JPH0613830A - 気密端子およびその製造方法 - Google Patents

気密端子およびその製造方法

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Publication number
JPH0613830A
JPH0613830A JP16705092A JP16705092A JPH0613830A JP H0613830 A JPH0613830 A JP H0613830A JP 16705092 A JP16705092 A JP 16705092A JP 16705092 A JP16705092 A JP 16705092A JP H0613830 A JPH0613830 A JP H0613830A
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JP
Japan
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lead
flat
glass
flat portion
crystal plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP16705092A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Komoda
孝一 薦田
Kentaro Oi
憲太郎 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 気密端子において、リードの位置決め用治具
の耐用期間を長くできるようにしたリードの構造を提供
する。 【構成】 リード13に、偏平加工部を2箇所設け、一
方の水晶板保持用偏平部13aの下部をガラスに埋設さ
せ、他の巾広・肉薄な偏平加工部であるリード方向位置
決め用偏平部13bをリード方向位置決め用治具のスリ
ット部に挿入して整列させる。 【効果】 偏平部13bは肉薄なので治具のスリット巾
は小さくでき、かつ、偏平部13bは巾広なため、スリ
ット部内での回転によるズレが規制され、治具の摩耗に
よる耐用期間が長くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、気密端子およびその
製造方法に関し、詳しくは、水晶板を片側で保持する水
晶振動子などに利用される水晶振動子用気密端子とその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2,図3に従来の気密端子を用いた水
晶振動子の異なる構造例を示す。
【0003】リード1,2および金属外環3,4は、ガ
ラス5,6を介して固着されている。水晶板7,8は、
リード1,2に導電性接着剤等(図示せず)で接着され
ている。9は、キャップで、水晶板7,8とリード1,
2とを接着後、金属外環3,4と圧入で封止される。リ
ード1は丸棒状のもので、リード2は水晶板8を保持す
る部分2aをプレス等でつぶして偏平状に加工してあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は図2
のようなストレートのリードを用いた水晶振動子用気密
端子を用いたが、リード1の線径が適正でないと振動子
の衝撃特性に問題が生じた。すなわち、リード1の線径
が大の時はリード1の強度>水晶板7の強度となり、衝
撃を与えた時水晶板7が割れることがあり、その逆にリ
ード線径が小の時はリード1の強度<水晶板7の強度と
なり、衝撃を与えた時リード1が大きく曲がり、水晶板
7とキャップ9が接触し、所望の振動子特性を得ること
が出来なくなるという問題がある。
【0005】一方、ガラス5とリード1の固着強度およ
び水晶板7とリード1の接着強度は、その固着および接
着されているリード1の表面積に比例して強くなるが、
上記した耐衝撃性を確保する必要があるため、その強度
向上には限界があり、高品質のものを作製できないとい
う欠点があった。
【0006】そこでこの問題を解決するために考案され
たのが、図3のような水晶振動子用気密端子であった。
すなわち水晶板8を保持するリード2の部位2aをプレ
ス等により薄くつぶすことにより、リード強度を弱くす
るとともに水晶板8とリード1の偏平部位2aの接着面
積を広くし、良好な耐衝撃性および水晶板8とリード2
の接着強度を得ることが可能となった。また、リード2
として任意の線径を選定できるため、ガラス6とリード
2の固着強度も良好な特性を得ることができるのであ
る。ところが、この気密端子は、リード2には水晶板8
を保持する偏平部位2aを有し、方向性があるため、図
4に示すようなリード方向位置決め用治具10のスリッ
ト部10aにリード2の偏平部位2aを挿入してリード
2の方向を決めをした後、ガラス6との封着を実施して
いるが、ガラス6との封着温度が、1000℃以上必要
なため、この位置決め用治具10は、通常、材料として
カーボンを用いており、耐摩耗性が非常に悪く、リード
2の偏平部位2aの挿入を繰り返すことにより、位置決
め用治具10のスリット部10aの巾Wが、次第に大き
くなり図5に示すように、リード2の偏平部位2aにθ
方向でのズレが発生し、当初の目的である水晶板8とリ
ード2の接着性および耐衝撃性を得ることができなくな
る。そのため、位置決め用治具10のスリット巾Wが大
きくなる前に取り替えなければならないので位置決め用
治具10の耐用期間が、非常に短いという欠点があっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の気密端子は、
前記課題を解決するため、金属外環にガラスを介して封
着されるリードが、偏平かつ一部がガラス中に埋設され
ている偏平部と、この偏平部よりも巾広・肉薄な偏平部
とを有することを特徴とする。
【0008】また、この発明の気密端子の製造方法は、
上記巾広・肉薄な偏平部を用いて一部がガラス中に埋設
される偏平部の位置決めをしてガラス封着することを特
徴とする。
【0009】
【作用】リードの方向決め用偏平部の巾寸法を、偏平部
の1部が、ガラス中に埋設されている偏平部の巾寸法よ
り大きくすることにより、例えば,加工方法として、リ
ードの方向決め用偏平加工部のつぶし厚さを、偏平加工
部の1部がガラス中に埋設されている偏平加工部のつぶ
し厚さより小さくなるようにする等により、位置決め用
治具のスリット巾が、摩耗により大きくなっても、その
リード偏平部位の回転方向へのずれが規制され鈍感にな
るため、リードの位置決め用治具の耐用期間を長くする
ことができる。
【0010】
【実施例】以下,この発明について図面を参照して説明
する。
【0011】図1a,bは、この発明の一実施例である
気密端子を用いた水晶振動子の正断面図および側断面図
である。図1(a),(b)において、13はリードで
あり、13aはその水晶板偏平部、13bはリード方向
位置決め用偏平部、14はガラス、15は金属外環、1
6は短冊状の水晶板、17はキャップである。
【0012】この実施例によれば、リード13は、偏平
加工部を2箇所有しており、偏平加工部の1箇所である
水晶板保持用偏平部13aの下部がガラスに埋設され、
残りの巾広な偏平加工部であるリード方向位置決め用偏
平部13bを用いて、良好なリード方向の整列性を得
る。すなわち、図4,図5で示したようなリード方向位
置決め用治具10のスリット部10aに、巾広・肉薄な
偏平加工部であるリード方向位置決め用偏平部13bを
挿入してリード13の方向を整列させようとする場合、
この偏平部13bは肉薄なのでスリット部10aの巾W
は小さくでき、かつ、この偏平部13bは巾広なため、
偏平部13bはスリット部10a内でθ方向のズレが規
制されることになる。
【0013】
【実施例2】なお、他の実施例として、リード13のリ
ード位置決め用偏平部13bを、水晶板16を取り付け
る方向側の逆側に設けてもよい。
【0014】また、偏平部13bのつぶし加工方向を偏
平部13aと垂直方向等、異方向にしてもよい。
【0015】さらに、上述してきた偏平加工部は、2箇
所だけではなく何箇所設けてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、気密
端子において、リードに、一部をガラス中に埋設する偏
平部に加えて、それよりも巾広なリード方向決め用偏平
部を設けたことにより、位置決め用治具の耐用期間を長
くできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る水晶振動子用気密端子に水晶
板を組み込んだ状態を示す(a)正断面図、(b)側断
面図。
【図2】 従来の水晶振動子用気密端子に水晶板を組み
込んだ上体を示す(a)正断面図、(b)側断面図。
【図3】 従来の他の水晶振動子用気密端子に水晶板を
組み込んだ状態の、(a)正断面図、(b)側断面図。
【図4】 図3に示す水晶振動用気密端子を、ガラス封
着する際に用いるリード方向決め用治具に組み込んだ状
態を示す(a)上面図、(b)側断面図。
【図5】 図4に示すリード方向決め用治具のスリット
部が、摩耗によって大きくなり、水晶振動子用気密端子
の偏平加工部がθ方向にずれた時の状態を示す上面図。
【符号の説明】
10 リード方向位置決め用治具 10a スリット部 13 リード 13a 水晶板保持用偏平部 13b リード方向位置決め用偏平部 14 ガラス 15 金属外環 16 水晶板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属外環にガラスを介してリードを封着し
    た構造を有する気密端子において、前記リードが、一部
    分がガラス中に埋設されている偏平部と、この偏平部よ
    りも巾広な偏平部とを有することを特徴とする気密端
    子。
  2. 【請求項2】上記巾広な偏平部を用いて一部がガラス中
    に埋設される偏平部の位置決めをしてガラス封着するこ
    とを特徴とする気密端子の製造方法。
  3. 【請求項3】前記巾広な偏平部を用いて一部がガラス中
    に埋設される偏平部の位置決めをしてガラス封着した
    後、巾広な偏平部を切断除去することを特徴とする気密
    端子の製造方法。
JP16705092A 1992-06-25 1992-06-25 気密端子およびその製造方法 Pending JPH0613830A (ja)

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JPH0613830A true JPH0613830A (ja) 1994-01-21

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011130