JPH06135483A - カセット収納ケース - Google Patents

カセット収納ケース

Info

Publication number
JPH06135483A
JPH06135483A JP4314195A JP31419592A JPH06135483A JP H06135483 A JPH06135483 A JP H06135483A JP 4314195 A JP4314195 A JP 4314195A JP 31419592 A JP31419592 A JP 31419592A JP H06135483 A JPH06135483 A JP H06135483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
case
flexible
case half
side walls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4314195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ozaki
博 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4314195A priority Critical patent/JPH06135483A/ja
Publication of JPH06135483A publication Critical patent/JPH06135483A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 上側ケース半体2と下側ケース半体3とを合
体して構成されるカセット収納ケース1において、上側
ケース半体2の側壁部2aに可撓部5を設けると共に、
これに対応して下側ケース半体3の側壁部3aの内面側
に凸部6を設ける。両ケース半体2と3を合わせた状態
では凸部6によって可撓部5が内側へ押圧されて屈折変
形される。 【効果】 カセット収納ケース1にテープカセット30
を挿入し収納した状態では、上記の如く内側へ変形され
た可撓部5の先端内面側のストッパー突起5aがテープ
カセット30の側部の凹部32に係合し、これによって
テープカセット30はケースからの脱落及びケース内で
のガタつきが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセットの保管に
用いるカセット収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、図13〜図17において従来のカ
セット収納ケースの一例を説明する。図13に示すもの
は、いわゆる8mmビデオカセットを収納するブックケ
ース型の収納ケースで、このケース1は図14により明
らかな如く上側ケース半体2と下側ケース半体3とによ
り構成されている。
【0003】上側ケース半体2は透明樹脂、下側ケース
半体3は不透明(着色)樹脂によりなり、この上側ケー
ス半体2と下側ケース半体3を合体させた状態では上側
ケース半体2の側壁部2aが下側ケース半体3の側壁部
3aの内側に重なり、この状態で両ケース半体2と3を
溶着等の固定手段で接合することによりケース1が形成
される。
【0004】そしてこのケース1にテープカセット(8
mmビデオカセット)30を挿入し収納することによっ
てテープカセット30が外部環境から保護される。尚こ
のテープカセット30の収納状態では透明の上側ケース
半体2を介して外部からテープカセット30を目視する
ことができる。
【0005】またこのケース1における上側ケース半体
2の左右の側壁部2aの一部には、テープカセットの脱
落を防止するためのストッパー部が設けられている。即
ちこのストッパー部は、側壁部2aにその下縁からL字
形にスリット4を設けて可撓部5を形成し、この可撓部
5の先端部の内面側にストッパー突起5aを突設して構
成され、テープカセット30を収納した状態ではこのス
トッパー突起5aがテープカセット30の側面の凹状部
(この例では8mmビデオカセットのリッド31の側面
に設けられている凹孔32)に係合されることにより、
テープカセット30はケース1から簡単には脱落しない
状態に係止保持される。
【0006】図18は以上の如き従来のケース1の上側
ケース半体2を成形する金型の構造の一部を示してい
る。ここにおいて101は可撓部5を成形するためのス
ライドコア、102はメインコアで、従来の場合可撓部
5のストッパー突起5aが側壁部2aより内側に突出し
ているため、メインコア102の型抜きの都合上、スラ
イドコア101によって可撓部5の部分のみを成形する
金型構造を採ることができず、スライドコア101で可
撓部5以外の側壁部2aから上面板部2bにかけての一
部分をも成形する金型構造とせざるを得ない。
【0007】そして成形後に上側ケース半体(成形品)
2からスライドコア101及びメインコア102を抜く
際には、同図Aの状態から先ず同図Bに示す如くメイン
コア102を抜き、その後に同図Cのようにスライドコ
ア101を横方向にスライドさせるように型抜き動作が
行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような金型構造で
成形された上側ケース半体2は、その上面板部2bにお
けるスライドコア101とメインコア102の合わせ目
に当たる部分に、図19に示すようなパーティングライ
ンLが発生する。上述したように上側ケース半体2が透
明である場合、このパーティングラインLが外部から見
えてしまい、外観性が損なわれてしまう不具合がある。
【0009】本発明はこのような問題点を解消すること
を目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、ケース本体が二つの分体(上側ケース半
体と下側ケース半体)を組み合わせて構成されるカセッ
ト収納ケースにおいて、一方の分体(上側ケース半体)
の側壁部の一部に可撓部を設けると共に、他方の分体
(下側ケース半体)に、この可撓部の外側に対応する凸
部を設けてなり、二つの分体(上側ケース半体と下側ケ
ース半体)を合わせた状態では可撓部が凸部によって内
側へ押圧されて変形することによりカセットストッパー
として機能するようにしたものである。
【0011】
【作用】上記の如く構成されるカセット収納ケースにテ
ープカセットを収納した状態では、テープカセットはケ
ース内において内側に変形された可撓部によって確実に
係止保持されて脱落及びガタつきが防止される。そして
上記構成とすることにより、一方側の分体(上側ケース
半体)は可撓部が側壁部より内側に突出しない形状に成
形できるので、その成形金型はスライドコアによるパー
ティングラインが目立つ部分に生じない構造とすること
ができ、従って外観性を損なうことなくカセットストッ
パー機能を有するカセット収納ケースを実現できる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図6を参照しながら本発明の実
施例について説明する。本例のカセット収納ケース1
は、上述した従来例と同様に透明の上側ケース半体2と
不透明の下側ケース半体3とによりなり、上側ケース半
体2の左右の側壁部2aには可撓部5を有し、この可撓
部5の内面側にはストッパー突起5aが突設されている
も、本例においては図3及び図4により明らかな如くこ
のストッパー突起5aは側壁部2aより内側に突出して
いない。
【0013】一方下側ケース半体3には、左右の側壁部
3aの内面側に夫々可撓部5の外側に対応する凸部6が
設けられており、上側ケース半体2と下側ケース半体3
を合体した状態ではこの凸部6によって可撓部5が内側
へ押圧されて屈折変形し、ストッパー突起5aが側壁部
2aより内側に突出される状態となる(図5及び図6参
照)。
【0014】そしてこのように上側ケース半体2と下側
ケース半体3を合体して可撓部5のストッパー突起5a
が内側に突出されてなるケース1にテープカセット(8
mmビデオカセット)30を挿入し収納した状態では、
ストッパー突起5aがテープカセット30のリッド31
の側面の凹孔32に係合されることにより、テープカセ
ット30はケース1から簡単には脱落することがなく、
またケース1内でのガタつきが抑えられる。
【0015】図7は以上の如き本例のケース1の上側ケ
ース半体2を成形する金型の構造の一部を示している。
この場合、従来とは異なりストッパー突起5aが側壁部
2aより内側へ突出していないため、メインコア102
の型抜きに何らの支障もないので、図示のようにスライ
ドコア101で可撓部5の部分のみを成形する金型構造
を採ることができる。
【0016】そして成形後は、同図Aの状態から先ず同
図Bに示すようにスライドコア101を横方向にスライ
ドさせ、その後同図Cのようにスライドコア101と一
体にメインコア102を成形品から抜くように型抜き動
作が行なわれる。
【0017】このような金型構造によって成形された上
側ケース半体2は、従来のように上面板部2bにパーテ
ィングラインが生じることはなく、従って上側ケース半
体2が透明であっても外観性が損なわれることはない。
尚、上側ケース半体2の側壁部2aにはスライドコアに
よるパーティングラインが生じることになるが、この側
壁部2aのパーティングラインは上側ケース半体2と下
側ケース半体3を合体した状態では下側ケース半体3の
側壁部3aで覆い隠されるので、外観上問題はない。
【0018】図8〜図11は本発明をオーディオ用コン
パクトカセットの収納ケースに適用した例を示す。即ち
このケース11は、テープカセット40が収納される身
12と、これを開閉する蓋体13とによりなり、この身
12と蓋体13は軸枢支部14を介して回動可能に連結
されている。蓋体13にはポケット部15が形成されて
おり、このポケット部15にテープカセット40を挿入
した状態で蓋体13を開閉回動させることにより、身1
2に対するテープカセットの出し入れが円滑に行なわれ
る構造となっている。
【0019】そしてこのようなケース11の蓋体13の
ポケット部15を構成する左右の側壁部15aには、夫
々L字形のスリット16を設けて可撓部17が形成され
ており、この可撓部17の先端部の内面側にはストッパ
ー突起17aが突設されているも、このストッパー突起
17aは図10により明らかな如く側壁部15aより内
側に突出していない。
【0020】一方これに対応して身12の左右の側壁部
12aの内面側には凸部18が設けられており、身12
に対し蓋体13を閉じた状態ではこの凸部18によって
可撓部17が内側へ押圧されて屈折変形し、ストッパー
突起17aが側壁部15aより内側に突出されてテープ
カセット40の側部に圧接する状態となる(図11参
照)。このためテープカセット40はケース11内での
ガタつきが防止される。
【0021】また本例のケース11においては、可撓部
17のストッパー突起17aは蓋体13が閉じたときの
み側壁部15aより内側へ突出し、蓋体13が開いたと
きには元の状態、即ち側壁部15aより突出しない状態
に戻るので、ポケット部15に対するテープカセット4
0の出し入れの支障となることはない。
【0022】さらに図12は本発明をいわゆるマイクロ
カセットの収納ケースに適用した例を示している。この
ケース21は、テープカセット50が収納される身22
と、これを開閉する蓋体23とが薄肉のヒンジ部24を
介して一体に成形されてなる。蓋体23の左右の側壁部
23aには夫々二条のスリット25a,25bを設ける
ことによって可撓部26が形成され、その先端部の内面
側にはストッパー突起26aが突設されており、一方こ
れに対応して身22の左右の側壁部22aの内面側には
凸部27が設けられている。
【0023】そして身22に対し蓋体23を閉じた状態
では凸部27によって可撓部26が内側へ押圧されて屈
折変形し、ストッパー突起26aがテープカセット50
に圧接することによってケース21内でのテープカセッ
ト50のガタつきが抑えられる。
【0024】以上、各種のテープカセットの収納ケース
に本発明を適用した例を示したが、本発明はここに示し
た以外のカセット収納ケースに広く適用できるものであ
ることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明は、ケース本
体が二つの分体を組み合わせて構成されるカセット収納
ケースにおいて、一方の分体の側壁部の一部に可撓部を
設けると共に、他方の分体に上記可撓部の外側に対応す
る凸部を設け、二つの分体を合わせた状態では可撓部が
凸部によって内側へ押圧されて変形することによりカセ
ットストッパーとして機能するようにしたので、カセッ
ト収納ケースからのテープカセットの脱落やカセット収
納ケース内でのテープカセットのガタつきを防止するこ
とができる。そして上記構成としたことにより、可撓部
を有する側の分体は可撓部が側壁部より内側に突出しな
い形状に成形できるので、その成形金型はスライドコア
によるパーティングラインが目立つ部分に生じない構造
とすることができ、従って外観性を損なうことなくカセ
ットストッパー機能を有するカセット収納ケースを実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す分解斜視図である。
【図2】上側ケース半体の要部の側面図である。
【図3】図2のA−A断面である。
【図4】図2のB−B断面である。
【図5】可撓部が内側に変形した状態の横断面図であ
る。
【図6】可撓部が内側へ変形した状態の縦断面図であ
る。
【図7】実施例における上側ケース半体の成形金型構造
の説明図である。
【図8】他の実施例を示す斜視図である。
【図9】蓋体の側面図である。
【図10】図9のA−A断面である。
【図11】可撓部が内側へ変形した状態の横断面図であ
る。
【図12】さらに他の実施例を示す斜視図である。
【図13】カセット収納ケースの斜視図である。
【図14】従来例を示す分解斜視図である。
【図15】上側ケース半体の要部の側面図である。
【図16】図15のA−A断面である。
【図17】図15のB−B断面である。
【図18】従来例における上側ケース半体の成形金型構
造の説明図である。
【図19】上側ケース半体に発生するパーティングライ
ンの説明図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 上側ケース半体 3 下側ケース半体 5 可撓部 5a ストッパー突起 6 凸部 11 ケース 12 身 13 蓋体 17 可撓部 17a ストッパー突起 18 凸部 21 ケース 22 身 23 蓋体 26 可撓部 26a ストッパー突起 27 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体が二つの分体を組み合わせて
    構成されるカセット収納ケースにおいて、一方の分体の
    側壁部の一部に可撓部を設けると共に、他方の分体に上
    記可撓部の外側に対応する凸部を設けてなり、上記二つ
    の分体を合わせた状態では上記可撓部が上記凸部によっ
    て内側へ押圧されて変形することによりカセットストッ
    パーとして機能する構造としたことを特徴とするカセッ
    ト収納ケース。
JP4314195A 1992-10-29 1992-10-29 カセット収納ケース Pending JPH06135483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4314195A JPH06135483A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 カセット収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4314195A JPH06135483A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 カセット収納ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06135483A true JPH06135483A (ja) 1994-05-17

Family

ID=18050418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4314195A Pending JPH06135483A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 カセット収納ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06135483A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4102452A (en) Storage case
JPH0415679Y2 (ja)
JPH0320313Y2 (ja)
JPH06135483A (ja) カセット収納ケース
JPH10310187A (ja) カートリッジ収納ケース
EP0415083B1 (en) Cassette container case
JP2571079Y2 (ja) 磁気テープカセット用収納ケース
US5892642A (en) Magnetic disk cartridge
JP2537120Y2 (ja) 記録媒体収容器用ケース
JPH084469Y2 (ja) 磁気テープカセツト収納ケース
JPH0637764Y2 (ja) コンパクト容器
JP2624163B2 (ja) カセットケース
JPH0437526Y2 (ja)
JP2723049B2 (ja) カセット収納ケース
JP2002019808A (ja) 容 器
JPH0743030Y2 (ja) カセット収納ケース
JPH09169383A (ja) 磁気テープカセット用収納ケース
JPH09309582A (ja) テープカセット収納ケース
JP2663872B2 (ja) カセット収納ケース用インデックスカード及びラベルシート
JPH0637768Y2 (ja) コンパクト容器
JPH08102165A (ja) カセット収納ケース
JP2677262B2 (ja) カセットケース
JPH0710657Y2 (ja) コンパクト容器
JPH029708Y2 (ja)
JP2536563Y2 (ja) コンパクト容器の蓋体係止装置