JPH06135484A - 記録媒体用収納ケースの製造方法 - Google Patents

記録媒体用収納ケースの製造方法

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JPH06135484A
JPH06135484A JP4309656A JP30965692A JPH06135484A JP H06135484 A JPH06135484 A JP H06135484A JP 4309656 A JP4309656 A JP 4309656A JP 30965692 A JP30965692 A JP 30965692A JP H06135484 A JPH06135484 A JP H06135484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming cylinder
design
cylinder
blanks
flat sheet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4309656A
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English (en)
Inventor
Shuji Azuma
修二 東
Tatsuo Fujii
達夫 藤井
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品を効率良く、安価に製造する。 【構成】溶融状態のプラスチック材料をシリンダーで押
し出し成形して得た平板シート30を用いる。しかも、
押し出し成形シリンダーとして少なくとも2本のシリン
ダー22、26を設置し、その一方を意匠成形シリンダ
ー22、他方を筋成形シリンダー26とする。このた
め、平板シート30の成形、意匠付与、筋押し、更に打
ち抜き等の各加工工程を一貫工程にしてブランクスを製
造できる。しかも、意匠を毎年更新しても、意匠成形シ
リンダー22を取り替えるだけで良く、筋成形シリンダ
ー26を半永久的に使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセット、フロッ
ピーディスク等の記録媒体用収納ケースの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープ等の記録媒体はその表
面に塵埃が付いたり、表面を傷付けたりすると記録が喪
失し、誤記録、誤表示等を行うようになる。そこで、オ
ーディオ、ビデオ等のテープカセットやフロッピーディ
スク等では不使用時にプラスチック、紙等のケースに収
納して保護している。
【0003】このような収納ケースとして、例えばプラ
スチック製のスリーブ型収納ケースを組み立てる場合、
最初原反メーカーが溶融状態のプラスチックをシリンダ
ーで押し出し成形し、大きな正方形状又は長方形状の平
板シートを形成する。このシートは加工メーカーへ輸送
される。加工メーカーでは片面に意匠等の印刷を施した
後、打抜き刃及び筋押し刃を配設した金型の定盤上に載
せ、平板シートからブランクスを一度に多数枚打ち抜
き、筋押しする。その際、各ブランクスの外形が収納ケ
ースを展開した図の輪郭線に沿って切断され、打ち抜か
れると同時に、筋押しにより製凾に必要な折曲用の溝が
形成される。このブランクスを製凾機に投入し、折り曲
げを行いながら所定箇所を重畳、溶着すると、収納ケー
スを組み立てることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに原反メーカーから加工メーカーへ原反たる平板シー
トを輸送し、加工を行うと、工程数も多く、輸送コスト
もかかるので、それ等が製品のコスト高につながる。そ
こで、現在では加工メーカーが意匠を印刷して施す代わ
りに原反メーカーが意匠成形シリンダーを用いて押し出
し成形することにより、そのシート表面に粗さの違いを
形成して意匠効果を持たせる方法が行われている。
【0005】確かに、この方法によると加工メーカーが
印刷をしないことで加工工程が1つ減る。しかし、輸送
に必要な負担はあまり変わらないばかりか、原反成形時
に一旦意匠を施すと、意匠はメーカー毎に異なる特殊な
ものであるため、その後限定した取り扱いが必要にな
り、徹底した管理方法を取らなければならない。そこ
で、押し出し成形時に意匠を施すだけでなく、更に筋押
し、打ち抜き等を行ってブランクスを形成することが考
えられる。
【0006】その際、例えば図9に示すような意匠、筋
成形シリンダー10を用いると、原反に対して図10に
示すような意匠12と筋押し線14とを同時に施すこと
ができる。その後、打ち抜くと効率良くブランクスがで
きる。なお、16はエンボス成形突起、18は筋押し刃
である。しかし、一般に意匠は毎年変更するので、意
匠、筋成形シリンダー10を用いると、シリンダー10
の寿命がくる前に、意匠の寿命により高価なシリンダー
10の全体を取り替えなければならず問題がある。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、記録媒体用収納ケースを効率良
く、安価に製造する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による記録媒体用収納ケースの製造方法では
溶融状態のプラスチック材料をシリンダーで押し出し成
形して得た平板シート30を用いる。しかも、押し出し
成形シリンダーとして少なくとも2本のシリンダー2
2、26を設置し、その一方を意匠成形シリンダー2
2、他方を筋成形シリンダー26とする。
【0009】
【作用】上記のように構成し、平板シート30を押し出
し成形するシリンダーとして少なくとも2本のシリンダ
ー22、26を設置し、その一方を意匠成形シリンダー
22、他方を筋成形シリンダー26とすると、平板シー
ト30の成形、意匠付与、筋押し、更に打ち抜き等の各
加工工程を一貫工程にしてブランクス44を製造でき
る。しかも、意匠を毎年更新しても、意匠成形シリンダ
ー22を取り替えるだけで良く、筋成形シリンダー26
を半永久的に使用できる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
を説明する。図1は本発明を適用したビデオテープカセ
ット用スリーブ型収納ケースのブランクス製造過程の一
部を示す斜視図である。図中、20は成形機の出口に取
り付けたTダイ、22はそのTダイ20の下方に設置し
た意匠成形シリンダー、24はその意匠成形シリンダー
22と対になるエンボスロール、26は意匠成形シリン
ダー22の下方に設置した筋成形シリンダー、28はそ
の筋成形シリンダー26と対になる加圧ロールである。
成形時、Tダイ20から溶融状態のプラスチック例えば
ポリプロピレン樹脂を平板状に押し出し、意匠成形シリ
ンダー22とエンボスロール24、更に筋成形シリンダ
ー26と加圧ロール28を通し、平板シート30を成形
する。
【0011】その際、意匠成形シリンダー22に図2に
示すようなエンボス成形突起32、TDKの文字成形突
起(図示なし)等を設けておくと、平板シート30の表
面に図3に示すような意匠34を施せる。しかも、平板
シート30の裏面にはエンボスロール24により全面に
エンボスを施せる。なお、一点鎖線は筋押し線が施され
るべき位置を示している。
【0012】又、筋成形シリンダー26に図4に示すよ
うな筋押し刃36を設けておくと、平板シート30の表
面に図5に示すような筋押し溝38を施せる。なお、加
圧ロール28は筋押し溝38を良好に形成するため、平
板シート30に押圧力を加えるものである。
【0013】このように、意匠成形シリンダー22と筋
成形シリンダー26とを別シリンダーにしておくと、意
匠を毎年更新しても意匠成形シリンダー22を取り替え
るだけでよく、筋成形シリンダー26を半永久的に使用
できる。又、筋成形シリンダー26の後方には更に打ち
抜き用シリンダーを設置する。
【0014】そして、図6に示すように打ち抜き用シリ
ンダー40に打抜き刃42を設けておくと、一貫工程に
て平板シート30の成形、意匠付与、筋押しの後、平板
シート30を打ち抜き、図7に示すようなブランクス4
4を効率良く製造できる。なお、打抜き用シリンダー4
0と対になる加圧ロールには打抜き刃42と相対する箇
所に凹所を設けておく。
【0015】このブランクス44を製凾機に投入し、折
り曲げを行いながら対応するフラップ同士を適宜重畳
し、溶着して両側面を形成すると、ビデオテープカセッ
ト収納用のスリーブ型ケースの組み立てが完成する。な
お、46は上面板、48は底面板、50は背面板、52
(52a、52b)は表側面フラップ、54(54a、
54b)は裏側面フラップ、56(56a、56b)は
耳フラップである。
【0016】図8は本発明を適用した他のビデオテープ
カセット用スリーブ型収納ケースのブランクス製造過程
の一部を示す斜視図である。図中、58はTダイ、60
は意匠成形シリンダー、62は意匠成形シリンダー60
と対になる筋成形シリンダーである。この場合には平板
シート64に対し、一度に表面に意匠を施し、裏面に筋
押し溝を施すことができる。又、意匠成形シリンダー6
0の後方にはやはり打抜き用シリンダーを設置し、その
打抜き用シリンダーと対になる加圧ロールも備え付け
る。
【0017】なお、上記実施例ではいずれも筋成形シリ
ンダーと打抜き用シリンダーとを別シリンダーとした
が、一体化することもできる。
【0018】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、平板シー
トを押し出し成形するシリンダーとして少なくとも2本
のシリンダーを設置し、その一方を意匠成形シリンダ
ー、他方を筋成形シリンダーとするため、平板シートの
成形、意匠付与、筋押し、更に打ち抜き等の各加工工程
を一貫工程にして輸送コストをかけることなく、ブラン
クスを効率良く製造できる。しかも、意匠を毎年更新し
ても、意匠成形シリンダーを取り替えるだけで良く、筋
成形シリンダーを半永久的に使用できるので、製品を安
価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したビデオテープカセット用スリ
ーブ型収納ケースのブランクス製造過程の一部を示す斜
視図である。
【図2】同ブランクス製造に使用する意匠成形シリンダ
ーの一部を示す断面図である。
【図3】同意匠成形シリンダーにより平板シートに施さ
れた意匠を示す図である。
【図4】同ブランクス製造に使用する筋成形シリンダー
の一部を示す断面図である。
【図5】同筋成形シリンダーにより平板シートに施され
た筋押し溝を意匠と共に示す図である。
【図6】同ブランクス製造に使用する打抜き用リシリン
ダーの一部を示す断面図である。
【図7】同打抜き用シリンダーにより平板シートから打
ち抜かれたブランクスを示す平面図である。
【図8】本発明を適用した他のビデオテープカセット用
スリーブ型収納ケースのブランクス製造過程の一部を示
す斜視図である。
【図9】従来の意匠、筋成形シリンダーの一部を示す断
面図である。
【図10】同筋成形シリンダーにより平板シートに施さ
れた意匠と筋押し線とを示す図である。
【符号の説明】
20、58…Tダイ 22、60…意匠成形シリンダー
24…エンボスロール 26、62…筋成形シリンダ
ー 28…加圧ロール 30、64…平板シート 34
…意匠 38…筋押し溝 40…打抜き用シリンダー
44…ブランクス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融状態のプラスチック材料をシリンダ
    ーで押し出し成形して得た平板シートを用いてなる記録
    媒体用収納ケースの製造方法において、上記成形シリン
    ダーとして少なくとも2本のシリンダーを設置し、その
    一方を意匠成形シリンダー、他方を筋成形シリンダーと
    することを特徴とする記録媒体用収納ケースの製造方
    法。
JP4309656A 1992-10-24 1992-10-24 記録媒体用収納ケースの製造方法 Withdrawn JPH06135484A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4309656A JPH06135484A (ja) 1992-10-24 1992-10-24 記録媒体用収納ケースの製造方法

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JP4309656A JPH06135484A (ja) 1992-10-24 1992-10-24 記録媒体用収納ケースの製造方法

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JPH06135484A true JPH06135484A (ja) 1994-05-17

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ID=17995684

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JP4309656A Withdrawn JPH06135484A (ja) 1992-10-24 1992-10-24 記録媒体用収納ケースの製造方法

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