JPH06137578A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH06137578A JPH06137578A JP4282758A JP28275892A JPH06137578A JP H06137578 A JPH06137578 A JP H06137578A JP 4282758 A JP4282758 A JP 4282758A JP 28275892 A JP28275892 A JP 28275892A JP H06137578 A JPH06137578 A JP H06137578A
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- JP
- Japan
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- air
- fan
- heat exchanger
- outlet
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- Pending
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱交換した空気を複数の吹出し口から充分な
風速で吹き出し室内に行き渡らせることができる空気調
和機。 【構成】 斜流ファン5と、斜流ファン5の前面に設け
た熱交換器3と、左右に設けた吹出し口6,7を備え、
熱交換器3を通して室内空気を吸い込み、熱交換した空
気は斜流ファン5の全周から半径方向への速度成分を有
して斜め後方に送風し、斜流ファン5後方の風路壁面9
に設けた円弧状の複数の案内羽根8によって、左右の吹
出し口6,7の方向に円滑に誘導整流して、吹出し口
6,7から室内に吹き出す空気調和機。
風速で吹き出し室内に行き渡らせることができる空気調
和機。 【構成】 斜流ファン5と、斜流ファン5の前面に設け
た熱交換器3と、左右に設けた吹出し口6,7を備え、
熱交換器3を通して室内空気を吸い込み、熱交換した空
気は斜流ファン5の全周から半径方向への速度成分を有
して斜め後方に送風し、斜流ファン5後方の風路壁面9
に設けた円弧状の複数の案内羽根8によって、左右の吹
出し口6,7の方向に円滑に誘導整流して、吹出し口
6,7から室内に吹き出す空気調和機。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内機と室外機を一
体とした一体型の空気調和機または室内機と室外機を分
離した分離型の空気調和機に関するものであり、特に斜
流ファンまたはプロペラファンを備え室内に吹き出す空
気の風路構成に特徴を有するものである。
体とした一体型の空気調和機または室内機と室外機を分
離した分離型の空気調和機に関するものであり、特に斜
流ファンまたはプロペラファンを備え室内に吹き出す空
気の風路構成に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は、実開昭57−160032号
公報に示された従来の一体型空気調和機の外観斜視図で
あり、図15は同要部縦断面図である。
公報に示された従来の一体型空気調和機の外観斜視図で
あり、図15は同要部縦断面図である。
【0003】1は本体、2はこの本体1の前面に設けら
れた吸込グリル、3はこの吸込グリル2の後方に設けら
れた熱交換器、4はこの熱交換器3の後方に設けられた
モータ、5はこのモータ4の軸端に取付けられたプロペ
ラファン、6はこのプロペラファン5の少なくとも周囲
3方向以上に設けられた吹出し口である。
れた吸込グリル、3はこの吸込グリル2の後方に設けら
れた熱交換器、4はこの熱交換器3の後方に設けられた
モータ、5はこのモータ4の軸端に取付けられたプロペ
ラファン、6はこのプロペラファン5の少なくとも周囲
3方向以上に設けられた吹出し口である。
【0004】次に動作について説明する。モータ4が回
転することにより、プロペラファン5が回転し、吸込グ
リル2から空気が流入し、熱交換器3を通過し、吹出し
口6から吹き出される。
転することにより、プロペラファン5が回転し、吸込グ
リル2から空気が流入し、熱交換器3を通過し、吹出し
口6から吹き出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機の室
内側ユニットは上記のように構成されているので、吹出
し口を少なくとも周囲3方向に設けないと気流に乱れを
生じファン特性の低下が著しくなる。また吹出し風速が
遅くなるため熱交換した空気が部屋全体に行き届かな
い、更に設置場所に制約を受けるなどの問題があった。
内側ユニットは上記のように構成されているので、吹出
し口を少なくとも周囲3方向に設けないと気流に乱れを
生じファン特性の低下が著しくなる。また吹出し風速が
遅くなるため熱交換した空気が部屋全体に行き届かな
い、更に設置場所に制約を受けるなどの問題があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、吹出し口を複数方向に設けて
もファンの特性を低下させることなく、十分な吹出し風
速を得ることが可能な空気調和機を提供することを目的
とし、また熱交換した空気が部屋全体に行き届き、設置
場所に制約を受けない空気調和機を提供することを目的
とするものである。
るためになされたもので、吹出し口を複数方向に設けて
もファンの特性を低下させることなく、十分な吹出し風
速を得ることが可能な空気調和機を提供することを目的
とし、また熱交換した空気が部屋全体に行き届き、設置
場所に制約を受けない空気調和機を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る空気調和機は、斜流ファンと、該斜流ファンの前面に
設けた熱交換器と、複数方向に設けた吹出し口を備え、
前記熱交換器を通して室内空気を吸い込み、熱交換した
空気を複数方向の吹出し口から室内に吹き出す空気調和
機であって、前記斜流ファン後方の風路壁面に円弧状の
複数の案内羽根を設けたことを特徴とする構成によって
前記の目的を達成しようとするものである。
る空気調和機は、斜流ファンと、該斜流ファンの前面に
設けた熱交換器と、複数方向に設けた吹出し口を備え、
前記熱交換器を通して室内空気を吸い込み、熱交換した
空気を複数方向の吹出し口から室内に吹き出す空気調和
機であって、前記斜流ファン後方の風路壁面に円弧状の
複数の案内羽根を設けたことを特徴とする構成によって
前記の目的を達成しようとするものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、室内空気を斜流ファンによ
り熱交換器を通して吸い込み、熱交換して斜流ファンの
全周から半径方向への速度成分を有して斜め後方に送風
し、斜流ファン後方の風路壁面に設けた円弧状の複数の
案内羽根によって、複数方向にある吹出し口の方向に円
滑に誘導整流して、複数の吹出し口から室内に吹き出す
ことができる。
り熱交換器を通して吸い込み、熱交換して斜流ファンの
全周から半径方向への速度成分を有して斜め後方に送風
し、斜流ファン後方の風路壁面に設けた円弧状の複数の
案内羽根によって、複数方向にある吹出し口の方向に円
滑に誘導整流して、複数の吹出し口から室内に吹き出す
ことができる。
【0009】なお、熱交換した空気は斜流ファンから全
円周方向への送風を複数方向への流れに円滑に絞って吹
出し口から吹き出すので風速は増し、しかも円弧状の複
数の案内羽根により複数方向への吹出し空気量分布の配
分均一化等も可能である。
円周方向への送風を複数方向への流れに円滑に絞って吹
出し口から吹き出すので風速は増し、しかも円弧状の複
数の案内羽根により複数方向への吹出し空気量分布の配
分均一化等も可能である。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係る空気調和機を実施例に
より説明する。なお本発明は室内機と室外機を一体とし
た一体型の空気調和機の室内機部分、または室内機と室
外機を分離した分離型の空気調和機の室内機部分に関す
るものであり、他の部分の構成には特に限定はないので
室内機部分についてのみ以下説明する。
より説明する。なお本発明は室内機と室外機を一体とし
た一体型の空気調和機の室内機部分、または室内機と室
外機を分離した分離型の空気調和機の室内機部分に関す
るものであり、他の部分の構成には特に限定はないので
室内機部分についてのみ以下説明する。
【0011】(第1実施例)図1は、第1実施例の外観
を示す斜視図、図2は同要部横断面図、図3は風路面を
示す要部正面図であり、各図を参照して以下構成を説明
する。
を示す斜視図、図2は同要部横断面図、図3は風路面を
示す要部正面図であり、各図を参照して以下構成を説明
する。
【0012】1は本体、2は本体1の前面に設けられた
吸込みグリル、3は吸込みグリル2の後方に設けられた
熱交換器、4は熱交換器3の後方に設けられたモータ、
5はこのモータ4の軸端に取付けられた斜流ファン、6
は本体1の左方向に設けられた左吹出し口、7は本体1
の右方向に設けられた右吹出し口、8は斜流ファン5の
後方の風路壁面9に配置され本体1に固定されている複
数の円弧状の案内羽根である。
吸込みグリル、3は吸込みグリル2の後方に設けられた
熱交換器、4は熱交換器3の後方に設けられたモータ、
5はこのモータ4の軸端に取付けられた斜流ファン、6
は本体1の左方向に設けられた左吹出し口、7は本体1
の右方向に設けられた右吹出し口、8は斜流ファン5の
後方の風路壁面9に配置され本体1に固定されている複
数の円弧状の案内羽根である。
【0013】なお、斜流ファン5はプロペラファンの一
種であり、ファンから半径方向への速度成分を持ち斜め
後方、全周方向に送風する機能を有している。
種であり、ファンから半径方向への速度成分を持ち斜め
後方、全周方向に送風する機能を有している。
【0014】次に動作と作用・効果について説明する。
【0015】モータ4が回転することにより、斜流ファ
ン5が回転し、吸込みグリル2から空気が流入し、熱交
換器3を通過し、熱交換された空気は斜流ファン5によ
り円周方向の速度成分を持った斜め方向への流れとな
る。そして円弧状の複数の案内羽根8により空気は左右
方向への流れとなり、各々の吹出し口7及び8に導かれ
る。
ン5が回転し、吸込みグリル2から空気が流入し、熱交
換器3を通過し、熱交換された空気は斜流ファン5によ
り円周方向の速度成分を持った斜め方向への流れとな
る。そして円弧状の複数の案内羽根8により空気は左右
方向への流れとなり、各々の吹出し口7及び8に導かれ
る。
【0016】吹出される空気の速度は、吹出し口が7及
び8の2個なので十分大きな速度となっており、室内に
行き渡らすことができる。また、左・右両方向に吹出し
口を有しているので、適当な位置に設置することができ
る。
び8の2個なので十分大きな速度となっており、室内に
行き渡らすことができる。また、左・右両方向に吹出し
口を有しているので、適当な位置に設置することができ
る。
【0017】(第2実施例)図4は第2実施例の斜視
図、図5は同要部横断面図である。
図、図5は同要部横断面図である。
【0018】1は本体、2は本体1の前面に設けられた
吸込みグリル、3は吸込みグリル2の後方に設けられた
熱交換器、4は熱交換器3の後方に設けられたモータ、
5はモータ4の軸端に取付けられた斜流ファン、6は本
体1の左方向に設けられた左吹出し口、7は本体1の右
方向に設けられた右吹出し口、10は回転支持軸11に
より軸支して本体1に取付けられた開閉自在な左ダンパ
ー、12は回転支持軸11により軸支して本体1に取付
けられた開閉自在な右ダンパーである。
吸込みグリル、3は吸込みグリル2の後方に設けられた
熱交換器、4は熱交換器3の後方に設けられたモータ、
5はモータ4の軸端に取付けられた斜流ファン、6は本
体1の左方向に設けられた左吹出し口、7は本体1の右
方向に設けられた右吹出し口、10は回転支持軸11に
より軸支して本体1に取付けられた開閉自在な左ダンパ
ー、12は回転支持軸11により軸支して本体1に取付
けられた開閉自在な右ダンパーである。
【0019】次に動作と作用・効果について説明する。
図6は第2実施例を窓の左側に設置したときの吹出し空
気流を示す説明図である。
図6は第2実施例を窓の左側に設置したときの吹出し空
気流を示す説明図である。
【0020】図6に示すように、モータ4が回転するこ
とにより、斜流ファン5が回転し、吸込みグリル2から
空気が流入し、熱交換器3を通過し、熱交換された空気
は斜流ファン5により円周方向の速度成分を持った斜め
方向の流れとなる。ここで、左ダンパー10の開度を右
ダンパー12の開度より小さくしておくと吹出しの圧力
損失は左吹出し口6の方が右吹出し口7より大きな値と
なっているため、左吹出し口6へ導かれる風量は少なく
なる。また、風向は左吹出し口6は正面方向に、右吹出
し口17は本体1の外側になるように開かれている。左
吹出し口6は風量が少ないので風速も遅く結果的には、
壁面に沿う流れとなり、右吹出し口7は風量が多いので
風速も早く部屋の中心に向かう流れとなる。この結果室
内は均一な温度分布が得られる。また、この時の風速は
吹出し口が7及び8の2個なので十分大きな値となって
いる。
とにより、斜流ファン5が回転し、吸込みグリル2から
空気が流入し、熱交換器3を通過し、熱交換された空気
は斜流ファン5により円周方向の速度成分を持った斜め
方向の流れとなる。ここで、左ダンパー10の開度を右
ダンパー12の開度より小さくしておくと吹出しの圧力
損失は左吹出し口6の方が右吹出し口7より大きな値と
なっているため、左吹出し口6へ導かれる風量は少なく
なる。また、風向は左吹出し口6は正面方向に、右吹出
し口17は本体1の外側になるように開かれている。左
吹出し口6は風量が少ないので風速も遅く結果的には、
壁面に沿う流れとなり、右吹出し口7は風量が多いので
風速も早く部屋の中心に向かう流れとなる。この結果室
内は均一な温度分布が得られる。また、この時の風速は
吹出し口が7及び8の2個なので十分大きな値となって
いる。
【0021】(第3実施例)上記第2実施例ではダンパ
ー10,12の回転支持軸11を本体1に設けた場合に
ついて説明したが、回転支持軸を吹出し口の中においた
ロータリー式のダンパーでもよく、上記実施例と同様の
効果を奏する。
ー10,12の回転支持軸11を本体1に設けた場合に
ついて説明したが、回転支持軸を吹出し口の中においた
ロータリー式のダンパーでもよく、上記実施例と同様の
効果を奏する。
【0022】(第4実施例)また、上記実施例では一体
型空気調和機等の室内機の通風構造の場合について説明
したが、扇風機などであってもよく、部屋の中心に置く
ことができず、しかも風の分布をよくしたい場合などに
おいても、上記実施例と同様の効果を持たせることがで
きる。
型空気調和機等の室内機の通風構造の場合について説明
したが、扇風機などであってもよく、部屋の中心に置く
ことができず、しかも風の分布をよくしたい場合などに
おいても、上記実施例と同様の効果を持たせることがで
きる。
【0023】(第5実施例)図7は一体型の空気調和機
として形成した第5実施例の斜視図、図8は図7にA−
Aで示す横断面図、図9はプロペラファンの後方、即ち
ベルマウスの奥部を示す要部正面図であり、前記実施例
と同一または相当部分は同一符号で示してある。
として形成した第5実施例の斜視図、図8は図7にA−
Aで示す横断面図、図9はプロペラファンの後方、即ち
ベルマウスの奥部を示す要部正面図であり、前記実施例
と同一または相当部分は同一符号で示してある。
【0024】1は一体型空気調和機の本体であり、2は
本体1の前面に設けられた吸込みグリル、3は吸込みグ
リル2の後方に設けられた熱交換器、4は熱交換器3の
後方に設けられたモータ、5はモータ4の軸端に取付け
られたプロペラファン、6は本体1の左方向に設けられ
た左吹出し口、7は本体1の右方向に設けられた右吹出
し口である。
本体1の前面に設けられた吸込みグリル、3は吸込みグ
リル2の後方に設けられた熱交換器、4は熱交換器3の
後方に設けられたモータ、5はモータ4の軸端に取付け
られたプロペラファン、6は本体1の左方向に設けられ
た左吹出し口、7は本体1の右方向に設けられた右吹出
し口である。
【0025】13は室内機側と室外機側とを仕切る仕切
り板であり、同時に室内側の風路を形成すると共にモー
タ4の取付け座となっている。14は風路ガイド板、1
5はプロペラファン5部分の風路開口を形成しているベ
ルマウス、16はモータ取付け板である。17はリブで
あり、モータ取付け板16とベルマウス15と一体化さ
れると共に仕切り板13と風路ガイド板14によって形
成された風路内に水平もしくは角度をつけた形でベルマ
ウス15とモータ取付け板16の外周上に複数枚配置さ
れている。矢印は風の吸入方向および吹出し方向を示
す。
り板であり、同時に室内側の風路を形成すると共にモー
タ4の取付け座となっている。14は風路ガイド板、1
5はプロペラファン5部分の風路開口を形成しているベ
ルマウス、16はモータ取付け板である。17はリブで
あり、モータ取付け板16とベルマウス15と一体化さ
れると共に仕切り板13と風路ガイド板14によって形
成された風路内に水平もしくは角度をつけた形でベルマ
ウス15とモータ取付け板16の外周上に複数枚配置さ
れている。矢印は風の吸入方向および吹出し方向を示
す。
【0026】22は室外機側の熱交換器、25は室外機
側のファン(ラインフロウファン)であり、23の室外
機側仕切り板によって室外機側と隔離され、また室外機
側風路を形成している。
側のファン(ラインフロウファン)であり、23の室外
機側仕切り板によって室外機側と隔離され、また室外機
側風路を形成している。
【0027】上記のように構成された空気調和機第5実
施例においては、ベルマウス15およびモータ取付け板
16と一体化されているリブ17によって、モータ4を
モータ取付け板16に固定したとき、ベルマウス15お
よびモータ4の位置が確実に決定される。したがってベ
ルマウス15とプロペラファン5の位置関係が決定され
ることになり、組み込み時の位置出しを容易にし、また
その位置関係は修理時に解体されても再現が容易に可能
となる。またベルマウス15がリブ17によりモータ取
付け板16と一体化されるため、強度面においても向上
が期待できる。風路内の構成において、本実施例のよう
に複数方向の吹出し口6,7がある場合、風の流れを吹
出し口方向にリブ17により補正すると共に流れを整流
することができる。
施例においては、ベルマウス15およびモータ取付け板
16と一体化されているリブ17によって、モータ4を
モータ取付け板16に固定したとき、ベルマウス15お
よびモータ4の位置が確実に決定される。したがってベ
ルマウス15とプロペラファン5の位置関係が決定され
ることになり、組み込み時の位置出しを容易にし、また
その位置関係は修理時に解体されても再現が容易に可能
となる。またベルマウス15がリブ17によりモータ取
付け板16と一体化されるため、強度面においても向上
が期待できる。風路内の構成において、本実施例のよう
に複数方向の吹出し口6,7がある場合、風の流れを吹
出し口方向にリブ17により補正すると共に流れを整流
することができる。
【0028】(第6実施例)図10は第6実施例の横断
面図、図11はベルマウスの奥部を示す要部正面図であ
り、前記実施例と同一または相当部分は同一符号で示
し、重複説明を省略する。
面図、図11はベルマウスの奥部を示す要部正面図であ
り、前記実施例と同一または相当部分は同一符号で示
し、重複説明を省略する。
【0029】前記の第5実施例は、ベルマウス15と風
路ガイド14は別構成となっているが、第6実施例では
逆にベルマウス部において型分割させるプラスチック部
品とすることにより、ベルマウス15,風路ガイド1
4,モータ取付け板16およびリブ17が一体成形構造
部品となっており、第5実施例と同様の動作と効果を得
ることができる。また第5実施例に比較し形状の大きい
リブ17を構成することが可能なため、強度の向上と風
路内のガイドとしての機能の向上が期待できる。
路ガイド14は別構成となっているが、第6実施例では
逆にベルマウス部において型分割させるプラスチック部
品とすることにより、ベルマウス15,風路ガイド1
4,モータ取付け板16およびリブ17が一体成形構造
部品となっており、第5実施例と同様の動作と効果を得
ることができる。また第5実施例に比較し形状の大きい
リブ17を構成することが可能なため、強度の向上と風
路内のガイドとしての機能の向上が期待できる。
【0030】(第7実施例)図12は第7実施例の横断
面図、図13は図12にB−B線で示す縦断面図であ
り、風路内のリブの構成を示す。なお前記実施例と同一
または相当部分は同一符号で示し重複説明を省略する。
面図、図13は図12にB−B線で示す縦断面図であ
り、風路内のリブの構成を示す。なお前記実施例と同一
または相当部分は同一符号で示し重複説明を省略する。
【0031】前記の第6実施例は、リブ17がモータ取
付け板16と一体化された構造となっているが、本第7
実施例ではモータ4の位置決めを室内側の仕切り板13
により決定させ、室内側の仕切り板13と風路ガイド板
14をリブ17によって一体化させた構造となってお
り、第5,第6実施例と同様の動作と効果を得ることが
できる。また、第6実施例に比較し風路内の全面に渡る
リブ17を構成することが可能となるため、風路内の風
の流れの制御が末端までできるようになり、また補助リ
ブ18の取付けが可能なため風路調整がしやすくなり、
吹出し口6,7への風路に対して垂直側の吹出し方向の
設定が可能となる。
付け板16と一体化された構造となっているが、本第7
実施例ではモータ4の位置決めを室内側の仕切り板13
により決定させ、室内側の仕切り板13と風路ガイド板
14をリブ17によって一体化させた構造となってお
り、第5,第6実施例と同様の動作と効果を得ることが
できる。また、第6実施例に比較し風路内の全面に渡る
リブ17を構成することが可能となるため、風路内の風
の流れの制御が末端までできるようになり、また補助リ
ブ18の取付けが可能なため風路調整がしやすくなり、
吹出し口6,7への風路に対して垂直側の吹出し方向の
設定が可能となる。
【0032】なお、上記第5実施例,第6実施例,第7
実施例は、この発明を一体型空気調和機に実施した例で
あるが、分離型空気調和機等、他の型式の空調関連機器
にも実施できることは言うまでもない。
実施例は、この発明を一体型空気調和機に実施した例で
あるが、分離型空気調和機等、他の型式の空調関連機器
にも実施できることは言うまでもない。
【0033】更に、第5実施例ないし第7実施例におい
ては、ベルマウス15と風路を形成する風路ガイド板1
4を別ピースとし、モータ取付け板16とベルマウス1
5を複数枚のリブ17により一体化させ、そのリブ17
を風路内の整流ガイドとなるように成形配置したことに
より、ベルマウス15とプロペラファン5の位置関係が
決定され、組み込み時の位置出しを容易にし、またその
位置関係は修理時に解体されても再現が容易に可能とな
る効果があり、修理時においてはベルマウス15とモー
タ4およびプロペラファン5を一体で解体できる。強度
面においてもベルマウス15がリブ17により一体化さ
れるため、強度の向上が期待でき、空調機輸送時もしく
は運転時における衝撃,振動に対してベルマウス15と
プロペラファン5の位置関係のずれを防ぐ効果がある。
ては、ベルマウス15と風路を形成する風路ガイド板1
4を別ピースとし、モータ取付け板16とベルマウス1
5を複数枚のリブ17により一体化させ、そのリブ17
を風路内の整流ガイドとなるように成形配置したことに
より、ベルマウス15とプロペラファン5の位置関係が
決定され、組み込み時の位置出しを容易にし、またその
位置関係は修理時に解体されても再現が容易に可能とな
る効果があり、修理時においてはベルマウス15とモー
タ4およびプロペラファン5を一体で解体できる。強度
面においてもベルマウス15がリブ17により一体化さ
れるため、強度の向上が期待でき、空調機輸送時もしく
は運転時における衝撃,振動に対してベルマウス15と
プロペラファン5の位置関係のずれを防ぐ効果がある。
【0034】風路内の構成においては、複数方向の吹出
し口があり、風の流れを吹出し口方向にリブ17により
補正すると共に流れを整流する効果がある。また、強度
向上のリブ17を風路内に風の流れの補正となるように
設置することにより各部品の構成上スペース効率が非常
に良くなる効果がある。
し口があり、風の流れを吹出し口方向にリブ17により
補正すると共に流れを整流する効果がある。また、強度
向上のリブ17を風路内に風の流れの補正となるように
設置することにより各部品の構成上スペース効率が非常
に良くなる効果がある。
【0035】また、ベルマウス部において型分割させる
プラスチック部品とし、ベルマウス15,風路ガイド板
14,モータ取付け板16およびリブ17を一体成形構
造部品として、そのリブ17を風路内の整流ガイドとな
るように成形配置した場合にも同様の効果が得られ、ベ
ルマウス15と風路ガイド板14を一体化することによ
り部品点数の減少および組み込み工数の削減を図ること
ができる。風路内においてはリブ形状を大きくすること
により風の整流および風向調整の範囲を広げることがで
きる効果がある。
プラスチック部品とし、ベルマウス15,風路ガイド板
14,モータ取付け板16およびリブ17を一体成形構
造部品として、そのリブ17を風路内の整流ガイドとな
るように成形配置した場合にも同様の効果が得られ、ベ
ルマウス15と風路ガイド板14を一体化することによ
り部品点数の減少および組み込み工数の削減を図ること
ができる。風路内においてはリブ形状を大きくすること
により風の整流および風向調整の範囲を広げることがで
きる効果がある。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、室内空気は斜流ファンにより熱交換器を通して吸い
込み、熱交換した空気は斜流ファンの全周から半径方向
への速度成分を有して斜め後方に送風し、斜流ファン後
方の風路壁面に設けた円弧状の複数の案内羽根によっ
て、複数方向にある吹出し口の方向に円滑に誘導整流し
て複数の吹出し口から室内に吹き出すことができる。
ば、室内空気は斜流ファンにより熱交換器を通して吸い
込み、熱交換した空気は斜流ファンの全周から半径方向
への速度成分を有して斜め後方に送風し、斜流ファン後
方の風路壁面に設けた円弧状の複数の案内羽根によっ
て、複数方向にある吹出し口の方向に円滑に誘導整流し
て複数の吹出し口から室内に吹き出すことができる。
【0037】なお、斜流ファンから全円周方向への送風
空気を複数方向への流れに円滑に絞って面積の小さい複
数の吹出し口から吹き出すので、吹出し風速は増し、し
かも円弧状の複数の案内羽根により複数方向への吹出し
空気量の分布の均一化等も可能であるので、熱交換した
空気を部屋全体に行き渡らせることができ、また設置場
所、設置方向の制約をなくすることができる。
空気を複数方向への流れに円滑に絞って面積の小さい複
数の吹出し口から吹き出すので、吹出し風速は増し、し
かも円弧状の複数の案内羽根により複数方向への吹出し
空気量の分布の均一化等も可能であるので、熱交換した
空気を部屋全体に行き渡らせることができ、また設置場
所、設置方向の制約をなくすることができる。
【0038】また、吹出し口に開閉自在なダンパーを設
けた構成とすることにより、複数の吹出し口からの風量
・風向の調整が容易であり、熱交換した空気をより完全
に部屋全体に行き渡らせ、また設置場所の制約をなくす
ることができる。
けた構成とすることにより、複数の吹出し口からの風量
・風向の調整が容易であり、熱交換した空気をより完全
に部屋全体に行き渡らせ、また設置場所の制約をなくす
ることができる。
【0039】ベルマウス、風路ガイド板、仕切り板、そ
して複数のリブにより吹出し空気の風路を構成すること
により、複数方向への吹出し整流と空気量分布の均一化
等が可能であり、熱交換した空気を部屋全体に行き渡ら
せ、また設置場所の制約をなくすることができる効果に
加えて、ファンモータ、プロペラファン、ベルマウス、
風路ガイド板、仕切り板等の組立工数を減少させて作業
を容易とし、かつ取付け精度と強度を向上させることが
できる。
して複数のリブにより吹出し空気の風路を構成すること
により、複数方向への吹出し整流と空気量分布の均一化
等が可能であり、熱交換した空気を部屋全体に行き渡ら
せ、また設置場所の制約をなくすることができる効果に
加えて、ファンモータ、プロペラファン、ベルマウス、
風路ガイド板、仕切り板等の組立工数を減少させて作業
を容易とし、かつ取付け精度と強度を向上させることが
できる。
【図1】第1実施例の斜視図である。
【図2】第1実施例の要部横断面図である。
【図3】第1実施例の要部正面図である。
【図4】第2実施例の斜視図である。
【図5】第2実施例の要部横断面図である。
【図6】第2実施例の吹出し空気流を示す説明図であ
る。
る。
【図7】第5実施例の斜視図である。
【図8】図7にA−Aで示す横断面図である。
【図9】第5実施例のベルマウスの奥部を示す要部正面
図である。
図である。
【図10】第6実施例の要部横断面図である。
【図11】第6実施例のベルマウスの奥部を示す要部正
面図である。
面図である。
【図12】第7実施例の要部横断面図である。
【図13】図12にB−Bで示す縦断面図である。
【図14】従来の一体型空気調和機の斜視図である。
【図15】従来の一体型空気調和機の要部縦断面図であ
る。
る。
1 本体 2 吸込みグリル 3 熱交換器 4 モータ 5 斜流ファン(プロペラファン) 6 左吹出し口 7 右吹出し口 8 案内羽根 9 風路壁面 10 左ダンパー 12 右ダンパー 13 仕切り板 14 風路ガイド板 15 ベルマウス 16 モータ取付け板 17 リブ 18 補助リブ 22 室外側熱交換器 23 室外機側仕切り板 25 ラインフローファン
Claims (3)
- 【請求項1】 斜流ファンと、該斜流ファンの前面に設
けた熱交換器と、複数方向に設けた吹出し口を備え、前
記熱交換器を通して室内空気を吸い込み、熱交換した空
気を複数方向の吹出し口から室内に吹き出す空気調和機
であって、前記斜流ファン後方の風路壁面に円弧状の複
数の案内羽根を設けたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 斜流ファンと、該斜流ファンの前面に設
けた熱交換器と、複数方向に設けた吹出し口を備え、前
記熱交換器を通して室内空気を吸い込み、熱交換した空
気を複数方向の吹出し口から室内に吹き出す空気調和機
であって、前記吹出し口に開閉自在なダンパーを設けた
ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項3】 プロペラファンと、該プロペラファンの
前面に設けた熱交換器と、複数方向に設けた吹出し口を
備え、前記熱交換器を通して室内空気を吸い込み、熱交
換した空気を複数方向の吹出し口から室内に吹き出す空
気調和機であって、前記プロペラファン部分の風路開口
を形成するベルマウスから前記吹出し口まで延長した風
路ガイド板と前記プロペラファンの後方のプロペラファ
ン駆動モータ取付け板部から前記吹出し口まで延長した
仕切り板とにより吹出し空気の風路を形成し、該風路内
に設けた複数のリブにより吹出し空気の流れ方向を整流
することを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4282758A JPH06137578A (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4282758A JPH06137578A (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06137578A true JPH06137578A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17656684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4282758A Pending JPH06137578A (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06137578A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999043989A1 (fr) * | 1998-02-27 | 1999-09-02 | Daikin Industries, Ltd. | Unite interieure pour conditionneurs d'air et sa structure d'installation |
EP1008814A1 (en) * | 1997-08-08 | 2000-06-14 | Daikin Industries, Limited | Air outlet structure of air conditioners |
EP1571401A3 (en) * | 2004-03-04 | 2006-08-16 | Lg Electronics Inc. | Indoor unit in air conditioner |
JP2009024936A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機 |
JP2011226725A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Panasonic Corp | 空気調和機の室内ユニット |
WO2017022028A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機のファンモーター防振構造及び空気調和機の室内機 |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP4282758A patent/JPH06137578A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1008814A1 (en) * | 1997-08-08 | 2000-06-14 | Daikin Industries, Limited | Air outlet structure of air conditioners |
EP1008814A4 (en) * | 1997-08-08 | 2003-05-07 | Daikin Ind Ltd | OUTPUT STRUCTURE FOR AIR CONDITIONERS |
WO1999043989A1 (fr) * | 1998-02-27 | 1999-09-02 | Daikin Industries, Ltd. | Unite interieure pour conditionneurs d'air et sa structure d'installation |
AU726558B2 (en) * | 1998-02-27 | 2000-11-09 | Daikin Industries, Ltd. | Indoor unit for air conditioner and its mounting mechanism |
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JP2011226725A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Panasonic Corp | 空気調和機の室内ユニット |
WO2017022028A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機のファンモーター防振構造及び空気調和機の室内機 |
JPWO2017022028A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2018-03-01 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機のファンモーター防振構造及び空気調和機の室内機 |
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