JP2624163B2 - カセットケース - Google Patents

カセットケース

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JP2624163B2
JP2624163B2 JP6007182A JP718294A JP2624163B2 JP 2624163 B2 JP2624163 B2 JP 2624163B2 JP 6007182 A JP6007182 A JP 6007182A JP 718294 A JP718294 A JP 718294A JP 2624163 B2 JP2624163 B2 JP 2624163B2
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Japan
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cassette
lid
tape cassette
case
tape
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JP6007182A
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清人 佐藤
一樹 仲丸
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Sony Corp
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセットを収納す
るカセットケースに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にオーディオ等に用いられるテープ
カセットは、不使用時にはプラスチック製のカセットケ
ースに収納して保管するようにしている。
【0003】従来のカセットケースの一般的な例を図4
に示す。このカセットケース21は、一般に普及してい
るオーディオ用のコンパクトカセット(以下テープカセ
ットという)31を収納するもので、カセットケース本
体としてのケーシング22と蓋体23とにより成り、こ
のケーシング22と蓋体23とはヒンジ部24を介して
開閉回動自在に枢着されている。
【0004】ケーシング22の内面側にはテープカセッ
ト31のリール軸挿入孔32a,32bに挿入されてテ
ープカセット内のリールハブの回転を防止するための係
止突起25a,25bが形成され、一方蓋体23の内面
側にはテープカセット31を保持するためのカセット保
持部26が設けられている。
【0005】従来この蓋体23のカセット保持部26
は、袋状(ポケット状)に形成されており、この袋状の
カセット保持部26にテープカセット31を、その前面
開口部(磁気ヘッドやピンチローラ等が挿入される磁気
テープ露出部)33側から挿入することにより、テープ
カセット31は蓋体23と一体的に回動するように保持
され、ケーシング22に対する出し入れが容易に行なえ
る構造となっている。
【0006】また27はこのカセットケース21に用い
られるインデックスシート(曲目等を記入するシート)
で、このインデックスシート27は蓋体23とテープカ
セット31の間に挟まれる状態でカセットケース21内
に挿入される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
る従来のカセットケースにおいては、次の如き問題点が
ある。
【0008】1.蓋体23のカセット保持部26が袋状
に形成され、この袋状部にテープカセット31をその前
面開口部33側から挿入して保持するようになされてい
るので、薄型化が困難である。即ち、テープカセット3
1には、その表裏両面に、前面開口部33を構成する台
形状の膨出部34が隆起状に形成されているため、この
部分が挿入されるカセット保持部26には充分な空間
(厚み)を必要とし、従ってカセットケース21の全体
としての厚みを薄く形成することはできない。
【0009】2.蓋体23の成形の際に成形不良が起き
やすい。即ち、袋状のカセット保持部26を有する蓋体
23の成形には、その形状の関係から図5に示す如く上
型41と下型42及びスライドコア43によりキャビテ
ィが形成される金型装置が用いられ、射出終了後は上型
41と下型42が上下方向に開くと共にスライドコア4
3が横方向に後退して成形品(蓋体)が取り出される
が、このスライドコア43の後退時にカセット保持部2
6の袋状部分が一時真空状態となり、このため充分に硬
化していないプラスチックが変形し成形不良が発生して
しまう。
【0010】上記問題点のうち、1の薄型化の問題を解
消する目的のカセットケースとしては従来例えば「実開
昭60−163279号公報」に開示される如く、蓋体
とケーシングとに夫々テープカセットの膨出部が収まる
凹部を形成するようにしたものがある。
【0011】しかしながら、ここに開示されているカセ
ットケースは蓋体のカセット保持部がやはり袋状に形成
されているものであるため、上記2の問題点を解決でき
ないばかりか、テープカセットの挿入方向を通常と逆、
即ちテープカセット31をその背面側(誤消去防止爪を
有する側)から蓋体のカセット保持部に挿入する構造を
採らざるを得ない。
【0012】つまりこの場合はテープカセットの前面開
口部を手前側にした状態で出し入れを行なうことになる
ため、指が磁気テープに触れてしまうおそれが大きく、
実用上問題がある。
【0013】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、薄型でかつ成形性が良くしかもテープカセットを前
面開口部側から収納できるカセットケースを実現するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、ケーシングと蓋体とが開閉自在に枢着さ
れて構成されるカセットケースにおいて、蓋体側に、テ
ープカセットの左右両側が係合される係合部を形成し、
この係合部によってテープカセットを蓋体側に保持する
構造となすと共に、ケーシングと蓋体の夫々に、テープ
カセットの前面開口部を構成している膨出部が収まる凹
部を形成してなるものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、ケーシングと蓋体とが開閉自在に枢着さ
れて構成されるカセットケースにおいて、蓋体側に、テ
ープカセットの左右両側部に突出しているガイド用突起
が係合される係合部を形成し、この係合部によってテー
プカセットを蓋体側に保持する構造となすと共に、ケー
シングと蓋体の夫々に、テープカセットの前面開口部を
構成している膨出部が収まる凹部を形成してなるもので
ある。
【0016】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して本発明の実施例
を説明する。図1は本発明によるカセットケースを全体
として示し、このカセットケース1はカセットケース本
体としてのケーシング2と蓋体3とにより成り、このケ
ーシング2と蓋体3とはヒンジ部4を介して開閉回動自
在に枢着されている。具体的には、蓋体3の左右両側壁
3a,3bの外面側に突設された軸に、ケーシング2の
左右両側壁2a,2bの内面側に穿設された軸孔が係合
されており、このヒンジ部4を中心としてケーシング2
に対し蓋体3が開閉回動される如く成されている。
【0017】ケーシング2の内面2cにはテープカセッ
ト31のリール軸挿入孔32a,32bに挿入されてテ
ープカセット内のリールハブの回転を防止するための係
止突起5a,5bが形成され、一方蓋体3の内面3c側
にはテープカセット31を保持するためのカセット保持
部6が設けられている。
【0018】本例のカセットケース1においてはこの蓋
体3のカセット保持部6は、従来の如き袋形状ではな
く、テープカセット31の左右両側を部分的に保持する
開放形状となされており、特に本例ではテープカセット
31の左右両側部に突出されているガイド用突起35
a,35bを利用してテープカセット31を蓋体3に保
持する構造となっている。
【0019】即ち、このガイド用突起35a,35bは
オーディオ用コンパクトカセットの規格として設けられ
ているもので、これに対して本例のカセット保持部6
は、蓋体3の左右両側壁3a,3bに、その先端縁から
内側に向って僅かに突出される係合壁部7a,7bを形
成してなり、テープカセット31をその前面開口部33
側からカセット保持部6に挿入した状態ではこの係合壁
部7a,7bがガイド用突起35a,35bの前方に対
向し、これによってテープカセット31が蓋体3に係合
保持された状態となるように構成されている(図2及び
図3参照)。
【0020】このようにして蓋体3のカセット保持部6
にテープカセット31が保持されることにより、テープ
カセットは蓋体3と一体的に開閉回動し、ケーシング2
に対する出し入れが容易に行なえるものである。
【0021】ここで蓋体3におけるカセット保持部6の
テープカセット厚み方向の寸法は、このカセット保持部
6にテープカセット31が保持された状態で、このテー
プカセット31の前面開口部33を構成している台形状
の膨出部34が突出されるような寸法に形成されている
(図3参照)。
【0022】さらにこのカセットケース1においては、
テープカセット31の表裏両面と対向するケーシング2
及び蓋体3の夫々の内面2c及び3cに、テープカセッ
ト31の前面開口部33を構成している台形状の膨出部
34が収まる凹部8及び9が形成されている。この凹部
8及び9は、テープカセット31をその前面開口部33
側から蓋体3のカセット保持部6に挿入した状態で膨出
部34が収まるような位置に形成してある。
【0023】以上の如き構成を採ることにより本例のカ
セットケース1は、その全体的な厚みが従来のカセット
ケースより一段と薄い薄型形状に形成されている。
【0024】また10は蓋体3とテープカセット31の
間に挟まれた状態でカセットケース1内に挿入されるイ
ンデックスシートで、このインデックスシート10に
は、蓋体3の凹部9に対応する部分、即ちテープカセッ
ト31の膨出部34に対応する部分を膨出部34に倣っ
た形状に凹ませた凹状部11が形成されている。
【0025】この凹状部11はインデックスシート10
の裏側、即ちテープカセット31側から押出し(プレ
ス)によって形成されるもので、従ってインデックスシ
ートの表側にはこの凹形状に対応した形状の出張りが形
成されることになる。
【0026】このようにインデックスシート10に蓋体
3の凹部9と対応した凹状部11を設けたことにより、
テープカセット31はインデックスシート10が邪魔と
なることなくカセットケース1に収納される。
【0027】尚、以上の構成においてカセットケース1
のケーシング2は透明または不透明のプラスチック、蓋
体3は透明のプラスチック、またインデックスシート1
0は所要の硬さを有する紙材によって夫々形成されるも
のである(図2及び図3ではこのインデックスシートの
図示は省略してある)。
【0028】以上に説明した如く本例のカセットケース
1は、蓋体3のカセット保持部6の構造を、従来の如き
袋状とすることなくテープカセット31のガイド用突起
35a,35bを利用して係合保持する構造とすると共
に、ケーシング2及び蓋体3に夫々テープカセット31
の膨出部34が収まる凹部8及び9を形成したことによ
り、カセットケース全体としての厚みを従来のカセット
ケースに比して一段と薄く形成でき、その結果カセット
ケースの保管スペースの省スペース化が図れる。
【0029】また蓋体3のカセット保持部6が袋状では
ないことにより、スライドコアを有する金型装置を用い
て蓋体3を成形した際に従来の如き真空状態が発生する
ことはないので、成形品即ち蓋体3に成形不良が起きる
ことがなく品質が向上する。
【0030】さらにこのカセットケース1は、テープカ
セット31を前面開口部33側から蓋体3のカセット保
持部6に挿入する構造であり、即ち一般のカセットケー
スと同様にテープカセット31の背面部側を手前側にし
た状態で出し入れを行なうことになるため、その際に指
が磁気テープに触れてしまうおそれはない。
【0031】またこのカセットケース1に用いられるイ
ンデックスシート10は、蓋体3の凹部9に対応する部
分に凹状部11を形成してあるので、テープカセット3
1はこのインデックスシート10が何ら障害となること
なく膨出部34が凹部9に収まる状態となる。従ってこ
のインデックスシート10は一般のインデックスシート
と同様に、テープカセット31を充分に覆う大きい面積
のものを用いることができる。
【0032】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は以上の実施例に限ることなく種々の変化変
更が可能なものであることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く本発明のカ
セットケースは、蓋体側にテープカセットの側面部のガ
イド用突起が係合される係合部を形成し、この係合部に
よってテープカセットを蓋体に保持する構造となすと共
に、ケーシング及び蓋体に夫々テープカセットの前面開
口部を構成している膨出部が収まる凹部を形成したこと
により、カセットケースの厚みを薄く形成することがで
き、また蓋体の成形時には従来の如き成形不良が発生す
るおそれがないので品質が低下することはなく、さらに
はテープカセットをその前面開口部側から挿入して蓋体
に保持させる構造を採ることができるので、テープカセ
ットの出し入れの際に指が磁気テープに触れるおそれも
なくなる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】カセットケースの蓋体の正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【図5】蓋体の成形の説明図である。
【符号の説明】
1 カセットケース 2 ケーシング 3 蓋体 6 カセット保持部 7a,7b 係合壁部(係合部) 8,9 凹部 31 テープカセット 34 膨出部 35a,35b ガイド用突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと蓋体とが開閉自在に枢着さ
    れて構成されるカセットケースであって、 上記蓋体側に、テープカセットの左右両側部に突出して
    いるガイド用突起が係合される係合部を形成し、この係
    合部によってテープカセットを上記蓋体に保持する構造
    となすと共に、 上記ケーシング及び上記蓋体の夫々に、テープカセット
    の前面開口部を構成している膨出部が収まる凹部を形成
    してなるカセットケース。
JP6007182A 1994-01-26 1994-01-26 カセットケース Expired - Lifetime JP2624163B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60148247A (ja) * 1984-01-13 1985-08-05 Hitachi Ltd 配電線を用いた信号伝送装置
JPS61152434A (ja) * 1984-12-26 1986-07-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 繊維複合材料の製造方法

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