JP2968391B2 - 生分解性発泡成形物及びその製造方法 - Google Patents

生分解性発泡成形物及びその製造方法

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泰三 唐澤
由佳 田中
貴之 栗坂
真二 田中
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/34Auxiliary operations
    • B29C44/3402Details of processes or apparatus for reducing environmental damage or for working-up compositions comprising inert blowing agents or biodegradable components

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小麦粉および/又はで
んぷんを主原料とし生分解性を有する発泡成形物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】小麦粉、でんぷんを主原料とする生分解
性を有した可食・非可食成形物は、コーン等のアイスク
リーム容器やもなか容器、或いは使い捨て用食器などと
して知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記容器及
び食器は組織がもろく、割れが生じやすいために強度が
充分でないという問題点を有している。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、使用及び保管
時に充分な強度を有する生分解性発泡成形物を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の生分解性発泡成
形物の製造方法は、小麦粉および/又はでんぷん並びに
水からなる原料を混練した後、型成形と150℃〜20
0℃による加熱とを同時に行って焼成し発泡させ、得ら
れた成形物の含水率を3〜20%となるように調整す
ことを特徴としている。
【0006】また、本発明の生分解性発泡成形物は上記
製造方法によって得られる成形物である。
【0007】上記製造方法において、原料に強化剤を加
えることにより成形物の強度が向上する。
【0008】又、上記製造方法において、得られた成形
物の成形後の含有率が3〜20%となるように水をコン
トロールすることによって強度を向上させることができ
る。
【0009】特に原料に強化剤を加え、成形物の成形後
の含水率を3〜20%、好ましくは3〜15%としたも
のは強度がより向上する。
【0010】含水率を調整する方法としては、例えば一
定湿度の庫内に一定時間放置する、水分を噴霧するなど
が挙げられる。
【0011】上記原料に副原料として糖類、油脂、乳化
剤、安定剤、塩類、着色料、香料などを少なくとも1種
以上加えてもよい。
【0012】 強化剤としては、セルロース、結晶セル
ロース、紙、おから、植物の葉、ふすま、ケイソウ土,
タルク,シリコン等の溶性鉱物物質などが挙げられ
る。中でも、強化剤としておから等の食品やセルロース
などの食品添加物を用いた成形物は食用可能となる。強
化剤の添加量としては、特に問わないが、粉体原料に対
し1〜50重量%の範囲が好ましく、2.5〜50重量%
の範囲が特に好ましい。
【0013】焼成温度としては材料が発泡する温度に設
定すればよく、具体的には、100〜250℃、好まし
くは150〜200℃である。また、焼成時間は特に問
わないが0.5〜4分が好ましい。
【0014】本発明の製造方法によれば焼成により原料
中の水分が水蒸気となり気泡が生じるために、得られる
成形物は発泡状を有する。従って、軽量で断熱性を有す
る発泡成形物が得られることになる。
【0015】また、原料をスラリー状とすることによ
り、成形加工が容易になることに加えて製品ののびの調
整ができる。
【0016】さらに、上記の発泡成形物の形状を工夫す
ることにより対衝撃強度を向上させることができる。例
えば、成形物の平らな面に対して、一定間隔で凹凸を施
す。または、筒状の成形物に対しては壁面にリブを形成
する、などがある。
【0017】成形物は微生物によって分解されるので、
土中に埋めると約2〜10週間で分解され一般のプラス
チック容器等が有する公害問題が発生せず、使い捨て容
器としても有効である。
【0018】成形物の用途としては、アイスクリーム容
器や、串カツ,フランクフルト等を入れるトレーなどの
食品容器、或いは包装用梱包材、さらにはうちわ,ごみ
箱などの日用品が挙げられる。
【0019】以下実施例により具体的な例を用いて説明
するが、本発明はこれらの実施例に限られるものではな
い。
【0020】
〔実験例1〕
小麦粉100部、でんぷん65部、砂糖10部、油5
部、乳化剤1部を混合したものに水を適量加え混ぜ合わ
せる。得られたスラリー状ミックスを型に入れ、180
℃、120秒間で焼成させ、10cm×20cmの板状成形
物を得た。
【0021】得られた成形物をレオメータ(不動工業
(株)製 NMR-2010 J-CW) により成形物が破断するまで
の最大応力を測定し、その最大応力を成形物の強度(kg)
とした。得られた強度を表1に示した。
【0022】〔実験例2〜8〕実験例1の粉体原料に対
し、表1に示す5〜100%の割合で強化剤としてセル
ロースを添加した後、180℃、120秒間焼成し、1
0cm×20cmの板状成形物をそれぞれ得た。得られた成
形物の強度を実験例1と同様にして測定し表1に示し
た。
【0023】
【表1】
【0024】〔実施例〕 〔実験例9〕 小麦粉100部、でんぷん65部、砂糖10部、油5
部、乳化剤1部を混合したものに水を適量加え混ぜ合わ
せる。得られたスラリー状ミックスを型に入れ、180
℃、120秒間で焼成させ、10cm×20cmの板状成形
物を得た。得られた板状成形物の含水率を、次の表2に
示す2.0〜20.0%にそれぞれ調整した。
【0025】得られた成形物の衝撃に対する強度を以下
に示す方法によって測定し、結果を表2に示した。 強度測定法 図1に示すように成形物3の一端をグリッ
プ1で固定し、他端に重り2をのせ、成形物3が破断す
るまでの重り2の重さを測定する。
【0026】〔実験例10〕実験例9の原料に更に強化
剤として粉体状の紙を2.5%加えた他は、実験例9と同
様にして含水率をそれぞれ変化させた板状成形物を得
た。得られた各成形物の強度を実験例9と同様に測定
し、結果を表2に併せて示した。
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】本発明の生分解性発泡成形物は、以上の
ように、小麦粉および/又はでんぷん並びに水からなる
原料が混練された後、型成形と150℃〜200℃によ
る加熱とを同時に行って焼成し、得られた成形物の含水
率が3〜20%となるように調整されたものである。そ
れゆえ、使用及び保管時に充分な強度を有する成形物と
なるという効果を奏する。さらに、強化剤を加えたり、
製品の成形後の含水率を調整することにより、一層強度
の向上した成形物が得られる。また、成形物は発泡状で
あることから軽量で断熱性を有するため、例えば温度の
高い食品の容器としても有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形物の強度を測定するための装置の
説明図である。
【符号の説明】 1 グリップ 2 重り 3 成形物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−57734(JP,A) 特開 平2−261335(JP,A) 特開 昭63−137634(JP,A) 特開 昭50−156563(JP,A) 特開 平4−126734(JP,A) 特開 平4−283242(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 9/12 C08L 3/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦粉および/又はでんぷん並びに水から
    なる原料が混練された後、型成形と150℃〜200℃
    による加熱とを同時に行って焼成し、得られた成形物の
    含水率が3〜20%となるように調整されたものからな
    ることを特徴とする生分解性発泡成形物。
  2. 【請求項2】上記原料が混練された後、スラリー状とな
    っていることを特徴とする請求項1に記載の生分解性発
    泡成形物。
  3. 【請求項3】上記原料が更に強化剤を含むことを特徴と
    する請求項1または2に記載の生分解性発泡成形物。
  4. 【請求項4】上記原料が更に、糖類、油脂、乳化剤、安
    定剤、塩類、着色料、香料からなるグループのうち少な
    くとも1つを含むことを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載の生分解性発泡成形物。
  5. 【請求項5】小麦粉および/又はでんぷん並びに水から
    なる原料を混練した後、型成形と150℃〜200℃
    よる加熱とを同時に行って焼成し発泡させ、得られた成
    形物の含水率を3〜20%となるように調整することを
    特徴とする生分解性発泡成形物の製造方法。
  6. 【請求項6】上記原料を混練してスラリー状とすること
    を特徴とする請求項5に記載の生分解性発泡成形物の製
    造方法。
  7. 【請求項7】上記原料が更に強化剤を含むことを特徴と
    する請求項5または6に記載の生分解性発泡成形物の製
    造方法。
  8. 【請求項8】上記原料に更に、糖類、油脂、乳化剤、安
    定剤、塩類、着色料、香料からなるグループのうち少な
    くとも1つを加えることを特徴とする請求項5ないし7
    のいずれか1項に記載の生分解性発泡成形物の製造方
    法。
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