JPH0613538Y2 - 引出形機器の位置検出装置 - Google Patents

引出形機器の位置検出装置

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JPH0613538Y2
JPH0613538Y2 JP4969088U JP4969088U JPH0613538Y2 JP H0613538 Y2 JPH0613538 Y2 JP H0613538Y2 JP 4969088 U JP4969088 U JP 4969088U JP 4969088 U JP4969088 U JP 4969088U JP H0613538 Y2 JPH0613538 Y2 JP H0613538Y2
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locking
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忠義 藤原
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主回路の断路装置を有する負荷開閉器や遮断
器等の引出形機器において、ハウジングの主回路に対す
る機器の接続位置及び断路位置を検出する位置検出装置
に関する。
〔従来の技術〕
通常、この種引出形機器を備えた配電盤等の設備では、
第4図に示すように、ハウジング(1)内に引出形機器(2)
を前後に移動自在に収納し、機器(2)の後面に突設され
た主回路断路装置(3),(3)を機器(2)の移動により主回路
導体(4),(4)にそれぞれ接続,断路する構成になつてい
る。
この場合、ハウジング(1)内における機器(2)の位置表示
や主回路に接続された他の機器とのインターロックの関
係上、機器(2)の接続位置(同図2点鎖線)及び断路位
置(同図実線)をそれぞれスイッチを用いて検出する必
要がある。
そこで、従来では、第5図及び第6図に示すような位置
検出装置が用いられている。
これは、ハウジングベース(5)上の適所に、リミットス
イッチよりなる接続位置検出用スイッチ(6)及び断路位
置検出用スイッチ(7)をそれぞれ後部及び前部に取着し
た取付板(8)を固定する一方、機器ベース(9)の下面に、
各スイッチ(6),(7)のそれぞれの作動レバー(6a),(7a)の
先端ローラ(6b),(7b)を押圧操作する操作金具(10)を支
持し、機器(2)の接続位置及び断路位置への移動時に、
操作金具(10)によりスイッチ(6)及び(7)をそれぞれ作動
させて各位置を検出するものである。
前記操作金具(10)の前後端部には、スイッチ(6),(7)の
作動を円滑に行うために傾斜θが形成されている。
なお、ハウジングベース(5)には、機器ベース(9)の両側
部に支持された車輪(11)の車軸(12)の上側に位置する機
器飛び上がり防止金具(13)が固定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前述のように引出形機器(2)をハウジング(1)
内に収納する場合、機器(2)の移動を円滑に行なうため
に、ハウジングベース(5)の両側の立上片(14)と,機器
ベース(9)の両側の車軸(12)の端面との間にギャップg
が形成されるのが通例であるが、このギャップgの範囲
内で、スイッチ(6),(7)が取付けられたハウジングベー
ス(5)に対し、操作金具(10)を支持した機器ベース(9)に
振れが生じるため、この振れ量δに応じ、スイッチ(6),
(7)の作動タイミングにS=δ/tanθなる寸法のばらつ
きが生じる。
しかも、この種のスイッチ(6),(7)では、オンからオ
フ,オフからオンの応答位置が異なることから、位置検
出位置にばらつきが生じ、前述の振れによるばらつきS
に応答位置によるばらつきが加わり、位置検出精度が非
常に悪くなる。
この結果、スイッチ(6),(7)の作動位置等の現場合わせ
的な調整作業が不可欠なものとなり、繁雑な作業を強い
られ、多くの労力を要する問題がある。
さらに、従来の位置検出装置では、両スイッチ(6),(7)
がハウジングベース(5)上に露出する構成であるため、
配電盤等の設備内での組立作業等でスイッチ(6),(7)を
破損する恐れがある。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に留意
してなされたものであり、その目的とするところは、ハ
ウジングベースに対する機器ベースの振れやスイッチ自
身の応答位置の相異にかかわらず引出形機器の接続位置
及び断路位置を正確に検出でき、かつスイッチの保護を
兼ね備えた引出形機器の位置検出装置を提供しようとす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対
応する第1図を用いて説明する。
本考案による引出形機器の位置検出装置は、ハウジング
(1)内に移動自在の引出形機器(2)に設けられ該機器(2)
の下面より突出する鎖錠金具(18)と、ハウジングベース
(5)上に固定され前記鎖錠金具(18)が嵌まり込んで前記
機器(2)をそれぞれ接続位置及び断路位置に位置決めす
る接続位置用鎖錠穴(22)及び断路位置用鎖錠穴(23)を有
する鎖錠受け(21)と、該鎖錠受け(21)の内側の前記各鎖
錠穴(22),(23)のそれぞれの近傍に取付けられそれぞれ
前記鎖錠穴(22),(23)に嵌まり込んだ前記鎖錠金具(18)
により作動する接続位置検出用スイッチ(25)及び断路位
置検出用スイッチ(26)とを備えたことを特徴としてい
る。
〔作用〕
ハウジング(1)内の引出形機器(2)は、主回路との接続位
置及び断路位置においてそれぞれ、機器(2)に設けられ
た鎖錠金具(18)がハウジングベース(5)上の鎖錠受け(2
1)における接続位置用鎖錠穴(22)及び断路位置用鎖錠穴
(23)にそれぞれ嵌まり込むことにより、機器(2)の移動
が阻止されて位置決めされる。
このとき、各鎖錠穴(22),(23)にそれぞれ嵌まり込んだ
鎖錠金具(18)により、鎖錠受け(21)の内側の接続位置検
出用スイッチ(25)及び断路位置検出用スイッチ(26)が直
接押圧操作されて作動し、それぞれ接続位置及び断路位
置が検出される。
前記両スイッチ(25),(26)は鎖錠受け(21)の内側に取付
けられることにより、ハウジングベース(5)上に露出す
ることはない。
〔実施例〕
つぎに、本考案の1実施例につき、第1図ないし第3図
を用いて説明する。なお、前記と同一記号は同一もしく
は相当するものを示すものとする。
これらの図面において、(15)は引出形機器(2)の機器ベ
ース(9)上に固定された1対の軸受板(16),(16)間に回転
自在に支持され機器(2)の移動方向,すなわち前後方向
に長い角軸状の回動軸、(17)は回動軸(15)の前部に一体
に設けられ前側の軸受板(16)より前方へ突出したL形の
鎖錠解錠ハンドルである。
(18)は回動軸(15)にねじ止めされて支持された鎖錠金具
であり、機器ベース(9)に透設された角孔(19)を通して
鎖錠金具(18)の下部が下方へ導出されている。(20)は回
動軸(15)の外側に巻装されて支持されたねじりコイルば
ねであり、該ばね(20)の一端(20a)が鎖錠金具(18)に係
止すると共に、他端(20b)が機器ベース(9)上に当接し、
鎖錠金具(18)を介して回動軸(15)を右回転方向に回動付
勢しており、鎖錠金具(18)が角孔(19)の端縁に当接した
状態に保持され、その下部が下方へ突出する。
(21)はハウジングベース(5)上の鎖錠金具(18)に対応し
た位置に固定された前後方向に長い断面ほぼ逆凹状の鎖
錠受け、(22)及び(23)は鎖錠受け(21)の後部位置及び前
部位置における右側上部にそれぞれ透設された接続位置
用鎖錠穴及び断路位置用鎖錠穴であり、機器(2)の接続
位置及び断路位置においてそれぞれ、機器(2)の鎖錠金
具(18)が鎖錠穴(22),(23)に側面から嵌まり込み、機器
(2)の移動を阻止する。
(24)及び(25)は鎖錠受け(21)の内側上面における鎖錠穴
(22),(23)にそれぞれ近接した位置にねじ止めされそれ
ぞれの作動レバー(24)′,(25)′が鎖錠穴(22),(23)に位
置した接続位置検出用スイッチ及び断路位置検出用スイ
ッチであり、リミットスイッチからなり、それぞれ鎖錠
穴(22),(23)に嵌まり込んだ鎖錠金具(18)により押圧操
作される。
(26)は鎖錠受け(21)の前面に形成された傾斜案内面であ
り、機器(2)をハウジング(1)内へ挿入する際、鎖錠金具
(18)の下部が案内面(26)に当接すると共に、機器(2)の
後方への移動に伴なつて鎖錠金具(18)が案内面(26)を摺
接しながらその傾斜に沿つて左回転方向に回動され、鎖
錠受け(21)の右側上縁に案内される。
そして、引出形機器(2)が断路位置に達すると、第2図
及び第3図に示すように、ばね(20)により回動付勢され
た鎖錠金具(18)が鎖錠受け(21)の鎖錠穴(23)に右側より
嵌まり込み、機器(2)の前後の移動が阻止されて断路位
置に位置決めされる。
このとき、鎖錠穴(23)の鎖錠金具(18)により作動レバー
(25)′が押圧されてスイッチ(25)が作動し、断路位置が
検出される。
つぎに、この状態より機器(2)を接続位置へ移動する場
合は、まず、ハンドル(17)を左回転方向に回動し、第2
図1点鎖線のように、鎖錠金具(18)を鎖錠穴(23)より解
錠し、続いて機器(2)を後方へ移動させる。
その後、ハンドル(17)を放すと、鎖錠金具(18)はばね(2
0)によつて鎖錠受け(21)の右側上縁に当接し、機器(2)
の移動とともに鎖錠受け(21)に摺接する。
そして、機器(2)が接続位置に到達すると、鎖錠金具(1
8)が鎖錠穴(22)に嵌まり込んで機器(2)の位置決めが行
われ、同時に、当該鎖錠金具(18)によりスイッチ(24)が
作動し、接続位置が検出される。
ここで、ハウジングベース(5)に対し機器ベース(9)に左
右方向の振れがあつても、鎖錠穴(22),(23)に嵌まり込
んだ鎖錠金具(18)によりスイッチ(24),(25)が操作され
るため、スイッチ(24),(25)の動作位置が機器(2)の移動
方向にずれることがなく、常に一定となり、スイッチ(2
4),(25)のオンからオフ,オフからオンの応答位置の相
違によるずれも生じない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の引出形機器の位置検出装
置によると、引出形機器を接続位置及び断路位置にそれ
ぞれ鎖錠する鎖錠金具と,各位置検出用スイッチとを組
み合わせ、鎖錠金具が鎖錠受けの各鎖錠穴に嵌まり込ん
だとき、該鎖錠金具により鎖錠受けの内側の各スイッチ
を作動させて、機器の接続位置及び断路位置を検出する
ようにしたため、各スイッチの動作位置にばらつきが生
じなく、常に一定となり、正確な位置検出が実現すると
共に、従来のようなスイッチの現場合わせ的な調整作業
が不要になり、しかも、各スイッチはハウジングベース
上に露出せず、破損の恐れがなくなる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案による引出形機器の位置検
出装置の1実施例を示し、第1図は要部の斜視図、第2
図及び第3図は断路位置における要部の切断正面図及び
切断側面図、第4図はハウジングとこれに収納された引
出形機器との関係を示す概略側面図、第5図及び第6図
は従来の位置検出装置を示す平面図及び正面図である。 (1)……ハウジング、(2)……引出形機器、(5)……ハウ
ジングベース、(9)……機器ベース、(18)……鎖錠金
具、(21)……鎖錠受け、(22)……接続位置用鎖錠穴、(2
3)……断路位置用鎖錠穴、(24)……接続位置検出用スイ
ッチ、(25)……断路位置検出用スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内に移動自在に設けられた引出
    形機器が前記ハウジングの主回路に接続した位置及び主
    回路から断路した位置をそれぞれ検出する引出形機器の
    位置検出装置において、 前記引出形機器に設けられ該機器の下面より突出する鎖
    錠金具と、ハウジングベース上に固定され前記鎖錠金具
    が嵌まり込んで前記機器をそれぞれ接続位置及び断路位
    置に位置決めする接続位置用鎖錠穴及び断路位置用鎖錠
    穴を有する鎖錠受けと、該鎖錠受けの内側の前記各鎖錠
    穴のそれぞれの近傍に取付けられそれぞれ前記鎖錠穴に
    嵌まり込んだ前記鎖錠金具により作動する接続位置検出
    用スイッチ及び断路位置検出用スイッチとを備えた引出
    形機器の位置検出装置。
JP4969088U 1988-04-13 1988-04-13 引出形機器の位置検出装置 Expired - Lifetime JPH0613538Y2 (ja)

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JPH01157513U JPH01157513U (ja) 1989-10-31
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KR101106899B1 (ko) * 2009-10-07 2012-01-25 엘에스산전 주식회사 포지션 스위치 및 이를 구비한 회로 차단기

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