JPH06135487A - 生分解性発泡成形物及びその製造方法 - Google Patents
生分解性発泡成形物及びその製造方法Info
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- JPH06135487A JPH06135487A JP29325092A JP29325092A JPH06135487A JP H06135487 A JPH06135487 A JP H06135487A JP 29325092 A JP29325092 A JP 29325092A JP 29325092 A JP29325092 A JP 29325092A JP H06135487 A JPH06135487 A JP H06135487A
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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- B65D65/38—Packaging materials of special type or form
- B65D65/46—Applications of disintegrable, dissolvable or edible materials
- B65D65/466—Bio- or photodegradable packaging materials
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Y02W90/10—Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics
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- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 小麦粉および／又はでんぷん並びに水からな
る原料を混練した後、焼成し発泡させ、得られた成形物
の表面に蛋白質からなる層を形成する生分解性発泡成形
物の製造方法、及び該方法によって得られる成形物。 【効果】 使用時及び保管時に充分な強度を有する上
に、防水性及び耐水性を有する生分解性成形物が得られ
る。
る原料を混練した後、焼成し発泡させ、得られた成形物
の表面に蛋白質からなる層を形成する生分解性発泡成形
物の製造方法、及び該方法によって得られる成形物。 【効果】 使用時及び保管時に充分な強度を有する上
に、防水性及び耐水性を有する生分解性成形物が得られ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、小麦粉および／又はで
んぷんを主原料とし生分解性を有する発泡成形物、及び
その製造方法に関するものである。
んぷんを主原料とし生分解性を有する発泡成形物、及び
その製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】小麦粉、でんぷんを主原料とする生分解
性を有した可食・非可食成形物は、コーン等のアイスク
リーム容器やもなか容器、或いは使い捨て用食器などと
して知られている。
性を有した可食・非可食成形物は、コーン等のアイスク
リーム容器やもなか容器、或いは使い捨て用食器などと
して知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記容器及
び食器は組織がもろく、割れが生じやすいために強度が
充分でないという問題点を有している。
び食器は組織がもろく、割れが生じやすいために強度が
充分でないという問題点を有している。
【０００４】更に、上記容器及び食器は耐水性や防水性
に劣るため、水分の多い食品や液状食品用の容器として
用いた場合、水もれが生じ長時間の使用は困難であると
いう問題点をも有している。
に劣るため、水分の多い食品や液状食品用の容器として
用いた場合、水もれが生じ長時間の使用は困難であると
いう問題点をも有している。
【０００５】本発明は上記問題点に鑑み、使用及び保管
時に充分な強度を有する上に、生分解性を損なうことな
く耐水性及び防水性を付与し、水分の多い食品や液状物
質の容器として長時間使用に耐えられるようにした発泡
成形物を提供することを目的としている。
時に充分な強度を有する上に、生分解性を損なうことな
く耐水性及び防水性を付与し、水分の多い食品や液状物
質の容器として長時間使用に耐えられるようにした発泡
成形物を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の生分解性発泡成
形物の製造方法は、小麦粉および／又はでんぷん並びに
水からなる原料を混練した後、焼成し発泡させ、更に得
られた成形物の表面に蛋白質からなる層を形成すること
を特徴としている。
形物の製造方法は、小麦粉および／又はでんぷん並びに
水からなる原料を混練した後、焼成し発泡させ、更に得
られた成形物の表面に蛋白質からなる層を形成すること
を特徴としている。
【０００７】また、本発明の生分解性発泡成形物は上記
製造方法によって得られる成形物である。
製造方法によって得られる成形物である。
【０００８】上記製造方法において、原料に強化剤を加
えることにより成形物の強度が向上する。
えることにより成形物の強度が向上する。
【０００９】又、上記製造方法において、得られた成形
物の成形後の含水率が３〜２０％となるように水分をコ
ントロールすることによっても強度を向上させることが
できる。
物の成形後の含水率が３〜２０％となるように水分をコ
ントロールすることによっても強度を向上させることが
できる。
【００１０】特に原料に強化剤を加え、成形物の成形後
の含水率を３〜２０％、好ましくは３〜１５％としたも
のは強度がより向上する。
の含水率を３〜２０％、好ましくは３〜１５％としたも
のは強度がより向上する。
【００１１】含水率を調整する方法としては、例えば、
焼成時に含水率をコントロールする、一定湿度の庫内に
一定時間放置する、水を噴霧するなどが挙げられる。
焼成時に含水率をコントロールする、一定湿度の庫内に
一定時間放置する、水を噴霧するなどが挙げられる。
【００１２】上記原料に副原料として糖類、油脂、乳化
剤、安定剤、塩類、着色料、香料などを少なくとも１種
以上加えてもよい。
剤、安定剤、塩類、着色料、香料などを少なくとも１種
以上加えてもよい。
【００１３】強化剤としては、セルロース、結晶セルロ
ース、紙、おから、植物の葉、ふすま、ケイソウ土，タ
ルク，シリコン等の不溶性鉱物物質などが挙げられる。
中でも、強化剤としておから等の食品やセルロースなど
の食品添加物を用いた成形物は食用可能となる。強化剤
の添加量としては、特に問わないが、粉体原料に対し１
〜５０重量％の範囲が好ましく、２.5〜５０重量％の範
囲が特に好ましい。
ース、紙、おから、植物の葉、ふすま、ケイソウ土，タ
ルク，シリコン等の不溶性鉱物物質などが挙げられる。
中でも、強化剤としておから等の食品やセルロースなど
の食品添加物を用いた成形物は食用可能となる。強化剤
の添加量としては、特に問わないが、粉体原料に対し１
〜５０重量％の範囲が好ましく、２.5〜５０重量％の範
囲が特に好ましい。
【００１４】焼成温度としては材料が発泡する温度に設
定すればよく、具体的には、１００〜２５０℃、好まし
くは１５０〜２００℃である。また、焼成時間は特に問
わないが０.5〜４分が好ましい。
定すればよく、具体的には、１００〜２５０℃、好まし
くは１５０〜２００℃である。また、焼成時間は特に問
わないが０.5〜４分が好ましい。
【００１５】蛋白質からなる層の形成方法としては、例
えば蛋白質からなるフィルムやシートを積層する方法、
蛋白質溶液を塗布または噴霧する方法、及び蛋白質溶液
に成形物を浸せきする方法等が挙げられる。
えば蛋白質からなるフィルムやシートを積層する方法、
蛋白質溶液を塗布または噴霧する方法、及び蛋白質溶液
に成形物を浸せきする方法等が挙げられる。
【００１６】上記蛋白質としては、カゼインまたはその
塩、大豆蛋白質、コラーゲン、卵白、グルテン、ゼイ
ン、乳蛋白、ゼラチン、又、酵母，大豆などの高蛋白質
含量の原料や、またはそれらの混合物などが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
塩、大豆蛋白質、コラーゲン、卵白、グルテン、ゼイ
ン、乳蛋白、ゼラチン、又、酵母，大豆などの高蛋白質
含量の原料や、またはそれらの混合物などが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【００１７】上記の蛋白質フィルム又はシートの成形時
において、必要に応じ可塑剤等の添加物を加えてもよ
い。
において、必要に応じ可塑剤等の添加物を加えてもよ
い。
【００１８】上記添加物としては、生分解性を有する必
要があり、でんぷん、セルロース等の多糖類、グリセリ
ン等の多価アルコール、モノグリセライド等の脂肪酸エ
ステル、アルギン酸塩、ガム類等の天然高分子等、或い
はそれらの混合物が挙げられる。
要があり、でんぷん、セルロース等の多糖類、グリセリ
ン等の多価アルコール、モノグリセライド等の脂肪酸エ
ステル、アルギン酸塩、ガム類等の天然高分子等、或い
はそれらの混合物が挙げられる。
【００１９】フィルムまたはシートの作成方法は、通常
行なわれているキャスト法、圧縮プレス法、押出成形法
などが挙げられるが、特に限定するものではなく、緻密
なフィルムを成形することのできる成形方法が望まし
い。
行なわれているキャスト法、圧縮プレス法、押出成形法
などが挙げられるが、特に限定するものではなく、緻密
なフィルムを成形することのできる成形方法が望まし
い。
【００２０】成形物にフィルムまたはシートを積層する
方法は、通常行なわれている圧縮ラミネーション法、co
-extrusion法等が例として挙げられるが、特に限定する
ものではない。
方法は、通常行なわれている圧縮ラミネーション法、co
-extrusion法等が例として挙げられるが、特に限定する
ものではない。
【００２１】更に、上記の方法以外に、原料に含まれる
蛋白質が成形時に表面で層を形成する方法も可能であ
る。
蛋白質が成形時に表面で層を形成する方法も可能であ
る。
【００２２】形成された蛋白質層の厚みは、特に限定さ
れるものではないが、使用、取扱い、保管上の観点か
ら、１ｍｍ以下が好ましい。
れるものではないが、使用、取扱い、保管上の観点か
ら、１ｍｍ以下が好ましい。
【００２３】本発明の製造方法によれば焼成により原料
中の水分が水蒸気となり気泡が生じるために、得られる
成形物は発泡状を呈する。従って、軽量で断熱性を有す
る発泡成形物が得られることになる。
中の水分が水蒸気となり気泡が生じるために、得られる
成形物は発泡状を呈する。従って、軽量で断熱性を有す
る発泡成形物が得られることになる。
【００２４】その上、原料をスラリー状とすることによ
り、成形加工が容易になることに加えて製品ののびの調
整ができる。
り、成形加工が容易になることに加えて製品ののびの調
整ができる。
【００２５】さらに、上記の発泡成形物の形状を工夫す
ることにより対衝撃強度を向上させることができる。例
えば、成形物の平らな面に対して、一定間隔で凹凸を施
す。または、筒状の成形物に対しては壁面にリブを形成
する、などがある。
ることにより対衝撃強度を向上させることができる。例
えば、成形物の平らな面に対して、一定間隔で凹凸を施
す。または、筒状の成形物に対しては壁面にリブを形成
する、などがある。
【００２６】また、本発明の生分解性発泡成形物は、上
記のように、その表面に蛋白質からなる層が形成されて
いる。従って、耐水性及び防水性が向上し、水分を含む
物質などの容器として使用しても長時間水もれが起こら
ないため、用途の範囲が広がる。
記のように、その表面に蛋白質からなる層が形成されて
いる。従って、耐水性及び防水性が向上し、水分を含む
物質などの容器として使用しても長時間水もれが起こら
ないため、用途の範囲が広がる。
【００２７】成形物は微生物によって分解されるので、
土中に埋めると約２〜１０週間で分解され一般のプラス
チック容器等が有する公害問題が発生せず、使い捨て容
器としても有効である。
土中に埋めると約２〜１０週間で分解され一般のプラス
チック容器等が有する公害問題が発生せず、使い捨て容
器としても有効である。
【００２８】成形物の用途としては、一例として一般食
品用容器として広く活用できる。例えば、アイスクリー
ム容器や、串カツ，フランクフルト，チキンナゲット，
たこ焼き，焼きそば，お好み焼き，ホットドッグ，ハン
バーガー，回転焼き，豚饅，ピザ，ホットケーキ，フラ
イドポテト等を入れるトレーなどの食品容器、或いは包
装用梱包材、さらにはうちわ，ごみ箱などの日用品が挙
げられる。
品用容器として広く活用できる。例えば、アイスクリー
ム容器や、串カツ，フランクフルト，チキンナゲット，
たこ焼き，焼きそば，お好み焼き，ホットドッグ，ハン
バーガー，回転焼き，豚饅，ピザ，ホットケーキ，フラ
イドポテト等を入れるトレーなどの食品容器、或いは包
装用梱包材、さらにはうちわ，ごみ箱などの日用品が挙
げられる。
【００２９】以下実施例により具体的な例を用いて説明
するが、本発明はこれらの実施例に限られるものではな
い。
するが、本発明はこれらの実施例に限られるものではな
い。
【００３０】
〔実施例１〕 〔実験例１〕小麦粉１００部、でんぷん６５部、砂糖１
０部、油５部、乳化剤１部を混合したものに水を適量加
え混ぜ合わせる。得られたスラリー状ミックスを型に入
れ、１８０℃、１２０秒間で焼成させ、１０cm×２０cm
の板状成形物を得た。
０部、油５部、乳化剤１部を混合したものに水を適量加
え混ぜ合わせる。得られたスラリー状ミックスを型に入
れ、１８０℃、１２０秒間で焼成させ、１０cm×２０cm
の板状成形物を得た。
【００３１】得られた成形物をレオメータ（不動工業
（株）製 NMR-2010 J-CW) により成形物が破断するまで
の最大応力を測定し、その最大応力を成形物の強度(kg)
とした。得られた強度を表１に示した。
（株）製 NMR-2010 J-CW) により成形物が破断するまで
の最大応力を測定し、その最大応力を成形物の強度(kg)
とした。得られた強度を表１に示した。
【００３２】〔実験例２〜８〕実験例１の粉体原料に対
し、表１に示す５〜１００％の割合で強化剤としてセル
ロースを添加した後、１８０℃、１２０秒間焼成し、１
０cm×２０cmの板状成形物をそれぞれ得た。得られた成
形物の強度を実験例１と同様にして測定し表１に示し
た。
し、表１に示す５〜１００％の割合で強化剤としてセル
ロースを添加した後、１８０℃、１２０秒間焼成し、１
０cm×２０cmの板状成形物をそれぞれ得た。得られた成
形物の強度を実験例１と同様にして測定し表１に示し
た。
【００３３】〔実験例９〕実験例３の板状成形物の両面
に、それぞれ蛋白質シート（ソヤフィール：不二製油
製）を配置し、この蛋白質シートで挟まれた成形物を金
型に入れ１３０℃〜１５０℃で圧着することにより、蛋
白質からなる層が表面に形成された成形物を得た。得ら
れた成形物の強度を実験例１と同様にして測定し、表１
に示した。
に、それぞれ蛋白質シート（ソヤフィール：不二製油
製）を配置し、この蛋白質シートで挟まれた成形物を金
型に入れ１３０℃〜１５０℃で圧着することにより、蛋
白質からなる層が表面に形成された成形物を得た。得ら
れた成形物の強度を実験例１と同様にして測定し、表１
に示した。
【００３４】
【表１】
【００３５】〔実施例２〕 〔実験例１０〕小麦粉１００部、でんぷん６５部、砂糖
１０部、油５部、乳化剤１部を混合したものに水を適量
加え混ぜ合わせる。得られたスラリー状ミックスを型に
入れ、１８０℃、１２０秒間で焼成させ、１０cm×２０
cmの板状成形物を得た。得られた板状成形物の含水率
を、次の表２に示す２.0〜２5.０％にそれぞれ調整し
た。
１０部、油５部、乳化剤１部を混合したものに水を適量
加え混ぜ合わせる。得られたスラリー状ミックスを型に
入れ、１８０℃、１２０秒間で焼成させ、１０cm×２０
cmの板状成形物を得た。得られた板状成形物の含水率
を、次の表２に示す２.0〜２5.０％にそれぞれ調整し
た。
【００３６】得られた成形物の衝撃に対する強度を以下
に示す方法によって測定し、結果を表２に示した。 強度測定法 図１に示すように成形物３の一端をグリッ
プ１で固定し、他端に重り２をのせ、成形物３が破断す
るまでの重り２の重さを測定する。
に示す方法によって測定し、結果を表２に示した。 強度測定法 図１に示すように成形物３の一端をグリッ
プ１で固定し、他端に重り２をのせ、成形物３が破断す
るまでの重り２の重さを測定する。
【００３７】〔実験例１１〕実験例１０の原料に更に強
化剤として粉体状の紙を２.5％加えた他は、実験例１０
と同様にして含水率をそれぞれ変化させた板状成形物を
得た。得られた各成形物の強度を実験例１０と同様に測
定し、結果を表２に併せて示した。
化剤として粉体状の紙を２.5％加えた他は、実験例１０
と同様にして含水率をそれぞれ変化させた板状成形物を
得た。得られた各成形物の強度を実験例１０と同様に測
定し、結果を表２に併せて示した。
【００３８】
【表２】
【００３９】〔実施例３〕 〔実験例１２〕小麦粉１００部、でんぷん６５部、砂糖
１０部、油５部、乳化剤１部及びセルロース２０部を混
合したものに、水を適量加え、スラリー状ミックスを調
整した。このスラリー状ミックスを金型に入れ、１８０
℃で１２０秒焼成し、１０cm×２０cmの容器状成形物を
得た。
１０部、油５部、乳化剤１部及びセルロース２０部を混
合したものに、水を適量加え、スラリー状ミックスを調
整した。このスラリー状ミックスを金型に入れ、１８０
℃で１２０秒焼成し、１０cm×２０cmの容器状成形物を
得た。
【００４０】上記の容器状発泡成形物の内側及び外側
に、それぞれ蛋白質シート（ソヤフィール：不二製油
製）を配置し、この蛋白質シートで挟まれた容器状発泡
成形物を金型に入れ１３０℃〜１５０℃で圧着すること
により、蛋白質からなる層が表面に形成された成形物を
得た。
に、それぞれ蛋白質シート（ソヤフィール：不二製油
製）を配置し、この蛋白質シートで挟まれた容器状発泡
成形物を金型に入れ１３０℃〜１５０℃で圧着すること
により、蛋白質からなる層が表面に形成された成形物を
得た。
【００４１】得られた蛋白質層が形成された成形物及
び、比較として蛋白質層が形成されていない成形物それ
ぞれに、２０℃の水１００mlを入れ、経時的変化を観察
した。結果を以下の表３に示した。
び、比較として蛋白質層が形成されていない成形物それ
ぞれに、２０℃の水１００mlを入れ、経時的変化を観察
した。結果を以下の表３に示した。
【００４２】
【表３】
【００４３】
【発明の効果】本発明の生分解性発泡成形物は、以上の
ように、小麦粉および／又はでんぷん並びに水からなる
原料が混練された後焼成され、更に表面に蛋白質からな
る層が形成されたものである。
ように、小麦粉および／又はでんぷん並びに水からなる
原料が混練された後焼成され、更に表面に蛋白質からな
る層が形成されたものである。
【００４４】それゆえ、使用及び保管時に充分な強度を
有し耐水性及び防水性も兼ね備えるという効果を奏す
る。また、成形物は発泡状であることから軽量で断熱性
を有するという効果も併せて奏する。
有し耐水性及び防水性も兼ね備えるという効果を奏す
る。また、成形物は発泡状であることから軽量で断熱性
を有するという効果も併せて奏する。
【図１】本発明の成形物の強度を測定するための装置の
説明図である。
説明図である。
１ グリップ ２ 重り ３ 成形物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０８Ｌ 3/00 ＬＡＴ 7415−4Ｊ // Ｃ０８Ｌ 3:00 (72)発明者 田中 真二 大阪府茨木市西中条町10−８
Claims (2)
- 【請求項１】小麦粉および／又はでんぷん並びに水から
なる原料が混練された後焼成された生分解性発泡成形物
であって、その表面に蛋白質からなる層が形成されてい
ることを特徴とする生分解性発泡成形物。 - 【請求項２】小麦粉および／又はでんぷん並びに水から
なる原料を混練した後、焼成し発泡させ、更に得られた
成形物の表面に蛋白質からなる層を形成することを特徴
とする生分解性発泡成形物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29325092A JPH06135487A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 生分解性発泡成形物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29325092A JPH06135487A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 生分解性発泡成形物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06135487A true JPH06135487A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17792393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29325092A Pending JPH06135487A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 生分解性発泡成形物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06135487A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1043354A4 (en) * | 1997-12-26 | 2001-02-07 | Showa Sangyo Co | METHOD FOR LEAVING WATER RESISTANCE ON A POLYSACCHARIDE OBJECT |
| WO2001028869A1 (fr) * | 1999-10-20 | 2001-04-26 | Et.Eitoku Corporation | Contenant traite du type plateau, plat, plateau a the, boite a repas, pot a semis, paquet et coupe, fabrique a partir de gaines de petioles, dechets, matieres non utilisees et matieres recyclees de plantes cycliques telles que des plantes recoltees du type mais, millet, paille, canisse, bambou, kenaf, kaoliang et palmier |
| US6479164B1 (en) | 1996-02-05 | 2002-11-12 | Biotec Biologische Naturverpackungen Gmbh & Co. Kg | Method for preparing composite materials from renewable raw materials |
| USRE39339E1 (en) | 1992-08-11 | 2006-10-17 | E. Khashoggi Industries, Llc | Compositions for manufacturing fiber-reinforced, starch-bound articles having a foamed cellular matrix |
| EP2032470A1 (en) * | 2006-06-16 | 2009-03-11 | The Biodegradable Technologies General Partnership | Biodegradable compositions, articles prepared from biodegradable compositions and manufacturing methods |
| JP4574738B1 (ja) * | 2010-02-15 | 2010-11-04 | 株式会社原子力エンジニアリング | 生分解性成形品 |
| US11975910B2 (en) | 2020-05-05 | 2024-05-07 | Pratt Retail Specialties, Llc | Hinged wrap insulated container |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP29325092A patent/JPH06135487A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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