JPH06137987A - 配管用気密テスト装置 - Google Patents

配管用気密テスト装置

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JPH06137987A
JPH06137987A JP28868292A JP28868292A JPH06137987A JP H06137987 A JPH06137987 A JP H06137987A JP 28868292 A JP28868292 A JP 28868292A JP 28868292 A JP28868292 A JP 28868292A JP H06137987 A JPH06137987 A JP H06137987A
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JP
Japan
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pipe
pressure
piping
valve
test
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JP28868292A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Nakamura
克彦 中村
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Fuji Giken Kogyo Kk
Original Assignee
Fuji Giken Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調用配管の気密テストを行なう。 【構成】 ヘッダー管(102)に複数の接続管(103)を突設
し、夫々の接続管には開閉弁(105)及び開閉弁の下流側
に圧力センサー(107)を設け、ヘッダー管(102)には圧力
ガス導入用の流入口(108)を設け、圧力センサー(107)に
は、圧力の減少に応じて警報を発する警報手段及び圧力
の変動を記録する記録装置が連繋されている。気密テス
トすべき配管(92)に、耐圧ホース(503)を介して接続管
(103)に接続し、ヘッダー管(102)を介してテスト配管に
高圧不活性ガスを供給する。配管に何等かの欠陥があ
り、配管内の圧力が低下すれば警報手段が作動し、作業
者に注意を喚起でき、作業者は、直ちにテストを中止し
て、配管の補修等必要に作業を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主としてビルディングの
空調配管の気密性をテストする装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】ビルディングの空調配管
は、室外機に配管を接続する前に、所定圧(一般には3
0kg/cm2k)の窒素ガスを充填して配管の気密テストを
行なっている。このテストは、窒素ガス供給管に圧力計
を接続し、所定時間経過後の圧力計の変動によってテス
トの合否を判定している。ところが、作業者が四六時
中、圧力計を監視することはできず、定期的に巡回して
チェックすることになる。又、気密テストを行なった証
明は、作業位置、作業日時、責任者名等を記載した看板
と一緒に圧力計を写真撮影することによって行なってお
り、信頼度が低く、実際、テストに合格したとされる配
管から冷媒ガスが漏洩することは珍しくない。冷媒ガス
であるフレオンガスの大気放出が、オゾン層を破壊して
地球環境を著しく損うことは、大きな社会問題として注
目されているところでもある。又、従来のテスト方法で
は、複数系統の配管を同時にテストすることはできず、
テスト作業能率が悪かった。
【0003】本発明は、検査配管系統が所定の圧力以下
になれば警報を発し、然も複数系統の気密テストを同時
に行なうことのできる気密テスト装置を明らかにするも
のである。又、別の本発明は、圧力の変動を単位時間毎
に自動的に記録することにより、信頼性の高いテストを
実現したものである。
【0004】
【課題を解決する手段】ヘッダー管(102)に複数の接続
管(103)を突設し、夫々の接続管(103)には開閉弁(105)
及び開閉弁(105)の下流側に圧力センサー(107)を設け、
ヘッダー管(102)には圧力ガス導入用の流入口(108)を設
け、圧力センサー(107)には、圧力の減少に応じて警報
を発するランプ(200)、ブザー(204)等の警報手段を連繋
している。
【0005】又、他の発明は、ヘッダー管(102)に複数
の接続管(103)を突設し、夫々の接続管(103)には開閉弁
(105)及び開閉弁(105)の下流側に圧力センサー(107)を
設け、ヘッダー管(102)には圧力ガス導入用の流入口(10
8)を設け、圧力センサー(107)には、圧力の変動を単位
時間毎に記録する記録装置(300)が連繋されている。
【0006】
【作用及び効果】図1の如く、気密テストすべき配管(9
2)に、耐圧ホース(503)を介して接続管(103)を接続す
る。ヘッダー管(102)の流入口(108)から所定圧の圧力ガ
スを供給すると共に、接続管(103)の開閉弁(105)を開
く。配管(92)にガスが充満すれば、接続管(103)の開閉
弁(105)を閉じる。配管(92)に何等かの欠陥があり、配
管内の圧力が低下すれば警報手段が作動し、作業者に注
意を喚起できる。警報手段が作動すれば、作業者は、直
ちにテストを中止して、配管の漏れ箇所のチェック、補
修等必要な作業を行なうことができる。又、圧力センサ
ー(107)の信号を単位時間毎に自動記録することによ
り、この記録を読取れば、配管内の圧力変動、従って配
管の気密度が一目瞭然となり、テストの信頼性を大幅に
向上できる。ヘッダー管(102)に複数の接続管(103)を突
設しており、複数系統の配管の気密テストを一度に行な
うことができ、作業能率が向上する。
【0007】
【実施例】図1は、ビルディングの空調配管に於ける本
発明の気密テスト装置(100))の使用説明図である。ビル
ディングの屋上階に、空調設備の室外機(9)及び気密テ
スト装置(100)が配置され、各フロワーに室内機(91)が
配備されている。窒素等の不活性ガスを充填したガスボ
ンベ(95)は地上に置かれている。
【0008】図1の気密テスト装置(100)は、5系統の
配管の気密テストを同時に行うことができる。該気密テ
スト装置(100)は室外機(9)よりも大きく示したが、実
際は図2に示す如く、長さ約51cm、幅約30cm、厚み
約13cmの取っ手(111)を具えたボックス(101)に納まっ
ており、室外機(9)よりも遥かに小さく、作業者が手に
持って運ぶことができる。
【0009】(気密テスト装置の構成)ボックス(101)内
にヘッダー管(102)を配備し、ヘッダー管(102)に5本の
接続管(103)を突設し、各接続管(103)の先端をボックス
(101)の前面を貫通してカプラ(104)取り付けている。各
接続管(103)には手動式開閉弁(105)が介装され、該開閉
弁(105)のハンドル(106)はボックス(101)の上面に突出
している。接続管(103)には開閉弁(105)の下流側にて圧
力センサー(107)が連繋されている。ヘッダー管(102)の
一端に圧力ガス流入口(108)、他端に圧力ガスの排出口
(109)が設けられる共に口先端をボックス(101)の前面に
延長しカプラ(104)を取り付けている。排出口(109)には
手動式開閉弁(112)が連繋され該弁は通常は閉じられて
いる。更に接続管(103)には、安全弁(113)が設けられて
いる。
【0010】ボックス(101)内には、後記の如く、検査
すべき配管(92)内の圧力変動を記録する記録装置(300)
及び、気密テストする配管内の圧力が所定値以下(例え
ば28g/cm2以下)に下がった場合に発鳴する警報ブザー
(204)が配備される。ボックス(101)の上面は、各開閉弁
(105)の位置に対応して気密テスト用スイッチ(200)及び
表示ランプ(201)が設けられている。気密テスト用スイ
ッチ(200)は、該スイッチを押すことにより、対応する
接続管に接続したテスト配管の気密テストが開始され
る。表示ランプ(201)はテスト中は点灯し、配管内が所
定値以下(29kg/cm2以下)になれば点滅する。
【0011】又、ボックス(101)の上面には、テスト配
管内の圧力及び外気温度を表示する表示部(202)、表示
部を切換える切換えスイッチ(208)、温度センサー(20
3)、前記ブザーの発鳴を停止するブザー停止スイッチ(2
05)、気密テスト装置(100)に通電を行なう電源スイッチ
(206)及び気密テスト装置(100)に通電がなされている間
は点灯する電源表示ランプ(207)が配備される。切換え
スイッチ(208)を押すことにより、表示部(202)の表示
を、外気温度、第1〜第5の配管系統の圧力表示に順に
切換えるできる。記録装置(300)は、配管系統毎に、単
位時間毎に、その単位時間内の最低の圧力値、及びその
時の温度を記録する。
【0012】図3は、気密テスト装置のブロック図の一
例を示している。各圧力センサー(107)及び温度センサ
ー(203)のアナログ信号は、入力マルチプレクサー(30
1)、アンプ(302)を介してA/Dコンバータ(303)により
デジタル信号に変換され、コントロールロジック(304)
及び前記表示ユニット(202)に導かれる。コントロール
ロジック(304)には、前記各気密テスト用スイッチ(20
0)、ランプ(201)が連繋されている。A/Dコンバータ
(202)には前記表示部(202)が連繋されている。又、コン
トロールロジック(304)及び入力マルチプレクサー(301)
には、データ記録装置(300)が連繋されている。
【0013】データ記録装置(300)は、A/Dコンバー
タ(304)、CPU(305)、該CPUに連繋してデータ書込
用のRAM(306)および記録表示フォームのためのRO
M(307)からなり、CPU(305)には通信用インターフェ
イス(308)が接続されている。図4は、データ記録装置
(300)に例えばラップトップ型のパソコンを接続してデ
ータを読取り、記録表を作成する際の、記録表のフォー
ムの一例である。単位時間、例えば10分毎の最低圧力
が、1〜5の配管系統の罫線(400)上に示される。同時
に、外気温度欄(401)には、10分毎に外気温度がプロ
ットされる。外気温度を表示するのは、配管内の圧力は
外気温度に左右され、配管内の見掛けの圧力表示だけで
は正しく気密度を判断できないからである。
【0014】(気密テスト装置の使用方及び作用)然し
て、図1の如く、屋上に置いた気密テスト装置(100)の
流入口(108)に、接続ユニット(505)及び耐圧ホース(50
2)を介して地上の窒素ボンベ(95)を連繋する。窒素ボン
ベ(95)には一次側減圧弁(500)が設けられており、接続
ユニット(505)には二次側減圧弁(501)及び該減圧弁(50
1)の下流側に開閉弁(504)が配備されている。窒素ボン
ベ内の150kg/cm2のガス圧を一次側減圧弁(500)によ
って、33kg/cm2程度に減圧し、二次側減圧弁(501)に
よって所定の検査圧、実施例では30kg/cm2に減圧す
る。二次側減圧弁(501)は気密テスト装置(100)の近傍に
あり、手元で微妙な圧力調整が出来便利である。
【0015】気密テストすべき配管(92)は、ガス側の太
管(92a)と、液側の細管(92b)の先端を1つに繋ぎ、この
部分に耐圧ホース(503)を介して気密テスト装置(100)の
接続管(103)を接続する。該接続管(103)の開閉弁(105)
を開き、配管(92)内を窒素ガスで充満させ、開閉弁(10
5)を閉じる。配管(92)に何等かの欠陥があり、配管内が
29kg/cm2以下になればランプ(201)が点滅する。更に
配管(92)内の圧力が25kg/cm2以下なれば、警報ブザー
(24)が発鳴する。警報手段の作動により、作業者に注意
を喚起でき、作業者は、直ちにテストを中止して、ガス
漏れ箇所のチェック、配管の補修等必要な作業を行なう
ことができる。又、圧力センサー(107)の信号は記録装
置(300)に送られ、自動記録される。この記録を読み取
れば、配管の圧力変動、従って配管の気密度が一目瞭然
となる。
【0016】(不活性ガス供給装置)図1に於て、気密テ
スト装置(100)の排出口(109)に減圧弁(110)を介して接
続しようとしているのは、出願人が以前提案した不活性
ガス供給装置(600)である(特願平3−256332
号)。不活性ガス供給装置(600)は、上記の配管気密テス
トの前に、配管の継ぎ目を溶接する際に、管内に窒素等
の不活性ガスを供給して、不活性ガス雰囲気中で溶接を
行なわしめるものである。図9に示す如く、配管(92)は
筒状継手(93)の両端に銅パイプ(92c)(92c)を挿入して、
継手の端部と銅パイプの外周とを溶接して形成される。
上記銅パイプの溶接を大気中で行なうと、溶接部に黒色
酸化物が生成され、これが冷媒に混じって循環し、空調
機器のオリフィスを塞いで故障の原因となる問題があっ
た。
【0017】上記問題を解決するには、パイプ溶接の際
にパイプ内に窒素等の不活性ガスを送り込んで不活性ガ
ス雰囲気中で溶接を行ない、溶接部内面の酸化を防止す
れば良い。しかし、これを実行するにはガスボンベをビ
ルディングの屋上階に運び、該ボンベと銅パイプをホー
スを介して接続し、1箇所の溶接毎にボンベのバルブを
開閉し、或は1日中ガスを放出し続けなればならない。
前者の場合、バルブを開閉する作業者が必要な上、バル
ブ開閉作業者と溶接作業者とは離れていて声が聞えず或
は遮蔽物のために互に相手が見えないことが多く、バル
ブ開閉の合図の確認が困難で実用的ではない。又、後者
の場合、溶接時以外にもガスは放出されて無駄に消費さ
れるため、大型ボンベでも1日で空になり、重量の嵩む
ボンベを毎日屋上階に運び上げる重労働を強いられる。
尚、無線による遠隔操作によってボンベのバルブを制御
することも考えられるが、ビルディング内では、電波が
遮断され全く実用にはならない。
【0018】上記のことから、銅パイプ内に不活性ガス
を送り込むことが省略されたまま溶接が行なわれる手抜
き工事が後を断たず、この手抜き工事に起因する前記空
調機器の故障は、空調設備を稼動して相当期間経過後に
起こることがあり、故障原因の究明、責任の所在につい
ても問題があった。
【0019】出願人は、空調設備の冷暖用パイプは全長
に亘って断熱材によって被覆され建物の鉄骨構造とは、
電気的に絶縁されているから、これを通信の伝送媒体と
して有効に利用できることに着目して、下記の不活性ガ
ス供給装置を提案したものである。
【0020】(不活性ガス供給装置の構成)図5の如く、
不活性ガス供給装置(600)は、親機(1)と子機(5)とか
らなり、親機(1)は、前記気密テスト装置のボックス(1
01)と同じ程度の大きさのボックス(11)内にエアー配管
(2)の電磁開閉弁(24)と電子回路(7)を含む制御回路
(3)が配備されている。図7に示すエアー配管(2)
は、一端が不活性ガスホース接続口(21)、他端がガス流
出口(22)となった管路(20)の上流側に流量調整弁(23)、
下流側に電磁開閉弁(24)が設けられ、流量調整弁(23)と
電磁開閉弁(24)の間に圧力計(28)が配備されている。接
続口(21)と流量調整弁(23)との間に分岐管(25)が接続さ
れ、該分岐管(25)に手動開閉弁(27)が設けられている。
分岐管(25)の先端は他の親機への接続口(26)となってお
り、該接続口(26)、前記接続口(21)及び流出口(22)は他
の接続管とワンタッチで脱着可能な金具が取付けられ、
ボックス(11)の側面に臨出している。
【0021】図5に示す如く、流量調整弁(23)、手動開
閉弁(27)の操作ハンドル及び圧力計(28)はボックス(11)
の上面に臨出している。更にボックス(11)には、電源の
ON−OFFスイッチ(31)、電源ランプ(32)、電磁開閉
弁(24)が開状態で発鳴するブローブザー(33)、ブザー(3
3)が鳴っている間だけ点灯するブザーランプ(35)、電磁
開閉弁(24)が開状態で点灯するブロー表示ランプ(34)、
親機(1)側から電磁開閉弁(24)を強制的に開く手動強制
ブロースイッチ(36)、ブザーの発鳴を停止しブザーラン
プ(35)を消灯するブザー切りスイッチ(37)が配備されて
いる。ボックス(11)の側面には送受信用端子(42)を接続
するためのジャック(38)が突設されている。先端にクリ
ップ状端子(42)、基端にピン(41)を突設したコード(4)
が該ピン(41)をジャック(38)に着脱可能に嵌めて取り付
けられている。
【0022】図6に示す親機制御回路(3)は、電源コン
セント(30)、前記ON−OFFスイッチ(31)、該ON−
OFFスイッチ(31)のON状態で点灯する電源ランプ(3
2)、後記する子機からの信号を受けて電磁開閉弁(24)を
開閉すると共にブロー表示ランプ(34)、ブザー(33)及び
ブザー用ランプ(35)に通電あるいは通電を遮断し、更に
子機(5)にトークバック信号を発する電子回路(39)、該
電子回路(39)に連繋され電磁開閉弁(24)が開いてから設
定時間(1箇所の溶接に要する時間例えば2〜3分とし
て、設定時間は5分間程度が望ましい)経過すれば電磁
開閉弁(24)が自動的に閉じる様に、電磁開閉弁(24)の開
状態の時間設定するダイヤル(39a)、子機の信号とは無
関係に電磁開閉弁(24)を開くことのできる手動強制ブロ
ースイッチ(36)、及びブザー(33)とブザー用ランプ(35)
の通電を手動でON−OFFするブザー用手動スイッチ
(37)を有している。電子回路(39)については後述する。
【0023】子機(5)は、図5に示す如く、長さ約13
cm、幅約9cm、厚み約3.5cmの小型ボックス(51)内
に、バッテリー(図示せず)、電子回路(8)を内蔵し、更
に、電源のON−OFFスイッチ(50)、該スイッチ(50)
のON状態で点灯する電源ランプ(57)、ブロー開始スイ
ッチ(53)、該スイッチ(53)を入れることにより後記の如
く親機(1)に信号が送られて、該信号に基ずく電磁開閉
弁(24)の開状態を示すトークバック信号を受けて点灯す
るブロー開始確認ランプ(56)、ブロー停止スイッチ(5
4)、該スイッチ(54)入れることにより上記同様にして親
機(1)からの電磁開閉弁(24)の閉状態を示すトークバッ
ク信号を受けて点灯するブロー停止確認ランプ(57)及び
同信号を受けて発鳴するブロー停止確認ブザー(59)、ブ
ロー停止確認ランプ(57)の消灯とブザー(59)の発鳴を停
止するためのブザー停止スイッチ(52)、送受信用端子(6
2)を接続するためのジャック(58)が突設されている。実
施例では先端を露出させて端子(62)を形成し、基端にピ
ン(61)を突設したコード(6)が該ピン(61)をジャック(5
8)に着脱可能に嵌めて取付けられているが、これに限定
されることはなく、ジャック(58)に中空細棒状突子を嵌
合し、該突子内にワイヤー状端子を挿通して突子の先端
から臨出させても可い等、端子の形態は問わない。
【0024】次に子機電子回路(8)と親機電子回路(39)
について説明する。図8に示す如く、子機(5)にはブロ
ー開始スイッチ(53)或はブロー停止スイッチ(54)を押す
ことにより、予め設定された開のコード或は閉のコード
を長さの異なるパルス列に変換して送り出すエンコーダ
部(81)、該エンコーダ部(81)から送られたパルス列を発
振器(82)と共働して所定kHzの搬送波に変調し、溶接
すべき銅パイプ(92)を伝送媒体として送り出す変調送出
部(83)及び、後記する親機(1)からのトークバック信号
をパルス列に変換する増幅検波部(84)、変換されたパル
ス列を予め設定されたコードに変換し、ブロー開始確認
ランプ(56)或はブロー停止確認ランプ(57)に通電信号を
送るデコーダ部(85)を有している。
【0025】親機(1)の電子回路(39)は、子機(5)から
送られた信号を元のパルス列に変換する増幅検波部(7
1)、変換されたパルス列を予め設定された開又は閉のコ
ードに変換して信号を送るデコーダ部(72)、デコーダ部
(72)からの信号によって前記電磁開閉弁(24)及びブロー
表示ランプ(34)、ブザー(33)、ブザー表示ランプ(35)の
回路を閉じる共に、約0.5秒後にトークバック信号を
送るタイミング制御部(73)、トークバック信号を受けて
該信号の開コード或は閉コードを長さの異なるパルス列
に変換して送り出すエンコーダ部(74)、該エンコーダ部
(74)から送られたパルス列を発振器(75)と共働して所定
kHzの搬送波に変調し溶接すべき銅パイプ(92)を伝送
媒体として送り出す変調送信部(76)を有している。
【0026】(不活性ガス供給装置の使用方及び作用)図
5の如く、親機(1)の接続口(21)に耐圧ホース(95)を介
してボンベ(95)を接続し、流出口(22)にガスブロー用ホ
ース(96)を介して溶接すべき銅パイプの一端に接続す
る。図1に示す場合であれば、親機(1)の接続口に、気
密テスト装置(100)を介してボンベ(95)を接続する。こ
の場合、気密テスト装置(100)と不活性ガスの供給を平
行して行なうことができる。尚、不活性ガス供給装置内
へ送る不活性ガスは6kg/cm2以下の圧力とする。図2の
如く、親機(1)の送受信用のクリップ状端子(42)を銅パ
イプに挟んで係止し、ON−OFFスイッチ(31)をON
にし、準備を完了する。溶接作業者は、子機(5)の端子
(62)を溶接箇所近傍の銅パイプの表面露出部に当ててブ
ロー開始スイッチ(53)を入れる。予め設定された開のコ
ードが長さの違うパルス列に変換されてエンコーダ部(8
1)から変調送信部(83)に送り出される。発振器(82)との
共働によってパルス列は変調送信部(83)によって所定の
kHz、実施例では455kHzの搬送波で変調され、
銅パイプ(92)を伝送媒体として、親機(1)の電子回路
(7)に伝わる。これによって電磁開閉弁(24)が開き、銅
パイプ内にボンベ(95)から不活性ガスが供給されると共
に、ブザー(33)が発鳴し、ブザー表示ランプ(35)及びブ
ロー表示ランプ(34)が点灯する。
【0027】親機電子回路(39)に入った信号はタイミン
グ制御部(73)に送られ、約0.5秒後にトークバック開
始信号がエンコーダ部(74)に送られ、トークバック信号
が銅パイプ(92)を通じて子機(5)に送られる。トークバ
ック信号は、子機(5)の増幅検波部(84)によってパルス
列に変換され、変換されたパルス列はデコーダ部(85)に
よって予め設定されたコードに変換され、ブロー開始確
認ランプ(56)が点灯する。ブロー開始確認ランプ(56)の
点灯を確認して溶接作業者は、継手端部を一周して銅パ
イプ(92)との間を溶接する。銅パイプ(92)内には不活性
ガスが供給されており、溶接部内面が酸化することはな
い。
【0028】1箇所の溶接が終れば、子機(5)の端子(6
2)を再び銅パイプ(92)の表面露出部に接触させて、ブロ
ー停止スイッチ(54)を入れる。前記同様にして信号が親
機(1)に伝わり、電磁開閉弁(24)が閉じ、トークバック
信号が子機(5)に入ってブロー停止確認ランプ(57)を点
灯させ、ブロー停止ブサー(50)を発鳴させて、作業者に
電磁開閉弁(24)が閉じて不活性ガスの供給が停止したこ
とを知らせる。溶接作業者は、次の溶接箇所に移動し、
上記同様の手順によって溶接作業を行なう。
【0029】上記の如く、必要時のみ、銅パイプ内に不
活性ガスを送り込むことができ、又、溶接の都度ボンベ
のバルブを手動で開閉する面倒から開放される。尚、親
機(1)から子機(5)にトークバック信号を発することを
省略し、子機(5)から親機(1)への一方送信によって電
磁開閉弁(24)の開閉制御を行なうこともできる。又、図
5に示す如く、親機(1)の接続口(26)と他の親機(1a)の
ホース接続口(21)とをホース(97)で連結し、親機(1)の
開閉弁(27)を開くことにより、2基の親機(1)(1a)によ
って2系統のパイプラインに不活性ガスを送り込みで
き、更に、下流側の親機(1a)に同様にして次々に別の親
機を接続して複数のパイプラインに不活性ガスを送り込
むことができる。
【0030】(気密テスト装置に不活性ガス供給機能を
付加する)前記本発明の気密テスト装置(100)に上記不活
性ガス供給機能を付加することができる。即ち、不活性
ガス供給装置(600)の親機(1)の排出口(22)に気密テス
ト装置の流入口(108)に接続する。前記接続ユニット(50
5)、耐圧ホース(502)を介して不活性ガス供給装置(600)
に窒素ボンベ(95)を接続する。気密テスト装置(100)の
接続管(103)に耐圧ホース(503)を介して配管(92)を接続
する。不活性ガスの供給に使用する際には接続ユニット
(505)の二次側バルブ(501)によってガス圧力を6kg/cm2
以下にする。気密テストに使用するときは、30kg/cm2
に設定する。不活性ガス供給装置(600)の排出口(22)か
ら気密テスト装置(100)のヘッダー(102)を経て配管に圧
力ガスが流れる。後は、使用目的に応じて、前述の如く
取り扱えば可能い。これによって、上記気密テスト装置
と不活性ガス供給装置の全ての機能を発揮できる。気密
テスト装置(100)と不活性ガス供給装置(600)を1つのボ
ックス内に組込むこともでき、この場合、互いの装置で
重複する構成品を1つにすることができ、2つの装置を
接続するよりも、コンパクトになる。本発明は、上記実
施例の構成に限定れることはなく、特許請求の範囲に記
載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】気密テストの説明図である。
【図2】気密テスト装置の斜面図である。
【図3】気密テスト装置のブロック図である。
【図4】気密テスト結果の打出し表の一例を示す図であ
る。
【図5】不活性ガス供給装置の親機及び子機の斜面図で
ある。
【図6】親機の制御回路図である。
【図7】親機のエアー配管図である。
【図8】親機と子機との送受信ブロック図である。
【図9】パイプの接続部の断面図である。
【符号の説明】 (100) 気密テスト装置 (102) ヘッダー (103) 接続管 (105) 開閉弁 (107) 圧力センサー (300) 記録装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッダー管(102)に複数の接続管(103)を
    突設し、夫々の接続管(103)には開閉弁(105)及び開閉弁
    (105)の下流側に圧力センサー(107)を設け、ヘッダー管
    (102)には圧力ガス導入用の流入口(108)を設け、圧力セ
    ンサー(107)には、圧力の減少に応じて警報を発するラ
    ンプ(200)、ブザー(204)等の警報手段を連繋している配
    管用気密テスト装置。
  2. 【請求項2】 ヘッダー管(102)に複数の接続管(103)を
    突設し、夫々の接続管(103)には開閉弁(105)及び開閉弁
    (105)の下流側に圧力センサー(107)を設け、ヘッダー管
    (102)には圧力ガス導入用の流入口(108)を設け、圧力セ
    ンサー(107)には、圧力の変動を単位時間毎に自動的に
    記録する記録装置(300)が連繋されている配管用気密テ
    スト装置。
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