JPH06137331A - エンジニアリングプラスチック製軸受 - Google Patents

エンジニアリングプラスチック製軸受

Info

Publication number
JPH06137331A
JPH06137331A JP30828092A JP30828092A JPH06137331A JP H06137331 A JPH06137331 A JP H06137331A JP 30828092 A JP30828092 A JP 30828092A JP 30828092 A JP30828092 A JP 30828092A JP H06137331 A JPH06137331 A JP H06137331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
engineering plastic
hole
shaft
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30828092A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Okude
正 奥出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansho Co Ltd
Original Assignee
Sansho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sansho Co Ltd filed Critical Sansho Co Ltd
Priority to JP30828092A priority Critical patent/JPH06137331A/ja
Publication of JPH06137331A publication Critical patent/JPH06137331A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】各種化学工場、食品工場等の機械装置のシャフ
トを回転自在に枢支する軸受を、機械的、物理的特性、
特に化学的特性に秀れた素材であるエンジニアリングプ
ラスチック製とすると共に、軸受を上下2つ割り構造と
してシャフトに対する取付け交換を極めて容易にする。 【構成】本軸受Aは、エンジニヤリングプラスチック製
であり、前後方向に挿通したシャフト1を回転自在に枢
支する軸受孔2を中心に備え、軸受孔2を中心として左
右対称位置に、軸受Aをフレーム3等に取付けるボルト
4を挿通する取付孔5を備え、その軸受孔2の中心を通
る線Lで上下に2分割した軸受半体a1 、a2 からな
る。軸受孔2の左右対称位置に軸受半体a1 、a2 を垂
直に貫通するボルト挿通孔6aをあけ、ボルト挿通孔6
aに挿通したボルト6bとナット6cで軸受半体a1
2 を緊締固着して軸受Aを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種化学工場、食品工場
等、例えばメッキ工場の機械装置のシャフト(回転軸─
─原動軸、伝動軸等)を回転自在に枢支する軸受の構造
に係り、該軸受を機械的、物理的特性に加え特に化学的
特性(例、耐薬品性)に秀れた素材であるエンジニアリ
ングプラスチック製とすると共に、該軸受を上下2つ割
り構造としてシャフトに対する取付け交換を全く容易に
したことを特長とする、エンジニアリングプラスチック
製軸受を提供する。
【0002】
【従来の課題】各種化学工場、食品製造加工工場等で使
用されている各種機械装置には、当然動力伝達手段とし
てシャフト(回転軸──原動軸、伝動軸等)が組込まれ
ており、また該シャフトには直接にギヤ、プーリー等が
固着されると共に、所々で軸受によって回転自在に枢支
されている。そして、現在上記工場で主として用いられ
ている軸受はスチールボールベアリング軸受(以下単に
ベアリング軸受と記す)である。
【0003】上記工場、例えばメッキ工場では、機械装
置に各種化学液を使用しているため、当然、シャフトや
軸受、ギヤ、プーリー等が常時化学液を浴びて濡れた状
態にあり、よって、ベアリング軸受その他の金属部品は
極めて短期間に発錆、腐蝕してシャフトの回転、即ち装
置全体の運転に支障を来たすため、ベアリング軸受等を
短期間毎に定期的(例、1ケ月毎)に交換する必要があ
る。
【0004】ところが、ベアリング軸受1つを交換する
にしても、それらはシャフトに挿通されているため、機
械装置からシャフトを取り外さねばならず、またシャフ
トに挿着されているベアリング軸受、ギヤ、プーリー等
を抜き取らねばならないが、それらをシャフトに固着し
ているボルト、ねじ等は腐蝕し錆び付き、ボルト頭部が
無くなって工具を使えないものもあって、容易に取外せ
ず、やむなく部品等を叩きこわして取外す場合も多く、
かなりの熟練と時間を要する。
【0005】特に、ベアリング軸受は、スチールボール
が腐蝕されて錆付き固まってしまうため、外レール部分
やボールは叩きこわして取外すが、シャフトに直接固着
した内レールは、叩いてシャフトを傷付けると困るの
で、溶断機で焼き切って取外しているが、シャフトに熱
をかけすぎず、また傷を付けないようにせねばならぬた
め相当な熟練と時間を要する。
【0006】上記のようなベアリング軸受交換のための
困難性は、メッキ工場に限らず、各種化学工場、食品製
造加工工場その他ベアリングを腐蝕するような用法で使
用している現場では、全く事情は同じである。
【0007】一方、近時は人手不足であるのに加えて、
現場及び作業が全て汚れるものであり、その上依頼者か
らは単なるベアリングの交換だけなのに時間がかかって
効率が悪く、工賃が高いと苦情を言われ、外見以上に熟
練を要するなどの理由から、業者が減少し、依頼しても
仲々きてくれないようになり、また、交換作業中は長時
間機械装置を停めねばならないなどの悪条件が重なり、
各業者は非常に困却していたものである。
【0008】また、プラスチック製の軸受も考えられた
が、素材的に適するものがない上に、構造が同じでは、
取付け交換するときには、やはり、シャフトを機械装置
から取外し、ギヤ、プーリー等を従来と同様に苦労して
抜き取るなどをせねばならぬ点では変らないため、あま
り注目されなかった。
【0009】しかるところ、近時、各種の精密機器、部
品等用として、機械的性能、物理的性能、化学的性能等
が秀れ、長時間劣化せず安定した高信頼性が得られる各
種プラスチック即ちエンジニアリングプラスチックの研
究開発が急速に進歩して、上記各種化学工場、食品製造
加工工場等のシャフトの軸受として使用し得るような機
械的強度、物理的特性(潤滑性、耐磨耗性など)、耐薬
品性(耐強酸性、耐強アルカリ性など)等の化学的特性
を具有するものが提供されるようになったことに着目し
て、本発明を行ったものである。
【0010】
【本発明の特徴】即ち、本発明は軸受(ボールベアリン
グを使用しない一体軸受構成)の素材として耐薬品性等
の特性を有するエンジニアリングプラスチックを使用す
ると共に、該軸受を2つ割り構成として、シャフトに対
する取付け取外しを全く容易にしたことを特徴とする軸
受を開発したものである。
【0011】
【課題を解決する手段】即ち、本発明は、前後方向に挿
通したシャフトを回転自在に枢支する軸受孔を中心に備
え、該軸受孔を中心として左右対称位置に、本軸受をフ
レーム等に取付けるボルトを挿通する取付孔を備えた、
エンジニアリングプラスチック製の軸受Aであり、該軸
受Aは、その軸受孔の中心を通る線で上下に2分割した
軸受半体a1 、a2 でなり、該2分割した軸受半体
1 、a2 を適宜の固着手段で着脱自在に固着して軸受
Aを設けるようにしたものである、エンジニアリングプ
ラスチック製軸受によって、従来の課題を解決したもの
である。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面につき説明する
と、前後方向に挿通したシャフト1を回転自在に枢支す
る軸受孔2を中心に備え、該軸受孔2を中心として左右
対称位置に、本軸受Aをフレーム3等に取付けるボルト
4を挿通する取付孔5を備えた、エンジニアリングプラ
スチック製の軸受Aであり、該軸受Aは、その軸受孔2
の中心を通る線Lで上下に2分割した軸受半体a1 、a
2 でなり、該2分割した軸受半体a1 、a2 を適宜の固
着手段6で着脱自在に固着して、エンジニアリングプラ
スチック製軸受を構成したものである。
【0013】固着手段6はボルト・ナット、ねじ、クラ
ンプその他軸受半体a1 、a2 を着脱自在に固着する手
段であれば適宜であるが、例えば図示の如く、軸受孔2
の左右対称位置に軸受半体a1 、a2 を垂直に貫通する
ボルト挿通孔6aをあけ、該ボルト挿通孔6aに挿通し
たボルト6bとナット6cで軸受半体a1 、a2 を緊締
固着して軸受Aを設けるようにしたものである。
【0014】なお、本発明軸受Aはエンジニアリングプ
ラスチック製であり、該エンジニアリングプラスチック
としては、機械的強度、物理的特性(潤滑性、耐磨耗性
等)、及び耐薬品性(耐強酸性、耐強アルカリ性等)等
の化学的特性に秀れるなど、軸受(ボールベアリングを
使用しない一体軸受構成)に好適なものを選択使用する
ものであり、その製作加工は、例えば、NC旋盤加工、
放電加工、または金型成形加工等によって行うものであ
る。
【0015】
【作用】本軸受Aを取付ける前に、従来タイプの軸受が
使用されている場合は、先にそれを取外す。この取外し
は従来通り行う他ない。本軸受Aを取付ける場合は、軸
受Aを軸受半体a1 、a2 に分割した状態でシャフト1
の上下から軸受孔2にシャフト1を嵌合した状態に当接
し、次で適宜の固着手段6、例えばボルト6bをボルト
挿通孔6aに挿入し、ナット6cを螺合緊締して軸受半
体a1 、a2 を一体的に固着して軸受Aとしたのち、該
軸受Aの取付孔5にボルト4を挿入しフレーム3等に螺
合緊締して該軸受Aの取付けを完了する。
【0016】逆に、交換等のために本軸受Aを取外す場
合には、固着手段6を解いて軸受半体a1 とa2 に再び
分割することによって取外す。即ち、例えば、ボルト6
bとナット6cを取外すことによって簡単に取外せるも
のである。
【0017】
【効果】本発明はエンジニアリングプラスチックをもっ
て軸受Aを設けたので、耐久性に秀れた上に、メッキ液
等の化学薬品や各種食品の成分によって発錆腐蝕するこ
とがない秀れた特長があり、また、上下に2分割した軸
受半体を固着手段で着脱自在に固着して極めて簡単に軸
受を構成し得るようにしたので、シャフトに対する軸受
の取付け交換を従来と比べようもなく極めて容易に行い
得る多大の効果がある。
【0018】また、本発明は軸受部分にボールベアリン
グを使用していないが、本発明軸受の場合は、従来はボ
ールベアリング発錆腐蝕の最悪要因であったメッキ液等
が軸受部分にかかっても、該メッキ液等が従来と全く反
対に潤滑油の役目を果して、返ってシャフトの回転を円
滑にする利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明軸受の正面図、平面図、及び右側面図。
【図2】軸受半体の縦断正面図、平面図、及び右側面
図。
【図3】他の実施例軸受の正面図、平面図、及び右側面
図。
【図4】軸受を機械の1部に取付けた状態を示す説明
図。
【図5】図4のB−B線矢視拡大図。
【符号の説明】
A 本発明軸受 a1 、a2 軸受半体 L 分割線 1 シャフト 2 軸受孔 3 フレーム 4 ボルト 5 取付孔 6 固着手段 6a ボルト挿通孔 6b ボルト 6c ナット 7 ギヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向に挿通したシャフトを回転自在に
    枢支する軸受孔を中心に備え、該軸受孔を中心として左
    右対称位置に、本軸受をフレーム等に取付けるボルトを
    挿通する取付孔を備えた、エンジニアリングプラスチッ
    ク製の軸受Aであり、 該軸受Aは、その軸受孔の中心を通る線で上下に2分割
    した軸受半体a1 、a2 でなり、該2分割した軸受半体
    1 、a2 を適宜の固着手段で着脱自在に固着して軸受
    Aを設けるようにしたものである、エンジニアリングプ
    ラスチック製軸受。
  2. 【請求項2】固着手段は、軸受孔の左右対称位置に軸受
    半体a1 、a2 を垂直に貫通するボルト挿通孔をあけ、
    該ボルト挿通孔に挿通したボルトとナットで軸受半体a
    1 、a2 を緊締固着して軸受Aを設けるようにしたもの
    である、請求項1のエンジニアリングプラスチック製軸
    受。
  3. 【請求項3】軸受の素材に使用するエンジニアリングプ
    ラスチックは、機械的強度、物理的特性(潤滑性、耐磨
    耗性等)、及び、耐薬品性(耐強酸性、耐強アルカリ性
    等)等の化学的特性に秀れるなど、軸受に適合したもの
    である、請求項1のエンジニアリングプラスチック製軸
    受。
JP30828092A 1992-10-22 1992-10-22 エンジニアリングプラスチック製軸受 Pending JPH06137331A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30828092A JPH06137331A (ja) 1992-10-22 1992-10-22 エンジニアリングプラスチック製軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30828092A JPH06137331A (ja) 1992-10-22 1992-10-22 エンジニアリングプラスチック製軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06137331A true JPH06137331A (ja) 1994-05-17

Family

ID=17979136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30828092A Pending JPH06137331A (ja) 1992-10-22 1992-10-22 エンジニアリングプラスチック製軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06137331A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5678932A (en) * 1995-01-20 1997-10-21 Lift-U, Division Of Hogan Mfg., Inc. Split bearing
JP2008223988A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Seiko Epson Corp プラスチック製軸受、搬送装置、記録装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826234A (ja) * 1971-08-10 1973-04-06
JPS5098966A (ja) * 1973-12-31 1975-08-06

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826234A (ja) * 1971-08-10 1973-04-06
JPS5098966A (ja) * 1973-12-31 1975-08-06

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5678932A (en) * 1995-01-20 1997-10-21 Lift-U, Division Of Hogan Mfg., Inc. Split bearing
US5803615A (en) * 1995-01-20 1998-09-08 Lift-U, Division Of Hogan Mfg., Inc. Split bearing
JP2008223988A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Seiko Epson Corp プラスチック製軸受、搬送装置、記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2632288B2 (ja) エンジニアリングプラスチック製二つ割型軸受
US6056112A (en) Apparatus for preloading a scraper blade in a conveyor cleaning system
EP0217724A1 (en) Single tapered bushing for shaft mount
JPS5842510A (ja) トロリ−組立体
US20040140160A1 (en) Self-lubricating overhead conveyor system
JPH06137331A (ja) エンジニアリングプラスチック製軸受
JP2003190888A (ja) ワイヤロープの清掃治具
US5699692A (en) Tool mechanisms for deep rolling machines
JP3398055B2 (ja) 回転体の片持軸構造
CN105307762A (zh) 线性运动搅拌器
DE102023133987A1 (de) Schlagschrauber
US6968768B2 (en) Slitting saw
US5730541A (en) Turnbuckle driver
KR20160123826A (ko) 축 가공장치 및 가공방법
US6095784A (en) Repair device for damaged shafts or journals
JPS62132069A (ja) ベアリング組立体
JPH0446617A (ja) 管用冷間圧延スタンドの駆動装置
JP2000126512A (ja) 汚泥掻寄機の伝動軸構造
WO1995023927A1 (en) Bearing refurbishment
US552376A (en) William h
JP2000110823A (ja) 回転体の片持軸構造
JPH05244746A (ja) 軸受ブッシュを備えた車両用充電発電機とブッシュの固定方法
KR200388980Y1 (ko) 선박스크류샤프트의 베어링장치
US414221A (en) Bearing for shafts
JPH0798181B2 (ja) 処理槽の攪拌羽取付構造