JPH06171688A - 記録媒体用収納ケースの製造方法 - Google Patents
記録媒体用収納ケースの製造方法Info
- Publication number
- JPH06171688A JPH06171688A JP34532692A JP34532692A JPH06171688A JP H06171688 A JPH06171688 A JP H06171688A JP 34532692 A JP34532692 A JP 34532692A JP 34532692 A JP34532692 A JP 34532692A JP H06171688 A JPH06171688 A JP H06171688A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- design
- sheet
- storage case
- heater
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
Landscapes
- Packaging For Recording Disks (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラスチック製シートの一部に種々の意匠を
簡単に施せる装置を採用し、リサイクル可能なケースを
効率良く、安価に製造する。 【構成】意匠を施す際にヒーターブロック14を用い、
その意匠の型を備えたヒーターヘッド15で、プラスチ
ック製シート20の表面を部分的に加熱、加圧する。こ
のため、加圧箇所24に凹みやつやができ、意匠となる
図柄ができる。意匠を変えるには型のみを取り替えれば
よい。そして、意匠型の加圧面に微小の凹凸を設ける
と、疑似的なしぼ意匠を簡単に施せる。
簡単に施せる装置を採用し、リサイクル可能なケースを
効率良く、安価に製造する。 【構成】意匠を施す際にヒーターブロック14を用い、
その意匠の型を備えたヒーターヘッド15で、プラスチ
ック製シート20の表面を部分的に加熱、加圧する。こ
のため、加圧箇所24に凹みやつやができ、意匠となる
図柄ができる。意匠を変えるには型のみを取り替えれば
よい。そして、意匠型の加圧面に微小の凹凸を設ける
と、疑似的なしぼ意匠を簡単に施せる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセット、フロッ
ピーディスク等の記録媒体用収納ケースの製造方法に関
する。
ピーディスク等の記録媒体用収納ケースの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープ等の記録媒体はその表
面に塵埃が付いたり、表面を傷付けたりすると記録が喪
失し、誤記録、誤表示等を行うようになる。そこで、オ
ーディオ、ビデオ等のテープカセットやフロッピーディ
スク等では不使用時にプラスチック、紙等のケースに収
納して保護している。
面に塵埃が付いたり、表面を傷付けたりすると記録が喪
失し、誤記録、誤表示等を行うようになる。そこで、オ
ーディオ、ビデオ等のテープカセットやフロッピーディ
スク等では不使用時にプラスチック、紙等のケースに収
納して保護している。
【0003】このような収納ケースとして、例えばプラ
スチック製のスリーブ型収納ケースを組み立てる場合、
最初原反メーカーが溶融状態のプラスチックをシリンダ
ーで押し出し成形し、大きな正方形状又は長方形状の平
板シートを形成する。このプラスチック製シートは加工
メーカーへ輸送される。加工メーカーでは片面に意匠等
の印刷を施した後、打抜き刃及び筋押し刃を配設した金
型の定盤上に載せ、シートからブランクスを一度に多数
枚打ち抜き、筋押しする。このブランクスを製凾機に投
入し、折り曲げを行いながら所定箇所を重畳、溶着する
と、収納ケースを組み立てることができる。
スチック製のスリーブ型収納ケースを組み立てる場合、
最初原反メーカーが溶融状態のプラスチックをシリンダ
ーで押し出し成形し、大きな正方形状又は長方形状の平
板シートを形成する。このプラスチック製シートは加工
メーカーへ輸送される。加工メーカーでは片面に意匠等
の印刷を施した後、打抜き刃及び筋押し刃を配設した金
型の定盤上に載せ、シートからブランクスを一度に多数
枚打ち抜き、筋押しする。このブランクスを製凾機に投
入し、折り曲げを行いながら所定箇所を重畳、溶着する
と、収納ケースを組み立てることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加工メ
ーカーがプラスチック製シートに意匠性を持たせるため
に行なう印刷方法は通常オフセット印刷やグラビア印刷
等の方法であり、いずれも大がかりな設備を必要とす
る。しかも、印刷によると必ずインキ代がかかるし、イ
ンキがあるからそのままプラスチック材としてリサイク
ルにも使えない。インキを除くには溶剤と除去工程が必
要となり、負担が大きくなる。なお、プラスチック製シ
ートに意匠を施す方法として、他にホットスタンプやパ
ッド印刷等の比較的小規模の方法もあるが、やはり箔や
インキなどの材料を必要とする。
ーカーがプラスチック製シートに意匠性を持たせるため
に行なう印刷方法は通常オフセット印刷やグラビア印刷
等の方法であり、いずれも大がかりな設備を必要とす
る。しかも、印刷によると必ずインキ代がかかるし、イ
ンキがあるからそのままプラスチック材としてリサイク
ルにも使えない。インキを除くには溶剤と除去工程が必
要となり、負担が大きくなる。なお、プラスチック製シ
ートに意匠を施す方法として、他にホットスタンプやパ
ッド印刷等の比較的小規模の方法もあるが、やはり箔や
インキなどの材料を必要とする。
【0005】そこで、現在では加工メーカーが意匠を印
刷して施す代わりに、原反メーカーが意匠成形シリンダ
ーを用いて押し出し成形して、シート表面に粗さの違い
を形成して意匠効果を持たせる方法が行われるようにな
ってきた。しかし、意匠成形シリンダーによると、溶融
状態のプラスチック材料をシリンダーで冷却しながら加
圧し、シートの物性が定まっていない状態で意匠を施さ
なければならない。それ故、基準からの意匠の位置精度
が非常に出し難く、シリンダーには高度の寸法精度が要
求される。又、寸法精度を考慮した成形条件の調整も必
要になる。その上、収納ケースに施す意匠は一部を変更
する必要性が高いが、一部の意匠を変える場合でも高価
なシリンダーの全体を取り替えなければならない。
刷して施す代わりに、原反メーカーが意匠成形シリンダ
ーを用いて押し出し成形して、シート表面に粗さの違い
を形成して意匠効果を持たせる方法が行われるようにな
ってきた。しかし、意匠成形シリンダーによると、溶融
状態のプラスチック材料をシリンダーで冷却しながら加
圧し、シートの物性が定まっていない状態で意匠を施さ
なければならない。それ故、基準からの意匠の位置精度
が非常に出し難く、シリンダーには高度の寸法精度が要
求される。又、寸法精度を考慮した成形条件の調整も必
要になる。その上、収納ケースに施す意匠は一部を変更
する必要性が高いが、一部の意匠を変える場合でも高価
なシリンダーの全体を取り替えなければならない。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、プラスチック製シートの一部に
種々の意匠を簡単に施せる装置を採用し、リサイクル可
能な記録媒体用収納ケースを効率良く、安価に製造する
方法を提供することを目的とする。
てなされたものであり、プラスチック製シートの一部に
種々の意匠を簡単に施せる装置を採用し、リサイクル可
能な記録媒体用収納ケースを効率良く、安価に製造する
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による記録媒体用収納ケースの製造方法では
プラスチック製シート20に意匠を施す際にヒーターブ
ロック14を用い、その意匠の型を備えたヒーターヘッ
ド15で、プラスチック製シート20の表面を部分的に
加熱、加圧するという工程を採用する。
に、本発明による記録媒体用収納ケースの製造方法では
プラスチック製シート20に意匠を施す際にヒーターブ
ロック14を用い、その意匠の型を備えたヒーターヘッ
ド15で、プラスチック製シート20の表面を部分的に
加熱、加圧するという工程を採用する。
【0008】又、意匠型の加圧面18に微小の凹凸を設
けておくと好ましくなる。
けておくと好ましくなる。
【0009】
【作用】上記のように構成し、意匠型の加圧面18をシ
ート20に食い込ませて加熱、加圧すると、その加圧箇
所24に凹みができ、つやがでる。又、意匠型の加圧面
をシートに単に押し付け、加熱、加圧すると、その加圧
箇所につやのみがでる。なお、意匠を変えるにはヒータ
ーヘッド15に備えた意匠の型を取り替えればよい。
ート20に食い込ませて加熱、加圧すると、その加圧箇
所24に凹みができ、つやがでる。又、意匠型の加圧面
をシートに単に押し付け、加熱、加圧すると、その加圧
箇所につやのみがでる。なお、意匠を変えるにはヒータ
ーヘッド15に備えた意匠の型を取り替えればよい。
【0010】又、意匠型の加圧面に微小の凹凸として例
えばドットやストライプを設けておくと、シートの表面
を少し溶融するだけで疑似的なしぼ意匠を施すことがで
き、多種の意匠表現が可能になる。
えばドットやストライプを設けておくと、シートの表面
を少し溶融するだけで疑似的なしぼ意匠を施すことがで
き、多種の意匠表現が可能になる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
を説明する。図1は本発明を適用したビデオテープカセ
ット用スリーブ型収納ケースの多面付けシートに対する
意匠付け過程を示す部分断面図、図2はその多面付けシ
ートの平面図である。図中、10はシリンダー、12は
その外周壁、14(14a、…14d)はその円弧に沿
って外周壁付近に等間隔に備え付けた4個のヒーターブ
ロック、15(15a、…15d)はそれ等の各ヒータ
ーブロック14に備えたヒーターヘッドである。これ等
のヘッド15はそれぞれヒーター16(16a、…16
d)を内蔵し、加圧面18(18a、…18d)を有す
る意匠の型を備えている。しかも、各型はヘッド15の
台部に対し、交換及び調整が容易な構造を備えている。
なお、シリンダー10の外周壁付近にはそれ等のヒータ
ーブロック14と並べて、更に4個の同様なヒーターブ
ロックを備え付けてある。
を説明する。図1は本発明を適用したビデオテープカセ
ット用スリーブ型収納ケースの多面付けシートに対する
意匠付け過程を示す部分断面図、図2はその多面付けシ
ートの平面図である。図中、10はシリンダー、12は
その外周壁、14(14a、…14d)はその円弧に沿
って外周壁付近に等間隔に備え付けた4個のヒーターブ
ロック、15(15a、…15d)はそれ等の各ヒータ
ーブロック14に備えたヒーターヘッドである。これ等
のヘッド15はそれぞれヒーター16(16a、…16
d)を内蔵し、加圧面18(18a、…18d)を有す
る意匠の型を備えている。しかも、各型はヘッド15の
台部に対し、交換及び調整が容易な構造を備えている。
なお、シリンダー10の外周壁付近にはそれ等のヒータ
ーブロック14と並べて、更に4個の同様なヒーターブ
ロックを備え付けてある。
【0012】又、20は多面付けしたプラスチック例え
ばポリプロピレン製のシートである。この多面付けシー
ト20は溶融状態のプラスチックをシリンダーで押し出
し成形し、冷却して得た長方形状の平板シートであり、
例えば図2に示すようにビデオテープカセット用スリー
ブ型収納ケースのブランクス22を6枚取り可能の大き
さにしたものである。なお、2点鎖線は各ブランクス2
2の輪郭線の位置を示す。
ばポリプロピレン製のシートである。この多面付けシー
ト20は溶融状態のプラスチックをシリンダーで押し出
し成形し、冷却して得た長方形状の平板シートであり、
例えば図2に示すようにビデオテープカセット用スリー
ブ型収納ケースのブランクス22を6枚取り可能の大き
さにしたものである。なお、2点鎖線は各ブランクス2
2の輪郭線の位置を示す。
【0013】このようなプラスチック製シート20に意
匠を施すには、図1に示すように多面付けシート20を
矢印で示した左方向に移動し、シリンダー10を矢印で
示した時計方向に回転する。その際、ヒーターヘッド1
5の先端部を下げ、意匠型の加圧面18をシート20の
表面に部分的に食い込ませ、加熱、加圧して溶融した
後、ヘッド15を持ち上げて除圧後冷却する。すると、
加圧面18を食い込ませた箇所24に凹みができ、他の
箇所よりつやがでる。それ故、図柄を凹凸と光沢の差に
より形成できる。なお、意匠型の加圧面をシートに単に
押し付けて加熱、加圧して溶融すると、その箇所につや
がでて、図柄を光沢の差のみで形成できる。
匠を施すには、図1に示すように多面付けシート20を
矢印で示した左方向に移動し、シリンダー10を矢印で
示した時計方向に回転する。その際、ヒーターヘッド1
5の先端部を下げ、意匠型の加圧面18をシート20の
表面に部分的に食い込ませ、加熱、加圧して溶融した
後、ヘッド15を持ち上げて除圧後冷却する。すると、
加圧面18を食い込ませた箇所24に凹みができ、他の
箇所よりつやがでる。それ故、図柄を凹凸と光沢の差に
より形成できる。なお、意匠型の加圧面をシートに単に
押し付けて加熱、加圧して溶融すると、その箇所につや
がでて、図柄を光沢の差のみで形成できる。
【0014】このようにヒーターブロック14をロール
状に配置したシリンダー10を用いて、プラスチック製
シート20に意匠を施すと、シート20の物性が定まっ
ているため、意匠の位置精度が出し易く、型の寸法精度
も低くて済み、型の製作費用も安くなる。又、シート2
0の表面を溶融するだけであるからインキ等の材料費も
かからず、シート表面が荒いものでも対応可能となる。
しかも、意匠を変えるには型部分だけを取り替えるだけ
でよい。
状に配置したシリンダー10を用いて、プラスチック製
シート20に意匠を施すと、シート20の物性が定まっ
ているため、意匠の位置精度が出し易く、型の寸法精度
も低くて済み、型の製作費用も安くなる。又、シート2
0の表面を溶融するだけであるからインキ等の材料費も
かからず、シート表面が荒いものでも対応可能となる。
しかも、意匠を変えるには型部分だけを取り替えるだけ
でよい。
【0015】意匠を施した後、打抜き刃及び筋押し刃を
配設した金型(図示なし)の定盤上に載せ、シートから
ブランクス22を一度に6枚打ち抜き、筋押しする。そ
の際、各ブランクス22の外形が収納ケースを展開した
図の輪郭線に沿って切断され、打ち抜かれると同時に、
筋押しにより製凾に必要な折曲用の溝が形成される。こ
のブランクス22を製凾機に投入し、折り曲げを行いな
がら対応するフラップ同士を適宜重畳し、溶着して両側
面を形成すると、図3に示すような開口部26に指掛け
用の切り欠き28(28a、28b)を設けたビデオテ
ープカセット収納用のスリーブ型ケース30の組み立て
が完成する。なお、A、B、Cの文字は加圧面18を食
い込ませた箇所24にできる意匠たる図柄の一例を示す
ものである。
配設した金型(図示なし)の定盤上に載せ、シートから
ブランクス22を一度に6枚打ち抜き、筋押しする。そ
の際、各ブランクス22の外形が収納ケースを展開した
図の輪郭線に沿って切断され、打ち抜かれると同時に、
筋押しにより製凾に必要な折曲用の溝が形成される。こ
のブランクス22を製凾機に投入し、折り曲げを行いな
がら対応するフラップ同士を適宜重畳し、溶着して両側
面を形成すると、図3に示すような開口部26に指掛け
用の切り欠き28(28a、28b)を設けたビデオテ
ープカセット収納用のスリーブ型ケース30の組み立て
が完成する。なお、A、B、Cの文字は加圧面18を食
い込ませた箇所24にできる意匠たる図柄の一例を示す
ものである。
【0016】意匠を変える場合には型を取り替えるが、
その加圧面に微小の凹凸としてドットを設けておくと、
A、B、Cの文字を図4に示すような疑似的なしぼ意匠
で形成することができる。又、加圧面に微小の凹凸とし
てストライプを設けておくと、A、B、Cの文字を図5
に示すような疑似的なしぼ意匠で形成することができ
る。
その加圧面に微小の凹凸としてドットを設けておくと、
A、B、Cの文字を図4に示すような疑似的なしぼ意匠
で形成することができる。又、加圧面に微小の凹凸とし
てストライプを設けておくと、A、B、Cの文字を図5
に示すような疑似的なしぼ意匠で形成することができ
る。
【0017】図6は本発明を適用したビデオテープカセ
ット用スリーブ型収納ケースのブランクスに対する意匠
付け過程を示す部分断面図、図2はそのブランクスの平
面図である。図中、32は平面状のヒーターブロック、
34はその中央下部に備え付けた1個のヒーターヘッド
である。このヘッド34はヒーター36を内蔵し、加圧
面38を有する意匠の型を備えている。しかも、型はヘ
ッド34の台部に対し、やはり交換及び調整が容易な構
造を備えている。
ット用スリーブ型収納ケースのブランクスに対する意匠
付け過程を示す部分断面図、図2はそのブランクスの平
面図である。図中、32は平面状のヒーターブロック、
34はその中央下部に備え付けた1個のヒーターヘッド
である。このヘッド34はヒーター36を内蔵し、加圧
面38を有する意匠の型を備えている。しかも、型はヘ
ッド34の台部に対し、やはり交換及び調整が容易な構
造を備えている。
【0018】又、40はプラスチック製シートたるブラ
ンクスである。このブランクス40は原反たる大きな平
板シートを打抜き刃及び筋押し刃を配設した金型の定盤
上に載せ、そのシートから一度に多数枚打ち抜き、筋押
しして得たものである。その際、図7に示すように各ブ
ランクス40の外形が収納ケースを展開した図の輪郭線
42に沿って切断され、打ち抜かれると同時に、筋押し
により製凾に必要な折曲用の溝44が形成される。な
お、46は正面板、48は背面板、50は底面板、52
(52a、52b)は表側面フラップ、54(54a、
54b)は裏側面フラップ、56(56a、56b)は
耳フラップである。
ンクスである。このブランクス40は原反たる大きな平
板シートを打抜き刃及び筋押し刃を配設した金型の定盤
上に載せ、そのシートから一度に多数枚打ち抜き、筋押
しして得たものである。その際、図7に示すように各ブ
ランクス40の外形が収納ケースを展開した図の輪郭線
42に沿って切断され、打ち抜かれると同時に、筋押し
により製凾に必要な折曲用の溝44が形成される。な
お、46は正面板、48は背面板、50は底面板、52
(52a、52b)は表側面フラップ、54(54a、
54b)は裏側面フラップ、56(56a、56b)は
耳フラップである。
【0019】このようなブランクス40に意匠を施すに
は、図6に示すようにブランクス40を所定位置に置
き、ヒーターブロック32を矢印で示す下方に移動す
る。その際、ヒーターヘッド34の加圧面38をやはり
ブランクス40の表面に部分的に食い込ませ、或いは単
に押し付けて加熱、加圧して溶融する。その後、ヘッド
34を矢印で示す方向に持ち上げて除圧し、冷却する。
同時に、ブランクス40を矢印で示す左方向に移動して
取り除く。このようして、同様の意匠を施したブランク
ス40を製凾機に投入し、折り曲げを行いながら所定箇
所を重畳、溶着すると、収納ケースを組み立てることが
できる。なお、意匠付けはブランクス形成前に、少数の
ブランクス取り可能に面付けしたシートに対して行なっ
てもよい。
は、図6に示すようにブランクス40を所定位置に置
き、ヒーターブロック32を矢印で示す下方に移動す
る。その際、ヒーターヘッド34の加圧面38をやはり
ブランクス40の表面に部分的に食い込ませ、或いは単
に押し付けて加熱、加圧して溶融する。その後、ヘッド
34を矢印で示す方向に持ち上げて除圧し、冷却する。
同時に、ブランクス40を矢印で示す左方向に移動して
取り除く。このようして、同様の意匠を施したブランク
ス40を製凾機に投入し、折り曲げを行いながら所定箇
所を重畳、溶着すると、収納ケースを組み立てることが
できる。なお、意匠付けはブランクス形成前に、少数の
ブランクス取り可能に面付けしたシートに対して行なっ
てもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ヒーター
ブロックを用い、その意匠の型を備えたヒーターヘッド
で、プラスチック製シートの表面を部分的に加熱、加圧
するため、加圧箇所に凹みやつやができ、意匠となる図
柄を凹凸と光沢の差、又は光沢の差のみで形成すること
ができる。しかも、意匠を変えるにはヒーターヘッドに
備えた意匠の型のみを取り替えればよく、型の交換と調
整が容易であり、型費用も安いので、多品種少量生産に
適する。又、シートの表面を溶融するだけであるからイ
ンキ等の材料費もかからず、製品が安価になり、シート
表面が荒いものでも対応可能で、リサイクルも可能にな
る。
ブロックを用い、その意匠の型を備えたヒーターヘッド
で、プラスチック製シートの表面を部分的に加熱、加圧
するため、加圧箇所に凹みやつやができ、意匠となる図
柄を凹凸と光沢の差、又は光沢の差のみで形成すること
ができる。しかも、意匠を変えるにはヒーターヘッドに
備えた意匠の型のみを取り替えればよく、型の交換と調
整が容易であり、型費用も安いので、多品種少量生産に
適する。又、シートの表面を溶融するだけであるからイ
ンキ等の材料費もかからず、製品が安価になり、シート
表面が荒いものでも対応可能で、リサイクルも可能にな
る。
【0021】そして、意匠型の加圧面に微小の凹凸を設
けると、疑似的なしぼ意匠を簡単に施せるため、好都合
となる。
けると、疑似的なしぼ意匠を簡単に施せるため、好都合
となる。
【図1】本発明を適用したビデオテープカセット用スリ
ーブ型収納ケースの多面付けシートに対する意匠付け過
程を示す部分断面図である。
ーブ型収納ケースの多面付けシートに対する意匠付け過
程を示す部分断面図である。
【図2】同多面付けシートの平面図である。
【図3】同ビデオテープカセット用スリーブ型収納ケー
スを示す斜視図である。
スを示す斜視図である。
【図4】同ビデオテープカセット用スリーブ型収納ケー
スの他の例を示す斜視図である。
スの他の例を示す斜視図である。
【図5】同ビデオテープカセット用スリーブ型収納ケー
スの更に他の例を示す斜視図である。
スの更に他の例を示す斜視図である。
【図6】本発明を適用したビデオテープカセット用スリ
ーブ型収納ケースのブランクスに対する意匠付け過程を
示す部分断面図である。
ーブ型収納ケースのブランクスに対する意匠付け過程を
示す部分断面図である。
【図7】同ブランクスの平面図である。
10…シリンダー 14、32…ヒーターブロック 1
5、34…ヒーターヘッド 16、36…ヒーター 1
8、38…加圧面 20…多面付けシート 22…ブラ
ンクス対応箇所 24…加圧箇所 30…スリーブ型収
納ケース 40…ブランクス
5、34…ヒーターヘッド 16、36…ヒーター 1
8、38…加圧面 20…多面付けシート 22…ブラ
ンクス対応箇所 24…加圧箇所 30…スリーブ型収
納ケース 40…ブランクス
Claims (2)
- 【請求項1】 意匠を施したプラスチック製シートを用
いてなる記録媒体用収納ケースの製造方法において、上
記意匠を施す際にヒーターブロックを用い、その意匠の
型を備えたヒーターヘッドで、プラスチック製シートの
表面を部分的に加熱、加圧することを特徴とする記録媒
体用収納ケースの製造方法。 - 【請求項2】 意匠型の加圧面に微小の凹凸を設けるこ
とを特徴とする請求項1記載の記録媒体用収納ケースの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34532692A JPH06171688A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 記録媒体用収納ケースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34532692A JPH06171688A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 記録媒体用収納ケースの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06171688A true JPH06171688A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18375837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34532692A Withdrawn JPH06171688A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 記録媒体用収納ケースの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06171688A (ja) |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP34532692A patent/JPH06171688A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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