トランジスタMP5,MP6のドレイン電極もしくはソ
ース電極がドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極に接続している。
集積回路を図について説明する。図7はこの発明の第7
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図7には、パストランジスタ回路をPMOSトラ
ンジスタのみで構成した場合の例を示す。図7において
MP1〜MP8はPMOSトランジスタ、MN1〜MN
4,MN9,MN15,MN16はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VO
UT1は第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で
5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は
第1の負荷容量を示す。PMOSトランジスタMP5,
MP6でパストランジスタ回路PT9を、PMOSトラ
ンジスタMP7,MP8でパストランジスタ回路PT1
0を構成している。NPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9とでドライブ回路を
構成しており、パストランジスタ回路PT9のPMOS
トランジスタMP5,MP6のドレイン電極もしくはソ
ース電極がドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極に接続している。
【0065】ロウレベル(0V)の信号はPMOSトラ
ンジスタMP5〜MP8のしきい値電圧である0.5V
高い電圧である0.5Vとなって伝達されるが、図6に
示した2入力セレクタ回路はパストランジスタ回路PT
9,PT10の出力端子と電源との間にNMOSトラン
ジスタMN15,MN16を接続しフルスイングするよ
うにしたものである。またこのNMOSトランジスタM
N15,MN16はパストランジスタ回路PT9,PT
10の出力端子に接続されているNPN型バイポーラト
ランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9を高速
に駆動する役目もはたしている。
ンジスタMP5〜MP8のしきい値電圧である0.5V
高い電圧である0.5Vとなって伝達されるが、図6に
示した2入力セレクタ回路はパストランジスタ回路PT
9,PT10の出力端子と電源との間にNMOSトラン
ジスタMN15,MN16を接続しフルスイングするよ
うにしたものである。またこのNMOSトランジスタM
N15,MN16はパストランジスタ回路PT9,PT
10の出力端子に接続されているNPN型バイポーラト
ランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9を高速
に駆動する役目もはたしている。
【0066】次に、この発明の第8実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図8はこの発明の第8
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図8において、MP17はPMOSトランジスタ
であり、その他の図2と同一符号は図2と同一もしくは
相当する部分を示す。PMOSトランジスタMP17
は、ゲート電極を接地し、ソース電極をNPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極に接続し、ドレイ
ン電極をNPN型バイポーラトランジスタエミッタ電極
に接続している。
集積回路を図について説明する。図8はこの発明の第8
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図8において、MP17はPMOSトランジスタ
であり、その他の図2と同一符号は図2と同一もしくは
相当する部分を示す。PMOSトランジスタMP17
は、ゲート電極を接地し、ソース電極をNPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極に接続し、ドレイ
ン電極をNPN型バイポーラトランジスタエミッタ電極
に接続している。
【0067】次に図8に示した2入力セレクタ回路の動
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより低ければオンするものとする。またNMOSトラ
ンジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に
比べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンす
るものとする。PNP型バイポーラトランジスタはベー
ス電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高けれ
ばオンするものとする。
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより低ければオンするものとする。またNMOSトラ
ンジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に
比べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンす
るものとする。PNP型バイポーラトランジスタはベー
ス電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高けれ
ばオンするものとする。
【0068】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP3が
オフし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバ
ータ回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN
9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV4の入力はロウレベルであるため、PMOSトラン
ジスタMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4は
オフし、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VD
D(5.0V)よりNMOSトランジスタMN6のしき
い値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわち
ハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
4.5Vまで高速に充電する。このときPMOSトラン
ジスタMP17はオンしておりNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極の電
位まで充電する役割を果たす。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP3が
オフし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバ
ータ回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN
9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV4の入力はロウレベルであるため、PMOSトラン
ジスタMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4は
オフし、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VD
D(5.0V)よりNMOSトランジスタMN6のしき
い値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわち
ハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
4.5Vまで高速に充電する。このときPMOSトラン
ジスタMP17はオンしておりNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極の電
位まで充電する役割を果たす。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
【0069】またこのとき入力端子VI2に与えられた
信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP3
がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、イン
バータ回路INV3の出力はハイレベルになり、NMO
SトランジスタMN8を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極は電源(5.0V)よりNMOSトラ
ンジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い4.
5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバータ回
路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOSト
ランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタMN
4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。このときPMOSトランジスタMP1
7はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲート電
極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1はベース電極がロウレベルであるた
めオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0V
まで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1は
ロウレベルになる。
信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP3
がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、イン
バータ回路INV3の出力はハイレベルになり、NMO
SトランジスタMN8を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極は電源(5.0V)よりNMOSトラ
ンジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い4.
5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバータ回
路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOSト
ランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタMN
4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。このときPMOSトランジスタMP1
7はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲート電
極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1はベース電極がロウレベルであるた
めオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0V
まで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1は
ロウレベルになる。
【0070】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5を介してNP
N型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源
VDD(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5の
しきい値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を4.5Vまで高速に充電する。このときPMOSト
ランジスタMP17はオンしておりNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極
の電位まで充電する役割を果たす。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5を介してNP
N型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源
VDD(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5の
しきい値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を4.5Vまで高速に充電する。このときPMOSト
ランジスタMP17はオンしておりNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極
の電位まで充電する役割を果たす。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。
【0071】またこのとき入力端子VI1に与えられた
信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP1
がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イン
バータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNMO
SトランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低
い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバ
ータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PM
OSトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジス
タMN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介
してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルになる。このときPMOSトランジスタ
MP17はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲ
ート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOU
T1はロウレベルになる。
信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP1
がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イン
バータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNMO
SトランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低
い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバ
ータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PM
OSトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジス
タMN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介
してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルになる。このときPMOSトランジスタ
MP17はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲ
ート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOU
T1はロウレベルになる。
【0072】図9に示した2入力セレクタ回路は、第3
の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子V
I1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信
号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
がオンしている状態ではエミッタ電極の電圧はベース電
極より〜0.8V低い電圧に固定されるが、本実施例で
はエミッタ電極の電圧がベース電極の電圧と同じになる
ようにゲート電極が第2の電源GNDに接続されたPM
OSトランジスタMP17をNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極とエミッタ電極に接続した。
の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子V
I1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信
号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
がオンしている状態ではエミッタ電極の電圧はベース電
極より〜0.8V低い電圧に固定されるが、本実施例で
はエミッタ電極の電圧がベース電極の電圧と同じになる
ようにゲート電極が第2の電源GNDに接続されたPM
OSトランジスタMP17をNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極とエミッタ電極に接続した。
【0073】次に、この発明の第9実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図9は、この発明の第
9実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図9において、R1は抵抗であり、その他の図
2と同一符号は図2と同一もしくは相当する部分を示
す。第9実施例による2入力セレクタ回路が第2実施例
の2入力セレクタ回路と異なる点は、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1のエミッタ電極の電圧がベース電
極の電圧と同じになるように抵抗R1をベース電極とエ
ミッタ電極に接続した点である。第2実施例の2入力セ
レクタ回路では、NPN型バイポーラトランジスタBN
1がオンしているとき、出力端子VOUT1の電圧は、
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極の
電圧に比べてベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低
くなっている。従った、NPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極とエミッタ電極に抵抗R1を接続
することにより、出力電圧に与えるNPN型バイポーラ
トランジスタのベース・エミッタ電圧の影響を防止する
ことができる。
集積回路を図について説明する。図9は、この発明の第
9実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図9において、R1は抵抗であり、その他の図
2と同一符号は図2と同一もしくは相当する部分を示
す。第9実施例による2入力セレクタ回路が第2実施例
の2入力セレクタ回路と異なる点は、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1のエミッタ電極の電圧がベース電
極の電圧と同じになるように抵抗R1をベース電極とエ
ミッタ電極に接続した点である。第2実施例の2入力セ
レクタ回路では、NPN型バイポーラトランジスタBN
1がオンしているとき、出力端子VOUT1の電圧は、
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極の
電圧に比べてベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低
くなっている。従った、NPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極とエミッタ電極に抵抗R1を接続
することにより、出力電圧に与えるNPN型バイポーラ
トランジスタのベース・エミッタ電圧の影響を防止する
ことができる。
【0074】次に、この発明の第10実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図10はこの発明の
第10実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図10において、MP1,MP2はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、V
I4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を
示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の
電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。こ
こでPMOSトランジスタMP1とNMOSトランジス
タMN1は第1のインバータ回路INV1を、PMOS
トランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2は第
2のインバータ回路INV2を構成しており入力端子V
I1に入力される信号のバッファ回路として働く。NM
OSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ回
路PT3を、NMOSトランジスタMN7〜MN8でパ
ストランジスタ回路PT4を構成している。NPN型バ
イポーラトランジスタBN1とNMOSトランジスタM
N9とでドライブ回路を構成しており、パストランジス
タ回路PT3のNMOSトランジスタMN5及びNMO
SトランジスタMN6のドレインもしくはソースはドラ
イブ回路を構成しているNPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極に接続している。
体集積回路を図について説明する。図10はこの発明の
第10実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図10において、MP1,MP2はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、V
I4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を
示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の
電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。こ
こでPMOSトランジスタMP1とNMOSトランジス
タMN1は第1のインバータ回路INV1を、PMOS
トランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2は第
2のインバータ回路INV2を構成しており入力端子V
I1に入力される信号のバッファ回路として働く。NM
OSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ回
路PT3を、NMOSトランジスタMN7〜MN8でパ
ストランジスタ回路PT4を構成している。NPN型バ
イポーラトランジスタBN1とNMOSトランジスタM
N9とでドライブ回路を構成しており、パストランジス
タ回路PT3のNMOSトランジスタMN5及びNMO
SトランジスタMN6のドレインもしくはソースはドラ
イブ回路を構成しているNPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極に接続している。
【0075】次に図10に示した非排他的論理和回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1,MP2はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタはベース電極の電圧がエミッタ
電極の電圧より0.8V高ければオンするものとする。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1,MP2はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタはベース電極の電圧がエミッタ
電極の電圧より0.8V高ければオンするものとする。
【0076】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN6を介してNPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極はロウレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はロウレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオンし、NMOSトランジスタ
MN2はオフし、NMOSトランジスタMN8を介して
NMOSトランジスタMN9のゲート電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN8のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN6を介してNPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極はロウレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はロウレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオンし、NMOSトランジスタ
MN2はオフし、NMOSトランジスタMN8を介して
NMOSトランジスタMN9のゲート電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN8のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
【0077】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極は電源(5.0V)よ
りNMOSトランジスタMN6のしきい値である0.5
V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。イ
ンバータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトラン
ジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタMN8
を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極は電源(5.0V)よ
りNMOSトランジスタMN6のしきい値である0.5
V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。イ
ンバータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトラン
ジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタMN8
を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
【0078】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5を介してNP
N型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源
VDD(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5の
しきい値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5を介してNP
N型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源
VDD(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5の
しきい値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。
【0079】またこのとき、入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNM
OSトランジスタMN7のしきい値である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるためPMOS
トランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタM
N2がオンしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNM
OSトランジスタMN7のしきい値である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるためPMOS
トランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタM
N2がオンしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
【0080】図10に示した非排他的論理和回路は、パ
ストランジスタ回路PT3,PT4をNMOSトランジ
スタのみで構成したものである。NPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路P
T3の出力とパストランジスタ回路PT4の出力は、常
に相補の信号が出力されるように回路は構成されてい
る。パストランジスタ回路PT3あるいはパストランジ
スタ回路PT4を介してインバータ回路INV1,IN
V2が駆動するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9のみであり、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN
型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトランジス
タMN9である。なお、パストランジスタ回路PT1,
PT2とは異なり、パストランジスタ回路PT3,PT
4はNMOSトランジスタMN5〜MN8のみで構成さ
れている。そのため、NPN型バイポーラトランジスタ
BN1のベース電極及びNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極に入力されるハイレベルの信号は、NMOS
トランジスタMN5〜MN8の閾値電圧である0.5V
低い電圧である4.5Vの信号となって伝達される。従
って、NPN型バイポーラトランジスタBN1がターン
オフする場合は、ベース電圧は4.5Vから下がりはじ
めるため、第1実施例と比較してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のターンオフ時間は短くなり、非排他
的論理和回路を高速で動作させることが可能である。
ストランジスタ回路PT3,PT4をNMOSトランジ
スタのみで構成したものである。NPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路P
T3の出力とパストランジスタ回路PT4の出力は、常
に相補の信号が出力されるように回路は構成されてい
る。パストランジスタ回路PT3あるいはパストランジ
スタ回路PT4を介してインバータ回路INV1,IN
V2が駆動するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9のみであり、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN
型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトランジス
タMN9である。なお、パストランジスタ回路PT1,
PT2とは異なり、パストランジスタ回路PT3,PT
4はNMOSトランジスタMN5〜MN8のみで構成さ
れている。そのため、NPN型バイポーラトランジスタ
BN1のベース電極及びNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極に入力されるハイレベルの信号は、NMOS
トランジスタMN5〜MN8の閾値電圧である0.5V
低い電圧である4.5Vの信号となって伝達される。従
って、NPN型バイポーラトランジスタBN1がターン
オフする場合は、ベース電圧は4.5Vから下がりはじ
めるため、第1実施例と比較してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のターンオフ時間は短くなり、非排他
的論理和回路を高速で動作させることが可能である。
【0081】第10実施例による図10に示した非排他
的論理和回路は第2実施例の場合において、インバータ
回路INV1の出力をNMOSトランジスタMN6に、
NMOSインバータ回路INV2の出力をNMOSトラ
ンジスタMN8に入力したものである。入力端子VI1
に与えられる信号と入力端子VI3に与えられる信号が
ともにハイレベルかともにロウレベルのときにのみ出力
がハイレベルになる。すなわち排他的的論理和回路を構
成した例である。
的論理和回路は第2実施例の場合において、インバータ
回路INV1の出力をNMOSトランジスタMN6に、
NMOSインバータ回路INV2の出力をNMOSトラ
ンジスタMN8に入力したものである。入力端子VI1
に与えられる信号と入力端子VI3に与えられる信号が
ともにハイレベルかともにロウレベルのときにのみ出力
がハイレベルになる。すなわち排他的的論理和回路を構
成した例である。
【0082】次に、この発明の第11実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図11はこの発明の
第11実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図11において、MP1〜MP3はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、V
I4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を
示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の
電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。こ
こでMP1とMN1は第1のインバータ回路INV1を
構成しており、INV1に入力される信号の反転論理を
出力するバッファ回路として働く。NMOSトランジス
タMN5,MN6とインバータ回路INV2で第1のパ
ストランジスタ回路PT11を、NMOSトランジスタ
MN7,MN8とインバータ回路INV5で第2のパス
トランジスタ回路PT12を構成している。NPN型バ
イポーラトランジスタBN1とNMOSトランジスタM
N9とでドライブ回路を構成しており、パストランジス
タ回路PT11のNMOSトランジスタMN6のドレイ
ンもしくはソースはドライブ回路を構成しているNPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極に接続し
ている。
体集積回路を図について説明する。図11はこの発明の
第11実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図11において、MP1〜MP3はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、V
I4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を
示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の
電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。こ
こでMP1とMN1は第1のインバータ回路INV1を
構成しており、INV1に入力される信号の反転論理を
出力するバッファ回路として働く。NMOSトランジス
タMN5,MN6とインバータ回路INV2で第1のパ
ストランジスタ回路PT11を、NMOSトランジスタ
MN7,MN8とインバータ回路INV5で第2のパス
トランジスタ回路PT12を構成している。NPN型バ
イポーラトランジスタBN1とNMOSトランジスタM
N9とでドライブ回路を構成しており、パストランジス
タ回路PT11のNMOSトランジスタMN6のドレイ
ンもしくはソースはドライブ回路を構成しているNPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極に接続し
ている。
【0083】次に図11に示した非排他的論理和回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP3はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN3,MN5〜MN
9はしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べて
ゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンするもの
とする。NPN型バイポーラトランジスタBN1はベー
ス電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高けれ
ばオンするものとする。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP3はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN3,MN5〜MN
9はしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べて
ゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンするもの
とする。NPN型バイポーラトランジスタBN1はベー
ス電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高けれ
ばオンするものとする。
【0084】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI1に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP1がオフ
し、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバータ
回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してインバータ回路INV3の入力
はロウレベルになる。インバータ回路INV3の入力が
ロウレベルであるため、PMOSトランジスタMP3は
オンし、NMOSトランジスタMN3はオフし、NMO
SトランジスタMN9のゲート電極はハイレベルにな
る。またNMOSトランジスタMN6を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は0V、す
なわちロウレベルになる。NMOSトランジスタMN9
はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベ
ルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量C
L1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI1に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP1がオフ
し、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバータ
回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してインバータ回路INV3の入力
はロウレベルになる。インバータ回路INV3の入力が
ロウレベルであるため、PMOSトランジスタMP3は
オンし、NMOSトランジスタMN3はオフし、NMO
SトランジスタMN9のゲート電極はハイレベルにな
る。またNMOSトランジスタMN6を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は0V、す
なわちロウレベルになる。NMOSトランジスタMN9
はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベ
ルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量C
L1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。
【0085】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してインバータ回路IN
V3の入力は4.5Vの電圧になる。すなわちハイレベ
ルになる。インバータ回路INV3の入力がハイレベル
であるためPMOSトランジスタMP3はオフし、NM
OSトランジスタMN3はオンし、NMOSトランジス
タMN9のゲート電極はロウレベルになる。またNMO
SトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のベース電極は電源よりNMOSトラン
ジスタMN6のしきい値電圧である0.5V低い電圧で
ある4.5Vになる。NMOSトランジスタMN9はゲ
ート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルで
あるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よ
りベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧であ
る3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はハイレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してインバータ回路IN
V3の入力は4.5Vの電圧になる。すなわちハイレベ
ルになる。インバータ回路INV3の入力がハイレベル
であるためPMOSトランジスタMP3はオフし、NM
OSトランジスタMN3はオンし、NMOSトランジス
タMN9のゲート電極はロウレベルになる。またNMO
SトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のベース電極は電源よりNMOSトラン
ジスタMN6のしきい値電圧である0.5V低い電圧で
ある4.5Vになる。NMOSトランジスタMN9はゲ
ート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルで
あるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よ
りベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧であ
る3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はハイレベルになる。
【0086】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6とMN
8はオフする。このとき入力端子VIに与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フしNMOSトランジスタMN1がオンしインバータ回
路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトラン
ジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN9のゲ
ート電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタM
N5を介してインバータ回路INV2の入力はロウレベ
ルになるためNMOSトランジスタMN2はオフしPM
OSトランジスタMP2がオンしてNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルになる。
NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレベル
であるためオフし、NPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極はハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジ
スタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である4.5Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6とMN
8はオフする。このとき入力端子VIに与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フしNMOSトランジスタMN1がオンしインバータ回
路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトラン
ジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN9のゲ
ート電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタM
N5を介してインバータ回路INV2の入力はロウレベ
ルになるためNMOSトランジスタMN2はオフしPM
OSトランジスタMP2がオンしてNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルになる。
NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレベル
であるためオフし、NPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極はハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジ
スタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である4.5Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
【0087】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN5を介してインバータ回路IN
V2の入力は4.5Vの電圧になる。インバータ回路I
NV2の入力がハイレベルであるため、PMOSトラン
ジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタMN2は
オンし、NPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極は0Vになる。またNMOSトランジスタMN6
を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
4.5Vの電圧になる。NMOSトランジスタMN9は
ゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベル
であるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を0Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN5を介してインバータ回路IN
V2の入力は4.5Vの電圧になる。インバータ回路I
NV2の入力がハイレベルであるため、PMOSトラン
ジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタMN2は
オンし、NPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極は0Vになる。またNMOSトランジスタMN6
を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
4.5Vの電圧になる。NMOSトランジスタMN9は
ゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベル
であるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を0Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はロウレベルになる。
【0088】図11に示した非排他的論理和回路は、入
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる排他的的論理和回路で
ある。パストランジスタ回路PT11とパストランジス
タ回路PT12はそれぞれ1つのインバータ回路INV
2,INV3を備えており、入力端子からNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1あるいはNMOSトランジス
タMN9までの経路で、インバータ回路2つとパストラ
ンジスタ回路を1つ含んだ経路をインバータ回路で駆動
する。出力端子VOUT1の負荷容量CL1を充放電す
るのはNPN型バイポーラトランジスタBN1とNMO
SトランジスタMN9である。
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる排他的的論理和回路で
ある。パストランジスタ回路PT11とパストランジス
タ回路PT12はそれぞれ1つのインバータ回路INV
2,INV3を備えており、入力端子からNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1あるいはNMOSトランジス
タMN9までの経路で、インバータ回路2つとパストラ
ンジスタ回路を1つ含んだ経路をインバータ回路で駆動
する。出力端子VOUT1の負荷容量CL1を充放電す
るのはNPN型バイポーラトランジスタBN1とNMO
SトランジスタMN9である。
【0089】次に、この発明の第12実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図12はこの発明の
第12実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図12において、MP1,MP2,MP1
8はPMOSトランジスタ、MN1,MN5,MN6,
MN9,MN18はNMOSトランジスタ、BN1は第
1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の
入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入
力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは
第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示
す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSト
ランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1
のインバータ回路INV1を、PMOSトランジスタM
P2とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ
回路INV2を構成しており、入力端子INV1に入力
される信号のバッファ回路として働く。NMOSトラン
ジスタMN5,MN6でパストランジスタ回路PT3を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
とNMOSトランジスタMN9とでドライブ回路を構成
しており、パストランジスタ回路PT11のNMOSト
ランジスタMN5,MN6のドレインもしくはソースは
ドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極に接続している。
体集積回路を図について説明する。図12はこの発明の
第12実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図12において、MP1,MP2,MP1
8はPMOSトランジスタ、MN1,MN5,MN6,
MN9,MN18はNMOSトランジスタ、BN1は第
1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の
入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入
力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは
第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示
す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSト
ランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1
のインバータ回路INV1を、PMOSトランジスタM
P2とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ
回路INV2を構成しており、入力端子INV1に入力
される信号のバッファ回路として働く。NMOSトラン
ジスタMN5,MN6でパストランジスタ回路PT3を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
とNMOSトランジスタMN9とでドライブ回路を構成
しており、パストランジスタ回路PT11のNMOSト
ランジスタMN5,MN6のドレインもしくはソースは
ドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極に接続している。
【0090】次に図12に示した非排他的論理和回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1,MP2,MP18
はしきい値電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べて
ゲート電極の電圧が0.5Vより低ければオンするもの
とする。またNMOSトランジスタMN1,MN5,M
N6,MN9,MN18はしきい値電圧を0.5Vと
し、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vよ
り高ければオンするものとする。NPN型バイポーラト
ランジスタBN1はベース電極の電圧がエミッタ電極の
電圧より0.8V高ければオンするものとする。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1,MP2,MP18
はしきい値電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べて
ゲート電極の電圧が0.5Vより低ければオンするもの
とする。またNMOSトランジスタMN1,MN5,M
N6,MN9,MN18はしきい値電圧を0.5Vと
し、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vよ
り高ければオンするものとする。NPN型バイポーラト
ランジスタBN1はベース電極の電圧がエミッタ電極の
電圧より0.8V高ければオンするものとする。
【0091】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えるた
め、NMOSトランジスタMN6はオンする。このとき
入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSト
ランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の
出力はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。またインバータ回路INV
8にもロウレベルの信号が与えられているため、PMO
SトランジスタMP18がオンし、NMOSトランジス
タMN18がオフして、NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9のゲート電極はハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えるた
め、NMOSトランジスタMN6はオンする。このとき
入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSト
ランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の
出力はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。またインバータ回路INV
8にもロウレベルの信号が与えられているため、PMO
SトランジスタMP18がオンし、NMOSトランジス
タMN18がオフして、NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9のゲート電極はハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
【0092】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極は4.5Vになる。ま
た、インバータ回路INV8にもハイレベルの信号が与
えられているためPMOSトランジスタMP18がオフ
し、NMOSトランジスタMN18がオンして、NMO
SトランジスタMN9のゲート電極はロウレベルにな
る。NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレ
ベルであるためオフし、NPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極は4.5Vであるためオンし、出
力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vまで高速
に充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベ
ルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極は4.5Vになる。ま
た、インバータ回路INV8にもハイレベルの信号が与
えられているためPMOSトランジスタMP18がオフ
し、NMOSトランジスタMN18がオンして、NMO
SトランジスタMN9のゲート電極はロウレベルにな
る。NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレ
ベルであるためオフし、NPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極は4.5Vであるためオンし、出
力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vまで高速
に充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベ
ルになる。
【0093】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るため、NMOSトランジスタMN6はオフする。この
とき入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであ
れば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOS
トランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1
の出力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の
入力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタM
N2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンし
て、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とインバータ回
路INV8の入力端子は電源VDD(5.0V)よりN
MOSトランジスタMN5のしきい値電圧である0.5
V低い4.5Vの電圧になる。インバータ回路INV8
の入力はハイレベルであるため、NMOSトランジスタ
MN18はオンし、PMOSトランジスタMP18がオ
フしてNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲート電
極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルであるた
めオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベー
ス・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.
7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VOUT
1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るため、NMOSトランジスタMN6はオフする。この
とき入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであ
れば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOS
トランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1
の出力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の
入力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタM
N2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンし
て、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とインバータ回
路INV8の入力端子は電源VDD(5.0V)よりN
MOSトランジスタMN5のしきい値電圧である0.5
V低い4.5Vの電圧になる。インバータ回路INV8
の入力はハイレベルであるため、NMOSトランジスタ
MN18はオンし、PMOSトランジスタMP18がオ
フしてNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲート電
極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルであるた
めオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベー
ス・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.
7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VOUT
1はハイレベルになる。
【0094】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力ハイレベルであるためNMO
SトランジスタMN2はオンし、PMOSトランジスタ
MP2がオフして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とインバータ回路INV8の入力端子はロウレベルにな
る。インバータ回路INV8の入力はロウレベルである
ため、NMOSトランジスタMN18はオフし、PMO
SトランジスタMP18がオンして、NMOSトランジ
スタMN9のゲート電極はハイレベルになる。NMOS
トランジスタMN9のゲート電極はハイレベルであるた
めオンし、NPN型バイポーラトランジスタBN1のベ
ース電極はロウレベルであるためオフし、出力端子VO
UT1の負荷容量CL1を0Vまで高速に放電する。し
たがって出力端子VOUT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力ハイレベルであるためNMO
SトランジスタMN2はオンし、PMOSトランジスタ
MP2がオフして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とインバータ回路INV8の入力端子はロウレベルにな
る。インバータ回路INV8の入力はロウレベルである
ため、NMOSトランジスタMN18はオフし、PMO
SトランジスタMP18がオンして、NMOSトランジ
スタMN9のゲート電極はハイレベルになる。NMOS
トランジスタMN9のゲート電極はハイレベルであるた
めオンし、NPN型バイポーラトランジスタBN1のベ
ース電極はロウレベルであるためオフし、出力端子VO
UT1の負荷容量CL1を0Vまで高速に放電する。し
たがって出力端子VOUT1はロウレベルになる。
【0095】図13に示した非排他的論理和回路は、入
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路を
構成している。パストランジスタ回路PT3の出力をイ
ンバータ回路INV8に入力し、インバータ回路INV
8の出力をパストランジスタ回路PT3の反転信号とし
て用いた例である。出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を充放電するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9である。
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路を
構成している。パストランジスタ回路PT3の出力をイ
ンバータ回路INV8に入力し、インバータ回路INV
8の出力をパストランジスタ回路PT3の反転信号とし
て用いた例である。出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を充放電するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9である。
【0096】次に、この発明の第13実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図13はこの発明の
第13実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図13において、MP1〜MP6はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN6はNMOSトランジス
タ、BN1はNPN型バイポーラトランジスタ、BP1
はPNP型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の入
力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3の入力
端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出
力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0V、GND
は第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を
示す。ここでPMOSトランジスタMP1とNMOSト
ランジスタMN1は第1のインバータ回路INV1を、
PMOSトランジスタMP2とNMOSトランジスタM
N2は第2のインバータ回路INV2を構成しており、
入力端子VI1に入力される信号のバッファ回路として
働く。同様にPMOSトランジスタMP3とNMOSト
ランジスタMN3は第3のインバータ回路INV3を、
PMOSトランジスタMP4とNMOSトランジスタM
N4は第4のインバータ回路INV4を構成しており、
入力端子VI2に入力される信号のバッファ回路として
働く。
体集積回路を図について説明する。図13はこの発明の
第13実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図13において、MP1〜MP6はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN6はNMOSトランジス
タ、BN1はNPN型バイポーラトランジスタ、BP1
はPNP型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の入
力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3の入力
端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出
力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0V、GND
は第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を
示す。ここでPMOSトランジスタMP1とNMOSト
ランジスタMN1は第1のインバータ回路INV1を、
PMOSトランジスタMP2とNMOSトランジスタM
N2は第2のインバータ回路INV2を構成しており、
入力端子VI1に入力される信号のバッファ回路として
働く。同様にPMOSトランジスタMP3とNMOSト
ランジスタMN3は第3のインバータ回路INV3を、
PMOSトランジスタMP4とNMOSトランジスタM
N4は第4のインバータ回路INV4を構成しており、
入力端子VI2に入力される信号のバッファ回路として
働く。
【0097】PMOSトランジスタMP5〜MP6とN
MOSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ
回路PT1を構成している。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタBP1
とはドライブ回路を構成しており、パストランジスタ回
路PT1のNMOSトランジスタMN5,MN6及びP
MOSトランジスタMP5,MP6のドレインもしくは
ソースはドライブ回路を構成しているNPN型バイポー
ラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジ
スタBP1のベース電極に接続している。
MOSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ
回路PT1を構成している。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタBP1
とはドライブ回路を構成しており、パストランジスタ回
路PT1のNMOSトランジスタMN5,MN6及びP
MOSトランジスタMP5,MP6のドレインもしくは
ソースはドライブ回路を構成しているNPN型バイポー
ラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジ
スタBP1のベース電極に接続している。
【0098】次に図13に示した2入力セレクタ回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転論理を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP6はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN6はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエ
ミッタ電極の電圧より0.8V高ければオンするものと
する。PNP型バイポーラトランジスタBPはベース電
極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V低ければオ
ンするものとする。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転論理を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP6はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN6はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエ
ミッタ電極の電圧より0.8V高ければオンするものと
する。PNP型バイポーラトランジスタBPはベース電
極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V低ければオ
ンするものとする。
【0099】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
PMOSトランジスタMP6はオンする。また第4の入
力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられているた
め、PMOSトランジスタMP5はオフし、NMOSト
ランジスタMN6はオンする。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
PMOSトランジスタMP6はオンする。また第4の入
力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられているた
め、PMOSトランジスタMP5はオフし、NMOSト
ランジスタMN6はオンする。
【0100】このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP3が
オフし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバ
ータ回路INV3の出力はロウレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はロウレベルであるためNMOS
トランジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタM
P4がオンしてPMOSトランジスタMP6およびNM
OSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジスタ
BP1のベース電極はハイレベルになる。PNP型バイ
ポーラトランジスタはベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN1はベ
ース電極がハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0V)から
バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である4.2Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT1はハイレベルにな
る。
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP3が
オフし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバ
ータ回路INV3の出力はロウレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はロウレベルであるためNMOS
トランジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタM
P4がオンしてPMOSトランジスタMP6およびNM
OSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジスタ
BP1のベース電極はハイレベルになる。PNP型バイ
ポーラトランジスタはベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN1はベ
ース電極がハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0V)から
バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である4.2Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT1はハイレベルにな
る。
【0101】また、このとき入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになる。イ
ンバータ回路INV4の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP4はオフし、NMOSトラン
ジスタMN4がオンして、PMOSトランジスタMP6
およびNMOSトランジスタMN6を介してNPN型バ
イポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラト
ランジスタBP1のベース電極はロウレベルになる。P
NP型バイポーラトランジスタBP1はベース電極がロ
ウレベルであるためオンし、NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1はベース電極がロウレベルであるためオフ
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0.8Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになる。イ
ンバータ回路INV4の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP4はオフし、NMOSトラン
ジスタMN4がオンして、PMOSトランジスタMP6
およびNMOSトランジスタMN6を介してNPN型バ
イポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラト
ランジスタBP1のベース電極はロウレベルになる。P
NP型バイポーラトランジスタBP1はベース電極がロ
ウレベルであるためオンし、NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1はベース電極がロウレベルであるためオフ
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0.8Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。
【0102】次いで、第3の入力端子VI3にハイレベ
ルの信号を与えたとき、NMOSトランジスタMN5は
オンし、PMOSトランジスタMP6はオフする。また
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るため、PMOSトランジスタMP5はオンし、NMO
SトランジスタMN6はオフする。
ルの信号を与えたとき、NMOSトランジスタMN5は
オンし、PMOSトランジスタMP6はオフする。また
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るため、PMOSトランジスタMP5はオンし、NMO
SトランジスタMN6はオフする。
【0103】このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになる。インバータ
回路INV2の入力がロウレベルであるため、NMOS
トランジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタM
P2がオンして、PMOSトランジスタMP5およびN
MOSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジス
タBP1のベース電極はハイレベルになる。PNP型バ
イポーラトランジスタBP1はベース電極がハイレベル
であるためオフし、NPN型バイポーラトランジスタB
N1はベース電極がハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0
V)からバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である4.2Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになる。インバータ
回路INV2の入力がロウレベルであるため、NMOS
トランジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタM
P2がオンして、PMOSトランジスタMP5およびN
MOSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジス
タBP1のベース電極はハイレベルになる。PNP型バ
イポーラトランジスタBP1はベース電極がハイレベル
であるためオフし、NPN型バイポーラトランジスタB
N1はベース電極がハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0
V)からバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である4.2Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
【0104】また、このとき入力端子VIに与えられた
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、P
MOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジ
スタMN2がオンして、PMOSトランジスタMP5お
よびNMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトラ
ンジスタBP1のベース電極はロウレベルになる。PN
P型バイポーラトランジスタBP1はベース電極がハイ
レベルであるためオンし、NPN型バイポーラトランジ
スタBN1はベース電極がロウレベルであるためオフ
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0.8Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、P
MOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジ
スタMN2がオンして、PMOSトランジスタMP5お
よびNMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトラ
ンジスタBP1のベース電極はロウレベルになる。PN
P型バイポーラトランジスタBP1はベース電極がハイ
レベルであるためオンし、NPN型バイポーラトランジ
スタBN1はベース電極がロウレベルであるためオフ
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0.8Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。
【0105】図13に示したセレクタ回路では、第3の
入力端子VI3に与えられる制御信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN
1のベース電極とPNP型バイポーラトランジスタBP
1のベース電極にはパストランジスタ回路PT1の出力
が接続されているだけで第1実施例のように、相補の信
号が出力されるような回路は構成を必要としない。パス
トランジスタ回路PT1を介してインバータ回路INV
2,INV2が駆動するのは、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1とNMOSトランジスタMN9のみであ
り、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を充放電する
のはNPN型バイポーラトランジスタBN1とPNP型
バイポーラトランジスタBP1である。
入力端子VI3に与えられる制御信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN
1のベース電極とPNP型バイポーラトランジスタBP
1のベース電極にはパストランジスタ回路PT1の出力
が接続されているだけで第1実施例のように、相補の信
号が出力されるような回路は構成を必要としない。パス
トランジスタ回路PT1を介してインバータ回路INV
2,INV2が駆動するのは、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1とNMOSトランジスタMN9のみであ
り、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を充放電する
のはNPN型バイポーラトランジスタBN1とPNP型
バイポーラトランジスタBP1である。
【0106】次に、この発明の第14実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図14は、この発明
の第14実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す
回路図である。図14において、MP1〜MP4はPM
OSトランジスタ、MN1〜MN8はNMOSトランジ
スタ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジス
タ、BN2は第2のNPN型バイポーラトランジスタ、
BP1は第1のPNP型バイポーラトランジスタ、BP
2は第2のPNP型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は
第1の出力端子、VOUT2は第2の出力端子を示す。
VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で
0Vを示す。CL1は第1の負荷容量、CL2は第2の
負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1と
NMOSトランジスタMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトラ
ンジスタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成
しており、入力端子INV1に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP3
とNMOSトランジスタMN3は第3のインバータ回路
INV3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSト
ランジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を構
成しており、入力端子VI2に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。NMOSトランジスタMN5〜MN
6でパストランジスタ回路PT3を、NMOSトランジ
スタMN7〜MN8でパストランジスタ回路PT4を構
成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1と
PNP型バイポーラトランジスタBP1とで第1のドラ
イブ回路を構成しており、NPN型バイポーラトランジ
スタBN2とPNP型バイポーラトランジスタBP2と
で第1のドライブ回路を構成している。パストランジス
タ回路PT3のNMOSトランジスタMN5,MN6の
ドレイン電極もしくはソース電極が第1のドライブ回路
を構成しているNPN型バイポーラトランジスタBN1
及びPNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極に接続している。同様に、パストランジスタ回路PT
4のNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電
極もしくはソース電極が第2のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN2及びPNP
型バイポーラトランジスタBP2のベース電極に接続し
ている。
体集積回路を図について説明する。図14は、この発明
の第14実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す
回路図である。図14において、MP1〜MP4はPM
OSトランジスタ、MN1〜MN8はNMOSトランジ
スタ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジス
タ、BN2は第2のNPN型バイポーラトランジスタ、
BP1は第1のPNP型バイポーラトランジスタ、BP
2は第2のPNP型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は
第1の出力端子、VOUT2は第2の出力端子を示す。
VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で
0Vを示す。CL1は第1の負荷容量、CL2は第2の
負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1と
NMOSトランジスタMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトラ
ンジスタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成
しており、入力端子INV1に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP3
とNMOSトランジスタMN3は第3のインバータ回路
INV3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSト
ランジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を構
成しており、入力端子VI2に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。NMOSトランジスタMN5〜MN
6でパストランジスタ回路PT3を、NMOSトランジ
スタMN7〜MN8でパストランジスタ回路PT4を構
成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1と
PNP型バイポーラトランジスタBP1とで第1のドラ
イブ回路を構成しており、NPN型バイポーラトランジ
スタBN2とPNP型バイポーラトランジスタBP2と
で第1のドライブ回路を構成している。パストランジス
タ回路PT3のNMOSトランジスタMN5,MN6の
ドレイン電極もしくはソース電極が第1のドライブ回路
を構成しているNPN型バイポーラトランジスタBN1
及びPNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極に接続している。同様に、パストランジスタ回路PT
4のNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電
極もしくはソース電極が第2のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN2及びPNP
型バイポーラトランジスタBP2のベース電極に接続し
ている。
【0107】次に、図14に示した2入力セレクタ回路
の動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0V
の電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP4はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN8はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1,BN2はベース電極の
電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高ければオンす
るものとする。
の動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0V
の電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP4はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN8はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1,BN2はベース電極の
電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高ければオンす
るものとする。
【0108】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフ
し、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してNPN型バイポーラトランジス
タBN2及びPNP型バイポーラトランジスタBP2の
ベース電極はロウレベルになる。インバータ回路INV
4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジス
タMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトラ
ンジスタBP1のベース電極は電源VDD(5.0V)
よりNMOSトランジスタMN6の閾値電圧である0.
5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。
PNP型バイポーラトランジスタBP2のベース電極は
ハイレベルであるためオフし、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1はベース電極がハイレベルであるためオ
ンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポー
ラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベース・
エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7V
まで高速に充電する。したがって出力端子VOUT1は
ハイレベルになる。またPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極がロウレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN2はベース電極が
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2の負
荷容量CL2を1.3Vまで高速に放電する。したがっ
て出力端子VOUT2はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフ
し、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してNPN型バイポーラトランジス
タBN2及びPNP型バイポーラトランジスタBP2の
ベース電極はロウレベルになる。インバータ回路INV
4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジス
タMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトラ
ンジスタBP1のベース電極は電源VDD(5.0V)
よりNMOSトランジスタMN6の閾値電圧である0.
5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。
PNP型バイポーラトランジスタBP2のベース電極は
ハイレベルであるためオフし、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1はベース電極がハイレベルであるためオ
ンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポー
ラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベース・
エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7V
まで高速に充電する。したがって出力端子VOUT1は
ハイレベルになる。またPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極がロウレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN2はベース電極が
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2の負
荷容量CL2を1.3Vまで高速に放電する。したがっ
て出力端子VOUT2はロウレベルになる。
【0109】またこのとき、入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタ
MN4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型
バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレベ
ルになる。PNP型バイポーラトランジスタBP1はベ
ース電極がロウレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を1.3Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。またPNP型バイポーラ
トランジスタBP2はベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN2はベ
ース電極がハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT2の負荷容量CL2をバイポーラトランジスタBN
2のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT2はハイレベルにな
る。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタ
MN4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型
バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレベ
ルになる。PNP型バイポーラトランジスタBP1はベ
ース電極がロウレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を1.3Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。またPNP型バイポーラ
トランジスタBP2はベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN2はベ
ース電極がハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT2の負荷容量CL2をバイポーラトランジスタBN
2のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT2はハイレベルにな
る。
【0110】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバ
ータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN7を介してNPN型バイポーラトラン
ジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジスタBP
2のベース電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラン
ジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2が
オンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN
型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポー
ラトランジスタBP1のベース電極とNMOSトランジ
スタMN14のゲート電極は電源VDD(5.0V)よ
りNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧である
0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルにな
る。PNP型バイポーラトランジスタBP1はベース電
極はハイレベルであるためオフし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルであるた
めオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベー
ス・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.
7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VOUT
1はハイレベルになる。またPNP型バイポーラトラン
ジスタBP2のベース電極はロウレベルであるためオン
し、NPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電
極はロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2
の負荷容量CL2を1.3Vまで高速に放電する。した
がって出力端子VOUT2はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバ
ータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN7を介してNPN型バイポーラトラン
ジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジスタBP
2のベース電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラン
ジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2が
オンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN
型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポー
ラトランジスタBP1のベース電極とNMOSトランジ
スタMN14のゲート電極は電源VDD(5.0V)よ
りNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧である
0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルにな
る。PNP型バイポーラトランジスタBP1はベース電
極はハイレベルであるためオフし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルであるた
めオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベー
ス・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.
7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VOUT
1はハイレベルになる。またPNP型バイポーラトラン
ジスタBP2のベース電極はロウレベルであるためオン
し、NPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電
極はロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2
の負荷容量CL2を1.3Vまで高速に放電する。した
がって出力端子VOUT2はロウレベルになる。
【0111】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN7を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタ
MN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型
バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレベ
ルになる。PNP型バイポーラトランジスタBP1はゲ
ート電極がロウレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を1.3Vまで高速に放電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。またPNP型バイポーラ
トランジスタBP2のベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN2のベ
ース電極はハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT2の負荷容量CL2をバイポーラトランジスタBN
2のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT2はハイレベルにな
る。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN7を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタ
MN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型
バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレベ
ルになる。PNP型バイポーラトランジスタBP1はゲ
ート電極がロウレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を1.3Vまで高速に放電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。またPNP型バイポーラ
トランジスタBP2のベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN2のベ
ース電極はハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT2の負荷容量CL2をバイポーラトランジスタBN
2のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT2はハイレベルにな
る。
【0112】図14に示した2入力セレクタ回路では、
第3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端
子VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられ
た信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回
路を構成している。第14実施例の2入力セレクタ回路
は、第13実施例の論理回路において相補の出力が得ら
れる回路構成にしたものである。
第3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端
子VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられ
た信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回
路を構成している。第14実施例の2入力セレクタ回路
は、第13実施例の論理回路において相補の出力が得ら
れる回路構成にしたものである。
【0113】次に、この発明の第15実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図15はこの発明の
第15実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図15において、MN7,MN8はバスト
ランジスタ回路PT4を構成するNMOSトランジス
タ、MP15はパストランジスタ回路PT4の出力であ
るNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電極
にゲート電極を接続したPMOSトランジスタであり、
その他の図13と同一符号は図13と同一もしくは相当
する部分を示す。第15実施例による2入力セレクタ回
路が第13実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、
パストランジスタ回路PT4とPMOSトランジスタM
P15を設けた点である。パストランジスタ回路PT4
でパストランジスタ回路PT3の出力信号の反転論理を
出力して、PMOSトランジスタMP15のゲート電極
に与える。このことにより、NPN型バイポーラトラン
ジスタBP1のベース電極がハイレベルになってNPN
型バイポーラトランジスタBP1がオンするときに、P
MOSトランジスタMP15もオンすることにより、N
MOSトランジスタMN5,MN6の閾値電圧等の影響
を緩和してNPN型バイポーラトランジスタBP1のベ
ース電極を電源電圧VDDにすることができ、負荷容量
CL1をさらに高速に充電することができる。また、ハ
イレベルの出力電圧も高くすることができる。
体集積回路を図について説明する。図15はこの発明の
第15実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図15において、MN7,MN8はバスト
ランジスタ回路PT4を構成するNMOSトランジス
タ、MP15はパストランジスタ回路PT4の出力であ
るNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電極
にゲート電極を接続したPMOSトランジスタであり、
その他の図13と同一符号は図13と同一もしくは相当
する部分を示す。第15実施例による2入力セレクタ回
路が第13実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、
パストランジスタ回路PT4とPMOSトランジスタM
P15を設けた点である。パストランジスタ回路PT4
でパストランジスタ回路PT3の出力信号の反転論理を
出力して、PMOSトランジスタMP15のゲート電極
に与える。このことにより、NPN型バイポーラトラン
ジスタBP1のベース電極がハイレベルになってNPN
型バイポーラトランジスタBP1がオンするときに、P
MOSトランジスタMP15もオンすることにより、N
MOSトランジスタMN5,MN6の閾値電圧等の影響
を緩和してNPN型バイポーラトランジスタBP1のベ
ース電極を電源電圧VDDにすることができ、負荷容量
CL1をさらに高速に充電することができる。また、ハ
イレベルの出力電圧も高くすることができる。
【0114】次に、この発明の第16実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図16はこの発明の
第16実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図16において、MN7,MN8はバスト
ランジスタ回路PT4を構成するNMOSトランジス
タ、MP16はパストランジスタ回路PT3の出力であ
るNMOSトランジスタMN5,MN6のドレイン電極
にゲート電極を接続したPMOSトランジスタであり、
その他の図15と同一符号は図15と同一もしくは相当
する部分を示す。第16実施例による2入力セレクタ回
路が第16実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、
PMOSトランジスタMP16のゲート電極がパストラ
ンジスタ回路PT3の出力に接続しいてる点である。そ
のため、NPN型バイポーラトランジスタBN1及びP
NP型バイポーラトランジスタBP1のベース電極へ
は、PMOSトランジスタMP16のゲート電極より入
力端子VI1,VI2からの入力信号がインバータ一段
分だけ先に入力される。
体集積回路を図について説明する。図16はこの発明の
第16実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図16において、MN7,MN8はバスト
ランジスタ回路PT4を構成するNMOSトランジス
タ、MP16はパストランジスタ回路PT3の出力であ
るNMOSトランジスタMN5,MN6のドレイン電極
にゲート電極を接続したPMOSトランジスタであり、
その他の図15と同一符号は図15と同一もしくは相当
する部分を示す。第16実施例による2入力セレクタ回
路が第16実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、
PMOSトランジスタMP16のゲート電極がパストラ
ンジスタ回路PT3の出力に接続しいてる点である。そ
のため、NPN型バイポーラトランジスタBN1及びP
NP型バイポーラトランジスタBP1のベース電極へ
は、PMOSトランジスタMP16のゲート電極より入
力端子VI1,VI2からの入力信号がインバータ一段
分だけ先に入力される。
【0115】次に、この発明の第17実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図17はこの発明の
第17実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図17において、MP5,MP6はバスト
ランジスタ回路PT9を構成するPMOSトランジス
タ、MP7,MP8はバストランジスタ回路PT10を
構成するPMOSトランジスタ、MN15はパストラン
ジスタ回路PT4の出力であるPMOSトランジスタM
P7,MP8のドレイン電極にゲート電極を接続したN
MOSトランジスタであり、その他の図13と同一符号
は図13と同一もしくは相当する部分を示す。第17実
施例による2入力セレクタ回路が第13実施例の2入力
セレクタ回路と異なる点は、パストランジスタ回路PT
9,PT10とPMOSトランジスタMP15を設けた
点である。パストランジスタ回路PT10でパストラン
ジスタ回路PT9の出力信号の反転論理を出力して、N
MOSトランジスタMN15のゲート電極に与える。こ
のことにより、NPN型バイポーラトランジスタBP1
のベース電極がハイレベルになってNPN型バイポーラ
トランジスタBP1がオンするときに、NMOSトラン
ジスタMN15もオンすることにより、PMOSトラン
ジスタMP5,MP6の閾値電圧等の影響を緩和してN
PN型バイポーラトランジスタBP1のベース電極を電
源電圧VDDにすることができ、負荷容量CL1をさら
に高速に放電することができる。また、ロウレベルの出
力電圧も低くすることができる。
体集積回路を図について説明する。図17はこの発明の
第17実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図17において、MP5,MP6はバスト
ランジスタ回路PT9を構成するPMOSトランジス
タ、MP7,MP8はバストランジスタ回路PT10を
構成するPMOSトランジスタ、MN15はパストラン
ジスタ回路PT4の出力であるPMOSトランジスタM
P7,MP8のドレイン電極にゲート電極を接続したN
MOSトランジスタであり、その他の図13と同一符号
は図13と同一もしくは相当する部分を示す。第17実
施例による2入力セレクタ回路が第13実施例の2入力
セレクタ回路と異なる点は、パストランジスタ回路PT
9,PT10とPMOSトランジスタMP15を設けた
点である。パストランジスタ回路PT10でパストラン
ジスタ回路PT9の出力信号の反転論理を出力して、N
MOSトランジスタMN15のゲート電極に与える。こ
のことにより、NPN型バイポーラトランジスタBP1
のベース電極がハイレベルになってNPN型バイポーラ
トランジスタBP1がオンするときに、NMOSトラン
ジスタMN15もオンすることにより、PMOSトラン
ジスタMP5,MP6の閾値電圧等の影響を緩和してN
PN型バイポーラトランジスタBP1のベース電極を電
源電圧VDDにすることができ、負荷容量CL1をさら
に高速に放電することができる。また、ロウレベルの出
力電圧も低くすることができる。
【0116】次に、この発明の第18実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図18はこの発明の
第18実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図18において、MP5,MP6はバスト
ランジスタ回路PT9を構成するNMOSトランジス
タ、MP7,MP8はバストランジスタ回路PT10を
構成するPMOSトランジスタ、MN16はパストラン
ジスタ回路PT9の出力であるPMOSトランジスタM
P5,MP6のドレイン電極にゲート電極を接続したN
MOSトランジスタであり、その他の図15と同一符号
は図15と同一もしくは相当する部分を示す。第18実
施例による2入力セレクタ回路が第18実施例の2入力
セレクタ回路と異なる点は、NMOSトランジスタMN
16のゲート電極がパストランジスタ回路PT9の出力
に接続しいてる点である。そのため、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジ
スタBP1のベース電極へは、NMOSトランジスタM
N16のゲート電極より入力端子VI1,VI2からの
入力信号がインバータ一段分だけ先に入力される。
体集積回路を図について説明する。図18はこの発明の
第18実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図18において、MP5,MP6はバスト
ランジスタ回路PT9を構成するNMOSトランジス
タ、MP7,MP8はバストランジスタ回路PT10を
構成するPMOSトランジスタ、MN16はパストラン
ジスタ回路PT9の出力であるPMOSトランジスタM
P5,MP6のドレイン電極にゲート電極を接続したN
MOSトランジスタであり、その他の図15と同一符号
は図15と同一もしくは相当する部分を示す。第18実
施例による2入力セレクタ回路が第18実施例の2入力
セレクタ回路と異なる点は、NMOSトランジスタMN
16のゲート電極がパストランジスタ回路PT9の出力
に接続しいてる点である。そのため、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジ
スタBP1のベース電極へは、NMOSトランジスタM
N16のゲート電極より入力端子VI1,VI2からの
入力信号がインバータ一段分だけ先に入力される。
【0117】次に、この発明の第19実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図19はこの発明の
第19実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図19において、MP17はNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とエミッタ電極
にソース電極およびドレイン電極を接続したPMOSト
ランジスタであり、その他の図13と同一符号は図13
と同一もしくは相当する部分を示す。第19実施例によ
る2入力セレクタ回路が第13実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、PMOSトランジスタMP17を設
けた点である。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極がハイレベルになってNPN型バイポーラ
トランジスタBN1がオンしたとき、PMOSトランジ
スタMP17もオンしており、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極の電
位まで充電する役割を果たす。その他の2入力セレクタ
回路の動作については第13実施例と同様である。
体集積回路を図について説明する。図19はこの発明の
第19実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図19において、MP17はNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とエミッタ電極
にソース電極およびドレイン電極を接続したPMOSト
ランジスタであり、その他の図13と同一符号は図13
と同一もしくは相当する部分を示す。第19実施例によ
る2入力セレクタ回路が第13実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、PMOSトランジスタMP17を設
けた点である。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極がハイレベルになってNPN型バイポーラ
トランジスタBN1がオンしたとき、PMOSトランジ
スタMP17もオンしており、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極の電
位まで充電する役割を果たす。その他の2入力セレクタ
回路の動作については第13実施例と同様である。
【0118】次に、この発明の第20実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図20はこの発明の
第20実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図20において、R1はNPN型バイポー
ラトランジスタBN1のベース電極とエミッタ電極に一
方端および他方端を接続した抵抗であり、その他の図1
3と同一符号は図13と同一もしくは相当する部分を示
す。第20実施例による2入力セレクタ回路が第13実
施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、抵抗R1を設
けた点である。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極がハイレベルになってNPN型バイポーラ
トランジスタBN1がオンしたとき、抵抗R1は、NP
N型バイポーラトランジスタBN1のエミッタ電極の電
位をベース電極の電位まで充電する役割を果たす。ま
た、PNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極がハイレベルになってPNP型バイポーラトランジス
タBP1がオンしたとき、抵抗R1は、PNP型バイポ
ーラトランジスタBP1のエミッタ電極の電位をベース
電極の電位まで充電する役割を果たす。その他の2入力
セレクタ回路の動作については第13実施例と同様であ
る。
体集積回路を図について説明する。図20はこの発明の
第20実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図20において、R1はNPN型バイポー
ラトランジスタBN1のベース電極とエミッタ電極に一
方端および他方端を接続した抵抗であり、その他の図1
3と同一符号は図13と同一もしくは相当する部分を示
す。第20実施例による2入力セレクタ回路が第13実
施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、抵抗R1を設
けた点である。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極がハイレベルになってNPN型バイポーラ
トランジスタBN1がオンしたとき、抵抗R1は、NP
N型バイポーラトランジスタBN1のエミッタ電極の電
位をベース電極の電位まで充電する役割を果たす。ま
た、PNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極がハイレベルになってPNP型バイポーラトランジス
タBP1がオンしたとき、抵抗R1は、PNP型バイポ
ーラトランジスタBP1のエミッタ電極の電位をベース
電極の電位まで充電する役割を果たす。その他の2入力
セレクタ回路の動作については第13実施例と同様であ
る。
【0119】次に、この発明の第21実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図21はこの発明の
第21実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図21において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図2と同一符号は図
2と同一もしくは相当する部分を示す。第21実施例に
よる2入力セレクタ回路が第2実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2を負荷容量CL1の放電に用いているため、NP
N型バイポーラトランジスタが飽和して放電に要する時
間が長くなるので、その影響を緩和する役割を果たす。
その他の2入力セレクタ回路の動作については第2実施
例と同様である。
体集積回路を図について説明する。図21はこの発明の
第21実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図21において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図2と同一符号は図
2と同一もしくは相当する部分を示す。第21実施例に
よる2入力セレクタ回路が第2実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2を負荷容量CL1の放電に用いているため、NP
N型バイポーラトランジスタが飽和して放電に要する時
間が長くなるので、その影響を緩和する役割を果たす。
その他の2入力セレクタ回路の動作については第2実施
例と同様である。
【0120】次に、この発明の第22実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図22はこの発明の
第22実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図22において、MN19はNMOSトラ
ンジスタ、BP1,BP2は共にドライブ回路を構成し
ているPNP型バイポーラトランジスタであり、その他
の図2と同一符号は図2と同一もしくは相当する部分を
示す。第22実施例による2入力セレクタ回路が第2実
施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、ドライブ回路
を同一導電型のバイポーラトランジスタで構成している
点である。NMOSトランジスタMN19は、ゲート電
極にパストランジスタ回路PT4の出力を入力し、ソー
ス電極およびドレイン電極をPNP型バイポーラトラン
ジスタBP1のコレクタ電極およびベース電極に接続し
ている。NMOSトランジスタMN19は、PNP型バ
イポーラトランジスタBP1を負荷容量CL1の充電に
用いているため、PNP型バイポーラトランジスタが飽
和して充電に要する時間が長くなるので、その影響を緩
和する役割を果たす。その他の2入力セレクタ回路の動
作については第2実施例と同様である。
体集積回路を図について説明する。図22はこの発明の
第22実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図22において、MN19はNMOSトラ
ンジスタ、BP1,BP2は共にドライブ回路を構成し
ているPNP型バイポーラトランジスタであり、その他
の図2と同一符号は図2と同一もしくは相当する部分を
示す。第22実施例による2入力セレクタ回路が第2実
施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、ドライブ回路
を同一導電型のバイポーラトランジスタで構成している
点である。NMOSトランジスタMN19は、ゲート電
極にパストランジスタ回路PT4の出力を入力し、ソー
ス電極およびドレイン電極をPNP型バイポーラトラン
ジスタBP1のコレクタ電極およびベース電極に接続し
ている。NMOSトランジスタMN19は、PNP型バ
イポーラトランジスタBP1を負荷容量CL1の充電に
用いているため、PNP型バイポーラトランジスタが飽
和して充電に要する時間が長くなるので、その影響を緩
和する役割を果たす。その他の2入力セレクタ回路の動
作については第2実施例と同様である。
【0121】次に、この発明の第23実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図23はこの発明の
第23実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図23において、MP19,MP20はP
MOSトランジスタ、BN2はNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1と共に第1のドライブ回路を構成してい
るNPN型バイポーラトランジスタ、BN4はNPN型
バイポーラトランジスタBN3と共に第2のドライブ回
路を構成しているNPN型バイポーラトランジスタであ
り、その他の図5と同一符号は図5と同一もしくは相当
する部分を示す。第23実施例による2入力セレクタ回
路が第5実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、ド
ライブ回路を同一導電型のバイポーラトランジスタで構
成している点である。PMOSトランジスタMP19,
MP20は、ゲート電極にパストランジスタ回路PT
3,PT4の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2,BN4
のコレクタ電極およびベース電極に接続している。PM
OSトランジスタMP19,MP20は、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN2,BN4を負荷容量CL1,
CL2の放電に用いているため、NPN型バイポーラト
ランジスタが飽和して放電に要する時間が長くなるの
で、その影響を緩和する役割を果たす。その他の2入力
セレクタ回路の動作については第5実施例と同様であ
る。
体集積回路を図について説明する。図23はこの発明の
第23実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図23において、MP19,MP20はP
MOSトランジスタ、BN2はNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1と共に第1のドライブ回路を構成してい
るNPN型バイポーラトランジスタ、BN4はNPN型
バイポーラトランジスタBN3と共に第2のドライブ回
路を構成しているNPN型バイポーラトランジスタであ
り、その他の図5と同一符号は図5と同一もしくは相当
する部分を示す。第23実施例による2入力セレクタ回
路が第5実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、ド
ライブ回路を同一導電型のバイポーラトランジスタで構
成している点である。PMOSトランジスタMP19,
MP20は、ゲート電極にパストランジスタ回路PT
3,PT4の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2,BN4
のコレクタ電極およびベース電極に接続している。PM
OSトランジスタMP19,MP20は、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN2,BN4を負荷容量CL1,
CL2の放電に用いているため、NPN型バイポーラト
ランジスタが飽和して放電に要する時間が長くなるの
で、その影響を緩和する役割を果たす。その他の2入力
セレクタ回路の動作については第5実施例と同様であ
る。
【0122】次に、この発明の第24実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図24はこの発明の
第24実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図24において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図6と同一符号は図
6と同一もしくは相当する部分を示す。第24実施例に
よる2入力セレクタ回路が第6実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2を負荷容量CL1の放電に用いているため、NP
N型バイポーラトランジスタが飽和して放電に要する時
間が長くなるので、その影響を緩和する役割を果たす。
その他の2入力セレクタ回路の動作については第6実施
例と同様である。
体集積回路を図について説明する。図24はこの発明の
第24実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図24において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図6と同一符号は図
6と同一もしくは相当する部分を示す。第24実施例に
よる2入力セレクタ回路が第6実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2を負荷容量CL1の放電に用いているため、NP
N型バイポーラトランジスタが飽和して放電に要する時
間が長くなるので、その影響を緩和する役割を果たす。
その他の2入力セレクタ回路の動作については第6実施
例と同様である。
【0123】次に、この発明の第25実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図25はこの発明の
第25実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図25において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図7と同一符号は図
7と同一もしくは相当する部分を示す。第25実施例に
よる2入力セレクタ回路が第7実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT9の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2を負荷容量CL1の放電に用いているため、NP
N型バイポーラトランジスタが飽和して放電に要する時
間が長くなるので、その影響を緩和する役割を果たす。
その他の2入力セレクタ回路の動作については第7実施
例と同様である。
体集積回路を図について説明する。図25はこの発明の
第25実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図25において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図7と同一符号は図
7と同一もしくは相当する部分を示す。第25実施例に
よる2入力セレクタ回路が第7実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT9の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2を負荷容量CL1の放電に用いているため、NP
N型バイポーラトランジスタが飽和して放電に要する時
間が長くなるので、その影響を緩和する役割を果たす。
その他の2入力セレクタ回路の動作については第7実施
例と同様である。
【0124】次に、この発明の第26実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図26はこの発明の
第26実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図26において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図8と同一符号は図
8と同一もしくは相当する部分を示す。第26実施例に
よる2入力セレクタ回路が第8実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2を負荷容量CL1の放電に用いているため、NP
N型バイポーラトランジスタが飽和して放電に要する時
間が長くなるので、その影響を緩和する役割を果たす。
その他の2入力セレクタ回路の動作については第8実施
例と同様である。
体集積回路を図について説明する。図26はこの発明の
第26実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図26において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図8と同一符号は図
8と同一もしくは相当する部分を示す。第26実施例に
よる2入力セレクタ回路が第8実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2を負荷容量CL1の放電に用いているため、NP
N型バイポーラトランジスタが飽和して放電に要する時
間が長くなるので、その影響を緩和する役割を果たす。
その他の2入力セレクタ回路の動作については第8実施
例と同様である。
【0125】次に、この発明の第27実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図27はこの発明の
第27実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図27において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図9と同一符号は図
9と同一もしくは相当する部分を示す。第27実施例に
よる2入力セレクタ回路が第9実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2を負荷容量CL1の放電に用いているため、NP
N型バイポーラトランジスタが飽和して放電に要する時
間が長くなるので、その影響を緩和する役割を果たす。
その他の2入力セレクタ回路の動作については第9実施
例と同様である。
体集積回路を図について説明する。図27はこの発明の
第27実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図27において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図9と同一符号は図
9と同一もしくは相当する部分を示す。第27実施例に
よる2入力セレクタ回路が第9実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2を負荷容量CL1の放電に用いているため、NP
N型バイポーラトランジスタが飽和して放電に要する時
間が長くなるので、その影響を緩和する役割を果たす。
その他の2入力セレクタ回路の動作については第9実施
例と同様である。
【0126】次に、この発明の第27実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図27はこの発明の
第27実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図27において、MP1,MP2はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN6はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
BP1は第1のPNP型バイポーラトランジスタ、VI
1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4
は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を示
す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電
源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここ
でPMOSトランジスタMP1とNMOSトランジスタ
MN1は第1のインバータ回路INV1を、PMOSト
ランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2は第2
のインバータ回路INV2を構成しており、入力端子I
NV1に入力される信号のバッファ回路として働く。N
MOSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ
回路PT3を構成している。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタBP1
はドライブ回路を構成しており、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタB
P1のベース電極にNMOSトランジスタMN5,MN
6のドレイン電極もしてはソース電極が接続している。
体集積回路を図について説明する。図27はこの発明の
第27実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図27において、MP1,MP2はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN6はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
BP1は第1のPNP型バイポーラトランジスタ、VI
1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4
は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を示
す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電
源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここ
でPMOSトランジスタMP1とNMOSトランジスタ
MN1は第1のインバータ回路INV1を、PMOSト
ランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2は第2
のインバータ回路INV2を構成しており、入力端子I
NV1に入力される信号のバッファ回路として働く。N
MOSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ
回路PT3を構成している。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタBP1
はドライブ回路を構成しており、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタB
P1のベース電極にNMOSトランジスタMN5,MN
6のドレイン電極もしてはソース電極が接続している。
【0127】次に図28に示した非排他的論理和回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより低ければオンするものとする。またNMOSトラ
ンジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に
比べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンす
るものとする。NPN型バイポーラトランジスタBN1
はベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V
高ければオンするものとする。PNP型バイポーラトラ
ンジスタBP1はベース電極の電圧がエミッタ電極の電
圧より0.8V低ければオンするものとする。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより低ければオンするものとする。またNMOSトラ
ンジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に
比べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンす
るものとする。NPN型バイポーラトランジスタBN1
はベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V
高ければオンするものとする。PNP型バイポーラトラ
ンジスタBP1はベース電極の電圧がエミッタ電極の電
圧より0.8V低ければオンするものとする。
【0128】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたときNMOSトランジスタMN5はオフし、第
4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられる
ため、NMOSトランジスタMN6はオンする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ばPMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラ
ンジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出
力はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6を
介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極とPNP型バイポーラトランジスタBP1のベース
電極はロウレベルになる。NPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極はロウレベルであるためオフ
し、PNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極はロウレベルであるためオンし、出力端子VOUT1
の負荷容量CL1を第2の電源GNDよりベース・エミ
ッタ間電圧(〜0.8V)高い電圧である0.8Vまで
高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロウ
レベルになる。
を与えたときNMOSトランジスタMN5はオフし、第
4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられる
ため、NMOSトランジスタMN6はオンする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ばPMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラ
ンジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出
力はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6を
介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極とPNP型バイポーラトランジスタBP1のベース
電極はロウレベルになる。NPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極はロウレベルであるためオフ
し、PNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極はロウレベルであるためオンし、出力端子VOUT1
の負荷容量CL1を第2の電源GNDよりベース・エミ
ッタ間電圧(〜0.8V)高い電圧である0.8Vまで
高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロウ
レベルになる。
【0129】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極とPNP型バイポーラ
トランジスタBP1のベース電極は4.5Vになる。N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
4.5Vであるためオンし、PNP型バイポーラトラン
ジスタBP1のベース電極は4.5Vであるためオフし
出力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vまで高
速に充電する。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極とPNP型バイポーラ
トランジスタBP1のベース電極は4.5Vになる。N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
4.5Vであるためオンし、PNP型バイポーラトラン
ジスタBP1のベース電極は4.5Vであるためオフし
出力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vまで高
速に充電する。
【0130】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るためNMOSトランジスタMN6はオフする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ばPMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラ
ンジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出
力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の入力
はロウレベルであるため、NMOSトランジスタMN2
はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンしてNM
OSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とPNP型バイポーラト
ランジスタBP1のベース電極は電源VDD(5.0
V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧で
ある0.5V低い4.5Vの電圧になる。NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルで
あるためオンし、PNP型バイポーラトランジスタBP
1のベース電極はハイレベルであるためオフし、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジス
タBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電
圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充
電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベルに
なる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るためNMOSトランジスタMN6はオフする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ばPMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラ
ンジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出
力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の入力
はロウレベルであるため、NMOSトランジスタMN2
はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンしてNM
OSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とPNP型バイポーラト
ランジスタBP1のベース電極は電源VDD(5.0
V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧で
ある0.5V低い4.5Vの電圧になる。NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルで
あるためオンし、PNP型バイポーラトランジスタBP
1のベース電極はハイレベルであるためオフし、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジス
タBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電
圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充
電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベルに
なる。
【0131】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフしイン
バータ回路INV1の出力はハイレベルになる。インバ
ータ回路INV2の入力はハイレベルであるためNMO
SトランジスタMN2はオンしPMOSトランジスタM
P2がオフしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極とP
NP型バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロ
ウレベルになる。NPN型バイポーラトランジスタBN
1のベース電極はロウレベルであるためオフし、PNP
型バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレ
ベルであるためオンし出力端子VOUT1の負荷容量し
たがって出力端子VOUT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフしイン
バータ回路INV1の出力はハイレベルになる。インバ
ータ回路INV2の入力はハイレベルであるためNMO
SトランジスタMN2はオンしPMOSトランジスタM
P2がオフしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極とP
NP型バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロ
ウレベルになる。NPN型バイポーラトランジスタBN
1のベース電極はロウレベルであるためオフし、PNP
型バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレ
ベルであるためオンし出力端子VOUT1の負荷容量し
たがって出力端子VOUT1はロウレベルになる。
【0132】図28に示した非排他的論理和回路は、入
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路を
構成した例である。第12実施例の論理回路においてプ
ルダウン側をPNP型バイポーラトランジスタBP1で
構成したものである。
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路を
構成した例である。第12実施例の論理回路においてプ
ルダウン側をPNP型バイポーラトランジスタBP1で
構成したものである。
【0133】次に、この発明の第29実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図29はこの発明の
第29実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図29におけるドライブ回路は、NPN型
バイポーラトランジスタBN1とPNP型バイポーラト
ランジスタBP2で構成されている。図29に示した非
排他的論理和回路は、入力端子VI1に与えられる信号
と入力端子VI3に与えられる信号がともにハイレベル
かともにロウレベルのときにのみ出力がハイレベルにな
る排他的的論理和回路である。パストランジスタ回路P
T11は1つのインバータ回路INV2を備えている。
インバータ回路VI1で駆動する入力端子VI1からN
PN型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型バイ
ポーラトランジスタBP1までの経路にはインバータ回
路IV2を有するパストランジスタ回路PT11が含ま
れる。出力端子VOUT1の負荷容量CL1を充放電す
るのはNPN型バイポーラトランジスタBN1とPNP
型バイポーラトランジスタBP2である。
体集積回路を図について説明する。図29はこの発明の
第29実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図29におけるドライブ回路は、NPN型
バイポーラトランジスタBN1とPNP型バイポーラト
ランジスタBP2で構成されている。図29に示した非
排他的論理和回路は、入力端子VI1に与えられる信号
と入力端子VI3に与えられる信号がともにハイレベル
かともにロウレベルのときにのみ出力がハイレベルにな
る排他的的論理和回路である。パストランジスタ回路P
T11は1つのインバータ回路INV2を備えている。
インバータ回路VI1で駆動する入力端子VI1からN
PN型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型バイ
ポーラトランジスタBP1までの経路にはインバータ回
路IV2を有するパストランジスタ回路PT11が含ま
れる。出力端子VOUT1の負荷容量CL1を充放電す
るのはNPN型バイポーラトランジスタBN1とPNP
型バイポーラトランジスタBP2である。
【0134】次に、この発明の第30実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図30はこの発明の
第30実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図30におけるドライブ回路は、NPN型
バイポーラトランジスタBN1,BN2で構成されてい
る。図30に示した非排他的論理和回路は、入力端子V
I1に与えられる信号と入力端子VI3に与えられる信
号がともにハイレベルかともにロウレベルのときにのみ
出力がハイレベルになる排他的的論理和回路である。パ
ストランジスタ回路PT11及びパストランジスタ回路
PT12それぞれ、1つのインバータ回路INV2,I
NV3を備えている。インバータ回路VI1で駆動する
入力端子VI1からNPN型バイポーラトランジスタB
N1及びPNP型バイポーラトランジスタBP1までの
経路には、インバータ回路IV2を有するパストランジ
スタ回路PT11及びインバータ回路IV3を有するパ
ストランジスタ回路PT12を含む。出力端子VOUT
1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN型バイポー
ラトランジスタBN1,BN2である。
体集積回路を図について説明する。図30はこの発明の
第30実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図30におけるドライブ回路は、NPN型
バイポーラトランジスタBN1,BN2で構成されてい
る。図30に示した非排他的論理和回路は、入力端子V
I1に与えられる信号と入力端子VI3に与えられる信
号がともにハイレベルかともにロウレベルのときにのみ
出力がハイレベルになる排他的的論理和回路である。パ
ストランジスタ回路PT11及びパストランジスタ回路
PT12それぞれ、1つのインバータ回路INV2,I
NV3を備えている。インバータ回路VI1で駆動する
入力端子VI1からNPN型バイポーラトランジスタB
N1及びPNP型バイポーラトランジスタBP1までの
経路には、インバータ回路IV2を有するパストランジ
スタ回路PT11及びインバータ回路IV3を有するパ
ストランジスタ回路PT12を含む。出力端子VOUT
1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN型バイポー
ラトランジスタBN1,BN2である。
【0135】次に、この発明の第31実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図31はこの発明の
第31実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図31は、第28実施例による非排他的論
理和回路のPNP型バイポーラトランジスタにNMOS
トランジスタを接続した場合を示す。PNP型バイポー
ラトランジスタBP1がオンしている状態ではエミッタ
電極の電圧はベース電極より〜0.8V低い電圧に固定
される。第31実施例による非排他的論理和回路では、
エミッタ電極の電圧がベース電極の電圧と同じになるよ
うにゲート電極が第1の電源VDDDに接続されたNM
OSトランジスタMN17をPNP型バイポーラトラン
ジスタBP1のベース電極とエミッタ電極に接続した。
体集積回路を図について説明する。図31はこの発明の
第31実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図31は、第28実施例による非排他的論
理和回路のPNP型バイポーラトランジスタにNMOS
トランジスタを接続した場合を示す。PNP型バイポー
ラトランジスタBP1がオンしている状態ではエミッタ
電極の電圧はベース電極より〜0.8V低い電圧に固定
される。第31実施例による非排他的論理和回路では、
エミッタ電極の電圧がベース電極の電圧と同じになるよ
うにゲート電極が第1の電源VDDDに接続されたNM
OSトランジスタMN17をPNP型バイポーラトラン
ジスタBP1のベース電極とエミッタ電極に接続した。
【0136】次に、この発明の第32実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図32はこの発明の
第32実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図32において、MP1,MP2,MP1
8はPMOSトランジスタ、MN1,MN2,MN5,
MN6,MN18はNMOSトランジスタ、BN1は第
1のNPN型バイポーラトランジスタ、BN2は第2の
NPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の入力
端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端
子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは第1
の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。
CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSトラン
ジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1のイ
ンバータ回路INV1を、PMOSトランジスタMP2
とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ回路
INV2を構成しており、入力端子VI1に入力される
信号のバッファ回路として働く。NMOSトランジスタ
MN5,MN6でパストランジスタ回路PT3を構成し
ている。
体集積回路を図について説明する。図32はこの発明の
第32実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図32において、MP1,MP2,MP1
8はPMOSトランジスタ、MN1,MN2,MN5,
MN6,MN18はNMOSトランジスタ、BN1は第
1のNPN型バイポーラトランジスタ、BN2は第2の
NPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の入力
端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端
子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは第1
の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。
CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSトラン
ジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1のイ
ンバータ回路INV1を、PMOSトランジスタMP2
とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ回路
INV2を構成しており、入力端子VI1に入力される
信号のバッファ回路として働く。NMOSトランジスタ
MN5,MN6でパストランジスタ回路PT3を構成し
ている。
【0137】次に図32の動作について説明する。ハイ
レベルの信号は5.0Vの電圧を、ロウレベルの信号は
0Vの電圧を与えるものとし、ハイレベルの論理とロウ
レベルの論理のしきい値を2.5Vとする。また第4の
入力端子VI4には第3の入力端子VI3に与える信号
の反転信号を与えるものとする。PMOSトランジスタ
MP1,MP2,MP18はしきい値電圧を−0.5V
とし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5V
より低ければオンするものとする。またNMOSトラン
ジスタMN1,MN2,MN5,MN6,MN18はし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1,BN2は
ベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高
ければオンするものとする。
レベルの信号は5.0Vの電圧を、ロウレベルの信号は
0Vの電圧を与えるものとし、ハイレベルの論理とロウ
レベルの論理のしきい値を2.5Vとする。また第4の
入力端子VI4には第3の入力端子VI3に与える信号
の反転信号を与えるものとする。PMOSトランジスタ
MP1,MP2,MP18はしきい値電圧を−0.5V
とし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5V
より低ければオンするものとする。またNMOSトラン
ジスタMN1,MN2,MN5,MN6,MN18はし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1,BN2は
ベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高
ければオンするものとする。
【0138】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えるた
めNMOSトランジスタMN6はオンする。このとき入
力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれば、
PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラン
ジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出力
はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6を介
してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルになる。またPMOSトランジスタMP
18がオンし、NMOSトランジスタMN18がオフし
てNPN型バイポーラトランジスタBN2はオンする。
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負
荷容量CL11はPMOSトランジスタMP18のしき
い値電圧である0.5Vまで高速に放電される。したが
って出力端子VOUT1はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えるた
めNMOSトランジスタMN6はオンする。このとき入
力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれば、
PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラン
ジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出力
はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6を介
してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルになる。またPMOSトランジスタMP
18がオンし、NMOSトランジスタMN18がオフし
てNPN型バイポーラトランジスタBN2はオンする。
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負
荷容量CL11はPMOSトランジスタMP18のしき
い値電圧である0.5Vまで高速に放電される。したが
って出力端子VOUT1はロウレベルになる。
【0139】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極は4.5Vになる。ま
たPMOSトランジスタMP18がオフし、NMOSト
ランジスタMN18がオンしてNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN2はオフする。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極は4.5Vであるためオン
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vま
で高速に充電する。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極は4.5Vになる。ま
たPMOSトランジスタMP18がオフし、NMOSト
ランジスタMN18がオンしてNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN2はオフする。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極は4.5Vであるためオン
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vま
で高速に充電する。
【0140】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るためNMOSトランジスタMN6はオフする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSト
ランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の
出力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の入
力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタMN
2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンしてN
MOSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極とは電源VDD(5.
0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧
である0.5V低い4.5Vの電圧になる。またNMO
SトランジスタMN18はオンし、PMOSトランジス
タMP18がオフしてNPN型バイポーラトランジスタ
BN2はオフする。NPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極はハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジ
スタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るためNMOSトランジスタMN6はオフする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSト
ランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の
出力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の入
力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタMN
2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンしてN
MOSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極とは電源VDD(5.
0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧
である0.5V低い4.5Vの電圧になる。またNMO
SトランジスタMN18はオンし、PMOSトランジス
タMP18がオフしてNPN型バイポーラトランジスタ
BN2はオフする。NPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極はハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジ
スタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
【0141】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、N
MOSトランジスタMN2はオンし、PMOSトランジ
スタMP2がオフして、NMOSトランジスタMN5を
介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極はロウレベルになる。またNMOSトランジスタM
N18はオフし、PMOSトランジスタMP18がオン
してNPN型バイポーラトランジスタBN2はオンす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1
の負荷容量CL1はPMOSトランジスタMP16のし
きい値電圧である0.5Vまで高速に放電される。した
がって出力端子VOUT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、N
MOSトランジスタMN2はオンし、PMOSトランジ
スタMP2がオフして、NMOSトランジスタMN5を
介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極はロウレベルになる。またNMOSトランジスタM
N18はオフし、PMOSトランジスタMP18がオン
してNPN型バイポーラトランジスタBN2はオンす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1
の負荷容量CL1はPMOSトランジスタMP16のし
きい値電圧である0.5Vまで高速に放電される。した
がって出力端子VOUT1はロウレベルになる。
【0142】図32に示した非排他的論理和回路は入力
端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与えら
れる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのとき
にのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路であ
る。そして、プルアップ、プルダウンともにNPN型バ
イポーラトランジスタBN1,BN2を用いて駆動す
る。
端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与えら
れる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのとき
にのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路であ
る。そして、プルアップ、プルダウンともにNPN型バ
イポーラトランジスタBN1,BN2を用いて駆動す
る。
【0143】次に、この発明の第33実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図33はこの発明の
第33実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図33において、MP18はPMOSトラ
ンジスタ、MN18はNMOSトランジスタ、BP1,
BP2とはPNP型バイポーラトランジスタであり、そ
の他の図32と同一符号は図32と同一もしくは相当す
る部分を示す。ここでPMOSトランジスタMP18と
NMOSトランジスタMN18はインバータ回路INV
8を構成しており、このインバータ回路INV8とPN
P型バイポーラトランジスタBP1,BP2でドライブ
回路を構成している。ドライブ回路の入力端であるPN
P型バイポーラトランジスタBP2のベース電極及びイ
ンバータ回路INV8の入力端にハイレベルの信号が入
力されると、PNP型バイポーラトランジスタBP1の
ベース電極はロウレベルになり、PNP型バイポーラト
ランジスタBP1はオンして、負荷容量CL1はPNP
型バイポーラトランジスタBP1のベース電位まで高速
に充電され、出力端子VOUT1はハイレベルになる。
ドライブ回路の入力端であるPNP型バイポーラトラン
ジスタBP2のベース電極及びインバータ回路INV8
の入力端にロウレベルの信号が入力されると、PNP型
バイポーラトランジスタBP2のベース電極はロウレベ
ルになり、PNP型バイポーラトランジスタBP2はオ
ンして負荷容量CL1はPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電位にベース・エミッタ間電圧を加え
たレベルまで高速に放電され、出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。その他の動作は図32に示した非排他
的論理和回路と同様である。
体集積回路を図について説明する。図33はこの発明の
第33実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図33において、MP18はPMOSトラ
ンジスタ、MN18はNMOSトランジスタ、BP1,
BP2とはPNP型バイポーラトランジスタであり、そ
の他の図32と同一符号は図32と同一もしくは相当す
る部分を示す。ここでPMOSトランジスタMP18と
NMOSトランジスタMN18はインバータ回路INV
8を構成しており、このインバータ回路INV8とPN
P型バイポーラトランジスタBP1,BP2でドライブ
回路を構成している。ドライブ回路の入力端であるPN
P型バイポーラトランジスタBP2のベース電極及びイ
ンバータ回路INV8の入力端にハイレベルの信号が入
力されると、PNP型バイポーラトランジスタBP1の
ベース電極はロウレベルになり、PNP型バイポーラト
ランジスタBP1はオンして、負荷容量CL1はPNP
型バイポーラトランジスタBP1のベース電位まで高速
に充電され、出力端子VOUT1はハイレベルになる。
ドライブ回路の入力端であるPNP型バイポーラトラン
ジスタBP2のベース電極及びインバータ回路INV8
の入力端にロウレベルの信号が入力されると、PNP型
バイポーラトランジスタBP2のベース電極はロウレベ
ルになり、PNP型バイポーラトランジスタBP2はオ
ンして負荷容量CL1はPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電位にベース・エミッタ間電圧を加え
たレベルまで高速に放電され、出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。その他の動作は図32に示した非排他
的論理和回路と同様である。
【0144】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明の半導
体集積回路によれば、入力信号を入力する入力端子と、
制御信号を入力する制御端子と、入力端子に一方電極を
接続し、制御端子に制御電極を接続した絶縁ゲート型ト
ランジスタとを有し、入力端子から入力された入力信号
を制御信号に応じて処理するパストランジスタ回路と、
パストランジスタ回路の出力信号に応じた信号を導出す
るための出力端子と、絶縁ゲート型トランジスタの他方
電極に制御電極を直接接続し、所定の電位に一方電極を
接続し、出力端子に他方電極を接続したバイポーラトラ
ンジスタとを有するドライブ回路とを備えて構成されて
いるので、パストランジスタ回路の入力端子に入力され
た入力信号に応じて、バイポーラトランジスタの大きな
駆動力により短時間で出力端子を所定の電位にすること
ができ、高速に動作する論理回路を得ることができると
いう効果がある。
体集積回路によれば、入力信号を入力する入力端子と、
制御信号を入力する制御端子と、入力端子に一方電極を
接続し、制御端子に制御電極を接続した絶縁ゲート型ト
ランジスタとを有し、入力端子から入力された入力信号
を制御信号に応じて処理するパストランジスタ回路と、
パストランジスタ回路の出力信号に応じた信号を導出す
るための出力端子と、絶縁ゲート型トランジスタの他方
電極に制御電極を直接接続し、所定の電位に一方電極を
接続し、出力端子に他方電極を接続したバイポーラトラ
ンジスタとを有するドライブ回路とを備えて構成されて
いるので、パストランジスタ回路の入力端子に入力され
た入力信号に応じて、バイポーラトランジスタの大きな
駆動力により短時間で出力端子を所定の電位にすること
ができ、高速に動作する論理回路を得ることができると
いう効果がある。
【0145】請求項2記載の発明の半導体集積回路によ
れば、パストランジスタ回路は、入力端子及び絶縁ゲー
ト型トランジスタを複数備え、パストランジスタ回路
が、制御端子から入力される制御信号に応じて、複数の
入力端子から入力された複数の入力信号のいずれかを選
択的に出力するので、パストランジスタ回路の入力端子
に入力された複数の入力信号のうち、制御信号によって
選択された入力信号に応じて、バイポーラトランジスタ
の大きな駆動力により短時間で出力端子を所定の電位に
することができ、高速に動作する論理回路を得ることが
できるという効果がある。
れば、パストランジスタ回路は、入力端子及び絶縁ゲー
ト型トランジスタを複数備え、パストランジスタ回路
が、制御端子から入力される制御信号に応じて、複数の
入力端子から入力された複数の入力信号のいずれかを選
択的に出力するので、パストランジスタ回路の入力端子
に入力された複数の入力信号のうち、制御信号によって
選択された入力信号に応じて、バイポーラトランジスタ
の大きな駆動力により短時間で出力端子を所定の電位に
することができ、高速に動作する論理回路を得ることが
できるという効果がある。
【0146】請求項3記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、出力端子にドレイン電極を接続
し、所定の電位と異なる他の電位にソース電極を接続
し、絶縁ゲート型トランジスタの他方電極から出力され
る信号の反転論理をベース電極に入力するNMOSトラ
ンジスタを備え、ドライブ回路が有するバイポーラトラ
ンジスタは、所定の電位にコレクタ電極を接続し、絶縁
ゲート型トランジスタの他方電極にベース電極を直接接
続し、出力端子にエミッタ電極を接続したNPN型バイ
ポーラトランジスタであるパストランジスタ回路の入力
端子に入力された入力信号に応じて、バイポーラトラン
ジスタの大きな駆動力により短時間で出力端子を所定の
電位もしくは他の電位にすることができ、高速に動作す
る論理回路を得ることができるという効果がある。
れば、ドライブ回路は、出力端子にドレイン電極を接続
し、所定の電位と異なる他の電位にソース電極を接続
し、絶縁ゲート型トランジスタの他方電極から出力され
る信号の反転論理をベース電極に入力するNMOSトラ
ンジスタを備え、ドライブ回路が有するバイポーラトラ
ンジスタは、所定の電位にコレクタ電極を接続し、絶縁
ゲート型トランジスタの他方電極にベース電極を直接接
続し、出力端子にエミッタ電極を接続したNPN型バイ
ポーラトランジスタであるパストランジスタ回路の入力
端子に入力された入力信号に応じて、バイポーラトラン
ジスタの大きな駆動力により短時間で出力端子を所定の
電位もしくは他の電位にすることができ、高速に動作す
る論理回路を得ることができるという効果がある。
【0147】請求項4記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタを複数
備え、複数のバイポーラトランジスタは、第1の電位に
コレクタ電極を接続し、絶縁型トランジスタの他方電極
にベース電極を接続し、出力端子にエミッタ電極を接続
した少なくとも一つのNPN型バイポーラトランジスタ
と、第1の電位より低い第2の電位にコレクタ電極を接
続し、絶縁型トランジスタの他方電極にベース電極を接
続し、出力端子にエミッタ電極を接続した少なくとも一
つのPNP型バイポーラトランジスタとを備えているの
で、パストランジスタ回路の入力端子に入力された入力
信号に応じて、バイポーラトランジスタの大きな駆動力
により短時間で出力端子を第1の電位もしくは第2の電
位にすることができ、高速に動作する論理回路を得るこ
とができるという効果がある。
れば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタを複数
備え、複数のバイポーラトランジスタは、第1の電位に
コレクタ電極を接続し、絶縁型トランジスタの他方電極
にベース電極を接続し、出力端子にエミッタ電極を接続
した少なくとも一つのNPN型バイポーラトランジスタ
と、第1の電位より低い第2の電位にコレクタ電極を接
続し、絶縁型トランジスタの他方電極にベース電極を接
続し、出力端子にエミッタ電極を接続した少なくとも一
つのPNP型バイポーラトランジスタとを備えているの
で、パストランジスタ回路の入力端子に入力された入力
信号に応じて、バイポーラトランジスタの大きな駆動力
により短時間で出力端子を第1の電位もしくは第2の電
位にすることができ、高速に動作する論理回路を得るこ
とができるという効果がある。
【0148】請求項5記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、絶縁ゲート型トランジスタの他
方電極に入力端を接続したインバータと、インバータの
出力端に制御電極を接続し、出力端子に一方電極を接続
し、所定の電位と異なる他の電位に他方電極を接続し
た、バイポーラトランジスタと同一導電型の他のバイポ
ーラトランジスタとをさらに備えて構成されているの
で、パストランジスタ回路の入力端子に入力された入力
信号に応じて、バイポーラトランジスタ及び他のバイポ
ーラトランジスタの大きな駆動力により短時間で出力端
子を所定の電位もしくは他の電位にすることができ、高
速に動作する論理回路を得ることができるという効果が
ある。
れば、ドライブ回路は、絶縁ゲート型トランジスタの他
方電極に入力端を接続したインバータと、インバータの
出力端に制御電極を接続し、出力端子に一方電極を接続
し、所定の電位と異なる他の電位に他方電極を接続し
た、バイポーラトランジスタと同一導電型の他のバイポ
ーラトランジスタとをさらに備えて構成されているの
で、パストランジスタ回路の入力端子に入力された入力
信号に応じて、バイポーラトランジスタ及び他のバイポ
ーラトランジスタの大きな駆動力により短時間で出力端
子を所定の電位もしくは他の電位にすることができ、高
速に動作する論理回路を得ることができるという効果が
ある。
【0149】請求項6記載の発明の半導体集積回路によ
れば、パストランジスタ回路の出力信号と異なる論理レ
ベルの信号を制御電極に入力し、所定の電位に一方電極
を接続し、ドライブ回路の出力端子に他方電極を接続し
たバイポーラトランジスタと、出力端子とを有し、入力
した前記信号に応じドライブ回路とは異なる論理レベル
の出力信号を出力する他のドライブ回路を備えて構成さ
れているので、パストランジスタ回路の入力端子に入力
された入力信号に応じて、バイポーラトランジスタの大
きな駆動力により短時間で複数のドライブ回路の複数の
出力端子を所定の電位にすることができ、高速に動作す
る論理回路を得ることができるという効果がある。
れば、パストランジスタ回路の出力信号と異なる論理レ
ベルの信号を制御電極に入力し、所定の電位に一方電極
を接続し、ドライブ回路の出力端子に他方電極を接続し
たバイポーラトランジスタと、出力端子とを有し、入力
した前記信号に応じドライブ回路とは異なる論理レベル
の出力信号を出力する他のドライブ回路を備えて構成さ
れているので、パストランジスタ回路の入力端子に入力
された入力信号に応じて、バイポーラトランジスタの大
きな駆動力により短時間で複数のドライブ回路の複数の
出力端子を所定の電位にすることができ、高速に動作す
る論理回路を得ることができるという効果がある。
【0150】請求項7記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、所定の電位に一方電極を接続
し、バイポーラトランジスタの制御電極に他方電極を接
続し、バイポーラトランジスタのターンオン時にターン
オンしてバイポーラトランジスタの制御電極を所定の電
位にする絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されて
いるので、パストランジスタ回路の絶縁ゲート型トラン
ジスタにより生じる閾値電圧の影響を防止して、パスト
ランジスタ回路の入力端子に入力された入力信号に応じ
て、バイポーラトランジスタの大きな駆動力により短時
間で出力端子を所定の電位にすることができ、高速に動
作する論理回路を得ることができるという効果がある。
れば、ドライブ回路は、所定の電位に一方電極を接続
し、バイポーラトランジスタの制御電極に他方電極を接
続し、バイポーラトランジスタのターンオン時にターン
オンしてバイポーラトランジスタの制御電極を所定の電
位にする絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されて
いるので、パストランジスタ回路の絶縁ゲート型トラン
ジスタにより生じる閾値電圧の影響を防止して、パスト
ランジスタ回路の入力端子に入力された入力信号に応じ
て、バイポーラトランジスタの大きな駆動力により短時
間で出力端子を所定の電位にすることができ、高速に動
作する論理回路を得ることができるという効果がある。
【0151】請求項8記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、所定の電位とは異なる他の電位
に一方電極を接続し、バイポーラトランジスタの制御電
極に他方電極を接続し、バイポーラトランジスタをター
ンオフ時にターンオンし、バイポーラトランジスタの制
御電極を他の電位にする絶縁ゲート型トランジスタを備
えて構成されているので、パストランジスタ回路の絶縁
ゲート型トランジスタにより生じる閾値電圧の影響を防
止して、パストランジスタ回路の入力端子に入力された
入力信号に応じて、バイポーラトランジスタの大きな駆
動力により短時間で出力端子を所定の電位にすることが
でき、高速に動作する論理回路を得ることができるとい
う効果がある。
れば、ドライブ回路は、所定の電位とは異なる他の電位
に一方電極を接続し、バイポーラトランジスタの制御電
極に他方電極を接続し、バイポーラトランジスタをター
ンオフ時にターンオンし、バイポーラトランジスタの制
御電極を他の電位にする絶縁ゲート型トランジスタを備
えて構成されているので、パストランジスタ回路の絶縁
ゲート型トランジスタにより生じる閾値電圧の影響を防
止して、パストランジスタ回路の入力端子に入力された
入力信号に応じて、バイポーラトランジスタの大きな駆
動力により短時間で出力端子を所定の電位にすることが
でき、高速に動作する論理回路を得ることができるとい
う効果がある。
【0152】請求項9記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタの制御
電極に一方電極を接続し、所定の電位に制御電極を接続
し、バイポーラトランジスタの他方電極に他方電極を接
続した絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されてい
るので、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間
電圧の影響を取り除いて、パストランジスタ回路の入力
端子に入力された入力信号に応じて、バイポーラトラン
ジスタの大きな駆動力により短時間で出力端子を所定の
電位にすることができ、高速に動作する論理回路を得る
ことができるという効果がある。
れば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタの制御
電極に一方電極を接続し、所定の電位に制御電極を接続
し、バイポーラトランジスタの他方電極に他方電極を接
続した絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されてい
るので、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間
電圧の影響を取り除いて、パストランジスタ回路の入力
端子に入力された入力信号に応じて、バイポーラトラン
ジスタの大きな駆動力により短時間で出力端子を所定の
電位にすることができ、高速に動作する論理回路を得る
ことができるという効果がある。
【0153】請求項10記載の発明の半導体集積回路に
よれば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタの制
御電極に一方端を接続し、バイポーラトランジスタの他
方電極に他方端を接続した電圧降下手段を備えて構成さ
れているので、バイポーラトランジスタのベース・エミ
ッタ間電圧の影響を取り除いて、パストランジスタ回路
の入力端子に入力された入力信号に応じて、バイポーラ
トランジスタの大きな駆動力により短時間で出力端子を
所定の電位にすることができ、高速に動作する論理回路
を得ることができるという効果がある。
よれば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタの制
御電極に一方端を接続し、バイポーラトランジスタの他
方電極に他方端を接続した電圧降下手段を備えて構成さ
れているので、バイポーラトランジスタのベース・エミ
ッタ間電圧の影響を取り除いて、パストランジスタ回路
の入力端子に入力された入力信号に応じて、バイポーラ
トランジスタの大きな駆動力により短時間で出力端子を
所定の電位にすることができ、高速に動作する論理回路
を得ることができるという効果がある。
【図1】この発明の第1実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図2】この発明の第2実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図3】この発明の第3実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図4】この発明の第4実施列による3入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図5】この発明の第5実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図6】この発明の第6実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図7】この発明の第7実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図8】この発明の第8実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図9】この発明の第9実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図10】この発明の第10実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図11】この発明の第11実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図12】この発明の第12実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図13】この発明の第13実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図14】この発明の第14実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図15】この発明の第15実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図16】この発明の第16実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図17】この発明の第17実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図18】この発明の第18実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図19】この発明の第19実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図20】この発明の第20実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図21】この発明の第21実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図22】この発明の第22実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図23】この発明の第23実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図24】この発明の第24実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図25】この発明の第25実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図26】この発明の第26実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図27】この発明の第27実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図28】この発明の第28実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図29】この発明の第29実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図30】この発明の第30実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図31】この発明の第31実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図32】この発明の第32実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図33】この発明の第33実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図34】従来の2入力セレクタ回路を示す回路図であ
る。
る。
MP1〜MP20 PMOSトランジスタ MN1〜MN19 NMOSトランジスタ BN1,BN2 NPN型バイポーラトランジスタ BP1,BP2 PNP型バイポーラトランジスタ R1 抵抗 INV1〜INV8 インバータ回路 VI1〜VI8 入力端子 VOUT1,VOUT2 出力端子 VDD 第1の電源電位 GND 第2の電源電位 CL1,CL2 負荷容量
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 半導体集積回路
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はMOSトランジスタと
バイポーラトランジスタを同一チップ上に製造するBi
CMOS技術を用いた半導体集積回路に関し、特に高速
で動作させるのに適した半導体論理回路に関する。
バイポーラトランジスタを同一チップ上に製造するBi
CMOS技術を用いた半導体集積回路に関し、特に高速
で動作させるのに適した半導体論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図34は例えばNeil H.E.We
ste,Kamran Eshraghian著“Pr
inciples of CMOS VLSI Des
ign”の202ページに記載されているような従来の
典型的なセレクタ回路を示したものである。図34にお
いてMP1〜MP6はPMOSトランジスタ、MN1〜
MN6はNMOSトランジスタ、VI1は第1の入力端
子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3の入力端
子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力
端子を示す。VDDは第1の電源で、5.0V、GND
は第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を
示す。ここでMP1とMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、MP2とMN2は第2のインバータ回路IN
V2を構成しており、入力端子VI1に入力される信号
のバッファ回路として働く。同様にMP3とMN3は第
3のインバータ回路INV3を、MP4とMN4は第4
のインバータ回路INV4を構成しており、入力端子V
I2に入力される信号のバッファ回路として働く。PM
OSトランジスタMP5〜MP6とNMOSトランジス
タMN5〜MN6はパストランジスタ回路PT1を構成
している。
ste,Kamran Eshraghian著“Pr
inciples of CMOS VLSI Des
ign”の202ページに記載されているような従来の
典型的なセレクタ回路を示したものである。図34にお
いてMP1〜MP6はPMOSトランジスタ、MN1〜
MN6はNMOSトランジスタ、VI1は第1の入力端
子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3の入力端
子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力
端子を示す。VDDは第1の電源で、5.0V、GND
は第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を
示す。ここでMP1とMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、MP2とMN2は第2のインバータ回路IN
V2を構成しており、入力端子VI1に入力される信号
のバッファ回路として働く。同様にMP3とMN3は第
3のインバータ回路INV3を、MP4とMN4は第4
のインバータ回路INV4を構成しており、入力端子V
I2に入力される信号のバッファ回路として働く。PM
OSトランジスタMP5〜MP6とNMOSトランジス
タMN5〜MN6はパストランジスタ回路PT1を構成
している。
【0003】次に図34のセレクタ回路動作について説
明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電圧を、ロウレ
ベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、ハイレベル
の論理とロウレベルの論理のしきい値を2.5Vとす
る。また第4の入力端子VI4には第3の入力端子VI
3に与える信号の反転信号を与えるものとする。PMO
Sトランジスタはしきい値電圧を−0.5Vとし、ソー
ス電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vより低けれ
ばオンするものとする。またNMOSトランジスタはし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。第3の入力端子VI3にロウレベルの信号を与えた
ときNMOSトランジスタMN5はオフし、また第4の
入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられている
ためPMOSトランジスタMP5もオフする。一方PM
OSトランジスタMP6とNMOSトランジスタMN6
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フしNMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路IV3の出力はロウレベルになる。インバータ回路
INV4の入力がロウレベルであるためNMOSトラン
ジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタMP4が
オンして、PMOSトランジスタMP6およびNMOS
トランジスタMN6を介して出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を電源VDD(5.0V)まで充電する。す
なわち出力端子VOUT1はハイレベルになる。入力端
子VI2に与えられた信号がロウレベルであればPMO
SトランジスタMP3がオンし、NMOSトランジスタ
MN3がオフし、インバータ回路INV3の出力はハイ
レベルになる。インバータ回路INV4の入力がハイレ
ベルであるためNMOSトランジスタMN4はオンし、
PMOSトランジスタMP4がオフして、PMOSトラ
ンジスタMP6およびNMOSトランジスタMN6を介
して出力端子VOUT1の負荷容量CL1をGND(0
V)まで放電する。すなわち出力端子VOUT1はロウ
レベルになる。
明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電圧を、ロウレ
ベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、ハイレベル
の論理とロウレベルの論理のしきい値を2.5Vとす
る。また第4の入力端子VI4には第3の入力端子VI
3に与える信号の反転信号を与えるものとする。PMO
Sトランジスタはしきい値電圧を−0.5Vとし、ソー
ス電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vより低けれ
ばオンするものとする。またNMOSトランジスタはし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。第3の入力端子VI3にロウレベルの信号を与えた
ときNMOSトランジスタMN5はオフし、また第4の
入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられている
ためPMOSトランジスタMP5もオフする。一方PM
OSトランジスタMP6とNMOSトランジスタMN6
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フしNMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路IV3の出力はロウレベルになる。インバータ回路
INV4の入力がロウレベルであるためNMOSトラン
ジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタMP4が
オンして、PMOSトランジスタMP6およびNMOS
トランジスタMN6を介して出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を電源VDD(5.0V)まで充電する。す
なわち出力端子VOUT1はハイレベルになる。入力端
子VI2に与えられた信号がロウレベルであればPMO
SトランジスタMP3がオンし、NMOSトランジスタ
MN3がオフし、インバータ回路INV3の出力はハイ
レベルになる。インバータ回路INV4の入力がハイレ
ベルであるためNMOSトランジスタMN4はオンし、
PMOSトランジスタMP4がオフして、PMOSトラ
ンジスタMP6およびNMOSトランジスタMN6を介
して出力端子VOUT1の負荷容量CL1をGND(0
V)まで放電する。すなわち出力端子VOUT1はロウ
レベルになる。
【0004】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与え
られるためPMOSトランジスタMP5もオンする。一
方PMOSトランジスタMP6とNMOSトランジスタ
MN6はオフする。このとき入力端子VI1に与えられ
た信号がハイレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イ
ンバータ回路INV1の出力はロウレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力がロウレベルであるためNM
OSトランジスタMN2はオフし、PMOSトランジス
タMP2がオンして、PMOSトランジスタMP5およ
びNMOSトランジスタMN5を介して出力端子VOU
T1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0V)まで充
電する。すなわち出力端子VOUT1はハイレベルにな
る。入力端子VI1に与えられた信号がロウレベルであ
ればPMOSトランジスタMP1がオンし、NMOSト
ランジスタMN1がオフし、インバータ回路INV1の
出力はハイレベルになる。インバータ回路INV2の入
力がハイレベルであるためNMOSトランジスタMN2
はオンし、PMOSトランジスタMP2がオフして、P
MOSトランジスタMP5およびNMOSトランジスタ
MN5を介して出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
GND(0V)まで放電する。すなわち出力端子VOU
T1はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与え
られるためPMOSトランジスタMP5もオンする。一
方PMOSトランジスタMP6とNMOSトランジスタ
MN6はオフする。このとき入力端子VI1に与えられ
た信号がハイレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イ
ンバータ回路INV1の出力はロウレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力がロウレベルであるためNM
OSトランジスタMN2はオフし、PMOSトランジス
タMP2がオンして、PMOSトランジスタMP5およ
びNMOSトランジスタMN5を介して出力端子VOU
T1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0V)まで充
電する。すなわち出力端子VOUT1はハイレベルにな
る。入力端子VI1に与えられた信号がロウレベルであ
ればPMOSトランジスタMP1がオンし、NMOSト
ランジスタMN1がオフし、インバータ回路INV1の
出力はハイレベルになる。インバータ回路INV2の入
力がハイレベルであるためNMOSトランジスタMN2
はオンし、PMOSトランジスタMP2がオフして、P
MOSトランジスタMP5およびNMOSトランジスタ
MN5を介して出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
GND(0V)まで放電する。すなわち出力端子VOU
T1はロウレベルになる。
【0005】この図34に示した回路では第3の入力端
子VI3に与えられる信号により入力端子VI1に与え
られた信号と入力端子VI2に与えられた信号のいずれ
かを選択して出力する2入力セレクタ回路を構成してい
る。またPMOSトランジスタMP5〜MP6とNMO
SトランジスタMN5〜MN6のようにゲート電極に与
えられる信号によりソース(あるいはドレイン)電極に
入力された信号を伝達したり、遮断したりするトランジ
スタをパストランジスタという。
子VI3に与えられる信号により入力端子VI1に与え
られた信号と入力端子VI2に与えられた信号のいずれ
かを選択して出力する2入力セレクタ回路を構成してい
る。またPMOSトランジスタMP5〜MP6とNMO
SトランジスタMN5〜MN6のようにゲート電極に与
えられる信号によりソース(あるいはドレイン)電極に
入力された信号を伝達したり、遮断したりするトランジ
スタをパストランジスタという。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
は以上のように構成されており、パストランジスタ回路
PT1を介してインバータ回路INV2またはINV4
によって負荷容量CL1を充放電し、出力端子VOUT
1の論理を決定していた。したがって第1の電源VDD
あるいは第2の電源GNDと出力端子VOUT1との間
にインバータ回路INV2あるいはINV4のオン抵抗
とパストランジスタ回路PT1を構成しているパストラ
ンジスタMP5,MP6,MN5,MN6のオン抵抗が
直列に接続されることになり、負荷容量CL1を充放電
する経路の抵抗が大きくなり、出力端子VOUT1の論
理が決定されるのが遅いという問題点があった。
は以上のように構成されており、パストランジスタ回路
PT1を介してインバータ回路INV2またはINV4
によって負荷容量CL1を充放電し、出力端子VOUT
1の論理を決定していた。したがって第1の電源VDD
あるいは第2の電源GNDと出力端子VOUT1との間
にインバータ回路INV2あるいはINV4のオン抵抗
とパストランジスタ回路PT1を構成しているパストラ
ンジスタMP5,MP6,MN5,MN6のオン抵抗が
直列に接続されることになり、負荷容量CL1を充放電
する経路の抵抗が大きくなり、出力端子VOUT1の論
理が決定されるのが遅いという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、出力端子に接続される負荷容量
の充放電を高速で行うことができ、半導体集積回路にお
いて高速で動作する論理回路を構成することを目的とす
る。
ためになされたもので、出力端子に接続される負荷容量
の充放電を高速で行うことができ、半導体集積回路にお
いて高速で動作する論理回路を構成することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
集積回路は、異なる入力信号を入力する複数の入力端子
と、制御信号を入力する少なくとも一つの制御端子と、
対応する前記入力端子に一方電極を接続し、対応する前
記制御端子に制御電極を接続した複数の絶縁ゲート型ト
ランジスタを有し、前記制御端子に入力される前記制御
信号に応じて、複数の前記入力端子から入力された複数
の前記入力信号のいずれか一つを選択的に出力するパス
トランジスタ回路と、前記パストランジスタ回路の出力
に応じた出力信号を導出するための出力端子と、前記複
数の絶縁ゲート型トランジスタの全ての他方電極に制御
電極を直接接続し、所定電位に一方電極を接続し、前記
出力端子に他方電極を接続したバイポーラトランジスタ
とを有するドライブ回路とを備えて構成されている。
集積回路は、異なる入力信号を入力する複数の入力端子
と、制御信号を入力する少なくとも一つの制御端子と、
対応する前記入力端子に一方電極を接続し、対応する前
記制御端子に制御電極を接続した複数の絶縁ゲート型ト
ランジスタを有し、前記制御端子に入力される前記制御
信号に応じて、複数の前記入力端子から入力された複数
の前記入力信号のいずれか一つを選択的に出力するパス
トランジスタ回路と、前記パストランジスタ回路の出力
に応じた出力信号を導出するための出力端子と、前記複
数の絶縁ゲート型トランジスタの全ての他方電極に制御
電極を直接接続し、所定電位に一方電極を接続し、前記
出力端子に他方電極を接続したバイポーラトランジスタ
とを有するドライブ回路とを備えて構成されている。
【0009】第2の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
出力端子にドレイン電極を接続し、前記所定の電位より
低い他の電位にソース電極を接続し、前記絶縁ゲート型
トランジスタの他方電極から出力される信号の反転論理
をゲート電極に入力するNMOSトランジスタを備え、
前記ドライブ回路が有する前記バイポーラトランジスタ
は、前記所定の電位にコレクタ電極を接続し、前記絶縁
ゲート型トランジスタの他方電極にベース電極を直接接
続し、前記出力端子にエミッタ電極を接続したNPN型
バイポーラトランジスタを含んで構成されている。
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
出力端子にドレイン電極を接続し、前記所定の電位より
低い他の電位にソース電極を接続し、前記絶縁ゲート型
トランジスタの他方電極から出力される信号の反転論理
をゲート電極に入力するNMOSトランジスタを備え、
前記ドライブ回路が有する前記バイポーラトランジスタ
は、前記所定の電位にコレクタ電極を接続し、前記絶縁
ゲート型トランジスタの他方電極にベース電極を直接接
続し、前記出力端子にエミッタ電極を接続したNPN型
バイポーラトランジスタを含んで構成されている。
【0010】第3の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
所定の電位は、第1の電位及び該第1の電位より低い第
2の電位を含み、前記バイポーラトランジスタを複数備
え、複数の前記バイポーラトランジスタは、前記第1の
電位にコレクタ電極を接続し、前記絶縁ゲート型トラン
ジスタの他方電極にベース電極を接続し、前記出力端子
にエミッタ電極を接続した少なくとも一つのNPN型バ
イポーラトランジスタと、前記第2の電位にコレクタ電
極を接続し、前記複数の絶縁ゲート型トランジスタの他
方電極にベース電極を接続し、前記出力端子にエミッタ
電極を接続した少なくとも一つのPNP型バイポーラト
ランジスタとを含んで構成されている。
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
所定の電位は、第1の電位及び該第1の電位より低い第
2の電位を含み、前記バイポーラトランジスタを複数備
え、複数の前記バイポーラトランジスタは、前記第1の
電位にコレクタ電極を接続し、前記絶縁ゲート型トラン
ジスタの他方電極にベース電極を接続し、前記出力端子
にエミッタ電極を接続した少なくとも一つのNPN型バ
イポーラトランジスタと、前記第2の電位にコレクタ電
極を接続し、前記複数の絶縁ゲート型トランジスタの他
方電極にベース電極を接続し、前記出力端子にエミッタ
電極を接続した少なくとも一つのPNP型バイポーラト
ランジスタとを含んで構成されている。
【0011】第4の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
絶縁ゲート型トランジスタの前記他方電極に入力端を接
続したインバータと、前記インバータの出力端に制御電
極を接続し、前記出力端子に一方電極を接続し、前記所
定の電位と異なる他の電位に他方電極を接続した、前記
バイポーラトランジスタと同一導電型の他のバイポーラ
トランジスタとを備えて構成されている。
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
絶縁ゲート型トランジスタの前記他方電極に入力端を接
続したインバータと、前記インバータの出力端に制御電
極を接続し、前記出力端子に一方電極を接続し、前記所
定の電位と異なる他の電位に他方電極を接続した、前記
バイポーラトランジスタと同一導電型の他のバイポーラ
トランジスタとを備えて構成されている。
【0012】第5の発明に係る半導体集積回路は、第1
の発明の半導体集積回路において、他の出力端と、前記
パストランジスタ回路の出力信号と異なる論理レベルの
信号を制御電極に入力し、前記所定の電位に一方電極を
接続し、前記出力端子に他方電極を接続したバイポーラ
トランジスタと、出力端子とを有し、入力した前記信号
に応じ前記ドライブ回路とは異なる論理レベルの出力信
号を出力する他のドライブ回路を備えて構成されてい
る。
の発明の半導体集積回路において、他の出力端と、前記
パストランジスタ回路の出力信号と異なる論理レベルの
信号を制御電極に入力し、前記所定の電位に一方電極を
接続し、前記出力端子に他方電極を接続したバイポーラ
トランジスタと、出力端子とを有し、入力した前記信号
に応じ前記ドライブ回路とは異なる論理レベルの出力信
号を出力する他のドライブ回路を備えて構成されてい
る。
【0013】第6の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
所定の電位に一方電極を接続し、前記バイポーラトラン
ジスタの制御電極に他方電極を接続し、前記バイポーラ
トランジスタのターンオン時にターンオンして前記バイ
ポーラトランジスタの前記制御電極を前記所定の電位に
する絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されてい
る。
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
所定の電位に一方電極を接続し、前記バイポーラトラン
ジスタの制御電極に他方電極を接続し、前記バイポーラ
トランジスタのターンオン時にターンオンして前記バイ
ポーラトランジスタの前記制御電極を前記所定の電位に
する絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されてい
る。
【0014】第7の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
所定の電位とは異なる他の電位に一方電極を接続し、前
記バイポーラトランジスタの制御電極に他方電極を接続
し、前記バイポーラトランジスタのターンオフ時にター
ンオンし、前記バイポーラトランジスタの前記制御電極
を前記他の電位にする絶縁ゲート型トランジスタを備え
て構成されている。
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
所定の電位とは異なる他の電位に一方電極を接続し、前
記バイポーラトランジスタの制御電極に他方電極を接続
し、前記バイポーラトランジスタのターンオフ時にター
ンオンし、前記バイポーラトランジスタの前記制御電極
を前記他の電位にする絶縁ゲート型トランジスタを備え
て構成されている。
【0015】第8の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
バイポーラトランジスタの前記制御電極に一方電極を接
続し、前記所定の電位に制御電極を接続し、前記バイポ
ーラトランジスタの前記他方電極に他方電極を接続した
絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されている。
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
バイポーラトランジスタの前記制御電極に一方電極を接
続し、前記所定の電位に制御電極を接続し、前記バイポ
ーラトランジスタの前記他方電極に他方電極を接続した
絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されている。
【0016】第9の発明に係る半導体集積回路のドライ
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
バイポーラトランジスタの前記制御電極に一方端を接続
し、前記バイポーラトランジスタの前記他方電極に他方
端を接続した電圧降下手段を備えて構成されている。
ブ回路は、第1の発明の半導体集積回路において、前記
バイポーラトランジスタの前記制御電極に一方端を接続
し、前記バイポーラトランジスタの前記他方電極に他方
端を接続した電圧降下手段を備えて構成されている。
【0017】
【作用】第1の発明におけるパストランジスタ回路は、
制御信号に応じて複数の入力端子からそれぞれ入力され
る複数の入力信号のいずれかを選択的に出力し、ドライ
ブ回路のバイポーラトランジスタの制御電極には、その
選択された信号を直接入力する。バイポーラトランジス
タは入力された信号に応じてオンすることにより、所定
の電位に接続した一方電極から他方電極を通して電流を
流して短時間で出力端子を所定の電位にすることができ
る。
制御信号に応じて複数の入力端子からそれぞれ入力され
る複数の入力信号のいずれかを選択的に出力し、ドライ
ブ回路のバイポーラトランジスタの制御電極には、その
選択された信号を直接入力する。バイポーラトランジス
タは入力された信号に応じてオンすることにより、所定
の電位に接続した一方電極から他方電極を通して電流を
流して短時間で出力端子を所定の電位にすることができ
る。
【0018】第2の発明におけるドライブ回路のNMO
Sトランジスタは、制御電極に絶縁ゲート型トランジス
タの他方電極から出力される信号の反転論理入力するこ
とにより、NPN型バイポーラトランジスタとはオン、
オフの動作が逆になる。従って、NPN型バイポーラト
ランジスタは入力された信号に応じてオンすると、NM
OSトランジスタはオフし、所定の電位に接続したNP
N型バイポーラトランジスタの一方電極から他方電極を
通して電流を流して短時間で出力端子を所定の電位にす
ることができる。NPN型バイポーラトランジスタがオ
フしたときには、NMOSトランジスタがオンして出力
端子を他の電位にすることができる。
Sトランジスタは、制御電極に絶縁ゲート型トランジス
タの他方電極から出力される信号の反転論理入力するこ
とにより、NPN型バイポーラトランジスタとはオン、
オフの動作が逆になる。従って、NPN型バイポーラト
ランジスタは入力された信号に応じてオンすると、NM
OSトランジスタはオフし、所定の電位に接続したNP
N型バイポーラトランジスタの一方電極から他方電極を
通して電流を流して短時間で出力端子を所定の電位にす
ることができる。NPN型バイポーラトランジスタがオ
フしたときには、NMOSトランジスタがオンして出力
端子を他の電位にすることができる。
【0019】第3の発明におけるドライブ回路は、パス
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、NPN型バイポーラトラ
ンジスタがオンすると、NPN型バイポーラトランジス
タにより出力端子を短時間で第1の電位にすることがで
きる。同様に、ドライブ回路は、パストランジスタ回路
の絶縁ゲート型トランジスタの他方端より出力される信
号に応じて、PNP型バイポーラトランジスタがオンす
ると、PNP型バイポーラトランジスタにより出力端子
を短時間で第2の電位にすることができる。
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、NPN型バイポーラトラ
ンジスタがオンすると、NPN型バイポーラトランジス
タにより出力端子を短時間で第1の電位にすることがで
きる。同様に、ドライブ回路は、パストランジスタ回路
の絶縁ゲート型トランジスタの他方端より出力される信
号に応じて、PNP型バイポーラトランジスタがオンす
ると、PNP型バイポーラトランジスタにより出力端子
を短時間で第2の電位にすることができる。
【0020】第4の発明におけるドライブ回路は、パス
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、バイポーラトランジスタ
がオンすると、このバイポーラトランジスタにより出力
端子を短時間で所定の電位にすることができる。同様
に、ドライブ回路は、パストランジスタ回路の絶縁ゲー
ト型トランジスタの他方端より出力される信号に応じ
て、他のバイポーラトランジスタがオンすると、他のバ
イポーラトランジスタにより出力端子を短時間で他の電
位にすることができる。
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、バイポーラトランジスタ
がオンすると、このバイポーラトランジスタにより出力
端子を短時間で所定の電位にすることができる。同様
に、ドライブ回路は、パストランジスタ回路の絶縁ゲー
ト型トランジスタの他方端より出力される信号に応じ
て、他のバイポーラトランジスタがオンすると、他のバ
イポーラトランジスタにより出力端子を短時間で他の電
位にすることができる。
【0021】第5の発明における他のドライブ回路は、
パストランジスタ回路の出力信号と異なる論理レベルの
信号、例えば2値論理であればパストランジスタ回路の
出力信号がハイレベルであればロウレベル、逆にロウレ
ベルであればハイレベルの信号を入力し、入力した信号
の論理レベルに応じて、前記ドライブ回路とは異なる論
理レベルの出力信号を出力することができる。
パストランジスタ回路の出力信号と異なる論理レベルの
信号、例えば2値論理であればパストランジスタ回路の
出力信号がハイレベルであればロウレベル、逆にロウレ
ベルであればハイレベルの信号を入力し、入力した信号
の論理レベルに応じて、前記ドライブ回路とは異なる論
理レベルの出力信号を出力することができる。
【0022】第6の発明におけるドライブ回路のバイポ
ーラトランジスタは、パストランジスタ回路の絶縁ゲー
ト型トランジスタの他方端より出力される信号に応じ
て、バイポーラトランジスタがオンして出力端子を所定
の電位にする。ところが絶縁ゲート型トランジスタの影
響で所定の電位にすることができない場合があるが、M
OSトランジスタによりその影響を取り除き、出力端子
の電位を所定の電位にすることができる。
ーラトランジスタは、パストランジスタ回路の絶縁ゲー
ト型トランジスタの他方端より出力される信号に応じ
て、バイポーラトランジスタがオンして出力端子を所定
の電位にする。ところが絶縁ゲート型トランジスタの影
響で所定の電位にすることができない場合があるが、M
OSトランジスタによりその影響を取り除き、出力端子
の電位を所定の電位にすることができる。
【0023】第7の発明におけるドライブ回路は、パス
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、バイポーラトランジスタ
がオフすると、出力端子は所定の電位とは異なる他の電
位にすることができる。ところが絶縁ゲート型トランジ
スタの影響で他の電位にすることができない場合がある
が、MOSトランジスタによりその影響を取り除き、出
力端子の電位を他の電位にすることができる。
トランジスタ回路の絶縁ゲート型トランジスタの他方端
より出力される信号に応じて、バイポーラトランジスタ
がオフすると、出力端子は所定の電位とは異なる他の電
位にすることができる。ところが絶縁ゲート型トランジ
スタの影響で他の電位にすることができない場合がある
が、MOSトランジスタによりその影響を取り除き、出
力端子の電位を他の電位にすることができる。
【0024】第8の発明におけるドライブ回路の絶縁ゲ
ート型トランジスタは、バイポーラトランジスタがオン
したとき、オンすることにより、バイポーラトランジス
タの制御電極と他方電極を同一電位にすることができ、
出力端子の電位を所定の電位に近づけることができる。
ート型トランジスタは、バイポーラトランジスタがオン
したとき、オンすることにより、バイポーラトランジス
タの制御電極と他方電極を同一電位にすることができ、
出力端子の電位を所定の電位に近づけることができる。
【0025】第9の発明におけるドライブ回路の電圧降
下手段は、バイポーラトランジスタがオンしたとき、バ
イポーラトランジスタの制御電極と他方電極を同一電位
にすることができ、バイポーラトランジスタのベース・
エミッタ間電圧の影響を緩和して出力端子の電位を所定
の電位に近づけることができる。
下手段は、バイポーラトランジスタがオンしたとき、バ
イポーラトランジスタの制御電極と他方電極を同一電位
にすることができ、バイポーラトランジスタのベース・
エミッタ間電圧の影響を緩和して出力端子の電位を所定
の電位に近づけることができる。
【0026】
【実施例】以下、この発明の第1実施例による半導体集
積回路を図について説明する。図1は、この発明の第1
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図1においてMP1〜MP8はPMOSトランジ
スタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN1
は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第
1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3
の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第
1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0V、
GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷
容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1とNM
OSトランジスタMN1は第1のインバータ回路INV
1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトランジ
スタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成して
おり、入力端子VI1に入力される信号のバッファ回路
として働く。同様にPMOSトランジスタMP3とNM
OSトランジスタMN3は第3のインバータ回路INV
3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSトランジ
スタMN4は第4のインバータ回路INV4を構成して
おり、入力端子VI2に入力される信号のバッファ回路
として働く。PMOSトランジスタMP5,MP6とN
MOSトランジスタMN5,MN6でパストランジスタ
回路PT1を、PMOSトランジスタMP7,MP8と
NMOSトランジスタMN7,MN8でパストランジス
タ回路PT2を構成している。NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1とNMOSトランジスタMN9とでドラ
イブ回路を構成しており、パストランジスタ回路PT1
のNMOSトランジスタMN5,MN6及びPMOSト
ランジスタMP5,MP6のドレインもしくはソースは
ドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極に接続している。
積回路を図について説明する。図1は、この発明の第1
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図1においてMP1〜MP8はPMOSトランジ
スタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN1
は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第
1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3
の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第
1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0V、
GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷
容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1とNM
OSトランジスタMN1は第1のインバータ回路INV
1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトランジ
スタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成して
おり、入力端子VI1に入力される信号のバッファ回路
として働く。同様にPMOSトランジスタMP3とNM
OSトランジスタMN3は第3のインバータ回路INV
3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSトランジ
スタMN4は第4のインバータ回路INV4を構成して
おり、入力端子VI2に入力される信号のバッファ回路
として働く。PMOSトランジスタMP5,MP6とN
MOSトランジスタMN5,MN6でパストランジスタ
回路PT1を、PMOSトランジスタMP7,MP8と
NMOSトランジスタMN7,MN8でパストランジス
タ回路PT2を構成している。NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1とNMOSトランジスタMN9とでドラ
イブ回路を構成しており、パストランジスタ回路PT1
のNMOSトランジスタMN5,MN6及びPMOSト
ランジスタMP5,MP6のドレインもしくはソースは
ドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極に接続している。
【0027】次に図1に示した2入力セレクタ回路の動
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転論理を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP8はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエ
ミッタ電極の電圧より0.8V以上高ければオンするも
のとする。
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転論理を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP8はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエ
ミッタ電極の電圧より0.8V以上高ければオンするも
のとする。
【0028】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オフし、また第4の入力端子VI4にはハイレベルの信
号が与えられているためPMOSトランジスタMP5と
MP7もオフする。一方PMOSトランジスタMP6,
MP8およびNMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オフし、また第4の入力端子VI4にはハイレベルの信
号が与えられているためPMOSトランジスタMP5と
MP7もオフする。一方PMOSトランジスタMP6,
MP8およびNMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。
【0029】このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバー
タ回路INV3の出力はロウレベルになり、PMOSト
ランジスタMP8およびNMOSトランジスタMN8を
介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。インバータ回路INV4の入力はロウレ
ベルであるためNMOSトランジスタMN4はオフし、
PMOSトランジスタMP4がオンしてPMOSトラン
ジスタMP6およびNMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
はハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲ
ート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルで
あるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を電源VDD(5.0V)からバイポーラトランジスタ
のベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧であ
る4.2Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はハイレベルになる。
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバー
タ回路INV3の出力はロウレベルになり、PMOSト
ランジスタMP8およびNMOSトランジスタMN8を
介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。インバータ回路INV4の入力はロウレ
ベルであるためNMOSトランジスタMN4はオフし、
PMOSトランジスタMP4がオンしてPMOSトラン
ジスタMP6およびNMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
はハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲ
ート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルで
あるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を電源VDD(5.0V)からバイポーラトランジスタ
のベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧であ
る4.2Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はハイレベルになる。
【0030】また、このとき入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、P
MOSトランジスタMP8およびNMOSトランジスタ
MN8を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電
極はハイレベルになる。インバータ回路INV4の入力
はハイレベルであるため、PMOSトランジスタMP4
はオフし、NMOSトランジスタMN4がオンして、P
MOSトランジスタMP6およびNMOSトランジスタ
MN6を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジス
タMN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極が
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負
荷容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出
力端子VOUT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、P
MOSトランジスタMP8およびNMOSトランジスタ
MN8を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電
極はハイレベルになる。インバータ回路INV4の入力
はハイレベルであるため、PMOSトランジスタMP4
はオフし、NMOSトランジスタMN4がオンして、P
MOSトランジスタMP6およびNMOSトランジスタ
MN6を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジス
タMN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極が
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負
荷容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出
力端子VOUT1はロウレベルになる。
【0031】次いで、第3の入力端子VI3にハイレベ
ルの信号を与えたとき、PMOSトランジスタMP6,
MP8はオフし、また第4の入力端子VI4にはロウレ
ベルの信号が与えられるため、NMOSトランジスタM
N6,MN8もオフする。一方NMOSトランジスタM
N5,MN7およびPMOSトランジスタMP5,MP
7はオンする。
ルの信号を与えたとき、PMOSトランジスタMP6,
MP8はオフし、また第4の入力端子VI4にはロウレ
ベルの信号が与えられるため、NMOSトランジスタM
N6,MN8もオフする。一方NMOSトランジスタM
N5,MN7およびPMOSトランジスタMP5,MP
7はオンする。
【0032】このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、PMOSト
ランジスタMP7およびNMOSトランジスタMN7を
介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。インバータ回路INV2の入力がロウレ
ベルであるため、NMOSトランジスタMN2はオフ
し、PMOSトランジスタMP2がオンして、PMOS
トランジスタMP5およびNMOSトランジスタMN5
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレ
ベルであるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を電源VDD(5.0V)からバイポーラトラン
ジスタのベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電
圧である4.2Vまで高速に充電する。したがって出力
端子VOUT1はハイレベルになる。
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、PMOSト
ランジスタMP7およびNMOSトランジスタMN7を
介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。インバータ回路INV2の入力がロウレ
ベルであるため、NMOSトランジスタMN2はオフ
し、PMOSトランジスタMP2がオンして、PMOS
トランジスタMP5およびNMOSトランジスタMN5
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレ
ベルであるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を電源VDD(5.0V)からバイポーラトラン
ジスタのベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電
圧である4.2Vまで高速に充電する。したがって出力
端子VOUT1はハイレベルになる。
【0033】また、このとき入力端子VIに与えられた
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、PM
OSトランジスタMP7およびNMOSトランジスタM
N7を介してNMOSトランジスタMN9のゲート端子
はハイレベルになる。インバータ回路INV2の入力は
ハイレベルであるため、PMOSトランジスタMP2は
オフし、NMOSトランジスタMN2がオンして、PM
OSトランジスタMP5およびNMOSトランジスタM
N5を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、PM
OSトランジスタMP7およびNMOSトランジスタM
N7を介してNMOSトランジスタMN9のゲート端子
はハイレベルになる。インバータ回路INV2の入力は
ハイレベルであるため、PMOSトランジスタMP2は
オフし、NMOSトランジスタMN2がオンして、PM
OSトランジスタMP5およびNMOSトランジスタM
N5を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
【0034】図1に示したセレクタ回路では、第3の入
力端子VI3に与えられる制御信号により、入力端子V
I1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信
号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極とNMOSトランジスタMN9のゲート電
極、すなわちパストランジスタ回路PT1の出力とパス
トランジスタ回路PT2の出力は、常に相補の信号が出
力されるように回路は構成されている。パストランジス
タ回路PT1あるいはパストランジスタ回路PT2を介
してインバータ回路INV1〜INV4が駆動するの
は、NPN型バイポーラトランジスタBN1とNMOS
トランジスタMN9のみであり、出力端子VOUT1の
負荷容量CL1を充放電するのはNPN型バイポーラト
ランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9であ
る。
力端子VI3に与えられる制御信号により、入力端子V
I1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信
号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極とNMOSトランジスタMN9のゲート電
極、すなわちパストランジスタ回路PT1の出力とパス
トランジスタ回路PT2の出力は、常に相補の信号が出
力されるように回路は構成されている。パストランジス
タ回路PT1あるいはパストランジスタ回路PT2を介
してインバータ回路INV1〜INV4が駆動するの
は、NPN型バイポーラトランジスタBN1とNMOS
トランジスタMN9のみであり、出力端子VOUT1の
負荷容量CL1を充放電するのはNPN型バイポーラト
ランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9であ
る。
【0035】次に、この発明の第2実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図2はこの発明の第2
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図2において、MP1〜MP4はPMOSトラン
ジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN
1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は
第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0
V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の
負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1と
NMOSトランジスタMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトラ
ンジスタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成
しており入力端子VI1に入力される信号のバッファ回
路として働く。同様にPMOSトランジスタMP3とN
MOSトランジスタMN3は第3のインバータ回路IN
V3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSトラン
ジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を構成し
ておりVI2に入力される信号のバッファ回路として働
く。NMOSトランジスタMN5〜MN6でパストラン
ジスタ回路PT3を、NMOSトランジスタMN7〜M
N8でパストランジスタ回路PT4を構成している。N
PN型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトラン
ジスタMN9とでドライブ回路を構成しており、パスト
ランジスタ回路PT3のNMOSトランジスタMN5及
びNMOSトランジスタMN6のドレインもしくはソー
スはドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極に接続している。
集積回路を図について説明する。図2はこの発明の第2
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図2において、MP1〜MP4はPMOSトラン
ジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN
1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は
第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0
V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の
負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1と
NMOSトランジスタMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトラ
ンジスタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成
しており入力端子VI1に入力される信号のバッファ回
路として働く。同様にPMOSトランジスタMP3とN
MOSトランジスタMN3は第3のインバータ回路IN
V3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSトラン
ジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を構成し
ておりVI2に入力される信号のバッファ回路として働
く。NMOSトランジスタMN5〜MN6でパストラン
ジスタ回路PT3を、NMOSトランジスタMN7〜M
N8でパストランジスタ回路PT4を構成している。N
PN型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトラン
ジスタMN9とでドライブ回路を構成しており、パスト
ランジスタ回路PT3のNMOSトランジスタMN5及
びNMOSトランジスタMN6のドレインもしくはソー
スはドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極に接続している。
【0036】次に図2に示したセレクタ回路の動作につ
いて説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電圧をロ
ウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、ハイレ
ベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.5Vと
する。また第4の入力端子VI4には第3の入力端子V
I3に与える信号の反転信号を与えるものとする。PM
OSトランジスタMP1〜MP4はしきい値電圧を−
0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が
0.5Vより低ければオンするものとする。またNMO
SトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧を0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより高ければオンするものとする。NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエミッタ電
極の電圧より0.8V以上高ければオンするものとす
る。
いて説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電圧をロ
ウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、ハイレ
ベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.5Vと
する。また第4の入力端子VI4には第3の入力端子V
I3に与える信号の反転信号を与えるものとする。PM
OSトランジスタMP1〜MP4はしきい値電圧を−
0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が
0.5Vより低ければオンするものとする。またNMO
SトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧を0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより高ければオンするものとする。NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエミッタ電
極の電圧より0.8V以上高ければオンするものとす
る。
【0037】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバー
タ回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN9
のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路IN
V4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジ
スタMP4はオンしNMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN6のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値である0.5V低い4.
5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバータ回
路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOSト
ランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタMN
4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP3がオ
フし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバー
タ回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN9
のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路IN
V4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジ
スタMP4はオンしNMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN6のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値である0.5V低い4.
5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバータ回
路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOSト
ランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタMN
4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
【0038】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンしインバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN9
のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路IN
V2の入力はロウレベルであるため、NMOSトランジ
スタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオ
ンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VD
D(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしき
い値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわち
ハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲー
ト電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
バイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位より
ベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンしインバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN9
のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路IN
V2の入力はロウレベルであるため、NMOSトランジ
スタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオ
ンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VD
D(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしき
い値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわち
ハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲー
ト電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
バイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位より
ベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
【0039】またこのとき、入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNM
OSトランジスタMN7のしきい値である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるためPMOS
トランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタM
N2がオンしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNM
OSトランジスタMN7のしきい値である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるためPMOS
トランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタM
N2がオンしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
【0040】図2に示した2入力セレクタ回路では、第
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第1実施例の論理回路においてパスト
ランジスタ回路をNMOSトランジスタのみで構成した
ものである。第1実施例と同様にNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路P
T3の出力とパストランジスタ回路PT4の出力は、常
に相補の信号が出力されるように回路は構成されてい
る。パストランジスタ回路PT3あるいはパストランジ
スタ回路PT4を介してインバータ回路INV1〜IN
V4が駆動するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9のみであり、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN
型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトランジス
タMN9である。なお、パストランジスタ回路PT1,
PT2とは異なり、パストランジスタ回路PT3,PT
4はNMOSトランジスタMN5〜MN8のみで構成さ
れている。そのため、NPN型バイポーラトランジスタ
BN1のベース電極及びNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極に入力されるハイレベルの信号は、NMOS
トランジスタMN5〜MN8の閾値電圧である0.5V
低い電圧である4.5Vの信号となって伝達される。従
って、NPN型バイポーラトランジスタBN1がターン
オフする場合は、ベース電圧は4.5Vから下がりはじ
めるため、第1実施例と比較してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のターンオフ時間は短くなり、2入力
セレクタ回路をより高速に動作させることが可能にな
る。
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第1実施例の論理回路においてパスト
ランジスタ回路をNMOSトランジスタのみで構成した
ものである。第1実施例と同様にNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路P
T3の出力とパストランジスタ回路PT4の出力は、常
に相補の信号が出力されるように回路は構成されてい
る。パストランジスタ回路PT3あるいはパストランジ
スタ回路PT4を介してインバータ回路INV1〜IN
V4が駆動するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9のみであり、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN
型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトランジス
タMN9である。なお、パストランジスタ回路PT1,
PT2とは異なり、パストランジスタ回路PT3,PT
4はNMOSトランジスタMN5〜MN8のみで構成さ
れている。そのため、NPN型バイポーラトランジスタ
BN1のベース電極及びNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極に入力されるハイレベルの信号は、NMOS
トランジスタMN5〜MN8の閾値電圧である0.5V
低い電圧である4.5Vの信号となって伝達される。従
って、NPN型バイポーラトランジスタBN1がターン
オフする場合は、ベース電圧は4.5Vから下がりはじ
めるため、第1実施例と比較してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のターンオフ時間は短くなり、2入力
セレクタ回路をより高速に動作させることが可能にな
る。
【0041】次に、この発明の第3実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図3はこの発明の第3
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図3において、MP1〜MP8はPMOSトラン
ジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN
1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。V
DDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0
Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPM
OSトランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1
は第1のインバータ回路INV1を、PMOSトランジ
スタMP2とNMOSトランジスタMN2は第2のイン
バータ回路INV2を構成しており、入力端子VI1に
入力される信号のバッファ回路として働く。同様にPM
OSトランジスタMP3とNMOSトランジスタMN3
は第3のインバータ回路INV3を、PMOSトランジ
スタMP4とNMOSトランジスタMN4は第4のイン
バータ回路INV4を構成しており、入力端子VI2に
入力される信号のバッファ回路として働く。PMOSト
ランジスタMP6とNMOSトランジスタMN5でパス
トランジスタ回路PT5を、PMOSトランジスタMP
8とNMOSトランジスタMN7でパストランジスタ回
路PT6を構成している。NPN型バイポーラトランジ
スタBN1とNMOSトランジスタMN9とでドライブ
回路を構成しており、パストランジスタ回路PT5のN
MOSトランジスタMN5及びPMOSトランジスタM
P6のドレインもしくはソースはドライブ回路を構成し
ているNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極に接続している。
集積回路を図について説明する。図3はこの発明の第3
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図3において、MP1〜MP8はPMOSトラン
ジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジスタ、BN
1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。V
DDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0
Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPM
OSトランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1
は第1のインバータ回路INV1を、PMOSトランジ
スタMP2とNMOSトランジスタMN2は第2のイン
バータ回路INV2を構成しており、入力端子VI1に
入力される信号のバッファ回路として働く。同様にPM
OSトランジスタMP3とNMOSトランジスタMN3
は第3のインバータ回路INV3を、PMOSトランジ
スタMP4とNMOSトランジスタMN4は第4のイン
バータ回路INV4を構成しており、入力端子VI2に
入力される信号のバッファ回路として働く。PMOSト
ランジスタMP6とNMOSトランジスタMN5でパス
トランジスタ回路PT5を、PMOSトランジスタMP
8とNMOSトランジスタMN7でパストランジスタ回
路PT6を構成している。NPN型バイポーラトランジ
スタBN1とNMOSトランジスタMN9とでドライブ
回路を構成しており、パストランジスタ回路PT5のN
MOSトランジスタMN5及びPMOSトランジスタM
P6のドレインもしくはソースはドライブ回路を構成し
ているNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極に接続している。
【0042】次に図3に示した2入力セレクタ回路の動
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、
ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.
5Vとする。PMOSトランジスタMP1〜MP4,M
P6,MP8はしきい値電圧を−0.5Vとし、ソース
電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vより低ければ
オンするものとする。またNMOSトランジスタMN1
〜MN4,MN5,MN7はしきい値電圧を0.5Vと
し、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vよ
り高ければオンするものとする。NPN型バイポーラト
ランジスタはベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧よ
り0.8V以上高ければオンするものとする。
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、
ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.
5Vとする。PMOSトランジスタMP1〜MP4,M
P6,MP8はしきい値電圧を−0.5Vとし、ソース
電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vより低ければ
オンするものとする。またNMOSトランジスタMN1
〜MN4,MN5,MN7はしきい値電圧を0.5Vと
し、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vよ
り高ければオンするものとする。NPN型バイポーラト
ランジスタはベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧よ
り0.8V以上高ければオンするものとする。
【0043】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、PMOSトランジスタMP6,MP8はオンす
る。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハイレ
ベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフし、
NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ回路
INV3の出力はロウレベルになり、PMOSトランジ
スタMP8を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極は0VよりPMOSトランジスタMP8のしきい
値電圧である0.5V高い電圧である0.5Vになる。
インバータ回路INV4の入力はロウレベルであるた
め、PMOSトランジスタMP4はオンし、NMOSト
ランジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタMP
6を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベ
ース電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタM
N9のゲート電極は0.5Vであるためオフし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1は出力端子VOUT1
の負荷容量CL1を、ベース電極の電位よりベース・エ
ミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である4.2Vま
で高速に充電する。したがって出力端子VOUT1はハ
イレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、PMOSトランジスタMP6,MP8はオンす
る。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハイレ
ベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフし、
NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ回路
INV3の出力はロウレベルになり、PMOSトランジ
スタMP8を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極は0VよりPMOSトランジスタMP8のしきい
値電圧である0.5V高い電圧である0.5Vになる。
インバータ回路INV4の入力はロウレベルであるた
め、PMOSトランジスタMP4はオンし、NMOSト
ランジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタMP
6を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベ
ース電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタM
N9のゲート電極は0.5Vであるためオフし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1は出力端子VOUT1
の負荷容量CL1を、ベース電極の電位よりベース・エ
ミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である4.2Vま
で高速に充電する。したがって出力端子VOUT1はハ
イレベルになる。
【0044】またこのとき、入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極はハイレベルになる。インバータ
回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOS
トランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタM
N4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介して
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
0.5Vになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極が0.5Vであるた
めオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0V
まで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1は
ロウレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極はハイレベルになる。インバータ
回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOS
トランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタM
N4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介して
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
0.5Vになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極が0.5Vであるた
めオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0V
まで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1は
ロウレベルになる。
【0045】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オンし、PMOSトランジスタMP6とMN8はオフす
る。このとき入力端子VI1に与えられた信号がハイレ
ベルであれば、PMOSトランジスタMP1がオフし、
NMOSトランジスタMN1がオンし、インバータ回路
INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトランジ
スタMN7を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルになる。インバータ回路INV2の
入力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタM
N2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンし
て、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧になる。すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。入力端子VI1に与え
られた信号がロウレベルであればPMOSトランジスタ
MP1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフ
し、インバータ回路INV1の出力はハイレベルにな
り、NMOSトランジスタMN7を介してNMOSトラ
ンジスタMN9のゲート電極は電源(5.0V)よりN
MOSトランジスタMN8のしきい値である0.5V低
い4.5Vの電圧になる。すなわちハイレベルになる。
インバータ回路INV2の入力はハイレベルであるため
PMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトラン
ジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタMN5
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレ
ベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子
VOUT1はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オンし、PMOSトランジスタMP6とMN8はオフす
る。このとき入力端子VI1に与えられた信号がハイレ
ベルであれば、PMOSトランジスタMP1がオフし、
NMOSトランジスタMN1がオンし、インバータ回路
INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトランジ
スタMN7を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルになる。インバータ回路INV2の
入力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタM
N2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンし
て、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧になる。すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。入力端子VI1に与え
られた信号がロウレベルであればPMOSトランジスタ
MP1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフ
し、インバータ回路INV1の出力はハイレベルにな
り、NMOSトランジスタMN7を介してNMOSトラ
ンジスタMN9のゲート電極は電源(5.0V)よりN
MOSトランジスタMN8のしきい値である0.5V低
い4.5Vの電圧になる。すなわちハイレベルになる。
インバータ回路INV2の入力はハイレベルであるため
PMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトラン
ジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタMN5
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレ
ベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子
VOUT1はロウレベルになる。
【0046】図3に示した2入力セレクタ回路では、第
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第3実施例の論理回路は、第1実施例
1の論理回路においてパストランジスタ回路をNMOS
トランジスタとPMOSトランジスタで構成したもので
ある。第1実施例と同様にNPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極とNMOSトランジスタMN9
のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路PT5の
出力とパストランジスタ回路PT6の出力は、常に相補
の信号が出力されるように回路は構成されている。パス
トランジスタ回路PT5あるいはパストランジスタ回路
PT6を介してインバータ回路INV2〜4が駆動する
のはNPN型バイポーラトランジスタBN1とNMOS
トランジスタMN9のみであり、出力端子VOUT1の
負荷容量CL1を充放電するのはNPN型バイポーラト
ランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9であ
る。
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第3実施例の論理回路は、第1実施例
1の論理回路においてパストランジスタ回路をNMOS
トランジスタとPMOSトランジスタで構成したもので
ある。第1実施例と同様にNPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極とNMOSトランジスタMN9
のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路PT5の
出力とパストランジスタ回路PT6の出力は、常に相補
の信号が出力されるように回路は構成されている。パス
トランジスタ回路PT5あるいはパストランジスタ回路
PT6を介してインバータ回路INV2〜4が駆動する
のはNPN型バイポーラトランジスタBN1とNMOS
トランジスタMN9のみであり、出力端子VOUT1の
負荷容量CL1を充放電するのはNPN型バイポーラト
ランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9であ
る。
【0047】次に、この発明の第4実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図4はこの発明の第4
実施例による3入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図4は第2実施例の2入力セレクタ回路を3入力
に拡張した例である。入力端子VI1に与えられた信号
を選択する場合には、入力端子VI8にのみハイレベル
の信号を与え、入力端子VI2に与えられた信号を選択
する場合には入力端子VI7にのみハイレベルの信号を
与え、入力端子VI5に与えられた信号を選択する場合
には入力端子VI6にのみハイレベルの信号を与えるこ
とにより、3入力セレクタ回路が構成できる。図4にお
いて、MP1〜MP4,MP10,MP11はPMOS
トランジスタ、MN1〜MN13はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I5は第3の入力端子、VI6は第4の入力端子、VI
7は第5の入力端子、VI8は第6の入力端子、VOU
T1は第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で
5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は
第1の負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタM
P1とNMOSトランジスタMN1は第1のインバータ
回路INV1を、PMOSトランジスタMP2とNMO
SトランジスタMN2は第2のインバータ回路INV2
を構成しており入力端子VI1に入力される信号のバッ
ファ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP
3とNMOSトランジスタMN3は第3のインバータ回
路INV3を、PMOSトランジスタMP4とNMOS
トランジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を
構成しており入力端子VI2に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP1
0とNMOSトランジスタMN10は第5のインバータ
回路INV6を、PMOSトランジスタMP11とNM
OSトランジスタMN11は第6のインバータ回路IN
V7を構成しており入力端子VI5に入力される信号の
バッファ回路として働く。NMOSトランジスタMN
5,MN6,MN12でパストランジスタ回路PT7
を、NMOSトランジスタMN7,MN8,MN13で
パストランジスタ回路PT8を構成している。パストラ
ンジスタ回路PT7の各NMOSトランジスタMN5,
MN6,MN13のドレインもしくはソースはドライブ
回路を構成しているNPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極に接続している。
集積回路を図について説明する。図4はこの発明の第4
実施例による3入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図4は第2実施例の2入力セレクタ回路を3入力
に拡張した例である。入力端子VI1に与えられた信号
を選択する場合には、入力端子VI8にのみハイレベル
の信号を与え、入力端子VI2に与えられた信号を選択
する場合には入力端子VI7にのみハイレベルの信号を
与え、入力端子VI5に与えられた信号を選択する場合
には入力端子VI6にのみハイレベルの信号を与えるこ
とにより、3入力セレクタ回路が構成できる。図4にお
いて、MP1〜MP4,MP10,MP11はPMOS
トランジスタ、MN1〜MN13はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I5は第3の入力端子、VI6は第4の入力端子、VI
7は第5の入力端子、VI8は第6の入力端子、VOU
T1は第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で
5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は
第1の負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタM
P1とNMOSトランジスタMN1は第1のインバータ
回路INV1を、PMOSトランジスタMP2とNMO
SトランジスタMN2は第2のインバータ回路INV2
を構成しており入力端子VI1に入力される信号のバッ
ファ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP
3とNMOSトランジスタMN3は第3のインバータ回
路INV3を、PMOSトランジスタMP4とNMOS
トランジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を
構成しており入力端子VI2に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP1
0とNMOSトランジスタMN10は第5のインバータ
回路INV6を、PMOSトランジスタMP11とNM
OSトランジスタMN11は第6のインバータ回路IN
V7を構成しており入力端子VI5に入力される信号の
バッファ回路として働く。NMOSトランジスタMN
5,MN6,MN12でパストランジスタ回路PT7
を、NMOSトランジスタMN7,MN8,MN13で
パストランジスタ回路PT8を構成している。パストラ
ンジスタ回路PT7の各NMOSトランジスタMN5,
MN6,MN13のドレインもしくはソースはドライブ
回路を構成しているNPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極に接続している。
【0048】次に、この発明の第5実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図5は、この発明の第
5実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図5において、MP1〜MP4はPMOSトラ
ンジスタ、MN1〜MN9,MN14はNMOSトラン
ジスタ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジス
タ、BN2は第2のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VO
UT1は第1の出力端子、VOUT2は第2の出力端子
を示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2
の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量、CL2
は第2の負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタ
MP1とNMOSトランジスタMN1は第1のインバー
タ回路INV1を、PMOSトランジスタMP2とNM
OSトランジスタMN2は第2のインバータ回路INV
2を構成しており、入力端子INV1に入力される信号
のバッファ回路として働く。同様にPMOSトランジス
タMP3とNMOSトランジスタMN3は第3のインバ
ータ回路INV3を、PMOSトランジスタMP4とN
MOSトランジスタMN4は第4のインバータ回路IN
V4を構成しており、入力端子VI2に入力される信号
のバッファ回路として働く。NMOSトランジスタMN
5〜MN6でパストランジスタ回路PT3を、NMOS
トランジスタMN7〜MN8でパストランジスタ回路P
T4を構成している。NPN型バイポーラトランジスタ
BN1とNMOSトランジスタMN9とで第1のドライ
ブ回路を構成しており、NPN型バイポーラトランジス
タBN2とNMOSトランジスタMN14とで第1のド
ライブ回路を構成している。パストランジスタ回路PT
3のNMOSトランジスタMN5,MN6のドレイン電
極もしくはソース電極が第1のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極に接続している。同様に、パストランジスタ回路PT
4のNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電
極もしくはソース電極が第2のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電
極に接続している。
集積回路を図について説明する。図5は、この発明の第
5実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図5において、MP1〜MP4はPMOSトラ
ンジスタ、MN1〜MN9,MN14はNMOSトラン
ジスタ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジス
タ、BN2は第2のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VO
UT1は第1の出力端子、VOUT2は第2の出力端子
を示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2
の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量、CL2
は第2の負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタ
MP1とNMOSトランジスタMN1は第1のインバー
タ回路INV1を、PMOSトランジスタMP2とNM
OSトランジスタMN2は第2のインバータ回路INV
2を構成しており、入力端子INV1に入力される信号
のバッファ回路として働く。同様にPMOSトランジス
タMP3とNMOSトランジスタMN3は第3のインバ
ータ回路INV3を、PMOSトランジスタMP4とN
MOSトランジスタMN4は第4のインバータ回路IN
V4を構成しており、入力端子VI2に入力される信号
のバッファ回路として働く。NMOSトランジスタMN
5〜MN6でパストランジスタ回路PT3を、NMOS
トランジスタMN7〜MN8でパストランジスタ回路P
T4を構成している。NPN型バイポーラトランジスタ
BN1とNMOSトランジスタMN9とで第1のドライ
ブ回路を構成しており、NPN型バイポーラトランジス
タBN2とNMOSトランジスタMN14とで第1のド
ライブ回路を構成している。パストランジスタ回路PT
3のNMOSトランジスタMN5,MN6のドレイン電
極もしくはソース電極が第1のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極に接続している。同様に、パストランジスタ回路PT
4のNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電
極もしくはソース電極が第2のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電
極に接続している。
【0049】次に、図5に示した2入力セレクタ回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP4はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9,MN14はし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1,BN2は
ベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以
上高ければオンするものとする。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP4はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9,MN14はし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1,BN2は
ベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以
上高ければオンするものとする。
【0050】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフ
し、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極とNPN型バイポーラトランジスタBN2の
ベース電極はロウレベルになる。インバータ回路INV
4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジス
タMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とNMOSトラ
ンジスタMN14のゲート電極は電源VDD(5.0
V)よりNMOSトランジスタMN6の閾値電圧である
0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルにな
る。NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレ
ベルであるためオフし、NPN型バイポーラトランジス
タBN1はベース電極がハイレベルであるためオンし、
出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトラ
ンジスタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッ
タ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高
速に充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレ
ベルになる。またNMOSトランジスタMN14はゲー
ト電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN2はベース電極がロウレベルであ
るためオフし、出力端子VOUT2の負荷容量CL2を
0Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT
2はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフ
し、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極とNPN型バイポーラトランジスタBN2の
ベース電極はロウレベルになる。インバータ回路INV
4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジス
タMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とNMOSトラ
ンジスタMN14のゲート電極は電源VDD(5.0
V)よりNMOSトランジスタMN6の閾値電圧である
0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルにな
る。NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレ
ベルであるためオフし、NPN型バイポーラトランジス
タBN1はベース電極がハイレベルであるためオンし、
出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトラ
ンジスタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッ
タ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高
速に充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレ
ベルになる。またNMOSトランジスタMN14はゲー
ト電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN2はベース電極がロウレベルであ
るためオフし、出力端子VOUT2の負荷容量CL2を
0Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT
2はロウレベルになる。
【0051】またこのとき、入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極とNPN型バイポーラトランジス
タBN2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタ
MN4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とNMOSトランジスタMN14のゲート電極はロウレ
ベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート電極
がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1はベース電極がロウレベルであるため
オフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0Vま
で高速に充電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。またNMOSトランジスタMN14は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN2はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT2の負荷容量CL
2をバイポーラトランジスタBN2のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT2はハイレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極とNPN型バイポーラトランジス
タBN2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタ
MN4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とNMOSトランジスタMN14のゲート電極はロウレ
ベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート電極
がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1はベース電極がロウレベルであるため
オフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0Vま
で高速に充電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。またNMOSトランジスタMN14は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN2はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT2の負荷容量CL
2をバイポーラトランジスタBN2のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT2はハイレベルになる。
【0052】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバ
ータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN
9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラン
ジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2が
オンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極とNMO
SトランジスタMN14のゲート電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲート
電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。またNMOSトランジスタ
MN14のゲート電極はハイレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電極は
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2の負
荷容量CL2を0Vまで高速に放電する。したがって出
力端子VOUT2はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバ
ータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN
9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラン
ジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2が
オンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極とNMO
SトランジスタMN14のゲート電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲート
電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。またNMOSトランジスタ
MN14のゲート電極はハイレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電極は
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2の負
荷容量CL2を0Vまで高速に放電する。したがって出
力端子VOUT2はロウレベルになる。
【0053】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN7を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極とNPN型バイポーラトランジス
タBN2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタ
MN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とNMOSトランジスタMN14のゲート電極はロウレ
ベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート電極
がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極はロウレベルであるため
オフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。またNMOSトランジスタMN14は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN2のベース電極はハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT2の負荷容量CL
2をバイポーラトランジスタBN2のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT2はハイレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN7を介してNMOSトランジス
タMN9のゲート電極とNPN型バイポーラトランジス
タBN2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタ
MN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とNMOSトランジスタMN14のゲート電極はロウレ
ベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート電極
がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極はロウレベルであるため
オフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。またNMOSトランジスタMN14は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN2のベース電極はハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT2の負荷容量CL
2をバイポーラトランジスタBN2のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT2はハイレベルになる。
【0054】図5に示した2入力セレクタ回路では、第
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第5実施例の2入力セレクタ回路は、
第2実施例の論理回路において相補の出力が得られる回
路構成にしたものである。第2実施例において、パスト
ランジスタ回路PT3,PT4より相補の出力が得られ
るので、ドライブ回路を一つさらに追加するだけの簡単
な構成により、2入力セレクタ回路の出力を相補の関係
にある2出力とすることができる。
3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。第5実施例の2入力セレクタ回路は、
第2実施例の論理回路において相補の出力が得られる回
路構成にしたものである。第2実施例において、パスト
ランジスタ回路PT3,PT4より相補の出力が得られ
るので、ドライブ回路を一つさらに追加するだけの簡単
な構成により、2入力セレクタ回路の出力を相補の関係
にある2出力とすることができる。
【0055】次に、この発明の第6実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図6は、この発明の第
6実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図6においてMP1〜MP4,MP15,MP
16はPMOSトランジスタ、MN1〜MN9はNMO
Sトランジスタ、BN1は第1のNPN型バイポーラト
ランジスタ、VI1は第1の入力端子、VI2は第2の
入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入
力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは
第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示
す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSト
ランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1
のインバータ回路INV1を、PMOSトランジスタM
P2とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ
回路INV2を構成しており、入力端子INV1に入力
される信号のバッファ回路として働く。同様にPMOS
トランジスタMP3とNMOSトランジスタMN3は第
3のインバータ回路INV3を、PMOSトランジスタ
MP4とNMOSトランジスタMN4は第4のインバー
タ回路INV4を構成しており、入力端子VI2に入力
される信号のバッファ回路として働く。NMOSトラン
ジスタMN5,MN6でパストランジスタ回路PT3
を、NMOSトランジスタMN7,MN8でパストラン
ジスタ回路PT4を構成している。NPN型バイポーラ
トランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9とで
第1のドライブ回路を構成しており、パストランジスタ
回路PT3のNMOSトランジスタMN5,MN6のド
レイン電極もしくはソース電極が第1のドライブ回路を
構成しているNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極に接続している。
集積回路を図について説明する。図6は、この発明の第
6実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図6においてMP1〜MP4,MP15,MP
16はPMOSトランジスタ、MN1〜MN9はNMO
Sトランジスタ、BN1は第1のNPN型バイポーラト
ランジスタ、VI1は第1の入力端子、VI2は第2の
入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入
力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは
第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示
す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSト
ランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1
のインバータ回路INV1を、PMOSトランジスタM
P2とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ
回路INV2を構成しており、入力端子INV1に入力
される信号のバッファ回路として働く。同様にPMOS
トランジスタMP3とNMOSトランジスタMN3は第
3のインバータ回路INV3を、PMOSトランジスタ
MP4とNMOSトランジスタMN4は第4のインバー
タ回路INV4を構成しており、入力端子VI2に入力
される信号のバッファ回路として働く。NMOSトラン
ジスタMN5,MN6でパストランジスタ回路PT3
を、NMOSトランジスタMN7,MN8でパストラン
ジスタ回路PT4を構成している。NPN型バイポーラ
トランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9とで
第1のドライブ回路を構成しており、パストランジスタ
回路PT3のNMOSトランジスタMN5,MN6のド
レイン電極もしくはソース電極が第1のドライブ回路を
構成しているNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極に接続している。
【0056】次に図6に示した2入力セレクタ回路の動
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、
ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.
5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の入力
端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものとす
る。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5V
とし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5V
より低ければオンするものとする。またNMOSトラン
ジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比
べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンする
ものとする。NPN型バイポーラトランジスタはベース
電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以上高け
ればオンするものとする。
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものとし、
ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を2.
5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の入力
端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものとす
る。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5V
とし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5V
より低ければオンするものとする。またNMOSトラン
ジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比
べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンする
ものとする。NPN型バイポーラトランジスタはベース
電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以上高け
ればオンするものとする。
【0057】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたときNMOSトランジスタMN5,MN7はオ
フし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与
えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオン
する。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハイ
レベルであればPMOSトランジスタMP3がオフし、
NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ回路
INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトランジ
スタMN8を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルになる。インバータ回路INV4の
入力はロウレベルであるため、PMOSトランジスタM
P4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフし、
NMOSトランジスタMN6とPMOSトランジスタM
P15を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極は電源VDD(5.0V)の電圧、すなわ
ちハイレベルになる。このときPMOSトランジスタM
P16はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲー
ト電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
バイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位より
ベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
4.2Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
を与えたときNMOSトランジスタMN5,MN7はオ
フし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与
えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオン
する。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハイ
レベルであればPMOSトランジスタMP3がオフし、
NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ回路
INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトランジ
スタMN8を介してNMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルになる。インバータ回路INV4の
入力はロウレベルであるため、PMOSトランジスタM
P4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフし、
NMOSトランジスタMN6とPMOSトランジスタM
P15を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極は電源VDD(5.0V)の電圧、すなわ
ちハイレベルになる。このときPMOSトランジスタM
P16はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲー
ト電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
バイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位より
ベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
4.2Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
【0058】またこのとき入力端子VI2に与えられた
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、イ
ンバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN8とPMOSトランジスタMP1
6を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
電源(5.0V)の電圧、すなわちハイレベルになる。
このときPMOSトランジスタMP15はオフする。イ
ンバータ回路INV4の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP4はオフし、NMOSトラン
ジスタMN4がオンして、NMOSトランジスタMN6
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレ
ベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子
VOUT1はロウレベルになる。
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、イ
ンバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN8とPMOSトランジスタMP1
6を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
電源(5.0V)の電圧、すなわちハイレベルになる。
このときPMOSトランジスタMP15はオフする。イ
ンバータ回路INV4の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP4はオフし、NMOSトラン
ジスタMN4がオンして、NMOSトランジスタMN6
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタMN
9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN
型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレ
ベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量
CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子
VOUT1はロウレベルになる。
【0059】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5とPMOSト
ランジスタMP15を介してNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極は電源VDD(5.0V)の
電圧、すなわちハイレベルになる。このときPMOSト
ランジスタMP16はオフする。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がロウレベルであるためオフし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がハ
イレベルであるためオンし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1をバイポーラトランジスタBN1のベース電
極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低
い電圧である4.2Vまで高速に充電する。したがって
出力端子VOUT1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5とPMOSト
ランジスタMP15を介してNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極は電源VDD(5.0V)の
電圧、すなわちハイレベルになる。このときPMOSト
ランジスタMP16はオフする。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がロウレベルであるためオフし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1はベース電極がハ
イレベルであるためオンし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1をバイポーラトランジスタBN1のベース電
極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低
い電圧である4.2Vまで高速に充電する。したがって
出力端子VOUT1はハイレベルになる。
【0060】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7とPMOSトランジスタMP1
6を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
電源VDD(5.0V)の電圧、すなわちハイレベルに
なる。このときPMOSトランジスタMP15はオフす
る。インバータ回路INV2の入力はハイレベルである
ためPMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSト
ランジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタM
N4を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7とPMOSトランジスタMP1
6を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
電源VDD(5.0V)の電圧、すなわちハイレベルに
なる。このときPMOSトランジスタMP15はオフす
る。インバータ回路INV2の入力はハイレベルである
ためPMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSト
ランジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタM
N4を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1の
ベース電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9はゲート電極がハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
【0061】図6に示した2入力セレクタ回路では第3
の入力端子VI1に与えられる信号により入力端子VI
1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信号
のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を構
成している。パストランジスタ回路をNMOSトランジ
スタMNのみで構成すると、ハイレベル(5.0V)の
信号はNMOSトランジスタのしきい値電圧である0.
5V低い電圧である4.5Vとなって伝達されるが、第
6実施例の2入力セレクタ回路はパストランジスタ回路
の出力端子と電源との間にPMOSトランジスタMP1
5,MP16を接続してフルスイングするようにしたも
のである。またこのPMOSトランジスタMP15,M
P16はパストランジスタ回路PT3,PT4の出力端
子に接続されているNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9を高速に駆動する役
目もはたしている。
の入力端子VI1に与えられる信号により入力端子VI
1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信号
のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を構
成している。パストランジスタ回路をNMOSトランジ
スタMNのみで構成すると、ハイレベル(5.0V)の
信号はNMOSトランジスタのしきい値電圧である0.
5V低い電圧である4.5Vとなって伝達されるが、第
6実施例の2入力セレクタ回路はパストランジスタ回路
の出力端子と電源との間にPMOSトランジスタMP1
5,MP16を接続してフルスイングするようにしたも
のである。またこのPMOSトランジスタMP15,M
P16はパストランジスタ回路PT3,PT4の出力端
子に接続されているNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9を高速に駆動する役
目もはたしている。
【0062】次に、この発明の第7実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図7はこの発明の第7
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図7には、パストランジスタ回路をPMOSトラ
ンジスタのみで構成した場合の例を示す。図7において
MP1〜MP8はPMOSトランジスタ、MN1〜MN
4,MN9,MN15,MN16はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VO
UT1は第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で
5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は
第1の負荷容量を示す。PMOSトランジスタMP5,
MP6でパストランジスタ回路PT9を、PMOSトラ
ンジスタMP7,MP8でパストランジスタ回路PT1
0を構成している。NPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9とでドライブ回路を
構成しており、パストランジスタ回路PT9のPMOS
トランジスタMP5,MP6のドレイン電極もしくはソ
ース電極がドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極に接続している。
集積回路を図について説明する。図7はこの発明の第7
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図7には、パストランジスタ回路をPMOSトラ
ンジスタのみで構成した場合の例を示す。図7において
MP1〜MP8はPMOSトランジスタ、MN1〜MN
4,MN9,MN15,MN16はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、V
I3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VO
UT1は第1の出力端子を示す。VDDは第1の電源で
5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。CL1は
第1の負荷容量を示す。PMOSトランジスタMP5,
MP6でパストランジスタ回路PT9を、PMOSトラ
ンジスタMP7,MP8でパストランジスタ回路PT1
0を構成している。NPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9とでドライブ回路を
構成しており、パストランジスタ回路PT9のPMOS
トランジスタMP5,MP6のドレイン電極もしくはソ
ース電極がドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極に接続している。
【0063】ロウレベル(0V)の信号はPMOSトラ
ンジスタMP5〜MP8のしきい値電圧である0.5V
高い電圧である0.5Vとなって伝達されるが、図6に
示した2入力セレクタ回路はパストランジスタ回路PT
9,PT10の出力端子と電源との間にNMOSトラン
ジスタMN15,MN16を接続しフルスイングするよ
うにしたものである。またこのNMOSトランジスタM
N15,MN16はパストランジスタ回路PT9,PT
10の出力端子に接続されているNPN型バイポーラト
ランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9を高速
に駆動する役目もはたしている。
ンジスタMP5〜MP8のしきい値電圧である0.5V
高い電圧である0.5Vとなって伝達されるが、図6に
示した2入力セレクタ回路はパストランジスタ回路PT
9,PT10の出力端子と電源との間にNMOSトラン
ジスタMN15,MN16を接続しフルスイングするよ
うにしたものである。またこのNMOSトランジスタM
N15,MN16はパストランジスタ回路PT9,PT
10の出力端子に接続されているNPN型バイポーラト
ランジスタBN1とNMOSトランジスタMN9を高速
に駆動する役目もはたしている。
【0064】次に、この発明の第8実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図8はこの発明の第8
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図8において、MP17はPMOSトランジスタ
であり、その他の図2と同一符号は図2と同一もしくは
相当する部分を示す。PMOSトランジスタMP17
は、ゲート電極を接地し、ソース電極をNPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極に接続し、ドレイ
ン電極をNPN型バイポーラトランジスタエミッタ電極
に接続している。
集積回路を図について説明する。図8はこの発明の第8
実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図で
ある。図8において、MP17はPMOSトランジスタ
であり、その他の図2と同一符号は図2と同一もしくは
相当する部分を示す。PMOSトランジスタMP17
は、ゲート電極を接地し、ソース電極をNPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極に接続し、ドレイ
ン電極をNPN型バイポーラトランジスタエミッタ電極
に接続している。
【0065】次に図8に示した2入力セレクタ回路の動
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより低ければオンするものとする。またNMOSトラ
ンジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に
比べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンす
るものとする。PNP型バイポーラトランジスタはベー
ス電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以上高
ければオンするものとする。
作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの電
圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより低ければオンするものとする。またNMOSトラ
ンジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に
比べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンす
るものとする。PNP型バイポーラトランジスタはベー
ス電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以上高
ければオンするものとする。
【0066】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP3が
オフし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバ
ータ回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN
9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV4の入力はロウレベルであるため、PMOSトラン
ジスタMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4は
オフし、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VD
D(5.0V)よりNMOSトランジスタMN6のしき
い値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわち
ハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
4.5Vまで高速に充電する。このときPMOSトラン
ジスタMP17はオンしておりNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極の電
位まで充電する役割を果たす。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP3が
オフし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバ
ータ回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN8を介してNMOSトランジスタMN
9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV4の入力はロウレベルであるため、PMOSトラン
ジスタMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4は
オフし、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源VD
D(5.0V)よりNMOSトランジスタMN6のしき
い値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわち
ハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲー
ト電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポ
ーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルであ
るためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
4.5Vまで高速に充電する。このときPMOSトラン
ジスタMP17はオンしておりNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極の電
位まで充電する役割を果たす。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
【0067】またこのとき入力端子VI2に与えられた
信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP3
がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、イン
バータ回路INV3の出力はハイレベルになり、NMO
SトランジスタMN8を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極は電源(5.0V)よりNMOSトラ
ンジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い4.
5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバータ回
路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOSト
ランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタMN
4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。このときPMOSトランジスタMP1
7はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲート電
極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1はベース電極がロウレベルであるた
めオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0V
まで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1は
ロウレベルになる。
信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP3
がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、イン
バータ回路INV3の出力はハイレベルになり、NMO
SトランジスタMN8を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極は電源(5.0V)よりNMOSトラ
ンジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い4.
5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバータ回
路INV4の入力はハイレベルであるため、PMOSト
ランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタMN
4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。このときPMOSトランジスタMP1
7はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲート電
極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1はベース電極がロウレベルであるた
めオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0V
まで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1は
ロウレベルになる。
【0068】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5を介してNP
N型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源
VDD(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5の
しきい値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を4.5Vまで高速に充電する。このときPMOSト
ランジスタMP17はオンしておりNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極
の電位まで充電する役割を果たす。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5を介してNP
N型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源
VDD(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5の
しきい値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を4.5Vまで高速に充電する。このときPMOSト
ランジスタMP17はオンしておりNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極
の電位まで充電する役割を果たす。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。
【0069】またこのとき入力端子VI1に与えられた
信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP1
がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イン
バータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNMO
SトランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低
い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバ
ータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PM
OSトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジス
タMN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介
してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルになる。このときPMOSトランジスタ
MP17はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲ
ート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOU
T1はロウレベルになる。
信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP1
がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イン
バータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNMO
SトランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低
い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバ
ータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PM
OSトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジス
タMN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介
してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルになる。このときPMOSトランジスタ
MP17はオフする。NMOSトランジスタMN9はゲ
ート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOU
T1はロウレベルになる。
【0070】図9に示した2入力セレクタ回路は、第3
の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子V
I1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信
号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
がオンしている状態ではエミッタ電極の電圧はベース電
極より〜0.8V低い電圧に固定されるが、本実施例で
はエミッタ電極の電圧がベース電極の電圧と同じになる
ようにゲート電極が第2の電源GNDに接続されたPM
OSトランジスタMP17をNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極とエミッタ電極に接続した。
の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端子V
I1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた信
号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
がオンしている状態ではエミッタ電極の電圧はベース電
極より〜0.8V低い電圧に固定されるが、本実施例で
はエミッタ電極の電圧がベース電極の電圧と同じになる
ようにゲート電極が第2の電源GNDに接続されたPM
OSトランジスタMP17をNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極とエミッタ電極に接続した。
【0071】次に、この発明の第9実施例による半導体
集積回路を図について説明する。図9は、この発明の第
9実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図9において、R1は抵抗であり、その他の図
2と同一符号は図2と同一もしくは相当する部分を示
す。第9実施例による2入力セレクタ回路が第2実施例
の2入力セレクタ回路と異なる点は、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1のエミッタ電極の電圧がベース電
極の電圧と同じになるように抵抗R1をベース電極とエ
ミッタ電極に接続した点である。第2実施例の2入力セ
レクタ回路では、NPN型バイポーラトランジスタBN
1がオンしているとき、出力端子VOUT1の電圧は、
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極の
電圧に比べてベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低
くなっている。従って、NPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極とエミッタ電極に抵抗R1を接続
することにより、出力電圧に与えるNPN型バイポーラ
トランジスタのベース・エミッタ電圧の影響を防止する
ことができる。
集積回路を図について説明する。図9は、この発明の第
9実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回路図
である。図9において、R1は抵抗であり、その他の図
2と同一符号は図2と同一もしくは相当する部分を示
す。第9実施例による2入力セレクタ回路が第2実施例
の2入力セレクタ回路と異なる点は、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1のエミッタ電極の電圧がベース電
極の電圧と同じになるように抵抗R1をベース電極とエ
ミッタ電極に接続した点である。第2実施例の2入力セ
レクタ回路では、NPN型バイポーラトランジスタBN
1がオンしているとき、出力端子VOUT1の電圧は、
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極の
電圧に比べてベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低
くなっている。従って、NPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極とエミッタ電極に抵抗R1を接続
することにより、出力電圧に与えるNPN型バイポーラ
トランジスタのベース・エミッタ電圧の影響を防止する
ことができる。
【0072】次に、この発明の第10実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図10はこの発明の
第10実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図10において、MP1,MP2はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、V
I4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を
示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の
電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。こ
こでPMOSトランジスタMP1とNMOSトランジス
タMN1は第1のインバータ回路INV1を、PMOS
トランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2は第
2のインバータ回路INV2を構成しており入力端子V
I1に入力される信号のバッファ回路として働く。NM
OSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ回
路PT3を、NMOSトランジスタMN7〜MN8でパ
ストランジスタ回路PT4を構成している。NPN型バ
イポーラトランジスタBN1とNMOSトランジスタM
N9とでドライブ回路を構成しており、パストランジス
タ回路PT3のNMOSトランジスタMN5及びNMO
SトランジスタMN6のドレインもしくはソースはドラ
イブ回路を構成しているNPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極に接続している。
体集積回路を図について説明する。図10はこの発明の
第10実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図10において、MP1,MP2はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、V
I4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を
示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の
電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。こ
こでPMOSトランジスタMP1とNMOSトランジス
タMN1は第1のインバータ回路INV1を、PMOS
トランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2は第
2のインバータ回路INV2を構成しており入力端子V
I1に入力される信号のバッファ回路として働く。NM
OSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ回
路PT3を、NMOSトランジスタMN7〜MN8でパ
ストランジスタ回路PT4を構成している。NPN型バ
イポーラトランジスタBN1とNMOSトランジスタM
N9とでドライブ回路を構成しており、パストランジス
タ回路PT3のNMOSトランジスタMN5及びNMO
SトランジスタMN6のドレインもしくはソースはドラ
イブ回路を構成しているNPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極に接続している。
【0073】次に図10に示した非排他的論理和回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1,MP2はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタはベース電極の電圧がエミッタ
電極の電圧より0.8V以上高ければオンするものとす
る。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1,MP2はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN9はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタはベース電極の電圧がエミッタ
電極の電圧より0.8V以上高ければオンするものとす
る。
【0074】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN6を介してNPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極はロウレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はロウレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオンし、NMOSトランジスタ
MN2はオフし、NMOSトランジスタMN8を介して
NMOSトランジスタMN9のゲート電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN8のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオンする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSト
ランジスタMN6を介してNPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極はロウレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はロウレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオンし、NMOSトランジスタ
MN2はオフし、NMOSトランジスタMN8を介して
NMOSトランジスタMN9のゲート電極は電源VDD
(5.0V)よりNMOSトランジスタMN8のしきい
値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハ
イレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
【0075】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極は電源(5.0V)よ
りNMOSトランジスタMN6のしきい値である0.5
V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。イ
ンバータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトラン
ジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタMN8
を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極は電源(5.0V)よ
りNMOSトランジスタMN6のしきい値である0.5
V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。イ
ンバータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトラン
ジスタMN2がオンして、NMOSトランジスタMN8
を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルである
ためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバ
イポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベ
ース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である
3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はハイレベルになる。
【0076】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5を介してNP
N型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源
VDD(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5の
しきい値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6,MN
8はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信
号がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1
がオフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、イン
バータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMO
SトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタM
N9のゲート電極はロウレベルになる。インバータ回路
INV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラ
ンジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2
がオンして、NMOSトランジスタMN5を介してNP
N型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は電源
VDD(5.0V)よりNMOSトランジスタMN5の
しきい値電圧である0.5V低い4.5Vの電圧、すな
わちハイレベルになる。NMOSトランジスタMN9は
ゲート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベル
であるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位
よりベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧で
ある3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子
VOUT1はハイレベルになる。
【0077】またこのとき、入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNM
OSトランジスタMN7のしきい値である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるためPMOS
トランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタM
N2がオンしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN7を介してNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極は電源VDD(5.0V)よりNM
OSトランジスタMN7のしきい値である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるためPMOS
トランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタM
N2がオンしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタMN9はゲート
電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バイポー
ラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルである
ためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0
Vまで高速に放電する。したがって出力端子VOUT1
はロウレベルになる。
【0078】図10に示した非排他的論理和回路は、パ
ストランジスタ回路PT3,PT4をNMOSトランジ
スタのみで構成したものである。NPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路P
T3の出力とパストランジスタ回路PT4の出力は、常
に相補の信号が出力されるように回路は構成されてい
る。パストランジスタ回路PT3あるいはパストランジ
スタ回路PT4を介してインバータ回路INV1,IN
V2が駆動するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9のみであり、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN
型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトランジス
タMN9である。なお、パストランジスタ回路PT1,
PT2とは異なり、パストランジスタ回路PT3,PT
4はNMOSトランジスタMN5〜MN8のみで構成さ
れている。そのため、NPN型バイポーラトランジスタ
BN1のベース電極及びNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極に入力されるハイレベルの信号は、NMOS
トランジスタMN5〜MN8の閾値電圧である0.5V
低い電圧である4.5Vの信号となって伝達される。従
って、NPN型バイポーラトランジスタBN1がターン
オフする場合は、ベース電圧は4.5Vから下がりはじ
めるため、第1実施例と比較してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のターンオフ時間は短くなり、非排他
的論理和回路を高速で動作させることが可能である。
ストランジスタ回路PT3,PT4をNMOSトランジ
スタのみで構成したものである。NPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とNMOSトランジスタ
MN9のゲート電極、すなわちパストランジスタ回路P
T3の出力とパストランジスタ回路PT4の出力は、常
に相補の信号が出力されるように回路は構成されてい
る。パストランジスタ回路PT3あるいはパストランジ
スタ回路PT4を介してインバータ回路INV1,IN
V2が駆動するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9のみであり、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1を充放電するのはNPN
型バイポーラトランジスタBN1とNMOSトランジス
タMN9である。なお、パストランジスタ回路PT1,
PT2とは異なり、パストランジスタ回路PT3,PT
4はNMOSトランジスタMN5〜MN8のみで構成さ
れている。そのため、NPN型バイポーラトランジスタ
BN1のベース電極及びNMOSトランジスタMN9の
ゲート電極に入力されるハイレベルの信号は、NMOS
トランジスタMN5〜MN8の閾値電圧である0.5V
低い電圧である4.5Vの信号となって伝達される。従
って、NPN型バイポーラトランジスタBN1がターン
オフする場合は、ベース電圧は4.5Vから下がりはじ
めるため、第1実施例と比較してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のターンオフ時間は短くなり、非排他
的論理和回路を高速で動作させることが可能である。
【0079】第10実施例による図10に示した非排他
的論理和回路は第2実施例の場合において、インバータ
回路INV1の出力をNMOSトランジスタMN6に、
NMOSインバータ回路INV2の出力をNMOSトラ
ンジスタMN8に入力したものである。入力端子VI1
に与えられる信号と入力端子VI3に与えられる信号が
ともにハイレベルかともにロウレベルのときにのみ出力
がハイレベルになる。すなわち排他的的論理和回路を構
成した例である。
的論理和回路は第2実施例の場合において、インバータ
回路INV1の出力をNMOSトランジスタMN6に、
NMOSインバータ回路INV2の出力をNMOSトラ
ンジスタMN8に入力したものである。入力端子VI1
に与えられる信号と入力端子VI3に与えられる信号が
ともにハイレベルかともにロウレベルのときにのみ出力
がハイレベルになる。すなわち排他的的論理和回路を構
成した例である。
【0080】次に、この発明の第11実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図11はこの発明の
第11実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図11において、MP1〜MP3はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、V
I4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を
示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の
電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。こ
こでMP1とMN1は第1のインバータ回路INV1を
構成しており、INV1に入力される信号の反転論理を
出力するバッファ回路として働く。NMOSトランジス
タMN5,MN6とインバータ回路INV2で第1のパ
ストランジスタ回路PT11を、NMOSトランジスタ
MN7,MN8とインバータ回路INV5で第2のパス
トランジスタ回路PT12を構成している。NPN型バ
イポーラトランジスタBN1とNMOSトランジスタM
N9とでドライブ回路を構成しており、パストランジス
タ回路PT11のNMOSトランジスタMN6のドレイ
ンもしくはソースはドライブ回路を構成しているNPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極に接続し
ている。
体集積回路を図について説明する。図11はこの発明の
第11実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図11において、MP1〜MP3はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN9はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
VI1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、V
I4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を
示す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の
電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。こ
こでMP1とMN1は第1のインバータ回路INV1を
構成しており、INV1に入力される信号の反転論理を
出力するバッファ回路として働く。NMOSトランジス
タMN5,MN6とインバータ回路INV2で第1のパ
ストランジスタ回路PT11を、NMOSトランジスタ
MN7,MN8とインバータ回路INV5で第2のパス
トランジスタ回路PT12を構成している。NPN型バ
イポーラトランジスタBN1とNMOSトランジスタM
N9とでドライブ回路を構成しており、パストランジス
タ回路PT11のNMOSトランジスタMN6のドレイ
ンもしくはソースはドライブ回路を構成しているNPN
型バイポーラトランジスタBN1のベース電極に接続し
ている。
【0081】次に図11に示した非排他的論理和回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP3はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN3,MN5〜MN
9はしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べて
ゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンするもの
とする。NPN型バイポーラトランジスタBN1はベー
ス電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以上高
ければオンするものとする。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP3はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN3,MN5〜MN
9はしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べて
ゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンするもの
とする。NPN型バイポーラトランジスタBN1はベー
ス電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以上高
ければオンするものとする。
【0082】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI1に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP1がオフ
し、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバータ
回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してインバータ回路INV3の入力
はロウレベルになる。インバータ回路INV3の入力が
ロウレベルであるため、PMOSトランジスタMP3は
オンし、NMOSトランジスタMN3はオフし、NMO
SトランジスタMN9のゲート電極はハイレベルにな
る。またNMOSトランジスタMN6を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は0V、す
なわちロウレベルになる。NMOSトランジスタMN9
はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベ
ルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量C
L1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI1に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP1がオフ
し、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバータ
回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してインバータ回路INV3の入力
はロウレベルになる。インバータ回路INV3の入力が
ロウレベルであるため、PMOSトランジスタMP3は
オンし、NMOSトランジスタMN3はオフし、NMO
SトランジスタMN9のゲート電極はハイレベルにな
る。またNMOSトランジスタMN6を介してNPN型
バイポーラトランジスタBN1のベース電極は0V、す
なわちロウレベルになる。NMOSトランジスタMN9
はゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベ
ルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量C
L1を0Vまで高速に放電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。
【0083】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してインバータ回路IN
V3の入力は4.5Vの電圧になる。すなわちハイレベ
ルになる。インバータ回路INV3の入力がハイレベル
であるためPMOSトランジスタMP3はオフし、NM
OSトランジスタMN3はオンし、NMOSトランジス
タMN9のゲート電極はロウレベルになる。またNMO
SトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のベース電極は電源よりNMOSトラン
ジスタMN6のしきい値電圧である0.5V低い電圧で
ある4.5Vになる。NMOSトランジスタMN9はゲ
ート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルで
あるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よ
りベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧であ
る3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はハイレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してインバータ回路IN
V3の入力は4.5Vの電圧になる。すなわちハイレベ
ルになる。インバータ回路INV3の入力がハイレベル
であるためPMOSトランジスタMP3はオフし、NM
OSトランジスタMN3はオンし、NMOSトランジス
タMN9のゲート電極はロウレベルになる。またNMO
SトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のベース電極は電源よりNMOSトラン
ジスタMN6のしきい値電圧である0.5V低い電圧で
ある4.5Vになる。NMOSトランジスタMN9はゲ
ート電極がロウレベルであるためオフし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がハイレベルで
あるためオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
をバイポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よ
りベース・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧であ
る3.7Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はハイレベルになる。
【0084】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6とMN
8はオフする。このとき入力端子VIに与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フしNMOSトランジスタMN1がオンしインバータ回
路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトラン
ジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN9のゲ
ート電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタM
N5を介してインバータ回路INV2の入力はロウレベ
ルになるためNMOSトランジスタMN2はオフしPM
OSトランジスタMP2がオンしてNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルになる。
NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレベル
であるためオフし、NPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極はハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジ
スタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である4.5Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5とMN7は
オンし、また第4の入力端子VI4にはロウレベルの信
号が与えられるためNMOSトランジスタMN6とMN
8はオフする。このとき入力端子VIに与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フしNMOSトランジスタMN1がオンしインバータ回
路INV1の出力はロウレベルになり、NMOSトラン
ジスタMN7を介してNMOSトランジスタMN9のゲ
ート電極はロウレベルになる。NMOSトランジスタM
N5を介してインバータ回路INV2の入力はロウレベ
ルになるためNMOSトランジスタMN2はオフしPM
OSトランジスタMP2がオンしてNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルになる。
NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレベル
であるためオフし、NPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極はハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジ
スタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である4.5Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
【0085】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN5を介してインバータ回路IN
V2の入力は4.5Vの電圧になる。インバータ回路I
NV2の入力がハイレベルであるため、PMOSトラン
ジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタMN2は
オンし、NPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極は0Vになる。またNMOSトランジスタMN6
を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
4.5Vの電圧になる。NMOSトランジスタMN9は
ゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベル
であるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を0Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN5を介してインバータ回路IN
V2の入力は4.5Vの電圧になる。インバータ回路I
NV2の入力がハイレベルであるため、PMOSトラン
ジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタMN2は
オンし、NPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極は0Vになる。またNMOSトランジスタMN6
を介してNMOSトランジスタMN9のゲート電極は
4.5Vの電圧になる。NMOSトランジスタMN9は
ゲート電極がハイレベルであるためオンし、NPN型バ
イポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベル
であるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を0Vまで高速に充電する。したがって出力端子VO
UT1はロウレベルになる。
【0086】図11に示した非排他的論理和回路は、入
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる排他的的論理和回路で
ある。パストランジスタ回路PT11とパストランジス
タ回路PT12はそれぞれ1つのインバータ回路INV
2,INV3を備えている。出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を充放電するのはNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1とNMOSトランジスタMN9である。
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる排他的的論理和回路で
ある。パストランジスタ回路PT11とパストランジス
タ回路PT12はそれぞれ1つのインバータ回路INV
2,INV3を備えている。出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を充放電するのはNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1とNMOSトランジスタMN9である。
【0087】次に、この発明の第12実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図12はこの発明の
第12実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図12において、MP1,MP2,MP1
8はPMOSトランジスタ、MN1,MN5,MN6,
MN9,MN18はNMOSトランジスタ、BN1は第
1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の
入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入
力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは
第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示
す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSト
ランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1
のインバータ回路INV1を、PMOSトランジスタM
P2とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ
回路INV2を構成しており、入力端子INV1に入力
される信号のバッファ回路として働く。NMOSトラン
ジスタMN5,MN6でパストランジスタ回路PT3を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
とNMOSトランジスタMN9とでドライブ回路を構成
しており、パストランジスタ回路PT11のNMOSト
ランジスタMN5,MN6のドレインもしくはソースは
ドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極に接続している。
体集積回路を図について説明する。図12はこの発明の
第12実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図12において、MP1,MP2,MP1
8はPMOSトランジスタ、MN1,MN5,MN6,
MN9,MN18はNMOSトランジスタ、BN1は第
1のNPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の
入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入
力端子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは
第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示
す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSト
ランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1
のインバータ回路INV1を、PMOSトランジスタM
P2とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ
回路INV2を構成しており、入力端子INV1に入力
される信号のバッファ回路として働く。NMOSトラン
ジスタMN5,MN6でパストランジスタ回路PT3を
構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1
とNMOSトランジスタMN9とでドライブ回路を構成
しており、パストランジスタ回路PT11のNMOSト
ランジスタMN5,MN6のドレインもしくはソースは
ドライブ回路を構成しているNPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極に接続している。
【0088】次に図12に示した非排他的論理和回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1,MP2,MP18
はしきい値電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べて
ゲート電極の電圧が0.5Vより低ければオンするもの
とする。またNMOSトランジスタMN1,MN5,M
N6,MN9,MN18はしきい値電圧を0.5Vと
し、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vよ
り高ければオンするものとする。NPN型バイポーラト
ランジスタBN1はベース電極の電圧がエミッタ電極の
電圧より0.8V以上高ければオンするものとする。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1,MP2,MP18
はしきい値電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べて
ゲート電極の電圧が0.5Vより低ければオンするもの
とする。またNMOSトランジスタMN1,MN5,M
N6,MN9,MN18はしきい値電圧を0.5Vと
し、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5Vよ
り高ければオンするものとする。NPN型バイポーラト
ランジスタBN1はベース電極の電圧がエミッタ電極の
電圧より0.8V以上高ければオンするものとする。
【0089】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えるた
め、NMOSトランジスタMN6はオンする。このとき
入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSト
ランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の
出力はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。またインバータ回路INV
8にもロウレベルの信号が与えられているため、PMO
SトランジスタMP18がオンし、NMOSトランジス
タMN18がオフして、NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9のゲート電極はハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えるた
め、NMOSトランジスタMN6はオンする。このとき
入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSト
ランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の
出力はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6
を介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベー
ス電極はロウレベルになる。またインバータ回路INV
8にもロウレベルの信号が与えられているため、PMO
SトランジスタMP18がオンし、NMOSトランジス
タMN18がオフして、NMOSトランジスタMN9の
ゲート電極はハイレベルになる。NMOSトランジスタ
MN9のゲート電極はハイレベルであるためオンし、N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極はロ
ウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負荷
容量CL1を0Vまで高速に放電する。したがって出力
端子VOUT1はロウレベルになる。
【0090】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極は4.5Vになる。ま
た、インバータ回路INV8にもハイレベルの信号が与
えられているためPMOSトランジスタMP18がオフ
し、NMOSトランジスタMN18がオンして、NMO
SトランジスタMN9のゲート電極はロウレベルにな
る。NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレ
ベルであるためオフし、NPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極は4.5Vであるためオンし、出
力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vまで高速
に充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベ
ルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、NM
OSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極は4.5Vになる。ま
た、インバータ回路INV8にもハイレベルの信号が与
えられているためPMOSトランジスタMP18がオフ
し、NMOSトランジスタMN18がオンして、NMO
SトランジスタMN9のゲート電極はロウレベルにな
る。NMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウレ
ベルであるためオフし、NPN型バイポーラトランジス
タBN1のベース電極は4.5Vであるためオンし、出
力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vまで高速
に充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベ
ルになる。
【0091】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るため、NMOSトランジスタMN6はオフする。この
とき入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであ
れば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOS
トランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1
の出力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の
入力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタM
N2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンし
て、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とインバータ回
路INV8の入力端子は電源VDD(5.0V)よりN
MOSトランジスタMN5のしきい値電圧である0.5
V低い4.5Vの電圧になる。インバータ回路INV8
の入力はハイレベルであるため、NMOSトランジスタ
MN18はオンし、PMOSトランジスタMP18がオ
フしてNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲート電
極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルであるた
めオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベー
ス・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.
7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VOUT
1はハイレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るため、NMOSトランジスタMN6はオフする。この
とき入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであ
れば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOS
トランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1
の出力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の
入力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタM
N2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンし
て、NMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とインバータ回
路INV8の入力端子は電源VDD(5.0V)よりN
MOSトランジスタMN5のしきい値電圧である0.5
V低い4.5Vの電圧になる。インバータ回路INV8
の入力はハイレベルであるため、NMOSトランジスタ
MN18はオンし、PMOSトランジスタMP18がオ
フしてNMOSトランジスタMN9のゲート電極はロウ
レベルになる。NMOSトランジスタMN9のゲート電
極はロウレベルであるためオフし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルであるた
めオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベー
ス・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.
7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VOUT
1はハイレベルになる。
【0092】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力ハイレベルであるためNMO
SトランジスタMN2はオンし、PMOSトランジスタ
MP2がオフして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とインバータ回路INV8の入力端子はロウレベルにな
る。インバータ回路INV8の入力はロウレベルである
ため、NMOSトランジスタMN18はオフし、PMO
SトランジスタMP18がオンして、NMOSトランジ
スタMN9のゲート電極はハイレベルになる。NMOS
トランジスタMN9のゲート電極はハイレベルであるた
めオンし、NPN型バイポーラトランジスタBN1のベ
ース電極はロウレベルであるためオフし、出力端子VO
UT1の負荷容量CL1を0Vまで高速に放電する。し
たがって出力端子VOUT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力ハイレベルであるためNMO
SトランジスタMN2はオンし、PMOSトランジスタ
MP2がオフして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極
とインバータ回路INV8の入力端子はロウレベルにな
る。インバータ回路INV8の入力はロウレベルである
ため、NMOSトランジスタMN18はオフし、PMO
SトランジスタMP18がオンして、NMOSトランジ
スタMN9のゲート電極はハイレベルになる。NMOS
トランジスタMN9のゲート電極はハイレベルであるた
めオンし、NPN型バイポーラトランジスタBN1のベ
ース電極はロウレベルであるためオフし、出力端子VO
UT1の負荷容量CL1を0Vまで高速に放電する。し
たがって出力端子VOUT1はロウレベルになる。
【0093】図13に示した非排他的論理和回路は、入
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路を
構成している。パストランジスタ回路PT3の出力をイ
ンバータ回路INV8に入力し、インバータ回路INV
8の出力をパストランジスタ回路PT3の反転信号とし
て用いた例である。出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を充放電するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9である。
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路を
構成している。パストランジスタ回路PT3の出力をイ
ンバータ回路INV8に入力し、インバータ回路INV
8の出力をパストランジスタ回路PT3の反転信号とし
て用いた例である。出力端子VOUT1の負荷容量CL
1を充放電するのはNPN型バイポーラトランジスタB
N1とNMOSトランジスタMN9である。
【0094】次に、この発明の第13実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図13はこの発明の
第13実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図13において、MP1〜MP6はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN6はNMOSトランジス
タ、BN1はNPN型バイポーラトランジスタ、BP1
はPNP型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の入
力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3の入力
端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出
力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0V、GND
は第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を
示す。ここでPMOSトランジスタMP1とNMOSト
ランジスタMN1は第1のインバータ回路INV1を、
PMOSトランジスタMP2とNMOSトランジスタM
N2は第2のインバータ回路INV2を構成しており、
入力端子VI1に入力される信号のバッファ回路として
働く。同様にPMOSトランジスタMP3とNMOSト
ランジスタMN3は第3のインバータ回路INV3を、
PMOSトランジスタMP4とNMOSトランジスタM
N4は第4のインバータ回路INV4を構成しており、
入力端子VI2に入力される信号のバッファ回路として
働く。
体集積回路を図について説明する。図13はこの発明の
第13実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図13において、MP1〜MP6はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN6はNMOSトランジス
タ、BN1はNPN型バイポーラトランジスタ、BP1
はPNP型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の入
力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第3の入力
端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は第1の出
力端子を示す。VDDは第1の電源で5.0V、GND
は第2の電源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を
示す。ここでPMOSトランジスタMP1とNMOSト
ランジスタMN1は第1のインバータ回路INV1を、
PMOSトランジスタMP2とNMOSトランジスタM
N2は第2のインバータ回路INV2を構成しており、
入力端子VI1に入力される信号のバッファ回路として
働く。同様にPMOSトランジスタMP3とNMOSト
ランジスタMN3は第3のインバータ回路INV3を、
PMOSトランジスタMP4とNMOSトランジスタM
N4は第4のインバータ回路INV4を構成しており、
入力端子VI2に入力される信号のバッファ回路として
働く。
【0095】PMOSトランジスタMP5〜MP6とN
MOSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ
回路PT1を構成している。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタBP1
とはドライブ回路を構成しており、パストランジスタ回
路PT1のNMOSトランジスタMN5,MN6及びP
MOSトランジスタMP5,MP6のドレインもしくは
ソースはドライブ回路を構成しているNPN型バイポー
ラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジ
スタBP1のベース電極に接続している。
MOSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ
回路PT1を構成している。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタBP1
とはドライブ回路を構成しており、パストランジスタ回
路PT1のNMOSトランジスタMN5,MN6及びP
MOSトランジスタMP5,MP6のドレインもしくは
ソースはドライブ回路を構成しているNPN型バイポー
ラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジ
スタBP1のベース電極に接続している。
【0096】次に図13に示した2入力セレクタ回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転論理を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP6はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN6はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエ
ミッタ電極の電圧より0.8V以上高ければオンするも
のとする。PNP型バイポーラトランジスタBPはベー
ス電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以上低
ければオンするものとする。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧を、ロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転論理を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP6はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN6はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1はベース電極の電圧がエ
ミッタ電極の電圧より0.8V以上高ければオンするも
のとする。PNP型バイポーラトランジスタBPはベー
ス電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以上低
ければオンするものとする。
【0097】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
PMOSトランジスタMP6はオンする。また第4の入
力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられているた
め、PMOSトランジスタMP5はオフし、NMOSト
ランジスタMN6はオンする。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
PMOSトランジスタMP6はオンする。また第4の入
力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられているた
め、PMOSトランジスタMP5はオフし、NMOSト
ランジスタMN6はオンする。
【0098】このとき入力端子VI2に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP3が
オフし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバ
ータ回路INV3の出力はロウレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はロウレベルであるためNMOS
トランジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタM
P4がオンしてPMOSトランジスタMP6およびNM
OSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジスタ
BP1のベース電極はハイレベルになる。PNP型バイ
ポーラトランジスタはベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN1はベ
ース電極がハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0V)から
バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である4.2Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT1はハイレベルにな
る。
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP3が
オフし、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバ
ータ回路INV3の出力はロウレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はロウレベルであるためNMOS
トランジスタMN4はオフし、PMOSトランジスタM
P4がオンしてPMOSトランジスタMP6およびNM
OSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジスタ
BP1のベース電極はハイレベルになる。PNP型バイ
ポーラトランジスタはベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN1はベ
ース電極がハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0V)から
バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である4.2Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT1はハイレベルにな
る。
【0099】また、このとき入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになる。イ
ンバータ回路INV4の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP4はオフし、NMOSトラン
ジスタMN4がオンして、PMOSトランジスタMP6
およびNMOSトランジスタMN6を介してNPN型バ
イポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラト
ランジスタBP1のベース電極はロウレベルになる。P
NP型バイポーラトランジスタBP1はベース電極がロ
ウレベルであるためオンし、NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1はベース電極がロウレベルであるためオフ
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0.8Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになる。イ
ンバータ回路INV4の入力はハイレベルであるため、
PMOSトランジスタMP4はオフし、NMOSトラン
ジスタMN4がオンして、PMOSトランジスタMP6
およびNMOSトランジスタMN6を介してNPN型バ
イポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラト
ランジスタBP1のベース電極はロウレベルになる。P
NP型バイポーラトランジスタBP1はベース電極がロ
ウレベルであるためオンし、NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1はベース電極がロウレベルであるためオフ
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0.8Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。
【0100】次いで、第3の入力端子VI3にハイレベ
ルの信号を与えたとき、NMOSトランジスタMN5は
オンし、PMOSトランジスタMP6はオフする。また
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るため、PMOSトランジスタMP5はオンし、NMO
SトランジスタMN6はオフする。
ルの信号を与えたとき、NMOSトランジスタMN5は
オンし、PMOSトランジスタMP6はオフする。また
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るため、PMOSトランジスタMP5はオンし、NMO
SトランジスタMN6はオフする。
【0101】このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになる。インバータ
回路INV2の入力がロウレベルであるため、NMOS
トランジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタM
P2がオンして、PMOSトランジスタMP5およびN
MOSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジス
タBP1のベース電極はハイレベルになる。PNP型バ
イポーラトランジスタBP1はベース電極がハイレベル
であるためオフし、NPN型バイポーラトランジスタB
N1はベース電極がハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0
V)からバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である4.2Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
がハイレベルであればPMOSトランジスタMP1がオ
フし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバー
タ回路INV1の出力はロウレベルになる。インバータ
回路INV2の入力がロウレベルであるため、NMOS
トランジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタM
P2がオンして、PMOSトランジスタMP5およびN
MOSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1及びPNP型バイポーラトランジス
タBP1のベース電極はハイレベルになる。PNP型バ
イポーラトランジスタBP1はベース電極がハイレベル
であるためオフし、NPN型バイポーラトランジスタB
N1はベース電極がハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1を電源VDD(5.0
V)からバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である4.2Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
【0102】また、このとき入力端子VIに与えられた
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、P
MOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジ
スタMN2がオンして、PMOSトランジスタMP5お
よびNMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトラ
ンジスタBP1のベース電極はロウレベルになる。PN
P型バイポーラトランジスタBP1はベース電極がハイ
レベルであるためオンし、NPN型バイポーラトランジ
スタBN1はベース電極がロウレベルであるためオフ
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0.8Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。
信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、P
MOSトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジ
スタMN2がオンして、PMOSトランジスタMP5お
よびNMOSトランジスタMN5を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトラ
ンジスタBP1のベース電極はロウレベルになる。PN
P型バイポーラトランジスタBP1はベース電極がハイ
レベルであるためオンし、NPN型バイポーラトランジ
スタBN1はベース電極がロウレベルであるためオフ
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を0.8Vま
で高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロ
ウレベルになる。
【0103】図13に示したセレクタ回路では、第3の
入力端子VI3に与えられる制御信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN
1のベース電極とPNP型バイポーラトランジスタBP
1のベース電極にはパストランジスタ回路PT1の出力
が接続されているだけで第1実施例のように、相補の信
号が出力されるような回路は構成を必要としない。パス
トランジスタ回路PT1を介してインバータ回路INV
1〜INV4が駆動するのは、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタBP
1のみであり、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
充放電するのはNPN型バイポーラトランジスタBN1
とPNP型バイポーラトランジスタBP1である。
入力端子VI3に与えられる制御信号により、入力端子
VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられた
信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回路
を構成している。NPN型バイポーラトランジスタBN
1のベース電極とPNP型バイポーラトランジスタBP
1のベース電極にはパストランジスタ回路PT1の出力
が接続されているだけで第1実施例のように、相補の信
号が出力されるような回路は構成を必要としない。パス
トランジスタ回路PT1を介してインバータ回路INV
1〜INV4が駆動するのは、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタBP
1のみであり、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を
充放電するのはNPN型バイポーラトランジスタBN1
とPNP型バイポーラトランジスタBP1である。
【0104】次に、この発明の第14実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図14は、この発明
の第14実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す
回路図である。図14において、MP1〜MP4はPM
OSトランジスタ、MN1〜MN8はNMOSトランジ
スタ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジス
タ、BN2は第2のNPN型バイポーラトランジスタ、
BP1は第1のPNP型バイポーラトランジスタ、BP
2は第2のPNP型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は
第1の出力端子、VOUT2は第2の出力端子を示す。
VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で
0Vを示す。CL1は第1の負荷容量、CL2は第2の
負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1と
NMOSトランジスタMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトラ
ンジスタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成
しており、入力端子INV1に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP3
とNMOSトランジスタMN3は第3のインバータ回路
INV3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSト
ランジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を構
成しており、入力端子VI2に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。NMOSトランジスタMN5〜MN
6でパストランジスタ回路PT3を、NMOSトランジ
スタMN7〜MN8でパストランジスタ回路PT4を構
成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1と
PNP型バイポーラトランジスタBP1とで第1のドラ
イブ回路を構成しており、NPN型バイポーラトランジ
スタBN2とPNP型バイポーラトランジスタBP2と
で第1のドライブ回路を構成している。パストランジス
タ回路PT3のNMOSトランジスタMN5,MN6の
ドレイン電極もしくはソース電極が第1のドライブ回路
を構成しているNPN型バイポーラトランジスタBN1
及びPNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極に接続している。同様に、パストランジスタ回路PT
4のNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電
極もしくはソース電極が第2のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN2及びPNP
型バイポーラトランジスタBP2のベース電極に接続し
ている。
体集積回路を図について説明する。図14は、この発明
の第14実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す
回路図である。図14において、MP1〜MP4はPM
OSトランジスタ、MN1〜MN8はNMOSトランジ
スタ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジス
タ、BN2は第2のNPN型バイポーラトランジスタ、
BP1は第1のPNP型バイポーラトランジスタ、BP
2は第2のPNP型バイポーラトランジスタ、VI1は
第1の入力端子、VI2は第2の入力端子、VI3は第
3の入力端子、VI4は第4の入力端子、VOUT1は
第1の出力端子、VOUT2は第2の出力端子を示す。
VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電源で
0Vを示す。CL1は第1の負荷容量、CL2は第2の
負荷容量を示す。ここでPMOSトランジスタMP1と
NMOSトランジスタMN1は第1のインバータ回路I
NV1を、PMOSトランジスタMP2とNMOSトラ
ンジスタMN2は第2のインバータ回路INV2を構成
しており、入力端子INV1に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。同様にPMOSトランジスタMP3
とNMOSトランジスタMN3は第3のインバータ回路
INV3を、PMOSトランジスタMP4とNMOSト
ランジスタMN4は第4のインバータ回路INV4を構
成しており、入力端子VI2に入力される信号のバッフ
ァ回路として働く。NMOSトランジスタMN5〜MN
6でパストランジスタ回路PT3を、NMOSトランジ
スタMN7〜MN8でパストランジスタ回路PT4を構
成している。NPN型バイポーラトランジスタBN1と
PNP型バイポーラトランジスタBP1とで第1のドラ
イブ回路を構成しており、NPN型バイポーラトランジ
スタBN2とPNP型バイポーラトランジスタBP2と
で第1のドライブ回路を構成している。パストランジス
タ回路PT3のNMOSトランジスタMN5,MN6の
ドレイン電極もしくはソース電極が第1のドライブ回路
を構成しているNPN型バイポーラトランジスタBN1
及びPNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極に接続している。同様に、パストランジスタ回路PT
4のNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電
極もしくはソース電極が第2のドライブ回路を構成して
いるNPN型バイポーラトランジスタBN2及びPNP
型バイポーラトランジスタBP2のベース電極に接続し
ている。
【0105】次に、図14に示した2入力セレクタ回路
の動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0V
の電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP4はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN8はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1,BN2はベース電極の
電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高ければオンす
るものとする。
の動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0V
の電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタMP1〜MP4はしきい値
電圧を−0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極
の電圧が0.5Vより低ければオンするものとする。ま
たNMOSトランジスタMN1〜MN8はしきい値電圧
を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧
が0.5Vより高ければオンするものとする。NPN型
バイポーラトランジスタBN1,BN2はベース電極の
電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V高ければオンす
るものとする。
【0106】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフ
し、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してNPN型バイポーラトランジス
タBN2及びPNP型バイポーラトランジスタBP2の
ベース電極はロウレベルになる。インバータ回路INV
4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジス
タMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトラ
ンジスタBP1のベース電極は電源VDD(5.0V)
よりNMOSトランジスタMN6の閾値電圧である0.
5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。
PNP型バイポーラトランジスタBP2のベース電極は
ハイレベルであるためオフし、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1はベース電極がハイレベルであるためオ
ンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポー
ラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベース・
エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7V
まで高速に充電する。したがって出力端子VOUT1は
ハイレベルになる。またPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極がロウレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN2はベース電極が
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2の負
荷容量CL2を1.3Vまで高速に放電する。したがっ
て出力端子VOUT2はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オフし、第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が
与えるため、NMOSトランジスタMN6,MN8はオ
ンする。このとき入力端子VI2に与えられた信号がハ
イレベルであれば、PMOSトランジスタMP3がオフ
し、NMOSトランジスタMN3がオンし、インバータ
回路INV3の出力はロウレベルになり、NMOSトラ
ンジスタMN8を介してNPN型バイポーラトランジス
タBN2及びPNP型バイポーラトランジスタBP2の
ベース電極はロウレベルになる。インバータ回路INV
4の入力はロウレベルであるため、PMOSトランジス
タMP4はオンし、NMOSトランジスタMN4はオフ
し、NMOSトランジスタMN6を介してNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポーラトラ
ンジスタBP1のベース電極は電源VDD(5.0V)
よりNMOSトランジスタMN6の閾値電圧である0.
5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。
PNP型バイポーラトランジスタBP2のベース電極は
ハイレベルであるためオフし、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1はベース電極がハイレベルであるためオ
ンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポー
ラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベース・
エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7V
まで高速に充電する。したがって出力端子VOUT1は
ハイレベルになる。またPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極がロウレベルであるためオンし、
NPN型バイポーラトランジスタBN2はベース電極が
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2の負
荷容量CL2を1.3Vまで高速に放電する。したがっ
て出力端子VOUT2はロウレベルになる。
【0107】またこのとき、入力端子VI2に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタ
MN4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型
バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレベ
ルになる。PNP型バイポーラトランジスタBP1はベ
ース電極がロウレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を1.3Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。またPNP型バイポーラ
トランジスタBP2はベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN2はベ
ース電極がハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT2の負荷容量CL2をバイポーラトランジスタBN
2のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT2はハイレベルにな
る。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P3がオンし、NMOSトランジスタMN3がオフし、
インバータ回路INV3の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN8を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN8のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV4の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP4はオフし、NMOSトランジスタ
MN4がオンして、NMOSトランジスタMN6を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型
バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレベ
ルになる。PNP型バイポーラトランジスタBP1はベ
ース電極がロウレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1はベース電極がロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を1.3Vまで高速に充電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。またPNP型バイポーラ
トランジスタBP2はベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN2はベ
ース電極がハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT2の負荷容量CL2をバイポーラトランジスタBN
2のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT2はハイレベルにな
る。
【0108】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバ
ータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN7を介してNPN型バイポーラトラン
ジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジスタBP
2のベース電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラン
ジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2が
オンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN
型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポー
ラトランジスタBP1のベース電極とNMOSトランジ
スタMN14のゲート電極は電源VDD(5.0V)よ
りNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧である
0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルにな
る。PNP型バイポーラトランジスタBP1はベース電
極はハイレベルであるためオフし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルであるた
めオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベー
ス・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.
7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VOUT
1はハイレベルになる。またPNP型バイポーラトラン
ジスタBP2のベース電極はロウレベルであるためオン
し、NPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電
極はロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2
の負荷容量CL2を1.3Vまで高速に放電する。した
がって出力端子VOUT2はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5,MN7は
オンし、第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が
与えられるため、NMOSトランジスタMN6,MN8
はオフする。このとき入力端子VI1に与えられた信号
がハイレベルであれば、PMOSトランジスタMP1が
オフし、NMOSトランジスタMN1がオンし、インバ
ータ回路INV1の出力はロウレベルになり、NMOS
トランジスタMN7を介してNPN型バイポーラトラン
ジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジスタBP
2のベース電極はロウレベルになる。インバータ回路I
NV2の入力はロウレベルであるため、NMOSトラン
ジスタMN2はオフし、PMOSトランジスタMP2が
オンして、NMOSトランジスタMN5を介してNPN
型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型バイポー
ラトランジスタBP1のベース電極とNMOSトランジ
スタMN14のゲート電極は電源VDD(5.0V)よ
りNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧である
0.5V低い4.5Vの電圧、すなわちハイレベルにな
る。PNP型バイポーラトランジスタBP1はベース電
極はハイレベルであるためオフし、NPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極はハイレベルであるた
めオンし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1をバイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極の電位よりベー
ス・エミッタ間電圧(〜0.8V)低い電圧である3.
7Vまで高速に充電する。したがって出力端子VOUT
1はハイレベルになる。またPNP型バイポーラトラン
ジスタBP2のベース電極はロウレベルであるためオン
し、NPN型バイポーラトランジスタBN2のベース電
極はロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT2
の負荷容量CL2を1.3Vまで高速に放電する。した
がって出力端子VOUT2はロウレベルになる。
【0109】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN7を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタ
MN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型
バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレベ
ルになる。PNP型バイポーラトランジスタBP1はゲ
ート電極がロウレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を1.3Vまで高速に放電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。またPNP型バイポーラ
トランジスタBP2のベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN2のベ
ース電極はハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT2の負荷容量CL2をバイポーラトランジスタBN
2のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT2はハイレベルにな
る。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN7を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN2及びPNP型バイポーラトランジス
タBP2のベース電極は電源(5.0V)よりNMOS
トランジスタMN7のしきい値電圧である0.5V低い
4.5Vの電圧、すなわちハイレベルになる。インバー
タ回路INV2の入力はハイレベルであるため、PMO
SトランジスタMP2はオフし、NMOSトランジスタ
MN2がオンして、NMOSトランジスタMN5を介し
てNPN型バイポーラトランジスタBN1及びPNP型
バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレベ
ルになる。PNP型バイポーラトランジスタBP1はゲ
ート電極がロウレベルであるためオンし、NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はロウレベルで
あるためオフし、出力端子VOUT1の負荷容量CL1
を1.3Vまで高速に放電する。したがって出力端子V
OUT1はロウレベルになる。またPNP型バイポーラ
トランジスタBP2のベース電極がハイレベルであるた
めオフし、NPN型バイポーラトランジスタBN2のベ
ース電極はハイレベルであるためオンし、出力端子VO
UT2の負荷容量CL2をバイポーラトランジスタBN
2のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電圧(〜
0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充電す
る。したがって出力端子VOUT2はハイレベルにな
る。
【0110】図14に示した2入力セレクタ回路では、
第3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端
子VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられ
た信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回
路を構成している。第14実施例の2入力セレクタ回路
は、第13実施例の論理回路において相補の出力が得ら
れる回路構成にしたものである。
第3の入力端子VI3に与えられる信号により、入力端
子VI1に与えられた信号と入力端子VI2に与えられ
た信号のいずれかを選択して出力する2入力セレクタ回
路を構成している。第14実施例の2入力セレクタ回路
は、第13実施例の論理回路において相補の出力が得ら
れる回路構成にしたものである。
【0111】次に、この発明の第15実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図15はこの発明の
第15実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図15において、MN7,MN8はパスト
ランジスタ回路PT4を構成するNMOSトランジス
タ、MP15はパストランジスタ回路PT4の出力であ
るNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電極
にゲート電極を接続したPMOSトランジスタであり、
その他の図13と同一符号は図13と同一もしくは相当
する部分を示す。第15実施例による2入力セレクタ回
路が第13実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、
パストランジスタ回路PT4とPMOSトランジスタM
P15を設けた点である。パストランジスタ回路PT4
でパストランジスタ回路PT3の出力信号の反転論理を
出力して、PMOSトランジスタMP15のゲート電極
に与える。このことにより、NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極がハイレベルになってNPN
型バイポーラトランジスタBN1がオンするときに、P
MOSトランジスタMP15もオンすることにより、N
MOSトランジスタMN5,MN6の閾値電圧等の影響
を緩和してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベ
ース電極を電源電圧VDDにすることができ、負荷容量
CL1をさらに高速に充電することができる。また、ハ
イレベルの出力電圧も高くすることができる。
体集積回路を図について説明する。図15はこの発明の
第15実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図15において、MN7,MN8はパスト
ランジスタ回路PT4を構成するNMOSトランジス
タ、MP15はパストランジスタ回路PT4の出力であ
るNMOSトランジスタMN7,MN8のドレイン電極
にゲート電極を接続したPMOSトランジスタであり、
その他の図13と同一符号は図13と同一もしくは相当
する部分を示す。第15実施例による2入力セレクタ回
路が第13実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、
パストランジスタ回路PT4とPMOSトランジスタM
P15を設けた点である。パストランジスタ回路PT4
でパストランジスタ回路PT3の出力信号の反転論理を
出力して、PMOSトランジスタMP15のゲート電極
に与える。このことにより、NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極がハイレベルになってNPN
型バイポーラトランジスタBN1がオンするときに、P
MOSトランジスタMP15もオンすることにより、N
MOSトランジスタMN5,MN6の閾値電圧等の影響
を緩和してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベ
ース電極を電源電圧VDDにすることができ、負荷容量
CL1をさらに高速に充電することができる。また、ハ
イレベルの出力電圧も高くすることができる。
【0112】次に、この発明の第16実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図16はこの発明の
第16実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図16において、MN7,MN8はパスト
ランジスタ回路PT4を構成するNMOSトランジス
タ、MP16はパストランジスタ回路PT3の出力であ
るNMOSトランジスタMN5,MN6のドレイン電極
にゲート電極を接続したPMOSトランジスタであり、
その他の図15と同一符号は図15と同一もしくは相当
する部分を示す。第16実施例による2入力セレクタ回
路が第15実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、
PMOSトランジスタMP16のゲート電極がパストラ
ンジスタ回路PT3の出力に接続している点である。
体集積回路を図について説明する。図16はこの発明の
第16実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図16において、MN7,MN8はパスト
ランジスタ回路PT4を構成するNMOSトランジス
タ、MP16はパストランジスタ回路PT3の出力であ
るNMOSトランジスタMN5,MN6のドレイン電極
にゲート電極を接続したPMOSトランジスタであり、
その他の図15と同一符号は図15と同一もしくは相当
する部分を示す。第16実施例による2入力セレクタ回
路が第15実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、
PMOSトランジスタMP16のゲート電極がパストラ
ンジスタ回路PT3の出力に接続している点である。
【0113】次に、この発明の第17実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図17はこの発明の
第17実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図17において、MP5,MP6はパスト
ランジスタ回路PT9を構成するPMOSトランジス
タ、MP7,MP8はパストランジスタ回路PT10を
構成するPMOSトランジスタ、MN15はパストラン
ジスタ回路PT10の出力であるPMOSトランジスタ
MP7,MP8のドレイン電極にゲート電極を接続した
NMOSトランジスタであり、その他の図13と同一符
号は図13と同一もしくは相当する部分を示す。第17
実施例による2入力セレクタ回路が第13実施例の2入
力セレクタ回路と異なる点は、パストランジスタ回路P
T9,PT10とPMOSトランジスタMP15を設け
た点である。パストランジスタ回路PT10でパストラ
ンジスタ回路PT9の出力信号の反転論理を出力して、
NMOSトランジスタMN15のゲート電極に与える。
このことにより、PNP型バイポーラトランジスタBP
1のベース電極がロウレベルになってPNP型バイポー
ラトランジスタBP1がオンするときに、NMOSトラ
ンジスタMN15もオンすることにより、PMOSトラ
ンジスタMP5,MP6の閾値電圧等の影響を緩和して
PNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電極を
0Vにすることができ、負荷容量CL1をさらに高速に
放電することができる。また、ロウレベルの出力電圧も
低くすることができる。
体集積回路を図について説明する。図17はこの発明の
第17実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図17において、MP5,MP6はパスト
ランジスタ回路PT9を構成するPMOSトランジス
タ、MP7,MP8はパストランジスタ回路PT10を
構成するPMOSトランジスタ、MN15はパストラン
ジスタ回路PT10の出力であるPMOSトランジスタ
MP7,MP8のドレイン電極にゲート電極を接続した
NMOSトランジスタであり、その他の図13と同一符
号は図13と同一もしくは相当する部分を示す。第17
実施例による2入力セレクタ回路が第13実施例の2入
力セレクタ回路と異なる点は、パストランジスタ回路P
T9,PT10とPMOSトランジスタMP15を設け
た点である。パストランジスタ回路PT10でパストラ
ンジスタ回路PT9の出力信号の反転論理を出力して、
NMOSトランジスタMN15のゲート電極に与える。
このことにより、PNP型バイポーラトランジスタBP
1のベース電極がロウレベルになってPNP型バイポー
ラトランジスタBP1がオンするときに、NMOSトラ
ンジスタMN15もオンすることにより、PMOSトラ
ンジスタMP5,MP6の閾値電圧等の影響を緩和して
PNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電極を
0Vにすることができ、負荷容量CL1をさらに高速に
放電することができる。また、ロウレベルの出力電圧も
低くすることができる。
【0114】次に、この発明の第18実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図18はこの発明の
第18実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図18において、MP5,MP6はパスト
ランジスタ回路PT9を構成するPMOSトランジス
タ、MP7,MP8はパストランジスタ回路PT10を
構成するPMOSトランジスタ、MN16はパストラン
ジスタ回路PT9の出力であるPMOSトランジスタM
P5,MP6のドレイン電極にゲート電極を接続したN
MOSトランジスタであり、その他の図17と同一符号
は図17と同一もしくは相当する部分を示す。第18実
施例による2入力セレクタ回路が第17実施例の2入力
セレクタ回路と異なる点は、NMOSトランジスタMN
16のゲート電極がパストランジスタ回路PT9の出力
に接続している点である。
体集積回路を図について説明する。図18はこの発明の
第18実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図18において、MP5,MP6はパスト
ランジスタ回路PT9を構成するPMOSトランジス
タ、MP7,MP8はパストランジスタ回路PT10を
構成するPMOSトランジスタ、MN16はパストラン
ジスタ回路PT9の出力であるPMOSトランジスタM
P5,MP6のドレイン電極にゲート電極を接続したN
MOSトランジスタであり、その他の図17と同一符号
は図17と同一もしくは相当する部分を示す。第18実
施例による2入力セレクタ回路が第17実施例の2入力
セレクタ回路と異なる点は、NMOSトランジスタMN
16のゲート電極がパストランジスタ回路PT9の出力
に接続している点である。
【0115】次に、この発明の第19実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図19はこの発明の
第19実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図19において、MP17はNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とエミッタ電極
にソース電極およびドレイン電極を接続したPMOSト
ランジスタであり、その他の図13と同一符号は図13
と同一もしくは相当する部分を示す。第19実施例によ
る2入力セレクタ回路が第13実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、PMOSトランジスタMP17を設
けた点である。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極がハイレベルになってNPN型バイポーラ
トランジスタBN1がオンしたとき、PMOSトランジ
スタMP17もオンしており、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極の電
位まで充電する役割を果たす。その他の2入力セレクタ
回路の動作については第13実施例と同様である。
体集積回路を図について説明する。図19はこの発明の
第19実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図19において、MP17はNPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極とエミッタ電極
にソース電極およびドレイン電極を接続したPMOSト
ランジスタであり、その他の図13と同一符号は図13
と同一もしくは相当する部分を示す。第19実施例によ
る2入力セレクタ回路が第13実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、PMOSトランジスタMP17を設
けた点である。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極がハイレベルになってNPN型バイポーラ
トランジスタBN1がオンしたとき、PMOSトランジ
スタMP17もオンしており、NPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1のエミッタ電極の電位をベース電極の電
位まで充電する役割を果たす。その他の2入力セレクタ
回路の動作については第13実施例と同様である。
【0116】次に、この発明の第20実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図20はこの発明の
第20実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図20において、R1はNPN型バイポー
ラトランジスタBN1のベース電極とエミッタ電極に一
方端および他方端を接続した抵抗であり、その他の図1
3と同一符号は図13と同一もしくは相当する部分を示
す。第20実施例による2入力セレクタ回路が第13実
施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、抵抗R1を設
けた点である。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極がハイレベルになってNPN型バイポーラ
トランジスタBN1がオンしたとき、抵抗R1は、NP
N型バイポーラトランジスタBN1のエミッタ電極の電
位をベース電極の電位まで充電する役割を果たす。ま
た、PNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極がロウレベルになってPNP型バイポーラトランジス
タBP1がオンしたとき、抵抗R1は、PNP型バイポ
ーラトランジスタBP1のエミッタ電極の電位をベース
電極の電位まで放電する役割を果たす。その他の2入力
セレクタ回路の動作については第13実施例と同様であ
る。
体集積回路を図について説明する。図20はこの発明の
第20実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図20において、R1はNPN型バイポー
ラトランジスタBN1のベース電極とエミッタ電極に一
方端および他方端を接続した抵抗であり、その他の図1
3と同一符号は図13と同一もしくは相当する部分を示
す。第20実施例による2入力セレクタ回路が第13実
施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、抵抗R1を設
けた点である。NPN型バイポーラトランジスタBN1
のベース電極がハイレベルになってNPN型バイポーラ
トランジスタBN1がオンしたとき、抵抗R1は、NP
N型バイポーラトランジスタBN1のエミッタ電極の電
位をベース電極の電位まで充電する役割を果たす。ま
た、PNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極がロウレベルになってPNP型バイポーラトランジス
タBP1がオンしたとき、抵抗R1は、PNP型バイポ
ーラトランジスタBP1のエミッタ電極の電位をベース
電極の電位まで放電する役割を果たす。その他の2入力
セレクタ回路の動作については第13実施例と同様であ
る。
【0117】次に、この発明の第21実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図21はこの発明の
第21実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図21において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図2と同一符号は図
2と同一もしくは相当する部分を示す。第21実施例に
よる2入力セレクタ回路が第2実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2がオンするときにオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN2が飽和するのを緩和する。その他の2
入力セレクタ回路の動作については第2実施例と同様で
ある。
体集積回路を図について説明する。図21はこの発明の
第21実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図21において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図2と同一符号は図
2と同一もしくは相当する部分を示す。第21実施例に
よる2入力セレクタ回路が第2実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2がオンするときにオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN2が飽和するのを緩和する。その他の2
入力セレクタ回路の動作については第2実施例と同様で
ある。
【0118】次に、この発明の第22実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図22はこの発明の
第22実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図22において、MN19はNMOSトラ
ンジスタ、BP1,BP2は共にドライブ回路を構成し
ているPNP型バイポーラトランジスタであり、その他
の図2と同一符号は図2と同一もしくは相当する部分を
示す。第22実施例による2入力セレクタ回路が第2実
施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、ドライブ回路
を同一導電型のバイポーラトランジスタで構成している
点である。NMOSトランジスタMN19は、ゲート電
極にパストランジスタ回路PT4の出力を入力し、ソー
ス電極およびドレイン電極をPNP型バイポーラトラン
ジスタBP1のコレクタ電極およびベース電極に接続し
ている。NMOSトランジスタMN19は、PNP型バ
イポーラトランジスタBP1がオンするときにオンし、
PNP型バイポーラトランジスタBP1が飽和するのを
緩和する。その他の2入力セレクタ回路の動作について
は第2実施例と同様である。
体集積回路を図について説明する。図22はこの発明の
第22実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図22において、MN19はNMOSトラ
ンジスタ、BP1,BP2は共にドライブ回路を構成し
ているPNP型バイポーラトランジスタであり、その他
の図2と同一符号は図2と同一もしくは相当する部分を
示す。第22実施例による2入力セレクタ回路が第2実
施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、ドライブ回路
を同一導電型のバイポーラトランジスタで構成している
点である。NMOSトランジスタMN19は、ゲート電
極にパストランジスタ回路PT4の出力を入力し、ソー
ス電極およびドレイン電極をPNP型バイポーラトラン
ジスタBP1のコレクタ電極およびベース電極に接続し
ている。NMOSトランジスタMN19は、PNP型バ
イポーラトランジスタBP1がオンするときにオンし、
PNP型バイポーラトランジスタBP1が飽和するのを
緩和する。その他の2入力セレクタ回路の動作について
は第2実施例と同様である。
【0119】次に、この発明の第23実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図23はこの発明の
第23実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図23において、MP19,MP20はP
MOSトランジスタ、BN2はNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1と共に第1のドライブ回路を構成してい
るNPN型バイポーラトランジスタ、BN4はNPN型
バイポーラトランジスタBN3と共に第2のドライブ回
路を構成しているNPN型バイポーラトランジスタであ
り、その他の図5と同一符号は図5と同一もしくは相当
する部分を示す。第23実施例による2入力セレクタ回
路が第5実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、ド
ライブ回路を同一導電型のバイポーラトランジスタで構
成している点である。PMOSトランジスタMP19,
MP20は、ゲート電極にパストランジスタ回路PT
3,PT4の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2,BN4
のコレクタ電極およびベース電極に接続している。PM
OSトランジスタMP19,MP20は、それぞれNP
N型バイポーラトランジスタBN2,BN4がオンする
ときにオンし、NPN型バイポーラトランジスタBN
2,BN4が飽和するのを緩和する。その他の2入力セ
レクタ回路の動作については第5実施例と同様である。
体集積回路を図について説明する。図23はこの発明の
第23実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図23において、MP19,MP20はP
MOSトランジスタ、BN2はNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN1と共に第1のドライブ回路を構成してい
るNPN型バイポーラトランジスタ、BN4はNPN型
バイポーラトランジスタBN3と共に第2のドライブ回
路を構成しているNPN型バイポーラトランジスタであ
り、その他の図5と同一符号は図5と同一もしくは相当
する部分を示す。第23実施例による2入力セレクタ回
路が第5実施例の2入力セレクタ回路と異なる点は、ド
ライブ回路を同一導電型のバイポーラトランジスタで構
成している点である。PMOSトランジスタMP19,
MP20は、ゲート電極にパストランジスタ回路PT
3,PT4の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2,BN4
のコレクタ電極およびベース電極に接続している。PM
OSトランジスタMP19,MP20は、それぞれNP
N型バイポーラトランジスタBN2,BN4がオンする
ときにオンし、NPN型バイポーラトランジスタBN
2,BN4が飽和するのを緩和する。その他の2入力セ
レクタ回路の動作については第5実施例と同様である。
【0120】次に、この発明の第24実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図24はこの発明の
第24実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図24において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図6と同一符号は図
6と同一もしくは相当する部分を示す。第24実施例に
よる2入力セレクタ回路が第6実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2がオンするときにオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN2が飽和するのを緩和する。その他の2
入力セレクタ回路の動作については第6実施例と同様で
ある。
体集積回路を図について説明する。図24はこの発明の
第24実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図24において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図6と同一符号は図
6と同一もしくは相当する部分を示す。第24実施例に
よる2入力セレクタ回路が第6実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2がオンするときにオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN2が飽和するのを緩和する。その他の2
入力セレクタ回路の動作については第6実施例と同様で
ある。
【0121】次に、この発明の第25実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図25はこの発明の
第25実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図25において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図7と同一符号は図
7と同一もしくは相当する部分を示す。第25実施例に
よる2入力セレクタ回路が第7実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT9の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2がオンするときにオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN2が飽和するのを緩和する。その他の2
入力セレクタ回路の動作については第7実施例と同様で
ある。
体集積回路を図について説明する。図25はこの発明の
第25実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図25において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図7と同一符号は図
7と同一もしくは相当する部分を示す。第25実施例に
よる2入力セレクタ回路が第7実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT9の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2がオンするときにオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN2が飽和するのを緩和する。その他の2
入力セレクタ回路の動作については第7実施例と同様で
ある。
【0122】次に、この発明の第26実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図26はこの発明の
第26実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図26において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図8と同一符号は図
8と同一もしくは相当する部分を示す。第26実施例に
よる2入力セレクタ回路が第8実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2がオンするときにオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN2が飽和するのを緩和する。その他の2
入力セレクタ回路の動作については第8実施例と同様で
ある。
体集積回路を図について説明する。図26はこの発明の
第26実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図26において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図8と同一符号は図
8と同一もしくは相当する部分を示す。第26実施例に
よる2入力セレクタ回路が第8実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2がオンするときにオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN2が飽和するのを緩和する。その他の2
入力セレクタ回路の動作については第8実施例と同様で
ある。
【0123】次に、この発明の第27実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図27はこの発明の
第27実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図27において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図9と同一符号は図
9と同一もしくは相当する部分を示す。第27実施例に
よる2入力セレクタ回路が第9実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2がオンするときにオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN2が飽和するのを緩和する。その他の2
入力セレクタ回路の動作については第9実施例と同様で
ある。
体集積回路を図について説明する。図27はこの発明の
第27実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図27において、MP19はPMOSトラ
ンジスタ、BN2はNPN型バイポーラトランジスタB
N1と共にドライブ回路を構成しているNPN型バイポ
ーラトランジスタであり、その他の図9と同一符号は図
9と同一もしくは相当する部分を示す。第27実施例に
よる2入力セレクタ回路が第9実施例の2入力セレクタ
回路と異なる点は、ドライブ回路を同一導電型のバイポ
ーラトランジスタで構成している点である。PMOSト
ランジスタMP19は、ゲート電極にパストランジスタ
回路PT3の出力を入力し、ソース電極およびドレイン
電極をNPN型バイポーラトランジスタBN2のコレク
タ電極およびベース電極に接続している。PMOSトラ
ンジスタMP19は、NPN型バイポーラトランジスタ
BN2がオンするときにオンし、NPN型バイポーラト
ランジスタBN2が飽和するのを緩和する。その他の2
入力セレクタ回路の動作については第9実施例と同様で
ある。
【0124】次に、この発明の第28実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図28はこの発明の
第28実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図28において、MP1,MP2はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN6はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
BP1は第1のPNP型バイポーラトランジスタ、VI
1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4
は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を示
す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電
源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここ
でPMOSトランジスタMP1とNMOSトランジスタ
MN1は第1のインバータ回路INV1を、PMOSト
ランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2は第2
のインバータ回路INV2を構成しており、入力端子I
NV1に入力される信号のバッファ回路として働く。N
MOSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ
回路PT3を構成している。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタBP1
はドライブ回路を構成しており、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタB
P1のベース電極にNMOSトランジスタMN5,MN
6のドレイン電極もしくはソース電極が接続している。
体集積回路を図について説明する。図28はこの発明の
第28実施例による2入力セレクタ回路の構成を示す回
路図である。図28において、MP1,MP2はPMO
Sトランジスタ、MN1〜MN6はNMOSトランジス
タ、BN1は第1のNPN型バイポーラトランジスタ、
BP1は第1のPNP型バイポーラトランジスタ、VI
1は第1の入力端子、VI3は第3の入力端子、VI4
は第4の入力端子、VOUT1は第1の出力端子を示
す。VDDは第1の電源で5.0V、GNDは第2の電
源で0Vを示す。CL1は第1の負荷容量を示す。ここ
でPMOSトランジスタMP1とNMOSトランジスタ
MN1は第1のインバータ回路INV1を、PMOSト
ランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2は第2
のインバータ回路INV2を構成しており、入力端子I
NV1に入力される信号のバッファ回路として働く。N
MOSトランジスタMN5〜MN6でパストランジスタ
回路PT3を構成している。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタBP1
はドライブ回路を構成しており、NPN型バイポーラト
ランジスタBN1とPNP型バイポーラトランジスタB
P1のベース電極にNMOSトランジスタMN5,MN
6のドレイン電極もしくはソース電極が接続している。
【0125】次に図28に示した非排他的論理和回路の
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより低ければオンするものとする。またNMOSトラ
ンジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に
比べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンす
るものとする。NPN型バイポーラトランジスタBN1
はベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V
以上高ければオンするものとする。PNP型バイポーラ
トランジスタBP1はベース電極の電圧がエミッタ電極
の電圧より0.8V以上低ければオンするものとする。
動作について説明する。ハイレベルの信号は5.0Vの
電圧をロウレベルの信号は0Vの電圧を与えるものと
し、ハイレベルの論理とロウレベルの論理のしきい値を
2.5Vとする。また第4の入力端子VI4には第3の
入力端子VI3に与える信号の反転信号を与えるものと
する。PMOSトランジスタはしきい値電圧を−0.5
Vとし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5
Vより低ければオンするものとする。またNMOSトラ
ンジスタはしきい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に
比べてゲート電極の電圧が0.5Vより高ければオンす
るものとする。NPN型バイポーラトランジスタBN1
はベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V
以上高ければオンするものとする。PNP型バイポーラ
トランジスタBP1はベース電極の電圧がエミッタ電極
の電圧より0.8V以上低ければオンするものとする。
【0126】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたときNMOSトランジスタMN5はオフし、第
4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられる
ため、NMOSトランジスタMN6はオンする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ばPMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラ
ンジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出
力はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6を
介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極とPNP型バイポーラトランジスタBP1のベース
電極はロウレベルになる。NPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極はロウレベルであるためオフ
し、PNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極はロウレベルであるためオンし、出力端子VOUT1
の負荷容量CL1を第2の電源GNDよりベース・エミ
ッタ間電圧(〜0.8V)高い電圧である0.8Vまで
高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロウ
レベルになる。
を与えたときNMOSトランジスタMN5はオフし、第
4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えられる
ため、NMOSトランジスタMN6はオンする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ばPMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラ
ンジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出
力はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6を
介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極とPNP型バイポーラトランジスタBP1のベース
電極はロウレベルになる。NPN型バイポーラトランジ
スタBN1のベース電極はロウレベルであるためオフ
し、PNP型バイポーラトランジスタBP1のベース電
極はロウレベルであるためオンし、出力端子VOUT1
の負荷容量CL1を第2の電源GNDよりベース・エミ
ッタ間電圧(〜0.8V)高い電圧である0.8Vまで
高速に放電する。したがって出力端子VOUT1はロウ
レベルになる。
【0127】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極とPNP型バイポーラ
トランジスタBP1のベース電極は4.5Vになる。N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
4.5Vであるためオンし、PNP型バイポーラトラン
ジスタBP1のベース電極は4.5Vであるためオフし
出力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vまで高
速に充電する。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極とPNP型バイポーラ
トランジスタBP1のベース電極は4.5Vになる。N
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
4.5Vであるためオンし、PNP型バイポーラトラン
ジスタBP1のベース電極は4.5Vであるためオフし
出力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vまで高
速に充電する。
【0128】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るためNMOSトランジスタMN6はオフする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ばPMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラ
ンジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出
力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の入力
はロウレベルであるため、NMOSトランジスタMN2
はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンしてNM
OSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とPNP型バイポーラト
ランジスタBP1のベース電極は電源VDD(5.0
V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧で
ある0.5V低い4.5Vの電圧になる。NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルで
あるためオンし、PNP型バイポーラトランジスタBP
1のベース電極はハイレベルであるためオフし、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジス
タBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電
圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充
電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベルに
なる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るためNMOSトランジスタMN6はオフする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ばPMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラ
ンジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出
力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の入力
はロウレベルであるため、NMOSトランジスタMN2
はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンしてNM
OSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラト
ランジスタBN1のベース電極とPNP型バイポーラト
ランジスタBP1のベース電極は電源VDD(5.0
V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧で
ある0.5V低い4.5Vの電圧になる。NPN型バイ
ポーラトランジスタBN1のベース電極はハイレベルで
あるためオンし、PNP型バイポーラトランジスタBP
1のベース電極はハイレベルであるためオフし、出力端
子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジス
タBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間電
圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に充
電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベルに
なる。
【0129】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフしイン
バータ回路INV1の出力はハイレベルになる。インバ
ータ回路INV2の入力はハイレベルであるためNMO
SトランジスタMN2はオンしPMOSトランジスタM
P2がオフしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極とP
NP型バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロ
ウレベルになる。NPN型バイポーラトランジスタBN
1のベース電極はロウレベルであるためオフし、PNP
型バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレ
ベルであるためオンし出力端子VOUT1の負荷容量し
たがって出力端子VOUT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフしイン
バータ回路INV1の出力はハイレベルになる。インバ
ータ回路INV2の入力はハイレベルであるためNMO
SトランジスタMN2はオンしPMOSトランジスタM
P2がオフしてNMOSトランジスタMN5を介してN
PN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極とP
NP型バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロ
ウレベルになる。NPN型バイポーラトランジスタBN
1のベース電極はロウレベルであるためオフし、PNP
型バイポーラトランジスタBP1のベース電極はロウレ
ベルであるためオンし出力端子VOUT1の負荷容量し
たがって出力端子VOUT1はロウレベルになる。
【0130】図28に示した非排他的論理和回路は、入
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路を
構成した例である。第12実施例の論理回路においてプ
ルダウン側をPNP型バイポーラトランジスタBP1で
構成したものである。
力端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与え
られる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのと
きにのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路を
構成した例である。第12実施例の論理回路においてプ
ルダウン側をPNP型バイポーラトランジスタBP1で
構成したものである。
【0131】次に、この発明の第29実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図29はこの発明の
第29実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図29におけるドライブ回路は、NPN型
バイポーラトランジスタBN1とPNP型バイポーラト
ランジスタBP2で構成されている。図29に示した非
排他的論理和回路は、入力端子VI1に与えられる信号
と入力端子VI3に与えられる信号がともにハイレベル
かともにロウレベルのときにのみ出力がハイレベルにな
る非排他的論理和回路である。パストランジスタ回路P
T11は1つのインバータ回路INV2を備えている。
出力端子VOUT1の負荷容量CL1を充放電するのは
NPN型バイポーラトランジスタBN1とPNP型バイ
ポーラトランジスタBP2である。
体集積回路を図について説明する。図29はこの発明の
第29実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図29におけるドライブ回路は、NPN型
バイポーラトランジスタBN1とPNP型バイポーラト
ランジスタBP2で構成されている。図29に示した非
排他的論理和回路は、入力端子VI1に与えられる信号
と入力端子VI3に与えられる信号がともにハイレベル
かともにロウレベルのときにのみ出力がハイレベルにな
る非排他的論理和回路である。パストランジスタ回路P
T11は1つのインバータ回路INV2を備えている。
出力端子VOUT1の負荷容量CL1を充放電するのは
NPN型バイポーラトランジスタBN1とPNP型バイ
ポーラトランジスタBP2である。
【0132】次に、この発明の第30実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図30はこの発明の
第30実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図30におけるドライブ回路は、NPN型
バイポーラトランジスタBN1,BN2で構成されてい
る。図30に示した非排他的論理和回路は、入力端子V
I1に与えられる信号と入力端子VI3に与えられる信
号がともにハイレベルかともにロウレベルのときにのみ
出力がハイレベルになる非排他的論理和回路である。パ
ストランジスタ回路PT11及びパストランジスタ回路
PT12それぞれ、1つのインバータ回路INV2,I
NV3を備えている。出力端子VOUT1の負荷容量C
L1を充放電するのはNPN型バイポーラトランジスタ
BN1,BN2である。
体集積回路を図について説明する。図30はこの発明の
第30実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図30におけるドライブ回路は、NPN型
バイポーラトランジスタBN1,BN2で構成されてい
る。図30に示した非排他的論理和回路は、入力端子V
I1に与えられる信号と入力端子VI3に与えられる信
号がともにハイレベルかともにロウレベルのときにのみ
出力がハイレベルになる非排他的論理和回路である。パ
ストランジスタ回路PT11及びパストランジスタ回路
PT12それぞれ、1つのインバータ回路INV2,I
NV3を備えている。出力端子VOUT1の負荷容量C
L1を充放電するのはNPN型バイポーラトランジスタ
BN1,BN2である。
【0133】次に、この発明の第31実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図31はこの発明の
第31実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図31は、第28実施例による非排他的論
理和回路のPNP型バイポーラトランジスタにNMOS
トランジスタを接続した場合を示す。PNP型バイポー
ラトランジスタBP1がオンしている状態ではエミッタ
電極の電圧はベース電極より〜0.8V低い電圧に固定
される。第31実施例による非排他的論理和回路では、
エミッタ電極の電圧がベース電極の電圧と同じになるよ
うにゲート電極が第1の電源VDDに接続されたNMO
SトランジスタMN17をPNP型バイポーラトランジ
スタBP1のベース電極とエミッタ電極に接続した。
体集積回路を図について説明する。図31はこの発明の
第31実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図31は、第28実施例による非排他的論
理和回路のPNP型バイポーラトランジスタにNMOS
トランジスタを接続した場合を示す。PNP型バイポー
ラトランジスタBP1がオンしている状態ではエミッタ
電極の電圧はベース電極より〜0.8V低い電圧に固定
される。第31実施例による非排他的論理和回路では、
エミッタ電極の電圧がベース電極の電圧と同じになるよ
うにゲート電極が第1の電源VDDに接続されたNMO
SトランジスタMN17をPNP型バイポーラトランジ
スタBP1のベース電極とエミッタ電極に接続した。
【0134】次に、この発明の第32実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図32はこの発明の
第32実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図32において、MP1,MP2,MP1
8はPMOSトランジスタ、MN1,MN2,MN5,
MN6,MN18はNMOSトランジスタ、BN1は第
1のNPN型バイポーラトランジスタ、BN2は第2の
NPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の入力
端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端
子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは第1
の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。
CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSトラン
ジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1のイ
ンバータ回路INV1を、PMOSトランジスタMP2
とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ回路
INV2を構成しており、入力端子VI1に入力される
信号のバッファ回路として働く。NMOSトランジスタ
MN5,MN6でパストランジスタ回路PT3を構成し
ている。
体集積回路を図について説明する。図32はこの発明の
第32実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図32において、MP1,MP2,MP1
8はPMOSトランジスタ、MN1,MN2,MN5,
MN6,MN18はNMOSトランジスタ、BN1は第
1のNPN型バイポーラトランジスタ、BN2は第2の
NPN型バイポーラトランジスタ、VI1は第1の入力
端子、VI3は第3の入力端子、VI4は第4の入力端
子、VOUT1は第1の出力端子を示す。VDDは第1
の電源で5.0V、GNDは第2の電源で0Vを示す。
CL1は第1の負荷容量を示す。ここでPMOSトラン
ジスタMP1とNMOSトランジスタMN1は第1のイ
ンバータ回路INV1を、PMOSトランジスタMP2
とNMOSトランジスタMN2は第2のインバータ回路
INV2を構成しており、入力端子VI1に入力される
信号のバッファ回路として働く。NMOSトランジスタ
MN5,MN6でパストランジスタ回路PT3を構成し
ている。
【0135】次に図32の動作について説明する。ハイ
レベルの信号は5.0Vの電圧を、ロウレベルの信号は
0Vの電圧を与えるものとし、ハイレベルの論理とロウ
レベルの論理のしきい値を2.5Vとする。また第4の
入力端子VI4には第3の入力端子VI3に与える信号
の反転信号を与えるものとする。PMOSトランジスタ
MP1,MP2,MP18はしきい値電圧を−0.5V
とし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5V
より低ければオンするものとする。またNMOSトラン
ジスタMN1,MN2,MN5,MN6,MN18はし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1,BN2は
ベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以
上高ければオンするものとする。
レベルの信号は5.0Vの電圧を、ロウレベルの信号は
0Vの電圧を与えるものとし、ハイレベルの論理とロウ
レベルの論理のしきい値を2.5Vとする。また第4の
入力端子VI4には第3の入力端子VI3に与える信号
の反転信号を与えるものとする。PMOSトランジスタ
MP1,MP2,MP18はしきい値電圧を−0.5V
とし、ソース電極に比べてゲート電極の電圧が0.5V
より低ければオンするものとする。またNMOSトラン
ジスタMN1,MN2,MN5,MN6,MN18はし
きい値電圧を0.5Vとし、ソース電極に比べてゲート
電極の電圧が0.5Vより高ければオンするものとす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1,BN2は
ベース電極の電圧がエミッタ電極の電圧より0.8V以
上高ければオンするものとする。
【0136】第3の入力端子VI3にロウレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えるた
めNMOSトランジスタMN6はオンする。このとき入
力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれば、
PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラン
ジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出力
はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6を介
してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルになる。またPMOSトランジスタMP
18がオンし、NMOSトランジスタMN18がオフし
てNPN型バイポーラトランジスタBN2はオンする。
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負
荷容量CL1は0Vまで高速に放電される。したがって
出力端子VOUT1はロウレベルになる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオフし、
第4の入力端子VI4にはハイレベルの信号が与えるた
めNMOSトランジスタMN6はオンする。このとき入
力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれば、
PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSトラン
ジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の出力
はロウレベルになり、NMOSトランジスタMN6を介
してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルになる。またPMOSトランジスタMP
18がオンし、NMOSトランジスタMN18がオフし
てNPN型バイポーラトランジスタBN2はオンする。
NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電極は
ロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1の負
荷容量CL1は0Vまで高速に放電される。したがって
出力端子VOUT1はロウレベルになる。
【0137】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極は4.5Vになる。ま
たPMOSトランジスタMP18がオフし、NMOSト
ランジスタMN18がオンしてNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN2はオフする。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極は4.5Vであるためオン
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vま
で高速に充電する。
た信号がロウレベルであれば、PMOSトランジスタM
P1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、
インバータ回路INV1の出力はハイレベルになり、N
MOSトランジスタMN6を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極は4.5Vになる。ま
たPMOSトランジスタMP18がオフし、NMOSト
ランジスタMN18がオンしてNPN型バイポーラトラ
ンジスタBN2はオフする。NPN型バイポーラトラン
ジスタBN1のベース電極は4.5Vであるためオン
し、出力端子VOUT1の負荷容量CL1を3.7Vま
で高速に充電する。
【0138】第3の入力端子VI3にハイレベルの信号
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るためNMOSトランジスタMN6はオフする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSト
ランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の
出力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の入
力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタMN
2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンしてN
MOSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極とは電源VDD(5.
0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧
である0.5V低い4.5Vの電圧になる。またNMO
SトランジスタMN18はオンし、PMOSトランジス
タMP18がオフしてNPN型バイポーラトランジスタ
BN2はオフする。NPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極はハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジ
スタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
を与えたとき、NMOSトランジスタMN5はオンし、
第4の入力端子VI4にはロウレベルの信号が与えられ
るためNMOSトランジスタMN6はオフする。このと
き入力端子VI1に与えられた信号がハイレベルであれ
ば、PMOSトランジスタMP1がオフし、NMOSト
ランジスタMN1がオンし、インバータ回路INV1の
出力はロウレベルになる。インバータ回路INV2の入
力はロウレベルであるため、NMOSトランジスタMN
2はオフし、PMOSトランジスタMP2がオンしてN
MOSトランジスタMN5を介してNPN型バイポーラ
トランジスタBN1のベース電極とは電源VDD(5.
0V)よりNMOSトランジスタMN5のしきい値電圧
である0.5V低い4.5Vの電圧になる。またNMO
SトランジスタMN18はオンし、PMOSトランジス
タMP18がオフしてNPN型バイポーラトランジスタ
BN2はオフする。NPN型バイポーラトランジスタB
N1のベース電極はハイレベルであるためオンし、出力
端子VOUT1の負荷容量CL1をバイポーラトランジ
スタBN1のベース電極の電位よりベース・エミッタ間
電圧(〜0.8V)低い電圧である3.7Vまで高速に
充電する。したがって出力端子VOUT1はハイレベル
になる。
【0139】またこのとき、入力端子VI1に与えられ
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、N
MOSトランジスタMN2はオンし、PMOSトランジ
スタMP2がオフして、NMOSトランジスタMN5を
介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極はロウレベルになる。またNMOSトランジスタM
N18はオフし、PMOSトランジスタMP18がオン
してNPN型バイポーラトランジスタBN2はオンす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1
の負荷容量CL1は0Vまで高速に放電される。したが
って出力端子VOUT1はロウレベルになる。
た信号がロウレベルであればPMOSトランジスタMP
1がオンし、NMOSトランジスタMN1がオフし、イ
ンバータ回路INV1の出力はハイレベルになる。イン
バータ回路INV2の入力はハイレベルであるため、N
MOSトランジスタMN2はオンし、PMOSトランジ
スタMP2がオフして、NMOSトランジスタMN5を
介してNPN型バイポーラトランジスタBN1のベース
電極はロウレベルになる。またNMOSトランジスタM
N18はオフし、PMOSトランジスタMP18がオン
してNPN型バイポーラトランジスタBN2はオンす
る。NPN型バイポーラトランジスタBN1のベース電
極はロウレベルであるためオフし、出力端子VOUT1
の負荷容量CL1は0Vまで高速に放電される。したが
って出力端子VOUT1はロウレベルになる。
【0140】図32に示した非排他的論理和回路は入力
端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与えら
れる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのとき
にのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路であ
る。そして、プルアップ、プルダウンともにNPN型バ
イポーラトランジスタBN1,BN2を用いて駆動す
る。
端子VI1に与えられる信号と入力端子VI3に与えら
れる信号がともにハイレベルかともにロウレベルのとき
にのみ出力がハイレベルになる非排他的論理和回路であ
る。そして、プルアップ、プルダウンともにNPN型バ
イポーラトランジスタBN1,BN2を用いて駆動す
る。
【0141】次に、この発明の第33実施例による半導
体集積回路を図について説明する。図33はこの発明の
第33実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図33において、MP18はPMOSトラ
ンジスタ、MN18はNMOSトランジスタ、BP1,
BP2とはPNP型バイポーラトランジスタであり、そ
の他の図32と同一符号は図32と同一もしくは相当す
る部分を示す。ここでPMOSトランジスタMP18と
NMOSトランジスタMN18はインバータ回路INV
8を構成しており、このインバータ回路INV8とPN
P型バイポーラトランジスタBP1,BP2でドライブ
回路を構成している。ドライブ回路の入力端であるPN
P型バイポーラトランジスタBP2のベース電極及びイ
ンバータ回路INV8の入力端にハイレベルの信号が入
力されると、PNP型バイポーラトランジスタBP1の
ベース電極はロウレベルになり、PNP型バイポーラト
ランジスタBP1はオンして、負荷容量CL1は電源電
圧5.0Vまで高速に充電され、出力端子VOUT1は
ハイレベルになる。ドライブ回路の入力端であるPNP
型バイポーラトランジスタBP2のベース電極及びイン
バータ回路INV8の入力端にロウレベルの信号が入力
されると、PNP型バイポーラトランジスタBP2のベ
ース電圧はロウレベルになり、PNP型バイポーラトラ
ンジスタBP2はオンして負荷容量CL1はPNP型バ
イポーラトランジスタBP2のベース電位にベース・エ
ミッタ間電圧を加えたレベルまで高速に放電され、出力
端子VOUT1はロウレベルになる。その他の動作は図
32に示した非排他的論理和回路と同様である。
体集積回路を図について説明する。図33はこの発明の
第33実施例による非排他的論理和回路の構成を示す回
路図である。図33において、MP18はPMOSトラ
ンジスタ、MN18はNMOSトランジスタ、BP1,
BP2とはPNP型バイポーラトランジスタであり、そ
の他の図32と同一符号は図32と同一もしくは相当す
る部分を示す。ここでPMOSトランジスタMP18と
NMOSトランジスタMN18はインバータ回路INV
8を構成しており、このインバータ回路INV8とPN
P型バイポーラトランジスタBP1,BP2でドライブ
回路を構成している。ドライブ回路の入力端であるPN
P型バイポーラトランジスタBP2のベース電極及びイ
ンバータ回路INV8の入力端にハイレベルの信号が入
力されると、PNP型バイポーラトランジスタBP1の
ベース電極はロウレベルになり、PNP型バイポーラト
ランジスタBP1はオンして、負荷容量CL1は電源電
圧5.0Vまで高速に充電され、出力端子VOUT1は
ハイレベルになる。ドライブ回路の入力端であるPNP
型バイポーラトランジスタBP2のベース電極及びイン
バータ回路INV8の入力端にロウレベルの信号が入力
されると、PNP型バイポーラトランジスタBP2のベ
ース電圧はロウレベルになり、PNP型バイポーラトラ
ンジスタBP2はオンして負荷容量CL1はPNP型バ
イポーラトランジスタBP2のベース電位にベース・エ
ミッタ間電圧を加えたレベルまで高速に放電され、出力
端子VOUT1はロウレベルになる。その他の動作は図
32に示した非排他的論理和回路と同様である。
【0142】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明の半導
体装置によれば、異なる入力信号を入力する複数の入力
端子と、制御信号を入力する少なくとも一つの制御端子
と、対応する入力端子に一方電極を接続し、対応する制
御端子に制御電極を接続した複数の絶縁ゲート型トラン
ジスタを有し、制御端子に入力される制御信号に応じ
て、複数の入力端子から入力された複数の入力信号のい
ずれか一つを選択的に出力するパストランジスタ回路
と、パストランジスタ回路の出力に応じた出力信号を導
出するための出力端子と、複数の絶縁ゲート型トランジ
スタの全ての他方電極に制御電極を直接接続し、所定電
位に一方電極を接続し、出力端子に他方電極を接続した
バイポーラトランジスタとを有するドライブ回路とを備
えて構成されているので、パストランジスタ回路の入力
端子に入力された複数の入力信号のうち、制御信号によ
って選択された入力信号に応じて、バイポーラトランジ
スタの大きな駆動力により短時間で出力端子を所定の電
位にすることができ、高速に動作する論理回路を得るこ
とができるという効果がある。
体装置によれば、異なる入力信号を入力する複数の入力
端子と、制御信号を入力する少なくとも一つの制御端子
と、対応する入力端子に一方電極を接続し、対応する制
御端子に制御電極を接続した複数の絶縁ゲート型トラン
ジスタを有し、制御端子に入力される制御信号に応じ
て、複数の入力端子から入力された複数の入力信号のい
ずれか一つを選択的に出力するパストランジスタ回路
と、パストランジスタ回路の出力に応じた出力信号を導
出するための出力端子と、複数の絶縁ゲート型トランジ
スタの全ての他方電極に制御電極を直接接続し、所定電
位に一方電極を接続し、出力端子に他方電極を接続した
バイポーラトランジスタとを有するドライブ回路とを備
えて構成されているので、パストランジスタ回路の入力
端子に入力された複数の入力信号のうち、制御信号によ
って選択された入力信号に応じて、バイポーラトランジ
スタの大きな駆動力により短時間で出力端子を所定の電
位にすることができ、高速に動作する論理回路を得るこ
とができるという効果がある。
【0143】請求項2記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、出力端子にドレイン電極を接続
し、所定の電位と異なる他の電位にソース電極を接続
し、絶縁ゲート型トランジスタの他方電極から出力され
る信号の反転論理をゲート電極に入力するNMOSトラ
ンジスタを備え、ドライブ回路が有するバイポーラトラ
ンジスタは、所定の電位にコレクタ電極を接続し、絶縁
ゲート型トランジスタの他方電極にベース電極を直接接
続し、出力端子にエミッタ電極を接続したNPN型バイ
ポーラトランジスタを含むことを特徴とするので、パス
トランジスタ回路の入力端子に入力された入力信号に応
じて、バイポーラトランジスタの大きな駆動力により短
時間で出力端子を所定の電位もしくは他の電位にするこ
とができ、高速に動作する論理回路を得ることができる
という効果がある。
れば、ドライブ回路は、出力端子にドレイン電極を接続
し、所定の電位と異なる他の電位にソース電極を接続
し、絶縁ゲート型トランジスタの他方電極から出力され
る信号の反転論理をゲート電極に入力するNMOSトラ
ンジスタを備え、ドライブ回路が有するバイポーラトラ
ンジスタは、所定の電位にコレクタ電極を接続し、絶縁
ゲート型トランジスタの他方電極にベース電極を直接接
続し、出力端子にエミッタ電極を接続したNPN型バイ
ポーラトランジスタを含むことを特徴とするので、パス
トランジスタ回路の入力端子に入力された入力信号に応
じて、バイポーラトランジスタの大きな駆動力により短
時間で出力端子を所定の電位もしくは他の電位にするこ
とができ、高速に動作する論理回路を得ることができる
という効果がある。
【0144】請求項3記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタを複数
備え、複数のバイポーラトランジスタは、第1の電位に
コレクタ電極を接続し、絶縁ゲート型トランジスタの他
方電極にベース電極を接続し、出力端子にエミッタ電極
を接続した少なくとも一つのNPN型バイポーラトラン
ジスタと、第2の電位にコレクタ電極を接続し、複数の
絶縁ゲート型トランジスタの他方電極にベース電極を接
続し、出力端子にエミッタ電極を接続した少なくとも一
つのPNP型バイポーラトランジスタとを備えているの
で、パストランジスタ回路の入力端子に入力された入力
信号に応じて、バイポーラトランジスタの大きな駆動力
により短時間で出力端子を第1の電位もしくは第2の電
位にすることができ、高速に動作する論理回路を得るこ
とができるという効果がある。
れば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタを複数
備え、複数のバイポーラトランジスタは、第1の電位に
コレクタ電極を接続し、絶縁ゲート型トランジスタの他
方電極にベース電極を接続し、出力端子にエミッタ電極
を接続した少なくとも一つのNPN型バイポーラトラン
ジスタと、第2の電位にコレクタ電極を接続し、複数の
絶縁ゲート型トランジスタの他方電極にベース電極を接
続し、出力端子にエミッタ電極を接続した少なくとも一
つのPNP型バイポーラトランジスタとを備えているの
で、パストランジスタ回路の入力端子に入力された入力
信号に応じて、バイポーラトランジスタの大きな駆動力
により短時間で出力端子を第1の電位もしくは第2の電
位にすることができ、高速に動作する論理回路を得るこ
とができるという効果がある。
【0145】請求項4記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、絶縁ゲート型トランジスタの他
方電極に入力端を接続したインバータと、インバータの
出力端に制御電極を接続し、出力端子に一方電極を接続
し、所定の電位と異なる他の電位に他方電極を接続し
た、バイポーラトランジスタと同一導電型の他のバイポ
ーラトランジスタとをさらに備えて構成されているの
で、パストランジスタ回路の入力端子に入力された入力
信号に応じて、バイポーラトランジスタ及び他のバイポ
ーラトランジスタの大きな駆動力により短時間で出力端
子を所定の電位もしくは他の電位にすることができ、高
速に動作する論理回路を得ることができるという効果が
ある。
れば、ドライブ回路は、絶縁ゲート型トランジスタの他
方電極に入力端を接続したインバータと、インバータの
出力端に制御電極を接続し、出力端子に一方電極を接続
し、所定の電位と異なる他の電位に他方電極を接続し
た、バイポーラトランジスタと同一導電型の他のバイポ
ーラトランジスタとをさらに備えて構成されているの
で、パストランジスタ回路の入力端子に入力された入力
信号に応じて、バイポーラトランジスタ及び他のバイポ
ーラトランジスタの大きな駆動力により短時間で出力端
子を所定の電位もしくは他の電位にすることができ、高
速に動作する論理回路を得ることができるという効果が
ある。
【0146】請求項5記載の発明の半導体集積回路によ
れば、他の出力端子と、パストランジスタ回路の出力信
号と異なる論理の信号を制御電極に入力し、所定の電位
に一方電極を接続し、他の出力端子に他方電極を接続し
たバイポーラトランジスタとを有し、入力した前記信号
に応じドライブ回路とは異なる論理の出力信号を出力す
る他のドライブ回路を備えて構成されているので、パス
トランジスタ回路の入力端子に入力された入力信号に応
じて、バイポーラトランジスタの大きな駆動力により短
時間で複数のドライブ回路の複数の出力端子を所定の電
位にすることができ、高速に動作する論理回路を得るこ
とができるという効果がある。
れば、他の出力端子と、パストランジスタ回路の出力信
号と異なる論理の信号を制御電極に入力し、所定の電位
に一方電極を接続し、他の出力端子に他方電極を接続し
たバイポーラトランジスタとを有し、入力した前記信号
に応じドライブ回路とは異なる論理の出力信号を出力す
る他のドライブ回路を備えて構成されているので、パス
トランジスタ回路の入力端子に入力された入力信号に応
じて、バイポーラトランジスタの大きな駆動力により短
時間で複数のドライブ回路の複数の出力端子を所定の電
位にすることができ、高速に動作する論理回路を得るこ
とができるという効果がある。
【0147】請求項6記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、所定の電位に一方電極を接続
し、バイポーラトランジスタの制御電極に他方電極を接
続し、バイポーラトランジスタのターンオン時にターン
オンしてバイポーラトランジスタの制御電極を所定の電
位にする絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されて
いるので、パストランジスタ回路の絶縁ゲート型トラン
ジスタにより生じる閾値電圧の影響を防止して、パスト
ランジスタ回路の入力端子に入力された入力信号に応じ
て、バイポーラトランジスタの大きな駆動力により短時
間で出力端子を所定の電位にすることができ、高速に動
作する論理回路を得ることができるという効果がある。
れば、ドライブ回路は、所定の電位に一方電極を接続
し、バイポーラトランジスタの制御電極に他方電極を接
続し、バイポーラトランジスタのターンオン時にターン
オンしてバイポーラトランジスタの制御電極を所定の電
位にする絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されて
いるので、パストランジスタ回路の絶縁ゲート型トラン
ジスタにより生じる閾値電圧の影響を防止して、パスト
ランジスタ回路の入力端子に入力された入力信号に応じ
て、バイポーラトランジスタの大きな駆動力により短時
間で出力端子を所定の電位にすることができ、高速に動
作する論理回路を得ることができるという効果がある。
【0148】請求項7記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、所定の電位とは異なる他の電位
に一方電極を接続し、バイポーラトランジスタの制御電
極に他方電極を接続し、バイポーラトランジスタをター
ンオフ時にターンオンし、バイポーラトランジスタの制
御電極を他の電位にする絶縁ゲート型トランジスタを備
えて構成されているので、パストランジスタ回路の絶縁
ゲート型トランジスタにより生じる閾値電圧の影響を防
止して、パストランジスタ回路の入力端子に入力された
入力信号に応じて、バイポーラトランジスタの大きな駆
動力により短時間で出力端子を所定の電位にすることが
でき、高速に動作する論理回路を得ることができるとい
う効果がある。
れば、ドライブ回路は、所定の電位とは異なる他の電位
に一方電極を接続し、バイポーラトランジスタの制御電
極に他方電極を接続し、バイポーラトランジスタをター
ンオフ時にターンオンし、バイポーラトランジスタの制
御電極を他の電位にする絶縁ゲート型トランジスタを備
えて構成されているので、パストランジスタ回路の絶縁
ゲート型トランジスタにより生じる閾値電圧の影響を防
止して、パストランジスタ回路の入力端子に入力された
入力信号に応じて、バイポーラトランジスタの大きな駆
動力により短時間で出力端子を所定の電位にすることが
でき、高速に動作する論理回路を得ることができるとい
う効果がある。
【0149】請求項8記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタの制御
電極に一方電極を接続し、所定の電位に制御電極を接続
し、バイポーラトランジスタの他方電極に他方電極を接
続した絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されてい
るので、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間
電圧の影響を取り除いて、パストランジスタ回路の入力
端子に入力された入力信号に応じて、バイポーラトラン
ジスタの大きな駆動力により短時間で出力端子を所定の
電位にすることができ、高速に動作する論理回路を得る
ことができるという効果がある。
れば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタの制御
電極に一方電極を接続し、所定の電位に制御電極を接続
し、バイポーラトランジスタの他方電極に他方電極を接
続した絶縁ゲート型トランジスタを備えて構成されてい
るので、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間
電圧の影響を取り除いて、パストランジスタ回路の入力
端子に入力された入力信号に応じて、バイポーラトラン
ジスタの大きな駆動力により短時間で出力端子を所定の
電位にすることができ、高速に動作する論理回路を得る
ことができるという効果がある。
【0150】請求項9記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタの制御
電極に一方端を接続し、バイポーラトランジスタの他方
電極に他方端を接続した電圧降下手段を備えて構成され
ているので、バイポーラトランジスタのベース・エミッ
タ間電圧の影響を取り除いて、パストランジスタ回路の
入力端子に入力された入力信号に応じて、バイポーラト
ランジスタの大きな駆動力により短時間で出力端子を所
定の電位にすることができ、高速に動作する論理回路を
得ることができるという効果がある。
れば、ドライブ回路は、バイポーラトランジスタの制御
電極に一方端を接続し、バイポーラトランジスタの他方
電極に他方端を接続した電圧降下手段を備えて構成され
ているので、バイポーラトランジスタのベース・エミッ
タ間電圧の影響を取り除いて、パストランジスタ回路の
入力端子に入力された入力信号に応じて、バイポーラト
ランジスタの大きな駆動力により短時間で出力端子を所
定の電位にすることができ、高速に動作する論理回路を
得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図2】この発明の第2実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図3】この発明の第3実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図4】この発明の第4実施例による3入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図5】この発明の第5実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図6】この発明の第6実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図7】この発明の第7実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図8】この発明の第8実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図9】この発明の第9実施例による2入力セレクタ回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図10】この発明の第10実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図11】この発明の第11実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図12】この発明の第12実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図13】この発明の第13実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図14】この発明の第14実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図15】この発明の第15実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図16】この発明の第16実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図17】この発明の第17実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図18】この発明の第18実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図19】この発明の第19実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図20】この発明の第20実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図21】この発明の第21実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図22】この発明の第22実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図23】この発明の第23実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図24】この発明の第24実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図25】この発明の第25実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図26】この発明の第26実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図27】この発明の第27実施例による2入力セレク
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図28】この発明の第28実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図29】この発明の第29実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図30】この発明の第30実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図31】この発明の第31実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図32】この発明の第32実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図33】この発明の第33実施例による非排他的論理
和回路を示す回路図である。
和回路を示す回路図である。
【図34】従来の2入力セレクタ回路を示す回路図であ
る。
る。
【符号の説明】 MP1〜MP20 PMOSトランジスタ MN1〜MN19 NMOSトランジスタ BN1,BN2 NPN型バイポーラトランジスタ BP1,BP2 PNP型バイポーラトランジスタ R1 抵抗 INV1〜INV8 インバータ回路 VI1〜VI8 入力端子 VOUT1,VOUT2 出力端子 VDD 第1の電源電位 GND 第2の電源電位 CL1,CL2 負荷容量
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図30
【補正方法】変更
【補正内容】
【図30】
Claims (10)
- 【請求項1】 入力信号を入力する入力端子と、制御信
号を入力する制御端子と、前記入力端子に一方電極を接
続し、前記制御端子に制御電極を接続した絶縁ゲート型
トランジスタとを有し、前記入力端子から入力された前
記入力信号を前記制御信号に応じて処理するパストラン
ジスタ回路と、 前記パストランジスタ回路の出力信号に応じた信号を導
出するための出力端子と、前記絶縁ゲート型トランジス
タの他方電極に制御電極を直接接続し、所定の電位に一
方電極を接続し、前記出力端子に他方電極を接続したバ
イポーラトランジスタとを有するドライブ回路と、 を備えた半導体集積回路。 - 【請求項2】 前記パストランジスタ回路は、前記入力
端子及び前記絶縁ゲート型トランジスタを複数備え、 前記パストランジスタ回路が、前記制御端子から入力さ
れる制御信号に応じて、複数の前記入力端子から入力さ
れた複数の入力信号のいずれかを選択的に出力する請求
項1記載の半導体集積回路。 - 【請求項3】 前記ドライブ回路は、 前記出力端子にドレイン電極を接続し、前記所定の電位
と異なる他の電位にソース電極を接続し、前記絶縁ゲー
ト型トランジスタの他方電極から出力される信号の反転
論理をベース電極に入力するNMOSトランジスタをさ
らに備え、 前記ドライブ回路が有する前記バイポーラトランジスタ
は、前記所定の電位にコレクタ電極を接続し、前記絶縁
ゲート型トランジスタの他方電極にベース電極を直接接
続し、前記出力端子にエミッタ電極を接続したNPN型
バイポーラトランジスタである請求項1記載の半導体集
積回路。 - 【請求項4】 前記ドライブ回路は、前記バイポーラト
ランジスタを複数備え、 複数の前記バイポーラトランジスタは、第1の電位にコ
レクタ電極を接続し、前記絶縁型トランジスタの他方電
極にベース電極を接続し、前記出力端子にエミッタ電極
を接続した少なくとも一つのNPN型バイポーラトラン
ジスタと、前記第1の電位より低い第2の電位にコレク
タ電極を接続し、前記絶縁型トランジスタの他方電極に
ベース電極を接続し、前記出力端子にエミッタ電極を接
続した少なくとも一つのPNP型バイポーラトランジス
タとを含む請求項1記載の半導体集積回路。 - 【請求項5】 前記ドライブ回路は、 前記絶縁ゲート型トランジスタの前記他方電極に入力端
を接続したインバータと、 前記インバータの出力端に制御電極を接続し、前記出力
端子に一方電極を接続し、前記所定の電位と異なる他の
電位に他方電極を接続した、前記バイポーラトランジス
タと同一導電型の他のバイポーラトランジスタと、 をさらに備えた請求項1記載の半導体集積回路。 - 【請求項6】 前記パストランジスタ回路の出力信号と
異なる論理レベルの信号を制御電極に入力し、前記所定
の電位に一方電極を接続し、前記出力端子に他方電極を
接続したバイポーラトランジスタと、出力端子とを有
し、入力した前記信号に応じて前記ドライブ回路とは異
なる論理レベルの出力信号を出力する他のドライブ回路
をさらに備えた請求項1記載の半導体集積回路。 - 【請求項7】 前記ドライブ回路は、 前記所定の電位に一方電極を接続し、前記バイポーラト
ランジスタの制御電極に他方電極を接続し、前記バイポ
ーラトランジスタのターンオン時にターンオンして前記
バイポーラトランジスタの前記制御電極を前記所定の電
位にする絶縁ゲート型トランジスタをさらに備えた請求
項1記載の半導体集積回路。 - 【請求項8】 前記ドライブ回路は、 前記所定の電位とは異なる他の電位に一方電極を接続
し、前記バイポーラトランジスタの制御電極に他方電極
を接続し、前記バイポーラトランジスタのターンオフ時
にターンオンし、前記バイポーラトランジスタの前記制
御電極を前記他の電位にする絶縁ゲート型トランジスタ
をさらに備えた請求項1記載の半導体集積回路。 - 【請求項9】 前記ドライブ回路は、 前記バイポーラトランジスタの前記制御電極に一方電極
を接続し、前記所定の電位に制御電極を接続し、前記バ
イポーラトランジスタの前記他方電極に他方電極を接続
した絶縁ゲート型トランジスタをさらに備えた請求項1
記載の半導体集積回路。 - 【請求項10】 前記ドライブ回路は、 前記バイポーラトランジスタの前記制御電極に一方端を
接続し、前記バイポーラトランジスタの前記他方電極に
他方端を接続した電圧降下手段をさらに備えた請求項1
記載の半導体集積回路。
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JP4170701A JPH0613886A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 半導体集積回路 |
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-
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- 1992-06-29 JP JP4170701A patent/JPH0613886A/ja active Pending
-
1993
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- 1993-06-29 DE DE4321609A patent/DE4321609C2/de not_active Expired - Fee Related
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