JPH06136829A - ルーバーを有するドーム型構造物、その構築方法及びルーバー用羽板 - Google Patents

ルーバーを有するドーム型構造物、その構築方法及びルーバー用羽板

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JPH06136829A
JPH06136829A JP4285598A JP28559892A JPH06136829A JP H06136829 A JPH06136829 A JP H06136829A JP 4285598 A JP4285598 A JP 4285598A JP 28559892 A JP28559892 A JP 28559892A JP H06136829 A JPH06136829 A JP H06136829A
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JP
Japan
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louver
dome
roof
louvers
sound
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Pending
Application number
JP4285598A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kashihara
健一 樫原
Takashi Matsumoto
隆 松本
Bachiera Jiyon
バチェラ ジョン
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Konoike Construction Co Ltd
Original Assignee
Konoike Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーバーによる自然光の取り入れを可能とす
るとともに、換気性、耐水性、音響性能等に優れたドー
ム型構造物、その構築方法及びルーバー用羽板を提供す
る 【構成】 鉄筋コンクリート製の周壁3上に、屋根部を
形成してなるドーム型構造物1の屋根面を多数の羽板5
で覆い、羽板5間にルーバーを構成する開口部を形成す
る。ルーバーは、直射日光や雨水を遮断しつつ、自然光
をルーバーの羽板5の外面及び内面で、反射、分散させ
ながら、最大限に取り入れる。また、開口部を利用して
自然換気を促し、羽板5部分の吸音特性、音の反射、分
散により、音響性能を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレジャー施設、イベント
会場等の多目的ホールあるいは競技場等に利用されるル
ーバーを有するドーム型構造物、その構築方法及びドー
ム型構造物に用いるルーバー用羽板に関するものであ
る。なお、本発明でいうドーム型構造物には、通常の円
形の平面形状を有する円形ドームの他、楕円形、多角
形、その他複雑な形状の大屋根を有する構造物等も含む
ものとする。
【0002】
【従来の技術】従来、野球場や競技場用の施設として利
用されている全天候型のドームは、施設全体を球面ある
いはアーチ状の屋根で覆い、主として、降雨、降雪、風
等に対処することを目的としている。このような全天候
型のドームとしては、鉄筋コンクリート製の、あるいは
トラスを骨組とするシェル構造、曲げ構造の他、屋根構
造の軽量化を図った空気膜構造(例えば、特開昭60−
73974号公報参照)、テンション膜構造(例えば、
特開昭61−130534号公報参照)、サスペンショ
ン膜構造(例えば、特開昭62−99573号公報参
照)等、種々の形式の膜構造が採用されている。また、
膜構造では、採光を考慮して半透明の膜材を用いること
が多い。
【0003】これに対し、天候の良いときにはできるだ
け自然光や外気を採り入れ、開放感を与えたいという要
望から、各種形式の開閉式ドームが開発されている。例
えば、特開昭59−126835号公報には中空半球状
のドームにおいて、ドーム本体の頂部に直径方向の帯状
の開口部を形成し、その開口部に開閉自在な蓋体を設け
た構造が開示されている。また、特開昭61−2740
29号公報にはドーム屋根を径方向にほぼ同一幅で分割
し、曲率半径の異なる複数のアーチ状の可動屋根で構成
し、各可動屋根を平行軌道に沿って摺動自在とした構造
が開示されている。さらに、日経アーキテクチュア19
89年8月21日号(日経BP社)第108〜119頁
には、平行軌道に沿って平行移動可能な2つの頂部屋根
と、一側の固定屋根および円軌道に沿って回転移動可能
な他側の回転屋根の4つの屋根要素から構成されたスカ
イドームと呼ばれる開閉式ドーム屋根が記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の全天候型ドーム
の場合、開閉式ドームのような自然光や外気を採り入
れ、開放感を与えることは難しい。また、半透明の膜材
を用いた膜構造の場合も、膜材の汚れや破損に対するメ
ンテナンスが面倒である他、膜材は一般に低い吸音特性
しか持っていないため、ドームに良好な音響性能を与え
ることが難しいという問題がある。
【0005】また、開閉式ドームの場合、開閉のための
機構が大がかりとなり、建設コストが高くつく他、ラン
ニングコストを含む維持コストも高くなる。また、規模
の大きいドームでは、開閉に時間がかかるため、急な雨
等、天候の変化に追従させることができない場合があ
る。また、ドーム屋根を開放することで、自然光を取り
入れることができるという利点がある反面、直射光によ
るまぶしさの問題がある。また、開放した状態ではドー
ム内外の音が漏れることで、良好な音響性能を得ること
が困難である。
【0006】本発明は、従来のドーム型構造物における
上述のような問題点の解決を図ったものであり、ドーム
型構造物の屋根部について、ルーバーによる自然光の取
り入れを可能とするとともに、換気性、耐水性、音響性
能等にも優れたドーム型構造物、その構築方法及びルー
バー用羽板を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のドーム型構造物
は、屋根面を多数の羽板で構成し、上下の羽板間に採光
用のルーバーを構成する開口部を形成したものである。
【0008】ドーム型構造物の屋根部は平面形状が円形
のものに限らず、楕円形、矩形あるいは多角形、その他
複雑な平面形状のものにも適用可能である。また、折板
屋根形式の大屋根等にも適用できる。さらに、構造形式
についても、シェル構造、曲げ構造、サスペンション構
造、その他特に限定されない。
【0009】羽板の取り付け角度は、屋根形状や、太陽
光線の方向(例えば、夏期の特定時刻の太陽位置等を基
準に考えればよい)、その地方の気象条件、地形条件等
に応じて決定することができ、また屋根面内において
も、採光、換気、雨水の遮断等を考慮してそれぞれの位
置の羽板の角度を変えることもできる。
【0010】また、ルーバーは採光の他、換気のための
開口部としても機能させることができるが、雨仕舞等を
考慮して、開口部の一部または全部をガラス等の透光性
の板材または透光性の膜材で閉鎖し、その部分からの雨
水の侵入を防止することもできる。
【0011】さらに、羽板の一部または全部を可動と
し、太陽光の方向に応じて羽板の角度を変えて直射日光
を避けたり、雨天の場合には雨水の侵入を避けるように
羽板の角度を変えるか又は開閉式の場合には羽板を閉じ
ることで、時間や気象条件に応じて制御することも可能
である。
【0012】採光に関しては、羽板の角度により直射日
光を避けた上で、羽板外面及び内面でドーム外部の自然
光を反射させることで、必要な照明条件を満たすように
することが望ましく、そのための手段として、例えば羽
板の表面材として鏡面仕上げしたステンレス板を用いる
こと等が考えられる。
【0013】音響性能を改善する手段としては、羽板の
一部または全部に吸音材を取り付けることが望ましく、
採光性と合わせて考えた場合、光を反射する外面板と光
を反射する穴あきの内面板間に吸音材を挟み込んだルー
バー用羽板が考えられる。もちろん、音響性能は採光性
と別個に考えることもでき、羽板の内部または内面等に
吸音材を適切に配置することにより、ドーム型構造物内
部の音響性能を改善することができる。
【0014】羽板は、例えば直接、屋根部の骨組に取り
付けることもできるが、枠組材内に複数の羽板を取り付
けてなるパネル状のユニットを、先に構築した屋根部の
骨組に順次取り付けて行く方法により、ドーム型構造物
の施工を簡略化することもできる。この場合、予め枠組
材に排水路を形成しておき、羽板及び枠組材に沿って雨
水の排水を行うようにすることも可能である。
【0015】
【実施例】次に、図示した実施例について説明する。
【0016】図1は、本発明のドーム型構造物における
透光性の原理を示したものである。本実施例は円形ドー
ム構造物1に適用した場合であり、例えば図2の分解図
に示すように、鉄筋コンクリート製の外柱2と周壁3と
からなる構造物下部の周壁3上にリング方向部材4aと
斜材4bとからなる単層トラス状の鉄骨骨組4を組み上
げ、屋根部の鉄骨骨組4に対し、ルーバーを構成する多
数の羽板5を取り付け、屋根部全体にルーバーを形成し
ている。なお、図2は主要部材を概念的に示したに過ぎ
ず、ルーバーの羽板5等の取り付け方法を示したもので
はない。
【0017】屋根部全体がルーバーになっていること
で、図1に示すように、直射日光がルーバーの羽板5に
遮られ、主として羽板5の外面さらに内面で反射し、分
散された自然光をドーム構造物1内部に採り込み、自然
光を最大限に利用した上で、ドーム構造物1内の照度分
布ができるだけ均一になるようにすることができる。な
お、本実施例ではリング方向部材4aによって形成され
るリングの中心を、ドーム頂部に対し南方に偏心させ、
それに合わせて個々のルーバーを配置することで、夏期
の日中の太陽位置に対し、直射日光を遮断しつつ、自然
光を取り入れやすい角度としている。
【0018】図3〜図6は屋根部に形成されるルーバー
の形状と、雨仕舞い、採光性、通気性等の関係を示した
ものである。図3〜図6において、細線の破線が雨水、
太線の破線が通気、二重線が自然光の経路を示す。
【0019】図3は、斜めの羽板5の上側に立上部、下
側に垂下部を形成して、上下の羽板5を平行に配置した
場合であり、雨仕舞い、通気性は良好であるが、設置位
置によっては十分な採光性が得難い。
【0020】図4は、平板状の羽板5を水平に配置した
場合であり、直射日光を遮断しつつ、羽板5の外面及び
内面での反射を利用して良好な採光性が得られるが、雨
仕舞いのためには開口部にガラスや膜材を取り付ける必
要があり、通気性が犠牲となる。
【0021】図5、図6は雨仕舞い、通気性、採光性を
考慮したもので、特に採光性については、羽板5の外面
及び内面での反射を利用するものである。この場合、羽
板5表面材に光に対する反射率の高い材料を用いたり、
あるいは鏡面仕上げしたステンレス板等を用いるのが望
ましい。
【0022】以上、ルーバーの形状について、4つの実
施例を挙げたが、これらは構造物の規模、用途、その他
種々の条件に応じて、適切なものを選択すればよく、こ
れらを組み合わせたり、あるいはこれら以外の形状の羽
板を用いたり、組み合わせたりすることもできる。
【0023】図7及び図8は雨仕舞い対策の一例を示し
たもので、円形ドーム構造物1を周壁部分のゾーン1、
屋根部下部のゾーン2、屋根部頂部のゾーン3に分けて
考えている。
【0024】ゾーン1は、耐水性のある鉄筋コンクリー
ト造の周壁3に、換気のために開閉される開口部を設け
る。
【0025】ゾーン2は、例えば図8(a) のような形状
のルーバーを用い、風や光は通すが、雨水を遮断するよ
うに羽板5の形状と、方向を設計する。
【0026】ゾーン3は、間接光を最大限に取り込むべ
く、羽板5間にガラス6をはめ込み、雨水を遮断する。
【0027】なお、ゾーン2及びゾーン3で遮断した雨
水は、個々のルーバーの羽板5を経て、屋根面に斜めに
横切る形で配置した排水溝に集める等して、排水するの
が望ましい。
【0028】図9〜図12は、本発明の一実施例におけ
る通気性に関するドーム構造の説明図である。図中、矢
印は空気の流れを示す。本実施例はドーム構造物1の内
部外周に設けられたスタンド7の環境を考慮したもの
で、スタンド7位置での空気の滞留効果と、ドーム構造
物1内を横切る気流が促進する自然換気を利用したもの
である。
【0029】図9、図10は夏期における空気の流れを
説明するものであり、周壁3下部の開口部から取り入れ
られた外気が、スタンド7を通過する際、観客からの熱
を吸収し、上方のルーバー位置から排気される。一方、
屋根部全体にルーバーが形成されていることで、ドーム
内を横切る空気の流れによっても換気が促進される。
【0030】図11、図12は冬期における空気の流れ
を説明するものであり、スタンド7に直接、ヒーター等
による熱を供給する形で局所暖房を行い、熱を受けた空
気が屋根部下部のルーバーから排気され、その上部のル
ーバーより外気が供給されるようにしている。なお、こ
のとき、周壁3部分については開口部を閉じている。
【0031】図13及び図14は、本発明の一実施例に
おける音響性能に関するドーム構造の説明図である。各
種イベント等にドーム構造物1を使用する場合、音響性
能に優れていることが要求されるが、音響システムの聞
取りやすさと明瞭度を確保する方法として、内部に音の
反響を防ぐための吸音面を形成することと、音の集中や
焦点が生じないようにすることが挙げられる。
【0032】本発明では、屋根面にルーバーを形成する
羽板5を用いていることで、通常のドーム構造に比べ、
音を分散させるのが容易であるが、さらにドーム内部に
面する羽板5の内面形状を工夫したり、羽板5に吸音材
8を取り付けることで、優れた音響特性を容易にかつ安
価に得ることができる。
【0033】すなわち、図13、図14に示すように、
ドーム構造物1内で発せられる音は、羽板5部分で一部
吸音材されつつ、内面で分散され、内部での音の反響
や、音の集中が生じないようになっている。
【0034】図15は、本発明において、吸音特性を向
上させるとともに、採光性でも優れた構造を与えるべく
工夫した羽板5の分解斜視図であり、骨組材5aに対
し、鏡面仕上げ等により光の反射率を向上させた外面板
5bと、多数の穴5dを形成した穴あきの内面板5cを
取り付け、間にグラスウール等の吸音材5eを挟み込ん
でいる。内面板5cの下部については、雨水に対する耐
水性を考慮して穴5dを設けていない。
【0035】羽板の取り付けに関しては、細かく配置し
た屋根部の骨組に、個々の羽板を取り付けることも考え
られるが、図16は枠組材8内に複数の羽板5を取り付
けてパネル状のユニット10を構成し、これを鉄骨骨組
4に取り付けられるようにしたものである。この場合、
枠組材8部分にシール材9や排水溝等を取り付けること
もでき、また羽板5とともに、雨仕舞いのためのガラス
6等を組み込むこともできる。
【0036】図17(a) 〜(d) は図16のユニット10
を用いたドーム構造物1の施工手順を示したもので、以
下の手順で作業を行う。
【0037】 まず、外柱2を含む鉄筋コンクリート
構造の周壁3を、屋根レベルまで完成させる。この部分
の施工は従来の工法を用いることができる。
【0038】 屋根部頂部に対し偏心したリングを形
成するリング方向部材4aと斜材4bとからなる鉄骨骨
組4を、移動式クレーン11等を利用して、周壁3上に
順次下部から組み立てる(図17(a) 参照)。
【0039】 骨組4の建設が進めば、屋根部の鉄骨
4上に必要な補強を施す等してタワークレーン12を設
置し、骨組4を順次、組み上げて行く(図17(b) 参
照)。
【0040】 さらに、建設が進めば、複数のタワー
クレーン12を設置し、骨組4を内側に向けて組み上げ
て行く(図17(c) 参照)。このとき、部材は内部から
吊り上げることができる。
【0041】 ドーム頂部の開口部を残して骨組4を
完成した後、内外から移動式クレーン11及びタワーク
レーン12を利用して、パネル状のユニット10を吊り
上げ、骨組4に取り付けて行く(図17(d) 参照)。
【0042】 最後に、頂部の開口部がふさがれ、屋
根面が羽板5を組み込んだユニット10で覆われること
で、ルーバーを有するドーム構造物1が完成する。
【0043】
【発明の効果】 ドーム型構造物の屋根面をルーバーで覆うことで、
ルーバーの羽板で直射光を遮りつつ、構造物内部に自然
光を最大限に取り入れることができる。
【0044】 ルーバーの羽板形状、角度等を調整す
ることで、ドーム内の照度分布の均一化を図ることがで
きる。
【0045】 ルーバー部分の開口の少なくとも一部
を開放することで、自然換気を最大限に利用し、その
分、機械換気や空調を最小限に抑え、ランニングコスト
の低減を図ることができる。
【0046】 膜材等に比べ、吸音特性の優れた羽板
を用いることで、ドーム型構造物として優れた音響性能
を得ることができる。また、羽板に吸音材を取り付けた
り、組み込んだりすることで、さらに吸音特性を向上さ
せることができる。また、羽板の形状や角度により音の
集中も防ぐことができる。
【0047】 羽板の形状や角度を適切に与えること
で、雨水の侵入を防ぐことができ、必要に応じ透光性の
板材や膜材を開口部の閉塞に用いることもできる。
【0048】 ルーバーの羽板を可動式にすれば、気
象条件や季節、時間に応じて、羽板の角度を変えたり、
ルーバー部分を開閉させることができる。この場合、屋
根全体が開閉する従来の開閉式ドームに比べ、少ない動
力で、迅速に作動させることができる。
【0049】 枠組材内に複数の羽板を取り付けてな
るパネル状のユニットを用いれば、屋根部を覆う多数の
ルーバーを容易、かつ迅速に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドーム型構造物における透光性の原理
を示す概要図である。
【図2】本発明の一実施例におけるドーム型構造物の構
造の概要を示す分解斜視図である。
【図3】ルーバー形状の一例と雨水及び通気性との関係
を示す説明図である。
【図4】ルーバー形状の一例と透光性との関係を示す説
明図である。
【図5】ルーバー形状の一例と雨水、透光性及び通気性
との関係を示す説明図である。
【図6】ルーバー形状の一例と雨水、透光性及び通気性
との関係を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施例における雨仕舞いに関するド
ーム構造の説明図である。
【図8】(a) は図7のゾーン2に対する耐水手段の一例
を示す断面図、(b) は図7のゾーン3に対する耐水手段
の一例を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施例における夏期の通気性に関す
るドーム構造の説明図である。
【図10】図9に対応する通気原理を示すドーム構造物
の断面図である。
【図11】本発明の一実施例における冬期の通気性に関
するドーム構造の説明図である。
【図12】図11に対応する通気原理を示すドーム構造
物の断面図である。
【図13】本発明の一実施例における音響性能に関する
ドーム構造の説明図である。
【図14】図13に対応する羽板部分の吸音に関する説
明図である。
【図15】本発明の吸音性を持たせた羽板の一実施例を
示す分解斜視図である。
【図16】羽板をユニット化した実施例を示す分解斜視
図である。
【図17】(a) 〜(d) は図16に対応するユニットを用
いたドーム構造物の施工手順を示す概要図である。
【符号の説明】
1…ドーム構造物、2…外柱、3…周壁、4…骨組、4
a…リング方向部材、4b…斜材、5…羽板、5a…骨
組材、5b…外面板、5c…内面板、5d…穴、5e…
吸音材、6…ガラス、7…スタンド、8…枠組材、9…
シール材、10…パネル状のユニット、11…移動式ク
レーン、12…タワークレーン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根面を多数の羽板で構成し、上下の羽
    板間にルーバーを構成する開口部を形成したことを特徴
    とするルーバーを有するドーム型構造物。
  2. 【請求項2】 前記各羽板は屋根部の骨組に対し、それ
    ぞれ所定の角度で取り付けられている請求項1記載のル
    ーバーを有するドーム型構造物。
  3. 【請求項3】 ルーバーを構成する前記開口部の一部ま
    たは全部を透光性の板材または膜材で閉鎖してある請求
    項1又は2記載のルーバーを有するドーム型構造物。
  4. 【請求項4】 前記羽板の一部または全部が可動である
    請求項1又は2記載のルーバーを有するドーム型構造
    物。
  5. 【請求項5】 前記羽板の一部または全部に吸音材を取
    り付けてある請求項1、2、3または4記載のルーバー
    を有するドーム型構造物。
  6. 【請求項6】 屋根部の骨組を構築した後、枠組材内に
    複数の羽板を取り付けてなるパネル状のユニットを、前
    記骨組に順次取り付けて行くことを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載のルーバーを有するドーム
    型構造物の構築方法。
  7. 【請求項7】 光を反射する外面板と光を反射する穴あ
    きの内面板間に吸音材を挟み込んで成形したことを特徴
    とするルーバー用羽板。
JP4285598A 1992-10-23 1992-10-23 ルーバーを有するドーム型構造物、その構築方法及びルーバー用羽板 Pending JPH06136829A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014523832A (ja) * 2011-06-28 2014-09-18 エスティーエックス オフショア アンド シップビルディング カンパニー,リミテッド クルーズ船

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014523832A (ja) * 2011-06-28 2014-09-18 エスティーエックス オフショア アンド シップビルディング カンパニー,リミテッド クルーズ船

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Effective date: 20020430