JPH06135290A - バンパービーム - Google Patents

バンパービーム

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Publication number
JPH06135290A
JPH06135290A JP31082292A JP31082292A JPH06135290A JP H06135290 A JPH06135290 A JP H06135290A JP 31082292 A JP31082292 A JP 31082292A JP 31082292 A JP31082292 A JP 31082292A JP H06135290 A JPH06135290 A JP H06135290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bumper beam
bumper
load
load surface
flanges
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31082292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyuuji Iida
修士 飯田
Kiyotaka Nakai
清隆 中井
Hideo Sakai
英男 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP31082292A priority Critical patent/JPH06135290A/ja
Publication of JPH06135290A publication Critical patent/JPH06135290A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vibration Dampers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 繊維強化合成樹脂が圧縮強度が低い特性を有
するので、この特性を最大限に補強したバンパービーム
を開発する。 【構成】 バンパービームの荷重面の面積を、その背面
の面積より大とし、その中立軸に近い方の面を荷重面と
して配す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化合成樹脂材料
よりなるバンパービームに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の軽量化及び資源の再利用の観点か
ら、スチール製のバンパービームに代って、補強繊維を
混入した強化プラスチック製のバンパービームが実用化
されている。その一例が特開昭62−128732号公
報に開示される。この公知例は、補強繊維を混入した強
化プラスチックを、開口縁にフランジを有する断面チャ
ンネル状の部材に成形し、対のこの部材の向い合うフラ
ンジを固定させ箱形にし、これをバンパービームとして
いる。この例は、荷重面側に衝撃吸収体を配し、且つ背
面を車体側のステイに固定させる。
【0003】従来例のバンパービームのフランジは、該
ビームの剛性を高めるものの、主に衝撃吸収体の取付部
材として用いるのであるから、バンパービームの中立軸
にほゞ位置させる。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】前述の如く、従来の
ものは、フランジを衝撃吸収体の取付に利用するので、
バンパービームの中立軸にほゞ位置し、負荷部材として
利用されていない。このため、所定の衝撃力を吸収する
には製品重量が増大するため効率の悪い形状である。そ
れ故に、本発明は、前述した従来例の不具合を解消させ
ることを解決すべき課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的には、断面チャンネル形の本
体の開口縁のフランジ間に連結プレートを固定させる技
術的手段を用いる。
【0006】具体的には、本発明は、車体側に二点支持
され、その外側面を荷重面とさせる合成樹脂複合材料か
らなるバンパービームにおいて、荷重面の面積を反対側
の背面の面積より大とさせるバンパービームを提供する
ことを課題とする。
【0007】好ましくは、本体が断面チャンネル状で、
開口を連結プレートで閉じ、ビーム本体の中立軸より近
い方の面を荷重面とさせる。
【0008】本発明によれば、繊維強化合成樹脂材が圧
縮に弱いことから、圧縮荷重を受けるバンパービームの
荷重面の面積を大とさせている。このことにより、応力
の緩和が可能となり、且つ大きな変位量のため、バンパ
ーステーに無理な力が作用せず、背面のこの部分の圧縮
力を限りなく小とさせ得る。ビーム本体のフランジが、
圧縮力に対する強度を高めるのに役立つ。
【0009】
【実施例】繊維強化合成樹脂成形体よりなるバンパービ
ーム1は、断面チャンネル状の本体2と、該本体2の開
口縁に一体に設け且つ側外方に張出すフランジ3と、両
フランジ3、3間をまたぐ連結プレート4よりなる。図
1に示す如く、樹脂発泡体の衝撃吸収体5を、バンパー
ビーム1の連結プレート4の荷重面側即ち外側面に当
て、これを、表皮6をフランジ3、3に固着することで
支持させ、バンパーを完成させる。バンパーは、車体側
のステー7に本体2の背面をボルト8を用いて固定する
ことで、車体に支持される。バンパーステー7は、一般
的には、車巾方向に二個設けられるので、両バンパース
テー7、7間に外力が作用すると、バンパービーム1の
中央部では、荷重面側に圧縮応力、背面側に引張応力が
発生する。
【0010】バンパービーム1の本体2と連結プレート
4の製造について述べる。直径13μmのガラス繊維を
1800本束にしたヤーンを所定密度にポリプロピレン
樹脂中に含浸させたプリプレグ材料(三井東圧化学
(株)製PP−GF−SB)を繊維方向の長さを120
0mm、巾を300mmに切断し、これをA素材とする。繊
維方向の長さを300mm、巾を300mmに切断したもの
をB素材とする。A素材とB素材とを繊維方向を直交さ
せ交互に千回積層させ、その上にA素材2枚を重ね、さ
らに、A素材とB素材とを交互に重ね、18枚重ねとし
たものをC素材とする。これとは別に、B素材、A素材
の積層体間の中央に二枚のA素材を介在させ、8枚重ね
たD素材を作る。
【0011】C素材とD素材とを210℃に加熱し、図
3の上型9内にC素材を入れ、ポンチ等にて、断面チャ
ンネル状の本体2とフランジ3、3を成形する。さら
に、本体2内にポリプロピレン樹脂の15倍発泡体10
を詰め、その上にC素材の連結プレート4を配す。上下
の金型9、10を70℃に加熱、10kg/cm2 のプレス
圧にて、1分間保圧し、バンパービーム1を得る。
【0012】長さ1200mmのバンパービーム1を10
00m間隔のステー7に常法に従い固定し、発泡体を1
1を介して、厚み20mm、巾120mm、長さ500mmの
鉄板12をバンパービーム1の中央部にのせ、その上か
ら負荷(w、w)を加えた(図4参照)。比較例とし
て、特開昭62−128732号公報の教示に従い、そ
の第2図の形状のものを製作した。その破壊テストの結
果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】テストから得られた荷重と変位量の関係を
図5に示す。表1から分るように、本実施例品の破壊に
対する最大荷重は、従来例の比較例より4倍近く高めら
れ、本実施例品は、変位量も大きく、衝撃に対する吸収
効率も高い。
【0015】本実施例品は、バンパービーム1の断面の
中立軸からの近い方の面を荷重面とさせ、荷重面となる
連結プレート4とフランジ3、3にて圧縮荷重を受ける
ので、従来例より受圧面積が大となり応力の緩和を可能
にさせる。
【0016】補強繊維に含浸せしめる樹脂としては、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、ポリ
イミド、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテ
ルケトン、アクリロニトリル・スチレン共重合樹脂、無
水マレイン酸変性ポリスチレン樹脂等が挙げられるが、
必ずしもこれらに限定されるものではない。
【0017】図6に示すように、連結プレート4とは反
対側の外壁面に補強プレート13を本体2に一体成形さ
せ、補強プレート13を荷重面とさせてもよい。
【0018】
【効果】図5に示すように、本発明によるバンパービー
ムは、荷重に対する変位が大であり、衝撃吸収力が高
く、バンパーステーの横方向の変位がきわめて小さい。
従って、バンパーステー部のバンパービームの背面への
圧縮力並びに荷重面の引張力は小さなものとなる。もし
必要なら、バンパービームの背面のバンパーステー部に
補強プレートを付すことで、バンパービームをより強固
なものとさせ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の使用状態を示す部分斜視図であ
る。
【図2】樹脂を含浸させた強化繊維を示す平面図であ
る。
【図3】バンパービームの成形状態を示す斜視図であ
る。
【図4】バンパービームのテスト状態を示す平面図であ
る。
【図5】バンパービームの変位と荷重の関係を示すグラ
フ図である。
【図6】本発明の他の例の断面図である。
【符号の説明】
1 バンパービーム 2 本体 3、3 フランジ 4 連結プレート 7 バンパーステー 9、10 金型 13 補強プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 英男 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に二点支持され、その外側面を荷
    重面とさせる合成樹脂複合材料からなるバンパービーム
    において、荷重面の面積を反対側の背面の面積より大と
    させるバンパービーム。
  2. 【請求項2】 開口縁に側外方に延在する断面略チャン
    ネル状の本体と、両フランジ間に橋渡しされた連結プレ
    ートを有し、連結プレートを荷重面とする請求項1記載
    のバンパービーム。
  3. 【請求項3】 ビーム本体の中立軸より近い方の面を荷
    重面とさせ且つ荷重面の面積をその反対側の背面の面積
    より大とする繊維強化合成樹脂製のバンパービーム。
JP31082292A 1992-10-27 1992-10-27 バンパービーム Pending JPH06135290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31082292A JPH06135290A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 バンパービーム

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JP31082292A JPH06135290A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 バンパービーム

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Publication Number Publication Date
JPH06135290A true JPH06135290A (ja) 1994-05-17

Family

ID=18009834

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31082292A Pending JPH06135290A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 バンパービーム

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JP (1) JPH06135290A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005212587A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Toyota Motor Corp バンパリインフォースメント
WO2011125223A1 (ja) 2010-04-09 2011-10-13 トヨタ自動車株式会社 バンパリインフォースメント構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005212587A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Toyota Motor Corp バンパリインフォースメント
WO2011125223A1 (ja) 2010-04-09 2011-10-13 トヨタ自動車株式会社 バンパリインフォースメント構造
US8967687B2 (en) 2010-04-09 2015-03-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Bumper reinforcement structure

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