JPH06137354A - 筒状防振ブッシュ - Google Patents

筒状防振ブッシュ

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Publication number
JPH06137354A
JPH06137354A JP31100092A JP31100092A JPH06137354A JP H06137354 A JPH06137354 A JP H06137354A JP 31100092 A JP31100092 A JP 31100092A JP 31100092 A JP31100092 A JP 31100092A JP H06137354 A JPH06137354 A JP H06137354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
outer cylinder
cylinder
bush
improvement
Prior art date
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Pending
Application number
JP31100092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Inoue
正樹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP31100092A priority Critical patent/JPH06137354A/ja
Publication of JPH06137354A publication Critical patent/JPH06137354A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショックや異音を生じることなく、クッショ
ン性の向上と操縦安定性の確保の両立を図る。 【構成】 外筒1の内周面1aと内筒2の外周面2aと
の間にそれぞれ防振ゴム体3の内外周を接合してある。
外筒1は樹脂製で、その内径が二方向で異なっており、
各方向で内筒外周面2aとの間の防振ゴム体3のゴム厚
が異なっている。各方向で装置は異なるバネ定数を示
し、大振動入力時のショックや異音を生じることなく、
振動の吸収によるクッション性の向上と振動の抑制によ
る操縦安定性の向上の両立が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は筒状防振ブッシュに関
し、特に軸直方向のバネ特性を異ならしめた筒状防振ブ
ッシュの構造改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3および図4において、筒状防振ブッ
シュは、下端にフランジ部13を形成したL字断面をな
す外筒1と、該外筒1内に軸心を一致せしめて挿通され
たやや長尺の内筒2とを有し、これら内筒2と外筒1の
間に防振ゴム体3が接合してある。防振ゴム体3の一部
は外筒1のフランジ部13下面に延びて下方へ山型断面
をなして突出するストッパゴム部33となっている。
【0003】防振ブッシュを振動入力に方向性が有る車
両のエンジンマウント等に使用する場合、振動の吸収を
図りつつ操縦安定性を確保するために、従来、図3に示
す如く、径方向の上下の対称位置に横長の貫通穴35を
形成している。かかる貫通穴35により、防振ブッシュ
は図の上下方向でバネ定数が小さくなり、良好な振動吸
収作用を発揮する。一方、貫通穴35を形成していない
図の左右方向では防振ブッシュのバネ定数は大きく、操
縦安定性が確保される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
造において、上下方向の大きな振動が入力して貫通穴3
5がつぶれ、その対向面が当った時にショックやいわゆ
るドスン音を発することがある。
【0005】本発明はかかる課題を解決するもので、シ
ョックや異音を生じることなく、クッション性の向上と
操縦安定性の確保の両立を図り得る筒状防振ブッシュを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、軸方向を一致せしめて設けた外筒1の内周面1aと
内筒2の外周面2aとの間にそれぞれ防振ゴム体3の内
外周を接合してなる筒状防振ブッシュにおいて、上記外
筒1を樹脂材で構成するとともに、外筒1の内径を軸直
面内の少なくとも二方向で異ならしめたものである。
【0007】
【作用】上記構成において、樹脂製外筒1は軸直面内の
少なくとも二方向でその内径を異ならしめてあるから、
この少なくとも二方向で、内筒外周面2aとの間の防振
ゴム体3のゴム厚が異なっている。一般にゴム厚が厚く
なるほどそのバネ定数は小さくなるから、上記各方向で
装置のバネ特性は異なり、振動の吸収によるクッション
性の向上と振動の抑制による操縦安定性の向上の両立が
実現される。
【0008】かかる構成では、従来の貫通穴が不要であ
るから、大振動入力時にショックや異音を生じることは
ない。
【0009】
【実施例】図1および図2において、同軸状に配した円
形外筒1の内周面1aと円形内筒2の外周面2aの間に
はこれらに内外周を接合して防振ゴム体3が隙なく形成
してある。外筒1はポリアミド樹脂製で、下端にフラン
ジ部13を形成したL字断面をなし、防振ゴム体3は一
部が上記フランジ部13の下面に延びて下方へ突出する
ストッパゴム部33となっている。
【0010】外筒1は軸直断面を示す図1において、左
右で対向する四半部11を上下で対向する四半部12よ
りも肉厚として内方へ突出せしめてあり、この部分で外
筒1の内径が小さくなっている。一例としては、外筒の
外径をφ70mmとし、左右方向の内径をφ55mm、上下
方向の内径をφ61mmとする。しかして、例えばφ40
mmの内筒2との間の防振ゴム体3は左右部31が薄肉と
なってバネ定数が大きく、上下部32は厚肉となってバ
ネ定数が小さい。
【0011】外筒1は防振ゴム体3の一部が外周面まで
延びた保持用ゴム層34を介してエンジンに設けた図略
の筒状ホルダ内に嵌着固定され、金属製の内筒2内には
連結ボルトが挿通されて車両フレームに固定される。
【0012】図1の上下方向よりエンジン振動が入力す
ると、この方向で防振ブッシュのバネ定数は小さいか
ら、振動は良好に吸収され、クッション性の向上が実現
される。この方向から大振動が入力しても従来の如き貫
通穴は設けられていないから、ショックや異音を生じる
ことはない。
【0013】左右方向からの振動入力に対しては装置の
バネ定数は大きいから、振動が抑制され、操縦安定性が
確保される。
【0014】なお、種々の振動入力が多方向より入力す
るような場合は、軸直面内の二方向以上で外筒の内径を
変えても良い。
【0015】
【発明の効果】以上の如く、本発明の筒状防振ブッシュ
によれば、クッション性の向上と操縦安定性の確保の両
立が図られるとともに、ショックや異音の発生が防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す防振ブッシュの横断面
図である。
【図2】防振ブッシュの縦断面図である。
【図3】従来例を示す防振ブッシュの横断面図である。
【図4】防振ブッシュの縦断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 1a 内周面 2 内筒 2a 外周面 3 防振ゴム体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向を一致せしめて設けた外筒の内周
    面と内筒の外周面との間にそれぞれ防振ゴム体の内外周
    を接合してなる筒状防振ブッシュにおいて、上記外筒を
    樹脂材で構成するとともに、外筒の内径を軸直面内の少
    なくとも二方向で異ならしめたことを特徴とする筒状防
    振ブッシュ。
JP31100092A 1992-10-26 1992-10-26 筒状防振ブッシュ Pending JPH06137354A (ja)

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JP31100092A JPH06137354A (ja) 1992-10-26 1992-10-26 筒状防振ブッシュ

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JPH06137354A true JPH06137354A (ja) 1994-05-17

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030004080A (ko) * 2001-06-27 2003-01-14 칼 프로이덴베르크 카게 부싱형 베어링 유닛
JP2010159861A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振装置
US20120067681A1 (en) * 2010-09-21 2012-03-22 Anvis Deutschland Gmbh Coupling member and multiple point connection

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US20120067681A1 (en) * 2010-09-21 2012-03-22 Anvis Deutschland Gmbh Coupling member and multiple point connection
US9200691B2 (en) * 2010-09-21 2015-12-01 Anvis Deutschland Gmbh Coupling member and multiple point connection

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