JPH06137903A - 車両用バイメタル式計器 - Google Patents

車両用バイメタル式計器

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JPH06137903A
JPH06137903A JP4288439A JP28843992A JPH06137903A JP H06137903 A JPH06137903 A JP H06137903A JP 4288439 A JP4288439 A JP 4288439A JP 28843992 A JP28843992 A JP 28843992A JP H06137903 A JPH06137903 A JP H06137903A
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bimetal
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Toshio Ishihara
豪生 石原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つのバイメタルゲージを隣接して配置し、
単一の表示窓内において2つの計測量を表示するものに
おいて、指針基部を覆うカバー部材を小さな真円形状に
できるようにした車両用バイメタル式計器を提供する。 【構成】 各バイメタルゲージの指針25を、計測量の
指示を行う指針本体25aと、指針本体を回転自在に支
持すると共にバイメタルとの連結を行う指針基部25b
とにより形成する。指針基部を上片25b1 と、下片2
5b2 と、連結片25b3 とにより形成する。上下片に
指針軸を挿通する軸支孔25b4 ,25b 5 を形成す
る。連結片をその面が前記指針本体の長手方向に平行と
なるように形成する。2つのバイメタルゲージの指針の
下片及び下片の軸支孔に交互に挿通して単一の指針軸に
2つのバイメタルゲージの指針を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用バイメタル式計器
に係り、特に、2つのバイメタルゲージを隣接して配置
し、単一の表示窓内において2つの計測量を表示するよ
うにした車両用バイメタル式計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両には、単一のケースに多数の計器を
組み込んだコンビネーションメータが一般に使用されて
いる。このコンビネーションメータにおいて、スピード
メータ、タコメータ、フューエルゲージ、温度ゲージの
4つの計器を組み込む場合に、図4に示すように、3つ
の表示窓1乃至3を形成し、その中央の表示窓1にスピ
ードメータ4を配すると共に、右側の表示窓2にタコメ
ータ5を、そして左側の表示窓3にフューエルと温度の
2つのゲージ6及び7をそれぞれ配するようにしたもの
があった。なお、4a及び4bはスピードメータ4の文
字板及び指針、5a及び5bはタコメータ5の文字板及
び指針、6a及び15はゲージ6の文字板及び指針、そ
して7a及び15’はゲージ7の文字板及び指針であ
る。
【0003】従来、単一の表示窓内に2つの計測量を表
示するようにした2つのゲージ6及び7は、図5に示す
ように、2つのバイメタル式計器を単に並置した構成と
なっていた。すなわち、2つのバイメタル式計器の構成
は全く同じであり、その一方6のみを説明すると、ベー
ス10上に、略コ字形状のバイメタル11をその下側片
11aの自由端部を固定することで設置している。バイ
メタル11の上側片11bには、熱線12に計測量に応
じた通電が行われる熱線12が巻回されている。熱線1
2に通電が行われると、上側片11bがその通電量に応
じて加熱されて変形し、その自由端に取り付けた連結ピ
ン13を変位させるようになる。
【0004】上記ベース10にはまた上記バイメタル1
1の各片の自由端部に隣接して指針軸14が起立され、
この指針軸14には指針15がその途中に形成された段
部14aに下受けされて指針15が回転自在に装着され
ている。指針15は軽量化のため薄いアルミニウム板を
打ち抜き成形することによって形成され、回転軸支部を
形成するためその基部が折り返されて略コ字状に成形さ
れ、その上下片には指針軸14が挿通される軸支孔15
aが形成されると共に、その下片には上記バイメタル1
1との連結を行うため上側片11bの連結ピン13を係
合する長孔15bが形成されている。なお、16は指針
14が指針軸15から外れないように指針軸15の先端
に圧入されたブッシュである。
【0005】ゲージ7を構成するバイメタル式計器は、
その指針軸14’がゲージ6のものと隣接して位置し、
バイメタル11’が指針軸14’に対する位置がゲージ
6のものと正反対になるように配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の計器で
は、2つのバイメタル式計器を単に並置した構成となっ
ていたため、それぞれ独立の指針軸14,14’に回転
自在に装着した指針15,15’が相互に干渉しないよ
うに、2つの指針15,15’の基部間に所定の間隔d
を確保するように指針軸14,14’を距離Dだけ離し
て配置する必要があった。このため、両指針15,1
5’の基部を見えないように覆うカバー部材17を真円
にした場合、その形状が大きくなって表示の面積が小さ
くなる。表示面積をできるだけ大きくしようとした場合
には、カバー部材17を図4に示すように横長の楕円に
形成する必要があった。
【0007】このように、カバー部材17の形状が横長
の楕円に形成されると、一般に真円に形成されるスピー
ドメータ4の指針4bのキャップ4c及びタコメータ5
の指針5bのキャップ5cと形状が一致しなくなり、意
匠的に右側の2つのメータとアンバランスになるという
問題があった。
【0008】よって本発明は、上述した従来の問題に鑑
み、2つのバイメタルゲージを隣接して配置し、単一の
表示窓内において2つの計測量を表示するようにしたも
のにおいて、指針基部を覆うカバー部材を小さな真円形
状にすることができるようにした車両用バイメタル式計
器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成された車両用バイメタル式計器は、各々
が計測量に応じて加熱されるバイメタルの変形によって
指針を駆動する2つのバイメタルゲージを隣接して配置
し、単一の表示窓内において2つの計測量を表示するよ
うにした車両用バイメタル式計器において、前記各バイ
メタルゲージの指針を、計測量の指示を行う指針本体
と、該指針本体を回転自在に支持すると共に前記バイメ
タルとの連結を行う指針基部とにより形成し、前記指針
基部を、前記指針本体の延長部である上片と、該上片と
平行な下片と、両片を連結する連結片とにより形成し、
前記上下片に指針軸を挿通する軸支孔を形成すると共
に、前記連結片をその面が前記指針本体の長手方向に平
行となるように形成し、かつ前記2つのバイメタルゲー
ジの一方の指針の下片、他方の指針の下片、一方の指針
の上片、他方の指針の上片の軸支孔に順番に挿通して単
一の指針軸に前記2つのバイメタルゲージの指針を装着
したことを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成において、各バイメタルゲージの指針
の指針基部を、指針本体の延長部である上片と、この上
片と平行な下片と、両片を連結する連結片とにより形成
し、上下片に指針軸を挿通する軸支孔を形成すると共
に、連結片をその面が前記指針本体の長手方向に平行と
なるように形成している。そして、2つのバイメタルゲ
ージの一方の指針の下片、他方の指針の下片、一方の指
針の上片、他方の指針の上片の軸支孔に順番に挿通して
単一の指針軸に2つのバイメタルゲージの指針を装着し
ている。
【0011】従って、両バイメタルゲージの指針は共通
の指針軸に装着されて同軸状に配置されるので、指針基
部のカバーを小さな真円の同軸形状の部材で行うことが
できるようになり、各指針基部の連結片の面が指針本体
の長手方向に平行となっているので、指針軸に装着した
状態で連結片の面が指針軸を挟んで対面するようにな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明による車両用バイメタル式計器の一
実施例を示す。同図において、図4及び図5について上
述した従来のものと同等の部分には同一の符号を付して
説明を省略する。
【0013】図示の車両用バイメタル式計器は、ゲージ
6の指針25及びゲージ7の指針25’を回転自在に軸
支するために1本の指針軸24を使用するように構成さ
れている。指針25及び25’は図2の斜視図に示すよ
うに実質的に同一の形状に形成されており、その一方2
5について説明すると、指針25は図示しない文字板上
の目盛と協動して計測量の指示を行う指針本体25aと
指針本体25aを回転自在に支持すると共にバイメタル
11の連結ピン13との連結を行う指針基部25bとか
らなる。
【0014】指針基部25bは指針本体25aを形成す
る板材を折り返し成形することによって形成され、指針
本体25aの延長部である上片25b1 と、この上片2
5b 1 及び指針本体25aの一部と平行な下片25b2
と、両片25b1 及び25b 2 を連結する連結片25b
3 とからなる。上下片25b1 及び25b2 にはその対
応する位置に指針軸24が挿通される軸支孔25b4
び25b5 が形成され、下片及び25b2 の延長部には
バイメタル11の連結ピン13が係合される長孔25b
6 が形成されている。連結片25b3 はその面が指針本
体25aの長手方向に平行となるように形成されてい
る。
【0015】一方、指針軸24には3つの段部24a1
乃至24a3 が形成され、この3つの段部24a1 乃至
24a3 によって太径部24b1 、中径部24b2 及び
細径部24b3 が形成されている。指針軸24への指針
25及び25’の装着は次のようにして行う。まず、指
針軸24を指針25’の下片25b2 ’の軸支孔25b
5 ’に挿通し、次に指針25の下片25b2 の軸支孔2
5b5 に挿通する。その後指針25’の上片25b1
の軸支孔25b4 ’に挿通し、次に指針25の上片25
1 の軸支孔25b4 に挿通すると共に、最後にブッシ
ュ26を指針軸24の先端に圧入することによって、図
示のように装着される。
【0016】上記装着状態では、指針25’はその軸支
孔25b4 ’及び25b5 ’に指針軸24の太径部24
1 と細径部24b3 が挿入されて段部24a1 によっ
て下受けされ、指針25はその軸支孔25b4 及び25
5 に指針軸24の太径部24b2 と細径部24b3
挿入されて段部24a2 によって下受けされ、また指針
基部25b’及び25bの連結片25b3 ’及び25b
3 は指針軸24を挟んで対面するようにされている。
【0017】なお、27は指針25の上片25b1 と指
針25’の上片25b1 ’との間において指針軸24に
装着されたカラーであり、これは上片25b1 及び25
1’間の間隔を保持して、指針25’が上方に移動す
ることを阻止して指針25及び25’間の干渉を防止し
ている。
【0018】以上説明したように、両ゲージ6及び7の
指針25及び25’は共通の指針軸24に装着されて同
軸状に配置されているので、指針基部25b及び25
b’を覆うカバー部材27も図3に示すように小さな真
円の同軸形状に形成することができるようになり、文字
板6a及び7aの表示面積を小さくすることなく、右側
2つのメータ4及び5の指針4b及び5bのセンタ4c
及び5cの形状と同一にすることができ、意匠的にバラ
ンスのとれたコンビネーションメータを得ることが可能
になる。
【0019】また、各指針基部25b、25b’の連結
片25b3 、25b3 ’の面が指針本体25aの長手方
向に平行となっているので、指針軸24を共用しても、
指針軸24に装着した状態で連結片25b、25b3
の面が指針軸24を挟んで対面するようになり、各指針
の指針本体25a、25a’は他方の指針の連結片と干
渉することなく最大の移動量を確保することができる。
【0020】なお、上述した実施例では、指針軸24へ
の指針25及び25’の装着を段違いに行っているた
め、指針本体25a及び25a’に段差ができるが、図
1に点線で示すように、指針25’の指針本体25a’
を屈曲することによって、指針25の指針本体25aと
同じ高さにすることができる。
【0021】また、図示実施例では、指針軸24に中径
部24b2 を形成しているが、これは指針本体25a’
が下方に変形することを阻止するための段部24a3
形成することによって形成されたもので、これに代え
て、カラー27と同様のものを装着するようにしてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
つのバイメタルゲージの指針が共通の指針軸に装着され
て同軸状に配置されるので、指針基部のカバーを小さな
真円の同軸形状の部材で行うことができるようになる。
また、各指針基部の連結片の面が指針本体の長手方向に
平行となっているので、指針軸を共用しても、指針軸に
装着した状態で連結片の面が指針軸を挟んで対面するよ
うになり、各指針の指針本体は他方の指針の連結片と干
渉することなく最大の移動量を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用バイメタル式計器の一実施
例を示す要部側面図である。
【図2】図1中の指針を示す分解斜視図である。
【図3】図1のバメタル式計器を使用したコンビネーシ
ョンメータの正面図である。
【図4】従来の車両用バイメタル式計器の一例を示す側
面図である。
【図5】図4の車両用バイメタル式計器を使用したコン
ビネーションメータの正面図である。
【符号の説明】
3 表示窓 6,7 バイメタルゲージ 11 バイメタル 24 指針軸 25,25’ 指針 25a,25a’ 指針本体 25b,25b’ 指針基部 25b1 ,25b1 ’ 上片 25b2 ,25b2 ’ 下片 25b3 ,25b3 ’ 連結片 25b4 ,25b5 軸支孔 25b4 ’,25b5 ’ 軸支孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が計測量に応じて加熱されるバイメ
    タルの変形によって指針を駆動する2つのバイメタルゲ
    ージを隣接して配置し、単一の表示窓内において2つの
    計測量を表示するようにした車両用バイメタル式計器に
    おいて、 前記各バイメタルゲージの指針を、計測量の指示を行う
    指針本体と、該指針本体を回転自在に支持すると共に前
    記バイメタルとの連結を行う指針基部とにより形成し、 前記指針基部を、前記指針本体の延長部である上片と、
    該上片と平行な下片と、両片を連結する連結片とにより
    形成し、 前記上下片に指針軸を挿通する軸支孔を形成すると共
    に、前記連結片をその面が前記指針本体の長手方向に平
    行となるように形成し、 かつ前記2つのバイメタルゲージの一方の指針の下片、
    他方の指針の下片、一方の指針の上片、他方の指針の上
    片の軸支孔に順番に挿通して単一の指針軸に前記2つの
    バイメタルゲージの指針を装着したことを特徴とする車
    両用バイメタル式計器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016078645A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両の表示装置

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