JPH06137070A - シールド機の自動測量方法 - Google Patents

シールド機の自動測量方法

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JPH06137070A
JPH06137070A JP31404992A JP31404992A JPH06137070A JP H06137070 A JPH06137070 A JP H06137070A JP 31404992 A JP31404992 A JP 31404992A JP 31404992 A JP31404992 A JP 31404992A JP H06137070 A JPH06137070 A JP H06137070A
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JP
Japan
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scale type
type detector
folding scale
folding
standard
Prior art date
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Pending
Application number
JP31404992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Sato
竜郎 佐藤
Manabu Shibata
学 柴田
Akira Mizutani
亮 水谷
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 トンネル63内に基準器51を設置し、この
基準器51の位置を一般の測量方法によって測定する。
基準器51に折れ尺型検出器1a、1b、1c、1d、
可変長型折れ尺型検出器21を連結し、この可変長型折
れ尺型検出器21の他端をシールド機61内に設置され
た基準器53に連結する。そして、各エンコーダおよ
び、測長センサの測定量を求めて、シールド機61内の
基準器53の位置を測定する。折れ尺型検出器は随時継
ぎ足しながらシールド機61内の基準器53の位置を測
定する。任意時点において、基準器51の盛り替えを行
う。 【効果】 計測誤差の累積が発生せず、盛り替え作業が
簡単で短時間で終了し、しかも盛り替え精度を要求せ
ず、トンネルの直線部および曲線部でシールド機の位置
を自動的に測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールドトンネル工事
において、掘進動作中のシールド機の位置を自動的に測
定する自動測量方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、シールド機を用いた地下トンネル
が盛んに構築されているが、このような地下トンネルを
構築する際には、掘進動作中のシールド機の位置を正確
に測量する必要がある。掘進動作中のシールド機の位置
を測定する方法としては、(1)掘進動作前に測定され
た位置を記憶しておき、この位置を基準としてシールド
機に搭載されたジャイロコンパス、傾斜計、ストローク
計の計測値により、相対移動量を演算する方法。(2)
光波測距測角儀を既設トンネル内に設置し、シールド機
に設置した光学ターゲットを測定して、光学ターゲット
の位置を絶対位置として定め、光学ターゲットのシール
ド機への取付位置関係およびシールド機に搭載されたジ
ャイロコンパス、傾斜計の計測値および光学ターゲット
の位置から、シールド機の位置を演算する方法。(3)
シールド機に搭載されたジャイロコンパス、傾斜計の代
わりに、レーザ光式姿勢角度検出器を用いる方法。
(4)前述した方法を併用する方法等がある。このよう
な方法によれば、トンネルの直線部と曲線部ともに計測
可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら(1)の
相対移動量を演算する方法では、基準となる掘進開始前
のシールド機の位置を適切な間隔で実測して補正しなけ
れば計測誤差が累積するという問題がある。(2)また
は(3)の光波測距測角儀、レーザ等を利用する方法で
は、トンネル曲線部の掘進において、光波またはレーザ
等の光路遮断が生じるため、測定器の盛り替え(測定器
の位置を替えること)を行わなければならず、この盛り
替え作業には高い精度が要求され、盛り替え作業自体が
簡単ではなく、長時間を要する。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、計測誤差の累積が
発生せず、盛り替え作業が簡単で短時間で終了し、しか
も盛り替え精度を要求せず、トンネルの直線部および曲
線部でシールド機の位置を自動的に測定できるシールド
機の自動測量方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、(a)基準点の位置を測定する工程
と、(b)少なくとも1つの可変長型折れ尺型検出器が
連結された1個以上の定長折れ尺型検出器の一端を前記
基準点に設置し、他端をシールド機に連結して、シール
ド機の掘進とともに定長折れ尺型検出器を継ぎ足しつつ
シールド機の位置を測定する工程と、を具備し、任意時
点において、基準点の盛り替えを行い、(a)、(b)
の工程を繰り返すことを特徴とするシールド機の自動測
量方法である。
【0006】
【作用】本発明では、基準点の位置を測定し、少なくと
も1つの可変長型折れ尺型検出器が連結された1個以上
の定長折れ尺型検出器の一端を基準点に設置し、他端を
シールド機に連結して、シールド機の掘進とともに定長
折れ尺型検出器を継ぎ足しつつ、シールド機の位置を測
定するものである。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0008】図1は、本発明の1実施例に係る折れ尺型
検出器の斜視図であり、図2は折れ尺型検出器1aの正
面図である。折れ尺型検出器1aは、円筒状のロッド3
aの両端にコの字型部5a、11aが設けられる。コの
字型5aには水平軸回り(図中A方向)に回転可能に回
動部7aが設けられ、また回動部7aの回転量を測定す
るエンコーダ9aが設けられる。回動部7aの先端に
は、突出部8aが設けられ、この突出部8aに2つの孔
10aが設けられる。
【0009】一方、コの字型部11aには、鉛直軸回り
(図中B方向)に回転可能に回動部13aが設けられ
る。この回動部13aの端部には溝12aが設けられる
とともに、2つの孔14aが設けられる。
【0010】折れ尺型検出器は多段に連結することがで
きる。すなわち、図1に示すように折れ尺型検出器1a
と同様の構成を有する折れ尺型検出器1bを、折れ尺型
検出器1aに連結する場合、折れ尺型検出器1bの回動
部7bの端部の突出部8bを回動部13aの溝12aに
嵌め込み、ピン17を孔14a、孔10bに貫通させ、
このピン17の他端にナットト(図示せず)等を螺着さ
せて、折れ尺型検出器1aと折れ尺型検出器1bを連結
させる。折れ尺型検出器1aと折れ尺型検出器1bは、
連結部において、水平軸回り、および鉛直軸回りに回転
可能に連結される。 図3は、可変長型の折れ尺型検出
器21の正面図である。この可変長型折れ尺型検出器2
1は、その長さを変えることができるものである。可変
長型折れ尺型検出器21では、外ロッド25に内ロッド
27が設けられ、この内ロッド27が中空の円筒状の外
ロッド23内に摺動可能に設けられる。また、内ロッド
27が外ロッド23から抜け出ることを防止するために
ストッパ機構(図示せず)が設けられる。
【0011】外ロッド23にはコの字型部29が設けら
れ、このコの字型部29に図中A方向に回転可能に回動
部31が設けられる。回動部31には、孔32が設けら
れる。符号33は、回動部31の回転量を測定するエン
コーダである。一方、外ロッド25にはコの字型部35
が設けられ、このコの字型部35に図中B方向に回転可
能に回動部37が設けられる。回動部37には、孔43
が設けられる。符号39は、回動部37の回転量を測定
するエンコーダである。また、外ロッド23には、測長
センサ41が設けられる。この測長センサ41は内ロッ
ド27の、外ロッド23に対する摺動量を測定するもの
である。
【0012】図4はトンネル内に設置される基準器の斜
視図である。
【0013】基準器51は基台53にコの字型部55が
固設されてなる。コの字型部55に鉛直軸回り(図中B
方向)に回転可能に回動部57が設けられる。符号61
は回動部57の回転量を測定するエンコーダである。回
動部57の先端には、溝58が設けられるとともに、孔
59が設けられる。基準器51の溝58に折れ尺型検出
器1aの突出部8aを嵌め込み、図示しないピンを孔5
9、10aに挿入して、基準器51と折れ尺型検出器1
aを連結させる。
【0014】図5はシールド機61内に設置される基準
器53の斜視図である。
【0015】基準器53は基台71に固定部73が固設
されてなる。固定部73に水平軸回り(図中A方向)に
回転可能に回動部75が設けられる。符号81は回動部
75の回転量を測定するエンコーダである。回動部75
の先端には、突出部77が設けられ、この突出部77に
孔79が設けられる。基準器53の突出部77を可変長
型折れ尺型検出器21の溝(図示せず)に嵌め込み、図
示しないピンを孔79、および可変長型折れ尺型検出器
21の孔43に挿入して、基準器53と可変長型折れ尺
型検出器21を連結させる。
【0016】次に、本実施例に係るシールド機の測量方
法について説明する。
【0017】図6は、トンネル63の水平断面模式図で
あり、同図において、61はシールド機、63はトンネ
ル、65は台車をあらわす。トンネル63内に、図4に
示す基準器51を設置し、一般の測量方法によって、こ
の基準器51の位置を測量して、基準器51の位置を定
める。基準器51に折れ尺型検出器1a、1b、1c、
1dを連結させ、折れ尺型検出器1dに図3に示す可変
長型の折れ尺型検出器21を連結させる。さらに、可変
長型折れ尺型検出器21の他端をシールド機61に設置
された基準器53に連結させる。
【0018】基準器51、53のエンコーダ61、81
および折れ尺型検出器1a、1b、1c、1d、21の
エンコーダ9a、9b、…15a、15b…33、39
により、水平軸回り、鉛直軸回りの曲り角度を計測し累
積曲り角度を算出する。シールド機61が進行するに連
れて、内ロッド27は摺動し、可変長型折れ尺型検出器
21の測長センサ41によって、内ロッド27の摺動量
が算出される。基準器51の位置は予めわかっており、
折れ尺型検出器1a、1b、1c、1dの長さは既知で
あり、測定された累積曲り角度および内ロッド27の摺
動量を用いて、シールド機61内の基準器53の位置を
求めることができる。
【0019】可変長型折れ尺型検出器21がリミットま
で伸長すると、例えば折れ尺型検出器1aと折れ尺型検
出器1bの連結を外し、追加すべき折れ尺型検出器(図
示せず)を折れ尺型検出器1aと折れ尺型検出器1bの
間に継ぎ足す。このように随時、折れ尺型検出器を継ぎ
足しながら走行中のシールド機61の位置を測定する。
そして、任意時点で、基準器51の盛り替えを行う。
すなわち、基準器51を新たな場所に設置し直す。この
とき、基準器51の位置を一般の測量方法により測定し
直し、盛り替え後の基準器51の位置を定める。そして
基準器51に本数の減らされた折れ尺型検出器を連結
し、前述したのと同様に折れ尺型検出器を継ぎ足しつつ
シールド機61の位置を測定する。
【0020】このように、本実施例では、計測誤差の累
積が発生せず、盛り替え作業が簡単で短時間で終了し、
しかも盛り替え精度を要求せず、トンネルの直線部およ
び曲線部でシールド機の位置を自動的に測定できる。
【0021】なお、盛り替えを簡単に行うために次のよ
うにすることもできる。例えば折れ尺型検出器1bと折
れ尺型検出器1cを固定しておき、エンコーダ61、9
a、9b、15a、15b等の値を用いて折れ尺型検出
器1bと折れ尺型検出器1cの連結部分の座標を求め、
新基準点とする。その後、基準器51、折れ尺型検出器
1a、1bを切り離し、基準器51を折れ尺型検出器1
cに連結し、前述したのと同様の手順に従いシールド機
61の位置の測量を続行する。
【0022】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、計測誤差の累積が発生せず、盛り替え作業が簡単
で短時間で終了し、しかも盛り替え精度を要求せず、ト
ンネルの直線部および曲線部でシールド機の位置を自動
的に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 折れ尺型検出器の斜視図
【図2】 折れ尺型検出器の正面図
【図3】 可変長型折れ尺型検出器の正面図
【図4】 基準器51の斜視図
【図5】 基準器53の斜視図
【図6】 トンネルの水平断面模式図
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d………折れ尺型検出器 3a………ロッド 5a、11a………コの字型部 7a、13a、31、35………回動部 9a、15a、33、39、61、81………エンコー
ダ 21………可変長型折れ尺型検出器 23、25………外ロッド 27………内ロッド 61………シールド機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)基準点の位置を測定する工程と、
    (b)少なくとも1つの可変長型折れ尺型検出器が連結
    された1個以上の定長折れ尺型検出器の一端を前記基準
    点に設置し、他端をシールド機に連結して、シールド機
    の掘進とともに定長折れ尺型検出器を継ぎ足しつつシー
    ルド機の位置を測定する工程と、 を具備し、任意時点において、基準点の盛り替えを行
    い、(a)、(b)の工程を繰り返すことを特徴とする
    シールド機の自動測量方法。
JP31404992A 1992-10-29 1992-10-29 シールド機の自動測量方法 Pending JPH06137070A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162357A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Railway Technical Res Inst 水平方向掘削先端位置の測定装置
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